JP6236326B2 - ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム - Google Patents
ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6236326B2 JP6236326B2 JP2014012891A JP2014012891A JP6236326B2 JP 6236326 B2 JP6236326 B2 JP 6236326B2 JP 2014012891 A JP2014012891 A JP 2014012891A JP 2014012891 A JP2014012891 A JP 2014012891A JP 6236326 B2 JP6236326 B2 JP 6236326B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnetic coil
- plunger
- magnetic
- fixed core
- magnetic circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 156
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 claims description 12
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 16
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/16—Rectilinearly-movable armatures
- H01F7/1638—Armatures not entering the winding
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/16—Magnetic circuit arrangements
- H01H50/18—Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
- H01H50/20—Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature movable inside coil and substantially lengthwise with respect to axis thereof; movable coaxially with respect to coil
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H51/00—Electromagnetic relays
- H01H51/02—Non-polarised relays
- H01H51/20—Non-polarised relays with two or more independent armatures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/081—Magnetic constructions
- H01F2007/086—Structural details of the armature
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/16—Rectilinearly-movable armatures
- H01F2007/1692—Electromagnets or actuators with two coils
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/16—Magnetic circuit arrangements
- H01H50/36—Stationary parts of magnetic circuit, e.g. yoke
- H01H50/40—Branched or multiple-limb main magnetic circuits
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
上記第1電磁コイルへの通電に伴って進退する第1プランジャと、
上記第2電磁コイルへの通電に伴って進退する第2プランジャと、
上記第1プランジャの進退方向において該第1プランジャに対向する位置に配された第1固定コアと、
上記第2プランジャの進退方向において該第2プランジャに対向する位置に配された第2固定コアと、
上記第1電磁コイルと上記第2電磁コイルとの2つの電磁コイルの外側に配されたヨークとを備え、
上記2つの電磁コイルに両方とも通電しない両非通電状態では、上記第1プランジャと上記第1固定コアとの間、および上記第2プランジャと上記第2固定コアとの間にそれぞれギャップが形成されており、
上記第1電磁コイルに通電した状態において、該第1電磁コイルの磁束が、上記第1固定コアと上記第2固定コアとの2つの固定コアのうち上記第1固定コアのみを含む第1磁気回路に流れ、これによって生じた磁力により上記第1プランジャを上記第1固定コアに吸引し、
