JP6315322B2 - インク組成物及び記録方法 - Google Patents
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Description
〔1〕
加熱された被記録媒体に付着させるインク組成物であって、
顔料と、顔料を分散させる分散剤と、該分散剤以外の酸性高分子分散剤と、水と、有機溶媒と、樹脂エマルジョンと、を含み、
前記酸性高分子分散剤が、NaOH0.040質量%水溶液に前記酸性高分子分散剤を1質量%添加したとき溶解せず、
前記有機溶媒に前記酸性高分子分散剤1質量%添加したとき溶解するものである、インク組成物。
〔2〕
前記酸性高分子分散剤が、アクリル系酸性高分子分散剤及びエステル系酸性高分子分散剤の少なくともいずれか一方を含む、前項〔1〕に記載のインク組成物。
〔3〕
前記NaOH0.040質量%水溶液を10質量%と、前記有機溶媒を90質量%と、を含む混合水溶液100%に、前記酸性高分子分散剤を1質量部添加したとき、
前記酸性高分子分散剤が、溶解しないものである、前項〔1〕又は〔2〕に記載のインク組成物。
〔4〕
前記酸性高分子分散剤の酸価が、10〜150mgKOH/gである、前項〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔5〕
前記NaOH0.040質量%水溶液を40質量%と、前記有機溶媒を60質量%と、を含む混合水溶液100%に、前記酸性高分子分散剤を1質量部添加したとき、
前記酸性高分子分散剤が、溶解しないものである、前項〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔6〕
前記被記録媒体が、非吸収性被記録媒体又は低吸収性被記録媒体である、前項〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔7〕
55℃以下に加熱された前記被記録媒体に付着させるものである、前項〔1〕〜〔6〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔8〕
前記有機溶媒の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、5.0〜40質量%である、前項〔1〕〜〔7〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔9〕
前記有機溶媒が、グリコール系溶媒と、非プロトン性極性溶媒と、を含む、前項〔1〕〜〔8〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔10〕
前記酸性高分子分散剤の総含有量が、0.050〜2.5質量%である、
前項〔1〕〜〔9〕のいずれか1項に記載のインク組成物。
〔11〕
被記録媒体を加熱する加熱工程と、
加熱された前記被記録媒体に、前項〔1〕〜〔10〕のいずれか1項に記載のインク組成物を吐出して、付着させる吐出工程と、を有する、記録方法。
〔12〕
前記吐出工程において、前記被記録媒体の単位面積当たりの前記インク組成物の付着量の最大が10mg/inch2以上となるように、加熱された前記被記録媒体に前記インク組成物を吐出して、付着させる、前項〔11〕に記載の記録方法。
本実施形態のインク組成物は、加熱された記録媒体に記録されるインク組成物であって、顔料と、顔料を分散させる分散剤と、該分散剤以外の酸性高分子分散剤と、水と、有機溶媒と、を含み、前記酸性高分子分散剤が、NaOH0.04質量%水溶液に前記酸性高分子分散剤を1質量%添加したとき溶解せず、前記有機溶媒に前記酸性高分子分散剤1質量%添加したとき溶解するものである。
本実施形態のインク組成物は、加熱された被記録媒体に付着させるものである。加熱温度は、好ましくは40℃から80℃であり、より好ましくは40℃から60℃であり、さらに好ましくは40℃から50℃である。本実施形態のインク組成物であれば、60℃以下(より好ましくは55℃以下、さらに好ましくは50℃以下)に加熱された被記録媒体に付着させた場合であっても、記録物のにじみムラを抑制することができる。加熱温度を低下させることが出来るので、加熱によるヘッド周辺のインク固着物の発生を抑制でき、インク固着物の除去に必要なクリーニング頻度も低減することができる。加熱温度の下限は、特に限定されないが、40℃が好ましい。
顔料としては、特に限定されないが、例えば、以下に列記するものが挙げられる。
顔料分散剤は、例えば、樹脂分散剤、界面活性剤系分散剤が挙げられる。顔料分散剤は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
酸性高分子分散剤としては、顔料の分散で使用したもの以外であり、例えば、アクリル系酸性高分子分散剤及びエステル系酸性高分子分散剤の少なくともいずれか一方が好ましい。また、酸性高分子分散剤の有する酸性基としては、特に限定されないが、例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、フェノール性水酸基、及びスルフィン酸基が挙げられる。酸性高分子分散剤は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
酸価(mg/g)=(EP1−BL1)×FA1×C1×K1/SIZE (1)
EP1:滴定量(mL)、BL1はブランク値(0.0mL)、FA1は滴定液のファクター(1.00)、C1は濃度換算値(5.611mg/mL)(0.1mo1/L KOH 1mLの水酸化カリウム相当量)、K1は係数(1)、SIZEは試料採取量(g)をそれぞれ表す。
酸性高分子分散剤は、NaOH0.040質量%水溶液に酸性高分子分散剤を1質量%添加したとき溶解せず、有機溶媒に酸性高分子分散剤を1質量%添加したとき溶解するものである。このような溶解性を有することにより、にじみムラがより抑制される。
水としては、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、及び蒸留水等の純水、並びに超純水のような、イオン性不純物を極力除去したものが挙げられる。また、紫外線照射又は過酸化水素の添加等によって滅菌した水を用いると、インクを長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止することができる。これにより貯蔵安定性がより向上する傾向にある。水の含有量は、インク組成物の総量に対して、好ましくは40〜80質量%である。
有機溶媒としては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコールモノ(ジ)−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ(ジ)−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ(ジ)−iso−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ(ジ)−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ(ジ)−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ(ジ)−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ(ジ)ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ(ジ)−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)メチルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)エチルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)−iso−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ(ジ)−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ(ジ)−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ(ジ)−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ(ジ)−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールブチルメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル、トリプロピレングリコールジメチルエーテルのようなグリコール系溶媒;1,4−ジオキサン、N,N,−ジメチルアセトアミド、N,N,−ジメチルイミダゾリジノン、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルカプロラクタム、N-メチル−ピロリドン、N−メチルプロピオンアミド、β−ブチルラクトン、γ−ブチルラクトン、アジポニトリル、アセトニトリル、エチルセロソルブアセテート、ジイソプロピルエーテル、ジエチルエーテル、ジグライム、ジブチルエーテル、ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、テトラグライム、テトラヒドロフラン、テトラメチルホスホリックアミド、トリグライム、ヘキサメチルホスホリックアミド、メチルセロソルブアセテート、メチルフェニルスルホキシド、モノグライム、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,1,3,3−テトラメチル尿素のような非プロトン性極性溶媒が挙げられる。有機溶媒は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
塩基性化合物を添加してもよい。塩基性化合物としては特に限定されないが、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等の無機塩基;ジエチルアミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン等の有機塩基が挙げられる。塩基性化合物は、1種単独で用いても2種以上を併用してもよい。
インク組成物は、界面活性剤を含んでもよい。当該界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、及びシリコーン系界面活性剤のうち少なくともいずれかが好ましい。
インク組成物は、バインダー成分としての樹脂エマルジョン、溶解助剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、及び分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート化剤などの、種々の添加剤を適宜含んでもよい。
本実施形態の記録方法は、被記録媒体を加熱する加熱工程と、加熱された前記被記録媒体に、上記インク組成物を吐出して、付着させる吐出工程と、を有する。
加熱工程は、被記録媒体を加熱する工程である。加熱方法としては、特に限定されないが、例えば、ヘッドの上方に設けられたヒーター、ヘッド下方の被記録媒体下方に被記録媒体に接する様に設けられたヒーター、又は温風機構を用いて加熱する方法が挙げられる。加熱温度は、好ましくは40℃から80℃であり、より好ましくは40℃から60℃であり、さらに好ましくは40℃から50℃である。本実施形態のインク組成物を用いれば、60℃以下(好ましくは55℃以下であり、さらに好ましくは50℃以下)に加熱された被記録媒体に付着させた場合であっても、記録物のにじみを抑制することができる。加熱温度が60℃以下であれば、ヘッド周辺のインク固着物の発生を抑制でき、インク固着物の除去に必要なクリーニング頻度も低減することができる。加熱温度の下限は、特に限定されないが、40℃が好ましい。また、吐出工程後にインク組成物を乾燥させるための加熱工程を設けることができる。なお、被記録媒体の加熱温度は、被記録媒体の表面の温度を測定することによって得ることが出来る。
吐出工程は、加熱された被記録媒体に、上記インク組成物を吐出して、付着させる工程であり、加熱工程と吐出工程は同時に行われてもよい。インクジェット方式によるインク組成物の吐出は、公知のインクジェット記録装置を用いて行うことができる。吐出方法としては、ピエゾ方式や、インクを加熱して発生した泡(バブル)によりインクを吐出させる方式等を用いることができる。このなかでも、インク組成物の変質のし難さ等の観点から、ピエゾ方式が好ましい。
下記の実施例及び比較例において使用したインク組成物用の主な材料は、以下の通りである。
〔顔料〕
ピグメントブルー15:3
〔顔料分散剤〕
スチレン‐アクリル酸系樹脂分散剤(水溶性樹脂分散剤、重量平均分子量:25,000、酸価:180)
〔酸性高分子分散剤〕
DISPERBYK194(エチレンオキシ基を有するアクリル系ブロックポリマー、ビックケミー・ジャパン社製、酸価75)
DISPERBYK2095(ポリエステル系酸性高分子、ビックケミー・ジャパン社製、酸価36)
DISPERBYK2096(ポリエステル系酸性高分子、ビックケミー・ジャパン社製、酸価40)
DISPERBYK187(多官能ポリマーのアルキロールアンモニウム塩、ビックケミー・ジャパン社製、酸価35)
DISPERBYK190(多官能ポリマーのアルキロールアンモニウム塩溶液を主成分とする酸性高分子分散剤、ビックケミー・ジャパン社製、酸価10)
DISPERBYK2015(アクリル系ブロックポリマー、ビックケミー・ジャパン社製、酸価10)
〔界面活性剤〕
BYK349(シリコーン系界面活性剤、ビックケミー株式会社製)
DF110D(アセチレン系界面活性剤、日信化学工業社製)
〔有機溶媒〕
1,3−ブチレングリコール(グリコール系溶媒)
2−ピロリドン(非プロトン性極性有機溶媒)
〔塩基性化合物〕
水酸化ナトリウム
下記の表1に示す組成において、本実施例で用いる水性インク組成物は、あらかじめ該顔料を水溶性樹脂分散剤で分散させた顔料分散液を使用した。顔料分散液は、まず、アンモニア水溶液を溶解させたイオン交換水に、下記の表1の水溶性樹脂分散剤としてスチレン−アクリル酸共重合体(重量平均分子量:25,000、酸価:180)を加えて溶解させ、そこに、下記の表1の顔料を加えて分散処理をおこなった。
酸性高分子分散剤1質量%(固形分)を、NaOH0.040質量%水溶液に添加した。その水溶液を目視にて観察し下記評価基準により、酸性高分子分散剤のNaOH0.040質量%水溶液に対する溶解性(溶解性1)を評価した。
(評価基準)
分離:溶媒に溶解しないことで透明にならず分離する。
溶解:溶媒に溶解して透明になる。
