JP6477368B2 - 物品搬送システム - Google Patents
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Description
スキッド・シューターなどの搬送装置の作動を制御する技術としては、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載の技術は、フォークリフトを運転する作業者が操作可能な位置まで吊り下げ部材を吊り下げ、その吊り下げ部材が引かれると、搬送開始信号が出力されて、搬送装置を作動させる構成である。
載置された物品をコンベア又はシューターに沿つて搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の作動を制御する作動制御部と、
前記搬送装置に前記物品を載置する物品搬送機と、
前記物品搬送機に固定設置された固定式送信器又は前記物品搬送機に持ち込み可能な持込式送信器と、
前記固定式送信器又は前記持込式送信器からの信号を受信する受信器と、を備え、
前記作動制御部は、前記受信器が受信した信号に基づいて、前記搬送装置を作動させるものである。
図1に示される例では、部品は、仕入先又は物流中継地からトラック70によって工場構内に納入される。納入される部品の荷姿は、その部品が収容された部品箱60Aをパレット60B上に搭載したスキッド60の形態になっている。
工場構内には、複数のレーンがあり、複数のレーンの各々には、スキッド60の搬入位置から搬出位置にわたってシューターが敷設され、また、そのシューターに沿ってスキッド60を搬送するスキッド・シューター10が設けられている。
スキッド・シューター10に予め決められた高さ又は重さまでスキッド60が段積みされると、そのスキッド・シューター10が作動され、段積みされたスキッド60は、スキッド・シューター10によってシューターに沿って搬出側に搬送される。
図2及び図3に、本実施の形態1にかかる物品搬送システムの構成例を示す。図2は、本実施の形態1にかかる物品搬送システムの模式的な構成例を示したものであり、複数のレーンのうちの任意の1つのレーンを代表して示している。また、図3は、本実施の形態1にかかる物品搬送システムの信号系統の構成例を示している。図2及び図3に示されるように、本実施の形態1にかかる物品搬送システムは、スキッド・シューター10と、シューター制御盤20と、フォークリフト30と、リモコン40と、リモコン受信器50と、を備えている。
シューター制御盤20は、複数のレーンの各々に設けられたスキッド・シューター10の作動を制御する作動制御部である。なお、シューター制御盤20には、自身が作動を制御する制御対象のスキッド・シューター10の機械番号と、そのスキッド・シューター10が設けられたレーンのレーン番号と、が予め登録されている。
こうした荷崩れを防止するには、図5に示されるように、フォーク30Aがスキッド60から完全に抜けてから、スキッド・シューター10を作動させる必要がある。
図7に示されるように、複数のレーン毎に設けられたリモコン受信器50は、リモコン40から信号を受信したか否かを判断する(ステップA1)。
ステップA4において、該当するレーンに設けられたフォーク確認センサ81,82の双方がオンしている場合(ステップA4のYES)、シューター制御盤20は、該当するレーンに設けられたスキッド・シューター10に作動を指示する信号を出力して、そのスキッド・シューター10を作動させる(ステップA5)。
具体的には、特許文献1に記載の技術では、スキッド・シューター10の作動のために、作業者が、フォークリフト30から身を乗り出す必要があるため、作業者に負担がかかるという問題があった。また、特許文献1に記載の技術では、スキッド・シューター10の作動の度に、吊り下げ部材を引く作業が発生するため、作業効率が悪いという問題があった。これに対して、本実施の形態1では、作業者は、フォークリフト30から身を乗り出すことなくリモコン40を操作し、スキッド・シューター10を作動させることができるため、作業者の負担を低減すると共に、作業効率の向上を図ることができる。
また、特許文献1に記載の技術では、荷役作業で使う空間(スキッド60やフォークリフト30が往来する空間)とほぼ同じ高さに吊り下げ部材を吊り下げるため、吊り下げ部材が、荷役作業の邪魔になったり、スキッド60に引っかかったりするという問題があった。これに対して、本実施の形態1では、荷役作業で使う空間に吊り下げ部材やその他の部材を設ける必要が無いため、これらの部材が、荷役作業の邪魔になったり、スキッド60に引っかかったりすること等を防止することができる。
実施の形態1では、シューター制御盤20は、リモコン受信器50で受信されたリモコン40からの信号を基にスキッド・シューター10を作動させていた。しかし、リモコン40は、一般に、指向性が広い。そのため、複数のレーンが隣接している場合には、リモコン40からの信号を、意図しないレーンのリモコン受信器50までもが受信してしまい、そのレーンのスキッド・シューター10が誤って作動してしまう可能性がある。また、荷役作業を行うエリアは、半屋外で西日などの外乱光が直接入射する環境であることも多い。そのため、特にリモコン40が信号を赤外線で送信する場合に、赤外線が外乱光の影響を受ける可能性がある。
