[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6598281B1 - 手鋸 - Google Patents

手鋸 Download PDF

Info

Publication number
JP6598281B1
JP6598281B1 JP2019531488A JP2019531488A JP6598281B1 JP 6598281 B1 JP6598281 B1 JP 6598281B1 JP 2019531488 A JP2019531488 A JP 2019531488A JP 2019531488 A JP2019531488 A JP 2019531488A JP 6598281 B1 JP6598281 B1 JP 6598281B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
saw
forward path
end side
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019531488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020202463A1 (ja
Inventor
昌三 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UM KOGYO Inc
Original Assignee
UM KOGYO Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UM KOGYO Inc filed Critical UM KOGYO Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP6598281B1 publication Critical patent/JP6598281B1/ja
Publication of JPWO2020202463A1 publication Critical patent/JPWO2020202463A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B33/00Sawing tools for saw mills, sawing machines, or sawing devices
    • B27B33/02Structural design of saw blades or saw teeth
    • B27B33/10Hand saw blades
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/121Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D49/00Machines or devices for sawing with straight reciprocating saw blades, e.g. hacksaws
    • B23D49/10Hand-held or hand-operated sawing devices with straight saw blades
    • B23D49/14Pad saws
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B27WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
    • B27BSAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
    • B27B21/00Hand saws without power drive; Equipment for hand sawing, e.g. saw horses
    • B27B21/04Cross-cut saws; Pad saws

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Knives (AREA)

Abstract

スムーズな切断作業を確保することができ、被切断物に対する鋸刃の切込み圧力を、刃渡り部の手前側から先端側の何れの位置においても十分に加えることができる、切れ味のよい手鋸の提供を課題とする。鋸身の表側面と裏側面に対して交互に面一に立ち上がる鋸歯30の縦刃付面一側面31に、前縦刃VE1と後縦刃VE2とを備え、且つ各鋸歯30の先端部に先端傾斜カット面40を備えた手鋸であって、鋸の刃先ラインLに対する各鋸歯30の前縦刃VE1の入射角度αを、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて徐々に大きくなるよう構成してある。

