JP6456045B2 - Rod fixing unit and telescopic rod unit using the same - Google Patents
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Description
本発明は、ロッド固定ユニット、及び、それを用いた伸縮ロッドユニットに関し、意図せずロッドの意図しない移動を抑制する場合に好適なものに関する。 The present invention relates to a rod fixing unit and a telescopic rod unit using the rod fixing unit, and more particularly to a unit suitable for suppressing unintentional movement of a rod unintentionally.
点滴用スタンドやマイクスタンド等の支柱には、その高さを変えるために2本のロッドが伸縮自在に結合されている伸縮ロッドユニットを用いたものがある。このような2本のロッドが伸縮自在とされた伸縮ロッドユニットは、一般的にパイプ状の大径の固定ロッドの貫通孔内に小径の移動ロッドが挿入され、移動ロッドが固定ロッドに対し長手方向に沿って移動可能な構造とされる。また、このような伸縮ロッドユニットには、固定ロッドと移動ロッドとが相対的に移動可能な状態と、固定ロッドと移動ロッドとが互いに固定された状態とを切り換えるロッド固定ユニットが設けられる。 In some cases, a drip stand, a microphone stand, or the like uses a telescopic rod unit in which two rods are connected in a stretchable manner to change the height. In such a telescopic rod unit in which two rods are extendable, a small-diameter moving rod is generally inserted into a through-hole of a pipe-shaped large-diameter fixed rod, and the moving rod is longer than the fixed rod. The structure is movable along the direction. Further, such a telescopic rod unit is provided with a rod fixing unit that switches between a state in which the fixed rod and the moving rod are relatively movable and a state in which the fixed rod and the moving rod are fixed to each other.
下記特許文献1には、スライド杆のロック装置が記載されている。このロック装置では、ばねに係合された部材にロックピンが設けられて、ばねの弾性力によりスライド杆にロックピンが押圧される。この押圧力によりスライド杆がロック装置に係止される。また、当該部材にはボタンが形成され、このボタンを押すとばねの弾性力に抗してロックピンをスライド杆から離間することができる。従って、当該ボタンを押すことにより、スライド杆をスライドさせることができる。 Patent Document 1 below describes a locking device for a slide rod. In this lock device, the lock pin is provided on the member engaged with the spring, and the lock pin is pressed against the slide rod by the elastic force of the spring. The slide rod is locked to the lock device by this pressing force. Further, a button is formed on the member, and when the button is pressed, the lock pin can be separated from the slide rod against the elastic force of the spring. Therefore, the slide rod can be slid by pressing the button.
特許文献1に記載のロック装置では、1つのボタンの操作によりスライド杆のロック状態が解除される。従って、例えば、意図せず当該ボタンが押されることでスライド杆のロック状態が解除されて、スライド杆が意図せず移動する虞がある。このようなロック装置を上記の伸縮ロッドユニットに用いる場合、意図せず移動ロッドが移動して伸縮する虞がある。 In the lock device described in Patent Document 1, the locked state of the slide rod is released by operating one button. Therefore, for example, when the button is pressed unintentionally, the lock state of the slide rod is released, and the slide rod may move unintentionally. When such a locking device is used for the telescopic rod unit described above, there is a risk that the moving rod will unintentionally move and expand and contract.
そこで、本発明は、ロッドの意図しない移動を抑制することができるロッド固定ユニット、及び、それを用いた伸縮ロッドユニットを提供することを目的とする。 Then, an object of this invention is to provide the rod fixing unit which can suppress the movement which the rod does not intend, and an expansion-contraction rod unit using the same.
本発明のロッド固定ユニットは、移動ロッドが挿通される少なくとも1つの軸受と、前記移動ロッドの周方向に並んで配置され前記移動ロッドの外周面を押圧するよう付勢される複数のブレーキと、前記複数のブレーキのそれぞれに対応して設けられ対応するブレーキを前記移動ロッドから離間する方向に動かす複数のスイッチとを備えることを特徴とするものである。 The rod fixing unit of the present invention includes at least one bearing through which the moving rod is inserted, a plurality of brakes arranged side by side in the circumferential direction of the moving rod and biased to press the outer peripheral surface of the moving rod, And a plurality of switches that are provided corresponding to each of the plurality of brakes and that move the corresponding brakes in a direction away from the moving rod.
また、本発明の伸縮ロッドユニットは、前記ロッド固定ユニットと、前記軸受に挿入される前記移動ロッドと、前記移動ロッドが挿入可能なように前記ロッド固定ユニットに固定される筒状の固定ロッドとを備えることを特徴とするものである。 The telescopic rod unit of the present invention includes the rod fixing unit, the moving rod inserted into the bearing, and a cylindrical fixed rod fixed to the rod fixing unit so that the moving rod can be inserted. It is characterized by providing.