上記第2電磁コイルに通電した状態において、該第2電磁コイルの磁束が、上記2つの固定コアのうち上記第2固定コアのみを含む第2磁気回路に流れ、これによって生じた磁力により上記第2プランジャを上記第2固定コアに吸引し、
上記2つの電磁コイルに両方とも通電した両通電状態では、該2つの電磁コイルの磁束が上記第1磁気回路と上記第2磁気回路とを流れ、これによって生じる磁力により上記第1プランジャと上記第2プランジャとをそれぞれ吸引し、上記第1電磁コイルの磁束の一部が上記2つの固定コアを両方とも含む第3磁気回路を流れ、
上記両通電状態から、上記第1電磁コイルへの通電を維持したまま上記第2電磁コイルへの通電を停止したときには、上記第1電磁コイルの磁束が上記第1磁気回路と上記第3磁気回路とを流れることによって生じる磁力により、上記第1プランジャを上記第1固定コアに吸引しかつ上記第2プランジャを上記第2固定コアに吸引した両吸引状態を維持するよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置にある。
同様に、上記両非通電状態から、例えば第2電磁コイルのみ通電した状態に切り替えると、第1プランジャを吸引することなく、第2プランジャのみを第2固定コアに吸引することができる。
このように、上記ソレノイド装置では、第1プランジャと第2プランジャとを別々に、固定コアに吸引させることができる。
したがって、両通電状態では、2つの電磁コイルの磁束が第2固定コアにおいて同じ方向に流れて強め合うため、第2プランジャに作用する磁力を強くすることができる。また、両通電状態では、第2電磁コイルの磁束も第3磁気回路を流れる。上記構成にすると、第3磁気回路に流れる第2電磁コイルの磁束と、第1磁気回路に流れる第1電磁コイルの磁束とが、第1固定コアにおいて同じ方向を向くことになる。そのため、第1プランジャも強い磁力で吸引することができる。
この場合には、両通電状態の後、第2電磁コイルへの通電を停止したときに、第1電磁コイルの磁束を使って、2つのプランジャを確実に吸引し続けることができる。すなわち、上記第1磁気飽和部を形成すると、第1磁気回路に流れる磁束の量を制限できるため、磁束が第1磁気回路のみに流れすぎず、第3磁気回路にも十分に流れるようになる。そのため、第1電磁コイルの磁束を第1磁気回路と第3磁気回路とに均等に流しやすくなり、2つのプランジャを吸引する力を均等にしやすくなる。そのため、2つのプランジャを両方とも吸引し続けやすくなる。
この場合には、第1プランジャのみを吸引する動作を行いやすくなる。すなわち、両非通電状態から、第1電磁コイルのみ通電する状態に切り替えると、上述したように第1電磁コイルの磁束は主に第1磁気回路を流れるが、上記第2ギャップが小さい場合等には、磁束の一部が第3磁気回路を流れ、第2プランジャが吸引されてしまうことがある。そのため第3磁気飽和部を形成しておくと、この場合でも、第1電磁コイルの磁束が第3磁気回路を流れにくくなり、第2プランジャを吸引することなく第1プランジャのみを確実に吸引することが可能になる。
この場合には、第2電磁コイルに用いる導線の使用量を減らすことができ、第2電磁コイルの製造コストを低減することができる。すなわち、上述したように、上記ソレノイド装置では、上記両通電状態の後、第2電磁コイルへの通電を停止して、第1電磁コイルの磁束のみを使って2本のプランジャを吸引し続ける。そのため、第2電磁コイルに電流を流す時間は比較的短い。また、第2電磁コイルの巻数を第1電磁コイルの巻数よりも少なくしても、第2電磁コイルに第1電磁コイルよりも多くの電流を流せば、第2電磁コイルの起磁力と第1電磁コイルの起磁力とを殆ど同じにすることができる。この場合、第2電磁コイルに流れる電流は多くなるが、上述したように、第2電磁コイルに電流を流す時間は短いため、第2電磁コイルが消費する電力量は少なくてすむ。したがって、消費電力量を増大させることなく、第2電磁コイルの巻数を減らすことができ、第2電磁コイルの製造コストを低減することが可能になる。
上記第2電磁コイルに通電して上記第1プランジャを上記第1固定コアに吸引することなく上記第2プランジャを上記第2固定コアに吸引するときには、上記第2電磁コイルから発生し上記3磁気回路を流れる磁束のうち、上記第1固定コアと上記第1プランジャとの間を流れる部分を、上記第1電磁コイルの磁束によって打ち消すように、上記第1電磁コイルに電流を流すよう構成されていることが好ましい。
この場合には、第1電磁コイルまたは第2電磁コイルの磁束のうち、第3磁気回路に漏れて流れる磁束を打ち消すことができる。そのため、第1プランジャのみを吸引するときに第2プランジャが同時に吸引されたり、または第2プランジャのみを吸引するときに第1プランジャが同時に吸引されたりすることを防止できる。
上記ソレノイド装置およびソレノイド制御システムに係る実施例について、図1〜図9を用いて説明する。図1に示すごとく、本例のソレノイド装置1は、通電により磁束Φを発生する第1電磁コイル2a及び第2電磁コイル2bと、第1プランジャ3aと、第2プランジャ3bと、第1固定コア5aと、第2固定コア5bと、ヨーク4とを備える。第1プランジャ3aは、第1電磁コイル2aへの通電に伴って進退する。第2プランジャ3bは、第2電磁コイル2bへの通電に伴って進退する。
