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JP6361465B2 - 伝送装置および冗長提供方法 - Google Patents

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JP6361465B2 JP2014218716A JP2014218716A JP6361465B2 JP 6361465 B2 JP6361465 B2 JP 6361465B2 JP 2014218716 A JP2014218716 A JP 2014218716A JP 2014218716 A JP2014218716 A JP 2014218716A JP 6361465 B2 JP6361465 B2 JP 6361465B2
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Description

本発明は、パス冗長を提供するネットワークにおいて使用される伝送装置および冗長提供方法に係わる。
近年、複数のネットワークを介して通信サービスを提供するネットワークシステムが普及している。このようなネットワークシステムでは、ネットワーク/ネットワークインタフェース(NNI)に中継装置が設けられる。また、ネットワークの信頼性を高くするため、冗長パスを提供する構成が提案されている。
図1は、複数のネットワークを介して通信サービスを提供するネットワークシステムの一例を示す。この例では、ネットワーク#1はエッジノード装置101を備え、ネットワーク#2はエッジノード装置102を備えている。端末111はエッジノード装置101に収容され、端末112はエッジノード装置102に収容されている。そして、中継装置121、122は、ネットワーク#1とネットワーク#2とを相互に接続する。
図1に示すネットワークシステムは、パス冗長を提供する。ここでは、中継装置121は現用パス(Work Path)を中継し、中継装置122は予備パス(Protection Path)を中継する。すなわち、ネットワーク#1においては、エッジノード装置101と中継装置121との間に現用パスWP1が設定され、エッジノード装置101と中継装置122との間に予備パスPP1が設定される。また、ネットワーク#2においては、エッジノード装置102と中継装置121との間に現用パスWP2が設定され、エッジノード装置102と中継装置122との間に予備パスPP2が設定される。そして、ネットワークシステムが通常の動作をしているときは(すなわち、ネットワークシステム内で障害が発生していないとき)、端末111と端末112との間のトラヒックは、現用パスWP1、中継装置121、現用パスWP2を介して伝送される。また、現用パスWP1または現用パスWP2に障害が発生したときは、端末111と端末112との間のトラヒックは、予備パスPP1、中継装置122、予備パスPP2を介して伝送される。
なお、下記の特許文献1〜5に関連技術が記載されている。
特開2002−57713号公報 特開2005−354592号公報 特開2008−219690号公報 特表2010−515316号公報 特表2013−535922号公報
複数のネットワークを介して通信サービスを提供するネットワークシステムにおいて、あるネットワークで障害が発生したときは、その障害の影響が他のネットワークに及ばないことが好ましい。例えば、相互に接続されるネットワークのドメインが異なる場合、ネットワーク毎にパスが管理されるので、あるドメイン内で発生した障害の影響が隣接ドメインに影響を及ぼすことは好ましくない。
ところが、図1に示すネットワークシステムでは、一方のネットワーク内で障害が発生したときに、その障害の影響が他方のネットワークに及ぶことになる。例えば、ネットワーク#1において現用パスWP1に障害が発生したときは、以下の手順で予備パスがアクティブ化される。
(1)エッジノード装置101は、現用パスWP1の障害を検出する。
(2)エッジノード装置101は、予備パスPP1を介して中継装置122へ障害を通知する。
(3)中継装置122は、予備パスPP2を介してエッジノード装置102へ障害を通知する。
(4)エッジノード装置102は、トラヒックを伝送するための経路を現用パスから予備パスに切替える。
(5)エッジノード装置102は、予備パスPP2を介して中継装置122へパス切替えを通知する。
(6)中継装置122は、トラヒックを伝送するための経路を現用パスから予備パスに切替える。
(7)中継装置122は、予備パスPP1を介してエッジノード装置101へパス切替えを通知する。
(8)エッジノード装置101は、トラヒックを伝送するための経路を現用パスから予備パスに切替える。
このように、上述の例では、ネットワーク#1で障害が発生すると、ネットワーク#2において障害が発生していないにもかかわらず、ネットワーク#2内で様々なメッセージが伝送される。また、ネットワーク#1だけでなく、ネットワーク#2においてもトラヒックの伝送経路が変更される。
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数のネットワークを含むネットワークシステムにおいて、あるネットワーク内で障害が発生したときに、他のネットワークにその障害の影響が及ぶことを抑制することである。
本発明の1つの態様の伝送装置は、第1のネットワークと第2のネットワークとの間で現用パスのトラヒックを中継する現用伝送装置を含むネットワークシステムにおいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの境界に設けられる。そして、この伝送装置は、前記第1のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第1の予備パス、前記第2のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第2の予備パス、および前記伝送装置と前記現用伝送装置との間に設けられるブリッジパスを収容するスイッチ回路と、前記現用パスの障害を表す第1の制御信号を前記第1のネットワークから受信したときに、前記第1の制御信号を前記現用伝送装置へ送信し、前記現用伝送装置から受信する、前記第1の制御信号に対応する第2の制御信号に応じて前記スイッチ回路を制御する信号処理部と、を有する。
上述の態様によれば、複数のネットワークを含むネットワークシステムにおいて、あるネットワーク内で障害が発生したときに、他のネットワークにその障害の影響が及ぶことが抑制される。
ネットワークシステムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパス切替えの一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる中継装置の一例を示す図である。 障害発生時のパス切替えシーケンスの一例を示す図である。 APS処理部の連携の一例を示す図である。 パス切替えの一例を示す図である。 障害が回復したときのパス切替えシーケンスの一例を示す図である。 他の実施形態に係わるネットワークシステムの例を示す図である。 第2の実施形態におけるパス切替えシーケンスの一例を示す図である。 第2の実施形態におけるAPS処理部の連携の一例を示す図である。 第2の実施形態におけるパス切替えの一例を示す図である。 現用系の中継装置の故障に対して冗長を提供するシーケンスの一例を示す図である。 第3の実施形態におけるAPS処理部の連携の一例を示す図である。 連携制御部の処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態のネットワークシステムの一例を示す図である。 第6の実施形態のネットワークシステムの一例を示す図である。 第7の実施形態のネットワークシステムの一例を示す図である。 第8の実施形態のネットワークシステムの一例を示す図である。
<第1の実施形態>
図2は、本発明の実施形態に係わるネットワークシステムの一例を示す。図2に示すネットワークシステムは、ネットワーク#1およびネットワーク#2を含む。ネットワーク#1は、エッジノード装置101を備える。エッジノード装置101は、クライアンント端末を収容することができる。同様に、ネットワーク#2は、エッジノード装置102を備える。エッジノード装置102も、クライアンント端末を収容することができる。
ネットワーク#1とネットワーク#2との境界には、中継装置1(1W、1P)が設けられている。そして、中継装置1W、1Pは、それぞれ、デュアルホーミング(または、DNI(Dual Node Interconnect))を提供する。