このようなロッド固定ユニットによれば、複数のブレーキが移動ロッドを押圧する。従って、ブレーキが1つだけ設けられる場合よりも、移動ロッドをロッド固定ユニットに強固に係止することができる。また、ブレーキを移動ロッドから離間するためのスイッチが複数のブレーキのそれぞれに対応して設けられる。従って、何らかの原因で意図せずに一部のスイッチが押される場合であっても、その全てが押されない限り少なくも1つのブレーキが移動ロッドを押圧する。このような状態では、全てのブレーキが移動ロッドを押圧する状態に比べると、ブレーキから移動ロッドに加えられる押圧力のバランスが崩れて、移動ロッドは径方向に偏って押圧される傾向がある。しかし、このような場合であっても、スイッチが押されていないブレーキと軸受とが移動ロッドを押圧し、移動ロッドは完全にフリーな状態とはならない。従って、移動ロッドが意図せず移動することを抑制することができる。 According to such a rod fixing unit, a plurality of brakes press the moving rod. Therefore, the moving rod can be more firmly locked to the rod fixing unit than when only one brake is provided. In addition, a switch for separating the brake from the moving rod is provided corresponding to each of the plurality of brakes. Therefore, even when a part of the switches is pressed unintentionally for some reason, at least one brake presses the moving rod unless all the switches are pressed. In such a state, as compared with a state where all the brakes press the moving rod, the balance of the pressing force applied from the brake to the moving rod is lost, and the moving rod tends to be biased in the radial direction. However, even in such a case, the brake and the bearing whose switch is not pressed presses the moving rod, and the moving rod is not completely free. Therefore, it can suppress that a moving rod moves unintentionally.
また、ロッド固定ユニットにおいて移動ロッドの意図しない移動が抑制されるため、このロッド固定ユニットを用いた伸縮ロッドユニットによれば、ロッド固定ユニットに固定された固定ロッドに対して移動ロッドが意図せず移動することを抑制することができる。従って、意図せずロッドが伸縮することを抑制することができる。 In addition, since the unintended movement of the moving rod is suppressed in the rod fixing unit, according to the telescopic rod unit using this rod fixing unit, the moving rod is not intended for the fixed rod fixed to the rod fixing unit. It can suppress moving. Therefore, it is possible to prevent the rod from expanding and contracting unintentionally.
以下、本発明に係るロッド固定ユニット、及び、それを用いた伸縮ロッドユニットの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, preferred embodiments of a rod fixing unit according to the present invention and a telescopic rod unit using the same will be described in detail with reference to the drawings.
図1、図2に示すように、本実施形態の伸縮ロッドユニットEUは、移動ロッドRmと、ロッド固定ユニットFUと、固定ロッドRfとを備える。 As shown in FIGS. 1 and 2, the telescopic rod unit EU of the present embodiment includes a moving rod Rm, a rod fixing unit FU, and a fixing rod Rf.
移動ロッドRm及び固定ロッドRfは円筒状のロッドである。固定ロッドRfの内径は、移動ロッドRmの外径より大きくされる。従って、固定ロッドRfの貫通孔内に移動ロッドRmを挿入することができる。 The moving rod Rm and the fixed rod Rf are cylindrical rods. The inner diameter of the fixed rod Rf is made larger than the outer diameter of the moving rod Rm. Therefore, the moving rod Rm can be inserted into the through hole of the fixed rod Rf.
また、図1から図3に示すように、ロッド固定ユニットFUは、筐体10と、キャップ21と、上側シールリング22と、上側軸受板23と、下側シールリング24と、下側軸受板25と、ブレーキユニット50とを主な構成として備える。なお、図1には移動ロッド及び固定ロッドが破線で記載されている。
1 to 3, the rod fixing unit FU includes a
筐体10は、側壁部11と、底床部12と、ロッド嵌合部13とから構成される。側壁部11は、円筒状の部位であり、一対の切り欠き11Cが形成されている。これらの切り欠き11Cは、互いに対向する位置に形成され、側壁部11の長手方向に垂直な方向に延在する形状とされる。また、側壁部11の一方側の開口付近は肉厚が薄く形成されており、後述するキャップ21及び上側軸受板23が嵌入される形状とされる。また、側壁部11の他方側には開口の一部を塞ぐように底床部12が側壁部11と垂直に接続されている。底床部12は中央に円形の開口12Hが形成された板状の部位である。開口12Hは、移動ロッドRmが挿入される場合に、移動ロッドRmが移動できるクリアランスを持った直径とされる。底床部12の側壁部11側と反対側には、円筒状のロッド嵌合部13が接続されている。ロッド嵌合部13は、固定ロッドRfが嵌合される部位である。ロッド嵌合部13は、側壁部11より小径の円筒状の形状をしている。ロッド嵌合部13の一方側の端部は、開口が開口12Hを囲むように底床部12に接続されており、他方側の端部は開口したままとされている。また、ロッド嵌合部13の内径は、固定ロッドRfの外径と略同等とされ、ロッド嵌合部13内に固定ロッドRfを圧入してロッド嵌合部13に固定ロッドRfを固定することができる。なお、固定ロッドRfは圧入以外の方法によりロッド嵌合部13に固定されても良い。例えば、ロッド嵌合部13に挿入された固定ロッドRfをねじ等により固定しても良い。或いは、固定ロッドRfのロッド嵌合部13内に位置すべき部分の外周面とロッド嵌合部13の内周面とにねじ山が形成され、固定ロッドRfがロッド嵌合部13に螺入されても良い。
