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JP6399765B2 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、次世代の通信システムに適用可能なユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))も検討され、仕様化されている(Rel.10/11)。
将来の無線通信システム(Rel.12以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステム(LTE−U:LTE Unlicensed)も検討されている。ライセンスバンド(Licensed band)は、特定の事業者が独占的に使用することを許可された帯域であり、非ライセンスバンド(Unlicensed band)は特定事業者に限定せずに無線局を設置可能な帯域である。非ライセンスバンドとして、例えば、Wi−FiやBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯や5GHz帯、ミリ波レーダーを使用可能な60GHz帯等の利用が検討されている。
ところで、LTEやLTE−Aでは、セル毎に異なる物理セルID(PCI:Physical Cell Identifier)やユーザ端末毎に異なる端末固有識別子(USID:UE-Specific Identifier)が割り当てられ、これらの識別子を用いて信号(例えば、物理チャネルによる送信信号、参照信号等)が生成される。このため、セル間の干渉をランダム化(inter-cell interference randomization)することができる。
また、既存のLTEでは、ライセンスバンドでの運用が前提となっているため、各オペレータに対して異なる周波数帯域が割当てられている。しかし、非ライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の事業者のみの使用に限られない。このため、あるオペレータのLTE−Uで利用する周波数帯域は、他のオペレータのLTE−UやWi−Fiで利用する周波数帯域と重なる可能性がある。さらに、非ライセンスバンドでは、オペレータに限られず、非オペレータ(例えば、個人)もLTE−U基地局を設置することが考えられる。
非ライセンスバンドでLTEを運用する場合、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調及び/又は連携等がなされずに運用されることも想定される。この場合、非ライセンスバンドにおいて、複数のオペレータ等が同一周波数を共有して利用することとなる。
このように、LTE−Uでは、異なるオペレータや非オペレータのLTE−Uが同一周波数帯に存在すると共に、物理セルID(PCI)が同一となる無線基地局(LTE−U基地局)が近接して配置されるおそれがある。同一物理セルIDを有するLTE−U基地局が近接して配置される場合、ユーザ端末がセルを効率的に認識することが困難となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、非ライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LTE−U)において、接続セルを適切に認識することが可能となるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明のユーザ端末の一態様は、非ライセンスバンドにおいて無線基地局と通信を行うユーザ端末であって、オペレータ固有の特定セルIDに基づく同期信号を検出する検出部と、前記同期信号のタイミングに基づき、参照信号を用いてチャネル推定を行う推定部と、チャネル推定結果を利用して前記無線基地局から送信されるシステム情報の受信処理を行い、前記システム情報に含まれるセル固有IDに基づいて、前記無線基地局に接続する処理部と、を有し、前記特定セルIDは、LTE(Long Term Evolution)における504個の物理セルIDと異なることを特徴とする。
本発明によれば、非ライセンスバンドでLTEを運用する無線通信システム(LTE−U)において、ユーザ端末が接続セルを適切に認識することが可能となる。
非ライセンスバンドでLTEを利用する場合の運用形態の一例を示す図である。 ライセンスバンドと非ライセンスバンドを用いてCA又はDCを適用する場合におけるユーザ端末のセル認識動作を説明する図である。 ユーザ端末がLTE−Uを利用するセルを認識する動作手順の一例を説明する図である。 オペレータ内LTE−U基地局間が同期運用である場合の参照信号の配置パターンの一例を示す図である。 非ライセンスバンドにおいてLTE−U基地局がスタンドアローンで運用される場合におけるユーザ端末のセル認識動作を説明する図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、本実施の形態で適用可能な無線通信システム(LTE−U)の運用形態を示している。具体的に、図1Aは、ライセンスバンドと非ライセンスバンドを用いて、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)を適用する運用形態を示している。また、図1Bは、ライセンスバンドと非ライセンスバンドを用いて、デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)を適用する運用形態を示している。さらに、図1Cは、非ライセンスバンドを用いて、スタンドアローン(Stand alone)を適用する運用形態を示している。なお、以下の説明において、非ライセンスバンドでLTEを運用する無線基地局を「LTE−U基地局」とも記す。
図1Aに示すキャリアアグリゲーション(CA)は、複数のコンポーネントキャリア(CC、キャリア、セル等ともいう)を統合して広帯域化することをいう。LTE−Aにおいて、各CCは、最大20MHzの帯域幅を有し、例えば、最大5つのCCを統合する場合、最大100MHzの広帯域が実現される。
CAが適用される場合、1つのスケジューラ(例えば、ライセンスバンドを利用する無線基地局のスケジューラ)が複数のCCのスケジューリングを制御する。このことから、キャリアアグリゲーションは基地局内CA(intra-eNB CA)と呼ばれてもよい。また、図1Aにおいて、非ライセンスバンドを付加下りリンク(SDL:Supplemental Downlink)として利用することも可能である。付加下りリンクとは、DL伝送専用に用いるキャリア(バンド)を指す。
図1Bに示すデュアルコネクティビティ(DC)は、複数のCCを統合して広帯域化する点はCAと同様である。DCが適用される場合、複数のスケジューラが独立して設けられ、当該複数のスケジューラがそれぞれの管轄する1つ以上のCCのスケジューリングを制御する。このことから、DCは基地局間CA(inter-eNB CA)と呼ばれても良い。
図1Cに示すスタンドアローン(自律分散的)では、非ライセンスバンドにおいてLTE−Uを利用するセル(LTE−U基地局)が単体で動作する。この場合、ユーザ端末は、LTE−U基地局に初期接続することが可能となる。このため、スタンドアローンの運用形態では、オペレータ以外(例えば、個人)がLTE−U基地局(アクセスポイント)を設置するシナリオも想定される。
また、上記図1A、図1Bに示すCA/DCの運用形態では、ライセンスバンドのセルをプライマリセル(PCell)、非ライセンスバンドのセルをセカンダリセル(SCell)として利用することができる。ここで、プライマリセル(PCell)とは、CAを行う場合にRRC接続やハンドオーバを管理するセルであり、端末からのデータやフィードバック信号を受信するためにUL伝送も必要となるセルである。CAを行う場合、プライマリセルは上下リンクともに常に設定される。セカンダリセル(SCell)とは、CAを適用する際にプライマリセルに加えて設定する他のセルである。セカンダリセルは下りリンクだけ設定することもできるし、上下リンクを同時に設定することもできる。
ところで、LTE Rel.10では、セル毎に異なる物理セルID(PCI:Physical Cell Identifier)が割り当てられ、当該PCIを用いて信号(例えば、物理チャネルによる送信信号、参照信号など)が生成される。このため、セル間の干渉をランダム化することができる。ここで、PCIは、504個の異なる系列であり、固定的にセルに割り当てられる。
上述したように、非ライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の通信事業者(オペレータ)のみの使用に限られない。一般的に、異なるオペレータ間で、他のオペレータのセルプランニング(セル配置)を制御することは困難である。さらに、スタンドアローンの運用形態では、ライセンスバンドでサービスを提供しているオペレータ以外の非オペレータ(例えば、個人)がLTE−U基地局を設置することも考えられる。
また、異なるオペレータや非オペレータがLTE−U基地局を設置する場合、複数のオペレータや非オペレータ間で同期、協調及び/又は連携等がなされずに運用されることも想定される。かかる場合、上記図1A〜1Cに示したLTE−Uのいずれの運用形態においても、複数オペレータのLTE−Uが同一周波数帯に存在するため、同一のPCIを利用するLTE−U基地局が近接して配置される可能性がある。
このように、同一物理セルIDを有するLTE−U基地局が近接して配置される場合、オペレータ間等の物理セルIDの衝突等により、ユーザ端末がセル(LTE−U基地局)を効率的に認識することが困難となる。
通常、LTEシステムでは、各セル(無線基地局)から送信される同期信号(PSS/SSS)をユーザ端末が検出することにより物理セルIDを認識し、システム情報(MIB/SIB)の復調や同期保持、参照信号の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)の測定等を行う。以下に既存のLTEにおけるセル認識動作の一例について説明する。
まず、ユーザ端末は、無線基地局から送信される同期信号(PSS/SSS)を検出することにより、LTEで規定された504個の物理セルID(PCI)から無線基地局が使用しているPCIを特定する。具体的に、ユーザ端末は、PSS(Primary Synchronization Signal)を検出することにより、セルIDグループ(168)中の3つのローカルセルIDのいずれかを特定する。また、SSS(Secondary Synchronization Signal)を検出することにより、セルIDグループ(168)のいずれかを特定する。このように、ユーザ端末は、PSS及びSSSを利用して、504個の物理セルID(PCI)から受信信号に含まれるPCIを特定する。
ユーザ端末は、同期信号の検出によりフレームタイミングを確立すると共にPCIを検出した後、参照信号(例えば、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal))を用いてチャネル推定を行う。続いて、チャネル推定結果を用いて無線基地局から通知されるシステム情報(MIB/SIB)を受信する。なお、マスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)は報知チャネル(BCH)で送信され、システム情報ブロック(SIB:System Information Block)は下り共有チャネル(DL−SCH)で送信される。
ユーザ端末は、システム情報に含まれるSIB1を確認することにより、オペレータID(PLMN ID:Public Land Mobile Network Identifier)やセルグローバルID(ECGI:E-UTRAN Cell Global Identifier)を認識することができる。なお、オペレータIDは、国番号及び事業者コードで決定される公衆ランドモバイルネットワーク番号である。セルグローバルIDは、オペレータID及びオペレータ内セル番号で決定されるグローバルにユニークなセル番号である。
ところで、非ライセンスバンドでは、非オペレータ(例えば、個人)が設置・設定するLTE−U基地局の物理セルID(PCI)をどのように決定するか決まっていない。例えば、個人が設置するLTE−UのPCIを出荷時に決める方法、又は個人が適宜設定変更可能とする方法が考えられる。しかし、いずれの方法においても、複数のオペレータでLTE−Uを適用する場合と同様に、PCIが同一のLTE−U基地局が近接して配置される可能性がある。かかる場合、ユーザ端末は、LTE−Uで接続するセルをどのような動作で認識(検出)するかが問題となる。
例えば、ライセンスバンドにおけるLTEと同様のメカニズムを利用し、各セルから送信される同期信号(PSS/SSS)に基づいて504個の中から特定のPCIを検出することが考えられる。しかし、LTE−Uでは、上述したように同一のPCIを有するセルが近接して配置されるおそれがあるため、ユーザ端末が同期信号(PSS/SSS)を用いてPCIを検出しても、同一のPCIを複数検出するおそれがある。
本発明者等は、LTE−Uにおいてはユーザ端末における504個の物理セルID(PCI)の認識動作が重要とならないことに着目し、既存の物理セルIDの認識動作を省略(スキップ)することを着想した。
例えば、本実施の形態では、既存の504個のセルID(PCI)ではなく、仮のセルID(ダミーセルID、ダミーPCI、グループPCIとも呼ぶ)を設定し、共通のダミーPCIを複数のLTE−U基地局で利用する。ユーザ端末は、ダミーPCIに基づくプリアンブル信号を利用して検出した同期信号のタイミングや参照信号のチャネル応答を用いてシステム情報を復調することにより、PLMN ID(オペレータID)やECGI(セルグローバルID)を取得する。つまり、ユーザ端末は、LTE−U基地局から送信される同期信号を検出する際に、あらかじめ特定のPCI(ダミーPCI)を把握しておき、当該ダミーPCIを用いて同期信号の検出動作や参照信号を用いたチャネル推定動作を行う。
このように、複数のLTE−U基地局に共通のダミーPCIを設定することにより、ユーザ端末のセル認識動作を、一つあるいは少数のプリアンブルに基づくタイミング検出動作及びチャネル推定動作で行うことが可能となる。つまり、ダミーPCIを利用することにより、同期信号(SS)や参照信号(例えば、CRS)のパターンが限定されるため、ユーザ端末が同期信号や参照信号を検出する負荷を低減することができる。これにより、既存の504個のセルIDを自律的に検出する動作と比較して、ユーザ端末のセル認識動作を低減し、ユーザ端末の低消費電力化を図ることが可能となる。
また、上述したように、既存のLTEでは、ユーザ端末における同期信号の検出は、504パターンのサーチを実現するためにPSSとSSSの2段階構成となっている。本実施の形態では、ダミーPCIを用いてユーザ端末におけるサーチパターンが限定されるため、参照信号(例えば、CRS)を直接検出することも容易となる。
また、本発明者等は、セルIDの設定及びユーザ端末のセル認識動作を、LTE−Uの運用形態に応じて制御することを着想した。例えば、上記図1A、図1Bに示すように、CA又はDCで運用される場合、各オペレータ固有のダミーPCIを設定すると共に、ユーザ端末は、ライセンスバンドのセルから通知されるダミーPCIに関する情報を用いて同期信号の検出等の動作を行うことができる。また、上記図1Cに示すように、LTE−U基地局がスタンドアローンで運用される場合、各オペレータ固有のダミーPCIを規定してもよいし、全てのLTE−U基地局が送信する同期信号(SS)及び参照信号(RS)に対して共通のダミーPCIを規定してもよい。
また、本発明者等は、同一オペレータのLTE−U基地局間の同期の有無に応じて、参照信号の配置位置を制御することを着想した。例えば、オペレータ内のLTE−U基地局が非同期で運用される場合には、複数のLTE−U基地局から送信する参照信号として、ダミーPCIに基づく共通の系列を利用し、使用する無線リソースも同一とする。一方で、オペレータ内のLTE−U基地局が同期運用される場合には、複数のLTE−U基地局から送信する参照信号として、ダミーPCIに基づく共通の系列を利用し、使用する無線リソースをセル間で直交可能に設定する。
以下に本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の態様)
第1の態様では、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドを用いてCA又はDCを適用する場合のセルIDの設定及びユーザ端末のセル認識動作の一例について図2を参照して説明する。
図2Aは、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドを用いてCA又はDCを適用する場合の一例を示している。また、図2Bは、非ライセンスバンドにおいて、各オペレータが形成するセルを示している。なお、図2Bでは、2つのオペレータがそれぞれ複数のセルを形成する場合を示しているが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、3つ以上のオペレータや非オペレータ(例えば、個人)がセルを形成する場合にも同様に適用可能である。
図2Aに示す運用形態では、既存の504個のセルID(PCI)ではなく、オペレータ固有のダミーPCIを設定し、共通のダミーPCIを同一オペレータの複数のLTE−U基地局で利用する。オペレータ固有にダミーPCIを設定することにより、異なるオペレータ(非オペレータ)間での同期信号等の衝突を抑制することができる。なお、設定するダミーPCIは504個未満であればよく(例えば、1個、20個又は100個等)、オペレータ毎に独立して設定することができる。
また、図2Aに示す運用形態では、ユーザ端末が非ライセンスバンドのセル(LTE−U基地局)を検出する際に、ユーザ端末はあらかじめライセンスバンドに接続している状態となる。例えば、ライセンスバンドを利用するセルがプライマリセル(例えば、マクロセル)、非ライセンスバンドを利用するセルがセカンダリセル(例えば、スモールセル)となる形態が挙げられる。
ユーザ端末がライセンスバンドにあらかじめ接続している場合、ライセンスバンドを利用するセル(無線基地局)から、ユーザ端末にアシスト情報を通知することができる。例えば、ライセンスバンドを利用するセルから、アシスト情報としてオペレータ自身のダミーPCIに関する情報をユーザ端末に通知する。他にも、アシスト情報として同期信号(SS)のタイミングやシステム情報を送信するリソースのタイミングに関する情報等をユーザ端末に通知してもよい。アシスト情報は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、報知信号)や下り制御信号を用いてユーザ端末に通知することができる。
ユーザ端末は、アシスト情報として通知されたダミーPCIに関する情報、同期信号のタイミングの情報等に基づいて、同期信号を効率的に検出することができる。また、ユーザ端末は、同期信号のタイミングに基づいて、LTE−U基地局から送信される参照信号を用いたチャネル推定を行う。具体的に、ユーザ端末は、通知されたダミーPCI(ダミーPCIに基づくプリアンブル信号)を用いて、ダミーPCIに対応する同期信号を検出する。また、ユーザ端末は、同期信号の検出により確立されたフレームタイミングに基づいて参照信号を受信してチャネル推定を行う。