中継装置1Wは、エッジノード装置101、102間に設定される現用パス上に設けられている。すなわち、中継装置1Wは、エッジノード装置101、102間のトラヒックを中継する。なお、現用パスは、ネットワーク#1においてエッジノード装置101と中継装置1Wとの間に設定される現用パスWP1およびネットワーク#2においてエッジノード装置102と中継装置1Wとの間に設定される現用パスWP2から構成される。
上述の現用パスに対応する予備パスは、中継装置1Pを通過する。すなわち、ネットワーク#1において、現用パスWP1に対応する予備パスPP1は、エッジノード装置101と中継装置1Pとの間に設定される。また、ネットワーク#2において、現用パスWP2に対応する予備パスPP2は、エッジノード装置102と中継装置1Pとの間に設定される。なお、中継装置1Wおよび中継装置1Pは、物理リンクを介して互いに接続されている。
エッジノード装置101、102、中継装置1W、1Pは、いずれも伝送装置の一例である。また、現用パスWP1、現用パスWP2、予備パスPP1、予備パスPP2には、それぞれ、1または複数の伝送装置が設けられていてもよい。
上記構成のネットワークシステムにおいて、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、現用パスWP1、WP2を介して伝送される。ただし、現用パスまたは中継装置1Wにおいて障害が発生すると、このトラヒックは、予備パスを利用して伝送されるようになる。すなわち、現用系で障害が発生すると、少なくとも一部の区間において、現用パスから予備パスへの切替えが実行される。パス切替え機能は、この実施例では、自動プロテクション切替(APS:Automatic Protection Switching)により実現される。APSは、ITU-T G.8031に記載されている。
APS処理は、ネットワーク毎に、予備パス上で実行される。したがって、図2に示すネットワークシステムでは、エッジノード装置101と中継装置1Pとの間に設定されている予備パスPP1上でAPS#1aが実行される。APS#1aは、エッジノード装置101および中継装置1PにそれぞれAPS機能を提供するプログラム(以下、APSプログラム)を実装することにより実現される。同様に、エッジノード装置102と中継装置1Pとの間に設定されている予備パスPP2上でAPS#2aが実行される。APS#2aは、エッジノード装置102および中継装置1PにそれぞれAPSプログラムを実装することにより実現される。
さらに、中継装置1W、1P間において、必要に応じて、APS処理(APS#1b、APS#2b)が実行される。APS#1bは、中継装置1W、1PにそれぞれAPSプログラムを実装することにより実現され、APS#2aに従属して動作する。また、APS#2bは、中継装置1W、1PにそれぞれAPSプログラムを実装することにより実現され、APS#1aに従属して動作する。
図3は、本発明の実施形態に係わるパス切替えの一例を示す。ここでは、図3(a)に示すように、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、現用パスWP1、WP2を介して伝送されているものとする。そして、図3(b)に示すように、現用パスWP1において障害が発生する。この場合、エッジノード装置101において現用パスWP1の障害が検出される。なお、以下の記載では、中継装置1W、1P間の物理リンクにブリッジパスBPが設定されているものとする。
エッジノード装置101において現用パスWP1の障害が検出されると、APS#1aによりその障害が中継装置1Pに通知される。そうすると、中継装置1Pにおいて、APS#1aに従属するAPS#2bが起動され、APS#2bによりその障害が中継装置1Wに通知される。
中継装置1Wにおいて、APS#2bは、現用パスWP2をブリッジパスBPに接続する。中継装置1Wにおけるパス切替えは、APS#2bにより中継装置1Pに通知される。そうすると、中継装置1Pにおいて、APS#2bは、予備パスPP1をブリッジパスBPに接続する。或いは、中継装置1Pにおいて、APS#1aは、予備パスPP1をブリッジパスBPに接続してもよい。中継装置1Pにおけるパス切替えは、APS#1aによりエッジノード装置101に通知される。そして、エッジノード装置101において、APS#1aは、現用パスWP1から予備パスPP1への切替えを実行する。この結果、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、図3(c)に示すように、予備パスPP1、ブリッジパスBP、現用パスWP2を介して伝送されるようになる。
このように、図3に示す例では、ネットワーク#1において障害が発生したときに、その障害に係わる制御信号またはメッセージはネットワーク#2において伝送されない。また、ネットワーク#1において障害が発生しても、ネットワーク#2においてトラヒックが流れる経路は変わらない。すなわち、ネットワーク#1で障害が発生したときに、その障害の影響はネットワーク#2には及ばない。
図4は、本発明の実施形態に係わる中継装置の一例を示す。以下では、中継装置1が図2または図3に示す中継装置1Pであるものとして説明する。ただし、現用系で使用される中継装置1Wおよび予備系で使用される中継装置1Pの構成は、互いに実質的に同じである。
中継装置1は、送受信器11#1〜11#3、分離/多重部12#1〜12#3、挿入/抽出部13#1〜13#3、スイッチ回路14、接続判定部15、APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2b、連携制御部17を備える。なお、ネットワークシステム内に複数の仮想LANが設定されるときは、中継装置1は、複数セットの挿入/抽出部13#1〜13#3、複数のスイッチ回路14、複数セットのAPS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2b、及び複数の連携制御部17を備えるようにしてもよい。また、中継装置1は、回線#1〜#3を収容している。回線#1には、図2または図3に示す予備パスPP1が設定される。回線#2には、図2または図3に示す予備パスPP2が設定される。回線#3には、図2または図3に示すブリッジパスBPが設定される。
送受信器11#1は、回線#1から信号を受信し、回線#1へ信号を送信する。分離/多重部12#1は、送受信器11#1が受信した信号を仮想LAN毎に分離する。また、分離/多重部12#1は、回線#1へ送信する各仮想LANの信号を多重化する。なお、以下の記載では、ある1つの仮想LANに注目して説明する。挿入/抽出部13#1は、送受信器11#1が受信した信号からAPSメッセージを抽出してAPS処理部16#1aに渡す。また、挿入/抽出部13#1は、APS処理部16#1aにより生成されるAPSメッセージを回線#1への送信信号に挿入する。
送受信器11#2、分離/多重部12#2、挿入/抽出部13#2の動作は、送受信器11#1、分離/多重部12#1、挿入/抽出部13#1と実質的に同じである。即ち、送受信器11#2は、回線#2から信号を受信し、回線#2へ信号を送信する。分離/多重部12#2は、送受信器11#2が受信した信号を仮想LAN毎に分離する。また、分離/多重部12#2は、回線#1へ送信する各仮想LANの信号を多重化する。挿入/抽出部13#2は、送受信器11#2が受信した信号からAPSメッセージを抽出してAPS処理部16#2aに渡す。また、挿入/抽出部13#2は、APS処理部16#2aにより生成されるAPSメッセージを回線#2への送信信号に挿入する。
送受信器11#3、分離/多重部12#3、挿入/抽出部13#3の動作は、送受信器11#1、分離/多重部12#1、挿入/抽出部13#1と実質的に同じである。即ち、送受信器11#3は、回線#3から信号を受信し、回線#3へ信号を送信する。分離/多重部12#3は、送受信器11#3が受信した信号を仮想LAN毎に分離する。また、分離/多重部12#3は、回線#3へ送信する各仮想LANの信号を多重化する。挿入/抽出部13#3は、送受信器11#3が受信した信号からAPSメッセージを抽出してAPS処理部16#1bまたはAPS処理部16#2bに渡す。また、挿入/抽出部13#2は、APS処理部16#1bまたはAPS処理部16#2bにより生成されるAPSメッセージを回線#3への送信信号に挿入する。
スイッチ回路14は、予備パスPP1、予備パスPP2、およびブリッジパスBPを収容する。スイッチ回路14は、スイッチSW#1〜SW#3を含み、予備パスPP1、予備パスPP2、ブリッジパスBPを選択的に接続する。スイッチSW#1は、指定された動作状態に応じて、予備パスPP1をスイッチSW#2またはスイッチSW#3に接続する。スイッチSW#2は、指定された動作状態に応じて、予備パスPP2をスイッチSW#1またはスイッチSW#3に接続する。スイッチSW#3は、回線#3を解して受信する信号を、指定された動作状態に応じて、スイッチSW#1またはスイッチSW#2に導く。また、スイッチSW#3は、回線#1を介して受信する信号および回線#2を介して受信する信号を回線#3へ導くことができる。
