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JP6414669B2 - リードフレーム及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リードフレーム及びその製造方法に関する。
半導体パッケージの小型化・薄型化への要求から、半導体パッケージの裏面に外部接続端子が露出する表面実装型パッケージとして、例えばSONやQFNタイプのパッケージが知られている。
このような半導体パッケージに使用される従来のリードフレームは、部分的にめっきを形成するためのマスクを使用せず、全面にNiとPdとAuの順番で形成されためっき層を有している。このめっきは、ワイヤボンディングが可能であり、はんだとの接続信頼性も有することから、搭載する半導体素子とのワイヤボンディング用の内部端子と、外部接続用の外部接続端子の双方に使用可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−79524号公報
しかしながら、ワイヤボンディングにおける接合性と、外部接続端子の接続におけるはんだとの接続信頼性とは必ずしも一致しない場合も多く、用途によっては、半導体素子とのワイヤボンディング用の内部端子に形成するめっき層を、外部接続用の外部接続端子に形成するめっき層と異なる金属のめっき層としたい場合もある。そのような場合には、全面に同じめっき層を均一に形成するのではなく、内部端子に形成するめっき層を外部端子に形成するめっき層と異ならせる必要があり、製造工程においても内部端子のめっき層形成と外部接続端子のめっき層形成とを異なる製造プロセスとする必要が出てくる場合が多い。
そこで、本発明は、ワイヤボンディング用端子の表面を、外部接続用端子と異なる表面とすることができるリードフレーム及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るリードフレームは、裏面の少なくとも一部が外部接続端子として露出し、表面に半導体素子が実装されて表面実装型半導体パッケージの部品として用いられ得る金属板から形成されたリードフレームであって、
前記表面と側面には前記半導体素子とのボンディングが可能なボンディング用めっき層が形成され、前記裏面にはフィルムが貼り付けられている。
本発明の他の態様に係るリードフレームの製造方法は、裏面に外部接続端子が露出し、表面に半導体素子が実装される表面実装型半導体パッケージに用いられるリードフレームの製造方法であって、
金属板を加工してリードフレーパターンを形成する工程と、
該リードフレームパターンの裏面にフィルムを貼り付ける工程と、
該フィルムをマスクとし、前記リードフレームの表面と側面にめっき層を形成する工程と、を有する。
本発明の更に他の態様に係るリードフレームの製造方法は、裏面に外部接続端子が露出し、表面に半導体素子が実装される表面実装型半導体パッケージに用いられるリードフレームの製造方法であって、
金属板を加工してリードフレーパターンを形成する工程と、
該リードフレームパターンの全面に第1のめっき層を形成する工程と、
前記リードフレームパターンの裏面にフィルムを貼り付ける工程と、
該フィルムをマスクとし、前記リードフレームの表面と側面に第2のめっき層を形成する工程と、を有する。
本発明によれば、用途に応じた適切なボンディング用のめっき層を形成することができる。
本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例の断面構成図である。 本発明の実施形態1に係るリードフレームの製造方法の一例の一連の工程を示した図である。図2(a)は、リードフレームを形成する金属板用意工程を示した図である。図2(b)は、リードフレームパターン形成する工程を示した図である。図2(c)は、フィルム貼り付け工程の一例を示した図である。図2(d)は、めっき工程の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの一例を示した断面構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの製造方法の一例の一連の工程を示した図である。図4(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。図4(b)は、リードフレームパターン形成工程の一例を示した図である。図4(c)は、第1のめっき層形成工程の一例を示した図である。図4(d)は、フィルム貼り付け工程の一例を示した図である。図4(e)は、第2のめっき工程の一例を示した図である。 第2の実施形態に係るリードフレームを用いた表面実装型半導体パッケージの一例を示した図である。 本発明の第1及び第2の実施形態に係るリードフレーム50、51の出荷方法の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例の断面構成を示した図である。図1において、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50は、リードフレームパターン10と、ボンディング用めっき層30と、フィルム40とを有する。ボンディング用めっき層30は、リードフレームパターン10の上面及び側面上に形成されている。また、フィルム40は、リードフレームパターン10の下面に貼り付けられている。