図8及び図9に、本実施の形態2にかかる物品搬送システムの構成例を示す。図8は、本実施の形態2にかかる物品搬送システムの模式的な構成例を示したものであり、複数のレーンのうちの任意の1つのレーンを代表して示している。また、図9は、本実施の形態2にかかる物品搬送システムの信号系統の構成例を示している。図8及び図9に示されるように、本実施の形態2にかかる物品搬送システムは、実施の形態1と比較して、リモコン40及びリモコン受信器50の代わりに、2次元コード90、コードスキャナ100、及び構内AP(Access Point)110を備えている。以下、実施の形態1とは構成が異なる部分を中心に説明する。
シューター制御盤20は、構内AP110から信号を受信すると、その信号に含まれるレーン番号及び機械番号を基に、そのレーン番号及び機械番号に該当するレーン及びスキッド・シューター10を識別し、該当するレーンに設けられた該当するスキッド・シューター10に作動を指示する信号を出力して、そのスキッド・シューター10を作動させる。
図10に示されるように、シューター制御盤20は、コードスキャナ100から構内AP110を介して信号を受信したか否かを判断する(ステップB1)。
ステップB4において、該当するレーンに設けられたフォーク確認センサ81,82の双方がオンしている場合(ステップB4のYES)、シューター制御盤20は、該当するレーンに設けられたスキッド・シューター10に作動を指示する信号を出力して、そのスキッド・シューター10を作動させる(ステップB5)。
実施の形態2では、フォーク確認センサ81,82によって、フォークリフト30のフォーク30Aがスキッド60から完全に抜けたことを確認してから、スキッド・シューター10を作動させていた。
本実施の形態3では、フォークリフト30のフォーク30Aがスキッド60から完全に抜けてから、スキッド・シューター10を作動させるために、フォークリフト30を運転する作業者が2次元コード90を読み取る位置を制限する。これにより、実施の形態2のフォーク確認センサ81,82を不要なものとする。
図13に示されるように、まず、実施の形態2にかかる図10のステップB1〜B3と同様のステップC1〜C3の処理が行われる。
本実施の形態3のその他の効果は、実施の形態2と同様である。
本実施の形態4では、フォークリフト30のフォーク30Aがスキッド60から完全に抜けてから、スキッド・シューター10を作動させるために、実施の形態3とは異なる方法で、フォークリフト30を運転する作業者が2次元コード90を読み取る位置を制限する。これにより、実施の形態2のフォーク確認センサ81,82を不要なものとする。
本実施の形態4のその他の効果は、実施の形態2と同様である。
本実施の形態5では、フォークリフト30のフォーク30Aがスキッド60から完全に抜けてから、スキッド・シューター10を作動させるために、実施の形態3,4とは異なる方法で、フォークリフト30を運転する作業者が2次元コード90を読み取る位置を制限する。これにより、実施の形態2のフォーク確認センサ81,82を不要なものとする。
C≧tan−1(A/B)・・・・・・(1)
上記の数式(1)を満たすようにコードスキャナ100をフォークリフト30に固定設置することにより、フォーク30Aがスキッド60から完全に抜けている位置でなければ、コードスキャナ100が2次元コード90を読み取ることができなくなる。
本実施の形態5のその他の効果は、実施の形態2と同様である。
例えば、上記実施の形態1〜5では、物品を搬送する搬送装置として、スキッド60をシューターに沿って搬送するスキッド・シューター10を例に挙げたが、これには限定されない。搬送装置は、その搬送装置に載置されたスキッドをコンベアに沿って搬送するスキッド・コンベアであっても良い。すなわち、搬送装置は、その搬送装置に載置された物品をコンベア又はシューターに沿って搬送する物であれば良い。また、物品もスキッド60には限定されず、他の荷姿の物品であっても良い。
20 シューター制御盤
30 フォークリフト
30A フォーク
40 リモコン
50 リモコン受信器
60 スキッド
60A 部品箱
60B パレット
70 トラック
81 フォーク確認センサ(投光側)
82 フォーク確認センサ(受光側)
90 2次元コード
100 コードスキャナ
110 構内AP
120 偏光板
Claims (1)
- 複数のレーン毎に設けられ、載置された物品をコンベア又はシューターに沿って搬送する搬送装置と、
前記複数のレーン毎に設けられ、自身が設けられたレーン及び該レーンに設けられた前記搬送装置を識別する識別コードと、
前記複数のレーン毎に設けられた前記搬送装置の作動を制御する作動制御部と、
前記搬送装置に前記物品を載置する物品搬送機と、
前記識別コードを読み取り、読み取った前記識別コードを前記作動制御部に送信するコード読取部と、を備え、
前記作動制御部は、前記コード読取部から前記識別コードを受信すると、受信した前記識別コードにより識別されるレーン及び前記搬送装置を特定し、特定したレーンに設けられた、特定した前記搬送装置を作動させる、物品搬送システム。
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