さらに、ユーザ端末は、同期信号のタイミングやチャネル推定結果を利用してシステム情報を受信することにより、オペレータID(PLMN ID)やセルグローバルID(ECGI)を取得することができる。また、ユーザ端末は、取得したオペレータID(PLMN ID)及び/又はセルグローバルID(ECGI)に関する情報をサービングセル(ライセンスバンドの無線基地局)に報告することができる。
以下に、ユーザ端末がLTE−Uを利用するセルを認識する動作について図2B、図3を参照して説明する。ここでは、ダミーPCIがオペレータ毎に個別に設定される場合を想定する。また、ダミーPCIは、少なくとも504個より少ない数に設定される。図2Bでは、ユーザ端末にサービスを提供する第1のオペレータがダミーPCI#0を用い、他のオペレータ(第2のオペレータ)が異なるダミーPCI#1を用いる場合を示している。
まず、ユーザ端末は、ライセンスバンドを利用する第1のオペレータのセルから通知されるアシスト情報を受信する(ST01)。続いて、ユーザ端末は、アシスト情報に含まれるダミーPCIに関する情報に基づいて第1のオペレータに対応するダミーPCIを決定する(ST02)。続いて、ユーザ端末は、ダミーPCI(ダミーPCIに基づくプリアンブル信号)を用いて、非ライセンスバンドを利用する第1のオペレータのセルから送信される同期信号を検出する(ST03)。
続いて、検出した同期信号のタイミングに基づいて参照信号を受信し(ST04)、受信した参照信号を用いてチャネル推定を行う(ST05)。無線基地局から送信される参照信号としては、例えば、LTEにおけるCRS、CSI−RS又は新規の参照信号等を利用することができる。続いて、チャネル推定結果を利用して非ライセンスバンドを利用するセル(無線基地局)から送信されるシステム情報を受信し(ST06)、受信したシステム情報を復調する。システム情報には、LTEにおけるMIB、SIBが含まれる。
続いて、ユーザ端末は、復調したシステム情報から非ライセンスバンドのセル(無線基地局)のオペレータID(PLMN ID)やセルグローバルID(ECGI)を取得する(ST07)。取得したセルグローバルIDは、ユーザ端末からライセンスバンドのセル(無線基地局)に報告してもよい(ST08)。その後、取得したセルグローバルID等に基づいて、使用可能な無線基地局(LTE−U基地局)に対する接続動作を行い、LTE−U基地局に接続する(ST09)。
このように、本実施の形態では、ユーザ端末がオペレータ固有のダミーPCIに基づいて同期信号の検出、チャネル推定動作を行ってシステム情報を取得する。ダミーPCIを利用することにより、同期信号(SS)や参照信号(例えば、CRS)のパターンが限定されるため、ユーザ端末が同期信号や参照信号を検出する負荷を低減することができる。したがって、本実施の形態は、既存の504個のセルIDを自律的にサーチしてセルを認識する既存の動作と比較して、セル認識動作を簡略化すると共に、低消費電力化を図ることができる。また、複数のオペレータ/非オペレータ間で異なるダミーPCIを設定して同期信号や参照信号の生成に利用することにより、同一周波数を利用する複数のオペレータ/非オペレータ間における送信信号の衝突を抑制することが可能となる。
また、既存のLTEでは、ユーザ端末における同期信号の検出は、504パターンのサーチを実現するためにPSSとSSSの2段階構成となっているが、本実施の形態では、ダミーPCIを用いてユーザ端末におけるサーチパターンを限定することができる。これにより、ユーザ端末は、参照信号(例えば、CRS)を直接検出することも容易となる。特に、上述したように、ユーザ端末がライセンスバンドの無線基地局からアシスト情報を受信する場合には、同期信号や参照信号を検出する負荷を効果的に低減することが可能となる。
なお、ダミーPCIとしては、504個未満の特定のPCIを仕様にLTE−U信号用として規定することができる。あるいは、LTE−Aにおける仮想セルIDと同様のメカニズムを利用し、無線基地局からユーザ端末に上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)を用いて通知する構成としてもよい。この場合、同期信号(SS)、参照信号(例えば、CRS)は、ダミーPCIに基づいて生成される。
<変形例>
ライセンスバンドと非ライセンスバンドでCAを適用する場合、ライセンスバンドの無線基地局から、非ライセンスバンドのLTE−U基地局から送信されるシステム情報のタイミングをユーザ端末に通知可能としてもよい。ライセンスバンドの無線基地局から通知されるシステム情報のタイミングが、少なくともフレーム番号レベルでタイミングがあっていれば、ユーザ端末はLTE−U基地局から送信されるCRSを利用して、システム情報の含まれるサブフレームやシンボルを特定することができる。
この場合、ユーザ端末は、LTE−U基地局から送信される同期信号を用いず、参照信号(例えば、CRS)を利用してタイミング検出を行うことが可能となる。その結果、非ライセンスバンドを利用するLTE−U基地局から同期信号の送信を不要とする(省略する)ことができる。これにより、非ライセンスバンドにおけるユーザ端末のセル認識動作をより効率的に行うことが可能となる。
(第2の態様)
第2の態様では、ライセンスバンド及び非ライセンスバンドを用いてCA又はDCを適用する場合に、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間の同期運用の有無に応じて参照信号の配置位置を制御する場合について説明する。
<オペレータ内LTE−U基地局間が非同期運用>
オペレータ内のLTE−U基地局でダミーPCIを共通に設定する場合、同期信号(SS)や参照信号(例えば、CRS)は、ダミーPCIに基づく系列が送信されるため、オペレータ内で共通パターンとなる。同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間が非同期運用である場合、各LTE−U基地局の同期信号や参照信号は共通パターンとなるが、各LTE−U基地局間の送信タイミングは異なるため、送信信号の衝突を避けることができる。
この場合、ユーザ端末は、異なるタイミングで各LTE−U基地局の同期信号の検出、チャネル推定をそれぞれ行うことができるため、周辺の複数LTE−U基地局を発見・測定することができる。また、この場合、同一オペレータ内のあるLTE−U基地局がデータを送信する場合、他のLTE−U基地局は、当該データが配置されるリソースへの参照信号(例えば、CRS)の送信を停止するように制御してもよい。
