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JP6480234B2 - 作業機 - Google Patents

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JP6480234B2
JP6480234B2 JP2015069937A JP2015069937A JP6480234B2 JP 6480234 B2 JP6480234 B2 JP 6480234B2 JP 2015069937 A JP2015069937 A JP 2015069937A JP 2015069937 A JP2015069937 A JP 2015069937A JP 6480234 B2 JP6480234 B2 JP 6480234B2
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Description

本発明は、コンパクトトラックローダ、スキッドステアローダ等の作業機に関する。
従来、作業機として、特許文献1の技術が開示されている。特許文献1に開示された作業機は、機体と、機体の側方に設けられたブームと、ブームの後部に枢支されたリフトリンクとを有する。
特開2010−59681号公報
エンジンから排出される排気ガス中の窒素酸化物を削減する尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムを、作業機に搭載することが考えられている。
この尿素SCRシステムは、エンジンの排気ガスを流通させる流通経路中に尿素水を噴射することにより、該尿素水を高温下で加水分解させてアンモニアガスを生成し、このアンモニアガスによって窒素酸化物を窒素ガスと水蒸気とに還元するシステムである。
尿素水は、液体状態で尿素水タンクに貯留して作業機に搭載される。この尿素水の融点は、−11℃であるので、外気温の低下によって尿素水が凍結する恐れがある。また、尿素水の温度が所定温度(例えば、50℃)以上に上昇すると、尿素水の一部が気化して蒸発し、該尿素水の濃度が変化する。したがって、尿素水タンクは、温度環境のよい場所に配置しなければならない。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、キャビンの側方に設けられたブームを有する作業機に尿素水タンクを良好に搭載することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
本発明の一態様に係る作業機は、機体と、前記機体に搭載されたキャビンと、前記機体の右側及び左側に配置された走行装置と、前記キャビンの側方に設けられたブームと、前記ブームに装着された作業具と、前記ブームの後部に一端側が枢支されたリフトリンクと、前記リフトリンクの側方に設けられた第1壁と、前記リフトリンクの側方であって前記第1壁と反対側に設けられた第2壁と、尿素水を貯留し且つ前記第1壁と前記第2壁との間に設けられた尿素水タンク本体を有する尿素水タンクと、前記尿素水タンク本体の前方に設けられた第5壁と、を備え、前記第1壁、第2壁、及び第5壁は、前記尿素水タンクを設置する設置部を形成しており、前記尿素水タンク本体は、前記リフトリンクの他端側を支持する枢支軸より下方に設けられている。
また、前記第2壁は前記設置部の機体外方側の壁部を構成し、前記第2壁側に、前記尿素水タンク本体に尿素水を補給する補給口が設けられている。
また、前記第2壁に機体外方から機体内方に向けて凹む凹設部が設けられ、
前記凹設部内に、前記補給口が設けられている。
また、前記設置部を構成する壁部であって、前記第5壁の上端側から上方に向かうに従って後方に移行する傾斜状の第6壁を備え、前記リフトリンクの他端側は、前記第6壁の前方に位置している。
また、前記第6壁の前面側の下部に設けられていて、前記リフトリンクの他端側を枢支する支持プレートを備えている。
また、前記ブームを昇降させるブームシリンダと、前記第1壁と前記第2壁との下部間に設けられていて、前記ブームシリンダの下部を支持するシリンダ取付部と、前記第1壁と前記第2壁との間に設けられ、前記尿素水タンクを載置する底板と、を備え、前記底板は、前記シリンダ取付部に固定されている。
また、前記尿素水タンク本体の後方に設けられていて前記第1壁と前記第2壁とを連結する第3壁を備え、前記底板は、前記第5壁の下端と、前記第3壁の下端とを連結している。
また、前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記リフトリンク後方に設けられている。
また、前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記ブームシリンダ後方に設けられている。
また、前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記ブーム下方に設けられている。
また、前記機体に搭載されたエンジンを有し、前記機体に搭載されて前記エンジンの燃料を貯留し且つ前記燃料を補給する第1補給管を有する燃料タンクを備え、前記尿素水タンクは、尿素水を補給する第2補給管を有し、前記第1補給管に形成された補給口と前記第2補給管に形成された前記補給口とは、前記機体の同じ側の側部に配置されている。
