JP6435864B2 - 冷延鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
C:0.05〜0.30%、
Si:0.5〜2.5%、
Mn:0.5〜3.5%、
P:0.100%以下、
S:0.050%以下、
sol.Al:0〜1.00%、
Cr:0〜1.00%、
Mo:0〜0.30%、
V:0〜0.30%、
B:0〜0.0050%、
Ca:0〜0.003%、および、
REM:0〜0.003%と、
Ti:0.080%以下およびNb:0.050%以下から選択される1種以上と、
残部:Feおよび不純物とであり、
下記(i)式を満足し、
金属組織が、面積%で、
ベイナイト:50%以上、
残留オーステナイト:3.0%以上、および、
フェライト:5.0%以上であり、
上記フェライトの平均結晶粒径が4.0μm以下であり、かつ、
上記フェライトのうち、結晶粒径が0.2〜1.0μmの残留オーステナイトの結晶粒と隣接して存在するフェライトの結晶粒の割合が50%以上である、冷延鋼板。
0.003≦Ti+Nb≦0.100 ・・・(i)
ただし、(i)式中の各元素記号は、それぞれの元素の含有量(質量%)を表す。
sol.Al:0.10〜1.00%、
を含有する、上記(1)または上記(2)に記載の冷延鋼板。
Cr:0.03〜1.00%、
Mo:0.01〜0.30%、および、
V:0.01〜0.30%、
から選択される1種以上を含有する、上記(1)から上記(3)までのいずれかに記載の冷延鋼板。
B:0.0003〜0.0050%、
を含有する、上記(1)から上記(4)までのいずれかに記載の冷延鋼板。
Ca:0.0005〜0.003%、および、
REM:0.0005〜0.003%、
から選択される1種以上を含有する、上記(1)から上記(5)までのいずれかに記載の冷延鋼板。
上記(1)または上記(3)から上記(6)までのいずれかに記載の化学組成を有する鋼素材を、Ar3点以上の圧延完了温度で熱間圧延する熱間圧延工程と、
上記熱間圧延工程後、5s以内に600℃まで冷却し、さらに、550℃以下に冷却して巻取り、熱延鋼板を作製する冷却工程と、
上記熱延鋼板を、合計圧下率20%以上で冷間圧延する冷間圧延工程と、
上記冷間圧延工程後、500℃からAc1点+10℃までの温度範囲において平均加熱速度が15℃/s以上となるように、Ac1点+10℃まで加熱する第1加熱ステップと、その後、0.2〜2.0℃/sの平均加熱速度でAc3点からAc3点+100℃までの温度範囲に加熱して30s以上保持する第2加熱ステップとを有し、上記第1加熱ステップおよび上記第2加熱ステップにおいて700〜800℃に50s以上滞留させ、さらに、650℃から500℃までの温度範囲において平均冷却速度が10℃/s以上となるように冷却する焼鈍工程と、
上記焼鈍工程後、500〜300℃で10s以上保持する過時効処理工程とを含む、冷延鋼板の製造方法。
本発明の冷延鋼板において、化学組成を限定する理由は下記のとおりである。なお、以下の説明において含有量についての「%」は、「質量%」を意味する。
Cは、鋼の強度を高める作用を有する元素である。また、オーステナイト中に濃縮することによってオーステナイトを安定化させ、冷延鋼板中の残留オーステナイトの体積率を高め、延性を向上させる作用を有する。さらに、Cは変態点を低下させる作用を有し、その結果、熱間圧延工程においては、熱間圧延がより低温域で完了し、熱延鋼板のミクロ組織を微細化させることが可能となる。焼鈍工程においては、Cによる昇温過程におけるフェライトの再結晶抑制作用と相俟って、急速加熱によってフェライトの未再結晶率が高い状態を保ったまま(Ac1点+10℃)以上の温度域に到達させることが容易となり、これにより、冷延鋼板の焼鈍中のオーステナイト粒を微細化させることが可能となる。
Siは、本発明に係る冷延鋼板の主相をなすベイナイトの生成を促進することによって、鋼を高強度化させる作用を有する元素である。さらに、残留オーステナイトの生成を促進し、鋼の延性を向上させる作用を有するため、本発明では一定量以上含有させる必要がある。Si含有量が0.5%未満では、上記の効果を得ることができない。一方、Si含有量が2.5%を超えると、延性の低下が著しくなるだけでなく、めっき性も損なわれる。したがって、Si含有量は0.5〜2.5%とする。Si含有量は、0.8%以上であることが好ましく、1.0%以上であることがより好ましい。また、Si含有量は、2.0%以下であることが好ましい。