第1の実施形態に係るリードフレームを詳細に説明する前に、本発明の実施形態に係るリードフレームが用いられる表面実装型半導体モジュールについて説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るリードフレームが用いられた表面実装型半導体モジュールの一例を示した図である。図5において、リードフレーム51の表面上に半導体素子60が実装されており、全体が樹脂80で封止されている。リードフレームパターン10は、中央の半導体素子搭載領域11と、その両側に設けられた端子領域12とを有しており、半導体素子60は、半導体素子搭載領域11の上に設置されている。半導体素子60の端子61は、ワイヤ70を介してワイヤボンディングにより端子領域12と接続されている。ここで、端子領域12の上面がボンディング用の内部端子となり、下面が外部接続端子となる。図5においては、全体の下面にフィルム40が貼り付けられているが、フィルム40を剥がすと、端子領域12の下面が露出し、外部に存在する装置との電気的接続が可能な外部接続端子となる。本実施形態に係るリードフレームは、このような表面実装型半導体モジュールの部品として用いられ得る。
図1に戻り、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50について、詳細に説明する。
リードフレームパターン10は、金属板がリードフレームの形状に加工された金属パターンである。金属板は、リードフレームに適した種々の金属材料から構成されてよいが、例えば、銅材又は銅合金材から構成されてもよい。なお、図5で説明したように、リードフレームパターン10は、少なくとも半導体素子を搭載する領域と、半導体素子の端子をワイヤボンディングにより電気的に接続するボンディング用の内部端子と、外部の端子との電気的接続を行うための外部接続端子とを有する。本実施形態に係るリードフレームにおいては、半導体素子はリードフレームパターン10の表面側に搭載され、半導体素子の端子とワイヤボンディングにより接続されるボンディング用の端子も表面側に形成される。図1においては、上面側が表面側に相当し、下面側が裏面側に相当することになる。
図1において、リードフレームパターン10の上面(表面)及び側面を覆うように、めっき層30が形成されている。リードフレームパターン10の表面は、ボンディング用の端子を構成するので、めっき層30は、ボンディングが可能なめっき材料から構成される。めっき層30は、搭載される半導体素子60の種類、用途等により定められてよいが、例えば、銀(Ag)で構成されてもよい。
リードフレームパターン10の裏面には、フィルム40が貼り付けられている。よって、フィルム40を剥がすと、リードフレームパターン10が露出する。図5で説明したように、リードフレームパターン10の裏面は、外部の装置と電気的に接続可能とするための外部接続端子として機能する。よって、リードフレームパターン10を構成する金属材料の表面が外部接続端子として機能し、これが銅材又は銅合金材の場合には、その表面が外部接続端子となる。
フィルム40は、めっき工程の際にマスクとして機能することができるとともに、樹脂封止の際にもマスクとして機能でき、樹脂が流れ出ないような材料から選択される。フィルム40は、めっき処理及び樹脂封止の際にマスクとして機能できる材料であれば、種々の材料を用いることができるが、例えば、ポリイミドから構成されたフィルムを用いてもよい。ポリイミドは、耐熱性が高く、めっき及び樹脂封止の際にマスクとして機能し得るので、好適に用いることができる。
なお、フィルム40のリードフレームパターン10の裏面への接着は、種々の接着剤又は粘着剤を用いることができる。例えば、フィルム40に上述のポリイミドを用いる場合には、ポリイミド系の薄膜テープが市販されているので、そのような薄膜テープを用いるようにしてもよい。フィルム40のリードフレームパターン10の裏面への接着を容易に行うことができる。
次に、図2を用いて、本発明の実施形態1に係るリードフレームの製造方法について説明する。図2は、本発明の実施形態1に係るリードフレームの製造方法の一例の一連の工程を示した図である。
図2(a)は、リードフレームを形成する金属板用意工程を示した図である。金属板15は、最初は、パターン等が形成されていない状態で用意される。なお、金属板15は、用途に応じて種々の金属材料から構成されてよいが、上述のように、例えば、銅材又は銅合金材から構成されてもよい。
図2(b)は、リードフレームパターン形成する工程を示した図である。リードフレームパターン10は、金属板15をリードフレームの形状に加工することにより得られる。金属板15の加工は、エッチング加工、プレス加工を含む種々の加工方法により行われてよい。コスト、加工精度等を考慮し、用途に応じて金属板15の加工方法を定めることができる。
