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JP6398290B2 - 紙容器 - Google Patents

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JP6398290B2
JP6398290B2 JP2014088933A JP2014088933A JP6398290B2 JP 6398290 B2 JP6398290 B2 JP 6398290B2 JP 2014088933 A JP2014088933 A JP 2014088933A JP 2014088933 A JP2014088933 A JP 2014088933A JP 6398290 B2 JP6398290 B2 JP 6398290B2
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Description

本発明は、液状等の内容物を収納する紙容器に関する。
液状等の内容物を収納する従来の紙容器は特許文献1に開示されている。この紙容器はゲーベルトップ型に形成され、直方体形状の胴部と、胴部の上面を塞ぐ屋根形状の天面部と、胴部の下面を塞ぐ底面部とを備えて内容物を収納する。
上記構成の紙容器は内容物を取り出した後、天面部及び底面部を胴部に対してハサミ等で切り離して胴部を開き、減容して廃棄される。
実開平03−4522号
しかしながら、上記従来の紙容器によると、天面部及び底面部を切り離す作業が煩しく、内容物を取り出した後に折り畳まれずに廃棄される頻度が高く、ゴミ容量が大きくなる問題があった。
本発明は廃棄時に容易に減容化してゴミ容量を削減できる紙容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ブランク板を所定の箱形状に折曲して内容物を収納する紙容器において、断面多角形の筒状の胴部と、前記胴部の上面を塞ぐ天面部と、前記胴部の下面を塞ぐ底面部とを有し、前記胴部の対向する二面の水平方向の中央部にそれぞれ形成された縦方向に延びる第1縦折罫及び第2縦折罫と、第1縦折罫の上端部と第2縦折罫の上端部とを連結する水平な上部折罫と、第1縦折罫の下端部と第2縦折罫の下端部とを連結する水平な下部折罫と、前記上部折罫と前記下部折罫との間に配されて前記胴部の全周に形成された水平な中間折罫とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、胴部を第1縦折罫及び第2縦折罫で折り畳んだ後に、上部折罫により天面部を胴部上に重ねて下部折罫により底面部を胴部上に重ね、中間折罫で胴部を容易に折り畳むことができる。
また本発明は、上記構成の紙容器において、前記中間折罫が下方に偏って配置され、前記中間折罫から前記胴部の下端までの距離が、前記中間折罫から前記上部折罫までの距離よりも小さく、前記中間折罫から前記上部折罫までの距離と前記上部折罫から前記胴部の上端までの距離との差よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、中間折罫で胴部を折り畳んだ際に、底面部が天面部と胴部との間に挿入される。
また本発明は、上記構成の紙容器において、前記中間折罫が上方に偏って配置され、前記中間折罫から前記胴部の上端までの距離が、前記中間折罫から前記下部折罫までの距離よりも小さく、前記中間折罫から前記下部折罫までの距離と前記下部折罫から前記胴部の下端までの距離との差よりも大きいことを特徴としている。この構成によると、中間折罫で胴部を折り畳んだ際に、天面部が底面部と胴部との間に挿入される。
また本発明は、上記構成の紙容器において、前記上部折罫と前記下部折罫とが第1縦折罫の形成面と第2縦折罫の形成面との間に配される同一面上を通って形成されることを特徴としている。この構成によると、例えば、下部折罫を内側にして胴部に重ねて天面部と胴部との間に挿入される底面部が天面部に押さえられるので下部折罫の折り戻しが防止され、底面部の抜けが防止される。
