JP6490484B2 - ヘッドボードおよびベッド - Google Patents
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Description
ここで、「補助家具」とは、就寝時等に使用する収納家具や、ベッド上でくつろぐために使用する背当て等である。
また、床Fに接する収納家具7がボード本体4に係止されるので、収納家具7とボード本体4とが離れたり、収納家具7がボード本体4に対しレール44の延設方向にずれたりするのを防ぐことができるし、ボード本体4をより安定的に自立させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。図1は本実施形態に係るベッド1の斜視図、図2(a)は図1のII−II断面図、図2(b)はベッド1の組み立て時における平面図、図3はベッド1を構成する部材の正面図、図4は図3のIV−IV断面図、図5は図1のV−V断面図である。
各被係止部22は、固定部22aと、折り返し部22bと、対向部22cと、で平面視U字状に形成されている。
固定部22aは、マットレス21のヘッドボード3と対向する側面の両端部に、鉛直方向にスライド可能に取り付けられている。
対向部22cは、固定部22aにおけるマットレス21の中心寄りの端部に設けられた折り返し部22bを介して、固定部22aから所定間隔を空けるとともに、固定部22aと並行に設けられている。
ボード本体4は、図1〜4に示したように、フレーム41と、装飾部42と、ランプ47と、カバー48と、で自立できる厚みを有する箱型に形成されている。
底板41aは、長手方向の横幅が、ベッド本体の、ヘッドボード3の正面に沿う方向の横幅に補助家具5二つ分の横幅を併せた以上の矩形の板材で、床Fに載置されている。
一対の側板41bは、ボード本体4の側面をなす縦方向に長尺な矩形の板材で、底板41aの両端部から、鉛直上方に延設されている。
中横板41cは、一方の側板41b中間部から他方の側板41bの中間部まで延設されている。
上横板41dは、一方の側板41b上部から他方の側板41bの上部まで延設されている。
上背板41eは、ボード本体4の背面上部をなす矩形の板材で、中横板41cの背面、上横板41dの背面および一対の側板41bに固定されている。
下背板41fは、ボード本体4の背面下部をなす矩形の板材で、底板41aの背面および中横板41cの背面に着脱可能に取り付けられている。
下地材43は、正面視矩形の板材で、フレーム41の底板41a正面および中横板41c正面に固定されている。
レール本体44bは、下地材の正面に、凹部44aがベッド本体2の方向に開放されかつ、水平に延びるように取り付けられている。
上凸部44cは、レール本体44bの上面から上方に向かって突出するように形成されている。
下凸部44dは、レール本体44bの下面から下方に向かって突出するように形成されている。
上当接部44eは、レール本体44bの上凸部44cよりも後方から上方に延設されている。
下当接部44fは、下凸部44dの背面から後方に延びるとともに上当接部44eの真下から下方に延設されている。
このように構成された各レール部材44は、図4に示したように、下地材43の正面に、所定間隔を開けて鉛直方向に並ぶように複数配置され、固定具B1で下地材43に固定されている。
化粧板46は、正面視矩形の板材で、上面および下面(一番上の化粧板46は下面のみ)には、図2に示したように、延設方向に沿って溝46a,46bが形成されている。化粧板46は、下面の溝46aをレール部材44の上凸部44cまたは係合部材45の凸部45aに嵌合(係合)させるとともに、上面の溝46bをレール部材44の下凸部44dに嵌合させている。更に、化粧板46は、図4に示したように、下地材43の背面から釘やビス等の固定具B2を打ち込むまたは螺入させることにより固定されている。
カバー48は、光を透過可能な樹脂製またはガラス製の板材であり、フレーム41の上面および装飾部42の上面に、凹部4aを覆うように載置されている。
棚係止部材51は、壁面当接部51aと、嵌合部51bと、上支持部51cと、下支持部51dと、凸部51eと、で構成されている。
壁面当接部51aは、矩形板状をなし、ボード本体の正面に沿って設けられている。
嵌合部51bは、壁面当接部51aの上端部から後方へ延設されている。
上支持部51cは、壁面当接部51aの上端部から前方へ延設されている。
下支持部51dは、壁面当接部51aの下端部および中間部から、前方へ延設されている。
凸部51eは、壁面当接部51a正面であって、上支持部51cと下支持部51dとの間から前方に向かって突出している。
棚板52は、木やガラスで形成された矩形の板材であり、背面には嵌合穴52aが形成されている。棚板52は、嵌合穴52aを棚係止部材51の凸部51eに嵌合させるとともに、上支持部51cと下支持部51dとに挟まれている。
箱部61は、天板61aと、底板61bと、一対の側板61cと、背板61dと、によって、正面に開口部61eを有する箱状に形成されている。
収納係止部材62は、背板当接部62aと、嵌合部62bと、で構成されている。
背板当接部62aは、矩形板状をなし、箱部61の背面に固定されている。
嵌合部62bは、背板当接部62aの上端から後方へ延設されている。
収納本体71は、天板71aと、底板71bと、一対の側板71cと、背板71dと、によって、正面に開口部71eを有する箱状に形成されている。
引き出し72は、ボード本体4の正面と直交する方向にスライドさせることが可能となっている。
支持台73は、箱状に形成され、収納本体71の底面に取り付けられるとともに、床に載置されている。
収納係止部材74は、開口式収納6の収納係止部材62と同様に構成されている。
垂下部8aは、鉛直方向に長い板状に形成されている。