リードフレームパターン形成工程により、リードフレームパターン10が形成され、少なくとも半導体素子搭載領域11と端子領域12とが形成される。なお、図2(b)には記載されていないが、リードフレームパターン10は、曲げ加工等により、高さの段差等が形成されていてもよい。
図2(c)は、フィルム貼り付け工程の一例を示した図である。フィルム貼り付け工程においては、リードフレームパターン10の裏面(下面)にフィルム40が貼り付けられる。フィルム40は、上述のように、めっき処理及び樹脂封止の際にマスキング可能な材料から選択される。フィルム40の貼り付けは、接着剤を用いて行ってもよいし、フィルム40の片面に最初から粘着剤層が形成されている薄膜テープのようなフィルム40を用いて貼り付けを行ってもよい。なお、以後の説明で、接合してから固化する接着剤と、接合してからも固化の過程を必要とせずそのままの状態を保つ粘着剤は、必ずしも厳密に区別せず、接着剤と呼んだ場合であっても、粘着剤も含んでいるものとする。
図2(d)は、めっき工程の一例を示した図である。めっき工程においては、リードフレームパターン10の裏面にフィルム40を接着した状態でめっき処理を行う。これにより、フィルム40で覆われていないリードフレームパターン10の上面(表面)と側面上にのみめっき層30が形成される。めっき層30の材料としては、用途に応じて種々のめっき材料が用いられてよいが、例えば、Agを用いてAgめっき層が形成されてもよい。
なお、めっき工程では、例えば、電気めっき処理が行われてよい。電気めっきは、めっき溶液中にリードフレームパターン10を浸漬させ、リードフレームパターン10をカソードとし、めっき溶液中に浸漬されたアノードとともに通電することにより電気めっき処理を行う。フィルム40は、めっき工程のマスクとして機能し、フィルム40で覆われていない上面と側面にのみめっき層30が形成され、リードフレーム50が完成する。
めっき層30の上面は、後にボンディング用の内部端子となり、フィルム40が貼り付けられたリードフレームパターン10の下面は、後に外部接続端子として機能する。
このように、実施形態1に係るリードフレーム及びその製造方法によれば、リードフレームパターン10を形成後、裏面にフィルム40を貼り付けることにより、1回のめっき工程を経て容易に端子領域12の上面と下面を異なる表面に構成することができ、リードフレーム50の端子に求められる種々の要請に柔軟に応えることができる。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの一例を示した断面構成図である。第2の実施形態に係るリードフレーム51は、リードフレームパターン10の全面がめっき層20で覆われ、めっき層20の上面及び側面上にめっき層30が形成され、下面にフィルム40が貼り付けられている点で、第1の実施形態に係るリードフレーム50と異なっている。つまり、リードフレームパターン10の表面に、めっき層20がコーティング層のように形成されている点で第1の実施形態に係るリードフレーム50と異なっているが、その他の構成については、第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様である。
このように、リードフレームパターン10の全面をめっき層30と異なる材料からなるめっき層20で覆ってからフィルム40を下面に貼り付け、めっき層30を形成してもよい。かかる構成により、端子領域12の下面に形成される外部接続端子の表面がめっき層20で構成されることになる。つまり、リードフレームパターン10に用いられる金属板15の材質ではなく、任意のめっき層20を形成して任意の金属材料により外部接続端子を構成したい場合には、第2の実施形態に係るリードフレーム51のような構成とすることにより、外部接続端子の表面を所望の金属材料とすることができる。
めっき層20のめっき材料は、用途に応じて種々の材料とすることができるが、例えば、Niを下地層としてリードフレームパターン10の表面上に形成し、Niの表面上にPd、更にPdの表面上にAuを形成して積層しためっき層(以下、「パラジウムめっき層」と呼んでもよいこととする。)としてもよい。かかるNi、Pd及びAuを下層から順に積層形成したパラジウムめっき層は、はんだ接合に適しためっき層として一般的に利用されている。具体的には、銅又は銅合金材がリードフレームパターン10として用いられた場合には、下地層のNiが銅の拡散を抑制し、接合表面に貴金属のAuを用い、特性が良好でかつAuより安価なPdをNiとAuとの間に挟むことにより、品質及びコスト的に優れた外部接続端子となる。よって、外部接続端子を構成するめっき層20として、このようなはんだ接合に適しためっき層を用いるようにしてもよい。
なお、めっき層20は、はんだ接合に適していることが好ましいが、はんだ接合が可能な材料から構成されていればその役割を十分に果たすことができるので、はんだ接合が可能な範囲で種々の材料を選択することができる。
その他の構成要素については、第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様であるので、同様の構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの製造方法の一例の一連の工程を示した図である。
図4(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。本工程は、図2(a)で説明した工程と同様であるので、その説明を省略する。
図4(b)は、リードフレームパターン形成工程の一例を示した図である。本工程も、図2(b)で説明した工程と同様であるので、その説明を省略する。
図4(c)は、第1のめっき層形成工程の一例を示した図である。第1のめっき層形成工程においては、リードフレームパターン10の全面に第1のめっき層20が形成される。第1のめっき層20の形成は、めっき溶液に浸漬して通電を行った一般的な電気めっき処理により行ってよい。この点は、図2(d)で説明したのと同様である。リードフレームパターン10の全面には、何らマスクは存在しないので、全面に第1のめっき層20が形成される。
なお、第1のめっき層20は、外部接続端子として用いられるため、はんだ接続が可能なめっき材料で形成され、好ましくははんだ接続に適しためっき材料で構成される。上述のNi、Pd及びAuを下層から順に積層形成したパラジウムめっき層は、外部接続端子としても適しているので、パラジウムめっき層を第1のめっき層20としてもよい。なお、パラジウムめっき層を形成する場合には、最初にNiのめっき溶液にリードフレームパターン10を浸漬させて電気めっきを行い、次いで、Pdのめっき溶液にNiめっきが施されたリードフレームパターン10を浸漬させて電気めっきを行い、最後にNi及びPdめっきが施されたリードフレームパターン10をAuのめっき溶液に浸漬させて電気めっきを行うようにしてもよい。3つの電気めっき槽を順に通過させればよいので、容易にパラジウムめっき層を形成することができる。
図4(d)は、フィルム貼り付け工程の一例を示した図である。本工程も、フィルム40を貼り付ける対象が、第1のめっき層20が全面に形成されたリードフレームパターン10である以外は、図2(c)で説明した工程と同様であるので、その説明を省略する。
図4(e)は、第2のめっき工程の一例を示した図である。第2のめっき工程も、第2のめっき処理を施す対象が、第1のめっき層20で全面が覆われたリードフレームパターン10となる以外は、図2(d)で説明した工程と同様であり、同様な電気めっき処理を行えばよい。よって、その説明を省略する。
第2の実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法によれば、リードフレームパターン10の全面をめっき処理する第1のめっき工程を加えることにより、外部接続端子の表面に任意のめっき層を形成することができ、用途に応じて適切な外部接続端子を形成することができる。
図5は、第2の実施形態に係るリードフレーム51を用いた表面実装型半導体パッケージの一例を示した図である。
図5において、フィルム40がリードフレームパターン10に貼り付いたまま、半導体素子搭載領域11上に半導体素子60が搭載され、半導体素子60の端子61から端子領域12の上面にワイヤ70を用いてワイヤボンディングがなされ、樹脂80で封止された表面実装型半導体パッケージが示されている。このように、フィルム40を剥がすことなくリードフレーム51を出荷し、フィルム40が貼り付いたままで樹脂封止を行うことができる。フィルム40に、樹脂80が流れ出ない材質を有する材料を用いることにより、パッケージングを容易に行うことができる。
なお、端子領域12の上面(表面)及び側面はワイヤボンディングに適したAg等の材料からなる第2のめっき層30で覆われているため、ワイヤ70が端子領域12の上面に接続されるワイヤボンディングを適切に行うことができる。
樹脂封止後は、フィルム40を剥がすことにより、端子領域12の裏面が露出し、第1のめっき層20が形成された外部接続端子として機能する。第1のめっき層20は、外部接続に適した材料から構成されているので、外部接続も適切に行うことができる。
このように、第2の実施形態に係るリードフレーム51は、フィルム40をリードフレーム51に貼り付けたまま、樹脂80が流れ出ないフィルム40上で樹脂封止を容易に行うことができるので、パッケージングを行う側にとっても、利点が大きい。
なお、図5においては、実施形態2に係るリードフレーム51を例に挙げて説明したが、実施形態1に係るリードフレーム50も、同様にして容易に樹脂封止を行うことができる。
図6は、本発明の第1及び第2の実施形態に係るリードフレーム50、51の出荷方法の一例を示した図である。図6に示すように、金属板15内に、リードフレーム50、51が複数形成された状態で、本実施形態に係るリードフレーム50、51は出荷され得る。半導体素子搭載領域11、端子領域12等を含むリードフレームパターン10の形成は、金属板15内で、1個の枠内に1個のリードフレームパターン10を形成し、リードフレームパターン10が枠から完全に切断されず、枠に接続支持された状態で行うことが可能である。そして、一括してフィルム40貼り付け、めっき工程を行うことにより、複数個のリードフレーム50、51を一括して製造することが可能である。
そして、このリードフレーム50、51の納品先では、図5に示したようなパッケージングを一括して行った後、フィルム40を剥がし、最後に枠を切断して各パッケージを個片化すれば、一括してリードフレーム50、51の製造及び表面実装型半導体パッケージの製造を行うことができる。
このように、本発明の実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法は、量産化にも適切に対応でき、効率的な量産が可能である。
以下、本発明の実施形態に係るリードフレーム及びその製造方法を実施した実施例について説明する。
リードフレーム用金属板1として、厚さ0.2mm、幅180mmの帯状銅材(株式会社神戸製鋼所製:KLF−194)を用い、この金属板1の両面に、厚さ20μmの感光性レジスト層(旭化成イーマテリアルズ株式会社製:ネガ型感光性レジストAQ−2058)を形成した。
その後、リードフレームパターンを施したガラスマスク(コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社製:HY2−50P)を用いて露光しその後、現像・エッチング・感光性レジストの剥離にて、リードフレームベア材を形成した。その後、表裏全面にNi、Pd、Auの順にごく薄いめっき層を形成した。この時のNi膜厚は0.6μm、Pd膜厚は0.015μm、Au膜厚は0.0065μmであった。
その後、裏面にポリイミド系薄膜テープ(Innox製)を貼り付け、更に表面へ光沢度1.7GAMの極めて平滑なAgめっき(高シアンAgめっき)層を2.5μmの厚さで形成した。その結果、表面と裏面で異なる金属めっき層を有したリードフレームを得た。その後、裏面ポリイミド系薄膜テープは剥離せず、そのまま貼り付けた状態で短冊状にカットがなされ、LED装置の組み立て工程へ投入され、表面がAgめっき層で、裏面がNi/Pd/Auめっき層のLED装置が完成した。
実施例1と同様に形成されたリードフレームベア材の裏面に、ポリイミド系の薄膜テープ(巴川製紙製)を貼り付け、Ni、Pd、Auの順にめっきを施した。その後、半導体組み立て工程にて組み立てられ、モールド封入後、裏面ポリイミド系薄膜テープは剥離された。この状態では裏面側はCuが露出しているが、このCu面へ外装めっきとして電解Snめっきを施し、実施例2に係るリードフレームを得た。
実施例1と同様に形成されたリードフレームベア材の裏面に、ポリイミド系の薄膜テープ(日東製)を貼り付け、厚さ0.8μmのNiめっき(スルファミン酸Niめっき)を施した。その上に、Agストライク(ダウケミカル製Silveron GT-820 Strike)を0.05μmの厚さで施し、更にAg/Sn合金めっき(ダウケミカル製 Silveron GT-820 Cyanide-free AgSn Plating )を1.2μmの厚さで施した。その後、半導体組み立て工程にて組み立てられ、モールド封入後、裏面ポリイミド系薄膜テープは剥離された。この状態では裏面側はCuが露出しているが、このCu面へ外装めっきとして電解Snめっきを施し、実施例3に係るリードフレームを得た。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 リードフレームパターン
11 半導体素子搭載領域
12 端子領域
15 金属板
20、30 めっき層
40 フィルム
50、51 リードフレーム
60 半導体素子
70 ワイヤ
80 樹脂

Claims (4)

  1. 裏面に外部接続端子が露出し、表面に半導体素子が実装される表面実装型半導体パッケージに用いられるリードフレームの製造方法であって、
    金属板を加工してリードフレーパターンを形成する工程と、
    該リードフレームパターンの全面に第1のめっき層を形成する工程と、
    前記リードフレームパターンの裏面にフィルムを貼り付ける工程と、
    該フィルムをマスクとし、前記リードフレームの表面と側面に第2のめっき層を形成する工程と、を有するリードフレームの製造方法。
  2. 前記フィルムは、接着層又は粘着層を有するテープ状のフィルムであり、該接着層又は粘着層を用いて前記リードフレームパターンの前記裏面に前記フィルムを貼り付ける請求項に記載のリードフレームの製造方法。
  3. 前記第1のめっき層は、Ni、Pd及びAuが下層から順に積層形成されためっき層であり、前記第1のめっき層を形成する工程は、Ni、Pd及びAuを順に前記リードフレームパターンにめっきする工程を含む請求項又はに記載のリードフレームの製造方法。
  4. 前記第2のめっき層を形成する工程は、前記リードフレームパターンにAgをめっきする工程を含む請求項乃至のいずれか一項に記載のリードフレームの製造方法。
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