Mnは、鋼の強度を高める作用を有する元素である。また、オーステナイト化温度を低下させる作用を有するので、焼鈍工程において均熱温度を低温化させることができる。そのため、粒成長が抑制されることによって、組織を微細に保つことができる。これにより、冷延鋼板のミクロ組織を微細化することが可能となる。また、鋼の焼入れ性を向上させる作用があるため、焼鈍後の冷却において必要なベイナイトの面積率を確保する効果もある。
Pは、不純物として含有され、粒界に偏析して材料を脆化させる元素である。P含有量が0.100%を超えると、上記作用による脆化が著しくなる。したがって、P含有量は0.100%以下とする。P含有量は、0.060%以下であることが好ましい。P含有量は、低い程好ましいため、下限を特に限定する必要はないが、コストの観点からは0.001%以上とすることが好ましい。
Sは、不純物として含有され、鋼中に硫化物系介在物を形成して鋼の延性を低下させる元素である。S含有量が0.050%を超えると、上記作用による延性の低下が著しくなる。したがって、S含有量は0.050%以下とする。S含有量は、0.008%以下であることが好ましく、0.003%以下であることがより好ましい。S含有量は、低い程好ましいので、下限を限定する必要はない。
Alは、延性を高める作用を有する元素である。したがって、必要に応じて、Alを含有させてもよい。しかし、Alは変態点を上昇させる作用を有するので、sol.Al含有量が1.00%を超えると、熱間圧延をより高温域で完了させざるを得なくなる。その結果、熱延鋼板の組織を微細化することが困難となり、そのため、冷延鋼板の組織を微細化することも困難となる。したがって、sol.Al含有量は1.00%以下とする。sol.Al含有量は、0.70%以下であることが好ましい。上記の効果を充分に得るため、sol.Al含有量は、0.10%以上とすることが好ましく、0.20%以上とすることがより好ましい。
Mo:0〜0.30%
V:0〜0.30%
Cr、MoおよびVは、いずれも鋼の強度を高める作用を有する元素である。また、Moは結晶粒の粒成長を抑制し、組織を細粒化する作用を有し、Vはフェライトへの変態を促進し、鋼板の延性を向上させる作用も有する。したがって、必要に応じて、Cr、MoおよびVから選択される1種以上を含有させてもよい。
Bは、鋼の焼入れ性を高め、低温変態相の生成を促進させることによって、鋼の強度を高める作用を有する元素である。したがって、必要に応じて、Bを含有させてもよい。しかし、B含有量が0.0050%を超えると、鋼が過度に硬質化してしまい、延性の低下が著しくなる。したがって、B含有量は0.0050%以下とする。上記の効果を充分に得るため、B含有量は、0.0003%以上とすることが好ましい。
REM:0〜0.003%
CaおよびREMは、いずれも溶鋼の凝固過程において析出する酸化物および窒化物を微細化して、鋳片の健全性を高める作用を有する。したがって、必要に応じて、これらの元素から選択される1種以上を含有させてもよい。しかし、いずれの元素も高価であるため、元素の含有量はそれぞれ0.003%以下とする。これらの元素の合計含有量は、0.005%以下とすることが好ましい。上記作用による効果をより確実に得るため、CaおよびREMの含有量は、それぞれ0.0005%以上であることが好ましい。
Nb:0.050%以下
0.003≦Ti+Nb≦0.100 ・・・(i)
ただし、(i)式中の各元素記号は、それぞれの元素の含有量(質量%)を表す。
TiおよびNbは、炭化物および/または窒化物として鋼中に析出し、焼鈍工程におけるオーステナイトの粒成長を抑制することによって、鋼の組織の微細化を促進させる作用を有する元素である。そのため、本発明においては、Ti:0.080%以下およびNb:0.050%以下から選択される1種以上を含有させ、かつ、上記(i)式を満足させる必要がある。
本発明の冷延鋼板は、上記の元素を含有し、残部はFeおよび不純物である化学組成を有する。「不純物」とは、鋼を工業的に製造する際に、鉱石、スクラップ等の原料、製造工程の種々の要因によって混入する成分であって、本発明に悪影響を与えない範囲で許容されるものを意味する。
本発明の冷延鋼板は、金属組織が、面積%で、ベイナイト:50%以上、残留オーステナイト:3.0%以上、および、フェライト:5.0%以上であり、上記フェライトの平均結晶粒径が4.0μm以下であり、かつ、上記フェライトのうち、結晶粒径が0.2〜1.0μmの残留オーステナイトの結晶粒と隣接して存在するフェライトの結晶粒の割合が50%以上である。
本発明に係る冷延鋼板の金属組織は、ベイナイトを主相とする。ベイナイトの面積率を増加させ、ミクロ組織を均質なものとすることによって、鋼板を加工した際の微小なボイドの生成を抑制することができる。また、ベイナイトは比較的硬質な組織であるため、鋼板の強度を増加させる効果も有する。そのため、ベイナイトの面積率を50%以上とする必要がある。ベイナイトの面積率は、60%以上であることが好ましい。
