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JP6375860B2 - ゲル状洗浄料 - Google Patents

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Description

本発明は、ゲル状洗浄料に関し、さらに詳しくは、肌へ延び広げやすく、洗浄力が良好であり、洗い流しやすく、洗浄後の肌にすっきり感とうるおい感を与え、高温環境下でもゲル状態を保持できるゲル状洗浄料に関する。
従来、顔や身体等の皮膚用洗浄料として、高級脂肪酸アルカリ塩を主成分とする固形石けんが使用されてきた。しかし、近年は、消費者ニーズの多様化により、ペースト状、ゲル状、液状などの剤型や、泡立ち、泡質、洗い上がりの使用感に特徴を持たせるために、脂肪酸塩以外のアニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とを組み合わせた洗浄料や、これら界面活性剤を主成分とした洗浄料も増えている。これらの洗浄料を使用するに際しては、手や泡立てネットなどに洗浄料を適量とり、そこへ水を加えて泡立たせ、その泡で皮膚を包み込むように洗う方法が一般的に採られる。この方法によれば、水を加えて洗浄成分の濃度を低くすることによって、また手や泡立てネットと皮膚との間で泡がクッションの役割を果たして洗浄時の摩擦を軽減することによって、皮膚に過度な負担をかけずに洗浄することができる。
一方、社会で活躍する女性の増加などの生活様式の変化により、スキンケアにかける時間を短縮する動きが広がりつつある。洗浄の中でも特に洗顔行為を短縮できる洗浄料として、泡立たせる工程を省略し、直接肌に塗布できる洗浄料が求められていた。そのような洗浄料の中でもゲル状洗浄料は、みずみずしい使用感であることや、高粘度であるため肌に塗り広げる際に垂れ落ち難くというメリットがあり、また、洗顔料に汎用されるチューブ容器を用いた場合でも、容器の口から垂れ落ち難いというメリットもあるので、多くのニーズがある。
近年の洗浄料に求められる機能として、洗浄力、洗い流しやすさ、洗浄後のすっきり感、うるおい感が良好であることが挙げられ、特に剤型がゲル状である場合、40℃程度の高温環境下においてもゲル状態を保持することが求められる。ゲル状洗浄料が40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持できないと、夏場や浴室などの気温が高い場所で使用する際、洗浄料がチューブ容器に充填されている場合では、ふたを開けた途端に中身の洗浄料がこぼれる可能性があり、また、スクラブ剤などの水不溶性成分が配合されている洗浄料の場合、スクラブ剤が沈降あるいは浮上して洗浄料が不均一になり品質上の問題となる可能性がある。
これらの課題を解決するため、種々のゲル状洗浄料が提案されている。
特許文献1には、非イオン性界面活性剤、多価アルコール、粉体、水溶性高分子を含有する水系洗浄剤組成物が提案されている。この組成物は、高温でもゲル状態を保持しやすいアクリル酸系高分子や多糖系高分子がゲル化剤として配合されているので、40℃程度でもゲル状態を保持でき、さらに洗浄力、うるおい感が良好であるものの、洗い流しやすさ、すっきり感は十分ではなかった。
特許文献2には、水、ι−カラギーナン金属塩、およびアニオン界面活性剤を含有するゲル状の皮膚洗浄料が提案されている。この洗浄料は、洗浄力、洗い流しやすさ、すっきり感は良好であるものの、肌への延び広げやすさや、うるおい感は十分でなく、また40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持できないことがあった。
特許文献3には、カルボン酸塩を有するアニオン性界面活性剤、水溶性天然高分子、ヒドロキシル基を有する1価以上のアルコールを含有し、1重量%水溶液としたときに、10.5以上11.0以下のpHを示すゲル状、半固形状の洗浄料が提案されている。この洗浄料は、40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持でき、洗浄力、すっきり感は良好であるものの、うるおい感は十分でなく、また、固いゲルとなるため肌へ延び広げにくくなることがあった。
このように、40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持するためには固いゲル状にしなければならず、その場合、肌への延び広げやすさが低下する。そのため、40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持しつつも、肌へ使用する際は延び広げやすく、洗浄力が良好であり、洗い流しやすく、すっきり感、うるおい感に優れた洗浄料は未だなかった。