このように、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間が非同期運用である場合、同一の配置パターンとなる参照信号を用いて各LTE−U基地局の同期信号の検出及び/又はチャネル推定をそれぞれ行うことにより、複数のLTE−U基地局を発見できる。
<オペレータ内LTE−U基地局間が同期運用>
上述したように、オペレータ内のLTE−U基地局でダミーPCIを共通に設定する場合、同期信号(SS)や参照信号(例えば、CRS)は、ダミーPCIに基づく系列が送信されるため、オペレータ内で共通パターンとなる。そのため、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間が同期運用である場合、各LTE−U基地局間の送信信号が衝突するおそれがある。
この場合、ユーザ端末は、オペレータ内のLTE−U基地局共通のタイミング(同期信号や参照信号の受信タイミング)を発見することが可能となる。しかし、ユーザ端末が、各LTE−U基地局の参照信号を用いてそれぞれチャネル推定を行っても、最も受信強度の高い(最も近接する)LTE−U基地局のみチャネル推定結果が高くなる。その結果、チャネル推定結果を用いたシステム情報の復調も、最も受信強度の高いLTE−U基地局のみ成功する確率が高く、複数基地局の発見・測定が困難となる。
そこで、本実施の形態では、同一オペレータ内のLTE−U基地局が同期運用される場合、各LTE−U基地局は、複数のLTE−U基地局間で直交して配置可能となる参照信号を用いて、システム情報の復調を行う。つまり、各LTE−U基地局は、システム情報復調用の参照信号として無線リソース(時間周波数リソース)で直交可能となる参照信号を送信する。
ユーザ端末は、異なるLTE−U基地局間で直交可能となる参照信号を用いて各無線基地局のチャネル推定をそれぞれ行う。これにより、LTE−U基地局間を同期運用する場合であっても、複数のLTE−U基地局を発見・測定することができる。
以下に、複数のLTE−U基地局間が同期運用である場合の参照信号の配置について図4を参照して説明する。図4Aは同一オペレータの複数のLTE−U基地局間で同一リソースに配置される参照信号(例えば、CRS)を示し、図4BはLTE−U基地局間で異なるリソースに配置可能となる参照信号(例えば、CSI−RS)を示している。また、図4では、2レイヤで送信する場合を示しているが、本実施の形態はこれに限られない。
図4Aに示す場合、同一オペレータ内の第1のLTE−U基地局(Cell#1)と第2のLTE−U基地局(Cell#2)は、同一のダミーPCIに基づいて同一パターンのCRSを生成すると共に、送信タイミングも同期している。このため、第1のLTE−U基地局から送信されるCRSと第2のLTE−U基地局から送信されるCRSは衝突する。その結果、ユーザ端末は、第1のLTE−U基地局及び第2のLTE−U基地局双方の発見・測定が困難となる。
一方で、図4Bに示す場合、第1のLTE−U基地局から送信されるCSI−RSと第2のLTE−U基地局から送信されるCSI−RSは、ダミーPCIに基づく共通の系列が送信されるが、送信に利用するリソースをセル間で直交可能に制御する。ここでは、CSI−RSの送信に用いるリソースとして、最大20個のパターン(configuration pattern)を設定し、複数のLTE−U基地局間で利用する場合を示している。
図4Bに示す場合、ユーザ端末は、20個のCSI−RSパターンそれぞれについて、ダミーPCIに基づく系列の電力(受信電力)を測定する。そして、ユーザ端末は、参照信号の存在が検出されたパターンを用いてチャネル推定を行うことにより各LTE−U基地局のシステム情報を適切に復調することができる。また、CSI−RSのパターン(configuration pattern)に関する情報は、ライセンスバンドの無線基地局からユーザ端末に上位レイヤシグナリング等で通知することができる。
なお、図4Bでは、配置位置を異ならせる参照信号として、CSI−RSを用いる場合を示したが、参照信号はこれに限られない。例えば、CRSやPRSのような系列の周波数シフトパターンを利用して配置することも可能である。
このように、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間が同期運用である場合であっても、各LTE−U基地局が、複数のLTE−U基地局間で直交して配置可能となる参照信号を送信することにより、ユーザ端末が複数のLTE−U基地局を発見・測定することが可能となる。
(第3の態様)
第3の態様では、非ライセンスバンドを利用する無線基地局がスタンドアローンで運用される場合のセルIDの設定及びユーザ端末のセル認識動作の一例について説明する。
図5Aは、LTE−U基地局がスタンドアローンで運用される場合の一例を示している。この場合、ユーザ端末は、ライセンスバンドを利用するセルからのアシスト情報(ダミーPCI等の事前情報)を用いずにセル認識動作(LTE−U基地局への初期接続)を行う必要がある。
そのため、非ライセンスバンドを利用する無線基地局がスタンドアローンで運用される場合、ユーザ端末は、あらかじめ定義されたダミーPCIを用いて同期信号の検出を行う。例えば、ダミーPCIとして、504個より少ない特定のPCI(例えば、1個、20個又は100個等)をあらかじめ仕様で定義する。この際、オペレータ毎に固有(オペレータ固有)のダミーPCIを定義することができる。なお、非オペレータ(例えば、個人)のLTE−U基地局に対しては、当該非オペレータを一つのオペレータと仮定してダミーPCIを定義する。
あるいは、オペレータに関わらず非ライセンスバンドを利用する全てのLTE−U基地局に対して共通のダミーPCI(例えば、一つのダミーPCI)を定義してもよい。この場合、各LTE−U基地局は、共通のダミーPCIを用いて生成した同期信号及び/又は参照信号を送信する。
次に、ユーザ端末のセル認識動作について図5Bを参照して説明する。ここでは、ダミーPCI(504個未満)があらかじめオペレータ毎に個別に規定されている場合を想定する。図5Bでは、ユーザ端末にサービスを提供する第1のオペレータがダミーPCI#0を用い、他のオペレータ(第2のオペレータ)がダミーPCI#1を用いる場合を示している。
まず、ユーザ端末は、あらかじめ定義されたダミーPCI(ダミーPCIに基づくプリアンブル信号)を用いて非ライセンスバンドを利用するセルから送信される同期信号を検出する。例えば、ユーザ端末に対してダミーPCI#0が定義されている場合、当該ユーザ端末は第1のオペレータのセル(LTE−U基地局)から送信される同期信号を検出する。ダミーPCIが複数定義されている場合、ユーザ端末は各ダミーPCIを用いて同期信号の検出を試みる。
続いて、ユーザ端末は、検出した同期信号のタイミングに基づいて、LTE−U基地局から送信される参照信号を用いてチャネル推定を行う。LTE−U基地局から送信される参照信号としては、例えば、LTEにおけるCRS、CSI−RS又は新規の参照信号等を利用することができる。続いて、ユーザ端末は、チャネル推定結果を利用してLTE−U基地局から送信されるシステム情報を受信し、復調する。システム情報には、LTEにおけるMIB、SIBが含まれる。
続いて、ユーザ端末は、復調したシステム情報から非ライセンスバンドのセル(LTE−U基地局)のオペレータID(PLMN ID)やセルグローバルID(ECGI)を取得する。その後、取得したセルグローバルID等に基づいて、使用可能な無線基地局(LTE−U基地局)に対する接続動作を行い、LTE−U基地局に接続する。
このように、本実施の形態では、ユーザ端末がオペレータ固有のダミーPCIに基づいて同期信号の検出、チャネル推定動作を行ってシステム情報を取得することができる。これにより、既存の504個のセルIDを自律的にサーチしてセルを認識する動作と比較して、セル認識動作を簡略化すると共に、低消費電力化を図ることができる。また、オペレータ固有のダミーPCIを設定して同期信号や参照信号の生成に利用することにより、同一周波数を利用する複数のオペレータ/非オペレータ間における送信信号の衝突を抑制することが可能となる。
なお、第3の態様においても、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間の同期運用の有無に応じて参照信号の配置位置を制御する方法(上記第2の態様)を適用することができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上記第1の態様〜第3の態様に係る無線通信方法が適用される。なお、上記第1の態様〜第3の態様に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用してもよいし、組み合わせて適用してもよい。
図6は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図6に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)、デュアルコネクティビティ(DC)又はスタンドアローンを適用することができる。また、図6に示す無線通信システムは、非ライセンスバンド(LTE−U基地局)を有している。なお、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図6に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a〜12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。例えば、マクロセルC1をライセンスバンドで利用し、スモールセルC2を非ライセンスバンド(LTE−U)で利用する形態とする。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。この場合、ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。この場合、無線基地局11からユーザ端末20に対して、無線基地局12(LTE−U基地局)に関するアシスト情報を送信することができる。また、LTE−U基地局(例えば、無線基地局12)がスタンドアローンで運用される場合、ユーザ端末20は当該LTE−U基地局に初期接続する。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrier等と呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz等)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11と無線基地局12(又は、無線基地局12間)間は、有線接続(Optical fiber、X2インタフェース等)又は無線接続した構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、マクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図6に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(EPDCCH)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI)、送達確認信号(ACK/NACK)等が伝送される。
図7は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インタフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インタフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、報知情報等)により、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報(システム情報)を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅等が含まれる。
また、ユーザ端末が非ライセンスバンドのセル(LTE−U基地局)を認識(検出)するために、ライセンスバンドの無線基地局(例えば、無線基地局11)からユーザ端末に上位レイヤシグナリング等を用いてアシスト情報を送信してもよい。アシスト情報としては、オペレータ自身のダミーPCIに関する情報、LTE−U基地局から送信される同期信号(SS)のタイミングやシステム情報を送信するリソースのタイミングに関する情報が挙げられる。また、LTE−U基地局から送信される参照信号のパターンに関する情報(例えば、CSI−RSの配置パターン)に関する情報をアシスト情報に含めてもよい。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インタフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図8は、本実施の形態に係る無線基地局10(例えば、非ライセンスバンドを利用するLTE−U基地局)が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。なお、図8では、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。
図8に示すように、無線基地局10は、制御部301(スケジューラ)と、システム情報生成部302と、同期信号生成部303と、参照信号生成部304と、マッピング部305と、を有している。
制御部301は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又は拡張PDCCH(EPDCCH)で伝送される下り制御信号のスケジューリングを制御する。また、システム情報、同期信号、CRS、CSI−RS等の下り参照信号等のスケジューリングの制御も行う。
システム情報生成部302は、ユーザ端末に通知するシステム情報(例えば、MIB、SIB)を生成する。システム情報生成部302で生成されたMIBは、報知チャネルを用いて送信し、SIBは下り共有チャネルを用いて送信される。また、システム情報生成部302は、SIB(例えば、SIB1)にオペレータID(PLNM ID)及び/又はセルグローバルID(ECGI)に関する情報を含めることができる。
同期信号生成部303は、同期信号を生成する。同期信号は、無線基地局で利用するダミーPCIに基づいて生成することができる。なお、ダミーPCIは複数のLTE−U基地局に共通に設定されるセルIDである。そのため、共通のダミーPCIを利用するLTE−U基地局から送信される同期信号は同じパターンとなる。
参照信号生成部304は、下り参照信号を生成する。参照信号は、無線基地局で利用するダミーPCIに基づいて生成することができる。そのため、共通のダミーPCIを利用するLTE−U基地局から、ダミーPCIに基づく共通の系列を有する参照信号が送信される。なお、参照信号生成部304は、既存の参照信号(例えば、CRS、CSI−RS又はDM−RS)にダミーPCIを適用して参照信号を生成してもよいし、新たな参照信号を生成してもよい。
マッピング部305(割当て制御部)は、制御部301からの指示等に基づいて、システム情報生成部302、同期信号生成部303、参照信号生成部304で生成された下りリンク信号の無線リソースへの割当てを制御する。マッピング部305は、上記第2の態様に示すように、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局間の同期運用の有無に応じて参照信号の配置位置を制御することができる。
オペレータ内のLTE−U基地局が非同期で運用される場合、マッピング部305は、複数のLTE−U基地局から送信する参照信号として、ダミーPCIに基づく共通の系列を利用し、使用する無線リソースも同一とする。一方で、オペレータ内のLTE−U基地局が同期運用される場合、マッピング部305は、複数のLTE−U基地局から送信する参照信号として、ダミーPCIに基づく共通の系列を利用し、使用する無線リソースをセル間で直交可能に制御する。
図9は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御(HARQ−ACK)の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(HARQ−ACK)の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図10は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。なお、図10においては、本実施の形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。
図10に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、同期信号検出部401と、下りデータ信号復調部402と、チャネル推定部403と、決定部404と、取得部405と、フィードバック制御部406と、を有している。
同期信号検出部401は、無線基地局から送信される同期信号を検出する。例えば、ライセンスバンドでは、無線基地局から送信される同期信号(PSS/SSS)を用いて、504個のPCIの中から特定のPCIを検出する。一方で、非ライセンスバンドでは、複数のLET−U基地局で共通に利用されるダミーPCI(ダミーPCIに基づくプリアンブル信号)を用いて、LTE−U基地局から送信される同期信号を検出する。なお、ライセンスバンド用の同期信号検出部と、非ライセンスバンド用の同期信号検出部を別々に設けた構成としてもよい。
チャネル推定部403は、同期信号検出部401で検出した同期信号のタイミングに基づいて、LTE−U基地局から送信される参照信号を用いてチャネル推定を行う。また、チャネル推定部403は、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局が非同期運用される場合、無線リソースにおいて同じ位置に配置される参照信号を用いて各LTE−U基地局のチャネル推定をそれぞれ行う。
一方で、チャネル推定部403は、同一オペレータ内の複数のLTE−U基地局が同期運用される場合、無線リソースにおいて異なるLTE−U基地局間で直交可能に配置される参照信号を用いて各LTE−U基地局のチャネル推定をそれぞれ行う。例えば、上記図4Bに示す場合、同一オペレータ内の第1のLTE−U基地局のCSI−RSと第2のLTE−U基地局のCSI−RSが、直交されている場合、チャネル推定部403は、各CSI−RSパターンそれぞれについて、ダミーPCIに基づく系列の電力(受信電力)を測定する。
下りデータ信号復調部402は、チャネル推定結果を利用して非ライセンスバンドを利用するセル(LTE−U基地局)から送信されるシステム情報等の下りデータ信号を復調する。取得部405は、復調したシステム情報から非ライセンスバンドのセル(LTE−U基地局)のオペレータID(PLMN ID)やセルグローバルID(ECGI)を取得する。なお、下りデータ信号復調部402及び取得部405は、受信処理部として機能する。