The
キャップ21は、中央に円形の開口21Hが形成された板状の部材である。開口21Hは、筐体10の底床部12に形成された開口12Hと同じ直径とされる。キャップ21は、筐体10の側壁部11の一方側の開口を塞ぐようにして、側壁部11の肉厚が薄く形成されている部位に嵌合されている。また、図2に示すようにキャップ21における開口21Hを囲む部位は板厚が薄く形成されている。
The
上側シールリング22は、円形のリングであり、ゴム等の弾性体から形成されている。上側シールリング22の内径は、キャップ21に形成された開口21Hの直径よりもわずかに小さい大きさとされ、移動ロッドRmが挿通される場合に移動ロッドRmと上側シールリング22との間に隙間が生じない程度とされる。上側シールリング22は、キャップ21の開口21Hを囲む板厚が薄く形成されている部位に入り込むように配置されている。
The
上側軸受板23は、中央に円形の開口23Hが形成された板状の部材である。開口23Hの直径は、上側シールリング22の内径よりもわずかに大きく、キャップ21に形成された開口21Hの直径よりも僅かに小さい大きさとされる。従って、開口23Hは、開口21Hと移動ロッドRmとのクリアランスより、小さなクリアランスで移動ロッドRmを挿通することができる。上側軸受板23は、キャップ21と重なるようにして、筐体10の側壁部11の肉厚が薄く形成されている部位に嵌合されている。また、上側軸受板23の開口23Hを囲む部位は僅かに板厚が大きく形成されている。この板厚が厚く形成されている部位は、上側軸受板23がキャップ21に重なっている状態で、キャップ21の開口21Hを囲む板厚が薄く形成されている部位に入り込んでいる。従って、上側シールリング22は、キャップ21の開口21Hを囲む板厚が薄く形成されている部位と、上側軸受板23の板厚が厚く形成されている部位とで挟まれている。
The
下側軸受板25は、中央に円形の開口25Hが形成された板状の部材である。開口25Hの直径は、筐体10の底床部12に形成された開口12Hの直径よりも僅かに小さく、上側軸受板23の開口23Hの直径と同じ大きさとされる。
The
下側シールリング24は、上側シールリング22と同様の構成とされる。このため、下側シールリング24の内径は、下側軸受板25の開口25Hの直径よりも僅かに小さく、移動ロッドRmが挿通される場合に移動ロッドRmと下側シールリング24との間に隙間が生じない。下側シールリング24は、下側軸受板25上に配置される。
The
なお、移動ロッドRmに加わる外力によっては、上側シールリング22や下側シールリング24が変形して、上側軸受板23の開口縁や下側軸受板25の開口縁に移動ロッドRmが押しつけられる場合もある。つまり、本実施形態では、上側シールリング22や上側軸受板23の開口縁で一方の軸受が形成され、下側シールリング24や下側軸受板25の開口縁で他方の軸受が形成されている。上側軸受板23や下側軸受板25は、移動ロッドRmが金属から成る場合、樹脂から成ることが好ましい。このような材料の組み合わせとされることで、移動ロッドRmが上側軸受板23や下側軸受板25に当接した状態で移動しても不快な音が鳴ることを低減することができる。
When the
ブレーキユニット50は、ベースプレート51と、一対の垂直ベース52と、一対のブレーキ55と、一対のばね57と、一対のスイッチ58とを主な構成として備える。
The
ベースプレート51は、中央に円形の開口51Hが形成された板状の部材である。開口51Hの直径は、筐体10の底床部12の開口12Hやキャップ21の開口21Hの直径と同じ大きさとされる。ベースプレート51における開口51Hに隣接する部位は、板厚が薄く形成されている。ブレーキユニット50が下側軸受板25上に配置された状態で、下側シールリング24は、ベースプレート51の上記板厚が薄く形成される部位に入り込んで、下側軸受板25とベースプレート51とで挟まれる。
The
一対の垂直ベース52は、ベースプレート51の開口51Hを挟んで互いに対向してベースプレート51上に設けられている。それぞれの垂直ベース52は、ベースプレート51の面方向に垂直な方向に延在する板状の部位であり、互いに同じ形状とされる。また、それぞれの垂直ベース52のベースプレート51側と反対側には、不図示の開口が形成されている。この開口にはピン56が挿入されている。
The pair of
一対のブレーキ55は、移動ロッドRmを押圧する部位である。それぞれのブレーキ55は、互いに同じ形状をしており、開口51Hを挟んで互いに対向している。すなわち、一対のブレーキ55は、移動ロッドRmが開口51Hに挿通される場合に移動ロッドRmの周方向に180度異なる位置に並んで配置されている。それぞれのブレーキ55は、本体部55Mと係合部55Eと一対の力点部55Sとが一体とされて構成されている。
The pair of
本体部55Mには係合部55Eが接続されている。この係合部55Eにはピン56が挿通される不図示の孔が形成されおり、係合部55Eはピン56により垂直ベース52に軸支されている。従って、それぞれのブレーキ55は、それぞれのピン56の中心を基準に回動することができる。
An
また、一対の力点部55Sは、ピン56の中心を通りピン56の長手方向に垂直な面の一方側及び他方側にそれぞれ設けられる。それぞれの力点部55Sは、本体部55Mからベースプレート51側に延在する部位である。本実施形態のロッド固定ユニットFUは、一対のブレーキ55のそれぞれに一対の力点部55Sが設けられるため、計4つの力点部55Sを有する。それぞれの力点部55Sには、非貫通の孔が形成されている。一方のブレーキ55における一方の孔と他方のブレーキ55における一方の孔とが互いに対向し、一方のブレーキ55における他方の孔と他方のブレーキ55における他方の孔とが互いに対向している。
In addition, the pair of
また、本体部55Mの係合部55E側と反対側には、溝状のパッド部55Pが形成されており、それぞれのブレーキ55のパッド部55Pは互いに対向している。それぞれのパッド部55Pは、移動ロッドRmの外周面に当接する部位である。それぞれのパッド部55Pを形成する溝の長手方向に垂直な形状は、移動ロッドRmの外周面と略同等の直径の円弧状とされる。それぞれのパッド部55Pを形成する溝の形状は、さらに、対向する力点部55Sが互いに離れる方向にそれぞれのブレーキ55が回動する場合に、互いに対向するそれぞれのパッド部55Pの距離が小さくなるような形状とされる。従って、対向する力点部55Sが互いに近づくようにそれぞれのブレーキ55が回転する場合には、互いに対向するそれぞれのパッド部55Pの距離が大きくなる。なお、図1から図3より明らかな通り、対向する力点部55Sが互いに離れるようにそれぞれのブレーキ55が回動する場合、それぞれのパッド部55Pはベースプレート51側に移動する。