また、前記尿素水タンクは、尿素水を排出する排出部を有し、前記底板は、前記排出部に対応する位置に開口部を形成する環状の縁部と、前記開口部を塞ぐ蓋板とを有する。
本発明によれば、リフトリンクの側方に設けた第1壁と、リフトリンクの側方であって第1壁と反対側に設けた第2壁とを有し、第1壁と第2壁との間に尿素水タンクを設けている。
したがって、尿素水を貯留する尿素水タンクが温度環境のよい場所に設置され、機体に搭載されたキャビンと、機体の右側及び左側に配置された走行装置と、キャビンの側方に設けられたブームと、ブームに装着された作業具とを有する作業機に尿素水タンクを良好に搭載することができる。
機体後部の側面図である。 尿素水タンクの設置部の側面断面図である。 尿素水タンクの設置部の背面断面図である。 尿素水タンクの設置部の平面断面図である。 機体の斜視図である。 外壁を外した状態の支持フレームの斜視図である。 一部を省略した支持フレームの分解斜視図である。 支持フレームの内面側の後部の斜視図である。 機体内部の側面図である。 機体内部の平面図である。 作業機の側面図である。 作業機の平面図である。 作業機の正面図である。 車輪型の走行装置を備えた作業機の側面図である。 リフトリンクを有していない作業機の一例を示す側面図である。 リフトリンクを有していない作業機の他の例を示す側面図である。 他の実施形態を示す作業機の側面断面概略図である。 他の実施形態に係る設置部の平面断面図である。
以下、本発明に係る作業機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本発明に係る作業機1の側面図を示している。図12は、作業機1の平面図を示している。図13は、作業機1の正面図を示している。
図11〜13では、作業機1の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機1はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類の作業機であってもよい。
作業機1は、機体(車体)2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5とを備えている。
キャビン3は機体2の前部側に搭載されている。このキャビン3内には、運転席6が設けられている。
なお、本発明の実施形態において、作業機1の運転席6に着座した運転者の前側(図11の左側)を前方、運転者の後側(図11の右側)を後方、運転者の左側(図11の手前側)を左方、運転者の右側(図11の奥側)を右方として説明する。
また、前後に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。図13に示すように、機体2の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって機体2から離れる方向のことである。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって機体2に近づく方向である。
図5に示すように、機体2は、右側の側枠部8と、左側の側枠部9と、前枠部10と、
底枠部11と、上枠部12とを有する。これら右側の側枠部8、左側の側枠部9、前枠部10、底枠部11及び上枠部12は板材を組み合わせて構成されている。
右側の側枠部8は、機体2の右部を構成する。左側の側枠部9は、機体2の左部を構成する。前枠部10は、機体2の前部を構成し、右側の側枠部8と左側の側枠部9の前部同士を連結している。底枠部11は、機体2の底部を構成し、右側の側枠部8と左側の側枠部9の下部同士を連結している。上枠部12は、機体2の後部寄りの上部を構成し、右側の側枠部8と左側の側枠部9の後部寄りの上部同士を連結している。
以下、右側の側枠部8及び左側の側枠部9について説明するが、右側の側枠部8と左側の側枠部9とは略同じ構成であるので、本実施形態では、左側の側枠部9を参照して側枠部8,9を説明する。
図5に示すように、側枠部8,9は、メインフレーム13と、トラックフレーム14と、モータ取付部15と、支持フレーム16とを有する。
図7に示すように、メインフレーム13は、板面が機体幅方向を向くように配置されて機体2の前部から後部にかけて設けられている。
図5に示すように、トラックフレーム14は、メインフレーム13の外側面の下部に取付部材17を介して取り付けられている。モータ取付部15は、メインフレーム13の外側面の後部寄りの上部に設けられている。
支持フレーム16は、メインフレーム13の後部に取り付けられている。
図6及び図7に示すように、支持フレーム16は、内壁(第1壁)18と、外壁(第2壁)19と、前壁(第4壁)20と、後壁(第3壁)21と、仕切壁22(第5壁)と、底板23と、補強壁24と、シリンダ取付部25とを有する。
内壁18と外壁19とは、機体幅方向で間隔をおいて対向して設けられている。外壁19は、内壁18の機体外方に位置する。
