[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6543958B2 - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6543958B2
JP6543958B2 JP2015037372A JP2015037372A JP6543958B2 JP 6543958 B2 JP6543958 B2 JP 6543958B2 JP 2015037372 A JP2015037372 A JP 2015037372A JP 2015037372 A JP2015037372 A JP 2015037372A JP 6543958 B2 JP6543958 B2 JP 6543958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
electronic
inspection
electronic components
housing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015037372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016161296A (ja
Inventor
武彦 荻原
武彦 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2015037372A priority Critical patent/JP6543958B2/ja
Priority to TW105105279A priority patent/TW201630795A/zh
Priority to CN201610101403.4A priority patent/CN105923341A/zh
Publication of JP2016161296A publication Critical patent/JP2016161296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6543958B2 publication Critical patent/JP6543958B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G37/00Combinations of mechanical conveyors of the same kind, or of different kinds, of interest apart from their application in particular machines or use in particular manufacturing processes
    • B65G37/02Flow-sheets for conveyor combinations in warehouses, magazines or workshops

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られており、この電子部品検査装置には、検査部の保持部までICデバイスを搬送するための電子部品搬送装置が組み込まれている。ICデバイスは、検査前および検査後のいずれも、トレイ上に配置される。このトレイは、行列状に配置された複数の凹部を有している。そして、各1つの凹部には、1つずつICデバイスが収納される(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−97262号公報
しかしながら、電子部品検査装置のユーザーには、検査後のICデバイスは、トレイ上に整然と、すなわち、行列状に配置されていなくてもよいとされるユーザーもおり、特許文献1に記載のものでは、このような要求に対応できなかった。
本発明の目的は、複数の電子部品の配列を気にすることなく収容することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
[適用例1]
本発明の電子部品搬送装置は、検査後の電子部品を複数収容可能な凹部を有する収容部材を配置可能な配置部と、
前記電子部品を複数把持可能であり、前記電子部品を前記凹部上まで搬送する把持部と、を備え、
前記収容部材は、一方に開口し、前記複数の電子部品が投入可能な開口部と、他方を閉塞する底部と、を有し、
前記把持部は、前記収容部材に収容されるべき前記複数の電子部品のうち、第1電子部品と第2電子部品とを把持している場合、前記凹部上で前記第1電子部品および前記第2電子部品を解放する際には、前記第1電子部品、前記第2電子部品の順に解放し、かつ、鉛直上方から見たときに、前記第1電子部品上と異なる位置で前記第2電子部品を解放することを特徴とする。
これにより、複数の電子部品の配列を気にすることなく収容することができる。
[適用例2]
本発明の電子部品搬送装置では、前記把持部は、把持した前記電子部品同士のピッチを変更可能に構成されており、前記収容部材上で前記電子部品を解放するときには、前記ピッチを最小にして行なうのが好ましい。
[適用例3]
本発明の電子部品搬送装置では、前記開口部の面の大きさは、把持部により複数の前記電子部品を把持した場合の各々の前記電子部品の位置を含むのが好ましい。
これにより、複数の電子部品を収容する時間を短縮することができる。
[適用例4]
本発明の電子部品搬送装置では、前記開口部は矩形であるのが好ましい。
これにより、収納部材の小型化を図れる。
[適用例5]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材の少なくとも前記閉部が弾性部材で構成されているのが好ましい。
これにより、凹部に電子部品が落下して来た際、当該電子部品に対する衝撃を緩和することができ、よって、電子部品の破損や故障等を防止することができる。
[適用例6]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材に収容される前記電子部品の個数が所定数に達したか否かを計数可能であるのが好ましい。
これにより、電子部品の個数が所定数収容された収容部材と、空の収容部材とを交換することができる。
[適用例7]
本発明の電子部品搬送装置では、前記計数は、前記電子部品を解放する直前の前記把持部の第1画像と、前記電子部品を解放した直後の前記把持部の第2画像とを比較して、前記第1画像の前記電子部品の個数と、前記第2画像中の前記電子部品の個数との差を演算することにより可能となるのが好ましい。
[適用例8]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材内では、前記複数の電子部品のうち、少なくとも一部の前記電子部品同士が互いに重なるのが好ましい。
これにより、複数の電子部品の配列を気にすることなく収容することができる。
[適用例9]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材の載置の有無を検出可能であるのが好ましい。
これにより、収容部材を用いて、電子部品の収容が可能となる。
[適用例10]
本発明の電子部品搬送装置では、前記配置部は、前記収容部材の一部が入り込む凹部を有するのが好ましい。
これにより、収容部材の位置ズレを防止することができ、よって、収容部材に向けて電子部品を落下させることができる。
[適用例11]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材に前記電子部品が収容される際、前記電子部品が解放される高さは、変更可能であるのが好ましい。
これにより、電子部品の落下による破損等を防止することができる。
[適用例12]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材を配置する際、鉛直上方から見たときの基準位置から前記収容部材の中心位置を設定可能な中心位置設定部を有するのが好ましい。
これにより、収容部材の大きさに応じて、電子部品搬送装置が作動可能状態となる。
[適用例13]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材に収容され得る前記電子部品の個数を設定可能な収容個数設定部を有するのが好ましい。
これにより、収容部材の大きさに応じて、電子部品搬送装置が作動可能状態となる。
[適用例14]
本発明の電子部品搬送装置では、前記収容部材として、外形形状が異なる2種の収容部材が予め用意されており、
前記配置部には、前記2種の収容部材が交換可能に配置されるのが好ましい。
[適用例15]
本発明の電子部品検査装置は、電子部品を検査する検査部と、
前記検査部により検査された検査後の電子部品を複数収容可能な凹部を有する収容部材を配置可能な配置部と、
前記電子部品を複数把持可能であり、前記電子部品を前記凹部上まで搬送する把持部と、を備え、
前記収容部材は、一方に開口し、前記複数の電子部品が投入可能な開口部と、他方を閉塞する底部と、を有し、
前記把持部は、前記収容部材に収容されるべき前記複数の電子部品のうち、第1電子部品と第2電子部品とを把持している場合、前記凹部上で前記第1電子部品および前記第2電子部品を解放する際には、前記第1電子部品、前記第2電子部品の順に解放し、かつ、鉛直上方から見たときに、前記第1電子部品上と異なる位置で前記第2電子部品を解放することを特徴とする。
これにより、複数の電子部品の配列を気にすることなく収容することができる。
図1は、本発明の電子部品搬送装置(第1実施形態)を正面側から見た概略斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品検査装置の概略平面図である。 図3は、図1に示す電子部品検査装置が備える回収用ボックスおよびその周辺の斜視図である。 図4は、図3中の矢印A方向から見た図である。 図5は、図3中のB−B線断面図である。 図6は、図1に示す電子部品検査装置が備えるモニターに表示されるトレイに関する情報を示す図である。 図7は、図1に示す電子部品検査装置が備えるモニターに表示される回収用ボックスに関する情報を示す図である。 図8は、本発明の電子部品検査装置(第2実施形態)が備えるモニターに表示される回収用ボックスの図である。 図9は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)において回収用ボックスにICデバイスが収容されるときの状態を示す5面図である。 図10は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備える回収用ボックスおよびその周辺の断面図である。 図11は、本発明の電子部品検査装置(第5実施形態)が備えるモニターに表示される回収用ボックスに関する情報を示す図である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の電子部品搬送装置(第1実施形態)を正面側から見た概略斜視図である。図2は、図1に示す電子部品検査装置の概略平面図である。図3は、図1に示す電子部品検査装置が備える回収用ボックスおよびその周辺の斜視図である。図4は、図3中の矢印A方向から見た図である。図5は、図3中のB−B線断面図である。図6は、図1に示す電子部品検査装置が備えるモニターに表示されるトレイに関する情報を示す図である。図7は、図1に示す電子部品検査装置が備えるモニターに表示される回収用ボックスに関する情報を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いていた状態も含む。
図1、図2に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図2に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(以下単に「供給領域」と言う)A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域(以下単に「回収領域」と言う)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。このように検査装置1は、各領域でICデバイス90を搬送する電子部品搬送装置と、検査領域A3内で検査を行なう検査部16と、制御部80と、モニター300と、シグナルランプ400とを備えたものとなっている。検査装置1では、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5のうち、ICデバイス90が搬送されるデバイス供給領域A2から回収領域A4までを「搬送領域(搬送エリア)」とも言うことができる。
なお、検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方(図2中の下側)が正面側となり、その反対側、すなわち、検査領域A3が配された方(図2中の上側)が背面側として使用される。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ(配置部材)200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上に配置された複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1と供給領域A2とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構11A、11Bが設けられている。
供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート)12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構(第1搬送装置)15とが設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90が載置される載置部であり、当該複数のICデバイス90を加熱または冷却することができる。これにより、ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。図2に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入された(搬送されてきた)トレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12に搬送され、載置される。
デバイス搬送ヘッド13は、供給領域A2内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200を供給領域A2内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによって供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、デバイス供給部(供給シャトル)14と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部(回収シャトル)18とが設けられている。
デバイス供給部14は、温度調整されたICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を検査部16近傍まで搬送することができる。このデバイス供給部14は、供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、温度調整部12上のICデバイス90は、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験するユニットである。検査部16には、ICデバイス90を保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続される複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。ICデバイス90の検査は、検査部16に接続されるテスターが備える検査制御部に記憶されているプログラムに基づいて行われる。なお、検査部16では、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができる。
デバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を回収領域A4まで搬送することができる。このデバイス回収部18は、検査領域A3と回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、検査部16上のICデバイス90は、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。この搬送は、デバイス搬送ヘッド17によって行なわれる。
回収領域A4は、検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。この回収領域A4には、回収用トレイ19と、回収用ボックス(収容部材)23と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構(第2搬送装置)21とが設けられている。また、回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、ICデバイス90が載置される載置部であり、回収領域A4内に固定され、図2に示す構成では、X方向に沿って2つ配置されている。回収用ボックス23は、前記2つの回収用トレイ19のうちの図2中の右側の回収用トレイ19のさらに右側に隣り合って配置されている。また、空のトレイ200も、ICデバイス90が載置される載置部であり、X方向に沿って3つ配置されている。そして、回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19、回収用ボックス23および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、回収領域A4内で移動可能に支持されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や回収用ボックス23、その他、空のトレイ200に搬送することができる。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200を回収領域A4内でX方向に搬送させる機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。このように検査装置1では、回収領域A4にトレイ搬送機構21が設けられ、その他に、供給領域A2にトレイ搬送機構15が設けられている。これにより、例えば空のトレイ200のX方向への搬送を1つの搬送機構で行なうよりも、スループット(単位時間当たりのICデバイス90の搬送個数)の向上を図ることができる。
なお、トレイ搬送機構15、21の構成としては、特に限定されず、例えば、トレイ200を吸着する吸着部材と、当該吸着部材をX方向に移動可能に支持するボールネジ等の支持機構とを有する構成が挙げられる。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、回収領域A4とトレイ除去領域A5とをまたぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構22A、22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200を回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する機構である。トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5から回収領域A4に搬送する機構である。
制御部80は、例えば、駆動制御部を有している。駆動制御部は、例えば、トレイ搬送機構11A、11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22A、22Bの各部の駆動を制御する。
なお、前記テスターの検査制御部は、例えば、図示しないメモリー内に記憶されたプログラムに基づいて、検査部16に配置されたICデバイス90の電気的特性の検査等を行なう。
以上のような検査装置1では、温度調整部12や検査部16以外にも、デバイス搬送ヘッド13、デバイス供給部14、デバイス搬送ヘッド17もICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、ICデバイス90は、搬送されている間、温度が一定に維持される。
そして、オペレーターは、モニター300を介して、検査装置1の作動時の温度条件等を設定したり、確認したりすることができる。このモニター300は、検査装置1の正面側上部に配置されている。図1および図2に示すように、トレイ除去領域A5の図中の右側には、モニター300に表示された画面を操作する際に用いられるマウスを載置するマウス台600が設けられている。
また、シグナルランプ400は、発光する色の組み合わせにより、検査装置1の作動状態等を報知することができる。シグナルランプ400は、トップカバー74上に配置されている。なお、検査装置1には、スピーカー500が内蔵されており、このスピーカー500によっても検査装置1の作動状態等を報知することもできる。