決定部404は、LTE−U基地局に共通に用いられるダミーPCIを決定する。決定部404は、ライセンスバンドを利用する無線基地局から通知されるアシスト情報に基づいてダミーPCIを決定することができる(上記第1の態様)。また、ダミーPCIがあらかじめ仕様に定義されている場合には、決定部404は仕様の定義に基づいてダミーPCIを決定する。決定部404で決定されたダミーPCIに関する情報は同期信号検出部401に出力される。
フィードバック制御部406は、チャネル推定部403から出力される情報等に基づいて、CSI(CSIプロセス)のフィードバックを制御する。また、フィードバック制御部406は、取得部405で取得したオペレータID(PLMN ID)及び/又はセルグローバルID(ECGI)のフィードバックを制御する。オペレータID(PLMN ID)及び/又はセルグローバルID(ECGI)はライセンスバンドの無線基地局に報告することができる。
以上のように、本実施の形態では、ユーザ端末が複数のLTE−U基地局に共通に設定されるダミーPCIに基づいて同期信号の検出、チャネル推定動作を行ってシステム情報を取得することができる。これにより、既存の504個のセルIDを自律的にサーチしてセルを認識する動作と比較して、セル認識動作を簡略化すると共に、低消費電力化を図ることが可能となる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…無線基地局(マクロ基地局)
12、12a、12b…無線基地局(スモール基地局)
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インタフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…制御部
302…システム情報生成部
303…同期信号生成部
304…参照信号生成部
305…マッピング部
401…同期信号検出部
402…下りデータ信号復調部
403…チャネル推定部
404…決定部
405…取得部
406…フィードバック制御部

Claims (10)

  1. 非ライセンスバンドにおいて無線基地局と通信を行うユーザ端末であって、
    オペレータ固有の特定セルIDに基づく同期信号を検出する検出部と、
    前記同期信号のタイミングに基づき、参照信号を用いてチャネル推定を行う推定部と、
    チャネル推定結果を利用して前記無線基地局から送信されるシステム情報の受信処理を行い、前記システム情報に含まれるセル固有IDに基づいて、前記無線基地局に接続する処理部と、を有し、
    前記特定セルIDは、LTE(Long Term Evolution)における504個の物理セルIDと異なることを特徴とするユーザ端末。
  2. 記処理部は、前記システム情報を復調してオペレータID(PLNM ID)及びセルグローバルID(ECGI)を取得することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記ユーザ端末が非ライセンスバンド及びライセンスバンドを利用してキャリアアグリゲーション又はデュアルコネクティビティを適用する場合、ライセンスバンドを利用するセルから通知される前記特定セルIDに関する情報に基づいて前記特定セルIDを決定する決定部をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 非ライセンスバンドにおいて同一オペレータ内の複数の無線基地局が非同期運用される場合、前記推定部は、無線リソースにおいて同じ位置に配置される参照信号を用いて各無線基地局のチャネル推定をそれぞれ行うことを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  5. 非ライセンスバンドにおいて同一オペレータ内の複数の無線基地局が同期運用される場合、前記推定部は、無線リソースにおいて異なる無線基地局間で直交可能に配置される参照信号を用いて各無線基地局のチャネル推定をそれぞれ行うことを特徴とする請求項3に記載のユーザ端末。
  6. 各無線基地局から送信される複数の参照信号の系列は前記特定セルIDに基づいて生成されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のユーザ端末。
  7. 非ライセンスバンドを利用する前記無線基地局がスタンドアローンで運用される場合、前記検出部は、あらかじめ仕様で定義された前記特定セルIDを用いて前記同期信号を検出し、前記処理部が前記システム情報から取得したオペレータID(PLMN ID)及びセルグローバルID(ECGI)に基づいて、所定の無線基地局と接続することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  8. 前記特定セルIDは、少なくとも504個未満で、且つオペレータ毎に個別に設定されることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  9. 非ライセンスバンドにおいてユーザ端末と通信を行う無線基地局であって、
    オペレータ固有の特定セルIDに基づいて同期信号を生成する同期信号生成部と、
    前記特定セルIDに基づき、参照信号を生成する参照信号生成部と、
    セル固有IDを含むシステム情報を生成するシステム情報生成部と、
    前記非ライセンスバンドにおいて、前記同期信号、前記参照信号及び前記システム情報を送信する送信部と、
    前記セル固有IDに基づいて、前記ユーザ端末との接続を制御する制御部と、を有し、
    前記特定セルIDは、LTE(Long Term Evolution)における504個の物理セルIDと異なることを特徴とする無線基地局。
  10. 非ライセンスバンドにおいて無線基地局と通信を行うユーザ端末の無線通信方法であって、
    オペレータ固有の特定セルIDに基づく同期信号を検出する工程と、
    前記同期信号のタイミングに基づき、参照信号を用いてチャネル推定を行う工程と、
    チャネル推定結果を利用して前記無線基地局から送信されるシステム情報の受信処理を行い、前記システム情報に含まれるセル固有IDに基づいて、前記無線基地局に接続する工程と、を有し、
    前記特定セルIDは、LTE(Long Term Evolution)における504個の物理セルIDと異なることを特徴とする無線通信方法。
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