内壁18は、例えば、1枚の板材で形成されている。この内壁18の後部には、機体幅方向に貫通状の切欠き部26が形成されている。この切欠き部26は、前縁部27と、上縁部28と、下縁部29とを有し、後方に向けて開放状とされている。図8に示すように、内壁18の機体内方側の面には、係止部材32が設けられている。この係止部材32は、棒材によって形成され、切欠き部26の前縁部27近傍で且つ前縁部27の上下中途部に設けられている。
図6に示すように、外壁19は、板材で形成されたメイン部位30及びサブ部位31を有する。サブ部位31はメイン部位30の前端に前方突出状に固定されている。メイン部位30の後部の上下中途部には、環状の縁部によって形成された装着穴33が形成されている。なお、メイン部位30及びサブ部位31は、例えば、1枚の板材で形成され、一体化されていてもよい。
図1、図6及び図7に示すように、前壁20は、第1部位34と、第2部位35と、第3部位36とを有する。第1部位34は、メインフレーム13の後端38に固着されている。この第1部位34は、メインフレーム13の後端38に沿って前上がり傾斜状とされている。第2部位35は、第1部位34の上端から前斜め上方に向けて延出されている。この第2部位35は、メインフレーム13の後端38と上端39とのコーナー部40に固着されている。第3部位36は、第2部位35の前端から前下がり傾斜状に延出されている。この第3部位36は、メインフレーム13の上端39の後部に固着されている。第3部位36の上面にはリンク取付部41が固定されている。
図6及び図8に示すように、前壁20は、メインフレーム13の機体幅方向の中途部に設けられることで、当該メインフレーム13の機体内方だけでなく、機体外方にも突出している。前壁20のメインフレーム13から機体外方に突出する部分が、走行装置5の後部を覆うフェンダとされている。内壁18の前部に形成された縁部18Aは、前壁20の第1部位34の背面、第2部位35及び第3部位36の上面に沿った形状である。内壁18の縁部18Aに、第1部位34、第2部位35及び第3部位36が固着されている。また、第1部位34、第2部位35及び第3部位36の機体外方の端部に外壁19が固着されている。したがって、前壁20は、内壁18の前部と外壁19の前部とを連結している
。なお、第1部位34、第2部位35及び第3部位36の一部が外壁19に固着されていればよい。
図6及び図8に示すように、後壁21は、外壁19の後端(メイン部位30の後端)から機体内方に向けて延出されている。この後壁21の機体内方側の端部は、内壁18の後端側に固定されている。したがって、後壁21は、内壁18の後部と外壁19の後部とを連結している。後壁21には、ステー37が設けられている。このステー37は、後壁21の背面の機体内方側であって、係止部材32の後方に対応する位置に設けられている。
なお、本実施形態では、後壁21と外壁19とは一枚の板材で一体形成されている。
図1及び図6に示すように、仕切壁22は、前壁20と後壁21との間で且つ内壁18と外壁19との間に設けられている。また、仕切壁22は、切欠き部26の前縁部27の近傍に位置しており、内壁18と外壁19とを連結している。
図2、図3及び図4に示すように、底板23は、内壁18と外壁19との間で且つ切欠き部26の下縁部29に沿って設けられている。この底板23は、仕切壁22の下端と後壁21の下端とを連結している。また、底板23は、内壁18と外壁19とを連結している。底板23は、環状の縁部によって形成された開口部42と、この開口部42を塞ぐ蓋板43とを有する。開口部42は、底板23の前後中途部であって、機体幅方向の中途部に形成されている。蓋板43は、底板23の下面にボルト44によって着脱可能に取り付けられている。また、底板23の下方は閉鎖されていなく開放状とされている。
図1及び図6に示すように、補強壁24は、内壁18と外壁19との間であって、前壁20の第2部位35上部から後壁21の上部にわたって設けられ、内壁18と外壁19とを連結している。この補強壁24は、前部位45と、中間部位(第6壁)46と、後部位47とを有する。前部位45は、前壁20の第2部位35上部から仕切壁22の上端にわたって設けられている。中間部位46は、前部位45の後端から後斜め上方に向けて延出されている。後部位47は、中間部位46の上端から後方に向けて延出され、後壁21の前面に接続されている。前部位45には、環状の縁部によって形成された通し穴48が形成されている。また、前部位45と中間部位46とのコーナー部分であって、機体外方側の端部には、支持プレート49が設けられている。
図1、図3、図6及び図7に示すように、シリンダ取付部25は、内壁18と外壁19との下部間に設けられている。このシリンダ取付部25は、右側のプレート部材50Rと左側のプレート部材50Lを有する。右側のプレート部材50Rと左側のプレート部材50Lとは、機体幅方向で対向している。各プレート部材50R、50Lの前端は前壁20の第1部位34の背面下部に固着されている。各プレート部材50R、50Lの前部50aは、第1部位34の背面下端側から後方に延びている。各プレート部材50R、50Lの前部50aには、シリンダ支持部52が設けられている。各プレート部材50R、50Lの後部50bは、上方に向けて屈曲されており、上端が底板23の前部下面に固着されている。
図11に示すように、走行装置5は、本実施形態では、クローラ式走行装置5が採用されている。走行装置5は、機体2の左側及び右側に設けられている。
各走行装置5は、駆動輪53と、前後の従動輪54と、走行モータ55と、クローラベルト56と、複数の転輪57とを有する。前後の従動輪54及び転輪57はトラックフレーム14に横軸(機体幅方向の軸)回りに回転可能に支持されている。走行モータ55は、モータ取付部15に取り付けられている。駆動輪53は、走行モータ55に取り付けられ、この走行モータ55によって駆動されて横軸回りに回転する。クローラベルト56は、エンドレスベルトからなり、前後の従動輪54、転輪57及び駆動輪53に巻掛けられている。駆動輪53が回転することにより、クローラベルト56が周方向に循環回走し、作業機1が前進又は後進する。なお、走行装置5は、図14に示すように、車輪型の走行装置5であってもよい。
図11に示すように、作業装置4は、ブーム58と、作業具59と、リフトリンク60と、制御リンク61と、ブームシリンダ62と作業具シリンダ(バケットシリンダ)63とを有する。
ブーム58は、機体2の側方であって、キャビン3の側方に上下揺動自在に設けられている。また、ブーム58は、キャビン3の右側及び左側にそれぞれ設けられている。また、内壁18はブーム58の側方であって、機体内方側に設けられている。また、外壁19は、ブーム62の側方であって内壁18とは反対側(機体外方側)に設けられている。
作業具59として、本実施形態では、バケットが設けられている。このバケット59は、ブーム58に装着されている。詳しく言うと、バケット59は、ブーム58の先端部(前端部)上下揺動自在に設けられている。リフトリンク60及び制御リンク61は、ブーム58が上下揺動自在となるように、ブーム58の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ62は、伸縮することにより、ブーム58を昇降させる。作業具シリンダ63は、伸縮することにより、バケット59を揺動させる。
左側及び右側の各ブーム58は、支持フレーム16の内壁18と外壁19との間に対応する位置に設けられている。また、左側及び右側の各ブーム58同士は、前部及び基部が連結部材64で連結されている。
リフトリンク60、制御リンク61及びブームシリンダ62は、左側と右側の各ブーム58に対応して機体2の左側と右側とにそれぞれ設けられている。
図1に示すように、リフトリンク60は、各ブーム58の基部の後部に縦向きに設けられている。このリフトリンク60の上部(一端側)は、各ブーム58の基部の後部寄りに枢支軸(第1枢支軸)66によって横軸回りに回転可能に枢支されている。リフトリンク60の下部(他端側)は、内壁18と外壁19との間に挿入されている。このリフトリンク60の下部は、内壁18と支持プレート49との間で枢支軸(第2枢支軸)67によって横軸回りに回転可能に枢支されている。
したがって、内壁18はリフトリンク60の側方であって、機体内方側に設けられている。また、外壁19は、リフトリンク60の側方であって内壁18とは反対側(機体外方側)に設けられている。
ブームシリンダ62のシリンダチューブ68は、内壁18と外壁19との間に設けられている。したがって、内壁18はブームシリンダ62の側方であって、機体内方側に設けられている。また、外壁19は、ブームシリンダ62の側方であって内壁18とは反対側(機体外方側)に設けられている。
このシリンダチューブ68は、リフトリンク60の前方側に位置し、通し穴48(図6参照)を挿通している。ブームシリンダ62の上部(ピストンロッド)は、ブーム58の基部に枢支軸(第3枢支軸)69によって横軸回りに回転可能に枢支されている。第3枢支軸69は第1枢支軸66の前方に位置している。
ブームシリンダ62の下部(シリンダチューブ68のボトム側)は、シリンダ取付部25のシリンダ支持部52間で枢支軸(第4枢支軸)70によって横軸回りに回転可能に枢支されている。第4枢支軸70は第2枢支軸67の下方に位置する。
制御リンク61は、リフトリンク60の前方であって、ブーム58の基部の下部側に設けられている。制御リンク61の一端は、リンク取付部41に枢支軸(第5枢支軸)71によって横軸回りに回転可能に枢支されている。制御リンク61の他端は、ブーム58の基部の下部に枢支軸(第6枢支軸)72によって横軸回りに回転可能に枢支されている。第5枢支軸71は、第3枢支軸69の前方に位置する。第6枢支軸72は、第1枢支軸66と第3枢支軸69との間に位置する。また、第6枢支軸72は、第2枢支軸67の前方で且つ上方に位置する。
図9及び図10に示すように、機体2内の後部には、エンジン(ディーゼルエンジン)73とラジエータ74とバッテリ75が搭載されている。ラジエータ74はエンジン73の後方に設けられている。エンジン73とラジエータ74との間には、冷却ファン76が設けられている。この冷却ファン76はエンジン73の出力軸によって駆動され、後方(ラジエータ74)に向けて送風する。バッテリ75は冷却ファン76の右側方に設けられている。ラジエータ74の後方は、ボンネットカバー77によって覆われている。このボンネットカバー77は支持フレーム16の後端に取り付けられている。冷却ファン76によって生起された冷却風は、ボンネットカバー77に形成された通気部を通って機体2の
後方に排出される。
エンジン73の前部には、複数の油圧ポンプ78,79,80,81が前後に並べて設けられている。本実施形態では、油圧ポンプ78は走行ポンプ、油圧ポンプ79はメインポンプ、油圧ポンプ80はサブポンプ、油圧ポンプ81はパイロットポンプである。これらの油圧ポンプ78,79,80,81は、作動油タンク84内の作動油を、制御弁を介して所定の油圧機器に供給する。
走行ポンプ78は、走行モータ55を駆動する油圧ポンプである。また、この走行ポンプ78は、走行モータ55と共に静油圧式無段変速機の一部を構成する可変容量油圧ポンプである。
メインポンプ79、サブポンプ80、パイロットポンプ81は、定容量型のギヤポンプである。メインポンプ79は、作業装置4に装備された油圧アクチュエータや作業装置4に取り付けられる油圧アタッチメントに装備された油圧アクチュエータを駆動する油圧ポンプである。サブポンプ80は、作動油を増量するのに使用される油圧ポンプである。パイロットポンプ81は、主として、制御信号圧力の供給用に使用される。
エンジン73の上部の前方に粒子除去装置82が設けられている。この粒子除去装置82は、本実施形態では、DPF(Diesel Particulate Filter)によって構成されている。このDPF82は、エンジン73の排気マニホールドに接続され、エンジン73の排気ガス中の有害物質を含む微粒子を除去する。
機体2内の前部には、燃料タンク83と作動油タンク84が搭載されている。作動油タンク84は、油圧アクチュエータを作動させる作動油を貯留するタンクであり、機体2内の右側に設けられている。
燃料タンク83は、エンジン73の燃料を貯留するタンクであり、機体2内の左側に設けられている。この燃料タンク83は、エンジン73の前部の左側方から前方に延びている。この燃料タンク83は、燃料タンク本体(第1タンク本体という)86と、補給管(第1補給管という)87と、キャップ(第1キャップという)88とを有する。第1タンク本体86に燃料が貯留される。第1補給管87は、第1タンク本体86の上面の前後中途部から上方に延びる第1管部89と、この第1管部89から機体外方(左方)に延びる第2管部90とを有する。第2管部90は、メインフレーム13の上方に位置する。また、第2管部90の左端側が、左方に向けて開口する補給口(第1補給口という)91とされている。この第1補給口91から燃料が補給される。したがって、機体2の左側であって、機体2の外側から燃料タンク83に燃料が補給可能とされている。第1補給口91は第1キャップ88によって開閉可能に閉栓される。
作業機1は、尿素SCRシステムを有する。図9及び図10に示すように、この尿素SCRシステムは、SCR触媒92と、このSCR触媒92を収納した触媒ケース93と、尿素水タンク94と、SCRポンプ95とを有する。
触媒ケース93は、DPF82の後方であって、エンジン73の前部上方に設けられている。この触媒ケース93は、接続管96を介してDPF82に接続されている。
尿素水タンク94は尿素水を貯留するタンクである。SCRポンプ95は、図示省略のホースによって尿素水タンク94及び接続管96と接続されている。このSCRポンプ95は、尿素水タンク94内の尿素水を吸い上げ、該尿素水を噴霧ノズルを介して接続管96内に噴射する。接続管96内に噴射された尿素水は、DPF82を通ったエンジン73の排出ガスによって高温下で加水分解する。これによってアンモニアガスが生成され、このアンモニアガスによってエンジン73の排出ガス中の窒素酸化物が窒素ガスと水蒸気とに還元される。この還元反応は触媒ケース93内でSCR触媒92によって促進される。浄化されたエンジン73の排出ガスは触媒ケース93から大気に排出される。
図1に示すように、尿素水タンク94は、リフトリンク60及びブームシリンダ62の後方であって、ブーム58の下方に設けられている。また、尿素水タンク94は、底板23上に載置されている。
図1、図2に示すように、尿素水タンク94は、前壁20と後壁21との間に設けられている。また、尿素水タンク94は、内壁18と外壁19との間に(内壁18と外壁19
との間のスペースを利用して)設けられている。尿素水タンク94は、前壁20の後方に位置する仕切壁22と、後壁21との間に設けられている。詳しくは、尿素水タンク94の前方には、仕切壁22が位置し、尿素水タンク94の後方には、後壁21が位置し、尿素水タンク94の側方であって内壁18の反対側には外壁19が位置し、尿素水タンク94の上方には、補強壁24の中間部位46及び後部位47が位置する。したがって、これら底板23と、仕切壁22と、後壁21と、外壁19と、補強壁24の中間部位46及び後部位47とで、尿素水タンク94を設置する設置部97が形成されている。なお、尿素水タンク94は、前壁20と後壁21との間に設けられていればよく、シリンダチューブ68の後方であって、前壁20の第1部位34と後壁21との間に設けられてもよいし、その他の場所に設けられていてもよい。
図9及び図10に示すように、尿素水タンク94は、エンジン73の側方(左側方)且つ後方に設けられている。また、尿素水タンク94は、エンジン73の後方で且つラジエータ74の側方(左側方)に設けられている。また、図1及び図11に示すように、尿素水タンク94は、走行装置5の後方に設けられている。言い換えれば、設置部97は、エンジン73の左側方且つ後方に位置している。また、設置部97は、エンジン73の後方で且つラジエータ74の左側方に位置している。さらに、設置部97は、走行装置5の後方に設けられている。
さらに詳しくは、尿素水タンク94の前面94Aがエンジン73の背面73Aよりも後方に位置するように、尿素水タンク94は設けられている。また、尿素水タンク94の側面94Bとラジエータ74の側面74Aとが前後方向にオーバラップするように、尿素水タンク94が設けられている。また、尿素水タンク94の側面94Bと冷却ファン76の側面76Aとが前後にオーバラップするように、尿素水タンク94が設けられている。走行装置5の後方で且つ尿素水タンク94の前面94Aとクローラベルト56とが機体幅方向にオーバラップするように、尿素水タンク94が設けられている。
なお、この実施形態では、尿素水タンク94(設置部97)は、エンジン73の側方且つ後方である第1条件、第2にラジエータ74の側方である第2条件、走行装置5の後方である第3条件を全て満たしているが、第1〜第3の条件のいずれかを満たすように設置してもよい。
尿素水タンク94は、尿素水タンク本体(第2タンク本体という)98と、補給管(第2補給管という)99と、キャップ(第2キャップという)100と、供給部101と、排出部102とを有する。
第2タンク本体98に尿素水が貯留される。この第2タンク本体98の機体内方側は、切欠き部26を介して設置部97からエンジン73の配置側にはみ出している。図3に示すように、第2タンク本体98の上面側であって、機体外方側(左側)には、環状の縁部で形成された挿入口103が形成されている。第2タンク本体98は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成されている。
図4に示すように、第2タンク本体98は、取付プレート104によって固定されている。この取付プレート104は、第2タンク本体98の機体内方側であって、第2タンク本体98の上下中途部に設けられている。取付プレート104の前端側は、引掛け部105とされ、取付プレート104の後端側は、取付部114とされている。引掛け部105は、内壁18に設けた係止部材32に引っ掛けられる。取付部114は、後壁21に設けたステー37にボルト106によって固定される。この取付プレート104によって、第2タンク本体98が外壁19に押し付けられ、これによって、第2タンク本体98が固定される。なお、第2タンク本体98と外壁19との間及び第2タンク本体98と取付プレート104との間には、クッション材107が設けられている。
第2タンク本体98と仕切壁22との間、及び第2タンク本体98と後壁21との間には、隙間108が設けられている。
図3に示すように、第2補給管99は、第2タンク本体98内に尿素水を補給するための管である。この第2補給管99は、挿入口103から第2タンク本体98内に挿入されている。第2補給管99は、板材からなる取付部材109に取り付けられている。取付部
材109は、機体外方から内方に向けて凹む凹設部110と、この凹設部110の端部から張り出すフランジ部111とを有する。凹設部110は装着穴33から設置部97内に挿入されている。この凹設部110の底壁112に第2補給管99の上部が固定されている。フランジ部111は、外壁19の外面の装着穴33の周囲に重ね合わされてネジ等によって固定されている。
第2補給管99の上端には、補給口(第2補給口という)113が形成されている。この第2補給口113から尿素水が補給される。機体2の左側であって、機体2の外側から尿素水タンク94に尿素水が補給可能とされている。したがって、燃料タンク83の補給口である第1補給口91と、尿素水タンク94の補給口である第2補給口113とは、機体2の同じ側の側部に配置されている。
第2補給口113は第2キャップ100によって開閉可能に閉栓される。第2補給口113及び第2キャップ100は、凹設部110内に位置している。
図2に示すように、供給部101は、エンジン73の排気ガス中に尿素水を供給するために尿素水を排出させる部位であり、ホースによってSCRポンプ95に接続されている。
排出部102は、尿素水タンク94内の尿素水を抜くために尿素水を排出させる部位であり、底板23の開口部42に対応する位置にある。したがって、蓋板43を取り外すことにより、尿素水タンク94内の尿素水を排出部102から機体2下方に排出可能とされている。
尿素水は、外気温の低下によって凍結する恐れがある。また、尿素水は、所定温度以上に上昇すると、一部が気化して蒸発し、濃度が変化する。したがって、尿素水タンク94は、温度環境のよい場所に配置するのが望ましい。本実施形態では、底板23と、仕切壁22と、後壁21と、外壁19と、補強壁24の中間部位46及び後部位47とで、囲まれた所を尿素水タンク94を設置する設置部としている。これによって、尿素水タンク94が温度環境のよい場所に設置され、機体2及びキャビン3の側方に設けられたブーム58及びブーム58の後部に枢支されたリフトリンク60を有するコンパクトトラックローダ等の作業機1に尿素水タンク94を良好に搭載することができる。
また、尿素水タンク94は冷却ファン76の側方に配置されており、ラジエータ74を通過した冷却風が当たらない所に配置されている。言い換えれば、尿素水タンク94は冷却ファン76が空気を吸引する側に配置されている。これによっても、尿素水タンク94の配置場所の温度環境がよいと言える。
また、尿素水タンク94を縦型(縦長)にすることで、尿素水の残量を検出する残量センサが適正に働く。すなわち、尿素水タンクが横長であると、作業機1が傾斜したときに、尿素水の偏りが大きく、残量センサが適正に働きにくい。これに対し、尿素水タンク94が縦型であると、作業機1が傾斜したときの尿素水の偏りが小さいので、残量センサが適正に働く。
また、尿素水の残量を確認するのに、尿素水の液面を見る場合でも、尿素水タンク94が縦型の方が、作業機1が傾斜したときの尿素水の液面の傾斜が緩やかなので、横長に比べて尿素水の量がわかりやすい。
また、支持フレーム16の後部に、尿素水タンク94を設置する設置部97を形成しているので、設置部97の高さを十分に採ることができ、縦型の尿素水タンク94を配置することができる。
また、尿素水タンク94を支持フレーム16に設けるにあたって、尿素水タンク94をリフトリンク60の後方に設けることにより、作業装置4を構成する部材の配置や構造に影響を与えることがない。
また、支持フレーム16の後部に設置部97を形成しているので、尿素水タンク94の設置が、機体2内の他の機器、部材等の配置に影響を与えることがない。
また、機体2の側部を構成する支持フレーム16の外壁19の内側に尿素水タンク94を配置し、外壁19の外側から尿素水タンク94に尿素水を補給可能としている。これによって、尿素水タンク94の補給口へのアクセス性がよく、尿素水の補給が容易に行える
。また、尿素水タンク94を載置する底板23に開口部42を設け、この開口部42に対応する位置に排出部102を設けている。これによって、尿素水タンク94の排出部102へのアクセス性がよく、尿素水タンク94内の尿素水を抜きやすい。
また、燃料の補給口である第1補給口91と尿素水の補給口である第2補給口113とを、機体2の同じ側の側部に配置することにより、燃料の補給及び尿素水の補給をする際の作業性がよい。
第2タンク本体98と仕切壁22との間、及び第2タンク本体98と後壁21との間に隙間108を設けることにより、尿素水の一部が気化して第2タンク本体98が膨らんだときに、この膨らみを前後に逃がすことができる。
また、尿素水タンク94をエンジン73の側方且つ後方に設けることにより、又は尿素水タンク94をラジエータ74の側方に設けることにより、或いは尿素水タンク94をエンジン73の後方で且つラジエータ74の側方に設けることにより、機体2内であって、温度や風の影響を受けにくいところに尿素水タンク94を配置することができる。特に、支持フレーム16内であって前壁20と後壁21との間を、温度や風の影響を受けにくい環境の優れた場所にして、該場所に尿素水タンク94を設置することによって、尿素水の凍結や蒸発等を抑制することができる。また、尿素水タンク94を十分に高さの採れるところに配置できる。
以上本発明について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、図15、図16に示すように、本発明を、リフトリンク60及び制御リンク61を有していない作業機1に採用してもよい。図15に示す作業機1は、内壁18及び外壁19の後部に、上方に延びるブーム支持部136を有している。ブーム58の後部は、ブーム支持部136の間に配置されている。また、ブーム58の後部は、ブーム支持部136に、第1枢支軸66によって横軸回りに回転可能に支持されている。ブームシリンダ62は、一端が前側を向き、他端が後側を向くように横向きに配置されている。ブームシリンダ62のシリンダチューブ68は、内壁18と外壁19との間に設けられている。したがって、ブームシリンダ62の側方であって、機体内方側に内壁18が設けられている。また、ブームシリンダ62の側方であって、機体外方側に(内壁18とは反対側の側方に)外壁19が設けられている。ブームシリンダ62の一端は、ブーム58の中途部に第3枢支軸69によって横軸回りに回転可能に枢支されている。ブームシリンダ62の他端は、内壁18と外壁19の間で第4枢支軸70によって横軸回りに回転可能に枢支されている。
その他の構成は、前記実施形態と同様に構成される。
図16に示す作業機1が図15に示す作業機1と異なる点は、以下の点である。
外壁19の前縁側の上部に、枢支部137が設けられている。この枢支部137と内壁18との間で、ブームシリンダ62の他端が第4枢支軸70によって横軸回りに回転可能に枢支されている。
図17は、他の実施形態の作業機1を示している。この作業機1にあっては、ラジエータ74がエンジン73の上方に設けられている。ラジエータ74とエンジン73との間には、電動モータ又は油圧モータ等で駆動される冷却ファン76が設けられている。この冷却ファン76もラジエータ74へ向けて冷却風を起風する。ラジエータ74を通過した冷却風は、例えば、機体2の上方に排出される。
また、図18に示すように、この他の実施形態では、内壁18に切欠き部26は設けられていなく、尿素水タンク94の機体内方側が、内壁18によって覆われている。ただし、尿素水タンク94の供給部101とSCRポンプ95とを接続するホースを通すための穴は設けられる。
