JP6405135B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
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Description
特許文献1では、可動部材の共振を抑える減衰手段を備えている。
特許文献2では、補正レンズ枠のX方向、Y方向の移動位置を検出するために、位置センサと専用の位置検出マグネットが配置されている。
また特許文献2においては、磁気アクチュエータに設けたマグネットの他に、位置検出センサに対向するマグネットが必要になり、スペース小型化に不利な上、コスト面も上昇する。
軸と短軸の交わる中心と略一致しており、粘着部材は、駆動コイルの長軸方向に、位置センサを挟み2か所に配置されていることを特徴としている。
更にマグネットの着磁境界線と前記コイルの長軸方向とが一致しており、2つの粘着部
材の中心位置は、前記着磁境界線上にあることを特徴としている。
レンズ枠2は、図示省略したレンズバレルが取り付けられるレンズ取付開口2Aを備えている。このレンズ枠2は、支持部4を介してベース部材3に支持されている。
マグネット15(15A,15,15,15D)によって、第1から第3電磁アクチュエータを構成している。第1コイル13は、レンズ枠2の側面2Dにおけるコイル保持部2D1に巻かれており、マグネットホルダ11に取り付けられたマグネット15(15A,15B,15C,15D)と協働して、レンズ枠2を光軸Oaに沿って駆動する第1電磁アクチュエータ90を構成している。図1においては、第1コイル13の一部のみを記載してある。マグネット15(15A,15B,15,15D)は、レンズ枠2に対向する一面側がN又はS極のどちらか一方であり、その背面側が他方の極に着磁されている。マグネット15(15A,15,15,15D)の背面側には、板状ヨーク12A、12B、12C、12Dが配置されている。
このとき手振れによって発生する光軸Oaの位置変化は、光軸Oaを中心として、360度どちらの方向にも移動する可能性がある。従ってどの方向に移動しても、マグネット15A,15Bと位置センサ16を対向させておく必要があり、同じ移動距離であれば、常に対向できるように、マグネット15A,15Bと位置センサ16の中心同士が一致するように配置している。中心位置が一致していないと、特定の方向にマグネットホルダ11が移動したときだけ、対向位置から外れてしまい、位置検出ができなくなる恐れがあるからである。
粘着部材は、その性質上、共振が発生しない場合でも、マグネットホルダ11の位置を保持しようとして、マグネットホルダ11の駆動を妨げる力が働く。
このとき、駆動手段である第2電磁アクチュエータ91Aと粘着部材18との距離が離れていると、粘着部材18を中心として、マグネットホルダ11が回転しようとする力が発生してしまい、素早く手振れ補正を行うことができなくなる。
上記回転を防止するためには、駆動手段の中心に、粘着部材18を配置すればよいが、
本発明においては、その位置に位置センサ16を配置している。
そこで、本発明における粘着部材は、駆動部材である第2電磁アクチュエータ91Aの駆動方向の中心軸上(着磁境界線上)に、駆動回路の中心から等距離に2つの粘着部材を
配置した。
これにより、マグネットホルダ11の移動時の回転を防止することが可能となる。
図6は、レンズ駆動装置1を内蔵した電子機器200の実施例である。
レンズ駆動装置1は、カメラモジュール100或いは電子機器200(携帯電話、スマートフォン、タブレット型PC、ノート型PCなど)に装着される。レンズ駆動装置1を備えたカメラモジュール100や電子機器200は、外部からの振動にも共振しない手振れ補正機構を備えており、高い共振抑制の信頼性を得ることができる。
また、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
2:レンズ枠,2A:レンズ取付開口,2B:上端取付部,2C:下端取付部,2D:側
面,2D1:コイル保持部,
3:ベース部材,3A:開口,3B:側面,3C:背面,3E:コイル保持部,
31A,31B:コイル位置規制部,3F:位置センサ保持部,3G:挿通孔,
4:支持部,
5:第1弾性支持部材,5A、5B:上板バネ,5A1,5B1:レンズ枠取付部、
5A2,5A3,5B2,5B3:マグネットホルダ取付部,
5A4,5A5,5B4,5B5:ワイヤ柱取付部,
5A6,5B6:弾性変形部、
5C:下板バネ,5C1:レンズ枠取付部,5C2:マグネットホルダ取付部,
5C3:弾性変形部,
6:第2弾性支持部材,6A,6B,6C,6D:ワイヤ柱,
7:駆動手段,
11:マグネットホルダ
11A:上縁,11B:下縁、
12A,12B,12C,12D:板状ヨーク、
13:第1コイル,14(14A,14B、14C,14D):第2コイル,
15(15A,15B,15C,15D):マグネット,
16:位置センサ,
17:カバー部材,17A:開口,
18:粘着部材,
19,19A,19B:粘着部材溜まり,
21:フィルタ枠
22:レンズバレル,
Oa:光軸,
F1:レンズ枠2を駆動する第1の方向,
F2:レンズ枠2を駆動する第2の方向,
90:第1電磁アクチュエータ,
91A:第2電磁アクチュエータ,
91B:第3電磁アクチュエータ,
100:カメラ
200:電子機器
Claims (8)
- レンズ枠と、
ベース部材と、
前記ベース部材に対して前記レンズ枠を光軸と交差する方向に移動可能に支持する支持部と、
前記レンズ枠を前記光軸と交差する方向に駆動する駆動手段と、
前記レンズ枠の位置を検出する位置センサと、を備え、
前記駆動手段は、少なくとも一組のマグネットとコイルを用いた磁気回路で構成されており、
前記ベース部材は、前記コイルと前記位置センサとを保持して位置決めを行うコイル位置規制部を有し、
前記ベース部材における前記コイルの空芯部には、前記ベース部材と前記マグネットとを密着させる粘着部材が配置され、前記マグネットに対向するよう前記位置センサが配置されている、
ことを特徴とする手振れ補正機能を備えたレンズ駆動装置。 - 前記コイル位置規制部は、前記コイル及び前記位置センサの光軸方向及び光軸に垂直な方向の位置を決めている、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。 - 前記ベース部材の前記マグネットに対向する面から突出しないよう前記コイルを保持するコイル保持部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ駆動装置。 - 前記駆動手段は、前記ベース部材に固定されたコイルと、前記レンズ枠に固定されたマグネットとからなり、
前記粘着部材及び位置センサは、ベース部材に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ駆動装置。 - 前記コイルは、長軸と短軸を有し、前記マグネットの中心及び前記位置センサの中心は、前記コイルの長軸と短軸の交わる中心と略一致しており、
前記粘着部材は、駆動コイルの長軸方向に前記位置センサを挟み2か所に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3に記載のレンズ駆動装置。 - 前記マグネットの着磁境界線と前記コイルの長軸方向とが一致しており、
前記2つの粘着部材の中心位置は、前記着磁境界線上にあることを特徴とする請求項1ないし4に記載のレンズ駆動装置。 - 請求項1ないし6いずれか1項に記載されたレンズ駆動装置を備えたカメラ。
- 請求項1ないし6いずれか1項に記載されたレンズ駆動装置を備えた電子機器。
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