また、ソレノイド装置1と制御回路部70とによって、本発明のソレノイド制御システム100が構成されている。
また、両非通電状態では、第2磁気回路C2(図4参照)におけるギャップGの数は、第2ギャップG1の1個のみである。そのため、両非通電状態では、第2磁気回路C2の磁気抵抗は、第3磁気回路C3の磁気抵抗よりも小さい。
同様に、両非通電状態(図1参照)から、第2電磁コイル2bのみ通電した状態(図4参照)に切り替えると、第1プランジャ3aを吸引することなく、第2プランジャ3bのみを第2固定コア5bに吸引することができる。
そのため、両通電状態の後、第2電磁コイル2bへの通電を停止したとき(図6参照)に、第1電磁コイル2aの磁束Φを使って、2つのプランジャ3a,3bを確実に吸引し続けることができる。すなわち、第1磁気飽和部6aを形成すると、第1磁気回路C1に流れる磁束Φの量を制限できるため、磁束Φが第1磁気回路C1のみに流れすぎず、第3磁気回路C3にも十分に流れるようになる。そのため、第1電磁コイル2aの磁束Φを第1磁気回路C1と第3磁気回路C3とに均等に流しやすくなり、2つのプランジャ3a,3bを吸引する力を均等にしやすくなる。そのため、2つのプランジャ3a,3bを両方とも吸引し続けやすくなる。
そのため、第1プランジャ3aのみを吸引する動作を行いやすくなる。すなわち、両非通電状態から、第1電磁コイル2aのみ通電する状態(図3参照)に切り替えると、上述したように第1電磁コイル2aの磁束Φは主に第1磁気回路C1を流れるが、第2ギャップG2が小さい場合等には、磁束Φの一部が第3磁気回路C3を流れ、第2プランジャ3bが吸引されてしまうことがある。そのため第3磁気飽和部6cを形成しておくと、この場合でも、第1電磁コイル2aの磁束Φが第3磁気回路C3を流れにくくなり、第2プランジャ3bを吸引することなく第1プランジャ3aのみを確実に吸引することが可能になる。
同様に、第2磁気飽和部6bは、第2磁気回路C2と第3磁気回路C3とが重複しない部位に形成することが好ましい。すなわち、例えば第2固定コア5bのように、第2磁気回路C2と第3磁気回路C3とが重複する部位に第2磁気飽和部6bを形成すると、この2つの磁気回路C2,C3に十分に磁束Φを流せなくなる場合が生じる。
また、第3磁気飽和部6cも、第1磁気回路C1と第3磁気回路C3とが重複しない部位に形成することが好ましい。
したがって、両通電状態では、2つの電磁コイル2a,2bの磁束Φが第2固定コア5bにおいて強め合う。そのため、第2プランジャ3bに作用する磁力を強くすることができる。また、両通電状態では、第2電磁コイル2bの磁束Φも第3磁気回路C3を流れる。上記構成にすると、第3磁気回路C3に流れる第2電磁コイル2bの磁束Φと、第1磁気回路C1に流れる第1電磁コイル2aの磁束Φとが、第1固定コア5aにおいて同じ方向を向くようになる。そのため、第1プランジャ3aも強い磁力で吸引することが可能になる。
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、磁気飽和部6の数を変更した例である。図11に示すごとく、本例では、第3磁気飽和部6cのみを形成し、第1磁気飽和部6aと第2磁気飽和部6bとを形成していない。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、第2電磁コイル2bの形状を変更した例である。図12に示すごとく、本例では、第2電磁コイル2bの巻数を、第1電磁コイル2aの巻数よりも少なくしてある。本例では、第2電磁コイル2bの巻数は、第1電磁コイル2aの巻数の半分以下にしてある。また、本例では、2つのコイル2a,2bに両方とも通電する両通電状態において、第2電磁コイル2bに、第1電磁コイル2aよりも多く電流を流している。これにより、2つの電磁コイル2a,2bの起磁力を略等しくしてある。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、図13、図14に示すごとく、電磁コイル2a,2bの通電方法を変更した例である。図13に示すごとく、第1電磁コイル2aに通電して第1プランジャ3aのみを吸引するときに、第1電磁コイル2aの磁束Φは主に第1磁気回路C1を流れるが、磁束Φの一部が第3磁気回路C3を流れることがある。ここで仮に、第3磁気回路C3に流れる磁束Φをそのままにしておくと、第2プランジャ3bが吸引される可能性がある。そこで本例では、第1電磁コイル2aから発生し第3磁気回路C3を流れる磁束Φのうち、第2固定コア5bと第2プランジャ3bとの間を流れる部分を、第2電磁コイル2bの磁束Φによって打ち消すように、第2電磁コイル2bに電流を流すようにした。これにより、第2プランジャ3bを吸引することなく、第1プランジャ3aのみを確実に吸引することが可能になる。なお、第2電磁コイル2bにあまり多く電流を流すと、第2プランジャ3bが吸引されてしまうため、電流量を少なくしている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、プランジャ3の形状を変更した例である。図16に示すごとく、本例のプランジャ3はZ方向に細長い形状をしている。また、固定コア5のZ方向長さは、実施例1と比べて短くなっている。固定コア5は、電磁コイル2の内側に配されている。第1ヨーク4aには、2つのプランジャ挿通孔475を形成してある。このプランジャ挿通孔475に、プランジャ3を挿通してある。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、ヨーク4の形状を変更した例である。本例では図17に示すごとく、第2電磁コイル2bに隣接する位置において、第1ヨーク4aと第2ヨーク4bとが接続していない。第2ヨーク4bは、固定コア5a,5bに接続する底部ヨーク491と、該底部ヨーク491から立設する側壁ヨーク490を備える。この側壁ヨーク490が、第1電磁コイル2aに隣接する位置において、第1ヨーク4aに接続している。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、電磁継電器10を用いた回路を変更した例である。図22に示すごとく、本例では、正側配線74に第1スイッチ19aを設け、負側配線75に第2スイッチ19bを設けてある。また、本例では、プリチャージ抵抗Rとプリチャージスイッチ19cとを直列接続した直列体180を、第2スイッチ19bに並列接続してある。第1スイッチ19aと第2スイッチ19bとは、電磁継電器10(ソレノイド装置1)内に収容されている。プリチャージスイッチ19は、上記電磁継電器10とは別部材として構成されたプリチャージ用電磁継電器150内に収容されている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、固定コア5及びヨーク4の形状を変更した例である。図26に示すごとく、本例の第1固定コア5aと第2固定コア5bとは一体化して、Z方向に延びる棒状の一体固定コア50を構成している。この一体固定コア50の、Z方向における一方の端部580に、第1プランジャ3aが吸引される。また、一体固定コア50の、Z方向における他方の端部590に、第2プランジャ3bが吸引されるよう構成してある。第1固定コア5aの外側には第1電磁コイル2aが配され、第2固定コア5bの外側には第2電磁コイル2bが配されている。
なお、ソレノイド装置1には、磁気飽和部6を形成した方が好ましいが、必ずしも磁気飽和部6を形成しなくてもよい。また、磁気飽和部6は、ヨークに貫通穴を設けたり、ヨークの一部を細らせたりすることにより、形成することができる。磁気飽和部6は、磁気回路を構成するヨークの断面積を部分的に小さくすることによって形成することが有効である。また、磁気回路上に、磁束Φが流れにくい部材を設けることにより、磁気飽和部6を形成してもよい。磁気回路上にエアギャップを形成し、これを磁気飽和部6としてもよい。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、電磁コイル2a,2bの構造を変更した例である。本例では、第2電磁コイル2bを構成する導線は、第1電磁コイル2aを構成する導線よりも細い。そのため、第2電磁コイル2bは、第1電磁コイル2aよりも小型であり、軽量である。また、第2電磁コイル2bは、第1電磁コイル2aよりも使用する銅の量が少ないため、製造コストが低い。
その他、実施例9と同様の構成および作用効果を有する。
本例は、プランジャ3a,3bの形状を変更した例である。図37に示すごとく、本例では、ヒンジ型のプランジャ3a,3bを用いている。このプランジャ3a,3bは、ヨーク4に対して回動自在に取り付けられている。また、プランジャ3a,3bにばね部材11を取り付けてある。電磁コイル2a,2bへの通電を停止した場合には、ばね部材11の弾性力によって、プランジャ3a,3bが固定コア5a,5bから離隔する。また、電磁コイル2a,2bに通電すると磁力が発生し、この磁力によって、ばね部材11の弾性力に抗して、プランジャ3a,3bを固定コア5a,5bに吸引するよう構成されている。
その他、実施例10と同様の構成および作用効果を有する。
100 ソレノイド制御システム
2a 第1電磁コイル
2b 第2電磁コイル
3a 第1プランジャ
3b 第2プランジャ
4 ヨーク
5a 第1固定コア
5b 第2固定コア
C1 第1磁気回路
C2 第2磁気回路
C3 第3磁気回路
Claims (8)
- 通電により磁束を発生する第1電磁コイル(2a)及び第2電磁コイル(2b)と、
上記第1電磁コイル(2a)への通電に伴って進退する第1プランジャ(3a)と、
上記第2電磁コイル(2b)への通電に伴って進退する第2プランジャ(3b)と、
上記第1プランジャ(3a)の進退方向において該第1プランジャ(3a)に対向する位置に配された第1固定コア(5a)と、
上記第2プランジャ(3b)の進退方向において該第2プランジャ(3b)に対向する位置に配された第2固定コア(5b)と、
上記第1電磁コイル(2a)と上記第2電磁コイル(2b)との2つの電磁コイル(2)の外側に配されたヨーク(4)とを備え、
上記2つの電磁コイル(2)に両方とも通電しない両非通電状態では、上記第1プランジャ(3a)と上記第1固定コア(5a)との間、および上記第2プランジャ(3b)と上記第2固定コア(5b)との間にそれぞれギャップ(G)が形成されており、
