JP6457856B2 - 連続波形状製品の製造方法 - Google Patents
連続波形状製品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6457856B2 JP6457856B2 JP2015062662A JP2015062662A JP6457856B2 JP 6457856 B2 JP6457856 B2 JP 6457856B2 JP 2015062662 A JP2015062662 A JP 2015062662A JP 2015062662 A JP2015062662 A JP 2015062662A JP 6457856 B2 JP6457856 B2 JP 6457856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- load
- continuous wave
- wave shape
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
前記成形材料は、前記金型の前記凸部及び前記凹部と前記θ1の範囲で接触して成形される、連続波形状製品の製造方法である。
金型の凸部及び凹部は、上記のような連続波形状に対応する凹凸形状で構成されている。金型における凸部及び凹部についても、1ピッチは、図1、図2と同様の間隔で特定することができる。例えば、図1の連続波形状製品を成形する金型は、曲線部11を有する凹部及び凸からなり、1ピッチは、山から谷へ移行する曲線部11の一端と隣接する曲線部11の一端との間隔に相当する。図2の連続波形状製品を成形する金型は、曲線部11及び直辺部12を有する凸部及び凹部からなり、1ピッチは、同様に、山から谷へ移行する曲線部11の一端と隣接する山から谷へ移行する曲線部11の一端との間隔に相当する。
上記のθ1は、曲線部11の一端から曲線部の頂部又は底部に向かう特定の角度範囲に相当し、その範囲では成形材料4と金型1とが接触して成形される。この曲線部11の一端とは、上記中心角を構成する曲線部における上記の一端あるいは他端の少なくとも一方を含む部位を意味する。
具体的な金型形状としては、例えば、図3に示すように、凸部の頂部又は凹部の底部付近が平坦状に形成された構造を備えたものがある。また、図4に示すように、凸部及び凹部の曲線部における曲率半径を変えたものがある。
連続波形状製品における山と谷の曲率半径をRpとし、金型1における凸部及び凹部の曲率半径をRmとしたとき、スプリングバック量(弾性回復量)は、Rp/Rmで示すことができる。θ1/θ0が小さすぎると、金型の接触範囲が小さくて滑らかな曲率形状を得ることができない。また、当該Rp/Rmが大きくなり、成形材料に対し、所望の曲率形状となるように形成できず、形状不良になる可能性があるため、好ましくない。そして、弾性回復量を低減させてスプリングバックを抑制するには、高い荷重を加える必要がある。そのため、θ1/θ0は、0.4超が好ましい。
本発明に係る成形材料の種類は、特に限定されない。例えば、鋼、ステンレス(SUS)鋼の板材に適用できる。そのほかのFe合金、Cu、Cu合金、Al、Al合金等にも適用できる。
このように成形材料と金型との接触状態は、(R2−R1)/tの範囲によって区分できる。成形材料の一部が金型に接触するときは、(R2−R1)/tを1以外となるような形状の金型を使用すればよい。
成形後のスプリングバックに関する形状凍結性については、弾性回復量Rp/Rmを指標として評価することができる。弾性回復量Rp/Rmが小さいほど、スプリングバックによる形状不良が抑制され、形状凍結性に優れることを示す。具体的には、弾性回復量Rp/Rmは、4以下が好ましく、より好ましくは3.7以下であり、3.4以下がさらに好ましい。
成形加工する際の荷重は、特に限定されるものではない。成形中に、金型及び成形材料に付与される負荷を軽減する観点からは、弾性回復量を抑制して所定の連続波形状を成形できる範囲で、成形加工の荷重は小さくすることが好ましい。
P=C×σB×w×t ・・・式(1)
はない。
市販のステンレス鋼板に対し、凸部又は凹部を有する1対の型からなる金型を用いて70kN又は100kNの荷重を付与して、曲線状の山と谷を含む連続波形状を成形する曲げ加工を行った。
荷重を70kNにしたこと、及び新たにパラメータ(R2−R1)/tを設け、このパラメータを0.8、1.0及び1.2の3種類にしたこと以外は、実施例1と同様の条件にて曲げ加工を行った。実施例3において、tは、ステンレス鋼板の板厚であり、R1は、凸部における頂部の曲率半径であり、R2は、凹部における底部の曲率半径である。弾性回復量Rp/Rmに係る判定は、実施例1と同様である。試験結果を表3に示す。
連続波形状製品を得るために必要な最小の荷重を検討した。表4に示す組成(残部はFe及び不可避的不純物である)及び表5に示す機械的性質と厚さを有する4種のステンレス鋼板を用いて、所定の加工を行い、ステンレス鋼板a〜dを得た。
P=C×σB×w×t ・・・式(1)
2 凸部
3 凹部
4 成形材料
5、5’ 中心角
6 中心線
10 連続波形状製品
11、11’ 曲線部
12、12’ 直辺部
20 パンチ
21 ダイ
22 板材
L 成形材料と金型との接触部
Claims (5)
- 曲線状の山と谷を含む連続波形状製品を金型で成形する製造方法であって、
前記金型は、凸部及び凹部を有する1対の型からなり、前記凸部又は前記凹部の曲線部における中心角の半分の角度をθ0とし、成形材料と前記金型とが、前記凸部又は前記凹部における前記曲線部の一端から前記凸部の頂部又は前記凹部の底部に向かって角度θ1の範囲で接触するとき、前記θ1と前記θ0との比であるθ1/θ0が0.4を超え0.9以下であり、
前記成形材料は、前記金型の前記凸部及び前記凹部と前記θ1の範囲で接触して成形される、連続波形状製品の製造方法。 - 前記成形材料の板厚をt、前記凸部における前記頂部の曲率半径をR1、前記凹部における前記底部の曲率半径をR2としたとき、(R2−R1)/tが1未満である、請求項1に記載の連続波形状製品の製造方法。
- 前記金型で成形する際の荷重は、前記金型で成形する際の自由曲げ荷重Pの10倍を超える範囲であり、
前記成形によって得られる前記連続波形状製品における前記山と谷の曲率半径をRpとし、前記金型における前記凸部及び前記凹部の曲率半径をRmとしたとき、Rp/Rmが4以下である、請求項1又は2に記載の連続波形状製品の製造方法。 - 前記連続波形状製品は、曲線状の山と谷からなる連続波形を有する、請求項1から3のいずれかに記載の連続波形状製品の製造方法。
- 前記連続波形状製品は、曲線状及び直辺状の山と谷からなる連続波形を有する、請求項1から3のいずれかに記載の連続波形状製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062662A JP6457856B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 連続波形状製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062662A JP6457856B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 連続波形状製品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016182606A JP2016182606A (ja) | 2016-10-20 |