接続判定部15は、中継装置1が回線#3を収容しているか否かを判定する。或いは、接続判定部15は、回線#3にブリッジパスBPが設定されているか否かを判定する。そして、中継装置1が回線#3を収容していないとき、又は、ブリッジパスBPが設定されていないときは、接続判定部15は、スイッチSW#1およびスイッチSW#2の設定を変更する。ただし、第1の実施形態では、中継装置1が回線#3を収容しており、回線#3にブリッジパスBPが設定されているものとする。
APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2bは、それぞれ、プロセッサでAPSプログラムを実行することにより実現される。APSプログラムは、APSの手順を記述している。この場合、APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2bは、1つのプロセッサで実現されるようにしてもよいし、複数のプロセッサで実現されるようにしてもよい。或いは、各APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2bの機能の一部は、ハードウェア回路で実現されてもよい。
APS手順は、現用パスの障害を検出したときに、その障害を表す信号(例えば、後述するSFメッセージ)を対向装置へ送信する手順を含む。また、APS手順は、動作状態を要求する信号(例えば、後述するRRメッセージ)を対向装置へ返送する手順を含む。
APS処理部16#1aは、予備パスPP1の端部に位置する伝送装置(図2に示す例では、エッジノード装置101)に設けられているAPS処理部との間でメッセージを送信および受信することによりAPS機能を提供する。また、APS処理部16#2aは、予備パスPP2の位置する伝送装置(図2に示す例では、エッジノード装置102)に設けられているAPS処理部との間でメッセージを送信および受信することによりAPS機能を提供する。
APS処理部16#1bおよびAPS処理部16#2bは、ブリッジパスBPの端部に位置する伝送装置(図2に示す例では、中継装置1W)に設けられているAPS処理部との間でメッセージを送信および受信することによりAPS機能を提供する。ただし、APS処理部16#1bは、連携制御部17の制御の下で、APS処理部16#2aに従属して動作する。そして、APS処理部16#2a、16#1bは、APS手順に従って、スイッチ回路14のスイッチSW#2およびスイッチSW#3を制御することができる。一方、APS処理部16#2bは、連携制御部17の制御の下で、APS処理部16#1aに従属して動作する。そして、APS処理部16#1a、16#2bは、APS手順に従って、スイッチ回路14のスイッチSW#1およびスイッチSW#3を制御することができる。
連携制御部17は、APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2bを連携して動作させることができる。このとき、連携制御部17は、受信したAPSメッセージおよび自装置の状態に応じて、APS処理部16#1a、16#1b、16#2a、16#2bの連携を実行する。
図5は、障害発生時のパス切替えシーケンスの一例を示す。ここでは、図3(b)に示すように、エッジノード装置101と中継装置1Wとの間の現用パスWP1において障害が発生するものとする。なお、図5において各メッセージに対して付与されている2つの数字(i,j)は、伝送装置の状態を表している。iは、メッセージの宛先に対して要求する状態を表す。jは、自装置の状態を表す。例えば、中継装置1Pからエッジノード装置101へ伝送されるRRメッセージ(1,1)は、「エッジノード装置101に対して状態1を要求する」および「中継装置1Pは状態1で動作している」を表す。
現用パスWP1の障害が発生する前は、エッジノード装置101から中継装置1PへNR(No Request)メッセージが送信され、中継装置1Pからエッジノード装置101へNRメッセージが送信される。なお、エッジノード装置101と中継装置1Pとの間のAPS手順は、エッジノード装置101のAPS処理部および中継装置1PのAPS処理部16#1aにより実行される。
同様に、エッジノード装置102から中継装置1PへNRメッセージが送信され、中継装置1Pからエッジノード装置102へNRメッセージが送信される。エッジノード装置102と中継装置1Pとの間のAPS手順は、エッジノード装置102のAPS処理部および中継装置1PのAPS処理部16#2aにより実行される。このとき、APS処理部16#1aおよびAPS処理部16#2aは、互いに独立して動作する。すなわち、エッジノード装置101と中継装置1Pとの間のAPS手順、およびエッジノード装置102と中継装置1Pとの間のAPS手順は、互いに独立して実行される。
現用パスWP1において障害が発生すると、エッジノード装置101のAPS処理部がその障害を検出する。そうすると、エッジノード装置101は、この障害を中継装置1Pに通知するために、中継装置1PへSF(Signal Fail)メッセージを送信する。
中継装置1Pにおいて、APS処理部16#1aは、エッジノード装置101から送信されたSFメッセージを受信する。そうすると、APS処理部16#1aは、SFメッセージを受信した旨を連携制御部17に通知する。
図6は、APS処理部の連携の一例を示す。連携制御部17は、APS処理部#1aがSFメッセージを受信したときは、中継装置1Pの状態に基づいて決まるAPS処理部を呼び出す。この実施例では、中継装置1Pは、回線#3を介して中継装置1Wに接続されている。この場合、連携処理部17は、APS処理部16#1aに従属するAPS処理部16#2bを呼び出す。そして、連携処理部17は、APS処理部16#1aが受信したSFメッセージをAPS処理部16#2bに渡す。なお、中継装置1Pが中継装置1Wに接続されていないときは、後述する第2の実施形態で説明するが、連携制御部17は、APS処理部#1aとAPS処理部#2aとを連携させる。
APS処理部16#2bは、中継装置1WのAPS処理部との間でAPS手順を実行する。ここで、中継装置1Wおよび中継装置1Pは、実質的に同じ構成であるものとする。この場合、図6に示すように、中継装置1PのAPS処理部16#2bは、中継装置1WのAPS処理部16#2bとの間でAPS手順を実行する。
中継装置1PのAPS処理部16#2bは、図5に示すように、中継装置1WへSFメッセージを送信する。中継装置1Wは、このSFメッセージに応じて、中継装置1Wの動作状態を「0:Work」から「1:Protection」に切り替える。そして、中継装置1Wは、中継装置1PへRR(Reverse Request)メッセージを送信する。このRRメッセージは、中継装置1Pに対して「状態1」を要求する情報を含む。
中継装置1Pにおいて、RRメッセージを受信したAPS処理部16#2bは、中継装置1Pの動作状態を「0」から「1」に切り替える。また、APS処理部16#2bは、中継装置1WからRRメッセージを受信した旨を連携制御部17に通知する。そして、連携制御部17は、APS処理部16#2bが受信したRRメッセージをAPS処理部16#1aに渡す。
このように、APS処理部#1aがネットワーク#1から現用パス#1の障害を表すSFメッセージを受信すると、中継装置1Wと中継装置1Pとの間で実行されるAPS手順が呼び出される。そして、中継装置1Wと中継装置1Pとの間で実行されるAPS手順により、中継装置1Wおよび中継装置1Pの動作状態を制御が制御される。
APS処理部16#1aは、エッジノード装置101へRRメッセージを送信する。そして、エッジノード装置101は、このRRメッセージに応じて、エッジノード装置101の動作状態を「0」から「1」に切り替える。すなわち、中継装置1Pの動作状態が切り替えられた後に、中継装置1Pとエッジノード装置101との間で実行されるAPS手順により、エッジノード装置101の動作状態を制御が制御される。この後、エッジノード装置101から中継装置1PへSFメッセージが送信され、中継装置1Pからエッジノード装置101へSFメッセージが送信される。
エッジノード装置102と中継装置1Pとの間では、上述の障害が検出された後であっても、エッジノード装置102から中継装置1PへNRメッセージが送信され、中継装置1Pからエッジノード装置102へNRメッセージが送信される。すなわち、エッジノード装置102と中継装置1Pとの間で伝送されるAPSメッセージは、障害が発生する前と同じである。このように、ネットワーク#1において障害が発生したときに、その障害の影響は、ネットワーク#2には及ばない。
