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JP6320825B2 - 高圧引下線接続用コネクタ把持具 - Google Patents

高圧引下線接続用コネクタ把持具 Download PDF

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Description

この発明は、間接活線作業において高圧線と高圧引下線とを接続するのに用いられるコネクタを把持するための高圧引下線接続用コネクタ把持具に関する。
電気供給事業者において、配電系統における高圧線に変圧器を接続する際は、高圧線に高圧引下線を接続した後、この高圧引下線を介して変圧器を高圧線に接続している。従来では、高圧線がアルミニウム電線の場合は、圧縮スリーブを介して高圧線と高圧引下線との接続を行っている。また、高圧線が銅線の場合は、高圧線と高圧引下線との接続には締結ネジを有するコネクタが用いられている。コネクタを用いる高圧線と高圧引下線との接続作業は、コネクタにおける対向する2つの締結部材の間に形成された2つの締結部に高圧線と高圧引下線とをそれぞれ挿入し、締結ネジを締付けることにより行っている。
従来から、コネクタを用いた高圧線と引下線との接続に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1は、引下線用コネクタを高圧線に接続する際の作業性を向上させることが可能なコネクタ接続補助具に関するものである。
特開2011−114935号公報
しかし、間接活線作業においては、高圧線から離れた位置から高圧線とコネクタの締結部との位置合わせを行う必要があり、高圧線に対してコネクタの締結部を容易に位置合わせすることが難しく、作業性が悪いという問題がある。特許文献1は、コネクタ接続補助具を用いて間接活線作業を行うものであるが、高圧線とコネクタの締結部との位置合わせは、離れた位置から目視によって行わなければならず、上記と同様に高圧線とコネクタの締結部との位置合わせが難しく、作業性が悪いという問題がある。
そこで本発明は、高圧線に対するコネクタの締結部の位置合わせを容易に行うことができ、高圧線と高圧引下線との接続作業を円滑に行うことが可能な高圧引下線接続用コネクタ把持具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、間接活線作業に用いられ、高圧線が進入可能な第1の締結部と高圧引下線が進入可能な第2の締結部とが間隔をおいて形成されたコネクタを把持するための高圧引下線接続用コネクタ把持具であって、前記コネクタにおける対向する2つの締結部材のうち一方の締結部材を着脱可能に把持するコネクタ把持部を有する把持本体部と、前記把持本体部に対して揺動可能に設けられる揺動アームと、を備え、前記揺動アームは、前記コネクタの2つの締結部材の間に前記高圧線の導体露出部を介在させた状態で、外部からの操作による揺動によって前記高圧線の導体露出部の両端近傍と接触し、前記コネクタの前記2つの締結部材の間に位置する前記第1の締結部が前記高圧線の導体露出部と上下方向で合致するように前記コネクタを前記高圧線に対して仮固定させる、ことを特徴とする高圧引下線接続用コネクタ把持具である。
この発明によれば、コネクタの2つの締結部材の間に高圧線の導体露出部を介在させ、この状態で外部からの操作により揺動アームを揺動させることによって、揺動アームは高圧線の導体露出部の両端近傍と接触することになる。これにより、コネクタは、揺動アームを介して高圧線に対して仮固定された状態となり、この状態ではコネクタの2つの締結部材の間に位置する第1の締結部は、高圧線の導体露出部と上下方向で合致することになる。
また、請求項に記載の発明は、前記把持本体部には、前記高圧線に対して仮固定された前記コネクタの前記2つの締結部材の間に位置する前記第2の締結部に前記高圧引下線の導体露出部を導く高圧引下線ガイドが形成されていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の高圧引下線接続用コネクタ把持具において、前記把持本体部には、前記揺動アームの揺動方向の動きをロックするロックピンが移動可能に設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の高圧線用引下線コネクタ把持具において、前記把持本体部には、間接活線作業用の絶縁操作棒が連結可能であることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、揺動アームを介してコネクタを高圧線に対して仮固定することができるので、高圧線に対するコネクタの締結部の位置合わせを容易に行うことができる。これにより、コネクタによる高圧線と高圧引下線との接続作業を円滑に行うことが可能となり、従来の間接活線作業に比べ高圧引下線の接続作業時間を短縮することができる。また、コネクタの締結部を高圧線に対して正確に位置決めすることができるので、作業のバラツキが解消でき、品質的に安定した間接活線作業を行うことが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、把持本体部に高圧引下線ガイドを形成したので、コネクタの第2の締結部に高圧引下線の導体露出部を容易に導くことができ、コネクタによる高圧線と高圧引下線との接続作業の能率をさらに高めることができる。
請求項に記載の発明によれば、把持本体部には揺動アームの搖動方向の動きをロックするロックピンが移動可能に設けられるので、揺動アームの不要な揺動を規制することができ、揺動アームの不要な揺動に起因するコネクタの把持本体部からの脱落を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、把持本体部には間接活線作業用の絶縁操作棒が連結可能であるので、高圧線から離れた位置からの操作でコネクタによる高圧線と高圧引下線との接続作業を行うことができる。
本発明の実施の形態に係わる高圧線用引下線コネクタ把持具の正面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具の側面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具の背面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具の底面図である。 図1のコネクタの拡大正面図である。 図5のコネクタの締結完了状態を側面図である。 図5のコネクタの締結開始前の状態を示す側面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具を装着した共用操作棒の正面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具の使用開始前の状態を示す側面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具にコネクタを把持させた状態を示す側面図である。 図1の高圧線における高圧引下線が接続される部分の拡大正面図である。 図5のコネクタを把持した状態の高圧線用引下線コネクタ把持具を共用操作棒に装着した状態を示す側面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具の揺動アームを外部からの操作により揺動させた状態を示す側面図である。 図1の高圧線とコネクタの締結部との位置関係を示す側面図である。 図1の高圧線用引下線コネクタ把持具を用いた高圧線と高圧引下線との接続作業を示す正面図である。 図5のコネクタを高圧線に仮固定した状態で高圧引下線をコネクタの締結部に導く作業を示す拡大正面図である。 図5のコネクタによる高圧線と高圧引下線との接続作業完了状態を示す拡大側面図である。 図5のコネクタによる高圧線と高圧引下線との接続作業完了状態を示す拡大正面図である。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
図1ないし図18は、本発明の実施の形態を示しており、とくに電力供給事業者の配電系統における間接活線作業による高圧線と高圧引下線との接続作業に適用した場合を示している。図8は、本発明に係る高圧線用引下線コネクタ把持具1を絶縁操作棒としての共用操作棒100に装着した状態を示している。図8において、共用操作棒100は、連結軸101と、連結ピン102と、ロックネジ103と、連結部105と、操作棒本体106、絶縁傘部107を有している。連結軸101は、高圧線用引下線コネクタ把持具1側の連結筒部5が嵌合される部位であり、円柱状に形成されている。連結ピン102は、連結軸101に固定されており、共用操作棒100の軸心P1に対して直交する方向に延びている。連結ピン102は、高圧線用引下線コネクタ把持具1側の連結筒部5に形成されたロック溝5aの終端部と係合可能となっている。
ロックネジ103は、連結軸101の下方に形成されたネジ部(図示略)と螺合しており、連結ピン102と係合状態にある高圧線用引下線コネクタ把持具1の連結筒部5を上方に押圧する機能を有している。連結筒部5は、ロックネジ103の押圧によって、連結軸101に対して上下方向および軸心P1周りへの動きが阻止されている。連結部105は、連結軸101と操作棒本体106とを連結する機能を有している。操作棒本体106は、電気的絶縁性の高い部材から構成されており、上下方向に延びている。操作棒本体106の軸方向の途中には、円錐台状の絶縁傘部107が複数設けられている。絶縁傘部107は、操作棒本体106の上端部に付着した雨が操作棒本体106の下端側に流下するのを阻止する機能を有している。
図5ないし図7は、高圧線用引下線コネクタ把持具1によって把持されるコネクタ50を示している。コネクタ50は、第1の締結部材51と、第2の締結部材52と、開放用バネ53と、締結ネジ54とを有している。第1の締結部材51と第2の締結部材52とは、対向して配置されている。第1の締結部材51は、例えば導電率の高い銅合金から構成されており、平面形状が略長方形に形成されている。第1の締結部材51の第2の締結部材52と対向する面には、図11に示す高圧線110の導体露出部100bと接触可能な第1の凹部51aと、図16に示す高圧引下線11の導体露出部111bと接触可能な第2の凹部51bとが形成されている。第1の凹部51aと第2の凹部51bは、上下方向に所定の間隔をもって形成されている。第1の締結部材51における第1の凹部51aと第2の凹部51bとの間には、係合用凹部51cが形成されている。
第2の締結部材52は、例えば導電率の高い銅合金から構成されており、平面形状が略長方形に形成されている。第2の締結部材52の第1の締結部材51と対向する面には、図11に示す高圧線110の導体露出部110bと接触可能な第3の凹部52aと、図16に示す高圧引下線11の導体露出部111bと接触可能な第4の凹部52bとが形成されている。第3の凹部52aと第4の凹部52bは、上下方向に所定の間隔をもって形成されている。第2の締結部材52における第3の凹部52aと第4の凹部52bとの間には、係合用凸部52cが形成されている。
コネクタ50には、第1の締結部50aと第2の締結部50bが形成されている。第1の締結部50aと第2の締結部50bは、上下方向に所定の間隔をもって形成されている。すなわち、第1の締結部50aは、高圧線110の導体露出部100bを接続するための部位であり、第1の凹部51aと第3の凹部52aとが対向することによって形成されている。同様に、第2の締結部50bは、高圧引下線111の導体露出部111bを接続するための部位であり、第2の凹部51bと第3の凹部52bとが対向することによって形成されている。コネクタ50は、第1の締結部材51と第2の締結部材52とが接近した状態では、係合用凹部51cと係合用凸部52cとが上下方向で係合し、第1の締結部材51と第2の締結部材52との上下方向の位置ずれが阻止されるようになっている。
コネクタ50の左右側面には、開放用バネ53がそれぞれ設けられている。各開放バネ53は、第1の締結部50aと第2の締結部50bに形成された支点部突起51d、52dによって保持されている。各開放バネ53は、支点部突起51d、52dを中心として第1の締結部材51と第2の締結部材52とを外側に押圧(付勢)する機能を有している。コネクタ50の中央部には、第1の締結部材51に対して第2の締結部材52を進退させるための締結ネジ54が設けられている。
コネクタ50は、締結ネジ54の頭部54aを軸心周りに回動させることにより、第1の締結部50aと第2の締結部50bとの間の距離を変化させる機能を有している。図6は、締結ネジを締付けた状態を示しており、図7は締結ネジを緩めた状態を示している。図7に示すように、締結ネジを緩めた状態では、第1の締結部50aに高圧線110の導体露出部110bが進入することが可能であり、かつ第2の締結部50bに高圧引下線111の導体露出部111bが進入することが可能となっている。
図1ないし図4は、高圧線用引下線コネクタ把持具1を示している。高圧線用引下線コネクタ把持具1は、把持本体部2と、揺動アーム3と、ロックピン4と、連結筒部5とを備えている。高圧線用引下線コネクタ把持具1を構成する各部は、例えば金属部材から構成されている。把持本体部2は、垂直フレーム21と、水平フレーム22を有している。垂直フレーム21は、上下方向に延びている。垂直フレーム21の下部21a側には、連結筒部5が連結されている。垂直フレーム21の上部21b側には、揺動アーム21が設けられている。垂直フレーム21の表面側頂部には、第1のコネクタ把持部21cが形成されている。第1のコネクタ把持部21cは、後述する第2のコネクタ把持部22aとの協働によりコネクタ50を着脱可能に保持する機能を有している。水平フレーム22は、垂直フレーム21の表面側の上下方向ほぼ中央に固定されている。図1に示すように、水平フレーム22は垂直フレーム21を中心として左右方向に水平に延びている。垂直フレーム21の背面側には、図3に示すように、水平フレーム22を垂直フレーム21に固定するための座板23とボルト24が設けられている。
水平フレーム22の表面側には、第2のコネクタ把持部22aが形成されている。第2のコネクタ把持部22aは、水平フレーム22のコネクタ把持部22aの表面側上部を一部切除した部位であり、コネクタ50の下部側が収納可能となっている。第2のコネクタ把持部22aは、コネクタ50における対向する2つの締結部材51、52のうち第2の締結部材52を着脱可能に保持する機能を有している。すなわち、コネクタ50は、図10に示すように、第2の締結部材52の上部が垂直フレーム21の頂部側に形成された円弧状の第1のコネクタ把持部21cと係合し、第2の締結部材52の下部が第2のコネクタ把持部22aとに接触することで、把持本体部2に着脱可能に把持されるようになっている。
把持本体部2の上部には、揺動アーム3が連結されている。揺動アーム3は、揺動アーム本体31と、高圧線ガイド部32と、揺動用リング33とを有している。揺動アーム本体31は、L字型に形成されており、把持本体部2の垂直フレーム21に対して上下方向に揺動可能となっている。詳しくは、揺動アーム本体31は、把持本体部2の垂直フレーム21に対して移動可能に設けられるロックピン4を中心として揺動可能となっている。L字型に形成された揺動アーム本体31の先端部側には、一対の高圧線ガイド部32がボルト34を介して固定されている。一方の高圧線ガイド部32は、揺動アーム本体31の左側に固定されている。他方の高圧線ガイド部32は、揺動アーム本体31の右側に固定されている。左右の高圧線ガイド部32には、図11に示す高圧線110の導体露出部110bの両端近傍と接触可能な円弧状のガイド面32aが形成されている。すなわち、円弧状のガイド面32aは、高圧線110における導体露出部110bの軸方向両端部の外周面と接触可能となっている。揺動アーム本体31の頂部には、環状の搖動用リング33が取付けられている。揺動用リング33は、図13に示すように、別の絶縁工具120の先端部と係合可能となっている。
揺動アーム3は、コネクタ50の2つの締結部材51、52の間に高圧線110の導体露出部110bを介在させた状態で、別の絶縁工具120の操作による下方への揺動によって高圧線110の導体露出部110bの両端近傍と接触し、コネクタ50の2つの締結部材51、52の間に位置する第1の締結部50aが高圧線110の導体露出部110bと上下方向で合致するように、コネクタ50を仮固定させる機能を有している。
把持本体部2の水平フレーム22には、高圧引下線ガイド22aが形成されている。高圧引下線ガイド22aは、高圧引下線111の径とほぼ同じ曲率を有する円弧状の湾曲面を有している。高圧引下線ガイド22aは、図7および図16に示すように、高圧線110に対して仮固定されたコネクタ50の2つの締結部材51、52の間に位置する第2の締結部50bに高圧引下線111の導体露出部111bを導く機能を有している。把持本体部2には、コネクタ5が仮固定された状態で揺動アーム3の揺動方向の動きをロックするロックピン4が設けられている。ロックピン4は、コの字状に形成されており、基端部側が垂直フレーム21に移動可能に挿通されている。ロックピン4の先端部側は、揺動アーム本体31に形成されたロック孔(図示略)に進入可能となっている。ロックピン4の基端部4a側の外周には、ロックピン4を軸方向に付勢するスプリング41が設けられている。
つぎに、本発明の実施の形態に係る高圧線用引下線コネクタ把持具1の操作手順および作用について説明する。
コネクタ50を用いた高圧線110と高圧引下線111との接続作業は、例えば2人の作業者によって高圧線110の下方側から行われる。高圧線110にコネクタ50を介して高圧引下線111を接続する際には、まず準備段階として、図9に示すように、ロックピン4を水平方向に移動させ、揺動アーム3を起き上がらせる方向に固定する。つぎに、図10に示すように、コネクタ50の第2の締結部材52の上部を垂直フレーム21の円弧状の第1のコネクタ把持部21cと係合させた状態で、コネクタ50第2の締結部材52の下部を第2のコネクタ把持部22aに接触させることで、コネクタ50を把持本体部2に着脱可能に把持させる。
コネクタ50の高圧線用引下線コネクタ把持具1への把持が完了すると、図10に示すように、高圧線用引下線コネクタ把持具1は絶縁操作棒としての共用操作棒100の先端部に装着される。高圧線用引下線コネクタ把持具1の装着は、図8に示すように、共用操作棒100のロックネジ103を下方に移動させた状態で、高圧線用引下線コネクタ把持具1の連結筒部5を共用操作棒100の連結軸101に嵌め込む。そして、共用操作棒100を軸心P1周りに回動させ、共用操作棒100の連結ピン102を高圧線用引下線コネクタ把持具1の連結筒部5のロック溝5aの終端部と係合させる。この状態でロックネジ103を軸心P1周りに回動させ、ロックネジ103を上方に移動させることにより、連結ピン102と係合状態にある連結筒部5をロックネジ103によって押圧する。これにより、連結筒部5は、連結軸101に対して上下方向および軸心P1周りへの動きが阻止され、高圧線用引下線コネクタ把持具1の共用操作棒100への装着が完了する。
その後、共用操作棒100を図12の矢印F1に示すように上方に向けて上昇させる。そして、高圧線用引下線コネクタ把持具1に把持されたコネクタ50を高圧線110の近くまで接近させ、図14に示すように、コネクタ50の2つの締結部材51、52の間に高圧線110の導体露出部110aを介在させる。ここで、高圧線110にコネクタ50を介して高圧引下線111を接続する際には、図11に示すように、予め特殊工具(図示略)を用いて高圧線110における絶縁外皮110aの軸方向の一部が長さL1だけ切除されている。
つぎに、コネクタ50の2つの締結部材51、52の間に高圧線110の導体露出部110aを介在させた状態で、絶縁工具120の操作により搖動アーム3を矢印F2に示すように下方に揺動させる。これにより、揺動アーム3の左右の高圧線ガイド部32の円弧状のガイド面32aが高圧線110の導体露出部110bの両端近傍と接触し、図14に示すように、コネクタ50の2つの締結部材51、52の間に位置する第1の締結部50aが高圧線110の導体露出部110bと上下方向で合致するように、コネクタ50は高圧線110に対して仮固定される。
図15は、高圧線110の下方に設置された変圧器(図示略)から高圧線110に向けて延びる高圧引下線111を示している。高圧引下線111は、高圧線110からの垂れ下がり部分を高圧線110によって保持するため、垂れ下がり始端部111dを高圧線110に絡ませている。高圧引下線111の上端側は、高圧線110に沿ってコネクタ50側に延びている。図16は、高圧線110に対して仮固定されたコネクタ50に高圧引下線111を接続する状態を示している。図16に示すように、高圧引下線111は、高圧線110に接続される際は、上部先端部の絶縁外皮111aが軸方向に所定の長さだけ切除されており、上部先端部は導体露出部111bのみとなっている。この状態で高圧引下線111は、別の絶縁工具130によって把持され、図16の矢印F3に示すようにコネクタ50に向けて水平方向に移動させられる。
ここで、把持本体部2の水平フレーム22には、高圧引下線ガイド22aが形成されており、高圧引下線ガイド22aは、高圧引下線111の径とほぼ同じ曲率を有する円弧状の湾曲面を有しているので、高圧引下線111は絶縁外皮111aが高圧引下線ガイド22aと接触した状態で水平方向に移動する。これにより、高圧引下線111は、コネクタ50の第2の締結部50bに対して垂直方向および水平方向に関して位置合わせされることになる。そして、高圧引下線111の導体露出部111bは、高圧線110に対して仮固定されたコネクタ50の2つの締結部材51、52の間に位置する第2の締結部50bへ円滑に導かれる。
コネクタ50の第1の締結部50aに高圧線110の導体露出部110bが進入し、コネクタ50の第2の締結部50bに高圧引下線111の導体露出部111bが挿入された状態では、コネクタ50の締結ネジ54の締付けが開始される。締結ネジ54の締付けは、別の共用操作棒(図示略)に装着されたトルクレンチ(図示略)によって、締結ネジ54を矢印F4に示すように軸心P2周りに回転させることにより行われる。締結ネジ54が所定のトルクで締付けられると、高圧線110の導体露出部110bと高圧引下線111の導体露出部111bは、共にコネクタ50の2つの締結部材51、52によって締付けられた状態となり、高圧線110と高圧引下線111はコネクタ50を介して電気的に接続される。図18は、コネクタ50を介して高圧線110と高圧引下線111とを電気的に接続した状態を示している。
高圧線110と高圧引下線111との接続が完了すると、外部からの操作によりロックピン4が水平方向に動かされ、揺動アーム3のロックが解除される。つぎに、揺動アーム3が外部からの操作によって上方に揺動し、コネクタ50の仮固定は解除される。コネクタ50は、把持本体部2によって第2の締結部材52が着脱可能に把持されているので、共用操作棒100を操作することによりコネクタ50から把持本体部2を容易に離脱させることが可能となる。そして、共用操作棒100に装着された高圧引下線接続用コネクタ把持具1を高圧線110から離れる方向に移動させることにより、高圧線110に対する高圧引下線111の接続作業が完了する。
このように、揺動アーム3を介してコネクタ50を高圧線110に対して仮固定することができるので、高圧線110に対するコネクタ50の第1の締結部50aの位置合わせを容易に行うことができる。これにより、コネクタ50による高圧線110と高圧引下線111との接続作業を円滑に行うことが可能となり、従来の間接活線作業に比べ高圧引下線111の接続作業時間を短縮することができる。また、コネクタ50の第の締結部50aを高圧線110に対して正確に位置決めすることができるので、作業のバラツキが解消でき、品質的に安定した間接活線作業を行うことが可能となる。さらに、把持本体部2に高圧引下線ガイド22aを形成したので、コネクタ50の第2の締結部50bに高圧引下線111の導体露出部111bを容易に導くことができ、コネクタ50による高圧線110と高圧引下線111との接続作業の能率をさらに高めることができる。
把持本体部2には揺動アーム3の搖動方向の動きをロックするロックピン4が移動可能に設けられるので、揺動アーム3の不要な揺動を規制することができ、揺動アーム3の不要な揺動に起因するコネクタ50の把持本体部2からの脱落を防止することができる。また、把持本体部2には間接活線作業用の絶縁操作棒としての共用操作棒100が連結可能であるので、高圧線100から離れた位置からの操作でコネクタ50による高圧線110と高圧引下線111との接続作業を行うことができる。
以上、この発明の実施の形態ようを詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態においては、把持本体部2に高圧引下線ガイド22aを形成し、コネクタ50の第2の締結部50bに高圧引下線111の導体露出部111bを容易に導くようにしているが、作業者1人での間接活線作業の場合は、作業のための合図などが不要となり、高圧引下線111のコネクタ50に対する位置合わせが2人作業の場合よりも容易となるので、高圧引下線ガイド22bを設けなくとも、コネクタ50を用いた高圧線110と高圧引下線111との接続作業は可能となる。また、この実施の形態においては、揺動アーム3のガイド面32aを高圧線110における導体露出部110bの軸方向両端部の外周面と接触させ、コネクタ50を高圧線110に対して仮固定する構成としているが、揺動アーム3のガイド面32aを高圧線110の導体露出部110bの両側に位置する絶縁外皮110aの外周面と接触させ、コネクタ50を高圧線110に対して仮固定する構成としてもよい。
1 高圧引下線接続用コネクタ把持具
2 把持本体部
21c 第1のコネクタ把持部(コネクタ把持部)
22a 第2のコネクタ把持部(コネクタ把持部)
22b 高圧引下線ガイド
3 揺動アーム
32 高圧線ガイド部
4 ロックピン
50 コネクタ
50a 第1の締結部
50b 第2の締結部
51 第1の締結部材
52 第2の締結部材
54 締結ネジ
100 共用操作棒(絶縁操作棒)
110 高圧線
110a 絶縁外皮
110b 導体露出部
111 高圧引下線
111a 絶縁外皮
111b 導体露出部

Claims (3)

  1. 間接活線作業に用いられ、高圧線が進入可能な第1の締結部と高圧引下線が進入可能な第2の締結部とが間隔をおいて形成されたコネクタを把持するための高圧引下線接続用コネクタ把持具であって、
    前記コネクタにおける対向する2つの締結部材のうち一方の締結部材を着脱可能に把持するコネクタ把持部を有する把持本体部と、
    前記把持本体部に対して揺動可能に設けられる揺動アームと、
    を備え、
    前記揺動アームは、前記コネクタの2つの締結部材の間に前記高圧線の導体露出部を介在させた状態で、外部からの操作による揺動によって前記高圧線の導体露出部の両端近傍と接触し、前記コネクタの前記2つの締結部材の間に位置する前記第1の締結部が前記高圧線の導体露出部と上下方向で合致するように前記コネクタを前記高圧線に対して仮固定させ、
    前記把持本体部には、前記高圧線に対して仮固定された前記コネクタの前記2つの締結部材の間に位置する前記第2の締結部に前記高圧引下線の導体露出部を導く高圧引下線ガイドが形成されている、
    ことを特徴とする高圧引下線接続用コネクタ把持具。
  2. 前記把持本体部には、前記揺動アームの揺動方向の動きをロックするロックピンが移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高圧引下線接続用コネクタ把持具。
  3. 前記把持本体部には、間接活線作業用の絶縁操作棒が連結可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の高圧線用引下線コネクタ把持具。
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