上記第1電磁コイル(2a)に通電した状態において、該第1電磁コイル(2a)の磁束が、上記第1固定コア(5a)と上記第2固定コア(5b)との2つの固定コア(5)のうち上記第1固定コア(5a)のみを含む第1磁気回路(C1)に流れ、これによって生じた磁力により上記第1プランジャ(3a)を上記第1固定コア(5a)に吸引し、
上記第2電磁コイル(2b)に通電した状態において、該第2電磁コイル(2b)の磁束が、上記2つの固定コア(5)のうち上記第2固定コア(5b)のみを含む第2磁気回路(C2)に流れ、これによって生じた磁力により上記第2プランジャ(3b)を上記第2固定コア(5b)に吸引し、
上記2つの電磁コイル(2)に両方とも通電した両通電状態では、該2つの電磁コイル(2)の磁束が上記第1磁気回路(C1)と上記第2磁気回路(C2)とを流れ、これによって生じる磁力により上記第1プランジャ(3a)と上記第2プランジャ(3b)とをそれぞれ吸引し、上記第1電磁コイル(2a)の磁束の一部が上記2つの固定コア(5a,5b)を両方とも含む第3磁気回路(C3)を流れ、
上記両通電状態から、上記第1電磁コイル(2a)への通電を維持したまま上記第2電磁コイル(2b)への通電を停止したときには、上記第1電磁コイル(2a)の磁束が上記第1磁気回路(C1)と上記第3磁気回路(C3)とを流れることによって生じる磁力により、上記第1プランジャ(3a)を上記第1固定コア(5a)に吸引しかつ上記第2プランジャ(3b)を上記第2固定コア(5b)に吸引した両吸引状態を維持するよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置(1)。 - 請求項1に記載のソレノイド装置(1)において、上記第1磁気回路(C1)に、該第1磁気回路(C1)を流れる磁束が飽和する第1磁気飽和部(6a)を形成してあることを特徴とするソレノイド装置(1)。
- 請求項1または請求項2に記載のソレノイド装置(1)において、上記第3磁気回路(C3)に、該第3磁気回路(C3)を流れる磁束が飽和する第3磁気飽和部(6c)を形成してあることを特徴とするソレノイド装置(1)。
- 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)において、上記第2電磁コイル(2b)の巻数は上記第1電磁コイル(2a)の巻数よりも少ないことを特徴とするソレノイド装置(1)。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)において、上記第1固定コア(5a)と上記第2固定コア(5b)とは一体化して、上記進退方向に延びる棒状の一体固定コア(50)を構成しており、上記進退方向における上記一体固定コア(50)の一方の端部(580)に上記第1プランジャ(3a)が吸引され、上記進退方向における上記一体固定コア(50)の他方の端部(590)に上記第2プランジャ(3b)が吸引されるよう構成されていることを特徴とするソレノイド装置(1)。
- 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)と、該ソレノイド装置(1)を制御する制御回路部(70)とを備えるソレノイド制御システム(100)であって、上記制御回路部(70)は、上記両通電状態において、上記第3磁気回路(C3)を流れる上記第1電磁コイル(2a)の磁束と、上記第2磁気回路(C2)を流れる上記第2電磁コイル(2b)の磁束とが、上記第2固定コア(5b)において同じ方向を向くように、上記第1電磁コイル(2a)および上記第2電磁コイル(2b)に流す電流の向きを制御するよう構成されていることを特徴とするソレノイド制御システム(100)。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)と、該ソレノイド装置(1)を制御する制御回路部(70)とを備えるソレノイド制御システム(100)であって、上記第1電磁コイル(2a)に通電して上記第2プランジャ(3b)を上記第2固定コア(5b)に吸引することなく上記第1プランジャ(3a)を上記第1固定コア(5a)に吸引するときには、上記制御回路部(70)は、上記第1電磁コイル(2a)から発生し上記第3磁気回路(C3)を流れる磁束のうち、上記第2固定コア(5b)と上記第2プランジャ(3b)との間を流れる部分を、上記第2電磁コイル(2b)の磁束によって打ち消すように、上記第2電磁コイル(2b)に電流を流すよう構成されていることを特徴とするソレノイド制御システム(100)。