図5に示すシーケンスにおいて、中継装置1Wは、中継装置1Pから受信するSFメッセージに応じて中継装置1Wの動作状態を切り替える。このとき、中継装置1Wは、障害が発生していないネットワークに接続されているスイッチの状態を切り替える。この例では、ネットワーク#1において現用パスWP1の障害が発生している。したがって、中継装置1Wにおいて、ネットワーク#2に接続されているスイッチSW#1の状態が「0」から「1」に切り替えられる。すなわち、ネットワーク#2に設定されている現用パスWP2は、中継装置1W、1P間に設定されているブリッジパスBPに接続される。
また、中継装置1Pは、中継装置1Wから受信するRRメッセージに応じて中継装置1Pの動作状態を切り替える。このとき、中継装置1Pは、障害が発生したネットワークに接続されているスイッチの状態を切り替える。この例では、ネットワーク#1において現用パスWP1の障害が発生している。したがって、中継装置1Pにおいて、ネットワーク#1に接続されているスイッチSW#1の状態が「0」から「1」に切り替えられる。すなわち、ネットワーク#1に設定されている予備パスPP1は、中継装置1W、1P間に設定されているブリッジパスBPに接続される。この結果、予備パスPP1は、ブリッジパスBPを介して現用パスWP2に接続されることになる。
図7は、パス切替えの一例を示す。図7(a)は、障害が発生していないときのトラヒックの伝送経路を示している。障害が発生していないときは、エッジノード装置101、102の動作状態は「0」である。また、各中継装置1W、1Pにおいて、スイッチSW#1およびスイッチSW#2の状態は、いずれも「0」である。この場合、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、現用パスWP1および現用パスWP2を介して伝送される。
図7(b)は、ネットワーク#1において現用パスWP1の障害が発生したときのトラヒックの伝送経路を示している。現用パスWP1の障害が発生すると、図5〜図6を参照しながら説明したAPS手順により、中継装置1PのスイッチSW#1の状態が「0」から「1」に切り替えられ、中継装置1WのスイッチSW#1の状態が「0」から「1」に切り替えられる。このとき、各中継装置1W、1Pにおいて、スイッチSW#3は、ポート#1の信号を選択するように制御される。この結果、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、予備パスPP1、ブリッジパスBP、および現用パスWP2を介して伝送されることになる。
なお、上述の実施例では、中継装置1Pが中継装置1WからRRメッセージを受信したときに、APS処理部#2bがスイッチSW#1の状態を切り替えているが、本発明はこの方法に限定されるものではない。例えば、中継装置1Pが中継装置1WからRRメッセージを受信したときに、APS処理部#2bと連携するAPS処理部#1aがスイッチSW#1の状態を切り替えるようにしてもよい。
図8は、障害が回復したときのパス切替えシーケンスの一例を示す。ここでは、図5に示すシーケンスの後に、現用パスWP1の障害が回復したものとする。
現用パスWP1の障害が回復すると、エッジノード装置101のAPS処理部がその回復を検出する。そうすると、エッジノード装置101は、この回復を中継装置1Pに通知するために、中継装置1PへWTR(Wait to Restore)メッセージを送信する。また、エッジノード装置101は、復旧タイマを起動する。そして、この復旧タイマが満了すると、エッジノード装置101の動作状態は「1」から「0」に戻る。
中継装置1Pにおいて、APS処理部16#1aは、エッジノード装置101から送信されたWTRメッセージを受信する。そうすると、APS処理部16#1aは、WTRメッセージを受信した旨を連携制御部17に通知する。また、APS処理部16#1aは、復旧タイマを起動する。そして、この復旧タイマが満了したときに、中継装置1Pの動作状態は「1」から「0」に戻る。このとき、APS処理部16#1aは、スイッチ回路14のスイッチSW#1の状態を「1」から「0」に切り替える。
連携制御部17は、図8に示すように、APS処理部16#1aに従属するAPS処理部16#2bを呼び出す。そして、連携制御部17は、APS処理部16#1aが受信したWTRメッセージをAPS処理部16#2bに渡す。APS処理部16#2bは、中継装置1WへWTRメッセージを送信する。中継装置1Wは、WTRメッセージを受信すると、復旧タイマを起動する。そして、この復旧タイマが満了したときに、中継装置1Wの動作状態は「1」から「0」に戻る。この結果、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、図7(a)に示すように、現用パスWP1および現用パスWP2を介して伝送されるようになる。
なお、現用パスWP1の障害が発生した後に、さらに現用パスWP2の障害が発生したときは、以下のようにして冗長が提供される。すなわち、現用パスWP1の障害が発生したときは、図6に示すようにAPS処理部#1aおよびAPS処理部#2bが連携し、図7(b)に示す冗長パスが提供される。続いて、現用パスWP2の障害が発生すると、エッジノード装置102から中継装置1PへSF信号が送信される。このとき、中継装置1Pは、予備回線PP1のトラヒックをブリッジパスBPへ導いている。この場合、中継装置1Pの連携制御部17は、APS処理部#1aとAPS処理部#2bとの間の連携を解消し、APS処理部#1aとAPS処理部#2aとの間の連携を実行する。そうすると、APS処理部#1aおよびAPS処理部#2aは、スイッチSW#1およびスイッチSW#2の状態を「0」に制御する。この結果、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、予備パスPP1および予備パスPP2を介して伝送されるようになる。
<第2〜第4の実施形態>
図9は、他の実施形態に係わるネットワークシステムの例を示す。図9(a)に示す第2の実施形態では、中継装置1Wは、ネットワーク#1の現用パスWP1およびネットワーク#2の現用パスWP2を収容し、中継装置1Pは、ネットワーク#1の予備パスPP1およびネットワーク#2の予備パスPP2を収容する。ただし、中継装置1Wおよび中継装置1Pは、互いに接続されていない。
図9(b)に示す第3の実施形態では、ドメイン毎に中継装置が設けられる。即ち、ネットワーク#1の現用パスWP1は中継装置1W#1に収容され、ネットワーク#2の現用パスWP2は中継装置1W#2に収容されている。そして、中継装置1W#1および中継装置1W#2は、互いに接続されている。同様に、ネットワーク#1の予備パスPP1は中継装置1P#1に収容され、ネットワーク#2の予備パスPP2は中継装置1P#2に収容されている。そして、中継装置1P#1および中継装置1P#2は、互いに接続されている。
図9(c)に示す第4の実施形態の構成は、図9(b)に示す第3の実施形態と類似している。ただし、第4の実施形態では、ネットワーク#1側に設けられている中継装置1W#1および中継装置1P#1は互いに接続されており、ネットワーク#2側に設けられている中継装置1W#2および中継装置1P#2は互いに接続されている。中継装置1W#1と中継装置1P#1との間にはブリッジパスBP#1が設定され、中継装置1W#2と中継装置1P#2との間にはブリッジパスBP#2が設定されている。
第2〜第4の実施形態において、各中継装置は、図4に示す構成により実現され得る。以下では、図4に示す中継装置を利用して第2〜第4の実施形態を実現する実施例を記載する。
図9(a)に示す第2の実施形態において、現用パスWP1の障害が発生すると、図10に示すAPS手順により冗長が提供される。すなわち、エッジノード装置101は、現用パスWP1の障害を検出すると、SFメッセージを中継装置1Pへ送信する。中継装置1Pにおいて、APS処理部16#1aは、エッジノード装置101から送信されたSFメッセージを受信する。そうすると、APS処理部16#1aは、SFメッセージを受信した旨を連携制御部17に通知する。
図11は、第2の実施形態におけるAPS処理部の連携の一例を示す。なお、第2の実施形態では、中継装置1Pは、中継装置1Wに接続されていない。この場合、接続判定部15は、スイッチ回路14内のスイッチSW#1およびスイッチSW#2の設定を変更する。具体的には、スイッチSW#1は、状態0のときに予備パスPP1をスイッチSW#3に接続し、状態1のときに予備パスPP1をスイッチSW#2に接続するように設定される。同様に、スイッチSW#2は、状態0のときに予備パスPP2をスイッチSW#3に接続し、状態1のときに予備パスPP2をスイッチSW#1に接続するように設定される。
また、中継装置1Pに中継装置1Wが接続されていないときは、連携制御部17は、APS処理部16#1aおよびAPS処理部16#2aを相互に連携させる。以降、APS処理部16#1aが予備パスPP1を介して受信したAPSメッセージはAPS処理部16#2aへ転送され、APS処理部16#2aが予備パスPP2を介して受信したAPSメッセージはAPS処理部16#1aへ転送される。