Description

本発明は手鋸に関する。
従来の一般的な手鋸は、その歯が等ピッチで配列されたものが多い。
例えば等ピッチの引き鋸を用いて木材等の被切断物を切る場合、刃渡り部の先端側では、刃渡り部の手元側に比べて被切断物に対する切断の押圧力が弱くなる傾向にある。
このためカーブソーと呼ばれる、鋸の刃渡り部が湾曲した鋸も数多く提供されている。鋸身が刃渡り部の先端側でカーブすることで、先端側でも被切断物に加わる押圧力が低下しないようにすることができる。
但しカーブソーの場合は、鋸の刃渡り部が湾曲するのが好まれない種類の鋸には適用できない問題がある。
このため手鋸に配列された歯のピッチを徐々に変更することで、被切断物に対する押圧力が低くなり易い先端側の歯ピッチを手元側よりも大きくした手鋸も提供されている(特開2008−23845号)。
特開2008−23845号公報
上記特許文献1の鋸刃の場合、配列された複数の歯ピッチを刃渡り部の手前側から先端側へ徐々に大きくしたことで、刃渡り部の先端側での被切断物に対する切込み圧力の低下を防いで、先端側での切断力を維持することができる。しかし、その一方で刃渡り部の先端側では歯のピッチが大きくなるため、その分、歯の間隔が大きくなって、鋸が被切断物に引っ掛かり易くなる問題があった。
そこで本発明は上記従来技術の問題点を解消し、切断作業中に、鋸歯が被切断物に容易に引っ掛かってしまうことなく、スムーズな切断作業を確保することができる手鋸の提供を課題とする。加えて、被切断物に対する鋸刃の切込み圧力を、刃渡り部の手前側から先端側の何れの位置においても十分に加えることができる、切れ味のよい手鋸の提供を課題とする。
上記課題を達成するため本発明の手鋸は、鋸身の長手方向の側縁面から立ち上がる複数の鋸歯を刃渡り部に備え、各鋸歯は鋸身の表側面と裏側面に対して交互に面一に立ち上がる縦刃付面一側面を備え、各縦刃付面一側面は、鋸の往動方向の前方にある前側辺を前縦刃とし、鋸の往動方向の後方にある後側辺を後縦刃として備え、且つ各鋸歯の先端部には、該先端部を斜めに切断してなる先端傾斜カット面を備えた手鋸であって、鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の前記前縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成し、且つ鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを第1の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第1の特徴に加えて、先端傾斜カット面には、前縦刃の先端と後縦刃の先端との間を接続するカット面後縦刃を構成し、鋸の刃先ラインに対する前記カット面後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを第2の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第1又は第2の特徴に加えて、先端傾斜カット面には、前縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面前横刃と、後縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面後横刃とを構成し、前記縦刃付面一側面に対する前記カット面前横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してあることを第3の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第3の特徴に加えて、縦刃付面一側面に対するカット面後横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを第4の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第1〜第4の何れかの特徴に加えて、刃先ラインは、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて直線に構成してなる直線鋸であることを第5の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第1〜第5の何れかの特徴に加えて、各鋸歯のピッチを、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してあることを第6の特徴としている。
また本発明の手鋸は、上記第1〜第6の何れかの特徴に加えて、手鋸は引き鋸とし、刃渡り部の往路始端側を鋸元側とすると共に刃渡り部の往路終端側を鋸先側としたことを第7の特徴としている。
請求項1に記載の手鋸によれば、鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の前縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成している。
鋸歯の前縦刃の入射角度が往路始端側で小さいので、往路での鋸の挽き始めにおいて、前縦刃が被切断物に引っ掛かって動かなくなる等の不都合を確実に軽減することができる。よってスムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、鋸の挽き始めがスムーズにゆけば、慣性的にそのまま挽き終わりまで引っ掛かることなく動く場合が多いので、前縦刃の刃先ラインに対する入射角度を徐々に大きくしていくことで、前縦刃による被切断物に対する切込み圧力を徐々に増加してゆくことができ、その分一回の往路挽き作業でより深く切り込むことができる。
よって請求項1の手鋸によれば、スムーズは鋸挽き作業を確保することができると共に、被切断物に対する鋸刃の切込み圧力を十分に加えて、1回毎の鋸挽き作業で良好な切断量を得ることができる手鋸を提供することができる。