- 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のソレノイド装置(1)と、該ソレノイド装置(1)を制御する制御回路部(70)とを備えるソレノイド制御システム(100)であって、上記第2電磁コイル(2b)は、上記第1電磁コイル(2a)よりも消費電力が少なくかつ起磁力が低く、上記制御回路部(70)は、上記2つの電磁コイル(2)にそれぞれ電力を供給する電源(81)の電圧(V)を測定し、その測定した上記電圧(V)が予め定められた基準電圧(Vs)よりも低い場合には、上記両通電状態から、上記第1電磁コイル(2a)への通電を維持したまま上記第2電磁コイル(2b)への通電を停止することにより、上記第1電磁コイル(2a)の磁束が上記第1磁気回路(C1)と上記第3磁気回路(C3)とを流れる磁力によって上記両吸引状態を維持すると共に、上記電圧(V)が上記基準電圧(Vs)よりも高い場合には、上記両通電状態から、上記第2電磁コイル(2b)への通電を維持したまま上記第1電磁コイル(2a)への通電を停止することにより、上記第2電磁コイル(2b)の磁束が上記第2磁気回路(C2)と上記第3磁気回路(C3)とを流れる磁力によって上記両吸引状態を維持するよう構成されていることを特徴とするソレノイド制御システム(100)。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014012891A JP6236326B2 (ja) | 2013-02-08 | 2014-01-28 | ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム |
US14/176,498 US9117584B2 (en) | 2013-02-08 | 2014-02-10 | Solenoid device and solenoid control system |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013023665 | 2013-02-08 | ||
JP2013023665 | 2013-02-08 | ||
JP2014012891A JP6236326B2 (ja) | 2013-02-08 | 2014-01-28 | ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014170738A JP2014170738A (ja) | 2014-09-18 |
JP6236326B2 true JP6236326B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=51297093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014012891A Active JP6236326B2 (ja) | 2013-02-08 | 2014-01-28 | ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9117584B2 (ja) |
JP (1) | JP6236326B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6658405B2 (ja) | 2016-08-31 | 2020-03-04 | 株式会社Soken | 電磁駆動装置 |
JP2013174273A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Sanden Corp | 電磁クラッチ |
JP6078434B2 (ja) * | 2013-08-08 | 2017-02-08 | 株式会社デンソー | ソレノイド装置 |
JP6286284B2 (ja) * | 2014-05-30 | 2018-02-28 | 株式会社Soken | リレーシステム |
FR3026222B1 (fr) * | 2014-09-24 | 2017-06-23 | Schneider Electric Ind Sas | Actionneur electromagnetique et contacteur electrique comprenant un tel actionneur |
JP6391493B2 (ja) * | 2015-02-19 | 2018-09-19 | 株式会社Soken | リレーシステム |
JP2016192326A (ja) | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | リレー装置およびリレーシステム |
JP6468988B2 (ja) | 2015-11-23 | 2019-02-13 | 株式会社Soken | ソレノイド装置及びソレノイドシステム |
JP6836116B2 (ja) * | 2016-07-19 | 2021-02-24 | 株式会社デンソーエレクトロニクス | 電磁継電器 |
DE102017204834B4 (de) | 2017-03-22 | 2021-11-18 | Zf Friedrichshafen Ag | Elektromagnetische Betätigungsvorrichtung für ein Schaltelement |
JP7113782B2 (ja) * | 2019-04-18 | 2022-08-05 | 株式会社Soken | ソレノイド装置 |
KR20210157104A (ko) * | 2020-06-19 | 2021-12-28 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 융접합 방지 방법 및 이를 적용한 배터리 시스템 |