図10の説明に戻る。APS処理部16#2aは、APS処理部16#1aからSFメッセージを受け取ると、スイッチSW#2の状態を「0」から「1」へ切り替える。そして、APS処理部16#2aは、SFメッセージをエッジノード装置102へ送信する。
エッジノード装置102は、受信したSFメッセージに応じてエッジノード装置102の動作状態を「0」から「1」へ切り替える。そして、エッジノード装置102は、RRメッセージを中継装置1Pへ送信する。このRRメッセージは、APS処理部16#2aにより受信され、APS処理部16#1aへ渡される。そうすると、APS処理部16#1aは、スイッチSW#1の状態を「0」から「1」へ切り替え、RRメッセージをエッジノード装置101へ送信する。そして、エッジノード装置101は、受信したRRメッセージに応じてエッジノード装置101の動作状態を「0」から「1」へ切り替える。
図12は、第2の実施形態において冗長パスを利用したトラヒック伝送経路の切替えの例を示す。図12(a)は、障害が発生していないときのトラヒックの伝送経路を示している。障害が発生していないときは、エッジノード装置101、102の動作状態はいずれも「0」である。また、中継装置1Pにおいて、スイッチSW#1およびスイッチSW#2の状態は「0」である。この場合、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、現用パスWP1および現用パスWP2を介して伝送される。
図12(b)は、ネットワーク#1において現用パスWP1の障害が発生したときのトラヒックの伝送経路を示している。現用パスWP1の障害が発生すると、図10〜図11を参照しながら説明したAPS手順により、中継装置1PのスイッチSW#1およびスイッチSW#2の状態がそれぞれ「0」から「1」に切り替えられる。この結果、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、予備パスPP1および予備パスPP2を介して伝送されることになる。
中継装置1W、1P間が接続されている第1の実施形態では、図7に示すように、予備パスPP1、ブリッジパスBP、及び現用パスWP2を介してエッジノード装置101、102間のトラヒックが伝送される。一方、中継装置1W、1P間が接続されていない第2の実施形態では、図12に示すように、予備パスPP1および予備パスPP2を介してエッジノード装置101、102間のトラヒックが伝送される。ただし、図5および図10に示すように、エッジノード装置101と中継装置1Pとの間で実行されるAPS手順は、第1の実施形態および第2の実施形態において同じである。すなわち、エッジノード装置(ここでは、エッジノード装置101)は、中継装置の実装形態の違いを意識することなく、2フェーズのAPS手順で冗長を提供することができる。或いは、障害が発生したネットワーク(ここでは、ネットワーク#1)においては、中継装置の実装形態が異なっていても、同じ2フェーズのAPS手順で冗長を提供できる。
図13は、現用系の中継装置の故障に対して冗長を提供するシーケンスの一例を示す。現用系の中継装置(すなわち、中継装置1W)が故障すると、エッジノード装置101およびエッジノード装置102がそれぞれ障害を検出する。この場合、エッジノード装置101およびエッジノード装置102は、それぞれ、中継装置1PへSFメッセージを送信する。ただし、エッジノード装置101およびエッジノード装置102は、互いに独立して、中継装置1PへSFメッセージを送信する。このため、中継装置1Pにおいて、エッジノード装置101からのSFメッセージが到着する時刻と、エッジノード装置102からのSFメッセージが到着する時刻とは、異なっていることがある。
中継装置1Pにおいて、SFメッセージを受信したAPS処理部は、ガードタイマを起動する。図13に示す例では、先にSFメッセージを受信したAPS処理部16#1aがガードタイマを起動する。そして、APS処理部16#2aは、ガードタイマの動作中にSFメッセージを受信する。この場合、連携制御部17は、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとを連携させない。すなわち、APS処理部16#1aおよびAPS処理部16#2aは、互いに独立してAPS手順を実行する。
すなわち、APS処理部16#1aは、スイッチSW#1の状態を「0」から「1」へ切り替えた後、エッジノード装置101へRRメッセージを送信する。そして、エッジノード装置101は、受信したRRメッセージに応じてエッジノード装置101の動作状態を「0」から「1」へ切り替える。同様に、APS処理部16#2aは、スイッチSW#2の状態を「0」から「1」へ切り替えた後、エッジノード装置102へRRメッセージを送信する。そして、エッジノード装置102は、受信したRRメッセージに応じてエッジノード装置102の動作状態を「0」から「1」へ切り替える。これらのAPS手順の結果、図12(b)と同様に経路が実現される。
なお、現用系の中継装置が故障したときに冗長を提供するシーケンスは、第1および第2の実施形態において実質的に同じである。すなわち、第1の実施形態において、中継装置1Pがエッジノード装置101、102の双方から所定の期間内にSFメッセージを受信したときは、連携制御部17は、APS処理部#1bおよび/またはAPS処理部#2bを呼び出さない。よって、この場合も、エッジノード装置101のAPS処理部と中継装置1PのAPS処理部#1aとの間で実行されるAPS手順により、現用パスWP1が予備パスPP1に切り替えられ、エッジノード装置102のAPS処理部と中継装置1PのAPS処理部#2aとの間で実行されるAPS手順により、現用パスWP2が予備パスPP2に切り替えられる。
図14は、図9(b)に示す第3の実施形態におけるAPS処理部の連携の例を示す。第3の実施形態では、現用パスWP1の障害に起因してエッジノード装置101から中継装置1P#1にSFメッセージが送信されると、APS処理部16#1aは、SFメッセージを受信した旨を連携制御部17に通知する。連携制御部17は、図11に示す第2の実施形態と同様に、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとを連携させる。ここで、この例では、中継装置1P#1のAPS処理部16#2aと中継装置1P#2のAPS処理部16#1aとの間に、予め専用チャネルが設定されている。この専用チャネルは、APSメッセージを相互に伝送することができる。したがって、中継装置1P#1のAPS処理部16#1aにより受信されたSFメッセージは、中継装置1P#1のAPS処理部16#2aを介して中継装置1P#2のAPS処理部16#1aに転送される。
中継装置1P#2においても、連携制御部17は、図11に示す第2の実施形態と同様に、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとを連携させる。よって、上述のSFメッセージは、中継装置1P#2のAPS処理部16#2aに転送される。そして、このAPS処理部16#2aが、エッジノード装置102へSFメッセージを送信する。これにより、エッジノード装置102の動作状態が「0」から「1」へ切り替えられる。
一方、エッジノード装置102から送信されるRRメッセージは、中継装置1P#2のAPS処理部16#2a、中継装置1P#2のAPS処理部16#1a、中継装置1P#1のAPS処理部16#2aを介して、中継装置1P#1のAPS処理部16#1aへ転送される。このとき、中継装置1P#2のAPS処理部16#2aは、中継装置1P#2のスイッチSW#2の状態を「0」から「1」へ切り替える。また、中継装置1P#1のAPS処理部16#1aは、中継装置1P#1のスイッチSW#1の状態を「0」から「1」へ切り替える。なお、中継装置1P#1のスイッチSW#2および中継装置1P#2のスイッチSW#1の状態は、「0」の固定されているものとする。
さらに、中継装置1P#1のAPS処理部16#1aは、エッジノード装置101へRRメッセージを送信する。これにより、エッジノード装置101の動作状態が「0」から「1」へ切り替えられる。
図9(c)に示す第4の実施形態において冗長を提供する方法は、実質的に第1の実施形態と同様である。すなわち、図9(c)の現用パスWP1の障害が発生したときは、中継装置1P#1および中継装置1W#1が、第1の実施形態の中継装置1Pおよび中継装置1Wと同様の動作を行うことにより、冗長が提供される。この場合、中継装置1P#2および中継装置1W#2は、障害に起因する処理を行う必要はない。一方、図9(c)の現用パスWP2の障害が発生したときは、中継装置1P#2および中継装置1W#2が、第1の実施形態の中継装置1Pおよび中継装置1Wと同様の動作を行うことにより、冗長が提供される。この場合、中継装置1P#1および中継装置1W#1は、障害に起因する処理を行う必要はない。
