JP6349647B2 - 接合方法 - Google Patents
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Description
予め工場で、前記下フランジの幅方向に延びる下フランジ外開先を前記下フランジに形成するステップと、
現場で、前記下フランジ外開先の裏側へ当てるための下フランジ裏当て金であって分割された第一下フランジ裏当て金及び第二下フランジ裏当て金を、前記第一下フランジ裏当て金と前記第二下フランジ裏当て金とが前記幅方向において前記ウェブを挟んだ状態で前記ウェブから見て互いに反対側に位置するように、前記下フランジ外開先に対応させて設けるステップと、
前記現場で、前記第一下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位から前記第二下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位まで連続的に上向き溶接を行うステップと、
を有し、
前記ウェブの水平方向の端部は、前記ウェブの全高に亘り上下方向に直線状に形成され、前記ウェブの水平方向の端部の下端は、前記下フランジ外開先における前記下フランジの水平方向の端部と接合していることを特徴とする接合方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
前記下フランジの幅方向に延びる下フランジ外開先を前記下フランジに形成するステップと、
前記下フランジ外開先の裏側へ当てるための下フランジ裏当て金であって分割された第一下フランジ裏当て金及び第二下フランジ裏当て金を、前記第一下フランジ裏当て金と前記第二下フランジ裏当て金とが前記幅方向において前記ウェブを挟んだ状態で前記ウェブから見て互いに反対側に位置するように、前記下フランジ外開先に対応させて設けるステップと、
前記第一下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位から前記第二下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位まで連続的に上向き溶接を行うステップと、
を有することを特徴とする接合方法。
かかる場合には、鉄骨柱と鉄骨梁の接合作業を簡略化することが可能となる。
前記接合部の形状に合わせて、前記下フランジ裏当て金の前記接合部に当接する当接部分の形状を加工するステップをさらに有することとしてもよい。
かかる場合には、下フランジ裏当て金の機能を適切に発揮させることが可能となる。
前記下フランジ裏当て金を設けるステップにおいては、前記隙間において前記第一下フランジ裏当て金と前記第二下フランジ裏当て金とが接触するように、前記第一下フランジ裏当て金及び前記第二下フランジ裏当て金を設けることとしてもよい。
かかる場合には、連続的に上向き溶接を行う際に溶融物が隙間をすり抜けることを抑止することが可能となる。
かかる場合には、現場での鉄骨柱と鉄骨梁の接合作業がより簡略化される。
かかる場合には、鉄骨柱と鉄骨梁のシアプレートを介した接合がより確実なものとなる。
かかる場合には、コストの安いボルトを使用することができ、さらに、その本数も減らすことができる。
かかる場合には、鉄骨梁を強固にしつつ、鉄骨柱と鉄骨梁の接合作業を簡略化することが可能となる。
かかる場合には、段取り替えが生ずることなく、鉄骨柱と鉄骨梁の接合作業が簡略化される。
先ず、本実施の形態に係る接合構造及び接合方法について、図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る接合構造の概略側面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB―B断面図である。図4は、外開先周辺の拡大図であり、図4の上図と下図は、それぞれ上フランジ外開先13の拡大図と下フランジ外開先15の拡大図である。図5は、分割された第一上フランジ裏当て金24(第一下フランジ裏当て金34)及び第二上フランジ裏当て金26(第二下フランジ裏当て金36)の形状を表した図である。
上述したとおり、本実施の形態に係る接合方法、すなわち、鉄骨柱5と、上フランジ12と下フランジ14とウェブ16とを備えたノンスカラップの鉄骨梁10と、を接合する接合方法は、下フランジ14の幅方向に延びる下フランジ外開先15を下フランジ14に形成するステップと、下フランジ外開先15の裏側へ当てるための下フランジ裏当て金32であって分割された第一下フランジ裏当て金34及び第二下フランジ裏当て金36を、第一下フランジ裏当て金34と前記第二下フランジ裏当て金36とが前記幅方向においてウェブ16を挟んだ状態でウェブ16から見て互いに反対側に位置するように、下フランジ外開先15に対応させて設けるステップと、第一下フランジ裏当て金34が当てられた下フランジ外開先15の部位から第二下フランジ裏当て金36が当てられた下フランジ外開先15の部位まで連続的に上向き溶接を行うステップと、を有することとした。そのため、鉄骨柱5と鉄骨梁10の接合作業が簡略化される。