JP6457856B2 true JP6457856B2 (ja) | 2019-01-23 |
Family
ID=57241314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015062662A Active JP6457856B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 連続波形状製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6457856B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6927025B2 (ja) * | 2017-12-26 | 2021-08-25 | トヨタ車体株式会社 | 燃料電池用セパレータの製造装置及び燃料電池用セパレータの製造方法 |
CN109500249A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-22 | 北奔重型汽车集团有限公司 | 一种车辆纵梁成型模具 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001137960A (ja) * | 1999-11-09 | 2001-05-22 | Toyo Kinzoku Kk | 山形状波板の連続成形装置 |
JP2005078981A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-03-24 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池用セパレータ及びその製造方法 |
US7642481B2 (en) * | 2006-08-15 | 2010-01-05 | The Boeing Company | Apparatus and method for forming corrugated members |
KR100882648B1 (ko) * | 2007-09-27 | 2009-02-06 | 현대자동차주식회사 | 점진적 고무성형을 이용한 대면적 금속분리판 제조방법 |
JP5751402B2 (ja) * | 2010-05-28 | 2015-07-22 | トヨタ自動車株式会社 | プレス金型及びその製造方法 |
JP6032115B2 (ja) * | 2013-04-24 | 2016-11-24 | トヨタ紡織株式会社 | 金属板材の成形方法及び成形装置 |
JP5950118B2 (ja) * | 2013-05-29 | 2016-07-13 | トヨタ自動車株式会社 | プレス成形方法 |
JP2015051458A (ja) * | 2013-08-07 | 2015-03-19 | 淡路鉄工株式会社 | 建材用波板鋼板の製造方法及び製造装置 |
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015062662A patent/JP6457856B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016182606A (ja) | 2016-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2879808C (en) | Press-forming tool and method for manufacturing press-formed product | |
CN104010745B (zh) | 冲压成形用模具设计方法、冲压成形用模具 | |
CN105636718B (zh) | 钢板的冲裁用工具和冲裁方法 | |
KR102334109B1 (ko) | 금속판의 전단 가공면에서의 변형 한계의 평가 방법, 균열 예측 방법 및 프레스 금형의 설계 방법 | |
JP2009160655A (ja) | フランジ付き成形部材のプレス成形方法 | |
JP2017030038A (ja) | プレス成形品の製造方法及びプレス成形型 | |
JP2011235356A (ja) | プレス成形金型及びプレス成形方法 | |
JP6457856B2 (ja) | 連続波形状製品の製造方法 | |
JPWO2019167793A1 (ja) | プレス部品の製造方法、プレス成形装置、及びプレス成形用の金属板 | |
JP2006255770A (ja) | 金属板の曲げ加工装置および曲げ加工方法 | |
JP6036768B2 (ja) | プレス成形方法 | |
JP6319529B1 (ja) | プレス成形用の金属板及びその製造方法、並びにプレス品製造方法 | |
EP3778053A1 (en) | Designing method for press-molded article, press-molding die, press-molded article, and production method for press-molded article | |
JP5598434B2 (ja) | 成形部材の製造方法 | |
JP5332925B2 (ja) | 成形品の寸法精度に優れたプレス成形方法 | |
JP2020069534A (ja) | プレス部品の製造方法及び下金型の設計方法 | |
TW201330945A (zh) | 壓製成形用金屬板 | |
JP7439802B2 (ja) | プレス成形方法及びプレス成形金型 | |
CN109475916B (zh) | 冲压件制造方法 | |
JP6664988B2 (ja) | 金属プレート、積層プレート部品及びプレート式熱交換器の製造方法 | |
JP2017080782A (ja) | 金属プレートの製造方法、及び該製造方法により製造された金属プレートのプレート式熱交換器への使用 | |
Khalid Jawed et al. | Drawing of hexagonal cup | |
Najm et al. | Influence of rubber pad on springback of titanium sheets by wipe bending process | |
JP6664989B2 (ja) | 金属プレート及びプレート式熱交換器 | |
JP6103741B2 (ja) | 金型及び折り曲げ加工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170131 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6457856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |