JP6326617B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
何れも野菜の冷却保存中に野菜室103,203に結露が生じることがあり、そのような場合この中に収納している野菜を劣化させてしまうという課題があった。
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同実施の形態1における冷蔵庫の扉を開いた時の正面図、図3は同実施の形態1における冷蔵庫を示す図2のA−A断面図、図4は同実施の形態1における冷蔵庫を示す図2のB−B断面図、図5は同実施の形態1における冷蔵庫の半裁斜視図、図6は同実施の形態1における冷蔵庫の冷気流れを説明するための概略断面図、図7は同実施の形態1における冷蔵庫の冷気流れを説明する概略正面図、図8は同実施の形態1における冷蔵庫の冷却室背面部分の冷気流れを説明する斜視図、図9は同実施の形態1における冷蔵庫を示す図3の要部拡大断面図、図10は同図9における冷気流れを説明するための概略断面図、図11は同実施の形態1における冷蔵庫を示す図4の要部拡大断面図、図12は同図11における冷気流れを説明するための概略断面図、図13は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室と冷凍室を示す拡大正面図、図14は同図13に示す冷蔵庫の野菜室と冷凍室の背面に設置された冷却ファンと冷却器を示す拡大正面図、図15は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室と冷凍室の背面壁部分を示す拡大斜視図、図16は同図15に示す冷蔵庫の野菜室の背面壁部分を構成する奥面仕切壁ブロックの斜視図、図17は同図16に示す野菜室の背面壁部分を構成する奥面仕切壁ブロックの分解斜視図、図18は同図16に示す冷凍室の背面壁部分を構成するブロックの分解斜視図、図19は同実施の形態1における冷蔵庫の貯蔵室と野菜室を仕切る仕切板と冷却ファンの斜視図、図20は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜収納ケースを示す斜視図、図21は同実施の形態1における冷蔵庫の制御ブロック図、図22は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室冷却動作を説明するフローチャート、図23
は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室冷却動作を示すタイミングチャート図である。
図1〜図6において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は、図3等に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に発泡充填された硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材4とから構成されている。冷蔵庫本体1は、仕切板5.6によって複数の貯蔵室に区分されており、冷蔵庫本体1の最上部には冷蔵室7、その冷蔵室7の下部に野菜室8、そして最下部に冷凍室9が配置されていて、真ん中野菜室タイプの冷蔵庫となっている。前記各貯蔵室の前面開口部は、扉10、扉11、扉12によって開閉可能に閉塞されている。
冷気を生成する冷却室16は、図9等に示すように前記した奥面仕切壁体17と冷蔵庫本体1との間に形成されている冷却室冷気搬送路30に冷却ファン19の下流が開口しており、この冷却室冷気搬送路30を介して各室に冷気を送風する。
野菜室8は図7、図8、図12に示すように奥壁左右いずれか一方寄り部分、この実施の形態では正面から見て右側部分の下部であって前記冷蔵冷気戻り通路33からの戻り通路38部分に開口した野菜冷気入口44が設けられ、この野菜冷気入口44の略上方位置部分に前記戻り通路38に開口して冷却室16へとつながる野菜冷気戻り口46が設けられている。
冷蔵室7は図4等に示すように内部に複数の収納棚60を有するとともに、準冷凍温度帯に冷却できるパーシャル室61を備え、それぞれの適所に既に述べた冷蔵冷気入口35及び冷蔵冷気戻り口36(いずれも図7参照)が設けられている。そして、冷蔵室7の側壁適所には各室の庫内温度設定や製氷および急速冷却などの設定を行う操作部62が配置されている。
また。冷凍室9は既に図10を用いて述べたようにその奥壁上部に前記奥面仕切壁体17背面の冷却室冷気搬送路30下部と連通する冷凍冷気入口42が形成され、さらに奥壁下部に前記冷凍室9に連通する冷凍冷気戻り口43が形成されている。そして構造図には図示していないが、冷却室16から冷凍室9への通路の適所にも冷凍室ダンパ34を組み込んでもよい。なお、この冷凍室9にも、図4等に示すようにその扉12のフレームに載置された冷凍室ケース63が設けられており、更にその冷凍室ケース63の上部には製氷装置64が組み込まれている。
図22は本実施の形態の冷蔵庫における制御ブロック図を示し、65は冷蔵室温度検知手段、66は野菜室温度検知手段、67は冷凍室温度検知手段で、いずれもサーミスタで形成してあり、それぞれ冷蔵室7、野菜室8、冷凍室9の適所に設置されている。68は冷蔵庫全体を統括制御する制御部で、マイクロコンピュータ等によって構成してあり、前記冷蔵室温度検知手段65、冷凍室温度検知手段67からの出力に基づきあらかじめ組み込まれた制御ソフトにしたがって冷蔵室ダンパ31、冷凍室ダンパ34を開閉制御するとともに、圧縮機15、冷却ファン19を駆動して各室を設定温度に制御する。さらにこの制御部68は冷蔵室温度検知手段65及び野菜室温度検知手段66からの出力に基づき野菜室8の野菜室通路部50に組み込んだ野菜室ファン53の運転を制御するようになっている。具体的には後述する。
圧による成り行き状態での冷気供給によって穏やかに冷却されている。
本実施の形態は、前記実施の形態1の野菜室冷却動作に野菜室温度要素を加えて野菜室ファン53を制御するようにしたもので、図24は実施の形態2における冷蔵庫の野菜室冷却動作を説明するフローチャート、図25は同野菜室冷却動作を示すタイミングチャート図である。なお、前記実施の形態1と同一部分は同一符号を付記して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。また、構成は先の実施の形態1で示したものと同様であり、それらの図面を代用するとともに説明は省略する。
本実施の形態は、前記実施の形態2の野菜室冷却均一化モード中にも野菜室温度要素を加えて野菜室ファン53の制御を行うようにしたもので、図26は実施の形態2における場合の野菜室冷却動作を説明するフローチャート、図27は同野菜室冷却動作を示すタイミングチャート図である。なお、前記実施の形態2と同一部分は同一符号を付記して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。また、構成は先の実施の形態1で示したものと同様であり、それらの図面を代用するとともに説明は省略する。
停止モード(S6)とする動作は、野菜室冷却モード時(S3)にも行ってもよいものであり、野菜冷却均一化モード時と同様、無駄な電力消費を抑制しつつ冷気強制取り込みによる野菜室8の過冷を防止し、野菜を劣化させてしまうようなことを防止できる。
本実施の形態は、前記実施の形態3で示したステップ(S8)の野菜室温度での判断を野菜室の温度変化度合いで行わせるようにしたものである。
本実施の形態は、前記実施の形態3で示したステップ(S8)の野菜室温度での判断を外気温によって行わせるようにしたものである。
本実施の形態は、前記各実施の形態で例示した野菜室ファン53を可変速制御可能とし、特に野菜室冷却モード時における野菜室ファン53の回転を可変速制御するようにしたもので、図30は図24に示す実施の形態2に適用したときの野菜室冷却動作を示すフローチャート、図31は同野菜室冷却動作を示すタイミングチャート図である。なお、前記実施の形態2と同一部分は同一符号を付記して説明は省略し、異なる部分のみ説明する。また、構成は先の実施の形態1で示したものと同様であり、それらの図面を代用するとともに説明は省略する。
生も生じやすいときは、野菜室ファン53を高速回転させて野菜室内へ吸引供給する冷気の量と流れを大きくし図31のdに示すように急速に野菜室内を冷却することができ、野菜室8の冷却と結露発生抑制を効率よく行うことができる。
この実施の形態のものは、前記各実施の形態で例示した野菜室冷却モードと野菜室冷却均一化モードを所定時間ごとに繰り返す構成としたものである。
ケース49aの底面及び下部外周付近を拡散または及び循環するようになる。したがって、この野菜室ファン53によって拡散または及び循環する冷気はさらに野菜収納ケース48内に入り込みにくいものとなり、野菜収納ケース48内に冷気が入り込んで循環することにより生じる野菜の乾燥劣化をこの点からも確実に防止することができ、より新鮮かつ良好な状態で野菜を冷却保存することができる。
、冷却室16からの冷輻射による結露発生も効率よく抑制でき、野菜を良好な状態で冷却保存することができる。
7 冷蔵室
8 野菜室
9 冷凍室
10,11,12 扉
15 圧縮機
16 冷却室
17 奥面仕切壁体
18 冷却器
19 冷却ファン
25 冷気戻り通路用開口
30 冷却室冷気搬送路
31 冷蔵室ダンパ
32 冷蔵冷気往き通路
33 冷蔵冷気戻り通路
34 冷凍室ダンパ
35 冷蔵冷気入口
36 冷蔵冷気戻り口
37 往き通路
38 戻り通路
39 連通路
40 冷気戻りダクト
42 冷凍冷気入口
43 冷凍冷気戻り口
44 野菜冷気入口
46 野菜冷気戻り口
47 第一の野菜冷気吸込み口
47a 第一の通路
48 野菜収納ケース
49a 下段野菜収納ケース
49b 上段野菜収納ケース
50 野菜室通路部
51 第二の野菜冷気吸込み口
51a 第二の通路
52 第二の冷気循環路
53 野菜室ファン
59 非野菜収納部(ペットボトル等収納部)
65 冷蔵室温度検知手段
66 野菜室温度検知手段
67 冷凍室温度検知手段
68 制御部
Claims (7)
- 圧縮機を駆動して冷蔵室、野菜室、冷凍室に冷却器で生成した冷気を循環させる冷却ファンと、前記野菜室への冷気の供給および停止を行うダンパと、前記冷却ファンとは別に前記野菜室内に冷気を取り込むとともに前記野菜室内で冷気を循環させる野菜室ファンと、前記野菜室ファンを制御する制御部とを備え、前記制御部は前記ダンパを閉じて前記野菜室への冷気供給を停止し、前記圧縮機および前記冷却ファンを運転している場合は野菜室ファンを駆動する野菜室冷却均一化モードを有する冷蔵庫。
- 制御部は、野菜室に冷気を供給して当該野菜室を冷却しているときにも野菜室ファンを駆動する野菜室冷却モードをさらに有する請求項1記載の冷蔵庫。
- 制御部は、圧縮機と冷却ファン停止時には野菜室ファンも停止させるファン停止モードをさらに有する請求項1または2記載の冷蔵庫。
- 野菜室温度検知手段を備え、制御部は、野菜室冷却モード時であって前記野菜室温度検知手段の検出温度が適温範囲以上の場合に野菜室ファンを駆動する構成とした請求項2または3記載の冷蔵庫。
- 野菜室温度検知手段を備え、制御部は、前記野菜室温度検知手段の検出温度が適温範囲以下あるいは野菜室温度の上昇度合いが所定値以下の場合、あるいは外気温度検知手段を有していて当該外気温度検知手段の検出温度が所定値以下の場合に野菜室ファンを停止する構成とした請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
- 野菜室温度検知手段を備え、制御部は、少なくとも野菜室冷却モード時は前記野菜室温度検知手段からの検出温度に基づいて野菜室ファンを可変速制御する構成とし、前記野菜室温度検知手段からの検出温度が第一温度より高いと前記野菜室ファンを通常回転で駆動し、前記第一温度より高く設定した第二温度より高いと前記野菜室ファンを高速回転で駆動する請求項2または3記載の冷蔵庫。
- 制御部は、野菜室ファンの運転/停止を所定時間ごとに繰り返す構成とした請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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