なお、第4の実施形態においては、中継装置1P#1および中継装置1W#1は、APS処理部16#2bを備えていなくてもよい。また、中継装置1P#2および中継装置1W#2は、APS処理部16#1bを備えていなくてもよい。
<フローチャート>
図15は、中継装置1Pに設けられる連携制御部17の処理を示すフローチャートである。以下では、APS処理部16#1aが予備パスPP1からAPSメッセージを受信したときの処理を記載する。また、図15に示すフローチャートにおいて、1a、2a、1b、2bは、それぞれAPS処理部16#1a、APS処理部16#2a、APS処理部16#1b、APS処理部16#2bを表す。
S1において、連携制御部17は、APS処理部16#1aが新たな要求信号を受信したことを認識する。この要求信号は、図5、図8、図10、図13に示すAPSメッセージ(例えば、SFメッセージ)を含む。そして、連携制御部17は、中継装置1Pの動作状態を遷移させる必要があると判定するものとする。なお、中継装置1Pの動作状態を遷移させる必要がないと判定した場合(例えば、NRメッセージを受信した場合)は、連携制御部17は、図15に示すフローチャートの処理を終了する。
S2において、連携制御部17は、ガードタイマを起動する。或いは、APS処理部#1aがガードタイマを起動し、連携制御部17がそのガードタイマをモニタするようにしてもよい。そして、ガードタイマが満了する前にAPS処理部16#2aが新たな要求信号を受信したときは、連携制御部17は、APS処理間の連携を行うことなく、図15に示すフローチャートの処理を終了する。例えば、図13に示すように、現用系の中継装置1Wが故障したときは、APS処理部16#1aおよびAPS処理部16#2aがそれぞれSFメッセージを受信するので、以降、APS処理部16#1aおよびAPS処理部16#2aは、互いに独立してAPS手順を実行する。
S3において、連携制御部17は、予備パスPP1のトラヒックがポート#3を介して伝送されているか判定する。なお、ポート#3は、現用系の中継装置1Wに接続されるブリッジパスBPを収容する。そして、予備パスPP1のトラヒックがポート#3を介して伝送されていないときは、連携制御部17の処理はS4へ進む。
S4〜S5において、連携制御部17は、APS処理部16#2aの状態を確認する。そして、APS処理部16#2aの状態を遷移させる必要があると判定したときは、連携制御部17は、S6において、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとの連携を実行する。例えば、図10〜図12に示す実施例では、S5において「Yes」と判定され、S6においてAPS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとの連携が実行される。
APS処理部16#2aの状態を遷移させる必要がないと判定したときは(S5:No)、連携制御部17は、APS処理部16#2aにアクセスしない。この場合、連携制御部17は、S7において、中継装置1Pの動作状態および受信したAPSメッセージ基づいて、APS処理部16#1bまたはAPS処理部16#2bをアクティブにする。そして、S8において、連携制御部17は、S7でアクティブにしたAPS処理部との連携を実行する。例えば、図5〜図7に示す実施例では、S8において、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2bとの連携が実行される。また、現用パスWP1および現用パスWP2の障害が発生した後に、現用パスWP1のみが回復したときは、APS処理部#1aがWTRメッセージ受信し、連携制御部17は、S8において、APS処理部16#2aとAPS処理部16#1bとの連携を実行する。
予備パスPP1のトラヒックがポート#3を介して伝送されているときは(S3:Yes)、連携制御部17の処理はS11へ進む。S11〜S12において、連携制御部17は、APS処理部16#1bおよびAPS処理部16#2bの状態を確認する。そして、APS処理部16#1bがアクティブであるときは、S13において連携制御部17は、ポート#3を非アクティブ化すると共に、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとの連携を実行する。例えば、現用パスWP2の障害に起因して、エッジノード間のトラヒックが現用パスWP1、ブリッジパスBP、予備パスPP2を介して伝送されているときに、さらに現用パスWP1の障害が発生したものとする。この場合、ポート#3が使用されているのでS3において「Yes」と判定され、APS処理部16#1bが動作しているので、S12において「No」と判定されるので、S13においてAPS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとの連携が実行される。
APS処理部16#2bがアクティブであるときは(S12:Yes)、S14〜S15において、連携制御部17は、APS処理部16#2aの状態を確認する。APS処理部16#2aの状態を遷移させる必要があると判定したときは、連携制御部17は、S16において、ポート#3を非アクティブ化すると共に、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2aとの連携を実行する。一方、APS処理部16#2aの状態を遷移させる必要がないと判定したときは、連携制御部17は、S17において、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2bとの連携を実行する。例えば、図8に示す実施例では、現用パスWP1の障害に起因して、エッジノード間のトラヒックが予備パスPP1、ブリッジパスBP、現用パスWP2を介して伝送されているときに、現用パスWP1の障害が回復している。この場合、ポート#3が使用されているので、S3において「Yes」と判定される。また、APS処理部16#2bが動作しているので、S12において「Yes」と判定される。さらに、APS処理部16#2aの状態を変更する必要がないので、S15において「No」と判定される。よって、S17において、APS処理部16#1aとAPS処理部16#2bとの連携を維持する。ただし、S17においては、ポート#3を非アクティブ化する処理、及び/又は、APS処理部16#2bを停止する処理が行われることもある。
<第5の実施形態>
図16に示す第5の実施形態のネットワークシステムにおいては、仮想LANごとに冗長が提供される。例えば、仮想LAN#1に対しては、中継装置201を介して現用パス#1が設定され、中継装置202を介して現用パス#1に対応する予備パス#1が設定される。また、仮想LAN#2に対しては、中継装置202を介して現用パス#2が設定され、中継装置201を介して現用パス#2に対応する予備パス#2が設定される。中継装置201、202は、例えば、図4に示す構成により実現される。
各仮想LANの現用パスおよび予備パスは、一方の中継装置に負荷が集中しないように設定される。たとえば、中継装置201により中継される現用パスの数と中継装置202により中継される現用パスの数がほぼ同じになるように、各仮想LANのパスが設定される。或いは、中継装置201により中継される総トラヒックと中継装置202により中継される総トラヒックがほぼ同じになるように、各仮想LANのパスが設定される。このような構成においては、通常運用時においてネットワークシステム全体で負荷分散が実現される。
<第6の実施形態>
図17は、第6の実施形態のネットワークシステムの一例を示す。この実施例では、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、中継装置301、302により中継される。また、中継装置301、302は、それぞれ3つの入力/出力ポートp1〜p3を備える。
第6の実施形態においては、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)のLSP(Label Switched Path)を利用してパケットが伝送される。LSPを利用して伝送される場合、各パケットにはラベルが付与される。中継装置は、ラベルとポートとの対応関係を表すラベルテーブルを有する。そして、中継装置は、入力パケットのラベルに基づいて出力ポートを特定し、その特定した出力ポートを介してパケットを出力する。このとき、中継装置は、パケットに付与されているラベルを書き換える。
図17に示すラベルテーブルは、エッジノード装置101からエッジノード装置102へ向かうトラヒックのためのラベルを表している。「現用」は、エッジノード101からエッジノード装置102へ向かうパケットが現用パスWP1、中継装置301、現用パスWP2を経由して伝送される状態を表している。「冗長1」は、上記パケットが現用パスWP1、中継装置301、中継装置302、予備パスPP2を経由して伝送される状態を表している。「冗長2」は、上記パケットが予備パスPP1、中継装置302、中継装置301、現用パスWP2を経由して伝送される状態を表している。「冗長3」は、上記パケットが予備パスPP1、中継装置302、予備パスPP2を経由して伝送される状態を表している。
中継装置301、302は、APS処理によりネットワークシステムの動作状態(現用、冗長1〜冗長3)を制御する。そして、中継装置301、302は、この動作状態に応じてラベル処理を行う。例えば、ネットワークシステムの動作状態が「冗長2」であるものとする。この場合、エッジノード装置101は、パケットに「ラベル:300」を付与して中継装置302へ送信する。中継装置302は、このパケットのラベルを「300」から「600」に書き換えて、ポートp3を介して出力する。すなわち、パケットは、中継装置301へ転送される。そして、中継装置301は、このパケットのラベルを「600」から「200」に書き換えて、ポートp2を介して出力する。すなわち、パケットは、エッジノード装置102へ転送される。
中継装置301、302は、例えば、図4に示す構成により実現される。ただし、MPLSのLSPを利用してパケットが伝送される場合、中継装置301、302は、ラベルテーブルを有する。また、分離/多重部12#1〜12#3の代わりに、ラベル処理を実行する回路が設けられる。そして、図15に示すフローチャートの処理により動作状態が判定されると、その判定結果に応じてラベル処理が実行される。
<第7の実施形態>
図18は、第7の実施形態のネットワークシステムの一例を示す。この実施例では、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、中継装置401、402により中継される。中継装置401を利用して現用パスが設定され、中継装置402を利用して予備パスが設定される。
第7の実施形態では、OTN(Optical Transport Network)を利用してデータが伝送される。OTNにおいては、TCM(Tandem Connection Monitoring)を利用してパスをモニタすることができる。この実施例では、図18に示すようにTCMa〜TCMeが設定される。ここで、ODU(Optical channel Data Unit)フレームは、G.709に規定されているように、APSに対して6つのTCM(TCM1〜TCM6)を設定することができる。
一例として、TCMcおよびTCMdに対してTCM1が設定される。また、中継装置401、402間のTCMeに対しては、TCM2およびTCM3が設定される。この場合、例えば、TCM2は、APS処理部16#1bに対して設定され、TCM3は、APS処理部16#2bに対して設定される。即ち、図4に示す回線#1から受信するAPSメッセージおよび回線#1へ送信するAPSメッセージを処理するAPS処理部16#1aと回線#3から受信するAPSメッセージおよび回線#3へ送信するAPSメッセージを処理するAPS処理部16#2bとの連携が実行されるときに、TCM1とTCM3とが対応づけられる。また、図4に示す回線#2から受信するAPSメッセージおよび回線#2へ送信するAPSメッセージを処理するAPS処理部16#2aと回線#3から受信するAPSメッセージおよび回線#3へ送信するAPSメッセージを処理するAPS処理部16#1bとの連携が実行されるときに、TCM1とTCM2とが対応づけられる。このとき、挿入/抽出部13#1〜13#3は、TCMeに対して設定されるTCM2またはTCM3を選択的に使用する。
中継装置401、402は、例えば、図4に示す構成により実現される。但し、OTNを利用してデータが伝送される場合、分離/多重部12#1〜12#3は、ODUの多重化および逆多重化を行う。
<第8の実施形態>
図19は、第8の実施形態のネットワークシステムの一例を示す。この実施例では、エッジノード装置101、102間のトラヒックは、中継装置501、502により中継される。ただし、通常運用時には、図19(a)に示すように、トラヒック#1およびトラヒック#2は、いずれも中継装置501により中継されている。
現用パスWP1において障害が発生したときには、例えば、図7に示す冗長が提供される。ただし、中継装置501、502間の回線#3の帯域が小さいときは、回線#3を利用してすべてのトラヒックを伝送することはできない。すなわち、トラヒック#1およびトラヒック#2の和が回線#3の帯域を越えているときは、図19(b)に示すように、一部のトラヒック(ここでは、トラヒック#1)は回線#3を介して伝送され、他のトラヒック(ここでは、トラヒック#2)は予備パスPP2を利用して伝送される。
このとき、エッジノード101、102間で冗長を提供する手順と比較して、エッジノード装置101と中継装置501、502との間で冗長を提供する手順においては、APSメッセージが伝送される距離が短く、パスの切替え時間が短くなることが期待される。よって、優先度の高いトラヒックに対して、中継装置501、502を利用する冗長が提供され、優先度の低いトラヒックに対して、エッジノード101、102間の冗長が提供されるようにしてもよい。
中継装置501、502は、例えば、図4に示す構成により実現される。なお、各トラヒックの優先度は、例えば、予め中継装置501、502に設定される。或いは、仮想LANごとにCoS(Class of Service)値を利用して優先度を設定してもよい。
以上記載した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1のネットワークと第2のネットワークとの間で現用パスのトラヒックを中継する現用伝送装置を含むネットワークシステムにおいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの境界に設けられる伝送装置であって、
前記第1のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第1の予備パス、前記第2のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第2の予備パス、および前記伝送装置と前記現用伝送装置との間に設けられるブリッジパスを収容するスイッチ回路と、
前記現用パスの障害を表す第1の制御信号を前記第1のネットワークから受信したときに、前記第1の制御信号を前記現用伝送装置へ送信し、前記現用伝送装置から受信する、前記第1の制御信号に対応する第2の制御信号に応じて前記スイッチ回路を制御する信号処理部と、
を有する伝送装置。
(付記2)
前記信号処理部は、前記第2の制御信号に応じて前記スイッチ回路を制御して前記第1の予備パスと前記ブリッジパスとを接続する
ことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3)
前記信号処理部は、
前記第1の予備パスを介して伝送される制御信号を処理する第1の信号処理部と、
前記第2の予備パスを介して伝送される制御信号を処理する第2の信号処理部と、
前記ブリッジパスを介して伝送される制御信号を処理する第3の信号処理部と、
前記第1の信号処理部、前記第2の信号処理部、前記第3の信号処理部の連携を制御する連携制御部と、を含み、
前記第1の信号処理部が前記第1のネットワークから前記第1の制御信号を受信したときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第3の信号制御装置とを連携して動作させる
ことを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記4)
前記第1の信号処理部が前記第1のネットワークから前記第1の制御信号を受信し、且つ、前記現用パスの障害を表す第3の制御信号を前記第2の信号処理部が前記第2のネットワークから受信したときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部に前記第1の制御信号を処理させ、前記第2の信号処理部に前記第3の制御信号を処理させる
ことを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記5)
前記ブリッジパスの状態を判定する判定部をさらに有し、
前記ブリッジパスが設定されているときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第3の信号処理部とを連携して動作させ、
前記ブリッジパスが設定されていないときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第2の信号処理部とを連携して動作させる
ことを特徴とする付記3に記載の伝送装置。
(付記6)
第1のエッジノード装置を含む第1のネットワークと第2のエッジノード装置と含む第2のネットワークとの境界に第1の中継装置および第2の中継装置が設けられたネットワークシステムにおいて使用される冗長提供方法であって、
前記第1のエッジノード装置と前記第1の中継装置との間の現用パスに障害が発生したときに、前記第1のエッジノード装置と前記第2の中継装置との間で実行される第1の信号処理手順で、前記第1のエッジノード装置から前記第2の中継装置へ前記障害を表す信号を送信し、
前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間に、前記第1のエッジノード装置と前記第2のエッジノード装置との間のトラヒックを収容可能な回線が存在するときは、前記障害を表す信号に応じて、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間で実行される第2の信号処理手順で、前記トラヒックが前記回線を介して伝送されるように、前記第1の中継装置および前記第2の中継装置の動作状態を制御する
ことを特徴とする冗長提供方法。
(付記7)
前記第1のエッジノード装置と前記第2の中継装置との間に設定されている、前記現用パスに対応する予備パスを介して前記トラヒックが伝送されるように、前記第1の信号処理手順で、前記第1のエッジノード装置の動作状態を制御する
ことを特徴とする付記6に記載の冗長提供方法。
(付記8)
前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間に、前記第1のエッジノード装置と前記第2のエッジノード装置との間のトラヒックを収容可能な回線が存在しないときは、前記障害を表す信号に応じて、前記第2の中継装置と前記第2のエッジノード装置との間で実行される第3の信号処理手順で、前記トラヒックが前記第2の中継装置と前記第2のエッジノード装置との間に設定されている予備パスを介して伝送されるように、前記第2の中継装置および前記第2のエッジノード装置の動作状態を制御する
ことを特徴とする付記6に記載の冗長提供方法。
(付記9)
前記第1の信号処理手順および前記第2の信号処理手順は、仮想LANごとに実行される
ことを特徴とする付記6に記載の冗長提供方法。
(付記10)
前記第1の信号処理手順および前記第2の信号処理手順は、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)のラベルごとに実行される
ことを特徴とする付記6に記載の冗長提供方法。
(付記11)
障害が発生した現用パスの優先度に応じて、前記第2の信号処理手順または前記第3の信号処理手順が実行される
ことを特徴とする付記6に記載の冗長提供方法。
1(1W、1P) 中継装置
14 スイッチ回路
15 接続判定部
16#1a、16#1b、16#2a、16#2b APS処理部
17 連携制御部
101、102 エッジノード装置
201、202、301、302、401、402、501、502 中継装置

Claims (8)

  1. 第1のネットワークと第2のネットワークとの間で現用パスのトラヒックを中継する現用伝送装置を含むネットワークシステムにおいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの境界に設けられる伝送装置であって、
    前記第1のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第1の予備パス、前記第2のネットワークにおいて前記現用パスに対して設けられる第2の予備パス、および前記伝送装置と前記現用伝送装置との間に設けられるブリッジパスを収容するスイッチ回路と、
    前記現用パスの障害を表す第1の制御信号を前記第1のネットワークから受信したときに、前記第1の制御信号を前記現用伝送装置へ送信し、前記現用伝送装置から受信する、前記第1の制御信号に対応する第2の制御信号に応じて前記スイッチ回路を制御する信号処理部と、
    を有する伝送装置。
  2. 前記信号処理部は、前記第2の制御信号に応じて前記スイッチ回路を制御して前記第1の予備パスと前記ブリッジパスとを接続する
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記信号処理部は、
    前記第1の予備パスを介して伝送される制御信号を処理する第1の信号処理部と、
    前記第2の予備パスを介して伝送される制御信号を処理する第2の信号処理部と、
    前記ブリッジパスを介して伝送される制御信号を処理する第3の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部、前記第2の信号処理部、前記第3の信号処理部の連携を制御する連携制御部と、を含み、
    前記第1の信号処理部が前記第1のネットワークから前記第1の制御信号を受信したときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第3の信号制御装置とを連携して動作させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  4. 前記第1の信号処理部が前記第1のネットワークから前記第1の制御信号を受信し、且つ、前記現用パスの障害を表す第3の制御信号を前記第2の信号処理部が前記第2のネットワークから受信したときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部に前記第1の制御信号を処理させ、前記第2の信号処理部に前記第3の制御信号を処理させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  5. 前記ブリッジパスの状態を判定する判定部をさらに有し、
    前記ブリッジパスが設定されているときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第3の信号処理部とを連携して動作させ、
    前記ブリッジパスが設定されていないときは、前記連携制御部は、前記第1の信号処理部と前記第2の信号処理部とを連携して動作させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝送装置。
  6. 第1のエッジノード装置を含む第1のネットワークと第2のエッジノード装置と含む第2のネットワークとの境界に第1の中継装置および第2の中継装置が設けられたネットワークシステムにおいて使用される冗長提供方法であって、
    前記第1のエッジノード装置と前記第1の中継装置との間の現用パスに障害が発生したときに、前記第1のエッジノード装置と前記第2の中継装置との間で実行される第1の信号処理手順で、前記第1のエッジノード装置から前記第2の中継装置へ前記障害を表す信号を送信し、
    前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間に、前記第1のエッジノード装置と前記第2のエッジノード装置との間のトラヒックを収容可能な回線が存在するときは、前記障害を表す信号に応じて、前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間で実行される第2の信号処理手順で、前記トラヒックが前記回線を介して伝送されるように、前記第1の中継装置および前記第2の中継装置の動作状態を制御する
    ことを特徴とする冗長提供方法。
  7. 前記第1のエッジノード装置と前記第2の中継装置との間に設定されている、前記現用パスに対応する予備パスを介して前記トラヒックが伝送されるように、前記第1の信号処理手順で、前記第1のエッジノード装置の動作状態を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の冗長提供方法。
  8. 前記第1の中継装置と前記第2の中継装置との間に、前記第1のエッジノード装置と前記第2のエッジノード装置との間のトラヒックを収容可能な回線が存在しないときは、前記障害を表す信号に応じて、前記第2の中継装置と前記第2のエッジノード装置との間で実行される第3の信号処理手順で、前記トラヒックが前記第2の中継装置と前記第2のエッジノード装置との間に設定されている予備パスを介して伝送されるように、前記第2の中継装置および前記第2のエッジノード装置の動作状態を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の冗長提供方法。
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