加えて、請求項1に記載の手鋸によれば、鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してある。
従って往路終端側である復路始端側では、復路での切込み刃となる後縦刃の入射角度が小さく抑えられる。よって復路での挽き始めにおいて、鋸刃が被切断物に容易に引っ掛かって停止してしまうのを予防し、復路でのスムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、復路での鋸挽きがスムーズに開始されると、慣性的にそのまま挽き終わりまで引っ掛かることなく挽ける。勿論、復路終端側では後縦刃の入射角度が大きくなるので、復路挽きにおいても後縦刃による切込みも期待できる。
即ち、後縦刃の入射角度を往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくしていくことで、復路でのスムーズな鋸挽きと後縦刃による更なる切込みも期待できる。よって往路と復路の両方で、よりスムーズな鋸の切断作業と良好な切れ味を確保することができる。
また請求項2に記載の手鋸によれば、上記請求項1に記載の構成による作用効果に加えて、先端傾斜カット面には、前縦刃の先端と後縦刃の先端との間を接続するカット面後縦刃を構成し、鋸の刃先ラインに対する前記カット面後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成している。
カット面後縦刃は、後縦刃と共に復路での切込み刃となる。
カット面後縦刃の入射角度が往路終端側にかけて小さくなることは、復路始端側でのカット面後縦刃の入射角度が小さく抑えられることになる。
従って先端傾斜カット面を備えた手鋸において、復路での挽き始めに鋸刃が被切断物に引っ掛かって停止するのを良好に防いで、復路でのよりスムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、鋸の挽き始めがスムーズにゆけば、慣性的にそのまま挽き終わりまで引っ掛かることなく動く場合が多いので、復路全体でのスムーズな挽き作業を確保することができる。勿論、復路の後半において、先端傾斜カット面のカット面後縦刃の入射角度が大きくなることで、復路でのカット面後縦刃による更なる切込みも期待できる。
よって請求項2の手鋸によれば、先端傾斜カット面を備えた手鋸において、往路と復路の両方で、一層スムーズな鋸の切断作業を確保することができると共に、被切断物に対する鋸刃の切込み圧力を十分適切に加えることができる。
また請求項3に記載の手鋸によれば、上記請求項1又2に記載の構成による作用効果に加えて、先端傾斜カット面には、前縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面前横刃と、後縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面後横刃とを構成し、前記縦刃付面一側面に対する前記カット面前横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してある。
前縦刃が往路挽きの際に被切断物を鋸歯の深さ方向である縦方向に切込む刃であるのに対して、カット面前横刃は往路挽きの際に被切断物を鋸身の厚み方向である横方向に削り取っていく刃である。
よってカット面前横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成することで、往路の挽き始めの位置ではカット面前横刃の開角度が小さくなり、カット面前横刃による抵抗が少なくなる。即ち、往路挽きをスムーズに開始することができる。そして往路挽きがスムーズに開始された後は、カット面前横刃の開角度が徐々に大きくなることで、カット面前横刃による被切断物への削り取りの切込み力を徐々に高めていくことで、横方向での削り取り量をスムーズに増やしていくことができる。
また請求項4に記載の手鋸によれば、上記請求項3に記載の構成による作用効果に加えて、縦刃付面一側面に対するカット面後横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してある。
カット面後横刃は、復路挽きの際に被切断物の切溝から切粉を排出する機能を主として果たす。勿論、復路挽きにおいて、被切断物を鋸身の厚み方向である横方向に削り取っていく機能もある。
よってカット面後横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成することで、復路の挽き始めの位置では、カット面後横刃の開角度が小さくなる。このため復路挽きの始めでのカット面後横刃による抵抗が少なくなり、復路挽きをスムーズに開始することができる。そして一旦、復路挽きがスムーズに開始された後は、カット面後横刃の開角度が徐々に大きくなることで、カット面後横刃による被切断物の切溝からの切粉の排出を効率よく行うことができる、勿論、復路挽きでの削り取り量の増加も期待できる。
また請求項5に記載の手鋸によれば、上記請求項1〜の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、刃先ラインは、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて直線に構成してなる直線鋸であるので、刃先が直線であるにもかかわらず、鋸挽きの際に被切断物に引っ掛かって停止することなく、且つ十分な切込み量で速やかに切断を行うことができる鋸を提供することができる。
また請求項6に記載の手鋸によれば、上記請求項1〜の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、各鋸歯のピッチを、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してある。
配列された複数の鋸歯のピッチを刃渡り部の往路始端側から往路終端側へ徐々に大きくすることで、刃渡り部の往路終端側での被切断物に対する切込み圧力の低下を防いで、先端側での切断力を維持することができる。しかし、その一方で往路終端側では歯のピッチが大きくなるため、その分、歯の間隔が大きくなって、鋸が被切断物に引っ掛かり易くなる。
このピッチ変更による、利点と欠点は、これを上記請求項1〜において述べた前縦刃の入射角度、後縦刃の入射角度、カット面前横刃の開角度、カット面後横刃の開角度における増減調整と組み合わせることで、被切断物の性状に応じて、よりスムーズな鋸挽き作業と良好な切れ味を持つ手鋸を提供することができる。
また請求項7に記載の手鋸によれば、上記請求項1〜の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、手鋸は引き鋸とし、刃渡り部の往路始端側を鋸元側とすると共に刃渡り部の往路終端側を鋸先側とした。引き鋸は、鋸を手前に引く際に被切断物に切り込んでいく鋸である。
本請求項による手鋸によれば、引き鋸において、スムーズな鋸挽き作業と良好な切れ味を持ち、上記請求項1〜の何れかに記載の構成による作用効果を有する手鋸を得ることができる。
本発明の実施形態に係る手鋸を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る手鋸の要部を説明する図である。 本発明の実施形態に係る手鋸の鋸歯を示し、(A)は部分拡大正面図、(B)は底面図である。 本発明の実施形態に係る手鋸の鋸歯の斜視図である。
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る手鋸を説明する。
先ず図1を参照して、本発明の実施形態の1つである手鋸1は、グリップ部10と鋸身20とを備える。鋸身20の刃渡り部21に複数の鋸歯30が備えられている。
ところで、図に示す手鋸1は折り畳み鋸としては表現されていないが、折り畳み鋸であってもよい。また図に示す手鋸1は鋸身20の片側だけに鋸歯30が備えられた刃渡り部21がある片刃鋸であるが、これに限定されず、鋸身20の両側に刃渡り部21がある両刃鋸であってもよい。
本発明の実施形態の手鋸1は、片手鋸で且つ引き鋸として構成されている。
鋸には引き鋸と押し鋸とがある。
引き鋸は、鋸身を手前に引いて往動させる際に、主として被切断物に切り込んでいくタイプの鋸である。引き鋸の複動では鋸身が前方へ押される。
一方、押し鋸は、鋸身を前方へ押して往動させる際に、主として被切断物に切り込んでいくタイプの鋸である。押し鋸の複動では鋸身が手前に引かれる。
上記本実施形態の手鋸1は引き鋸であるが、押し鋸であってもよい。
図2〜図4も参照して、手鋸1の前記刃渡り部21に備えられた複数の各鋸歯30は、鋸身20の長手方向の側縁面20cから立ち上がるように構成している。
各鋸歯30は、鋸身20の表側面20aと裏側面20bに対して交互に面一に立ち上る縦刃付面一側面31を備えている。
縦刃付面一側面31の一対の側辺31a、31bのうち、手鋸1の往動方向D1の前方にある前側辺31aを前縦刃VE1とし、往動方向D1の後方にある後側辺31bを後縦刃VE2としている。
前記において、手鋸1が引き鋸の場合、往動方向D1は鋸を手前に引く方向となる。従って図1、図2を参照して、本実施形態に係る手鋸1は引き鋸であるので、刃渡り部21の鋸元1a側が引き鋸の往動方向D1の前方となり、鋸先1b側が引き鋸の往動方向D1の後方となる。別の言い方をすれば、引き鋸の場合は、刃渡り部21の鋸元1a側が刃渡り部21の往路始端側21aとなり、鋸先1b側が刃渡り部21の往路終端側21bとなる。
一方、押し鋸の場合は、刃渡り部21の鋸先1b側が押し鋸の往動方向D2の前方となり、鋸元1a側が押し鋸の往動方向D2の後方となる。別の言い方をすれば、押し鋸の場合は、逆に刃渡り部21の鋸先1b側が往路の始端側となり、鋸元1a側が往路の終端側となる。
本実施形態に係る手鋸1においては、引き鋸として、鋸の刃先ラインLに対する各鋸歯30の前縦刃VE1の入射角度αを、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に大きくなるように構成してある。より具体的には、刃渡り部21の往路始端側21aにある往路始端鋸歯30sから往路終端側21bにある往路終端鋸歯30eにかけて、各鋸歯30の前縦刃VE1の入射角度αが徐々に大きくなるように構成している。
勿論、押し鋸の場合は、鋸先1b側が往路の始端側となり、鋸元1a側が往路の終端側となり、前縦刃VE1の入射角度αの変化の増加方向が、引き鋸の場合と逆になる。
引き鋸である本実施形態の手鋸1では、鋸歯30の前縦刃VE1の入射角度αが往路始端側21aで小さいので、往路での鋸の挽き始めにおいて、前縦刃VE1が被切断物Wに引っ掛かって動かなくなる等の不都合を確実に軽減することができる。即ち、スムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、鋸の挽き始めがスムーズにいけば、慣性的にそのまま挽き終わりまで被切断物Wに引っ掛かることなく動き易い。そして前縦刃VE1の刃先ラインLに対する入射角度αが徐々に大きくなっていくことで、前縦刃VE1による被切断物Wに対する切込み圧力を徐々に増加していくことができ、一回毎の往路挽き作業においてより深く切込んで良好な切断量を得ることができる。
本実施形態に係る手鋸1においては、引き鋸として、鋸の刃先ラインLに対する各鋸歯30の後縦刃VE2の入射角度β1を、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に小さくなるように構成してある。より具体的には、刃渡り部21の往路始端側21aにある往路始端鋸歯30sから往路終端側21bにある往路終端鋸歯30eにかけて、各鋸歯30の後縦刃VE2の入射角度β1が徐々に小さくなるように構成している。