上記の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
5 鉄骨柱
6 柱本体
6a 柱本体端
7 ダイヤフラム
7a ダイヤフラム端
10 鉄骨梁
12 上フランジ
12a 上フランジ端
12b 一端
12c 他端
13 上フランジ外開先
13a 水平位置
14 下フランジ
14a 下フランジ端
14b 一端
14c 他端
15 下フランジ外開先
15a 水平位置
16 ウェブ
16a ウェブ端
20 裏当て金
22 上フランジ裏当て金
22a 切り欠き部
22b 短手方向一端
22c 第一短手方向他端
22d 第二短手方向他端
22e 長手方向一端
22f 長手方向他端
24 第一上フランジ裏当て金
24a 第一本体部分
24b 第一延出部分
26 第二上フランジ裏当て金
26a 第二本体部分
26b 第二延出部分
32 下フランジ裏当て金
32a 切り欠き部
32b 短手方向一端
32c 第一短手方向他端
32d 第二短手方向他端
32e 長手方向一端
32f 長手方向他端
34 第一下フランジ裏当て金
34a 第一本体部分
34b 第一延出部分
36 第二下フランジ裏当て金
36a 第二本体部分
36b 第二延出部分
40 シアプレート
45 高力ボルト
102 スカラップ
115 下フランジ内開先
200 水平ハンチ
300 すみ肉溶接部
345 建方用ボルト
400 接合部
402 当接部分
Claims (6)
- 鉄骨柱と、上フランジと下フランジとウェブとを備えたノンスカラップの鉄骨梁と、を接合する接合方法であって、
予め工場で、前記下フランジの幅方向に延びる下フランジ外開先を前記下フランジに形成するステップと、
現場で、前記下フランジ外開先の裏側へ当てるための下フランジ裏当て金であって分割された第一下フランジ裏当て金及び第二下フランジ裏当て金を、前記第一下フランジ裏当て金と前記第二下フランジ裏当て金とが前記幅方向において前記ウェブを挟んだ状態で前記ウェブから見て互いに反対側に位置するように、前記下フランジ外開先に対応させて設けるステップと、
前記現場で、前記第一下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位から前記第二下フランジ裏当て金が当てられた前記下フランジ外開先の部位まで連続的に上向き溶接を行うステップと、
を有し、
前記ウェブの水平方向の端部は、前記ウェブの全高に亘り上下方向に直線状に形成され、前記ウェブの水平方向の端部の下端は、前記下フランジ外開先における前記下フランジの水平方向の端部と接合していることを特徴とする接合方法。 - 請求項1に記載の接合方法であって、
前記鉄骨柱は、前記下フランジの上面の端部との間に、第一隙間を有した状態で水平方向に対向するダイヤフラムを備え、前記下フランジの下面の端部は、前記ダイヤフラムとの間に、前記第一隙間より広い第二隙間を有し、前記第一隙間から前記第二隙間まで、前記下フランジの小口面が傾斜して前記下フランジ外開先が形成されていることを特徴とする接合方法。 - 請求項2に記載の接合方法であって、
前記下フランジ裏当て金を設けるステップにおいては、前記ダイヤフラムの水平方向の端面と、前記下フランジ裏当て金の水平方向の端面とが当接することを特徴とする接合方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の接合方法であって、
前記ウェブは、前記鉄骨柱との間に、前記上フランジから前記下フランジに亘る幅が一定の第三隙間を備えており、
前記下フランジ裏当て金を設けるステップにおいては、前記第三隙間において前記第一下フランジ裏当て金と前記第二下フランジ裏当て金とが接触するように、前記第一下フランジ裏当て金及び前記第二下フランジ裏当て金を設けることを特徴とする接合方法。 - 請求項4に記載の接合方法であって、
前記第一下フランジ裏当て金は、矩形状の第一本体部分と、前記第一本体部分から長手方向に延出した第一延出部分と、を備え、前記第二下フランジ裏当て金は、矩形状の第二本体部分と、前記第二本体部分から前記長手方向に延出した第二延出部分と、を備え、前記第一延出部分の端と前記第二延出部分の端とが向き合った状態で接触することを特徴とする接合方法。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の接合方法であって、
前記鉄骨柱に予め取り付けられているシアプレートに、前記ウェブを接合するステップをさらに有することを特徴とする接合方法。
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