図2に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と供給領域A2との間が第1隔壁61によって区切られて(仕切られて)おり、供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁62によって区切られており、検査領域A3と回収領域A4との間が第3隔壁63によって区切られており、回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁64によって区切られている。また、供給領域A2と回収領域A4との間も、第5隔壁65によって区切られている。これらの隔壁は、各領域の気密性を保つ機能を有している。さらに、検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー70、サイドカバー71および72、リアカバー73、トップカバー74がある。
そして、供給領域A2は、第1隔壁61と第2隔壁62と第5隔壁65とサイドカバー71とリアカバー73とによって画成された第1室R1となっている。第1室R1には、未検査状態の複数のICデバイス90がトレイ200ごと搬入される。
検査領域A3は、第2隔壁62と第3隔壁63とリアカバー73とによって画成された第2室R2となっている。また、第2室R2には、リアカバー73よりも内側に内側隔壁66が配置されている。
回収領域A4は、第3隔壁63と第4隔壁64と第5隔壁65とサイドカバー72とリアカバー73とによって画成された第3室R3となっている。第3室R3には、検査が終了した複数のICデバイス90が第2室R2から搬入される。
図2に示すように、サイドカバー71には、第1扉(左側第1扉)711と第2扉(左側第2扉)712とが設けられている。第1扉711や第2扉712を開けることにより、例えば第1室R1内でのメンテナンスやICデバイス90におけるジャムの解除等(以下、これらを総称として「作業」という)を行なうことができる。なお、第1扉711と第2扉712とは、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第1室R1内での作業時には、当該第1室R1内のデバイス搬送ヘッド13等の可動部は、停止する。第1扉711および第2扉712は、シリンダー740の作動により一括して(まとめて)施錠開錠可能となっている。
同様に、サイドカバー72には、第1扉(右側第1扉)721と第2扉(右側第2扉)722とが設けられている。第1扉721や第2扉722を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。なお、第1扉721と第2扉722も、互いに反対方向に開閉する、いわゆる「観音開き」となっている。また、第3室R3内での作業時には、当該第3室R3内のデバイス搬送ヘッド20等の可動部は、停止する。第1扉721および第2扉722は、シリンダー745の作動により一括して(まとめて)施錠開錠可能となっている。
また、リアカバー73にも、第1扉(背面側第1扉)731と第2扉(背面側第2扉)732と第3扉(背面側第3扉)733とが設けられている。第1扉731を開けることにより、例えば第1室R1内での作業を行なうことができる。第3扉733を開けることにより、例えば第3室R3内での作業を行なうことができる。さらに、内側隔壁66には、第4扉75が設けられている。そして、第2扉732および第4扉75を開けることにより、例えば第2室R2内での作業を行なうことができる。なお、第1扉731と第2扉732と第4扉75とは、同じ方向に開閉し、第3扉733は、これらの扉と反対方向に開閉する。また、第2室R2内での作業時には、当該第2室R2内のデバイス搬送ヘッド17等の可動部は、停止する。第1扉731は、シリンダー741の作動により施錠開錠可能となっており、第2扉732は、シリンダー742の作動により施錠開錠可能となっており、第3扉733は、シリンダー744の作動により施錠開錠可能となっており、第4扉75は、シリンダー743の作動により施錠開錠可能となっている。
そして、各扉を閉じることにより、対応する各室での気密性や断熱性を確保することができる。
前述したように、検査後のICデバイス90は、その検査結果ごとに、回収用トレイ19、回収用ボックス23および空のトレイ200のうちのいずれかに回収されて、分類されることとなる。回収用トレイ19およびトレイ200上では、ICデバイス90は、行列状に配置されることとなる。
ところで、検査装置1のユーザーによっては、検査後のICデバイス90は、整然と、すなわち、行列状に配置されていなくてもよいとされる場合がある。検査装置1では、このような要求に対応することができるよう構成されており、回収用ボックス23を用いる。以下、この構成について説明する。
図3〜図5に示すように、回収領域A4内には、回収用ボックス23を配置可能な配置部24が設けられている。この配置部24上に回収用ボックス23を配置する位置を画面から選択すると回収用ボックス23を使用することが可能となる。なお、検査装置1では、回収用ボックス23を使用しない場合、当該回収用ボックス23に代えて、配置部24上に回収用トレイ19を交換して配置可能である。
また、図3に示すように、回収領域A4内には、配置部24上に回収用ボックス23が載置されているか否かを検出する、すなわち、配置部24上の回収用ボックス23の有無を検出する検出部25が設けられている。検出部25は、制御部80と電気的に接続された光透過型のセンサーであり、発光部251と受光部252とを有している。発光部251は、光253を照射する発光ダイオードであり、受光部252は、光253を受けるフォトダイオードである。また、発光部251と受光部252とは、配置部24上の回収用ボックス23を介して、対向配置されている。
そして、配置部24上に回収用ボックス23が未だ配置されていない状態では、発光部251からの光253が受光部252に到達して受光される。この場合、制御部80では、配置部24上には回収用ボックス23が配置されていないと判断する。これに対し、配置部24上に回収用ボックス23が配置されている状態では、発光部251からの光253が回収用ボックス23で遮光されて、受光部252には到達しない(図3参照)。この場合、制御部80では、配置部24上に回収用ボックス23が配置されていると判断する。これにより、回収用ボックス23を用いる、すなわち、回収用ボックス23にICデバイス90を収容することができる。
なお、回収用ボックスの配置箇所は、図2に示す箇所に限定されず、例えば、回収用トレイ19が配置されている箇所や、空のトレイ200が配置される箇所とすることもできる。
回収用ボックス23は、平面視で長方形状(または正方形)をなす底部(閉部)231と、底部231の縁部から立設した壁部232a、壁部232b、壁部232cおよび壁部232dとを有している。すなわち、回収用ボックス23は有底筒状のものとなっている。そして、底部231と壁部232aと壁部232bと壁部232cと壁部232dとで、1つの凹部233が画成されている。これにより、回収用ボックス23は、凹部233に、検査後のICデバイス90を複数個収容することができる(図5参照)。また、凹部233は、上方(一方)に開口した開口部234を有するものとなっている。開口部234は、ICデバイス90を凹部233に収容する際に、ICデバイス90が投入される投入口となる。
なお、底部231のX方向の長さは、5cm以上、20cm以下であるのが好ましく、8cm以上、11cm以下であるのがより好ましい。底部231のY方向の長さは、5cm以上、50cm以下であるのが好ましく、10cm以上、30cm以下であるのがより好ましい。壁部232a〜壁部232dのZ方向の長さ、すなわち、高さは、例えば、1cm以上、10cm以下であるのが好ましく、2cm以上、4cm以下であるのがより好ましい。
また、回収用ボックス23の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アルミニウム等のような各種金属材料や、ポリエチレン等のような各種樹脂材料を用いることができる。
図5に示すように、回収用ボックス23の内側には、弾性部材で構成された弾性膜26が貼り付けられている。弾性膜26は、底部231および壁部232a〜壁部232dの凹部233に臨む部分を覆っている。これにより、凹部233にICデバイス90が落下して来た際、当該ICデバイス90に対する衝撃を緩和することができ、よって、ICデバイス90の破損や故障等を防止することができる。なお、回収用ボックス23では、弾性膜26を省略することもできる。
以上のような回収用ボックス23にICデバイス90を収容するには、図4に示すように、複数(図中では8つ)のICデバイス90を一括して把持した状態のデバイス搬送ヘッド20を回収用ボックス23の鉛直上方に位置して、停止した状態とする。そして、この状態のまま、各ICデバイス90に対する把持力を解放する。これにより、各ICデバイス90は、落下していき、図5に示すように、凹部233内では、一部または全部のICデバイス90同士が互いに重なって収容される。そして、このような動作を繰り返すことにより、多数(複数)のICデバイス90を配列を気にすることなく回収用ボックス23に収容することができる。
また、検査装置1では、回収用ボックス23に収容されるICデバイス90の個数(以下「収容個数」という)を、計数することができる。この計数は、例えば画像処理を用いて行うことができる。この場合、ICデバイス90を開放する直前のデバイス搬送ヘッド20の第1画像と、ICデバイス90を開放した直後のデバイス搬送ヘッド20の第2画像とを比較して、第1画像中のICデバイス90の個数と、第2画像中のICデバイス90の個数との差を演算することにより可能となる。その他、回収用ボックス23に収納したICデバイス90を制御部80で計数してもよい。
そして、収容個数が、予め設定されている閾値としての所定数に達したか否かを、制御部80で判断することができる。判断の結果、収容個数が所定数に達した場合には、その旨を例えばモニター300等で報知する。これにより、オペレーターは、回収領域A4の第1扉721と第2扉722を開けて、回収用ボックス23を回収領域A4から取り出し、空の回収用ボックス23と交換することができる。また、回収用ボックス23の交換を検出部25でも検出することもできる。
図4に示すように、回収用ボックス23の開口部234の形状は、複数(図中では8つ)のICデバイス90が一括して投入可能な形状をなす、すなわち、平面視で複数のICデバイス90を包含する形状をなす。換言すれば、開口部234の面の大きさは、デバイス搬送ヘッド20(把持部)により複数のICデバイス90を把持した場合の各々のICデバイス90の位置を含む。これにより、例えばICデバイス90を1つずつ順に収容する場合に比べて、ICデバイス90を収容する時間を短縮することができる。なお、デバイス搬送ヘッド20は、把持したICデバイス90同士のピッチ(間隔)を変更可能に構成されており、当該ICデバイス90を開放するときには、ピッチを最小にして行なう。また、複数のICデバイス90を放すタイミングは、同時であってもよいし、時間差があってもよい。
また、回収用ボックス23は、その大きさが検査装置1のユーザーまたはICデバイス90の種類ごとに異なる場合がある。ここでは、回収用ボックス23の大きさに応じて、検査装置1を作動可能状態とするための設定画面について、図6、図7を参照しつつ説明する。
この設定には、図6、図7に示すフォームF1がモニター300に表示される。フォームF1は、4つのタブT1〜T4を有しており、タブT1には「Type 1」と記載され、タブT2には「Type 2」と記載され、タブT3には「Type 3」と記載され、タブT4には「Bulk Box」と記載されている。また、フォームF1の下部には、「Store」、「Recall」、「OK」、「Cancel」、「Apply」等の各種の操作ボタンBが表示されている。
そして、タブT1〜T3のうち、代表的にタブT1を選択すると、図6に示すように、フォームF1には、トレイ200に関する情報を入力する(設定する)ことができる(Tray設定画面/Tray Setting Display)。この情報には、トレイ200の寸法である「X-Dimension」用のブランクBL1、「Y-Dimension」用のブランクBL2、「Thickness」用のブランクBL3と、トレイ200が有する凹部の基準位置(角部)からの距離「X-Start」用のブランクBL4、「X-Pitch」用のブランクBL5、「Y-Start」用のブランクBL6、「Y-Pitch」用のブランクBL7とがある。また、トレイ200を取り上げる際の基準位置の「Pick Up」用のブランクBL8や、ICデバイス90の名称用のブランクBL9がある。
また、タブT4を選択すると、図7に示すように、フォームF1には、回収用ボックス23に関する情報を入力することができる。すなわち、回収用ボックス23の配置位置の設定等を行なうことができる(設定表示部(Bulk Box 有無確認/Bulk Box Detect sensor))。この情報には、回収用ボックス23の中心の、前記トレイ200の基準位置(角部)からの距離「X-Start」用のブランクBL10(中心位置設定部)、「Y-Start」用のブランクBL11(中心位置設定部)、回収用ボックス23のX方向の長さ「X-Dimension」用のブランクBL15、回収用ボックス23のY方向の長さ「Y-Dimension」用のブランクBL16がある。また、回収用ボックス23に収容され得るICデバイス90の個数設定用のブランクBL12(収容個数設定部)や、回収用ボックス23の名称用のブランクBL13がある。
そして、これらブランクBL1〜ブランクBL13、ブランクBL15、ブランクBL16に適宜数値等を入力することにより、回収用ボックス23の大きさに応じて、検査装置1が作動可能状態となる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の電子部品検査装置(第2実施形態)が備えるモニターに表示される回収用ボックスの図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、回収用ボックス交換用の設定画面が表示されること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態では、平面視で長方形(矩形)をなす回収用ボックス23(図8(a)参照)を、円筒状の回収用ボックス23(図8(b)参照)に交換することができる。また、回収用ボックス23が長方形(矩形)をなすことにより、回収用ボックス23をできる限り小さいものとすることができる。
この交換を行なう際、まず、検査装置1内での回収用ボックス23の交換を行なっておく。次いで、モニター300に、図8(a)に示す「収納ボックスタイプ1」のフォームF2を表示させる。このフォームF2には、平面視で長方形をなす回収用ボックス23が描かれている。
次に、交換されるべき図8(b)に示す「収納ボックスタイプ2」のフォームF3をモニター300に表示させる。このフォームF3には、円筒状の回収用ボックス23が記載されている。そして、フォームF2からフォームF3に変更する(選択する)。
これにより、円筒状の回収用ボックス23が使用可能な状態となる、すなわち、円筒状の回収用ボックス23にICデバイス90を収容することができる状態となる。
なお、本実施形態の検査装置1では、前記交換とは反対に、円筒状の回収用ボックス23を、平面視で長方形状(または正方形)をなす回収用ボックス23に交換することもできる。
<第3実施形態>
図9は、本発明の電子部品検査装置(第3実施形態)において回収用ボックスにICデバイスが収容されるときの状態を示す5面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、回収用ボックスに対するICデバイスの解放位置が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態では、回収用ボックス23にICデバイス90を収容する際の当該ICデバイス90の解放位置を変更することができる。この変更される解放位置としては、平面視でのICデバイス90の位置と、ICデバイス90の高さの位置である。
図9中の中央の図に示すように、ICデバイス90は、壁部232aと壁部232dとの境界部である角部235a付近から順に反時計回りに、壁部232aと壁部232bとの境界部である角部235b付近、壁部232bと壁部232cとの境界部である角部235c付近、壁部232cと壁部232dとの境界部である角部235d付近を経て、角部235a〜角部235d付近でそれぞれ順に解放される。
また、これに伴って、角部235a付近では、ICデバイス90は、底部231を覆う弾性膜26からの高さHが最も低い。そして、角部235b付近での前記弾性膜26からの高さH、角部235c付近での前記弾性膜26からの高さH、角部235d付近での前記弾性膜26からの高さHが順に増加していく。
このような解放位置の変更により、ICデバイス90の落下による破損防止や、回収用ボックス23内で積み重ねられていくICデバイス90と、これらから落下してくるICデバイス90との干渉を防止することができる。また、回収用ボックス23内でほぼ均一にICデバイス90を積み重ねていくことができる。
なお、図9に示すようなICデバイス90の解放態様の他に、トレイ200上に当該トレイ200の凹部(ポケット)の配列方向に沿ってICデバイス90を解放する態様であってもよい。
<第4実施形態>
図10は、本発明の電子部品検査装置(第4実施形態)が備える回収用ボックスおよびその周辺の断面図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、回収用ボックスが配置される配置部の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、回収用ボックス23が配置される配置部24は、凹部241を有している。この凹部241には、回収用ボックス23の底部231付近が嵌まり込む(入り込む)ことができる。これにより、回収用ボックス23の位置が規制され、よって、検査装置1の作動中に回収用ボックス23が配置部24からズレてしまうのを防止することができる。これにより、回収用ボックス23に向けてICデバイス90を落下させることができる。
<第5実施形態>
図11は、本発明の電子部品検査装置(第5実施形態)が備えるモニターに表示される回収用ボックスに関する情報を示す図である。
以下、この図を参照して本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、回収用ボックスの大きさに応じて検査装置を作動可能状態とするための設定画面の構成が異なること以外は前記第2実施形態と同様である。
図11に示すように、回収用ボックス23は、円筒状をなすものである。そして、フォームF1のタブT4を選択すると、表示される情報として、回収用ボックス23の高さ「Height Dimension」用のブランクBL14、回収用ボックス23の直径「Diameter」用のブランクBL16も追加されている。これにより、例えばデバイス搬送ヘッド20の回収用ボックス23への干渉防止や、ICデバイス90の落下衝撃による破損防止に寄与する。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、電子部品搬送装置および電子部品検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、回収用ボックスは、前記各実施形態では1つの凹部を有するものであるが、これに限定されず、複数の凹部を有するものであってもよい。この場合も、各凹部に、複数個のICデバイスを収容することができる。
また、回収用ボックスの底部の平面視での形状は、前記第1実施形態では長方形状または正方形等のような四角形であったが、この他、矩形として、六角形等であってもよい。
また、回収用ボックスの弾性膜は、前記第1実施形態では底部および各壁部を覆っているが、これに限定されず、少なくとも底部を覆っていればよい。
また、回収用ボックスは、前記第1実施形態では有底筒状であるが、これに限定されず、箱状のものであってもよい。
1……検査装置(電子部品検査装置)
11A、11B……トレイ搬送機構
12……温度調整部(ソークプレート)
13……デバイス搬送ヘッド
14……デバイス供給部(供給シャトル)
15……トレイ搬送機構(第1搬送装置)
16……検査部
17……デバイス搬送ヘッド
18……デバイス回収部(回収シャトル)
19……回収用トレイ
20……デバイス搬送ヘッド
21……トレイ搬送機構(第2搬送装置)
22A、22B……トレイ搬送機構
23……回収用ボックス(収容部材)
231……底部
232a、232b、232c、232d……壁部
233……凹部
234……開口部
235a、235b、235c、235d……角部
24……配置部
241……凹部
25……検出部
251……発光部
252……受光部
253……光
26……弾性膜
61……第1隔壁
62……第2隔壁
63……第3隔壁
64……第4隔壁
65……第5隔壁
66……内側隔壁
70……フロントカバー
71……サイドカバー
711……第1扉
712……第2扉
72……サイドカバー
721……第1扉
722……第2扉
73……リアカバー
731……第1扉
732……第2扉
733……第3扉
74……トップカバー
740、741、742、743、744、745……シリンダー
75……第4扉
80……制御部
90……ICデバイス
200……トレイ(配置部材)
300……モニター
400……シグナルランプ
500……スピーカー
600……マウス台
A1……トレイ供給領域
A2……デバイス供給領域(供給領域)
A3……検査領域
A4……デバイス回収領域(回収領域)
A5……トレイ除去領域
B……操作ボタン
BL1、BL2、BL3、BL4、BL5、BL6、BL7、BL8、BL9、BL10、BL11、BL12、BL13、BL14、BL15、BL16……ブランク
F1、F2、F3……フォーム
H……高さ
R1……第1室
R2……第2室
R3……第3室
T1、T2、T3、T4……タブ

Claims (15)

  1. 検査後の電子部品を複数収容可能な凹部を有する収容部材を配置可能な配置部と、
    前記電子部品を複数把持可能であり、前記電子部品を前記凹部上まで搬送する把持部と、を備え、
    前記収容部材は、一方に開口し、前記複数の電子部品が投入可能な開口部と、他方を閉塞する底部と、を有し、
    前記把持部は、前記収容部材に収容されるべき前記複数の電子部品のうち、第1電子部品と第2電子部品とを把持している場合、前記凹部上で前記第1電子部品および前記第2電子部品を解放する際には、前記第1電子部品、前記第2電子部品の順に解放し、かつ、鉛直上方から見たときに、前記第1電子部品上と異なる位置で前記第2電子部品を解放することを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記把持部は、把持した前記電子部品同士のピッチを変更可能に構成されており、前記収容部材上で前記電子部品を解放するときには、前記ピッチを最小にして行なう請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記開口部の面の大きさは、把持部により複数の前記電子部品を把持した場合の各々の前記電子部品の位置を含む請求項1または2に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記開口部は矩形である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記収容部材の少なくとも前記部が弾性部材で構成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記収容部材に収容される前記電子部品の個数が所定数に達したか否かを計数可能である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記計数は、前記電子部品を解放する直前の前記把持部の第1画像と、前記電子部品を解放した直後の前記把持部の第2画像とを比較して、前記第1画像の前記電子部品の個数と、前記第2画像中の前記電子部品の個数との差を演算することにより可能となる請求項6に記載の電子部品搬送装置。
  8. 前記収容部材内では、前記複数の電子部品のうち、少なくとも一部の前記電子部品同士が互いに重なる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  9. 前記収容部材の載置の有無を検出可能である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  10. 前記配置部は、前記収容部材の一部が入り込む凹部を有する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  11. 前記収容部材に前記電子部品が収容される際、前記電子部品が解放される高さは、変更可能である請求項1ないし10のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  12. 前記収容部材を配置する際、鉛直上方から見たときの基準位置から前記収容部材の中心位置を設定可能な中心位置設定部を有する請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  13. 前記収容部材に収容され得る前記電子部品の個数を設定可能な収容個数設定部を有する請求項1ないし12のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  14. 前記収容部材として、外形形状が異なる2種の収容部材が予め用意されており、
    前記配置部には、前記2種の収容部材が交換可能に配置される請求項1ないし13のいずれか1項に記載の電子部品搬送装置。
  15. 電子部品を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された検査後の電子部品を複数収容可能な凹部を有する収容部材を配置可能な配置部と、
    前記電子部品を複数把持可能であり、前記電子部品を前記凹部上まで搬送する把持部と、を備え、
    前記収容部材は、一方に開口し、前記複数の電子部品が投入可能な開口部と、他方を閉塞する底部と、を有し、
    前記把持部は、前記収容部材に収容されるべき前記複数の電子部品のうち、第1電子部品と第2電子部品とを把持している場合、前記凹部上で前記第1電子部品および前記第2電子部品を解放する際には、前記第1電子部品、前記第2電子部品の順に解放し、かつ、鉛直上方から見たときに、前記第1電子部品上と異なる位置で前記第2電子部品を解放することを特徴とする電子部品検査装置。
JP2015037372A 2015-02-26 2015-02-26 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Active JP6543958B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037372A JP6543958B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
TW105105279A TW201630795A (zh) 2015-02-26 2016-02-23 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
CN201610101403.4A CN105923341A (zh) 2015-02-26 2016-02-24 电子部件输送装置以及电子部件检查装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015037372A JP6543958B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016161296A JP2016161296A (ja) 2016-09-05
JP6543958B2 true JP6543958B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=56840375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015037372A Active JP6543958B2 (ja) 2015-02-26 2015-02-26 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6543958B2 (ja)
CN (1) CN105923341A (ja)
TW (1) TW201630795A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108414850A (zh) * 2017-01-30 2018-08-17 精工爱普生株式会社 电子部件输送装置及电子部件检查装置
JP2018141699A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53126480U (ja) * 1977-03-09 1978-10-07
JPS53120278A (en) * 1977-03-30 1978-10-20 Hitachi Ltd Classifying device for semiconductor element
JPH01118779A (ja) * 1987-10-31 1989-05-11 Nec Corp ハンドリング装置
US5025924A (en) * 1988-11-16 1991-06-25 Toppan Printing Co., Ltd. Container
JPH03234038A (ja) * 1990-02-09 1991-10-18 Hitachi Ltd リード付き電子部品の組立不良品取除き装置
JPH0716174U (ja) * 1993-08-30 1995-03-17 株式会社トーキン 検査装置
US6901971B2 (en) * 2001-01-10 2005-06-07 Entegris, Inc. Transportable container including an internal environment monitor
JP4188638B2 (ja) * 2002-08-06 2008-11-26 株式会社ジェイエスピー ガラス板搬送用コンテナ
JP4174557B2 (ja) * 2002-10-17 2008-11-05 ゴールド工業株式会社 ウエハ等精密基板収容容器
JP2004266181A (ja) * 2003-03-04 2004-09-24 Nec Electronics Corp 半導体基板収納容器
JP2005044978A (ja) * 2003-07-28 2005-02-17 Nippon Steel Corp 導電性ボール搭載装置
JP5294218B2 (ja) * 2010-01-25 2013-09-18 株式会社 東京ウエルズ ワークの測定分類装置およびワークの測定分類方法
JP5621313B2 (ja) * 2010-05-14 2014-11-12 セイコーエプソン株式会社 電子部品検査装置及び電子部品搬送方法
JP2016023939A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 電子部品搬送装置および電子部品検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016161296A (ja) 2016-09-05
CN105923341A (zh) 2016-09-07
TW201630795A (zh) 2016-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018105730A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP6543958B2 (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
TW201816410A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
US20130338818A1 (en) Device and method for removing tested semiconductor components
US9384614B2 (en) Coin dispensing device and drawer
JP5914586B2 (ja) 熱分析試料を準備状態に保持、搬送、処理及び保管するための方法及びマガジン
TW201703951A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2017015483A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP6570899B2 (ja) 物品検査装置
KR102124131B1 (ko) Led 모듈 분류 및 포장 시스템
JP6331809B2 (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR20210097109A (ko) 시스템, 칩 트레이, 및 방법
US11009541B2 (en) Electronic component handler and electronic component tester
KR101460962B1 (ko) 비전검사장비의 로더장치
TWI696234B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
KR102124318B1 (ko) Led 모듈 분류 시스템
JP2017116369A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR102326139B1 (ko) 포켓피더가 적용된 공캡슐 검사용 약품 정렬장치
JP2017133946A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2017067591A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
JP2020118632A (ja) 電子部品搬送装置の教示方法、電子部品搬送装置の教示プログラム、電子部品搬送装置、および電子部品検査装置
JP2017032377A (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR102150970B1 (ko) 백라이트 광원을 활용한 다용도 캡슐 검사장치
JP3600850B2 (ja) カセットに収納されたウエハを分析する蛍光x線分析装置
TW201827838A (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6543958

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150