[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6229406B2 - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6229406B2
JP6229406B2 JP2013202305A JP2013202305A JP6229406B2 JP 6229406 B2 JP6229406 B2 JP 6229406B2 JP 2013202305 A JP2013202305 A JP 2013202305A JP 2013202305 A JP2013202305 A JP 2013202305A JP 6229406 B2 JP6229406 B2 JP 6229406B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
metal layer
layer
opening
bump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013202305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015070079A (ja
Inventor
浩史 川口
浩史 川口
米田 章法
章法 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2013202305A priority Critical patent/JP6229406B2/ja
Publication of JP2015070079A publication Critical patent/JP2015070079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6229406B2 publication Critical patent/JP6229406B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、半導体発光素子とその製造方法に関し、特にフリップチップによる実装に適した半導体発光素子とその製造方法に関する。
半導体発光素子をフリップチップ実装する一形態として、半導体発光素子の基板側を光出射面とするような実装の態様が知られている。そのように実装された半導体発光素子では、発光の取出し効率を高めるために、半導体積層体側に反射膜を設けて、実装基板方向に向かった発光を反射することが知られている(例えば特許文献1)。
特許文献1に開示された半導体発光素子では、p型半導体層の上に、第1膜(Ag膜)と、第1膜の周縁に第2膜(Al膜)とが設けられている。第1膜は、反射膜として機能すると共に、p電極のオーミック金属層としても機能する。第2膜は、反射膜として機能すると共に、p電極の電流狭窄層としても機能する。これにより、反射領域は、第1膜と第2膜が形成された領域全体と広くしつつ、電流注入領域は、第1膜の形成された領域のみに制限することができる。
また、Ag等からなる第1膜のすぐ隣に第2膜を形成することで、第1膜は誘電体膜と接触しなくなり、誘電体膜に含まれるイオン不純物や水分に晒されにくくなるため、銀のマイグレーションを抑えることができるとされている。
また、第2膜で覆われていない第1膜の領域を覆う第3膜(Pt/Au膜)を設けることができる。第3膜は、第1膜の大気中への暴露を防ぎ、第1膜の劣化を防止することができる。第3膜は、第1膜や第2膜に比べて厚膜に形成されており、第3膜の上面は第2膜の上面より上に位置している。
また、p型半導体層の下側(基板側)に形成されたn型半導体層に対して、p型半導体層側から通電するために、p型半導体層と活性層と部分的に除去してn型半導体層を露出させた開口が設けられている。開口の底面から露出したn型半導体層の上には、n電極が形成される。
特開2010−56324号公報
第1膜に利用されるAgはマイグレーションを起こしやすいため、第2膜だけでは十分にマイグレーションを抑制することができない。マイグレーションによる半導体発光素子の不良発生を抑制するためには、第3膜を設けて、第1膜を完全に覆うのが望ましいと考えられる。
半導体発光素子をフリップチップ実装する場合、半導体発光素子の電極と外部電極とを金属バンプで接続する。金属バンプを半導体発光素子の電極上に、例えばメッキ法によって予め形成しておく場合、pバンプは第3膜の上に、nバンプは開口底面に設けたn電極上に、それぞれ同じ高さで形成される。
