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JP6579632B2 - 鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ - Google Patents

鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ Download PDF

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JP6579632B2
JP6579632B2 JP2017164516A JP2017164516A JP6579632B2 JP 6579632 B2 JP6579632 B2 JP 6579632B2 JP 2017164516 A JP2017164516 A JP 2017164516A JP 2017164516 A JP2017164516 A JP 2017164516A JP 6579632 B2 JP6579632 B2 JP 6579632B2
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Description

本発明は、鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプに係り、特に、テールランプおよび後側左右のフラッシャーランプを一体に構成した鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプに関する。
従来から、テールランプおよび後側左右のフラッシャーランプ(方向指示器)を一体に構成した鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプが知られている。
特許文献1には、テールランプ部の左右下側寄りの位置に、テールランプ部に比して上下寸法の小さいフラッシャーランプ部を隣接配置したリヤコンビネーションランプが開示されている。
特開2015−44563号公報
ところで、このようなリヤコンビネーションランプは、車幅方向の灯体寸法を低減しやすい一方、左右のフラッシャーランプの識別性を確保するためにフラッシャーランプ用光源の左右間隔を確保したり、光源の発光熱に対応できるようにリフレクタおよびレンズで囲まれるリフレクタ空間の容量を大きくしたいという設計上の要求が生じる。
この点、特許文献1に記載されたリヤコンビネーションランプは、フラッシャーランプ用光源をテールランプ用光源より下方にオフセット配置すると共に、フラッシャーランプのリフレクタ空間をテールランプ側に延出させることで容量を確保しているが、この手法ではリヤコンビネーションランプのデザイン自由度が低下するという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、リフレクタ空間の容量を確保しつつ、車幅方向寸法を低減できる鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車幅方向中央のテールランプ部(A)の光源である第1光源(40)と、前記テールランプ部(A)の車幅方向左右に隣接するフラッシャーランプ部(B)の光源である第2光源(50)と、前記第2光源(50)の照射光を車体側方後方に反射する第2リフレクタ(72)と、前記テールランプ部(A)および前記フラッシャーランプ部(B)を外側から覆うアウタレンズ(31)と、前記テールランプ部(A)および前記フラッシャーランプ部(B)を区画する区画部(92)とを備える鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ(30)において、前記区画部(92)と前記第2光源(50)との間に遮光壁(94)が設けられている点に第1の特徴がある。
また、前記区画部(92)が、前記テールランプ部(A)を構成する第1リフレクタ空間(AS)および前記フラッシャーランプ部(B)を構成する第2リフレクタ空間(BS)を区画するために車体前後方向に延びる区画壁(91)と、該区画壁(91)の車体後方側端部から車幅方向に延びる延出壁(93)とを備え、前記遮光壁(94)は、前記延出壁(93)の車幅方向外側端部から車体前方に延びる形状とされている点に第2の特徴がある。
また、前記遮光壁(94)は、車体前後方向で前記第2光源(50)と重なる位置まで車体前方に延出しており、前記遮光壁(94)の車幅方向外側の面が、前記第2光源(50)の照射光を反射する反射面とされている点に第3の特徴がある。
また、前記遮光壁(94)が、前記第2光源(50)と車幅方向で重なる位置に配設されている点に第4の特徴がある。
また、前記第2光源(50)を支持するバルブソケット(51)を備え、前記バルブソケット(51)が、車幅方向で、前記延出壁(93)と重なる位置に配設されている点に第5の特徴がある。
さらに、前記バルブソケット(51)を前記第2リフレクタ(72)に支持するためのベース部材(52)を備え、前記ベース部材(52)を前記第2リフレクタ(72)の略中央に形成される開口(95)に取り付けることで、前記第2リフレクタ空間(BS)が形成され、前記開口(95)が、車体後方側方に傾斜して指向すると共に、車幅方向で前記延出壁(93)と重なる位置に設けられる点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記区画部(92)と前記第2光源(50)との間に遮光壁(94)が設けられているので、遮光壁によってテールランプ部とフラッシャーランプ部とを区切ることが可能となる。これにより、第2光源の左右間隔を狭めて、リヤコンビネーションランプの車幅方向寸法を低減することが可能となる。
第2の特徴によれば、前記区画部(92)が、前記テールランプ部(A)を構成する第1リフレクタ空間(AS)および前記フラッシャーランプ部(B)を構成する第2リフレクタ空間(BS)を区画するために車体前後方向に延びる区画壁(91)と、該区画壁(91)の車体後方側端部から車幅方向に延びる延出壁(93)とを備え、前記遮光壁(94)は、前記延出壁(93)の車幅方向外側端部から車体前方に延びる形状とされているので、フラッシャーランプ部のリフレクタ空間の容量を減らすことなく、フラッシャーランプ部の発光範囲を車幅方向外側にずらすことが可能となる。これにより、第2光源の発光熱に対応できる容量のリフレクタ空間を確保しながら、第2光源の左右間隔を狭めて、リヤコンビネーションランプの車幅方向の寸法を低減することができる。
第3の特徴によれば、前記遮光壁(94)は、車体前後方向で前記第2光源(50)と重なる位置まで車体前方に延出しており、前記遮光壁(94)の車幅方向外側の面が、前記第2光源(50)の照射光を反射する反射面とされているので、第2光源の照射光を遮光壁によって車体側方後方に効率よく反射することが可能となる。
第4の特徴によれば、前記遮光壁(94)が、前記第2光源(50)と車幅方向で重なる位置に配設されているので、フラッシャーランプ用光源の照射光を車体側方後方に反射させやすい位置に遮光壁を設けることができる。
第5の特徴によれば、前記第2光源(50)を支持するバルブソケット(51)を備え、前記バルブソケット(51)が、車幅方向で、前記延出壁(93)と重なる位置に配設されているので、バルブソケットが延出壁によって隠されることで車体後方から視認しにくくなり、コンビネーションランプの外観性を高めることができる。
第6の特徴によれば、前記バルブソケット(51)を前記第2リフレクタ(72)に支持するためのベース部材(52)を備え、前記ベース部材(52)を前記第2リフレクタ(72)の略中央に形成される開口(95)に取り付けることで、前記第2リフレクタ空間(BS)が形成され、前記開口(95)が、車体後方側方に傾斜して指向すると共に、車幅方向で前記延出壁(93)と重なる位置に設けられるので、フラッシャーランプ部のリフレクタ空間の容量を大きくすることが容易となる。また、バルブソケットの支持部と遮光壁とを前後割りの金型で同時に形成するのは難しいところ、バルブソケットの支持部としてのベース部材を第2リフレクタと別体に構成することにより、第2リフレクタを前後割りの金型で製造することが可能となる。
本実施形態に係る車両のリヤコンビネーションランプを適用した自動二輪車の左側面図である。 リヤコンビネーションランプの正面図である。 リヤコンビネーションランプを車体後方上方から見た状態を示す斜視図である。 リヤコンビネーションランプの背面図である。 ベース部材を車体前方側から見た状態を示す斜視図である。 リヤコンビネーションランプの平面図(一部は図2のVI−VI線断面図)である。 図2のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ30を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、操向ハンドル5とシート13との間に運転者の足を乗せる低床フロア11が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。前輪WFを回転自在に軸支するフロントフォーク10は、操向ハンドル5によって操舵自在とされている。操向ハンドル5の前後は、ヘッドライト6を支持するヘッドライトカバー4によって覆われている。
ヘッドライトカバー4の下方に配設されるセンターカウル7の中央には、前側のポジションライトおよびフラッシャーランプを一体のハウジングに収めた灯火装置2が配設されている。センターカウル7の車体後方側には、乗員の脚部に対向するフロアパネル8が設けられている。
シート13の下方はリヤカウル12で覆われており、低床フロア11の後方の位置には、エンジンと変速機とを一体に構成したユニットスイング式のパワーユニットPが揺動自在に軸支されている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するパワーユニットPの後端部は、リヤクッション16によって車体に吊り下げられており、パワーユニットPの上部にはエアクリーナボックス14が取り付けられている。リヤカウル12の後端部には、テールランプの左右に後側のフラッシャーランプを一体に構成したリヤコンビネーションランプ30が取り付けられ、その下方にはリヤフェンダ17が固定されている。
図2は、本実施形態に係るリヤコンビネーションランプ30の正面図である。また、図3はリヤコンビネーションランプ30を車体後方上方から見た状態を示す斜視図である。リヤコンビネーションランプ30は、一体成型されるハウジング70に複数の光源やインナレンズ等を取り付けた後、ハウジング70の全体を覆う無色透明のアウタレンズ31を取り付けることで構成されている。
車幅方向中央には、テールランプ用光源としての第1光源40によって発光するテールランプ部Aが配置されている。テールランプ部Aの車幅方向左右には、フラッシャーランプ用光源としての第2光源50によって発光するフラッシャーランプ部B(点描ハッチング部)が配置されている。また、左右のフラッシャーランプ部Bの下部には、補助ランプ用光源としての第3光源60によって発光する補助ランプ部Cがそれぞれ配置されている。
テールランプ部Aを構成する部分のハウジング70には、テールランプ用リフレクタとしての第1リフレクタ71が設けられている。また、フラッシャーランプ部Bを構成する部分のハウジング70には、フラッシャーランプ用リフレクタとしての第2リフレクタ72が設けられている。さらに、補助ランプ部Cを構成する部分のハウジング70には、補助ランプ用リフレクタとしての第3リフレクタ73が設けられている。各リフレクタの表面は、メッキや金属蒸着等が施された反射面とされる。
テールランプ部Aは、前照灯に連動して常時点灯するテールランプと、ブレーキの操作を知らせるブレーキランプとを兼用する赤色灯である。テールランプ部Aの第1光源40は、ダブルタイプの白熱電球とされる。また、フラッシャーランプ部Bは、方向指示器として作動する橙色の点滅灯であり、補助ランプ部Cは、前照灯に連動して常時点灯する赤色灯である。フラッシャーランプ部Bは、その下端部にテールランプ部A側に延出する部分を有すると共に、その上端部に細長い形状で車幅方向外側上方に延出する部分を有している。
テールランプ部A、フラッシャーランプ部Bおよび補助ランプ部Cの発光範囲は、概ね、外方から視認される区画線に沿って互いに区画されている。この区画線は、アウタレンズ31の裏面に形成される凹凸、インナレンズの外形線、ハウジング70に形成された区画壁等によって形成されている。
ハウジング70には、リヤコンビネーションランプ30を車体側に固定するためのステーが複数設けられている。テールランプ部Aの上部には第1ステー74が設けられ、フラッシャーランプ部Bの上部には第2ステー75および第3ステー76が設けられ、フラッシャーランプ部Bの側部には第4ステー77が設けられ、補助ランプ部Cの下部には第5ステー78が、それぞれ左右一対で設けられている。ハウジング70の裏面側には、車体側の給電部に接続するためのコネクタ81を有するハーネス80が設けられている。
図4は、リヤコンビネーションランプ30の背面図である。また、図5はベース部材52を車体前方側から見た状態を示す斜視図である。テールランプ部Aに相当する位置には第1リフレクタ71が配置されており、その略中央に形成される開口に、第1光源40を支持する第1バルブソケット41が取り付けられている。第1バルブソケット41は、第1リフレクタ71の開口に対してねじ込み操作により係止される。
フラッシャーランプ部Bに相当する位置には第2リフレクタ72が配置されており、その略中央に形成される開口95(図6参照)には、4本の締結部材53を用いてベース部材52が固定されている。図5に示すように、ベース部材52は、車幅方向に指向すると共に締結部材53が通る2つの貫通孔52gが設けられた前側フランジ52cと、開口52dが形成された傾斜部52aと、車幅方向に指向すると共に2つの貫通孔52gが設けられた後側フランジ52bとからなる。傾斜部52aには、第2リフレクタ72に設けられる略方形の開口95に係合させるための内側係合壁52eおよび外側係合壁52fが形成されている。第2光源50を支持する第2バルブソケット51は、ベース部材52の開口52dに対してねじ込み操作によって係止される。
補助ランプ部Cに相当する位置には第3リフレクタ73が配設されており、その略中央に形成される開口に、第3光源60を支持する第3バルブソケット61がねじ込み操作により取り付けられている。左右の第3リフレクタ73は互いに連続的に形成されており、第3光源60の発光時には赤色光が車幅方向に長く延びて連結されるように構成されている。
図6は、リヤコンビネーションランプ30の平面図である。この図では、右側半分を図2のVI−VI線断面図としている。また、図7は、図2のVII−VII線断面図である。テールランプ部Aを構成する第1光源40は無色の白熱電球とされ、第1リフレクタ71に対応する位置に赤色透明のインナレンズ32が配設される。これにより、第1リフレクタ71およびアウタレンズ31(およびインナレンズ32)で囲まれた第1リフレクタ空間ASが形成される。一方、フラッシャーランプ部Bを構成する第2光源50は、橙色に着色された白熱電球とされ、第2リフレクタ72がアウタレンズ31で覆われることで第2リフレクタ空間BSが形成される。
図6の断面図部分を参照して、テールランプ部Aおよびフラッシャーランプ部Bとの間には、互いの照射光が干渉しないように区画するための区画部92が設けられている。本発明では、区画部92が、第1リフレクタ空間ASおよび第2リフレクタ空間BSを区画するために車体前後方向に延びる区画壁91と、該区画壁91の車体後方側端部から車幅方向に延びる延出壁93と、該延出壁93の車幅方向外側端部から車体前方に延びる遮光壁94とを備えている点に特徴がある。遮光壁94は、車幅方向に第2光源50と重なる位置まで車体前方に延出しており、遮光壁94の車幅方向外側の面が、第2光源50の照射光を反射する反射面とされている。
これにより、第2リフレクタ空間BSの容量を減らすことなく、遮光壁94によってフラッシャーランプ部Bの発光範囲を車幅方向外側にずらすことが可能となる。より詳しくは、第2光源50の発光熱に対応できる容量のリフレクタ空間を確保しながら、第2光源50の内側の反射面(遮光壁94の車幅方向外側の面)のみを車体中心から距離Tの位置まで車幅方向外側にずらすことで、左右のフラッシャーランプの識別性を高めると共に、第2光源50の左右間隔を狭めることでリヤコンビネーションランプ30の車幅方向の寸法を低減している。
また、遮光壁94を、第2光源50と車両前後方向に重なる位置に遮光壁94を配置することで、第2光源50の照射光Lが車体側方後方に反射しやすくなり、フラッシャーランプ部Bの被視認性が高められている。
前記したように、第2光源50は第2バルブソケット51に支持されており、第2バルブソケット51は、締結部材53によって第2リフレクタ72に固定されるベース部材52に支持されている。この第2バルブソケット51は、車両前後方向に延出壁93と重なる位置に配設されている。これにより、リヤコンビネーションランプ30を視認した際に、第2バルブソケット51が延出壁93によって隠されることで車体後方から視認しにくくなり、外観性を高めることができる。
さらに、第2リフレクタ72の略中央に形成される開口95にベース部材52を取り付けることで第2リフレクタ空間BSが形成され、開口95が車体後方側方に傾斜して指向すると共に車両前後方向に延出壁93と重なる位置に設けられている。これにより、ハウジング70を合成樹脂の射出成型等で成形するにあたり、第2バルブソケット51の支持部と遮光壁94とを前後割りの金型で同時に形成するのは難しいところ、第2バルブソケット51の支持部としてのベース部材52が第2リフレクタ72と別体に構成されているので、ハウジング70前後割りの金型で製造することが可能となる。なお、ベース部材52の内側係合壁52eおよび外側係合壁52f(図5参照)は、車幅方向内側で区画壁91の端部に係合すると共に、車幅方向外側では、第2リフレクタ72の背面から車体後方に延びる係合壁90の端部に係合する。
テールランプ部Aのインナレンズ32の車幅方向外側端部は、車体前方に指向して、延出壁93に形成された凹部に係合している。これにより、赤色透明のインナレンズ32の端部が区画壁91と車幅方向でオーバーラップすることとなり、テールランプ部Aとフラッシャーランプ部Bとの間を、余分な隙間なく区画することを可能としている。
また、第2リフレクタ72の車幅方向外側端部には、車体後方に延びる第2遮光壁96が設けられている。この第2遮光壁96は、前後方向で第2バルブソケット51と重なる位置まで延びているため、車体側方から第2バルブソケット51を視認しにくくなり、コンビネーションランプ30の外観性を高めることが可能となる。
図8は、図2のVIII−VIII線断面図である。前記したように、フラッシャーランプを構成する第2光源50は第2バルブソケット51に支持されており、この第2バルブソケット51をベース部材52に係合することで第2リフレクタ空間BSが形成される。第2光源50から車幅方向内側に照射される光を車体後方外側に反射する遮光壁94は、第2光源50の形状に合わせた曲線状の逃げ部94aを有すると共に、逃げ部94aの上下において、アウタレンズ31の裏面に近接する位置から第2光源50と重なる位置まで車体前方に延出した形状とされている。これにより、第2光源50の照射光を車体後方外側に効率よく反射することを可能としている。
補助ランプ部Cを構成する第3光源60は無色の白熱電球とされ、第3リフレクタ73に対応する位置に赤色透明のインナレンズ62が配設される。これにより、第3リフレクタ73およびアウタレンズ31(およびインナレンズ62)で囲まれた第3リフレクタ空間CSが形成される。第3リフレクタ空間CSは、第2リフレクタ空間BSより前方に位置しており、リヤコンビネーションランプ30を全体的に後ろ上がりに見える形状とすることを可能としている。
上記した構成により、本実施形態に係る鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプによれば、テールランプ部Aおよびフラッシャーランプ部Bを区画する区画部92を備えるリヤコンビネーションランプ30において、区画部92が、テールランプ部Aを構成する第1リフレクタ空間ASおよびフラッシャーランプ部Bを構成する第2リフレクタ空間BSを区画するために車体前後方向に延びる区画壁91と、該区画壁91の車体後方側端部から車幅方向に延びる延出壁93と、該延出壁93の車幅方向外側端部から車体前方に延びる遮光壁94とを備えるので、フラッシャーランプ部Bの第2リフレクタ空間BSの容量を減らすことなく、フラッシャーランプ部Bの発光範囲を車幅方向外側にずらすことが可能となる。これにより、第2光源50の発光熱に対応できる容量の第2リフレクタ空間BSを確保しながら、第2光源50の左右間隔を狭めて、リヤコンビネーションランプ30の車幅方向の寸法を低減することができる。
なお、リヤコンビネーションランプの外観デザイン、ハウジングの材質や形状、各リフレクタの区分形状や反射板構造、区画部の形状、延出壁や遮光壁の配置や形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、遮光壁は、車体側面視で、第2光源に近接する部分に凹形状を有する板状部材とすることができる。また、各光源を白熱電球に替えて発光ダイオードとすることで赤色透明のインナレンズを廃してもよい。本発明に係るリヤコンビネーションランプは、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、30…リヤコンビネーションランプ、31…アウタレンズ、40…テールランプ用光源(第1光源)、41…第1バルブソケット、50…フラッシャーランプ用光源(第2光源)、51…第2バルブソケット(バルブソケット)、52…ベース部材、60…補助ランプ用光源(第3光源)、61…第3バルブソケット、70…ハウジング、71…テールランプ用リフレクタ(第1リフレクタ)、72…フラッシャーランプ用リフレクタ(第2リフレクタ)、73…補助ランプ用リフレクタ(第3リフレクタ)、91…区画壁、92…区画部、93…延出壁、94…遮光壁、95…開口、A…テールランプ部、B…フラッシャーランプ部、C…補助ランプ部、AS…テールランプ用リフレクタ空間(第1リフレクタ空間)、BS…フラッシャーランプ用リフレクタ空間(第2リフレクタ空間)

Claims (5)

  1. 車幅方向中央のテールランプ部(A)の光源である第1光源(40)と、
    前記テールランプ部(A)の車幅方向左右に隣接するフラッシャーランプ部(B)の光源である第2光源(50)と、
    前記第2光源(50)の照射光を車体側方後方に反射する第2リフレクタ(72)と、
    前記テールランプ部(A)および前記フラッシャーランプ部(B)を外側から覆うアウタレンズ(31)と、
    前記テールランプ部(A)および前記フラッシャーランプ部(B)を区画する区画部(92)とを備える鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ(30)において、
    前記区画部(92)と前記第2光源(50)との間に遮光壁(94)が設けられ、
    前記区画部(92)が、
    前記テールランプ部(A)を構成する第1リフレクタ空間(AS)および前記フラッシャーランプ部(B)を構成する第2リフレクタ空間(BS)を区画するために車体前後方向に延びる区画壁(91)と、
    該区画壁(91)の車体後方側端部から車幅方向に延びる延出壁(93)とを備え、
    前記遮光壁(94)は、前記第2リフレクタ空間(BS)の内部で前記延出壁(93)の車幅方向外側端部から車体前方に延びる形状とされていることを特徴とする鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ。
  2. 前記遮光壁(94)は、車幅方向に前記第2光源(50)と重なる位置まで車体前方に延出しており、
    前記遮光壁(94)の車幅方向外側の面が、前記第2光源(50)の照射光を反射する反射面とされていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ。
  3. 前記遮光壁(94)が、前記第2光源(50)と車両前後方向に重なる位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ。
  4. 前記第2光源(50)を支持するバルブソケット(51)を備え、
    前記バルブソケット(51)が、車両前後方向に前記延出壁(93)と重なる位置に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ。
  5. 前記バルブソケット(51)を前記第2リフレクタ(72)に支持するためのベース部材(52)を備え、
    前記ベース部材(52)を前記第2リフレクタ(72)の略中央に形成される開口(95)に取り付けることで、前記第2リフレクタ空間(BS)が形成され、
    前記開口(95)が、車体後方側方に傾斜して指向すると共に、車両前後方向に前記延出壁(93)と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両のリヤコンビネーションランプ。
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