嵌合部8bは、垂下部8aの上端から垂下部8aの背面と直交する方向に延設されている。
ガイド部8cは、垂下部8a背面から突出している。
このベッド係止部材8の嵌合部8bを、一番下のレール部材の凹部44aに嵌合させることにより、ガイド部8cがボード本体4の正面に当接し、垂下部8aがボード本体4の正面からガイド部8cの突出長だけ離間した状態を保ったまま水平方向にスライド可能となる。
こうすることで、ボード本体4が自立できるので、ボード本体4および補助家具5〜7,9を部屋内の任意の位置に設置することができる。また、ベッド本体2に対向する面の一側端部から他側端部まで延びるレール部材44が複数設けられている。このため、ベッド1を部屋の壁に近接するように配置しなくても、ベッド1の枕元に補助家具5〜7,9を自由にレイアウトすることができる。
こうすることで、ボード本体4の側端部で引き出し式収納7を係合しておくことで、ベッドサイドの収納として用いることができる。
また、床Fに接する引き出し式収納7がボード本体4に係止されるので、引き出し式収納7とボード本体4とが離れたり、引き出し式収納7がボード本体4に対しレール部材44の延設方向にずれたりするのを防ぐことができるし、ボード本体4をより安定的に自立させることができる。
こうすることで、引き出し72を大きく引き出すと、中身の重みで引き出し式収納7が引き出しの方に倒れやすくなるが、収納本体71がボード本体4に係止されているので、引き出し式収納7を倒れにくくすることができる。
こうすることで、ベッド係止部材8と被係止部22とが係合して、互いの相対移動を規制するので、ベッド1を使用し続けていくうちに、ベッド本体2とヘッドボード3とが離れたり横にずれたりしてしまうのを防ぐことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、ここでは、第1実施形態と相違する点のみ説明することとする。図8は本実施形態の本実施形態に係るベッド1Aの斜視図である。
背当て9は、図8に示したように、背当て係止部材91と、クッション部92と、で構成されている。
背当て係止部材91は、ボード本体4の正面に当接する板部91aと、板部91aの上端に設けられ、レール部材44に嵌合する嵌合部91bと、で構成されている。
クッション部92は、背当て係止部材91の板部91aの正面に取り付けられている。
こうすることで、ベッド本体2を座部に、ヘッドボード3を背もたれにして、ベッド1をソファのように使用することができる。
例えば、本実施形態では、ボード本体4の一端部に、床に載置するタイプの引き出し式収納7を係合させることにより、ヘッドボード3の底面を略L字状としたが、ボード本体の両袖、ボード本体4の一端部の正面および背面、或いはボード本体の一端部正面および他端部背面に、床に載置する補助家具を係合させることにより、ヘッドボード3の下面を略コ字状、T字状、クランク状等にしてもよい。そうすることで、より一層ヘッドボードが倒れにくいものとなる。
また、上記実施形態では、引き出し式収納7を、支持台73を介して床Fに載置されるものとしたが、収納本体が直接床Fに載置されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、開口式収納6を、床Fから離間した状態で係止されるものと下が、引き出し式収納7と同様に床Fに載置された状態で係止されるものとしてもよい。
また、上記実施形態では、ベッド本体2の一対の被係止部22の配置を互いに外側に向かって開くようにしたが、内側に向かって開くように配置してもよい。
2 ベッド本体
21 マットレス
22 被係止部
3 ヘッドボード
4 ボード本体
4a 凹部
41 フレーム
42 装飾部
43 下地材
44 レール部材(レール)
44a 凹部
44b レール本体
46 化粧板
5 棚(補助家具)
51 棚係止部材
52 棚板
6 開口式収納(補助家具)
61 箱部
62 収納係止部材
7 引き出し式収納(補助家具)
71 収納本体
71e 開口部
73 支持台
74 収納係止部材
8 ベッド係止部材(係止部材)
9 背当て(補助家具)
91 背当て係止部材
92 クッション部
B1,B2 固定具
F 床
Claims (5)
- ベッド本体と、ヘッドボードとに分割可能なベッドのヘッドボードにおいて、
自立可能な厚みを有する箱状に形成され、前記ベッド本体に対向する面に、当該面の一側端部から他側端部まで水平方向に延びる溝状のレールが複数本設けられたボード本体と、
前記レールにスライド可能に係合する補助家具と、を備えることを特徴とするヘッドボード。 - 請求項1に記載のヘッドボードにおいて、
前記補助家具は、
箱状に形成された収納家具であり、
床に載置されるとともに、前記ボード本体に対向する側の端部が前記レールに係合していることを特徴とするヘッドボード。 - 請求項2に記載のヘッドボードにおいて、
前記収納家具は、
側面に開口部を有する中空箱状の収納本体と、
前記収納本体の中に、前記開口部から出し入れ可能に設けられた引き出しと、を備えることを特徴とするヘッドボード。 - 請求項1に記載のヘッドボードにおいて、
前記補助家具は、
弾力性を有する材料で形成された背当てであり、
前記レールが設けられた面に当接しつつ前記レールに係合していることを特徴とするヘッドボード。 - ベッド本体と、ヘッドボードとに分割可能なベッドにおいて、
請求項1から4の何れか一項に記載のヘッドボードを備え、
前記ベッド本体は、
前記ヘッドボードと対向する面に被係止部が設けられ、
前記レールにスライド可能に係合する係止部材によって前記被係止部が係止されていることを特徴とするベッド。
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