この他の実施形態では、内壁18、外壁19、後壁22及び仕切り壁22によって囲まれた所が設置部97とされている。言い換えれば、この実施形態では、尿素水タンク94
の前方、後方、機体内方及び機体外方の4方を囲む所を設置部97としている。
なお、図17に示すように、ラジエータ74がエンジン73の上方に設けられた実施形態の作業機1においても、図4に示すように、外壁19、後壁21及び仕切り壁22によって設置部97が構成されていてもよい。言い換えれば、尿素水タンク94の前方、後方及び機体外方の3方を囲む所が設置部97とされていてもよい。
2 機体
3 キャビン
5 走行装置
18 第1壁(内壁)
19 第2壁(外壁)
20 第4壁(前壁)
21 第3壁(後壁)
22 第5壁(仕切壁)
23 底板
42 開口部
43 蓋板
58 ブーム
59 作業具
60 リフトリンク
62 ブームシリンダ
73 エンジン
83 燃料タンク
87 第1補給管
91 第1補給口
94 尿素水タンク
97 設置部
98 尿素水タンク本体
99 第2補給管
102 排出部
113 第2補給口

Claims (12)

  1. 機体と、
    前記機体に搭載されたキャビンと、
    前記機体の右側及び左側に配置された走行装置と、
    前記キャビンの側方に設けられたブームと、
    前記ブームに装着された作業具と、
    前記ブームの後部に一端側が枢支されたリフトリンクと、
    前記リフトリンクの側方に設けられた第1壁と、
    前記リフトリンクの側方であって前記第1壁と反対側に設けられた第2壁と、
    尿素水を貯留し且つ前記第1壁と前記第2壁との間に設けられた尿素水タンク本体を有する尿素水タンクと、
    前記尿素水タンク本体の前方に設けられた第5壁と、
    を備え、
    前記第1壁、第2壁、及び第5壁は、前記尿素水タンクを設置する設置部を形成しており、
    前記尿素水タンク本体は、前記リフトリンクの他端側を支持する枢支軸より下方に設けられている作業機。
  2. 前記第2壁は前記設置部の機体外方側の壁部を構成し、
    前記第2壁側に、前記尿素水タンク本体に尿素水を補給する補給口が設けられている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記第2壁に機体外方から機体内方に向けて凹む凹設部が設けられ、
    前記凹設部内に、前記補給口が設けられている請求項2に記載の作業機。
  4. 前記設置部を構成する壁部であって、前記第5壁の上端側から上方に向かうに従って後方に移行する傾斜状の第6壁を備え、
    前記リフトリンクの他端側は、前記第6壁の前方に位置している請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記第6壁の前面側の下部に設けられていて、前記リフトリンクの他端側を枢支する支持プレートを備えている請求項4に記載の作業機。
  6. 前記ブームを昇降させるブームシリンダと、
    前記第1壁と前記第2壁との下部間に設けられていて、前記ブームシリンダの下部を支
    持するシリンダ取付部と、
    前記第1壁と前記第2壁との間に設けられ、前記尿素水タンクを載置する底板と、
    を備え、
    前記底板は、前記シリンダ取付部に固定されている請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の作業機。
  7. 前記尿素水タンク本体の後方に設けられていて前記第1壁と前記第2壁とを連結する第3壁を備え、
    前記底板は、前記第5壁の下端と、前記第3壁の下端とを連結している請求項6に記載の作業機。
  8. 前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記リフトリンク後方に設けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載の作業機。
  9. 前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記ブームシリンダ後方に設けられている請求項6又は7に記載の作業機。
  10. 前記尿素水タンク本体は、前後幅よりも上下幅が大きい縦型に形成され且つ前記ブーム下方に設けられている請求項1〜9のいずれか1項に記載の作業機。
  11. 前記機体に搭載されたエンジンを有し、
    前記機体に搭載されて前記エンジンの燃料を貯留し且つ前記燃料を補給する第1補給管を有する燃料タンクを備え、
    前記尿素水タンクは、尿素水を補給する第2補給管を有し、
    前記第1補給管に形成された補給口と前記第2補給管に形成された前記補給口とは、前記機体の同じ側の側部に配置されている請求項2又は3に記載の作業機。
  12. 前記尿素水タンクは、尿素水を排出する排出部を有し、
    前記底板は、前記排出部に対応する位置に開口部を形成する環状の縁部と、前記開口部を塞ぐ蓋板とを有する請求項6、7又は9に記載の作業機。
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