また本発明は、上記構成の紙容器において、第1縦折罫の形成面の上縁の両側端と第1縦折罫の上端部とを連結する一対の傾斜した第1上部傾斜折罫と、第1縦折罫の形成面の下縁の両側端と第1縦折罫の下端部とを連結する一対の傾斜した第1下部傾斜折罫と、第2縦折罫の形成面の上縁の両側端と第2縦折罫の上端部とを連結する一対の第2上部傾斜折罫と、第2縦折罫の形成面の下縁の両側端と第2縦折罫の下端部とを連結する一対の傾斜した第2下部傾斜折罫とを備えたことを特徴としている。この構成によると、天面部及び底面部を容易に胴部上に重ねられる。
また本発明は、上記構成の紙容器において、前記天面部に上端で接着される一対の傾斜面を設けたゲーベルトップ型に形成されるとともに、一方の前記傾斜面上に液状の内容物の注出口が設けられ、第1縦折罫または第2縦折罫の形成面が前記注出口を形成した前記傾斜面の下方に隣接することを特徴としている。この構成によると、液状の内容物を第1縦折罫または第2縦折罫により注出口に導き、残量を減少することができる。
本発明によると、胴部を第1縦折罫及び第2縦折罫で扁平に折り畳んだ後に、上部折罫により天面部を胴部上に重ねて下部折罫により底面部を胴部上に重ね、中間折罫で胴部を上下方向に折り畳むことができる。従って、紙容器を廃棄時に容易に減容化してゴミ容量を削減することができる。
本発明の第1実施形態の紙容器を示す斜視図 本発明の第1実施形態の紙容器を示す展開図 本発明の第1実施形態のブランク板の断面図 本発明の第1実施形態の紙容器を折り畳む動作を示す斜視図 本発明の第1実施形態の紙容器を折り畳む動作を示す斜視図 本発明の第2実施形態の紙容器を背面側から視た斜視図 本発明の第2実施形態の紙容器を示す展開図 本発明の第3実施形態の紙容器を示す展開図 本発明の第4実施形態の紙容器を示す斜視図 本発明の第4実施形態の紙容器を示す展開図
[第1実施形態]
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の紙容器1を示す斜視図である。紙容器1はブランク板10(図2参照)をゲーベルトップ型の箱形状に折曲して形成され、直方体形状の胴部4と、胴部4の上面を塞ぐ天面部3と、胴部4の下面を塞ぐ底面部5とを備えて内容物を収納する。天面部3は対向する上面板3b、3dの上端を接着した一対の傾斜面を有している。一方の傾斜面を形成する上面板3bには貫通孔7(図2参照)が開口し、樹脂成形品の注出部材2が貫通孔7に溶着される。注出部材2によって内容物の注出口を形成するとともに、注出口を開閉することができる。
胴部4は対向する正面板4b及び背面板4cの両側端を側面板4a及び側面板4dによって連結した水平断面が矩形に形成される。注出口を設けた上面板3bの下方に正面板4bが隣接する。また、胴部4には紙容器1を容易に折り畳んで減容化するために後述する第1縦折罫11a、第1上部傾斜折罫15a、第1下部傾斜折罫16a、第2縦折罫11c、第2上部傾斜折罫15c(図2参照)、第2下部傾斜折罫16c(図2参照)、上部折罫12、下部折罫13、中間折罫14が設けられている。
図2は紙容器1のブランク板10の展開図を示している。紙容器1を展開したブランク板10は所定位置に折り目Dが設けられ、矩形の側面板4a、正面板4b、側面板4c、背面板4dが折り目Dを介して順に連設されている。側面板4a、正面板4b、側面板4c、背面板4dの上端にはそれぞれ天面部3を形成する上面板3a〜3dが連設されている。上面板3bには注出部材2(図1参照)を取り付ける貫通孔7が設けられている。
側面板4a、正面板4b、側面板4c、背面板4dの下端にはそれぞれ紙容器1の底面部5を形成する底面板5a〜5dが連設されている。また、上面板3a、側面板4a及び底面板5aの側方には糊代6が設けられている。これにより、ブランク板10は折り目Dで折曲して糊代6で接着することにより筒状に形成される。そして、上面板3a〜3dを折り目Dで折曲して接着し、底面板5a〜5dを折り目Dで折曲して接着することにより、箱状の紙容器1が形成される。
側面板4aには第1縦折罫11a、第1上部傾斜折罫15a及び第1下部傾斜折罫16aが設けられている。第1縦折罫11aは側面板4aの水平方向の中央部に縦方向に延びて設けられる。第1上部傾斜折罫15a、第1下部傾斜折罫16aは夫々一対の傾斜した折罫であり、第1上部傾斜折罫15aは第1縦折罫11aの形成面(側面板4a)の上縁の両側端と第1縦折罫11aの上端とを連結する。第1下部傾斜折罫16aは第1縦折罫11aの形成面(側面板4a)の下縁の両側端と第1縦折罫11aの下端とを連結する。