特開平9−40525号公報 特開2012−206946号公報 特開2014−148512号公報
本発明の目的は、肌へ延び広げやすく、洗浄力が良好であり、洗い流しやすく、洗浄後の肌にすっきり感とうるおい感を与え、高温環境下でもゲル状態を保持できるゲル状洗浄料を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明者らが鋭意検討した結果、ι−カラギーナンカルシウム塩、両性界面活性剤、グリセリン、特定の粒子径のスクラブ剤を所定の含有量で組み合わせることによって、上記目的とするゲル状洗浄料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明のゲル状洗浄料は、下記(a)〜(d)成分を含有し、(a)成分と(c)成分の各含有量(質量%)の積が30〜65であることを特徴とするゲル状洗浄料である。
(a)成分:ι−カラギーナンカルシウム塩;0.6〜2質量%
(b)成分:両性界面活性剤;0.01〜7質量%
(c)成分:グリセリン;20〜70質量%
(d)成分:平均粒子径10〜500μmのスクラブ剤;0.1〜5質量%
本発明のゲル状洗浄料によれば、肌へ延び広げやすく、洗浄力が良好であり、洗い流しやすく、洗浄後の肌にすっきり感とうるおい感を与え、高温環境下でもゲル状態を保持できるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本発明のゲル状洗浄料は、(a)成分:ι−カラギーナンカルシウム塩、(b)成分:両性界面活性剤、(c)成分:グリセリン、(d)成分:スクラブ剤を含有する。
以下、各成分について順次説明する。
(a)成分:ι−カラギーナンカルシウム塩
本発明における(a)成分としては、良好なゲル化能、水溶解性の観点から、ι−カラギーナンカルシウム塩が用いられる。ι−カラギーナンカルシウム塩の市販品としては、例えば、三晶(株)製のゲニュービスコPJ−JPE、三菱化学フーズ(株)製のソアギーナMV320等が挙げられる。
(a)成分の含有量は、ゲル状洗浄料中、0.6〜2質量%であり、好ましくは0.7〜1.5質量%であり、特に好ましくは0.8〜1.2質量%である。(a)成分の含有量が0.6質量%未満であると、40℃程度の高温環境下でゲル状態を保持できないことがあり、2質量%を超えると、肌への塗り広げやすさが低下することがある。
(b)成分:両性界面活性剤
本発明に用いられる(b)成分は両性面活性剤である。本発明で用いられる両性面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルイミノジアセテート、アルキルイミノジプロピオネート等が挙げられ、これらの中から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
これらのうち、アルキル基の炭素数が12〜18のアルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキル基の炭素数が12〜18のアルキルアミドプロピルベタインが好ましく、例えば、2−ココイル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインがより好ましい。
2−ココイル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインの市販品としては、日油(株)製のニッサンアノン(登録商標)GLM−R−LV、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインの市販品としては、日油(株)製のニッサンアノン(登録商標)BDF−SF等が挙げられる。
(b)成分の含有量は、ゲル状洗浄料中、0.01〜7質量%であり、好ましくは0.05〜3質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。(b)成分の含有量が0.01質量%未満であると、洗浄力、すっきり感が低下することがあり、7質量%を超えると、洗い流しやすさ、すっきり感、うるおい感が低下することがある。
(c)成分:グリセリン
(c)成分はグリセリンであり、精製されたグリセリン又は油脂及びグリセリン誘導体に由来する未精製のグリセリンのいずれも用いることができる。