本発明に係る冷延鋼板の金属組織は、第2相として、残留オーステナイトを含有する。残留オーステナイトは、鋼板の伸びを向上させる作用を有するため、残留オーステナイトの面積率を高めることにより、一層優れた伸びを確保することが可能となる。そのため、残留オーステナイトの面積率を3.0%以上とする必要がある。残留オーステナイトの面積率は、5.0%以上であることが好ましい。残留オーステナイトの平均結晶粒径は、1.0μm以下であることが好ましい。これは、結晶粒径を微細にすることによって、残留オーステナイトの加工変形に対する安定性が増すため、加工の後期において応力誘起変態が生じやすくなり、材料の加工硬化率、ひいては、一様伸びが向上するためである。
本発明に係る冷延鋼板の金属組織は、第2相として、微細なフェライトをさらに含有する。フェライトは、鋼板の伸びを顕著に向上させる効果があり、さらに、その組織を微細にすることによって、穴広げ加工時の微細なクラックの進展が抑制される効果も得られる。この結果、伸びを顕著に向上させつつ、穴広げ率の低下を小さく留め、鋼板に優れた伸びと穴広げ率とのバランスを付与することができる。そのため、フェライトの面積率を5.0%以上とする。また、上記効果を得るために、フェライトの平均結晶粒径は、4.0μm以下とする。
フェライトに隣接して、結晶粒径が0.2〜1.0μmの充分な体積の残留オーステナイトを存在させることで、伸び、特に一様伸びの向上がより顕著なものとなる。この理由は、鋼板を加工した際に残留オーステナイトにかかる応力が隣接するフェライトの変形によって緩和されるために、残留オーステナイトの応力誘起変態が高い歪が付加されるまで遅延するためと考えられる。この結果、加工変形の後期(高歪域)において、応力誘起変態が起こり易くなり、上記の歪域での加工硬化係数を増加させることができる。
本発明に係る冷延鋼板の製造方法について特に制限はないが、例えば、上記の化学組成を有する鋼素材(「スラブ」ともいう。)に対して、以下に示す熱間圧延工程および冷却工程を施し熱延鋼板を作製した後、冷間圧延工程を施し、さらに焼鈍等の熱処理工程を施し、最後に過時効処理工程を施すことにより製造することができる。以下では、熱処理工程を焼鈍工程として説明する。
本発明では、冷間圧延前の素材となる熱延鋼板において、TiおよびNbの大部分を固溶した状態で存在させる。これらの元素を固溶状態にしておくことで、後の熱処理工程の加熱過程において、TiおよびNbの炭化物を析出させることができる。この析出物は未再結晶状態のフェライトに含まれる粒界、および、ブロックの境界、ならびに、転位を起点に析出するため、多数の析出サイトが得られることから、非常に微細な析出物を得ることができる。この結果、焼鈍工程の均熱保持中におけるオーステナイト粒の成長を効果的に抑制できるため、微量のTiおよびNbを含有させることにより、充分な細粒化効果を得ることができる。
冷却工程は、以下の方法により行うことが好ましい。熱間圧延工程後の冷却工程において、圧延終了後、圧延完了温度から600℃まで冷却するのに要する時間は5s以下であることが好ましく、2s以下であることがより好ましい。さらに好ましくは、仕上げ圧延終了直後に冷却を開始し、600℃まで冷却するのに要する時間が1s以下である。この冷却工程によって、600℃以下の温度まで冷却させることが好ましく、550℃以下の温度まで冷却させることがより好ましい。冷却方法は、水冷が望ましい。冷却速度は、100℃/s以上とすることが好ましく、400℃/s以上とすることがより好ましい。
上記の熱間圧延工程および冷却工程で作製した熱延鋼板を、必要に応じて、酸洗した後、冷間圧延を施すことが好ましい。冷間圧延は通常の方法を用いて行えばよく、合計圧下率は通常20%以上である。冷間圧延率を高めると、組織中の粒界の密度が高まるため、焼鈍工程における加熱時に核生成数を増加させることができる。
上記の冷間圧延工程に続く焼鈍工程においては、鋼板を室温からAc1点+10℃まで加熱する第1加熱ステップを行うことが好ましい。上記第1加熱ステップでは、500℃からAc1点+10℃までの温度範囲における平均加熱速度が15℃/s以上であることが好ましい。この温度範囲の加熱を急速に行うことによって、加熱途中の再結晶を抑制することができ、結果として、未再結晶組織を残したままAc1点+10℃まで加熱することができる。これによって、熱延鋼板の旧オーステナイト粒界、ブロック境界、フェライト粒界といった大角粒界上に存在するセメンタイトを主な核生成サイトとして、オーステナイトを多数核生成させることができる。500℃からAc1点+10℃までの温度範囲における平均加熱速度が15℃/s未満であると、再結晶が起こり、熱延鋼板の粒界が消滅してしまうため、上記の効果が得られない場合がある。
上記の焼鈍工程後、500〜300℃で10s以上保持する過時効処理を行うことが好ましい。この制御により、冷延鋼板中に適切な面積率の低温変態相を生成させるとともに、未変態オーステナイトへの炭素原子の拡散を促進することによって、残留オーステナイトを生成させる。このため、500〜300℃で10s以上保持することが好ましい。より好ましくは、温度範囲が450〜350℃であって、保持時間が100〜600sである。
TS×El>25500 ・・・(iii)
TS×λ>40000 ・・・(iv)
Claims (8)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.05〜0.30%、
Si:0.5〜2.5%、
Mn:0.5〜3.5%、
P:0.100%以下、
S:0.050%以下、
sol.Al:0〜1.00%、
Cr:0〜1.00%、
Mo:0〜0.30%、
V:0〜0.30%、
B:0〜0.0050%、
Ca:0〜0.003%、および、
REM:0〜0.003%と、
Ti:0.080%以下およびNb:0.050%以下から選択される1種以上と、
残部:Feおよび不純物とであり、
下記(i)式を満足し、
金属組織が、面積%で、
ベイナイト:50%以上、
残留オーステナイト:3.0%以上、および、
フェライト:5.0%以上であり、
前記フェライトの平均結晶粒径が4.0μm以下であり、かつ、
前記フェライトのうち、結晶粒径が0.2〜1.0μmの残留オーステナイトの結晶粒と隣接して存在するフェライトの結晶粒の割合が50%以上である、冷延鋼板。
0.003≦Ti+Nb≦0.100 ・・・(i)
ただし、(i)式中の各元素記号は、それぞれの元素の含有量(質量%)を表す。 - 前記残留オーステナイトの平均結晶粒径が、1.0μm以下である、請求項1に記載の冷延鋼板。
- 前記化学組成が、質量%で、
sol.Al:0.10〜1.00%、
を含有する、請求項1または請求項2に記載の冷延鋼板。 - 前記化学組成が、質量%で、
Cr:0.03〜1.00%、
Mo:0.01〜0.30%、および、
V:0.01〜0.30%、
から選択される1種以上を含有する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の冷延鋼板。 - 前記化学組成が、質量%で、
B:0.0003〜0.0050%、
を含有する、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の冷延鋼板。 - 前記化学組成が、質量%で、
Ca:0.0005〜0.003%、および、
REM:0.0005〜0.003%、
から選択される1種以上を含有する、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の冷延鋼板。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の冷延鋼板の製造方法であって、
請求項1または請求項3から請求項6までのいずれかに記載の化学組成を有する鋼素材を、Ar3点以上の圧延完了温度で熱間圧延する熱間圧延工程と、
前記熱間圧延工程後、5s以内に600℃まで冷却し、さらに、550℃以下に冷却して巻取り、熱延鋼板を作製する冷却工程と、
前記熱延鋼板を、合計圧下率20%以上で冷間圧延する冷間圧延工程と、
前記冷間圧延工程後、500℃からAc1点+10℃までの温度範囲において平均加熱速度が15℃/s以上となるように、Ac1点+10℃まで加熱する第1加熱ステップと、その後、0.2〜2.0℃/sの平均加熱速度でAc3点からAc3点+100℃までの温度範囲に加熱して30s以上保持する第2加熱ステップとを有し、前記第1加熱ステップおよび前記第2加熱ステップにおいて700〜800℃に50s以上滞留させ、さらに、650℃から500℃までの温度範囲において平均冷却速度が10℃/s以上となるように冷却する焼鈍工程と、
前記焼鈍工程後、500〜300℃で10s以上保持する過時効処理工程とを含む、冷延鋼板の製造方法。 - 前記熱間圧延工程において、最終圧延における圧下率を30%以上とし、かつ、前記冷却工程において、熱間圧延終了後、1s以内に600℃まで冷却する、請求項7に記載の冷延鋼板の製造方法。
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