側面板4aに対向する側面板4cには第2縦折罫11c、第2上部傾斜折罫15c及び第2下部傾斜折罫16cが設けられている。第2縦折罫11cは側面板4cの水平方向の中央部に縦方向に延びて設けられる。第2上部傾斜折罫15c、第2下部傾斜折罫16cは夫々一対の傾斜した折罫であり、第2上部傾斜折罫15cは第2縦折罫11cの形成面(側面板4c)の上縁の両側端と第2縦折罫11cの上端とを連結する。第2下部傾斜折罫16cは第2縦折罫11cの形成面(側面板4c)の下縁の両側端と第2縦折罫11cの下端とを連結する。
第1縦折罫11a、第1上部傾斜折罫15a、第1下部傾斜折罫16aは側面板4aを外側に折るための折り目となる。第2縦折罫11c、第2上部傾斜折罫15c、第2下部傾斜折罫16cは側面板4cを外側に折るための折り目となる。
また、第1縦折罫11aの上端と第2縦折罫11dの上端とは正面板3bを通る水平な上部折罫12で連結されている。また、第1縦折罫11aの下端と第2縦折罫11dの下端とは正面板3bを通る水平な下部折罫13で連結されている。上部折罫12は側面板4a、4cを外側に折った際に天面部3を正面板3b側に折るための折り目となり、下部折罫13は側面板4a、4cを外側に折った際に底面部5を正面板3b側に折るための折り目となる。
上部折罫12と下部折罫13との間には胴部4の全周に形成された水平な中間折罫14が設けられている。中間折罫14は側面板4a、4cを外側に折った状態で胴部4を内側に折り畳むための折り目となる。
なお、中間折罫14は紙容器1の下方に偏って配置され、中間折罫14から胴部4の下端までの距離h1が、中間折罫14から上部折罫12までの距離h2よりも小さい。また、中間折罫14から胴部4の下端までの距離h1が、中間折罫14から上部折罫12までの距離h2と上部折罫12から胴部4の上端までの距離h3との差よりも大きい。
図3はブランク板10の断面図を示している。ブランク板10は外面から順に外装材120、紙基材層110、内装材130を積層して形成される。紙基材層110は例えば200〜480g/mの坪量であり、オフセット印刷が施されるコート層(不図示)が一面に設けられる。
外装材120は押出しラミネート等によって紙基材層110に貼り合わせられるポリエチレンフィルム等により形成される。
内装材130は紙基材層110側から順にフィルム基材層131、ガスバリア層132、熱接着層133を有している。フィルム基材層131として保香性及び保味性の高いポリエチレンテレフタレートフィルム等が用いられる。ガスバリア層132はフィルム基材層131上にアルミニウムやSiO2を蒸着して形成され、酸素や水蒸気の進入を防止する。なお、ガスバリア層132をアルミニウム箔等により形成してもよい。
熱接着層133はポリエチレン等により形成され、フィルム基材層131のガスバリア層132上にドライラミネート剤を介して接着される。熱接着層133と外装材120との熱溶着によって紙容器1が組立てられる。
次に、内容物を取り出した後の紙容器1の折り畳み方法について説明する。図4、図5は紙容器1を折り畳む動作を示す斜視図である。まず図4に示すように、内容物を取り出した紙容器1は側面板4aを第1縦折罫11a、第1上部傾斜折罫15a及び第1下部傾斜折罫16aに沿って山折りする。また、側面板4cを第2縦折罫11c、第2上部傾斜折罫15c及び第2下部傾斜折罫16cに沿って山折りする。
このとき、第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cの折曲により扁平状の胴部4の一面を上部折罫12及び下部折罫13に沿って内側に谷折りする。これにより、天面部3及び底面部5が胴部4上に重ねられ、紙容器1が扁平に押し潰される。
次に、図5に示すように、扁平な胴部4を矢印Aに示すように中間折罫14に沿って折り畳む。このとき、中間折罫14から胴部4の下端までの距離h1が、中間折罫14から上部折罫12までの距離h2よりも小さい。また、距離h1が距離h2と上部折罫12から胴部4の上端までの距離h3との差よりも大きい(図2参照)。このため、胴部4上に重ねられた天面部3と胴部4との間に底面部5を挿入することができる。これにより、底面部5が天面部3により押さえられ、中間折罫14の折り戻しを防止して紙容器1の折り畳んだ状態を保持することができる。
本実施形態によると、胴部4の対向する側面板4a、4cがそれぞれ第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cを有し、第1、第2縦折罫11a、11cの上端及び下端を連結する水平な上部折罫12及び下部折罫13が設けられる。また、上部折罫12と下部折罫13との間に水平な中間折罫14が設けられる。
これにより、胴部4を第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cで扁平に折り畳んだ後に上部折罫12及び下部折罫13により天面部3及び底面部5を胴部4上に重ね、中間折罫14で胴部4を容易に折り畳むことができる。従って、紙容器1を廃棄時に容易に減容化してゴミ容量を削減することができる。
なお、第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cが上部折罫12よりも上方に突出してもよく、下部折罫13よりも下方に突出してもよい。即ち、上部折罫12が第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cの上端部を連結し、下部折罫13が第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cの下端部を連結してもよい。
また、中間折罫14が下方に偏って配置され、中間折罫14から胴部4の下端までの距離h1が、中間折罫14から上部折罫12までの距離h2よりも小さく、中間折罫14から上部折罫12までの距離h2と上部折罫12から胴部4の上端までの距離h3との差よりも大きい。これにより、中間折罫14で胴部4を折り畳んだ際に、底面部5が胴部4と天面部3との間に挿入される。従って、胴部4の弾性による中間折罫14の折り戻しが防止され、紙容器1の折り畳んだ状態を保持することができる。
また、上部折罫12及び下部折罫13は第1、第2縦折罫11a、11cの形成面の側面板4a、4c間に配した正面板4b上を通って形成される。この時、上部折罫12及び下部折罫13の一方が正面板4b上を通り、他方が背面板4d上を通るように形成してもよい。しかし、この構成によると、胴部4の弾性が強い場合に、天面部3と胴部4との間に配された底面部5が下部折罫13及び中間折罫14の折り戻しにより、天面部3と胴部4との間から脱落する可能性がある。
このため、本実施形態のように、上部折罫12及び下部折罫13を同一面である正面板4bを通るように形成するとより望ましい。これにより、天面部3と胴部4との間に配された底面部5の脱落をより確実に防止し、紙容器1の折り畳んだ状態を保持することができる。
また、第1縦折罫11aの形成面の側面板4aには一対の傾斜した第1上部傾斜折罫15a及び一対の傾斜した第1下部傾斜折罫16aが設けられる。第2縦折罫11cの形成面の側面板4cには一対の傾斜した第2上部傾斜折罫15c及び一対の傾斜した第2下部傾斜折罫16cが設けられる。
このとき、第1上部傾斜折罫15aは側面板4aの上縁の両側端と第1縦折罫11aの上端とを連結する。第1下部傾斜折罫16aは側面板4aの下縁の両側端と第1縦折罫11aの下端とを連結する。第2上部傾斜折罫15cは側面板4cの上縁の両側端と第2縦折罫11cの上端とを連結する。第2下部傾斜折罫16cは側面板4cの下縁の両側端と第2縦折罫11cの下端とを連結する。
これにより、胴部4を第1上部傾斜折罫15a、第2上部傾斜折罫15c、第1下部傾斜折罫16a及び第2下部傾斜折罫16cで折曲して天面部3及び底面部5を容易に胴部4上に重ねることができる。
尚、第1縦折罫11aの上端部に第1上部傾斜折罫15aを連結してもよく、下端部に第1下部傾斜折罫16aを連結してもよい。第2縦折罫11cの上端部に第2上部傾斜折罫15cを連結してもよく、下端部に第2下部傾斜折罫16cを連結してもよい。
また、第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cの上下端を起点に胴部4を斜めに容易に折曲できる場合には、第1上部傾斜折罫15a、第2上部傾斜折罫15c、第1下部傾斜折罫16a及び第2下部傾斜折罫16cを省いてもよい。
[第2実施形態]
図6は第2実施形態の紙容器1を背面側から視た斜視図であり、図7は第2実施形態に係る紙容器1のブランク板10を示す展開図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は上部折罫12が背面板4dを通って第1縦折罫11aの上端と第2縦折罫11dの上端とを連結している。また、下部折罫13が背面板4dを通って第1縦折罫11aの下端と第2縦折罫11dの下端とを連結している。尚、天面部3の正面側には注入部材2(図1参照)が設けられている。これにより、胴部4を第1縦折罫11a及び第2縦折罫11cで扁平に折り畳んだ後に上部折罫12及び下部折罫13により天面部3及び底面部5が背面板4d上に重ねられる。そして、中間折罫14で背面板4dを内側にして胴部4を折り畳み、底面部5を天面部3と背面板4dとの間に挿入する。これにより、第1実施形態と同様に紙容器1を廃棄時に容易に減容化してゴミ容量を削減することができる。
[第3実施形態]
図8は第3実施形態に係る紙容器1のブランク板10を示す展開図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は中間折罫14が上方に偏って配置され、中間折罫14から胴部4の上端までの距離h4が、中間折罫14から下部折罫13までの距離h5よりも小さい。また、中間折罫14から胴部4の上端までの距離h4は中間折罫14から下部折罫13までの距離h5と下部折罫13から胴部4の下端までの距離h6との差よりも大きい。ブランク板10の構成を含むその他の部分は第1実施形態と同様である。
この構成によると、中間折罫14に沿って胴部4を折り畳んだ際に、胴部4上に重ねられた底面部5と胴部4との間に天面部3を挿入することができる。これにより、天面部3が底面部5により押さえられ、中間折罫14の折り戻しを防止して紙容器1の折り畳んだ状態を保持することができる。
なお、本実施形態も上部折罫12及び下部折罫13を同一面である正面板4bを通るように形成するとより望ましい。これにより、底面部5と胴部4との間に配された天面部3の脱落をより確実に防止し、紙容器1の折り畳んだ状態を保持することができる。
なお、第1〜第3実施形態において、天面部3の傾斜面を形成する上面板3b上に内容物の注出口を設けているが、注出口を省いて天面部3の熱溶着を引き剥がして内容物を注出する紙容器1であってもよい。
[第4実施形態]
図9は第4実施形態の紙容器1を示す斜視図であり、図10は第4実施形態に係る紙容器1のブランク板10を示す展開図である。説明の便宜上、前述の図1〜図5に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態は注出口(貫通孔7)が設けられる上面板3bの下方に隣接する正面板4bに第1縦折罫11b、第1上部傾斜折罫15b、第1下部傾斜折罫16bが設けられている。また、正面板4bに対向する背面板4dに第2縦折罫11d、第2上部傾斜折罫15d、第2下部傾斜折罫16dが設けられている。
正面板4b、背面板4dに設けられた第1縦折罫11b、第2縦折罫11dは正面板4b、背面板4dの水平方向の中央部に夫々縦方向に延びて設けられる。
また、第1上部傾斜折罫15b、第1下部傾斜折罫16bは夫々一対の傾斜した折罫であり、第1上部傾斜折罫15bは第1縦折罫11bの形成面(正面板4b)の上縁の両側端と第1縦折罫11bの上端とを連結する。第1下部傾斜折罫16bは第1縦折罫11bの形成面(正面板4b)の下縁の両側端と第1縦折罫11bの下端とを連結する。
また、第2上部傾斜折罫15d、第2下部傾斜折罫16dは夫々一対の傾斜した折罫であり、第2上部傾斜折罫15dは第2縦折罫11dの形成面(背面板4d)の上縁の両側端と第2縦折罫11dの上端とを連結する。第2下部傾斜折罫16dは第2縦折罫11dの形成面(背面板4d)の下縁の両側端と第2縦折罫11dの下端とを連結する。
また、上部折罫12が側面板4cを通って第1縦折罫11bの上端と第2縦折罫11dの上端とを連結している。また、下部折罫13が側面板4cを通って第1縦折罫11bの下端と第2縦折罫11dの下端とを連結している。
なお、上部折罫12が側面板4cを通って第1縦折罫11bの上端部と第2縦折罫11dの上端部とを連結してもよい。また、下部折罫13が側面板4cを通って第1縦折罫11bの下端部と第2縦折罫11dの下端部とを連結してもよい。
上記構成の紙容器1において、注出口から内容物を注出する際に側面板4a、4cを把持して正面板4bを第1縦折罫11bに沿って山折りにすると、第1縦折罫11bが谷となって正面板4bに注出口(貫通孔7)に内容物を導くことができる。これにより、内容物の残量を効率よく減少させることができる。
内容物を取り出した紙容器1は、上部折罫12及び下部折罫13により天面部3及び底面部5を側面板4c上に重ね、中間折罫14で胴部4を容易に折り畳むことができる。従って、紙容器1を廃棄時に容易に減容化してゴミ容量を削減することができる。
なお、本実施形態において上部折罫12が側面板4aを通って第1縦折罫11bの上端と第2縦折罫11dの上端とを連結し、下部折罫13が側面板4aを通って第1縦折罫11bの下端と第2縦折罫11dの下端とを連結してもよい。
また、第1〜第4実施形態において、紙容器1がゲーベルトップ型に形成されるが、ブリック型でもよい。また、胴部4の水平断面が矩形に形成されるが他の多角形でもよい。
本発明によると、液状物や粘稠物等の内容物を収納する紙容器に利用することができる。
1 紙容器
2 注出部材
3 天面部
3a〜3d 上面板
4 胴部
4a、4d 側面板
4b 正面板
4c 背面板
5 底面部
5a〜5d 底面板
6 糊代
7 貫通孔
10 ブランク板
11a 第1縦折罫
11c 第2縦折罫
12 上部折罫
13 下部折罫
14 中間折罫
15a 第1上部傾斜折罫
15c 第2上部傾斜折罫
16a 第1下部傾斜折罫
16c 第2下部傾斜折罫
111 紙基材層
120 外装材
130 内装材
131 フィルム基材層
132 ガスバリア層
133 熱接着層

Claims (5)

  1. ブランク板を所定の箱形状に折曲して内容物を収納する紙容器において、断面多角形の筒状の胴部と、前記胴部の上面を塞ぐ天面部と、前記胴部の下面を塞ぐ底面部とを有し、前記胴部の対向する二面の水平方向の中央部にそれぞれ形成された縦方向に延びる第1縦折罫及び第2縦折罫と、第1縦折罫の上端部と第2縦折罫の上端部とを連結する水平な上部折罫と、第1縦折罫の下端部と第2縦折罫の下端部とを連結する水平な下部折罫と、前記上部折罫と前記下部折罫との間に配されて前記胴部の全周に形成された水平な中間折罫とを備え、前記天面部に上端で接着される一対の傾斜面を設けたゲーベルトップ型に形成されるとともに、一方の前記傾斜面上に液状の内容物の注出口が設けられ、第1縦折罫または第2縦折罫の形成面が前記注出口を形成した前記傾斜面の下方に隣接することを特徴とする紙容器。
  2. 前記中間折罫が下方に偏って配置され、前記中間折罫から前記胴部の下端までの距離が、前記中間折罫から前記上部折罫までの距離よりも小さく、前記中間折罫から前記上部折罫までの距離と前記上部折罫から前記胴部の上端までの距離との差よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記中間折罫が上方に偏って配置され、前記中間折罫から前記胴部の上端までの距離が、前記中間折罫から前記下部折罫までの距離よりも小さく、前記中間折罫から前記下部折罫までの距離と前記下部折罫から前記胴部の下端までの距離との差よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  4. 前記上部折罫と前記下部折罫とが第1縦折罫の形成面と第2縦折罫の形成面との間に配される同一面上を通って形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の紙容器。
  5. 第1縦折罫の形成面の上縁の両側端と第1縦折罫の上端部とを連結する一対の傾斜した第1上部傾斜折罫と、第1縦折罫の形成面の下縁の両側端と第1縦折罫の下端部とを連結する一対の傾斜した第1下部傾斜折罫と、第2縦折罫の形成面の上縁の両側端と第2縦折罫の上端部とを連結する一対の第2上部傾斜折罫と、第2縦折罫の形成面の下縁の両側端と第2縦折罫の下端部とを連結する一対の傾斜した第2下部傾斜折罫とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の紙容器。
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