第3膜は第1膜や第2膜より厚いので、第3膜の上に形成されるpバンプの頂点位置も、その分だけ高くなる。それに対してnバンプの頂点位置は、開口の深さ分だけ低くなる。よって、pバンプの頂点位置とnバンプの頂点位置との間の高さの差(基板下面に対して垂直方向における位置の差)が大きくなり、実装基板の実装面にフリップチップ実装する際に、半導体発光素子が実装面に対して平行(正確には、半導体発光素子の基板下面側が、実装基板の実装面と平行)にならず、傾いた状態で実装されるおそれがある。
半導体発光素子の傾きを解消するために、フリップチップ実装前にpバンプの厚さを減らすような加工(例えば、サーフェスプレーナにより、pバンプを切削する)をすることができる。しかしながら、そのような加工を行うと、製造コストが大幅に増加してしまう。
半導体発光素子の傾きを解消する別の方法としては、リフローによりバンプを溶融させた後に、半導体発光素子が実装基板の実装面に対して平行になるように、半導体発光素子を押さえつけることもできる。実装面と平行に押さえつけることにより、nバンプは小さく変形し、pバンプは大きく変形する。pバンプは、大きく変形する際に横方向(実装面と平行な方向)にはみ出すため、nバンプやn電極に接触する等が起きて、短絡を生じるおそれがある。
そこで、本発明は、電極材料のマイグレーションを抑制する必要がある半導体素子において、同じ厚さのnバンプとpバンプを用いても、nバンプの頂点位置とpバンプの頂点位置との高さの差を抑えることのできる半導体発光素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体発光素子は、
下から順に積層した第1導電型半導体層、活性層及び第2導電型半導体層と、
前記第1導電型半導体層と前記活性層とを貫いて前記第1導電型半導体層を露出させるための第1の開口と、
前記第1の開口の内部に設けられ、前記第1の開口から露出した前記第1導電型半導体層と電気的に接続しており、第1パッドを含む第1電極と、
前記第2導電型半導体層の上面に設けられ且つ前記第2導電型半導体層とオーミック接触するオーミック金属層と、少なくとも前記オーミック金属層の外縁部を覆い且つ第2の開口を有する保護金属層と、前記第2の開口から露出した前記オーミック金属層の露出面を覆う第2パッドと、を含み、前記第2導電型半導体層と電気的に接続している第2電極と、を有する半導体素子であって、
前記第2パッドの厚さが前記保護金属層の厚さより薄く、前記第2パッドの上面が前記保護金属層の上面より下にあり、
前記第1パッド上に設けられた第1バンプと、その第1のバンプとほぼ同じ厚さを有し第2パッド上に設けられた第2バンプと、
を有することを特徴とする。
また、本発明に係る半導体発光素子を製造するための方法は、
下から順に、第1導電型半導体層、活性層及び第2導電型半導体層を積層する工程と、
前記半導体積層体の前記第2導電型半導体層及び前記活性層を部分的に除去して、前記第1導電型半導体層を露出させる第1の開口を形成する工程と、
前記第1の開口内に、前記第1の開口から露出した前記第1導電型半導体層と電気的に接続し且つ第1パッドを含む第1電極を形成する工程と、
前記第2導電型半導体層と電気的に接続している第2電極を形成する工程であって、
前記第2導電型半導体層の上面にオーミック金属層を形成する過程と、
前記オーミック金属層を覆う保護金属層を形成する過程と、
前記保護金属層に第2の開口を形成する過程と、
前記第2の開口から露出した前記オーミック金属層の露出面を覆う第2パッドを、前記第2パッドの上面が前記保護金属層の上面より下になるように形成する過程と、を含む第2電極形成工程と、
前記第1パッド上の第1バンプと、前記第2パッド上の第2バンプとを形成するバンプ形成工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第2パッドの上面を、前記保護金属層の上面より下にすることにより、第2パッドの上面に形成されるpバンプの頂点位置が高くなり過ぎるのを抑えることができる。これにより、第2パッドの上面に形成される第2バンプの頂点位置と、第1パッドの上面に形成される第1バンプの頂点位置の高さの差を抑えることができる。
図1は、実施の形態1に係る半導体発光素子の上面図である。 図2は、図1のA−A’線における半導体発光素子の断面図である。 図3は、実施の形態1に係る半導体発光素子の断面の一部を拡大した概略断面図である。 図4A〜図4Iは、実施の形態1に係る半導体発光素子の製造方法を説明するための概略断面図である。 図5は、比較例に係る半導体発光素子の概略断面図である。
半導体発光素子において、電極材料のマイグレーションは、半導体発光素子内での短絡の原因となり得る。よって、半導体発光素子の故障を回避するためには、マイグレーションの防止は重要な課題である。これまでも、例えばAl等の金属材料から成る保護金属層によってマイグレーションを抑制する試みがされており、マイグレーション抑制効果を十分に発揮するためには、十分な厚さの保護金属膜によってマイグレーションを起こしやすい電極材料全体を被覆することが必要とされてきた。
本願発明では、オーミック金属層の端部(外縁部)が最もマイグレーションしやすい傾向にあり、それ以外の領域はマイグレーション危険性が比較的少ないため、オーミック金属層の外縁部を厚膜の保護金属膜で被覆できていれば、それ以外の領域は比較的薄い金属膜で覆うだけで、マイグレーションを十分に抑制できることを見いだし、本発明に至ったものである。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及び、それらの用語を含む別の用語)を用いる。それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一の部分又は部材を示す。
<実施の形態1>
図1〜図2に示すように、本実施の形態に係る半導体発光素子10は、透光性の基板11と、基板11の上面11aに設けられた半導体積層体12と、半導体積層体12に通電するための電極20、30と、電極上に設けられたバンプ40、50を含んでいる。
半導体積層体12は複数の半導体層から構成されており、基板11側から、第1導電型半導体層(n型半導体層)13、活性層14及び第2導電型半導体層(p型半導体層)15をこの順に有している。半導体積層体12には、p型半導体層15と活性層14とを貫通してn型半導体層13に達する第1の開口16が設けられている。第1の開口16からはn型半導体層13の一部(n型半導体層13の露出面13e)が露出している。
開口16の内部には第1電極(n電極)20が設けられており、第1の開口16から露出したn型半導体層13と電気的に接続している。n電極20は第1パッド(nパッド)23を含んでいる。なお、本実施の形態では、n電極20はnパッド23のみから形成されているが、これに限定されず、例えばn型半導体層13とnパッド23との間に別の導電材料層を設けることもでき、nパッド23の上にさらに別の導電材料層を設けることもできる。
nパッド23の上には、n電極20と電気的に接続している第1バンプ(nバンプ)40が設けられている。
p型半導体層15の上面15aには、p型半導体層15と電気的に接続している第2電極(p電極)30が設けられている。図3に詳細に示すように、p電極30は、少なくとも、オーミック金属層31と、保護金属層32と、第2パッド(pパッド)33とを含んでいる。
オーミック金属層31は、p型半導体層15の上面15aに直接設けられており、p型半導体層15とオーミック接触している。オーミック金属層31は、p型半導体層15とオーミック接触する金属材料から形成されており、例えばAgから形成することができる。
保護金属層32は、オーミック金属層31を覆うことによってオーミック金属層31を外部環境から保護し、またオーミック金属層31のマイグレーションを抑制する機能を有する。そのため、保護金属層32は、オーミック金属層31に使用される金属材料よりも、マイグレーションを生じにくい金属材料から形成される。例えば、オーミック金属層31をAgから形成する場合、保護金属層32は、Alから形成することができる。
本発明では、保護金属層32には第2の開口321が形成されている。この第2の開口321は保護金属層32を完全に貫通しているので、開口321からはオーミック金属層31が露出している。そのため、オーミック金属層31のマイグレーションは、保護金属層32だけでは十分に抑制できない。そこで、開口321から露出しているオーミック金属層31の露出面31eをpパッド33で覆うことにより、オーミック金属層31のマイグレーションを効果的に抑制している。なお、オーミック金属層31からのマイグレーション防止の効果を考慮すると、露出面31eの面積のうち、pパッド33で覆われている割合が高いほうが好ましい。例えば、露出面31eの50%以上がpパッド33で覆われているのが好ましく、より好ましくは、露出面31eの70%以上、特に好ましくは90%以上、最も好ましくは100%がpパッド33で覆われている。
第2の開口321は、オーミック金属層31の外縁部31aが第2の開口321から露出しないような位置に形成されている。つまり、オーミック金属層31の外縁部31aの全てが、保護金属層32によって覆われている。
pパッド)33は、オーミック金属層31に使用される金属材料よりも、マイグレーションを生じにくい金属材料から形成される。