(c)成分の含有量は、ゲル状洗浄料中、20〜70質量%であり、好ましくは30〜65質量%であり、特に好ましくは40〜60質量%である。(c)成分の含有量が20質量%未満であると、うるおい感が低下することがあり、常温及び40℃程度の高温環境下でのゲル状の保持が困難となることがある。また70質量%を超えても、量に見合った効果の向上が見られないことがある。
(d)成分:スクラブ剤
(d)成分はスクラブ剤である。スクラブ剤の平均粒子径は10〜500μmであり、好ましくは20〜300μm、特に好ましくは50〜250μm、さらに好ましくは70〜200μmである。(d)成分の平均粒子径が10μm未満の場合は、延び広げやすさ、洗浄力、すっきり感が低下することがあり、500μmを超える場合は、うるおい感が低下することがある。
なお、スクラブ剤の粒子径はレーザー回析散乱式粒度分布測定器によって測定することができ、スクラブ剤の平均粒子径はメジアン径(d50)を意味する。
(d)成分に用いられるスクラブ剤の具体例としては、通常の化粧料に用いられるものを用いることができ、例えば、結晶セルロース;マンナン;乳糖;海塩;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の炭化水素系高分子化合物;ナイロン等のポリアミド系高分子化合物;モモ核粉末、アンズ核粉末、くるみ殻粉末、アーモンド殻粉末、はしばみ殻粉末、オリーブ核粉末、アプリコット核粉末、サクランボ核粉末等の植物の葉、根、果実、茎等の由来物;海水乾燥物;キャンデリラワックス、水添ホホバワックス等の樹脂;及びこれらを単独で又は組み合わせて造粒した粒子等が挙げられる。
これらのうち、結晶セルロース、マンナン、乳糖、海塩、ポリエチレン、モモ核粉末、アンズ核粉末、くるみ殻粉末、水添ホホバワックスが好ましく、結晶セルロース及びマンナンが特に好ましい。
平均粒子径が10〜500μmの結晶セルロースの市販品としては、例えば、旭化成ケミカルズ(株)製のセオラスPH−101、セオラスPH−102、セオラスPH−200、セオラスPH−301、セルフィアCP−102、セルフィアCP−203等が挙げられる。また平均粒子径が10〜500μmのマンナンの市販品としては、例えば、清水化学(株)製のプロポールISLB、ホワイトプロポールISLB等が挙げられる。
(d)成分の含有量は、ゲル状洗浄料中、0.1〜5質量%であり、好ましくは0.3〜3質量%、特に好ましくは0.7〜2質量%である。(d)成分の含有量が0.1質量%未満であると、肌への延び広げやすさが低下することがあり、5質量%を超えると、うるおい感が低下することがある。
本発明のゲル状洗浄料において、(a)成分と(c)成分の各含有量(質量%)の積は、30〜65であり、好ましくは35〜60、特に好ましくは40〜55である。この値が30未満であると、洗浄料が柔らかいゲルとなるので、40℃程度の高温環境下でのゲル状の保持が困難になることがあり、65を超えると、固いゲルとなるので、延び広げやすさが低下することがある。
本発明のゲル状洗浄料には、本発明の性能を損なわない範囲で、通常の洗浄料に使用されている添加剤を配合することも可能である。例えば、高級アルコール、シリコーン誘導体、スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、レシチン、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル等の油性基剤;エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルカノールアミド等の非イオン性界面活性剤;アシルメチルタウリン塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、アミドエーテル硫酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤;カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等の水溶性高分子;pH調整剤としての酸及びアルカリ;殺菌剤;キレート剤;抗酸化剤;紫外線吸収剤;動植物由来の天然エキス;色素;香料等を配合することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例及び比較例で用いた(a)〜(d)及び(a)’〜(d)’成分には以下の市販品を用いた。
(a)成分:ι−カラギーナンカルシウム塩:三晶(株)製,ゲニュービスコPJ−JPE
(a)’成分:ι−カラギーナンナトリウム塩:三菱フーズ(株)製,ソアギーナMV201