A groove-
一対のばね57は互いに同じ形状で同じ特性を有するコイルばねとされる。一方のばね57は、一端が一方のブレーキ55における一方の力点部55Sの孔に挿入され、他端が他方のブレーキ55における一方の力点部55Sの孔に挿入されている。また、他方のばね57は、一端が一方のブレーキ55における他方の力点部55Sの孔に挿入され、他端が他方のブレーキ55における他方の力点部55Sの孔に挿入されている。こうして、それぞれのばね57の両端は互いに対向する力点部55Sの孔に挿入され、それぞれのばね57は一対のブレーキ55に渡って係止されている。このようにそれぞれのばね57は、ブレーキ55に係止された状態で、それぞれの力点部55Sを押圧する。従って、ブレーキ55は、何ら操作をしない状態で、ばね57の弾性力により、対向する力点部55Sが互いに離れる方向に回動するよう付勢されている。
The pair of
一対のスイッチ58は、一対のブレーキ55のそれぞれに対応して設けられ、対応するブレーキ55を移動ロッドRmから離間する方向に動かす部位である。それぞれのスイッチ58は、円弧状の操作部58Wと、操作部58Wの両端に接続される一対の押圧部58Pとから成る。操作部58Wは、筐体10の側壁部11の径と略同じ径に曲げられる円弧状の形状をしている。また、操作部58Wに接続されるそれぞれの押圧部58Pは、互いに同じ形状をしており、互いに平行に延在している。また、押圧部58Pの先端には、一対の押圧部58Pの外がわに突出する凸部が形成されている。それぞれのスイッチ58は、操作部58Wが筐体10の外側に位置するよう筐体10に形成された対向する切り欠き11Cに挿入されている。具体的には、それぞれのスイッチ58のそれぞれの押圧部58Pが切り欠き11Cに挿入され、それぞれの押圧部58Pの先端がそれぞれのブレーキ55の力点部55Sにおける孔側と反対側の面に当接している。また、それぞれの押圧部58Pが切り欠き11Cに挿入された状態で、押圧部58Pの先端に形成された凸部が側壁部11の内周面に引っ掛かる構成とされる。つまり、スイッチ58は、押圧部58Pが筐体10に挿入された状態から抜けないよう構成されている。また、上記のようにばね57により、それぞれのブレーキ55は、対向する力点部55Sが互いに離れる方向に回動するよう付勢されている。しかし、押圧部58Pの先端の凸部が側壁部11に引っ掛かった状態で押圧部58Pの先端が力点部55Sに当接する。このため、スイッチ58の非操作状態において、ブレーキ55は回動せず所定の状態を保っている。なお、本実施形態では、それぞれの押圧部58Pが力点部55Sを押す位置は、ばね57が挿入される孔の反対側の面における当該孔と対向する位置とされる。
The pair of
次に、ロッド固定ユニットFUが移動ロッドRmを一定の位置に係合し、伸縮ロッドユニットEUが一定の長さを維持する様子について説明する。 Next, how the rod fixing unit FU engages the moving rod Rm at a certain position and the telescopic rod unit EU maintains a certain length will be described.
移動ロッドRmは、図2、図3に示すようにロッド固定ユニットFUに挿通される。このとき、移動ロッドRmの一方の端部は、固定ロッドRfの貫通孔内に位置する。また、上側シールリング22及び下側シールリング24は、移動ロッドRmに隙間なく接している。そして、上側軸受板23及び下側軸受板25と移動ロッドRmとの間には、それぞれ僅かなクリアランスが形成される。
The moving rod Rm is inserted through the rod fixing unit FU as shown in FIGS. At this time, one end of the moving rod Rm is located in the through hole of the fixed rod Rf. Further, the
移動ロッドRmがロッド固定ユニットFUに挿通されずにスイッチ58が操作されない状態では、上記のようにばね57の弾性力が力点部55Sを押圧しつつスイッチ58の押圧部58Pが力点部に当接するため、互いに対向する力点部55Sは互いに所定の距離離れた状態となる。この状態が、対向する力点部55Sが最も離れた状態である。このとき互いに対向するパッド部55Pの距離は、移動ロッドRmの径よりもわずかに小さい状態とされる。従って、上記のように移動ロッドRmがロッド固定ユニットFUに挿通された状態では、それぞれのブレーキ55が僅かに回動した状態とされ、図4に示すように、それぞれのパット部55Pが移動ロッドRmの外周面に当接する。この状態でばね57の弾性力により、一対のパッド部55Pが移動ロッドRmの外周面を移動ロッドRmの中心軸方向に向かって互いに押圧する。従って、移動ロッドRmは、それぞれのブレーキ55により挟まれて、ロッド固定ユニットFUに係止される。このため、伸縮ロッドユニットEUは一定の長さを維持する。
In a state where the moving rod Rm is not inserted into the rod fixing unit FU and the
この状態において、伸縮ロッドユニットEUを縮めようとする。すなわち移動ロッドRmを固定ロッドRf内に移動しようとする。このとき、それぞれのパッド部55Pと移動ロッドRmとの摩擦により、パッド部55Pがベースプレート51側に移動する方向にブレーキ55は回動しようとする。しかし、このブレーキ55の回動方向は、それぞれのパッド部55P間の距離が小さくなる方向である。従って、伸縮ロッドユニットEUを縮めるため移動ロッドRmを固定ロッドRf内に移動しようと、ブレーキ55がより強固に移動ロッドRmを押圧し、移動ロッドRmをより強固に係止する。例えば、伸縮ロッドユニットEUは、固定ロッドRfがロッド固定ユニットFUの下側に位置する状態で地面に鉛直な方向に立てられて使用される場合がある。この場合、重力により移動ロッドRmには下方に移動する力がかかる。この力は、伸縮ロッドユニットEUを縮めようとする力である。従って、伸縮ロッドユニットEUが鉛直に立てられた状態では、移動ロッドRmの自重により、ブレーキ55がより強固に移動ロッドRmを係止する。このため、移動ロッドRmが重力により下方に落ちることを抑制することができる。
In this state, the telescopic rod unit EU is to be contracted. That is, the moving rod Rm tries to move into the fixed rod Rf. At this time, the
次に、移動ロッドRmをロッド固定ユニットFUに対し移動させ、伸縮ロッドユニットEUを伸縮する様子について説明する。 Next, how the moving rod Rm is moved relative to the rod fixing unit FU and the telescopic rod unit EU is expanded and contracted will be described.
移動ロッドRmをロッド固定ユニットFUに対し移動させる場合には、図5に示すように対向するスイッチ58を押圧する。するとスイッチ58のそれぞれの押圧部58Pは、当接するそれぞれの力点部55Sをばね57の弾性力に抗して移動させる。具体的には、スイッチ58の押圧により、ばねが縮み互いに対向する力点部55Sが近づくようにブレーキ55は回動する。この動作により、パッド部55Pが図6に示すように移動ロッドRmの外周面から僅かに離間する。このため、移動ロッドRmのロッド固定ユニットFUへの係止が解除され、移動ロッドRmは長手方向に自由に移動することができる。従って、それぞれのスイッチ58を押圧した状態で、移動ロッドRmを移動させることで、伸縮ロッドユニットEUを所望の長さにすることができる。伸縮ロッドユニットEUが所望の長さとなった際にスイッチ58の操作を止める。
When the moving rod Rm is moved relative to the rod fixing unit FU, the opposing
また、本実施形態の伸縮ロッドユニットEUでは、ロッド固定ユニットFUに移動ロッドRmが係止された状態において、伸縮ロッドユニットEUを伸ばそうとする場合がある。この場合、それぞれのパッド部55Pと移動ロッドRmとの摩擦により、パッド部55Pがベースプレート51側と反対側に移動する方向にブレーキ55は回動しようとする。このブレーキ55の回動方向は、それぞれのパッド部55P間の距離が大きくなる方向である。従って、ブレーキ55の移動ロッドRmを押圧する押圧力が小さくなる。このため、ロッド固定ユニットFUに移動ロッドRmが係止された状態であっても、所定の力で伸縮ロッドユニットEUを伸ばすことができる。
In the telescopic rod unit EU of the present embodiment, the telescopic rod unit EU may be extended in a state where the moving rod Rm is locked to the rod fixing unit FU. In this case, the
また、本実施形態の伸縮ロッドユニットEUでは、伸縮ロッドユニットEUが伸びる方向に移動ロッドRmを移動することで、移動ロッドRmをロッド固定ユニットFUから抜き取ることができる。 In the telescopic rod unit EU of the present embodiment, the moving rod Rm can be removed from the rod fixing unit FU by moving the moving rod Rm in the direction in which the telescopic rod unit EU extends.
次に、伸縮ロッドユニットEUの非通常時の動作について説明する。 Next, the non-normal operation of the telescopic rod unit EU will be described.
図7に示すように一方のスイッチ58は操作されずに他方のスイッチ58が操作される場合、操作されたスイッチ58に対応するブレーキ55が移動ロッドRmから離間する。すると一対のブレーキ55から移動ロッドRmに加えられていた押圧力のバランスが崩れる。この状態では、移動ロッドRmは、一方のブレーキ55から押圧され、この押圧力により上側シールリング22と下側シールリング24に押しつけられる。この場合、上側シールリング22や下側シールリング24が変形して、上側軸受板23の開口縁や下側軸受板25の開口縁に移動ロッドRmが押しつけられる場合もある。本実施形態では、上記のように、上側シールリング22や上側軸受板23の開口縁で一方の軸受が形成され、下側シールリング24や下側軸受板25の開口縁で他方の軸受が形成されている。このように他方のブレーキ55と一対の軸受とにより移動ロッドRmは、ロッド固定ユニットFUに係止される。従って、本実施形態のロッド固定ユニットFUによれば、意図せず他方のスイッチ58が押圧される場合であっても、移動ロッドRmの意図しない移動を抑制することができる。
As shown in FIG. 7, when one
ただし、本実施形態では、一対の軸受と移動ロッドRmとの間の摩擦係数は、1つのブレーキ55と移動ロッドRmとの間の摩擦係数よりも小さくされる。つまり、一対のブレーキ55が移動ロッドRmを押圧する場合における移動ロッドRmと一対のブレーキ55との摩擦力の大きさは、一対のブレーキにおける一方のブレーキ55と一対の軸受とが移動ロッドRmを押圧する場合における移動ロッドRmと一方のブレーキ55及び一対の軸受との摩擦力の大きさよりも大きいものとされる。従って、一方のスイッチ58は操作されずに他方のスイッチ58が操作されることで、ロッド固定ユニットFUが移動ロッドRmを係止する力を弱くすることができる。つまり、本実施形態のロッド固定ユニットFUによれば、ロッド固定ユニットFUが移動ロッドRmを係止する力を多段階に調整することができる。
However, in the present embodiment, the friction coefficient between the pair of bearings and the moving rod Rm is made smaller than the friction coefficient between one
次に、ブレーキ55を付勢する力が働かない場合の動作について説明する。
Next, the operation when the force for urging the
図8に示すように、本実施形態のブレーキ55の重心Gは、ピン56よりも移動ロッドRm側に位置する。従って、ブレーキ55がベースプレート51の上方に位置する状態において、ばね57がブレーキ55を付勢する力が解除されると、ブレーキ55は、図8において矢印で示すように、パッド部55Pが上方から下方に移動するように回動する。このブレーキ55の回動方向は、互いに対向するパッド部55Pの距離が小さくなる方向である。上記のように、伸縮ロッドユニットEUは、固定ロッドRfがロッド固定ユニットFUの下側に位置する状態で地面に鉛直な方向に立てられて使用される場合がある。この使用の状態は、ブレーキ55がベースプレート51の上方に位置する状態である。このような状態で、伸縮ロッドユニットEUに何らかの大きな衝撃が加わり、ばね57が外れる場合を想定する。このような大きな衝撃が加わる場合、一時的にブレーキ55が移動ロッドRmから離間することが考えられる。しかし、本実施形態のロッド固定ユニットFUでは、上記のように重力によりパッド部55Pが上方から下方に移動するようにブレーキ55が回動する。このため、ブレーキ55が一旦移動ロッドRmから離間しても、再びブレーキ55のパッド部55Pが移動ロッドRmに当接する。そして、パッド部55Pと移動ロッドRmとの間の摩擦により、ブレーキ55は移動ロッドRmの自重を利用して移動ロッドRmを押圧する。こうして、伸縮ロッドユニットEUが地面に鉛直な方向に立てられて使用された状態でばね57が外れる場合であっても、移動ロッドRmが移動することを低減することができる。
As shown in FIG. 8, the center of gravity G of the
以上説明したように、本実施形態のロッド固定ユニットFUは、移動ロッドRmが挿通される一対の軸受と、この一対の軸受の間において移動ロッドRmの周方向に並んで配置され移動ロッドRmの外周面を押圧するよう付勢される一対のブレーキ55と、一対のブレーキ55のそれぞれに対応して設けられ対応するブレーキ55を移動ロッドRmから離間する方向に動かす一対のスイッチ58とを備える。
As described above, the rod fixing unit FU according to the present embodiment includes the pair of bearings through which the moving rod Rm is inserted, and the moving rod Rm arranged between the pair of bearings in the circumferential direction of the moving rod Rm. A pair of
従って、ブレーキが1つのだけ設けられる固定ユニットよりも、移動ロッドRmをロッド固定ユニットFUに強固に係止することができる。また、ブレーキ55を移動ロッドRmから離間するためのスイッチ58が一対のブレーキのそれぞれに対応して設けられので、何らかの原因で意図せずに一方のスイッチ58が押される場合であっても、その両方のスイッチ58が押されない限り1つのブレーキ55が移動ロッドRmを押圧する。このような状態では、一対のブレーキ55が移動ロッドRmを押圧する状態に比べると、ブレーキ55から移動ロッドRmに加えられる押圧力のバランスが崩れて、移動ロッドRmは径方向に偏って押圧される傾向がある。しかし、このような場合であっても、スイッチが押されていないブレーキ55と一対の軸受とが移動ロッドRmを押圧し、移動ロッドRmは完全にフリーな状態とはならない。従って、移動ロッドRmが意図せず移動することを抑制することができる。
Therefore, the moving rod Rm can be locked to the rod fixing unit FU more firmly than the fixing unit provided with only one brake. In addition, since a
なお、本実施形態では、上側シールリング22や上側軸受板23の開口縁で一方の軸受が形成され、下側シールリング24や下側軸受板25の開口縁で他方の軸受が形成される。このように軸受が一対とされ、複数のブレーキは、軸受の間に配置されている。しかし、上記の一方の軸受と他方の軸受のうち、一方の軸受のみ或いは他方の軸受のみから軸受が構成されても良い。ただし、本実施形態のように軸受が一対設けられる方が、移動ロッドを移動させる際に動作が安定するため好ましい。また、本実施形態では、上側シールリング22や下側シールリング24により、それぞれの軸受と、移動ロッドRmとの間に隙間が形成されないものとした。しかし、上側シールリング22や下側シールリング24が設けられず、上側軸受板23の開口縁と下側軸受板25の開口縁とで一対の軸受が形成されても良い。この場合、それぞれの軸受と、移動ロッドRmとの間に隙間が形成される。さらに、上側軸受板23及び下側軸受板25が設けられず、キャップ21における開口21Hの開口縁と筐体10における底床部12の開口12Hの開口縁とで一対の軸受が形成されても良い。
In the present embodiment, one bearing is formed at the opening edge of the
また、本実施形態のロッド固定ユニットFUでは、上記のようにブレーキ55が一対とされ、一対のブレーキ55及び複数のスイッチ58が移動ロッドRmを挟んで互いに対向する位置に配置される。
Further, in the rod fixing unit FU of the present embodiment, the
このようにブレーキ55及びスイッチ58が配置されることで、それぞれのスイッチ58を片手で押圧しやすい。従って、ロッドの伸縮動作を行い易い。ただし、本発明のロッド固定ユニットFUは、ブレーキ55が複数であり、それぞれのブレーキ55に対応するスイッチ58を備えれば良いので、例えば、ブレーキ55、スイッチ58の数がそれぞれ3つとされても良い。この場合、ブレーキ55は、移動ロッドRmの中心軸を基準として互いに120度異なる位置に並んで配置される。
By arranging the
また、本実施形態のロッド固定ユニットFUでは、一対のブレーキ55が移動ロッドRmを押圧する場合における移動ロッドRmと一対のブレーキ55との摩擦力の大きさは、一対のブレーキ55における一方のブレーキ55と軸受とが移動ロッドRmを押圧する場合における移動ロッドRmと一方のブレーキ55及び一対の軸受との摩擦力の大きさよりも大きい。
In the rod fixing unit FU of this embodiment, the magnitude of the frictional force between the moving rod Rm and the pair of
このようにブレーキ55と移動ロッドRmとの摩擦係数及び軸受と移動ロッドRmとの摩擦係数が規定されることで、一方のスイッチ58を操作して、移動ロッドRmが係止される力を調整することができる。ただし、本発明のロッド固定ユニットFUでは、一対の軸受の摩擦係数と1つのブレーキ55の摩擦係数とが同じであっても良く、一対の軸受の摩擦係数が1つのブレーキ55の摩擦係数よりも大きくても良い。
By defining the friction coefficient between the
また、本実施形態のロッド固定ユニットFUでは、ばね57は、一対のブレーキ55に渡って係止されると共にそれぞれのブレーキ55が移動ロッドRmの外周面を押圧するようにそれぞれのブレーキを付勢する。
In the rod fixing unit FU of the present embodiment, the
このように、それぞれのブレーキ55を共通のばね57により付勢することで、それぞれのブレーキ55に係る付勢力を揃えることができる。従って、それぞれのブレーキ55が移動ロッドRmを押圧する力のバランスをとることができる。ただし、本発明のロッド固定ユニットFUでは、それぞれのブレーキ55毎に異なるばねが係止される構成とされても良い。
In this way, by urging the
また、本実施形態のロッド固定ユニットFUでは、ブレーキ55は回動可能に軸支され、移動ロッドRmが鉛直に立てられる状態でブレーキ55を付勢する付勢力が解除される場合に、重力によるブレーキ55の回動により移動ロッドRmの外周面に当接するパッド部55Pが上方から下方に移動してブレーキ55は移動ロッドRmを押圧する。
Further, in the rod fixing unit FU of the present embodiment, the
移動ロッドRmが鉛直に立てられる状態で使用され、このようにブレーキ55が回動することにより、ばねが外れる等してブレーキ55への付勢力が解除される場合であっても、移動ロッドRmの意図しない移動を低減することができる。ただし、本発明のロッド固定ユニットFUでは、このように構成されることが必須では無い。例えば、移動ロッドRmが鉛直に立てられる状態で使用され、ばねが外れる等してブレーキ55への付勢力が解除される場合に、ブレーキ55が移動ロッドRmを押圧しない構成とされても良い。
The moving rod Rm is used in a state where the moving rod Rm is set up vertically, and even when the urging force to the
また、本実施形態の伸縮ロッドユニットEUは、ロッド固定ユニットFUと、軸受に挿入される移動ロッドRmと、移動ロッドRmが挿入可能なようにロッド固定ユニットFUに固定される筒状の固定ロッドRfとを備える。 The telescopic rod unit EU of the present embodiment includes a rod fixing unit FU, a moving rod Rm inserted into the bearing, and a cylindrical fixing rod fixed to the rod fixing unit FU so that the moving rod Rm can be inserted. Rf.
上記のようにロッド固定ユニットFUにおいて移動ロッドRmの意図しない移動が抑制されるため、ロッド固定ユニットFUを用いた伸縮ロッドユニットEUによれば、ロッド固定ユニットFUに固定された固定ロッドRfに対して移動ロッドRmが意図せず移動することを抑制することができる。従って、意図せずロッドが伸縮することを抑制することができる。 Since the unintended movement of the moving rod Rm is suppressed in the rod fixing unit FU as described above, according to the telescopic rod unit EU using the rod fixing unit FU, with respect to the fixed rod Rf fixed to the rod fixing unit FU. Thus, the movement rod Rm can be prevented from moving unintentionally. Therefore, it is possible to prevent the rod from expanding and contracting unintentionally.
また、上記のように固定ロッドRfが、圧入やねじ止め螺入等によりロッド固定ユニットFUのロッド嵌合部13に固定される。この場合、固定ロッドRfは、ロッド固定ユニットFUから取り外し可能とされる。
Further, as described above, the fixed rod Rf is fixed to the
従って、伸縮ロッドユニットEUを収納する場合等に、よりコンパクトにすることができる。なお、固定ロッドユニットRfはロッド固定ユニットFUから取り外し出来ない様にロッド嵌合部13に固定されても良い。
Therefore, when the telescopic rod unit EU is accommodated, it can be made more compact. The fixed rod unit Rf may be fixed to the
また、移動ロッドRmは、ロッド固定ユニットFUから抜き取り可能とされる。従って、伸縮ロッドユニットEUの使用用途に合わせて、任意の長さの移動ロッドRmを用いることができる。なお、移動ロッドRmに抜け止め機構を設けて、移動ロッドRmがロッド固定ユニットFUから抜き取れない構造としても良い。 Further, the moving rod Rm can be extracted from the rod fixing unit FU. Therefore, the moving rod Rm having an arbitrary length can be used in accordance with the usage application of the telescopic rod unit EU. In addition, it is good also as a structure where a moving rod Rm is provided with a retaining mechanism so that the moving rod Rm cannot be removed from the rod fixing unit FU.
以上、本発明について、実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。 As mentioned above, although this invention was demonstrated to the example for embodiment, this invention is not limited to these.
例えば、上記実施形態では、移動ロッドRmや固定ロッドRfは円筒状とされた。しかし、移動ロッドRmや固定ロッドRfは他の形状であっても良い。例えば、移動ロッドRmや固定ロッドRfが六角形状の管から成っても良い。また、移動ロッドRmは、柱状のロッドであっても良い。 For example, in the above embodiment, the moving rod Rm and the fixed rod Rf are cylindrical. However, the moving rod Rm and the fixed rod Rf may have other shapes. For example, the moving rod Rm and the fixed rod Rf may be formed of a hexagonal tube. Further, the moving rod Rm may be a columnar rod.
以上説明したように、本発明によればロッドの意図しない移動を抑制することができるロッド固定ユニット、及び、それを用いた伸縮ロッドユニットが提供され、点滴スタンドやマイクスタンド等の分野に利用することができる。 As described above, according to the present invention, a rod fixing unit that can suppress unintentional movement of the rod and a telescopic rod unit using the rod fixing unit are provided and used in the fields of an infusion stand, a microphone stand, and the like. be able to.
EU・・・伸縮ロッドユニット
FU・・・ロッド固定ユニット
Rf・・・固定ロッド
Rm・・・移動ロッド
10・・・筐体
21・・・キャップ
22・・・上側シールリング
23・・・上側軸受板
24・・・下側シールリング
25・・・下側軸受板
50・・・ブレーキユニット
51・・・ベースプレート
52・・・垂直ベース
55・・・ブレーキ
58・・・スイッチ
EU ... telescopic rod unit FU ... rod fixing unit Rf ... fixed rod Rm ... moving
Claims (7)
前記移動ロッドの周方向に並んで配置され前記移動ロッドの外周面を押圧するよう付勢される複数のブレーキと、
前記複数のブレーキのそれぞれに対応して設けられ対応するブレーキを前記移動ロッドから離間する方向に動かす複数のスイッチと、
を備え、
前記複数のブレーキは一対のブレーキとされ、
前記一対のブレーキ及び前記複数のスイッチが前記移動ロッドを挟んで互いに対向する位置に配置され、
前記一対のブレーキに渡って係止されると共にそれぞれのブレーキが前記移動ロッドの外周面を押圧するようにそれぞれの前記ブレーキを付勢するばねを更に備える
ことを特徴とするロッド固定ユニット。 At least one bearing through which the moving rod is inserted;
A plurality of brakes arranged side by side in the circumferential direction of the moving rod and biased to press the outer peripheral surface of the moving rod;
A plurality of switches provided corresponding to each of the plurality of brakes and moving the corresponding brakes in a direction away from the moving rod;
Equipped with a,
The plurality of brakes are a pair of brakes,
The pair of brakes and the plurality of switches are arranged at positions facing each other across the moving rod,
A rod fixing further comprising a spring that is locked across the pair of brakes and that urges each of the brakes such that each brake presses the outer peripheral surface of the moving rod. unit.
前記一対のブレーキは、前記軸受の間に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のロッド固定ユニット。 The bearing is a pair,
The rod fixing unit according to claim 1, wherein the pair of brakes are disposed between the bearings.
ことを特徴とする請求項1または2に記載のロッド固定ユニット。 When the pair of brakes presses the moving rod, the magnitude of the frictional force between the moving rod and the pair of brakes is determined when one brake and the bearing in the pair of brakes press the moving rod. 3. The rod fixing unit according to claim 1, wherein a frictional force between the movable rod and the one brake and the bearing is larger than that of the rod fixing unit.
前記移動ロッドが鉛直に立てられる状態で前記ブレーキを付勢する付勢力が解除される場合に、重力による前記ブレーキの回動により前記移動ロッドの外周面に当接する前記ブレーキの部位が上方から下方に移動して前記ブレーキは前記移動ロッドを押圧する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロッド固定ユニット。 Each of the brakes is pivotally supported,
When the urging force for urging the brake is released in a state where the moving rod is set up vertically, the portion of the brake that contacts the outer peripheral surface of the moving rod due to the rotation of the brake due to gravity is lowered from above. The rod fixing unit according to any one of claims 1 to 3 , wherein the brake presses the moving rod.
前記軸受に挿入される前記移動ロッドと、
前記移動ロッドが挿入可能なように前記ロッド固定ユニットに固定される筒状の固定ロッドと、
を備える
ことを特徴とする伸縮ロッドユニット。 The rod fixing unit according to any one of claims 1 to 4 ,
The moving rod inserted into the bearing;
A cylindrical fixed rod fixed to the rod fixing unit so that the moving rod can be inserted;
A telescopic rod unit comprising:
ことを特徴とする請求項5に記載の伸縮ロッドユニット。 The telescopic rod unit according to claim 5 , wherein the fixed rod is removable from the rod fixing unit.
ことを特徴とする請求項6に記載の伸縮ロッドユニット。
The telescopic rod unit according to claim 6 , wherein the moving rod can be extracted from the rod fixing unit.
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