分散:溶媒が白濁しているが分離しない。
酸性高分子分散剤1質量%(固形分)を、1,3−ブチレングリコール(グリコール系溶媒)及び2−ピロリドン(非プロトン性極性溶媒)を等量混合した有機溶媒に添加した。その有機溶媒を目視にて観察し下記評価基準により、酸性高分子分散剤の有機溶媒に対する溶解性(溶解性2)を評価した。
(評価基準)
分離:溶媒に溶解しないことで透明にならず分離する。
溶解:溶媒に溶解して透明になる。
分散:溶媒が白濁しているが分離しない。
1,3−ブチレングリコール(グリコール系溶媒)及び2−ピロリドン(非プロトン性有機)を等量混合した有機溶媒、及び、NaOH0.040質量%水溶液の混合水溶液を調整した。なお、混合水溶液は、有機溶媒の含有量を、0(すなわち有機溶媒を含有しない。)、5、10、15、20、25、30、40、45、50、60、65、70、75、80、85、90、95、100質量%(すなわちNaOH0.040質量%水溶液を含有しない。)としたものをそれぞれ用意した。この混合水溶液に、有機溶媒の含有量の少ないほうから、酸性高分子分散剤1質量%(固形分)を添加した。その混合水溶液を目視にて観察し、酸性高分子分散剤が初めてすべて溶解した混合水溶液の有機溶媒の含有量を、混合水溶液に対する溶解性(溶解性3)として評価した。
〔にじみムラの評価〕
ノズル密度が180dpiのノズル列を2列使用して360dpiの密度とした記録装
置(セイコーエプソン社製のPX−G930の改造機、)を用いて、記録解像度720dpi×720dpi、被記録媒体の単位面積当たりのインク組成物の付着量(記録濃度)
5〜15mg/inch2の条件で、50℃及び40℃に加熱した被記録媒体(LLJetSPEX、桜井株式会社製)それぞれに対して、インク組成物を吐出し、付着させた後、70℃10分乾燥して各記録物を得た。
(評価基準)
○:記録濃度12mg/inch2以上で初めてにじみムラが生じた。
△:記録濃度11mg/inch2でにじみムラが生じた。
×:記録濃度10mg/inch2未満でにじみムラが生じた。
Claims (12)
- 加熱された被記録媒体に付着させるインク組成物であって、
顔料と、顔料を分散させる分散剤と、該分散剤以外の酸性高分子分散剤と、水と、有機溶媒と、樹脂エマルジョンと、を含み、
前記酸性高分子分散剤が、NaOH0.040質量%水溶液に前記酸性高分子分散剤を1質量%添加したとき溶解せず、
前記有機溶媒に前記酸性高分子分散剤1質量%添加したとき溶解するものである、インク組成物。 - 前記酸性高分子分散剤が、アクリル系酸性高分子分散剤及びエステル系酸性高分子分散剤の少なくともいずれか一方を含む、請求項1に記載のインク組成物。
- 前記NaOH0.040質量%水溶液を10質量%と、前記有機溶媒を90質量%と、を含む混合水溶液100%に、前記酸性高分子分散剤を1質量部添加したとき、
前記酸性高分子分散剤が、溶解するものである、請求項1又は2に記載のインク組成物。 - 前記酸性高分子分散剤の酸価が、10〜150mgKOH/gである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記NaOH0.040質量%水溶液を40質量%と、前記有機溶媒を60質量%と、を含む混合水溶液100%に、前記酸性高分子分散剤を1質量部添加したとき、
前記酸性高分子分散剤が、溶解しないものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のインク組成物。 - 前記被記録媒体が、非吸収性被記録媒体又は低吸収性被記録媒体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 55℃以下に加熱された前記被記録媒体に付着させるものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記有機溶媒の含有量が、前記インク組成物の総量に対して、5.0〜40質量%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記有機溶媒が、グリコール系溶媒と、非プロトン性極性溶媒と、を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のインク組成物。
- 前記酸性高分子分散剤の総含有量が、0.050〜2.5質量%である、
請求項1〜9のいずれか1項に記載のインク組成物。 - 被記録媒体を加熱する加熱工程と、
加熱された前記被記録媒体に、請求項1〜10のいずれか1項に記載のインク組成物を吐出して、付着させる吐出工程と、を有する、記録方法。 - 前記吐出工程において、前記被記録媒体の単位面積当たりの前記インク組成物の付着量の最大が10mg/inch2以上となるように、加熱された前記被記録媒体に前記インク組成物を吐出して、付着させる、請求項11に記載の記録方法。
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