(b)成分:2−ココイル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン:日油(株)製,ニッサンアノン(登録商標)GLM−R−LV(有効分27質量%、表1に記載の含有量は有効分換算量である。)、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:日油(株)製,ニッサンアノン(登録商標)BDF−SF(有効分31質量%、表1に記載の含有量は有効分換算量である。)
(b)’成分:モノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.):日光ケミカルズ(株)製,NIKKOL MYL―10、
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.):日油(株)製,ノニオン(登録商標)IST−221、
ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油:日油(株)製,ユニオックス(登録商標)HC−40
(c)成分:グリセリン:日油(株)製,RG−S
(c)’成分:ソルビトール:東和化成工業(株)製,ソルビットD−70、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル:Gattefoss▲e▼ s.a.s.製,トランスキトール CG、
ジプロピレングリコール:旭硝子(株)製,DGP−FC
(d)成分:結晶セルロース(平均粒子径170μm):旭化成ケミカルズ(株)製,セオラスPH−200、
結晶セルロース(平均粒子径230μm):旭化成ケミカルズ(株)製,セルフィアCP−203、
マンナン(平均粒子径280μm):清水化学(株)製,プロポール(登録商標)ISLB
(d)’成分:酸化チタン(平均粒子径0. 3μm):チタン工業(株)製,ST−710EC
〔実施例1〜7及び比較例1〜7〕
表1に示す各種成分を用いて下記の製造例に示した方法によりゲル状洗浄料を調製した。
<製造例>
常温の精製水に(c)成分(又は(c)’成分)を溶解した後、(a)成分(又は(a)’成分)を添加して、約80℃で(a)成分(又は(a)’成分)が均一溶解するまで混合した。その後、(b)成分(又は(b)’成分)を均一に溶解させ、(d)成分(又は(d)’成分)を添加して、均一に分散させた後、その他の成分を添加し、均一に溶解し、徐々に冷却してゲル状洗浄料を調製した。
得られたゲル状洗浄料について、(1)延び広げやすさ、(2)洗浄力、(3)洗い流しやすさ、(4)すっきり感、(5)うるおい感、(6)25℃でのゲルの状態、(7)40℃でのゲルの状態を下記の評価方法で判定した。なお、「◎」及び「○」の評価を合格と判定した。
(1)延び広げやすさ
10名の女性(20〜40代)をパネラーとして、ゲル状洗浄料を顔へ塗布し、顔全体へ10秒間マッサージするようになじませた際の延び広げやすさについて、下記の基準で判定した。
2点:非常に延び広げやすいと感じた場合。
1点:延び広げやすいと感じた場合。
0点:延び広げ難いと感じた場合。
10名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が16〜20点
○:合計点が11〜15点
△:合計点が6〜10点
×:合計点が0〜5点
(2)洗浄力
10名の女性(20〜40代)をパネラーとして、ゲル状洗浄料を顔へ塗布し、顔全体へ10秒間マッサージするようになじませた後、流水で十分にすすぎ、タオルで水分を拭き取った後の状態について、下記の基準で判定した。
2点:洗浄力が良好だと感じた場合。
1点:洗浄力がやや良好だと感じた場合。
0点:洗浄力がないと感じた場合。
10名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が16〜20点
○:合計点が11〜15点
△:合計点が6〜10点
×:合計点が0〜5点
(3)洗い流しやすさ
10名の女性(20〜40代)をパネラーとして、ゲル状洗浄料を顔へ塗布し、顔全体へ10秒間マッサージするようになじませた後、流水で十分にすすいだときの洗い流しやすさについて、下記の基準で判定した。
2点:非常に洗い流しやすいと感じた場合。
1点:洗い流しやすいと感じた場合。
0点:洗い流し難いと感じた場合。
10名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が16〜20点
○:合計点が11〜15点
△:合計点が6〜10点
×:合計点が0〜5点
(4)すっきり感
10名の女性(20〜40代)をパネラーとして、ゲル状洗浄料を顔へ塗布し、顔全体へ10秒間マッサージするようになじませた後、流水で十分にすすぎ、タオルで水分を拭き取った後の状態について、下記の基準で判定した。
2点:すっきり感があると感じた場合。
1点:すっきり感がややあると感じた場合。
0点:すっきり感が足りないと感じた場合。
10名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が16〜20点
○:合計点が11〜15点
△:合計点が6〜10点
×:合計点が0〜5点
(5)うるおい感
10名の女性(20〜40代)をパネラーとして、ゲル状洗浄料を顔へ塗布し、顔全体へ10秒間マッサージするようになじませた後、流水で十分にすすぎ、タオルで水分を拭き取った後の状態について、下記の基準で判定した。
2点:うるおい感があると感じた場合。
1点:うるおい感がややあると感じた場合。
0点:うるおい感が感じられなかった場合。
10名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が16〜20点
○:合計点が11〜15点
△:合計点が6〜10点
×:合計点が0〜5点
(6)25℃でのゲルの状態
口径5mmのチューブにゲル状洗浄料30gを充填して蓋を閉め、25℃の恒温槽に静置した。24時間後、恒温槽から取り出してチューブの口を下に向けながら、蓋を開けたときの状態について、下記の基準で判定した。
◎:中身が全く垂れなかった場合。
○:中身がチューブの口から垂れそうになった場合。
×:すぐに中身が垂れた場合。
(7)40℃でのゲルの状態
口径5mmのチューブにゲル状洗浄料30gを充填して蓋を閉め、40℃の恒温槽に静置した。24時間後、恒温槽から取り出してチューブの口を下に向けながら、蓋を開けたときの状態について、下記の基準で判定した。
◎:中身が全く垂れなかった場合。
○:中身がチューブの口から垂れそうになった場合。
×:すぐに中身が垂れた場合。
Figure 0006375860
なお、実施例及び比較例において、合計点が16〜20点の評価を受けたものについては、0点の評価をしたパネラーがいなかった。
本発明に係る実施例1〜7のゲル状洗浄料は、肌へ延び広げやすく、洗浄力が良好であり、洗い流しやすく、洗浄後の肌にすっきり感とうるおい感を与え、25℃程度の常温環境下のみならず、40℃程度の高温環境下でもゲル状態を保持することができた。
一方、比較例1〜7では、十分な性能が得られなかった。
比較例1のゲル状洗浄料は、(a)成分に代えてι−カラギーナンのナトリウム塩を含有するので、25℃でゲル状態を保持することができず、その他の評価を行わなかった。
比較例2のゲル状洗浄料は、(b)成分に代えてポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油を含有するので、洗い流しやすさ、すっきり感が低かった。
比較例3のゲル状洗浄料は、(c)成分の含有量が少なく、(a)成分と(c)成分の各含有量(質量%)の積が小さいので、うるおい感が低く、40℃でゲルの状態を保持することができなかった。
比較例4のゲル状洗浄料は、(c)成分に代えてジプロピレングリコールを含有するので、25℃でゲル状態を保持することができず、その他の評価を行わなかった。
比較例5のゲル状洗浄料は、(d)成分を含有しないので、延び広げやすさ、すっきり感が低かった。
比較例6のゲル状洗浄料は、(a)成分と(c)成分の各含有量(質量%)の積が小さいので、40℃でゲルの状態を維持できなかった。
比較例7のゲル状洗浄料は、(a)成分の含有量が少なく、(b)成分に代えてモノラウリン酸ポリエチレングリコール(10E.O.)及びモノイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)を含有し、(c)成分に代えてソルビトール及びジエチレングリコールモノエチルエーテルを含有し、(d)成分に代えて平均粒子径0.3μmの酸化チタンを含有するので、延び広げやすさ、洗い流しやすさ、すっきり感が低かった。

Claims (1)

  1. 下記(a)〜(d)成分を含有し、(a)成分と(c)成分の各含有量(質量%)の積が30〜65であることを特徴とするゲル状洗浄料。
    (a)成分:ι−カラギーナンカルシウム塩;0.6〜2質量%
    (b)成分:両性界面活性剤;0.01〜7質量%
    (c)成分:グリセリン;20〜70質量%
    (d)成分:平均粒子径10〜500μmのスクラブ剤;0.1〜5質量%
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