WO2024127959A1 (ja) * | 2022-12-14 | 2024-06-20 | 株式会社デンソー | 電磁継電器 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03297019A (ja) * | 1990-04-16 | 1991-12-27 | Meidensha Corp | 電磁操作開閉器 |
FR2819624B1 (fr) * | 2001-01-15 | 2003-04-25 | Sagem | Actionneur electromagnetique |
US7719394B2 (en) * | 2004-10-06 | 2010-05-18 | Victor Nelson | Latching linear solenoid |
JP2009140835A (ja) | 2007-12-08 | 2009-06-25 | Citizen Electronics Co Ltd | 発光装置及び面状ライトユニット並びに表示装置 |
DE202008015980U1 (de) * | 2008-12-03 | 2010-04-29 | Eto Magnetic Gmbh | Elektromagnetische Aktuatorvorrichtung |
JP5284830B2 (ja) | 2009-03-10 | 2013-09-11 | アンデン株式会社 | 電磁継電器 |
JP5284882B2 (ja) * | 2009-06-12 | 2013-09-11 | アンデン株式会社 | 電磁継電器 |
JP5594184B2 (ja) * | 2011-02-25 | 2014-09-24 | 株式会社デンソー | 電磁スイッチ装置 |
-
2014
- 2014-01-28 JP JP2014012891A patent/JP6236326B2/ja active Active
- 2014-02-10 US US14/176,498 patent/US9117584B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9117584B2 (en) | 2015-08-25 |
JP2014170738A (ja) | 2014-09-18 |
US20140225691A1 (en) | 2014-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6236326B2 (ja) | ソレノイド装置、およびソレノイド制御システム | |
JP6027860B2 (ja) | ソレノイド装置、及びその動作方法 | |
JP5852918B2 (ja) | ソレノイド装置及び電磁継電器 | |
US9583290B2 (en) | Solenoid device | |
US7839242B1 (en) | Magnetic MEMS switching regulator | |
JP6321371B2 (ja) | 電磁弁装置 | |
JP5982266B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
JP5735554B2 (ja) | 自己保持型電磁弁 | |
JP6329781B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
JP2010074013A (ja) | 電磁石装置 | |
JP6468988B2 (ja) | ソレノイド装置及びソレノイドシステム | |
JP6027951B2 (ja) | ソレノイド装置 | |
US11335490B2 (en) | Solenoid device | |
CN105321742B (zh) | 螺线管线性驱动器及其制作方法 | |
US9343215B2 (en) | Solenoid including a dual coil arrangement to control leakage flux | |
JP5868894B2 (ja) | 自己保持型電磁弁 | |
JP2013182702A (ja) | 電源システム | |
JP2008147128A (ja) | 電磁接触器 | |
JP6704241B2 (ja) | 電源システム | |
TWI555938B (zh) | Self-holding type solenoid valve (1) | |
KR101570818B1 (ko) | 자기유지형 전자밸브 | |
JP5886233B2 (ja) | 自己保持型電磁弁 | |
TWI558937B (zh) | Self-holding type solenoid valve (2) | |
JP2006029104A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JPS63213328A (ja) | ソレノイド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170922 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6236326 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |