(本開示の基礎となった知見)
まず、発明者らの着眼点が、下記に説明される。
テレビと、当該テレビと通信可能に接続されるレコーダと、当該テレビと通信可能に接続される音声アンプとから構成されるAV(Audio Visual)システムは従来から知られている。テレビは、テレビの内部に備えられるチューナで受信した番組の映像及び音声を出力したり、レコーダから受信した情報に応じて映像及び音声を出力したりする表示機器である。レコーダは、例えば、BD(Blu−ray(登録商標) Disk)等の記憶媒体に記憶された情報を再生する再生機器である。音声アンプは、テレビから取得した音声信号(電気信号)を増幅する増幅器である。
上述したAVシステムにおいて、テレビ、レコーダ及び音声アンプには、それぞれの機器に操作卓(リモートコントローラ、いわゆるリモコン)が備えられている。操作者は、操作したい機器の操作卓を操作することで、当該機器を制御することができる。
特許文献1に記載の映像音出力システム等においては、映像音出力装置(テレビ)のリモコンのみで、音の出力を映像音出力装置内部のスピーカと映像音出力装置外部のスピーカとの間で切り換えることができる。つまり、特許文献1に記載の映像音出力システム等においては、操作者は、テレビのリモコンで外部のスピーカを操作することができる。
ところで、上述したAVシステムにおいては、テレビが操作者が操作するテレビの操作卓から指示を取得し、音声アンプへ当該指示に対応した制御信号を送信することで音声アンプの制御を行っている。
ここで、例えば、レコーダが音楽を再生している場合に、テレビの電源をオフにしたときに、音声アンプから当該音楽の音声を出力させることができる。しかしながら、テレビの電源をオフにすると、テレビの操作卓では操作者は音声アンプの制御ができないといった問題がある。
以上の問題点を鑑み、発明者らは本開示を創作するに至った。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図5を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、本開示に係る映像音声出力装置100を含むシステムの構成を示す図である。図1に示すように、映像音声出力装置100は、テレビ200及び音声アンプ300と伝送路500を介して通信可能に接続される。伝送路500は、例えば、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)ケーブルである。映像音声出力装置100、テレビ200及び音声アンプ300は、伝送路500の一例であるHDMI(登録商標)ケーブルを介して、相互にCEC(Consumer Electronics Control)コマンドを通信することができる。
映像音声出力装置100は、映像音声出力装置100の内部に記憶された音楽やBD(Blu−ray(登録商標) Disk)等の記憶媒体から読み取った映像又は音声などの情報を、テレビ200に送信する再生機器である。例えば、映像音声出力装置100は、レコーダである。なお、本明細書において、音声とは、人が発する声の音だけを意味するものではなく、楽器などの音響を含む音を意味する。
テレビ200は、テレビ200の内部に備えられるチューナ(不図示)で受信した番組の映像及び音声を出力したり、映像音声出力装置100から受信した情報に応じて映像及び音声を出力したりする。また、テレビ200は、外部接続される音声アンプ300に音声に関する電気信号である音声信号(音響信号を含む音信号)を送信し、音声アンプ300に当該音声信号に応じた音声(物理振動)を発せさせる。
音声アンプ300は、テレビ200から取得した音声信号を増幅する増幅器である。図1に示すシステムにおいては、操作者は、テレビ200が備える内部スピーカから音声を出力するか、テレビ200と接続された音声アンプ300から音声を出力するかを選択することができる。また、テレビ200がテレビ200の音声を音声アンプ300から出力する設定となっている場合、テレビ200の操作卓(リモートコントローラ、いわゆるリモコン)を操作することにより、音声アンプ300から出力される音声の音量を制御することができる。例えば、テレビ200が発する音声の音量を変更したい場合に、操作者はテレビ200の操作卓を操作して指示をテレビ200に送信する。当該指示を取得したテレビ200は、当該指示に応じて音量を調整する。具体的には、テレビ200が備えるスピーカから音声を出力する指示を取得している場合、テレビ200は、当該スピーカから出力される音声の音量を調整する。テレビ200と接続された音声アンプ300から音声を出力する設定となっている場合、テレビ200は、当該指示に応じた制御信号を音声アンプ300へ送信する。音声アンプ300は、受信した当該制御信号に応じて音量を調整する。つまり、テレビ200が、音声アンプ300を制御する制御信号を音声アンプ300へ送信する。
図2は、実施の形態1における映像音声出力装置100の構成を示すブロック図である。つまり、図2は、映像音声出力装置100の特徴的な機能構成を示すブロック図である。また、図2には、映像音声出力装置100と接続されるテレビ200及び音声アンプ300の特徴的な機能構成も示す。
図2に示すように、映像音声出力装置100は、通信部101と、制御部102と、受信部103と、再生部104と、記憶部105とを備える。
通信部101は、伝送路500を介して音声アンプ300が備える通信部301と通信可能に接続される通信インターフェースである。また、通信部101は、伝送路500及び音声アンプ300が備える通信部301を介して、テレビ200が備える通信部201と通信可能に接続される。
なお、テレビ200が備える通信部201及び音声アンプ300が備える通信部301は通信インターフェースである。
受信部103は、操作者が操作する操作卓から指示を取得するデバイスである。操作卓から取得する操作者からの指示である信号が赤外線である場合、受信部103は当該赤外線を受信するためのPD(Photo Ditector)である。
なお、テレビ200が備える受信部203及び音声アンプ300が備える受信部303は、操作者が操作する操作卓から指示を取得するデバイスである。
また、映像音声出力装置100、テレビ200及び音声アンプ300には、それぞれに専用の操作卓があり、通常は専用の操作卓からの指示にのみ応答をする。例えば、テレビ200の操作卓で映像音声出力装置100に指示を送信した場合、映像音声出力装置100は、当該指示を取得したとしても、当該指示に応じた処理は行わない。
記憶部105は、制御部102が実行する制御プログラムや、音楽又は番組等の情報を記憶するメモリである。記憶部105は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。
再生部104は、記憶部105に記憶された音楽又は番組等の情報を再生する場合に、受信部103が取得した操作卓からの指示に応じて記憶部105から音楽又は番組等を取得し、通信部101を介してテレビ200に映像及び音声を出力する処理部である。再生部104は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と記憶部105に記憶された制御プログラムとによって実現される。また、再生部104は、BD等の記憶媒体から映像及び音声の情報を読み取り、当該情報をテレビ200に出力させる機能を有する。その場合、再生部104は、さらに記憶媒体から情報を読み取るための光源と当該光源から発せられる光を受信するPDとを備える。
制御部102は、受信部103で取得した指示に従って再生部104を動作させる処理部である。制御部102は、例えば、CPUと記憶部105に記憶された制御プログラムとによって実現される。
なお、テレビ200が備える制御部202及び音声アンプ300が備える制御部302は、CPUと、各機器が備えるHDD等の記憶部(不図示)に記憶された制御プログラムを実行する処理部である。
また、制御部102は、テレビ200が操作者からの指示に応じて音声アンプ300を制御する状態であるテレビ優先状態であるか否かを判定する。ここで、テレビ優先状態とは、テレビ200は音声アンプ300に制御信号を送信するが、映像音声出力装置100は音声アンプ300に制御信号を送信しない状態である。ここで、制御部102は、テレビ200がテレビ優先状態ではない場合にのみ、音声アンプ300に音声アンプ300の制御を行うための制御信号を、通信部101を介して送信する。また、実施の形態1における映像音声出力装置100においては、テレビ優先状態であるか否かは、テレビ200の電源がオンかオフかで決定される。つまり、制御部102は、テレビ200の電源がオフの場合に、テレビ200はテレビ優先状態ではないと判断して制御信号を音声アンプ300へ送信する。
また、制御部102は、受信部103が操作卓からの指示を取得した場合に、テレビ200の電源がオンかオフかを判定する。制御部102は、テレビ200の電源がオンの場合には、当該指示に応じた制御をせず、テレビ200の電源がオフの場合にのみ、当該指示に応じた制御信号を生成して、当該制御信号を音声アンプ300へ送信する。つまり、テレビ優先状態の場合には、テレビ200が音声アンプ300を制御する制御信号を音声アンプ300へ送信する。また、テレビ200の電源がオフの場合には、テレビ200は音声アンプ300へ当該制御信号を送信できないために、映像音声出力装置100が当該制御信号を音声アンプ300へ送信する。
こうすることで、テレビ200の電源がオフの場合においても、テレビ200の操作卓を操作するだけで、操作者は簡便に音声アンプ300を制御することができる。なお、音声アンプ300の制御とは、例えば、音声アンプ300が出力する音声の音量の調整又は音声アンプ300の電源のオンとオフとの切り替えである。
なお、テレビ200が備える表示部206は、テレビ200が備えるチューナ(不図示)で受信した番組の映像を表示したり、映像音声出力装置100から受信した映像を表示したりするディスプレイである。
また、テレビ200が備えるアンプ204及び音声アンプ300が備えるアンプ304は、番組又は音楽などの音声信号の音量を増幅する増幅器である。
また、テレビ200が備えるスピーカ205及び音声アンプ300が備えるスピーカ305は、番組又は音楽などの電気信号である音声信号を物理振動である音声(音)に変換するスピーカである。なお、音声アンプ300は、スピーカ305を備えていなくてもよい。
[1−2.動作]
以上のように構成された映像音声出力装置100について、その動作を以下説明する。
映像音声出力装置100は、操作者が操作する操作卓からの指示に応じて、テレビ200の電源がオンかオフかのいずれの状態であるかの電源状態の判定動作と、テレビ200の電源に応じた動作を行う。以下、それぞれの動作について詳細に説明する。
図3Aは、実施の形態1におけるテレビ200の電源がオンの場合の操作卓400から送信される指示の流れの一例を示す図である。なお、図3Aは、操作者が映像音声出力装置100で記憶媒体から音楽を再生した場合を示す図である。また、音声は、音声アンプ300から出力される設定であるとする。また、図3Aに示す白抜きの矢印は、操作者からの指示(又は指示に応じた制御信号)の流れを示す。
図3Aに示すように、操作者が映像音声出力装置100で記憶媒体から音楽を再生した場合、表示部206には、映像音声出力装置100が生成した表示画像210が表示される。つまり、テレビ200の電源はオンの状態である。表示画像210は、制御部102が生成したGUI(Graphic User Interface)である。操作者は、表示画像210上に表示されたアイコンを操作(具体的には、操作卓400を操作)して、音楽の選択、音楽の再生又は音楽の停止等の操作を実行する。
操作卓400は、テレビ200の電源のオンオフの切り替え、テレビ200又は音声アンプ300から出力される音声の音量の調整等の指示を送信する信号送信装置である。
操作者は、操作卓400が有する音量ボタン401を操作して、音声アンプ300から出力されている音声の音量を制御する。言い換えると、操作卓400は、操作者の操作に応じた指示を、映像音声出力装置100及びテレビ200へ送信する。映像音声出力装置100及びテレビ200は、当該指示を取得する。
ここで、映像音声出力装置100は、操作卓400からの指示を取得した場合に、テレビ200の電源がオンかオフかをテレビ200へ問い合わせる。例えば、映像音声出力装置100は、テレビ200の電源がオンかオフかを問い合わせる信号をテレビ200へ送信する。テレビ200からテレビ200の電源がオンであることを示す信号を受信した場合には、映像音声出力装置100は、音声アンプ300へ操作卓400からの指示に応じた制御信号を送信しない。つまり、テレビ200が操作卓400からの指示に応じた制御信号を音声アンプ300へ送信する。
図3Bは、実施の形態1におけるテレビの電源がオフの場合の操作卓から送信される指示の流れの一例を示す図である。なお、図3Bは、図3Aと同様に、操作者が映像音声出力装置100で記憶媒体から音楽を再生した場合を示す図である。また、音声は、音声アンプ300から出力される設定であるとする。また、図3Bに示す白抜きの矢印は、操作者からの指示(又は指示に応じた制御信号)の流れを示す。
図3Bに示すように、テレビ200の表示部206は、映像が表示されていない非表示画像211である。つまり、図3Bは、テレビ200の電源はオフの状態であり、且つ、音声アンプ300から音声が出力されている状態である。操作者は、操作卓400を操作して、音声アンプ300から出力されている音声の音量を調整する。言い換えると、操作卓400は、操作者の操作に応じた指示を映像音声出力装置100及びテレビ200へ送信する。映像音声出力装置100は、当該指示を取得する。テレビ200は、電源がオフであるために、当該指示を取得することができない。
ここで、映像音声出力装置100は、操作者が操作する操作卓からの指示を取得した場合に、テレビ200の電源がオンかオフかをテレビ200へ問い合わせる。具体的には、制御部102は、テレビ200の電源がオンかオフかを問い合わせる信号をテレビ200へ送信する。テレビ200の電源がオンであることを示す応答信号を受信しない場合には、制御部102は、音声アンプ300へ操作者からの指示に応じた制御信号を送信する。つまり、テレビ200の電源がオフであると判定した場合に、映像音声出力装置100は、音声アンプ300へ操作者からの指示に応じた制御信号を送信する。こうすることで、テレビ200の電源がオフの場合においても、操作者は操作卓400を操作することで、音声アンプ300から出力されている音声の音量を調整することができる。
なお、テレビ200の電源がオンかオフかの判定方法は特に限定されない。例えば、テレビ200の電源がオンかオフかの判定方法は、制御部102がテレビ200の電源がオンかオフかを問い合わせる信号を送信してからの時間で判定してもよい。例えば、制御部102がテレビ200の電源状態を問い合わせる信号をテレビ200へ送信した後で、一秒以内にテレビ200から電源がオンであることを示す応答信号が送信されなかった場合に、制御部102はテレビ200の電源がオフであると判定してもよい。
図4は、実施の形態1における映像音声出力装置100が操作卓400からの指示を取得した場合の動作手順を示すフローチャートである。なお、テレビ200は、音声アンプ300に音声を出力させているとする。
操作者は、操作卓400を操作して、指示を送信する。受信部103は、当該指示を取得する(ステップS101)。
制御部102は、テレビ200の電源がオンかオフかをテレビ200に問い合わせる(ステップS102)。具体的には、制御部102は、受信部103が操作者からの指示を取得した場合に、テレビ200の電源がオンかオフかを問い合わせる信号を、通信部101を介してテレビ200へ送信する。
ここで、制御部102は、テレビ200の電源がオンかオフかの判定を行う(ステップS103)。一具体的としては、制御部102がテレビ200の電源がオンかオフかを問い合わせる信号をテレビ200へ送信した後で、一秒以内にテレビ200から当該信号に対する応答信号を受信するかどうかで判定する。
テレビ200から応答信号を受信しなかった場合(ステップS103でNo)には、制御部102は、操作者からの指示に応じた制御信号を音声アンプ300へ送信する(ステップS104)。
テレビ200から応答信号を受信した場合(ステップS103でYes)には、音声アンプ300へ当該制御信号を送信せずに動作を終了する。
図5は、実施の形態1における映像音声出力装置100が操作卓400からの指示を取得した場合の動作手順を示すシーケンス図である。なお、テレビ200は、音声アンプ300に音声を出力させているとする。図5の(a)は、テレビ200の電源がオンの場合のシーケンス図である。なお、図4に示すフローチャートと実質的に同様の動作に関しては、同様の符号をつける。
図5の(a)に示すように、操作者は、操作卓400を操作して、指示を送信する。受信部103は、当該指示を取得する(ステップS101)。また、テレビ200が備える受信部203は、当該指示を取得する(ステップS111)。ここで、テレビ200は、当該指示を取得した場合に、音声アンプ300へ当該指示に応じた制御信号を送信する。音声アンプ300は、テレビ200から制御信号を受信し、当該制御信号に応じた制御を実行する(ステップS112)。
また、制御部102は、テレビ200の電源がオンかオフかをテレビ200に問い合わせる(ステップS102)。テレビ200は、映像音声出力装置100から問い合わせを受信した場合に、応答信号を映像音声出力装置100へ送信する。映像音声出力装置100は、テレビ200からの応答信号を受信した場合には、音声アンプ300へ操作者からの指示に応じた制御信号を送信せずに動作を終了する。
図5の(b)は、テレビ200の電源がオフの場合のシーケンス図である。なお、図4及び図5の(a)と実質的に同様の動作に関しては、同様の符号をつける。
図5の(b)に示すように、操作者は、操作卓400を操作して、指示を送信する。受信部103は、当該指示を取得する(ステップS101)。また、テレビ200に対して操作者は操作卓400を操作して指示を送信するが、テレビ200は、電源がオフであるために、当該指示を取得できない(ステップS111)。
制御部102は、テレビ200の電源がオンかオフかをテレビ200に問い合わせる(ステップS102)。つまり、制御部102はテレビ200の電源がオンかオフかの判定を行う。制御部102は、テレビ200から応答信号を受信しなかった場合には、テレビ200の電源はオフであると判定し、操作者からの指示に応じた制御信号を音声アンプ300へ送信する(ステップS104)。音声アンプ300は、映像音声出力装置100から制御信号を受信し、当該制御信号に応じた制御を実行する(ステップS114)。
こうすることで、映像音声出力装置100及びテレビ200の双方から同じ指示に応じた制御信号が音声アンプ300へ送信されることを抑止できる。そのため、操作者は、テレビ200の電源がオフの場合においても、操作卓400で音声アンプ300の制御をすることができる。
なお、例えば図5においては、映像音声出力装置100は、ステップS102においてテレビ200にテレビ200の電源状態の直接問い合わせをするとした。また、例えば図5の(a)においては、テレビ200はテレビ200の電源がオンであることを示す応答信号を直接映像音声出力装置100へ送信するとした。しかしながら、上述した問い合わせ及び応答信号の伝送経路は、映像音声出力装置100とテレビ200とが直接接続された伝送経路に限らない。例えば、図2に示すように、映像音声出力装置100とテレビ200とが音声アンプ300の通信部301と伝送路500とを介して接続されている場合がある。この場合、例えば上述した映像音声出力装置が行う問い合わせは、音声アンプ300の通信部301と伝送路500とを介してテレビ200に対して行われてもよい。また、例えばテレビ200から出力される応答信号は、音声アンプ300を介して映像音声出力装置100へ送信されてもよい。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、映像音声出力装置100は、テレビ200及び音声アンプ300と伝送路500を介して通信可能に接続される映像音声出力装置である。映像音声出力装置100は、伝送路500と接続される通信部101と、音声アンプ300を制御するための指示を操作者から取得する受信部103と、制御部102と、を備える。制御部102は、受信部103が当該指示を取得した場合に、テレビ200が音声アンプ300を制御する状態であるテレビ優先状態であるか否かを判定する。制御部102は、テレビ優先状態ではないと判定した場合に、当該指示に応じた制御信号を通信部101を介して音声アンプ300へ送信する。つまり、映像音声出力装置100は、テレビ200の状態に応じて、音声アンプ300の制御を行うことができる。
これにより、操作者は、テレビ200の操作卓又は映像音声出力装置100の操作卓400を操作することで、音声アンプ300の制御を行うことができる。そのため、操作者の利便性は向上される。
また、制御部102は、テレビ200の電源がオンである場合には、テレビ200がテレビ優先状態であると判定し、テレビ200の電源がオフである場合には、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定してもよい。
これにより、操作者は、複雑な操作をすることなく、テレビ200の電源がオフの場合においても、テレビ200の操作卓400で音声アンプ300を制御することができる。そのため、テレビ200の電源がオフの場合においても、操作者は音声アンプ300の操作卓に持ち替えて音声アンプ300を操作する手間を省くことができる。
(実施の形態2)
以下、図6〜図9を用いて、実施の形態2を説明する。なお、実施の形態1と実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する場合がある。
[2−1.構成]
実施の形態2における映像音声出力装置100aは、実施の形態1における映像音声出力装置100と同様に、テレビ200及び音声アンプ300と伝送路500を介して通信可能に接続される。
図6は、実施の形態2における映像音声出力装置100aの構成を示すブロック図である。つまり、図6は、映像音声出力装置100aの特徴的な機能構成を示すブロック図である。また、図6には、映像音声出力装置100aと接続されるテレビ200及び音声アンプ300の特徴的な機能構成も示す。
図6に示すように、映像音声出力装置100aは、通信部101と、制御部102aと、受信部103と、再生部104と、記憶部105とを備える。
制御部102aは、受信部103で取得した指示に従って再生部104を動作させる処理部である。制御部102aは、例えば、CPUと記憶部105に記憶された制御プログラムとによって実現される。
実施の形態2において、制御部102aは、さらに、テレビ200の電源のオンとオフとを切り替える旨を示すGUIを生成し、テレビ200の表示部206に表示させる制御を行う。実施の形態2においては、制御部102aは、操作者からの指示に従って、テレビ優先状態か否かの判定を切り替える。
また、制御部102aは、受信部103がテレビ200の電源をオフにする指示を操作者から取得した場合に、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判断する。つまり、受信部103がテレビ200の電源をオフにする指示を操作者から取得した後で、制御部102aは音声アンプ300を制御する指示を操作者から取得したときには、制御部102aは音声アンプ300へ当該指示に応じた制御信号を送信する。つまり、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定し、操作者からの指示に応じて当該指示に応じた制御信号を送信するようになる。なお、制御信号は、音声アンプ300の電源のオンとオフとの切り替え、及び、音声アンプ300が出力する音声の音量の変更の少なくとも一方の指示を示す信号である。
また、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態ではない場合には、操作者が指示を送信するために操作する操作卓400a(図8参照)が備えるボタンの機能の割り当てを一時的に変更する。具体的には、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、操作卓400aのボタンにおける、映像音声出力装置100を制御するための指示を送信するためのボタンに対応した操作卓400aが送信する指示を、音声アンプ300を制御するための指示として判定する。言い換えると、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、操作者が指示を送信するために操作する操作卓が有するボタンであって、映像音声出力装置100aを制御するためのボタンが操作されたとき、当該ボタンに対応する指示に応じた制御信号を通信部101を介して音声アンプ300へ送信する。なお、操作卓400aは映像音声出力装置100を操作するための操作卓である。
ここで、映像音声出力装置100を操作するための操作卓400aには、音量を変更するボタンがない場合がある。この場合に、制御部102aは、テレビ200の状態に応じて、例えば、選択指示を行うボタンを音量変更ボタンとしてみなすように処理の変更を行う。例えば、テレビ200がテレビ優先状態ではない場合には、制御部102aは、操作卓400aから取得する選択指示の信号を、音声アンプ300が出力する音声の音量を変更する指示であるとみなすように内部処理を変更する。
つまり、実施の形態2における映像音声出力装置100aは、テレビ200の状態に応じて、映像音声出力装置100aを操作するための操作卓400aで操作者が音声アンプ300を操作できるようにする。
また、受信部103が、操作者が操作する操作卓400aからテレビの電源のオフにする指示を取得した場合に、制御部102aはテレビ優先状態ではないことを示す画像(GUI)を生成し、当該画像をテレビ200に表示させる制御をする。
[2−2.動作]
以上のように構成された映像音声出力装置100aについて、その動作を以下説明する。
図7は、実施の形態2における操作者が操作卓の機能の割り当てを変更する際に表示される画像の一例を示す図である。図8は、実施の形態2における操作卓400aが有するボタンの割り当ての一例を示す図である。なお、音声は、音声アンプ300から出力される設定であるとする。
例えば、受信部103が記憶部105に記憶されている音楽を再生する指示を操作者が操作する操作卓400aから取得したとする。その場合に、制御部102aは、図7の(a)に示す第1GUI(表示画像212)を生成し、テレビの表示部206に表示させるために、表示画像212の情報をテレビ200へ送信する、テレビ200は、当該情報が示す表示画像212を表示部206に表示する。
操作者は、表示画像212を確認しながら操作卓400aを操作して、所望の動作を選択して、映像音声出力装置100に当該動作を実行させる指示を送信する。例えば、図8の(a)に示す選択ボタン410及び420を押すことで、制御部102aは第1GUI上の選択部分を変更するように動作する。
ここで、表示画像212には、テレビ200の電源をオフにする選択部221が表示されている。操作者は表示画像212上に表示されたアイコンを操作して選択部221を選択する。その際に、制御部102aは、図7の(b)に示す第2GUI(表示画像213)を生成して、表示画像213の情報をテレビ200へ送信する。制御部102aが図7の(b)に示すGUI(表示画像213)の情報を受信したテレビ200は、表示画像213をテレビ200の表示部206に表示する。
この際に、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定する。また、制御部102aは、操作卓400aが備えるボタンの機能の割り当てを一時的に変更する。つまり、制御部102aは、操作卓400aから取得する指示の判定を一時的に変更する。具体的には、制御部102aは、選択ボタン410及び420を操作者が押した場合の指示を、音声アンプ300が出力する音声の音量変更の指示であると判定する。図8の(b)に示すように、操作者は、選択ボタン410a及び420aを操作することで、音声アンプ300から出力される音声の音量を制御することができるようになる。こうすることで、操作卓400aが、操作卓400が有するような音量ボタン401を有しない場合においても、必要に応じて音声アンプ300の音量を変更することができる。そのため、操作者は、音声アンプ300が出力する音声の音量を変更したい場合に、映像音声出力装置100を操作するための操作卓400aで、当該音量を調整することができる。
なお、テレビ200が図7の(b)に示す状態の場合は、テレビ200の電源がオンであるために、テレビ200の操作卓が有効である。つまり、操作者は、テレビ200の操作卓の操作で、音声アンプ300から出力させる音声の音量を変更できる。また、テレビ200が図7の(b)に示す状態の場合は、制御部102aはテレビ200がテレビ優先状態ではないと判定しているために、操作者は、操作卓400aを操作することによっても、音声アンプ300が出力する音声の音量を調整できる。
次に、操作者は、操作卓400aの操作などにより、図7の(c)に示すようにテレビ200の電源をオフにする。例えば、操作卓400aが備える決定ボタン430がテレビ200の電源のオフにする指示を発するボタンとして機能するように制御部102aは判定するようにしてもよい。操作者が決定ボタン430を押して指示を受信部103へ送信することで、テレビ200が映像を表示していない非表示画像214となる(テレビ200の電源がオフになる)ように制御部102aは制御する。この場合には、テレビ200の電源がオフであるために、テレビ200の操作卓で音声アンプ300から出力される音声の音量を制御することができない。しかしながら、操作者は、上述したように操作卓400aのボタンの割り当てが変更されているために、操作卓400aを操作することで、音声アンプ300の音量を調整することができる。
操作者がテレビ200の電源をオンにした場合には、制御部102aは、図7の(d)に示す第3GUI(表示画像215)を生成して、テレビ200へ第3GUIの情報を送信する。テレビ200は、当該情報に基づいて表示部206に表示画像215を表示する。この場合には、テレビ200の電源はオンであり、且つ、制御部102aはテレビ200がテレビ優先状態ではないと判定しているために、操作者はテレビ200の操作卓及び操作卓400aのいずれでも音声アンプ300を操作できる。
また、操作者が操作卓400aを操作する(例えば操作卓400aが備える戻るボタン440を操作者が押す)ことで、テレビ200は、図7の(a)に示す状態に戻る。つまり、テレビ200は、表示画像212を表示部206に表示する。このときに、制御部102aは、操作卓400aのボタンの機能の割り当てを元の状態に戻す。また、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態であると判定する。つまり、制御部102aは、操作者から音声アンプ300を制御する指示を取得しても、当該指示に応じた制御を行わない状態に戻る。
図9は、実施の形態2における映像音声出力装置100aの、操作者が操作する操作卓400aから取得した指示に応じた動作手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、例えば受信部103が記憶部105に記憶された音楽を再生する指示を操作者が操作する操作卓400aから取得した場合、制御部102aは第1GUI(表示画像212)を生成する。また、制御部102aは、生成した第1GUIをテレビ200の表示部206へ表示させる制御をする(ステップS201)。
ここで、操作者からテレビ200の電源をオフにする指示を取得した場合(ステップS202でYes)、制御部102aは、図7の(b)に示す第2GUI(表示画像213)を生成する。制御部102aは、生成した第2GUIをテレビ200の表示部206に表示させる制御をする(ステップS203)。具体的には、操作者は、操作卓400aを操作して表示画像212上に表示された選択部221を選択することで、制御部102aは、操作者からテレビ200の電源をオフにする指示を取得したと判定する。
さらに、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定する(ステップS204)。
また、制御部102aは、操作卓400aの各ボタンに割り振られたボタンの機能の割り当ての設定を変更する。具体的には、制御部102aは、操作卓400aが備える一部のボタンを、音声アンプ300を制御するための指示とするように一時的に変更する(ステップS205)。例えば、制御部102aは、図8の(a)に示す選択ボタン410及び420を、音声アンプ300が出力する音声の音量を制御とするようにボタンの機能の割り当てを変更する。
次に、操作者が操作する操作卓400aから指示を取得した場合(ステップS206で制御)には、当該指示に応じた動作をするように音声アンプ300へ当該指示に応じた制御信号を送信する(ステップS207)。例えば、制御信号は、音声アンプ300が出力する音声の音量を制御するための指示に対応した信号である。また、制御信号は、音声アンプ300の電源のオン及びオフを切り替える指示に対応した信号である。
また、テレビ200の電源のオフにする指示を取得した場合(ステップS206でテレビの電源をオフ)には、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする信号をテレビ200へ送信する(ステップS209)。なお、テレビ200の電源をオフにする指示は、操作卓400aのテレビ200の電源をオフにする指示に対応したボタンを操作者が操作することでテレビ200の電源をオフにする指示としてもよい。
実施の形態2に係る映像音声出力装置100aにおいては、制御部102aは、操作卓400aが備える決定ボタン430をテレビ200の電源をオフにするボタン(指示)として判断する。つまり、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定している場合には、決定ボタン430に応じた指示をテレビの電源をオフにする指示として判断する。
また、テレビ200の電源のオンにする指示を取得した場合(ステップS206でテレビの電源をオン)には、制御部102aは、第3GUI(表示画像215)を生成し、第3GUIの情報をテレビ200へ送信する(ステップS208)。テレビ200は、当該情報を受信した場合には、表示画像215を表示部206に表示する。なお、操作者は、テレビ200の操作卓が備える電源ボタンを操作することでテレビ200の電源をオンにしてもよい。その場合、テレビ200はテレビ200の電源をオンにした際に、テレビ200の電源をオンにしたことを示す信号を映像音声出力装置100aへ送信する。映像音声出力装置100a(具体的には制御部102a)は、当該信号を受信した場合に、テレビ200の電源のオンにする指示を取得したと判断してもよい。
受信部103が、操作者からテレビ200の状態を元の状態に戻す指示を取得した場合(ステップS206で終了)には、制御部102aは、テレビ200がテレビ優先状態であると判定する(ステップS210)。例えば、戻るボタン440を操作者が選択することで、制御部102aは、受信部103が、操作者からテレビ200の状態を元の状態に戻す指示を取得したと判定する。
また、制御部102aは、操作卓400aのボタンの機能の割り当てを元の状態へ戻す(ステップS211)。具体的には、制御部102aは、音声アンプ300が出力する音声の音量を制御できるように一時的に割り当てを変更した選択ボタン410a及び420aを、GUI上に表示されたアイコンの選択位置を変更するための機能を有する状態に戻す。
また、制御部102aは、図7の(a)に示す第1GUI(表示画像212)を生成して、第1GUIの情報をテレビ200へ送信する(ステップS211)。
こうすることで、テレビ200の電源がオフの状態においても、映像音声出力装置100aの操作卓400aを利用することで、音声アンプ300を制御することができる。
[2−3.効果等]
以上のように、実施の形態2において、制御部102aは、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、テレビ200がテレビ優先状態ではないと判定する。つまり、制御部102aは、操作者の指示に応じて、テレビ200の状態がテレビ優先状態であるか否かの判定を変更する。
これにより、テレビ200の電源がオフの場合においても、操作者は、映像音声出力装置100の操作卓400aを操作することにより、音声アンプ300を制御することができる。そのため、操作者は音声アンプ300の操作卓に持ち替える手間を省くことができる。
また、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、テレビ200がテレビ優先状態ではないことを示す画像を生成し、当該画像をテレビ200に表示させる制御をしてもよい。
これにより、操作者は、制御部102aがテレビ200をテレビ優先状態と判断しているか、テレビ優先状態ではないと判定しているかを確認しやすい。そのため、操作者は、音声アンプ300を操作卓400aで操作できるかどうかを簡便に確認できる。
また、制御部102aは、テレビ200の電源をオフにする指示を操作者から受信部103が取得した場合に、操作者が指示を送信するために操作する操作卓400aが有するボタンであって、映像音声出力装置100aを制御するためのボタンが操作されたとき、当該ボタンに対応する指示に応じた制御信号を通信部101を介して音声アンプ300へ送信してもよい。
これにより、操作者は、映像音声出力装置100の操作卓400aが音声の音量を変更するボタンを備えていない場合においても、操作卓400aで音声アンプ300が出力する音声の音量を変更することができる。そのため、操作者は、音声アンプ300の制御をする際に、音声アンプ300の操作卓等に持ち替える手間を省くことができる。
また、上述した制御信号は、音声アンプ300の電源のオンとオフとの切り替え、及び、音声アンプ300が出力する音声の音量の変更の少なくとも一方の指示に応じた制御信号でもよい。
これにより、操作者は、テレビ200の操作卓又は映像音声出力装置100の操作卓400aを操作することで、音声アンプ300が出力する音声の音量を調整したり音声アンプ300の電源のオンとオフとの切り替えをしたりすることができる。そのため、操作者は、音声アンプ300の操作をする際に、音声アンプ300の操作卓に持ち替える手間を省くことができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1及び実施の形態2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1及び実施の形態2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上記実施の形態1及び実施の形態2では、映像音声出力装置の制御部は、プロセッサがプログラムを実行することによってソフトウェア的に実現されたが、このような実現方法に限定されない。制御部は、ゲートアレイ等を用いた専用の電子回路によってハードウェア的に実現されてもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、再生部104によって再生された情報について音声アンプ300が備えるスピーカ305から音声を出力すると説明した。映像音声出力装置とネットワークで接続された再生機器、例えば、スマートフォン等で再生された情報がネットワーク経由で通信部を介して音声アンプ300へ送信されてもよい。
また、映像音声出力装置がアンテナ及びチューナを備え、当該アンテナで受信した地上波の番組、インターネットの放送番組、ケーブルテレビの番組、ラジオ番組等の音声が、各機器の通信部を介して音声アンプ300から出力されてもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、伝送路500は、例えば、HDMI(登録商標)ケーブルであるとしたが、限定されない。映像音声出力装置、テレビ及び音声アンプの通信接続手段は、例えば、無線通信手段を利用してもよい。
また、実施の形態1及び実施の形態2では、例えば図2又は図6のように、テレビ200と映像音声出力装置100又は100aとは音声アンプ300の通信部301及び伝送路500を介して通信可能に接続されるとした。しかしながら、テレビ200と映像音声出力装置との接続方法はこれに限定されない。例えば、テレビ200と映像音声出力装置とが物理的に且つ通信可能に直接接続されてもよい。具体的には、テレビ200の通信部201と映像音声出力装置の通信部とが伝送路を介して通信可能に物理的に直接接続されていてもよい。この場合、例えば映像音声出力装置の通信部から出力される制御信号は、伝送路500を介して直接(具体的には、音声アンプ300の通信部301を介さずに)テレビ200の通信部201に送信されてもよい。
また、本開示は、映像音声出力装置が実行するステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現されてもよい。また、本開示は、そのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現されてもよい。また、本開示は、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現されてもよい。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面及び詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面及び詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。