従って刃渡り部21の往路終端側21bである復路始端側では、復路での切込み刃となる後縦刃VE2の入射角度β1が小さく抑えられる。よって復路での挽き始めにおいて、鋸刃が被切断物Wに容易に引っ掛かって停止してしまうのを予防し、復路でのスムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、復路での鋸挽きがスムーズに開始されると、慣性的にそのまま挽き終わりまで引っ掛かることなく挽ける。勿論、刃渡り部21の往路始端側21aである復路終端側では後縦刃VE2の入射角度β1が大きくなるので、復路挽きの後半には後縦刃VE2による切込みも期待できる。
よって後縦刃VE2の入射角度β1を往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に大きくしていくことで、復路でのスムーズな鋸挽きと後縦刃VE2による更なる切込みも期待できる。よって往路と復路の両方で、よりスムーズな鋸の切断作業と良好な切れ味を確保することができる。
なお後縦刃VE2は、前縦刃VE1が主たる切込み刃であるのに対し、一般には従たる縦刃と言える。
各鋸歯30の先端部には、該先端部を斜めに切断してなる先端傾斜カット面40を構成している。
先端傾斜カット面40には、その先端傾斜カット面40に属する3つの縁辺40a、40b、40cのうち、前記縦刃付面一側面31の前記前縦刃VE1(前側辺31a)の先端と前記後縦刃VE2(後側辺31b)の先端とを接続する縁辺40bを、カット面後縦刃VE3としている。
カット面後縦刃VE3は、後縦刃VE2の先端から先を構成する後縦刃で、その先端が前縦刃VE1先端に接続して、正に刃先Tを構成する。
このカット面後縦刃VE3の刃先ラインLに対する入射角度β2は、通常においては、各鋸歯30において、前縦刃VE1の入射角度αよりも小さく、また後縦刃VE2の入射角度β1よりも小さくなるように構成される。
本発明においては、カット面後縦刃VE3の刃先ラインLに対する入射角度β2を、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に小さくなるように構成している。
カット面後縦刃VE3は、後縦刃VE2と共に、復路での切込み刃となる。
カット面後縦刃VE3の入射角度β2が往路終端側21bに向けて小さくなることは、即ち、復路始端側(21b)でのカット面後縦刃VE3の入射角度β2が小さく抑えられることになる。
よって先端傾斜カット面40を備えた手鋸1において、復路での挽き始めにカット面後縦刃VE3が被切断物Wに引っ掛かって停止するのを少なくし、復路でのよりスムーズな挽き始めを確保することができる。そして一旦、復路での挽き始めがスムーズにいけば、慣性的にそのまま復路の挽き終わりまで引っ掛かることなく動く場合が多い。即ち、復路全体でのスムーズな鋸挽き作業を確保することができる。勿論、復路の後半において、先端傾斜カット面40のカット面後縦刃VE3の入射角度β2が大きくなることで、復路でのカット面後縦刃VE3による更なる切込みも期待でき、スムーズな鋸の切断動作と切れ味とを得ることができる。
先端傾斜カット面40に属する3つの縁辺40a、40b、40cのうち、前記前縦刃VE1(前側辺31a)の先端から、前記縦刃付面一側面31に属することなく、鋸身20の厚み方向に延びる縁辺40aを、カット面前横刃HE1としている。
また先端傾斜カット面40に属する3つの縁辺40a、40b、40cのうち、前記後縦刃VE2(前側辺31b)の先端から、前記縦刃付面一側面31に属することなく、鋸身20の厚み方向に延びる縁辺40cを、カット面後横刃HE2としている。
前記縦刃VE1〜VE3が被切断物Wに対して深さ方向(縦方向)に切り込んでいく垂直方向刃であるのに対して、このカット面前横刃HE1、カット面後横刃HE2は、被切断物Wを、鋸身20の厚み方向に斜め水平に削り取っていく水平方向刃、より詳しくは斜め水平方向刃ということができる。
前記カット面前横刃HE1は、鋸身20が引き鋸の往動方向D1に挽かれる際に、被切断物Wの表面をノミで削るように、鋸身20の厚み方向の刃幅をもって、被切断物Wを斜め水平方向に削り取る機能を果たす。
一方、カット面後横刃HE2は、鋸身20が引き鋸の複動方向D2に挽かれる際に、被切断物Wを削り取るよりも、どちらかと言うと、切粉を被切断物Wの切溝から排出する機能を果たす。
カット面前横刃HE1の開角度θ1は先端傾斜カット面40と前縦刃VE1の刃面を構成する側面32との交差角度となる。この交差角度は90度未満とする。カット面前横刃HE1と前記前縦刃VE1とは鋸歯30の刃先Tで合流する。
本実施形態において、前記縦刃付面一側面31に対する前記カット面前横刃HE1の開角度θ1を、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に大きくなるように構成してある。
前縦刃VE1が往路挽きの際に被切断物Wを鋸歯30の深さ方向である縦方向に切り込む刃であるのに対して、カット面前横刃HE1は、往路挽きの際に被切断物Wを鋸身20の厚み方向である横方向に削り取っていく刃である。
よってカット面前横刃HE1の開角度θ1を、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に大きくなるように構成することで、往路の挽き始めの位置ではカット面前横刃HE1の開角度θ1が小さくなり、カット面前横刃HE1に対する被切断物Wの抵抗が少なくなる。即ち、往路挽きをスムーズに開始することができる。そして往路挽きがスムーズに開始された後は、カット面前横刃HE1の開角度θ1が徐々に大きくなることで、カット面前横刃HE1による被切断物Wへの削り取りの圧力を徐々に高めていくことで、横方向(鋸身20の厚み方向)での削り取り量をスムーズに増やしていくことができる。
また本実施形態において、前記縦刃付面一側面31に対する前記カット面後横刃HE2の開角度θ2を、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に小さくなるように構成してある。
カット面後横刃HE2は、復路挽きの際に被切断物Wの切溝から切粉を排出する機能を主として果し、また勿論、被切断物Wを鋸身20の厚み方向である横方向に削り取っていく機能も果たす。
カット面後横刃HE2の開角度θ2が、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に小さくなるようにすることで、復路の挽き始めの位置では、カット面後横刃HE2の開角度θ2が小さくなる。このため復路の挽き始めでのカット面後横刃HE2による抵抗が少なくなり、復路挽きをスムーズに開始することができる。そして一旦、復路挽きがスムーズに開始された後は、カット面後横刃HE2の開角度θ2が徐々に大きくなることで、カット面後横刃HE2による削り取りの圧力を徐々に高めていくことができ、被切断物Wの切溝からの切粉の排出をスムーズに行うことができる。また復路でのカット面後横刃HE2による削り取りも期待できる。
本実施形態では、先端傾斜カット面40は三角形としている。先端傾斜カット面40の3頂点41のうち、頂点41aと頂点41bは縦刃付面一側面31にも属する。一方、頂点41cは、縦刃付面一側面31にも鋸身20の表側面20aにも裏側面20bにも属さず、鋸身20の厚み内に存在している。
勿論、前記頂点41cが縦刃付面一側面31(鋸身20の表側面20a若しくは20b)とは反対となる鋸身20の側面(20b若しくは20a)に属するようにしてもよい。この場合は、先端傾斜カット面40が鋸身20の表側面20aから裏側面20bに亘る三角形となる。このような表側面20aから裏側面20bに亘る三角形の先端傾斜カット面40も本発明の実施形態の先端傾斜カット面40の1つである。
更に先端傾斜カット面40は、そのカット面が鋸身20の表側面20aに属する2頂点と裏側面20bに属する2頂点とからなる台形をしている場合であってもよい。
鋸歯30における先端傾斜カット面40は、鋸歯30毎に前記刃先Tを頂点として一定の傾斜角度で斜め下方にカットして構成している。
刃先Tを頂点とする先端傾斜カット面40の傾斜角度は、鋸身20の刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて徐々に変化してゆくように構成することができる。
また図示しないが、上記した先端傾斜カット面40の傾斜方向とは全く逆の傾斜方向とした先端傾斜カット面をもつ鋸歯30を、刃渡り部21の所々に混入させるように構成することができる。
本実施形態では、鋸身20の刃先ラインLを、刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて直線に構成している。
刃先ラインLを直線にすると、引き鋸の場合、鋸の先端側での鋸歯30による被切断物Wへの切込み力が低下する悪傾向となる。しかし本発明のように、前縦刃VE1の入射角度αを刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて徐々に大きくなるよう構成しておくことで、前記鋸の先端側での悪傾向を解消することができる。従って刃先ラインLがカーブした鋸にすることなく、使用用途の広い直線鋸で良好な切断力を誇るものを実現できる。勿論、本発明から刃先ラインLがカーブした鋸を排除するものではない。刃先ラインLがカーブした構成と、上記した本発明の各特徴をもつ構成とを組み合わせたものもまた、本発明の範囲内に入る。
本実施形態では、各鋸歯30のピッチPを、刃渡り部21の往路開始端側21aから往路終端側21bにかけて、徐々に大きくなるように構成している。
等ピッチの引き鋸を用いて木材等の被切断物Wを切る場合、引き鋸では鋸の先端側(往路終端側21b)での被切断物Wへの切込み力が弱くなる傾向にある。この切込み力の低下を防ぐために、ピッチPを往路終端側21bへ向けて大きくすると、往路終端側21bで鋸歯30間の隙間が大きくなり過ぎて、鋸が被切断物Wに引っ掛かり易くなる。
本発明の構成、即ち前縦刃VE1の入射角度αを刃渡り部21の往路始端側21aから往路終端側21bにかけて徐々に大きくなるようにした構成と、前記ピッチPを徐々に大きくしていく構成とを組み合わせることで、引っ掛かりのないスムーズな鋸挽きと、被切断物Wに対する良好な切込み力による良好な切れ味との両方を確保することができる。即ち、往路終端側21bでのピッチPが大きくなり過ぎないようにピッチPの増加具合を調整し、且つ一方で、前縦刃VE1の入射角αを往路終端側21bに向けて適当な増加具合に調整することで、スムーズな鋸挽きと良好な切断能力をもつ手鋸1を実現できる。
上記においては、主として引き鋸の場合を例にして説明したが、本発明は押し鋸の場合を除外するものではない。
片手鋸の場合、引き鋸では、作業者がグリップ部10を持って、グリップ部10方向(鋸元1a方向)に引く(手前にひく)のが往動で、往動後に鋸先1b方向に向けて押す(前方へ押す)のが復動である。
片手鋸の場合、引き鋸では、往路始端側21a(復路終端側)は刃渡り部21のグリップ部10(鋸元1a)側(手前側)となり、往路終端側21b(復路始端側)は刃渡り部21の鋸先1b側(手先側)となる。
本発明の手鋸は、木材、プラスチック等の被切断物を手動で切断する手段とし、産業上の利用可能性がある。
1 手鋸
1a 鋸元
1b 鋸先
10 グリップ部
20 鋸身
20a 鋸身の表側面
20b 鋸身の裏側面
20c 鋸身の長手方向の側縁面
21 刃渡り部
21a 往路始端側
21b 往路終端側
30 鋸歯
30s 往路始端鋸歯
30e 往路終端鋸歯
31 縦刃付面一側面
31a 前側辺
31b 後側辺
32 側面
33 側面
40 先端傾斜カット面
40a〜40c 縁辺
41a〜41c 頂点
VE1 前縦刃
VE2 後縦刃
VE3 カット面後縦刃
HE1 カット面前横刃
HE2 カット面後横刃
α 前縦刃の入射角度
β1 後縦刃の入射角度
β2 カット面後縦刃の入射角度
θ1 カット面前横刃の開角度
θ2 カット面後横刃の開角度
D1 引き鋸の往路方向(押し鋸の復路方向)
D2 引き鋸の復路方向(押し鋸の往路方向)
L 刃先ライン
P ピッチ
T 刃先
W 被切断物

Claims (7)

  1. 鋸身の長手方向の側縁面から立ち上がる複数の鋸歯を刃渡り部に備え、各鋸歯は鋸身の表側面と裏側面に対して交互に面一に立ち上がる縦刃付面一側面を備え、各縦刃付面一側面は、鋸の往動方向の前方にある前側辺を前縦刃とし、鋸の往動方向の後方にある後側辺を後縦刃として備え、且つ各鋸歯の先端部には、該先端部を斜めに切断してなる先端傾斜カット面を備えた手鋸であって、鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の前記前縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成し、且つ鋸の刃先ラインに対する各鋸歯の後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを特徴とする手鋸。
  2. 先端傾斜カット面には、前縦刃の先端と後縦刃の先端との間を接続するカット面後縦刃を構成し、鋸の刃先ラインに対する前記カット面後縦刃の入射角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の手鋸。
  3. 先端傾斜カット面には、前縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面前横刃と、後縦刃の先端から鋸身の厚み方向に延びるカット面後横刃とを構成し、前記縦刃付面一側面に対する前記カット面前横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の手鋸。
  4. 縦刃付面一側面に対するカット面後横刃の開角度を、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に小さくなるように構成してあることを特徴とする請求項3に記載の手鋸。
  5. 刃先ラインは、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて直線に構成してなる直線鋸であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の手鋸。
  6. 各鋸歯のピッチを、刃渡り部の往路始端側から往路終端側にかけて、徐々に大きくなるように構成してあることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の手鋸
  7. 手鋸は引き鋸とし、刃渡り部の往路始端側を鋸元側とすると共に刃渡り部の往路終端側を鋸先側としたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の手鋸。
JP2019531488A 2019-04-02 2019-04-02 手鋸 Active JP6598281B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/014609 WO2020202463A1 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 手鋸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6598281B1 true JP6598281B1 (ja) 2019-10-30
JPWO2020202463A1 JPWO2020202463A1 (ja) 2021-04-30

Family

ID=68383256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019531488A Active JP6598281B1 (ja) 2019-04-02 2019-04-02 手鋸

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20220097251A1 (ja)
EP (1) EP3950246A4 (ja)
JP (1) JP6598281B1 (ja)
KR (1) KR102645929B1 (ja)
CN (1) CN113490581B (ja)
TW (1) TW202037433A (ja)
WO (1) WO2020202463A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11471963B2 (en) 2019-01-25 2022-10-18 Black & Decker Inc. Reciprocating saw blade

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB476201A (en) * 1936-10-20 1937-12-03 Robert Arthur Balfour Improvements in and relating to the form and construction of teeth for saws
US2141504A (en) * 1936-10-20 1938-12-27 Balfour Robert Arthur Saw teeth
JPS5914163Y2 (ja) * 1981-09-14 1984-04-26 株式会社木島製鋸所 のこぎり
US4590837A (en) * 1982-12-22 1986-05-27 Taro Nanba Saw teeth for hand saws
JPH0839505A (ja) * 1994-08-03 1996-02-13 Kubota Kogyo Kk
US5848473A (en) * 1997-01-29 1998-12-15 Fiskars Inc. Saw blade
DE102004060972A1 (de) * 2004-12-17 2006-07-20 Irwin Industrial Tools Gmbh Sägeblatt und Säge
JP4980001B2 (ja) 2006-07-21 2012-07-18 株式会社ユーエム工業 鋸刃
US20090293698A1 (en) * 2008-05-30 2009-12-03 Corona Clipper, Inc. Saw blade having teeth with varying depths and alternate tip beveling
US9731365B2 (en) * 2011-12-07 2017-08-15 Irwin Industrial Tool Company Saw blade with tooth form projection
KR102339435B1 (ko) * 2015-08-26 2021-12-14 가부시키가이샤 유에무 고교 손톱

Also Published As

Publication number Publication date
CN113490581B (zh) 2022-12-09
EP3950246A4 (en) 2022-11-09
KR20210144671A (ko) 2021-11-30
CN113490581A (zh) 2021-10-08
TW202037433A (zh) 2020-10-16
JPWO2020202463A1 (ja) 2021-04-30
EP3950246A1 (en) 2022-02-09
KR102645929B1 (ko) 2024-03-08
WO2020202463A1 (ja) 2020-10-08
US20220097251A1 (en) 2022-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10092963B2 (en) Toothform for a cutting tool, such as a hole saw
US10646937B2 (en) Saw blade with multiple tangs and methods of use
TWI590933B (zh) 用於振動工具之切刀
JP5993732B2 (ja) 鋸刃
US5062338A (en) Hacksaw blade with bi-directional teeth
JP6598281B1 (ja) 手鋸
US10414063B2 (en) Handsaw
US10245747B2 (en) Handsaw
JP6605793B2 (ja) ジグソー等用ブレード
JP5662201B2 (ja) 鋸刃
US659094A (en) Saw.
US557414A (en) Saw-tooth
AU2022399980A1 (en) Blade for an oscillating multi-tool
US364131A (en) John j
JP3174316U (ja) 鋸刃
TWM549122U (zh) 手鋸

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190708

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190708

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190708

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6598281

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250