ここで、オーミック金属層31のマイグレーションについて検討すると、外縁部31aからのマイグレーションが最も起こりやすい。よって、少なくともオーミック金属層31の外縁部31aは十分に厚膜にした保護金属層32で覆って、マイグレーションを抑制するのが望ましい。
一方、オーミック金属層31の露出面31eは、外縁部31aを除いて設けられているので(つまり、保護金属層32の第2の開口321は、外縁部31aが露出しないように位置決めされているので)、露出面31eからのマイグレーションは、外縁部31aに比べると起こりにくいといえる。但し、露出したままであれば、短絡等の問題を引き起こし得る程度にはマイグレーションを生じるので、露出面31eを覆ってマイグレーションを抑制する必要はある。
そこで、本発明では、露出面31eを、pパッド33で覆うことにより、露出面31eからのマイグレーションを抑制している。なお、上述したように、露出面31eからのマイグレーションは比較的起こりにくいので、保護金属層32のような厚い金属膜で覆う必要はなく、薄いpパッド33で覆うことで、十分にマイグレーションを抑制することができる。
このように、マイグレーション抑制効果を損なうことなしに、pパッド33の厚さ30tを、保護金属層32の厚さ32tより薄くすることができる。よって、pパッド33の上面33aは、保護金属層32の上面32aよりも下に位置している。
図3に詳細に示すように、基板11の下面と直交する方向を「z方向」とすると、オーミック金属層31の露出面31eの上側において、pパッド33のz方向の寸法(厚さ33t)は保護金属層32のz方向の寸法(厚さ32t)よりもΔTだけ薄い。これにより、pパッド33の上面33aは、保護金属層32の上面32aよりもΔTだけ下に位置させることができる。
pパッド33の上面33aには、p電極30と電気的に接続している第2バンプ(pバンプ)50が設けられる。pパッド33の上面33aが保護金属層32の上面32aよりもΔTだけ下に位置するので、保護金属層32の上面32aからpバンプ50の頂点までの距離は(pバンプ50の厚さ50t−ΔH)となる。
もし、本発明のような保護金属層32の開口321を形成しなかった場合には、図5に示す半導体発光素子100のように、オーミック金属層310の上面150a全てを保護金属層320で覆うことになる。pパッド330は、保護金属層32の上面32aに形成されるので、pパッド330の上面330aは、保護金属層320の上面320aよりも、pパッド330の厚さΔHだけ上側に位置することになる。そのため、保護金属層320の上面320aからpバンプ500の頂点までの高さは、(pバンプ500の厚さ500t+ΔH)となる。
本実施の形態の半導体発光素子10と比較例の半導体発光素子100とにおいて、保護金属層の上面からpバンプの頂点までの距離を比べると、{(pバンプ500の厚さ500t+ΔH)−(pバンプ50の厚さ50t−ΔH)だけ、本実施の形態の半導体発光素子10のほうが距離は短い。ここで、pバンプ50、500の厚さが等しければ、本実施の形態の半導体発光素子10のほうが、保護金属層の上面からpバンプの頂点までの距離が(ΔH+ΔH)だけ短い。
つまり、本実施の形態の半導体発光素子10は、pバンプ50の頂点位置を低く抑えることができるので、pバンプ50の頂点位置とnバンプ40の頂点位置との間の高さの差(z方向における位置の差)を小さくできる。よって、半導体発光素子10をフリップチップ実装する際に、半導体発光素子10の基板11の下面が実装面に対してできるだけ平行になるように、半導体発光素子10を実装することができる。
また、図5に示すような半導体発光素子100の場合に、リフローによりバンプ40、50を溶融させた後に、半導体発光素子100が実装基板の実装面に対して平行になるまで半導体発光素子100を押さえるためには、大きな荷重をかけて、pバンプ500を大きく変形させる必要がある。pバンプ500を大きく変形させるとy方向にはみ出して、nバンプ400や、実装基板のn側外部電極(図示せず)に接触して、短絡を生じるおそれがある。
これに対して、図3に示すような本実施の形態に係る半導体発光素子10では、pバンプ50の頂点位置とnバンプ40の頂点位置との間の高さの差(z方向における位置の差)が比較的小さいので、半導体発光素子10が実装基板の実装面に対して平行になるまで半導体発光素子10を押さえ場合にも、小さな荷重をかけるだけでよく、またpバンプ50の変形量も小さくてよい。よって、pバンプ50の変形による短絡を起こりにくくすることができる。
このように、本発明によれば、nバンプ40の頂点位置とpバンプ50の頂点位置との間の高さの差を抑制することができるので、同じ厚さのnバンプ40とpバンプ50とを備えることができる。よって、nバンプ40とpバンプ50とを同時に形成することができ、且つその後にpバンプ50だけを加工する必要がない。これにより、バンプ形成にかかるコストを抑制することができる。
図3に示すように、p電極30は、保護金属層32に設けた開口321の内側面321cを覆い、且つpパッド33と接触している内側面被覆層34をさらに含むことができる。例えば、保護金属層32に使用される金属材料は、オーミック金属層31よりマイグレーションしにくいという物性の他に、光に対する反射率が高いものが望ましい。そのような物性を満たすような金属材料(例えばAl)は、オーミック金属層31に好適なAgに比べるとマイグレーションを起こしにくいものの、僅かながらマイグレーションを起こすおそれがある。
そこで、保護金属層32に使用される材料(例えばAl)よりも、さらにマイグレーションを起こしにくい金属材料から成る内側面被覆層34によって、保護金属層32が露出する開口321の内側面321cを覆うのが好ましい。内側面被覆層34をpパッド33と接触させることにより、開口321の内側面321cを完全に覆うことができる。
なお、pパッド33と内側面被覆層34とは、他の金属層のマイグレーションを抑制するという同様の機能を有するため、pパッド33と内側面被覆層34とを同じ材料から形成してもよい。その場合には、pパッド33と内側面被覆層34とを同時に形成できる利点がある。
なお、pパッド33と内側面被覆層34と異なる材料から形成してもよく、その場合には、まず、オーミック金属層31の露出部31eを覆うpパッド33を形成し、次いで、開口321の内側面321cから露出した保護金属層32を覆う内側面被覆層34を形成する。
ところで、活性層14で発光した光は、n型半導体層13を通って基板11側から取り出す形態では、p型半導体層15の方向に進んだ発光を基板11側に反射することにより、半導体発光素子10の光取出し効率を向上させることができる。そこで、オーミック金属層31は、p型半導体層15の方向に進んだ発光を効率よく反射できるように、光の反射率の高い金属材料から形成するのが好ましい。例えば、Agは発光に対する反射率が高いので、オーミック金属層31を形成する材料として好適である。
また、オーミック金属層31に好適なAgは、酸化等による変色が原因で反射率が低下することがあるが、本発明では、保護金属層32とpパッド33とによりオーミック金属層31を外気から遮断できるので、Agから成るオーミック金属層31であっても、酸化等による変色を効果的の抑制することができる。
また、図3から分かるように、保護金属層32のうち、オーミック金属層31の周囲に形成された部分は、p型半導体層15に接触している。よって、p型半導体層15の方向に進んで保護金属層32に到達した発光を効率よく反射できるように、光の反射率の高い金属材料から形成するのが好ましい。例えば、Alは、Agに比べると光の反射率が劣るものの、他の金属材料(例えばAu、Cu等)に比べると十分に高い反射率を有しているので好ましい。
なお、pパッド33は、オーミック金属層31の上面の一部を覆うように形成されているので、pパッド33には発光が到達しない。よって、pパッド33は、光の反射率の低い材料を用いても、光取出し効率を低下させるおそれがない。
本実施の形態で詳述した半導体発光素子10では、保護金属層32に形成された第2の開口321は保護金属層32を完全に貫通している。しかしながら、完全に貫通した第2の開口321の代わりに、保護金属層32に、十分な深さを有する凹みを設けることもできる。pバンプ50の頂点位置とnバンプ40の頂点位置との間の高さの差を小さくする観点から、凹みの深さがpパッド33の厚さ33tより大きくする必要がある。
凹みの底面における保護金属層32の厚さを十分に薄くすることにより、pバンプ50の頂点位置とnバンプ40の頂点位置との間の高さの差を十分に抑制することができる。凹みの底面に残される保護金属層32は、オーミック金属層31のマイグレーションを抑制する効果があり、特に、その厚さが2μm以上であると、マイグレーション抑制効果が高まるので好ましい。
本実施の形態の半導体発光素子10を形成するためには、本質的には以下の工程(i)〜(v)を含んでいる。
工程(i)下から順に、n型半導体層13、活性層14及びp型半導体層15を積層して、半導体積層体12を形成する工程
工程(ii)半導体積層体12のp型半導体層15及び活性層14を部分的に除去して、n型半導体層13を露出させるための開口16を形成する工程
工程(iii) 開口16内に、開口16から露出したn型半導体層13と電気的に接続し且つnパッド23を含むn電極20を形成する工程
工程(iv)p型半導体層15と電気的に接続しているp電極30を形成する工程
工程(v)nパッド23上にnバンプ40を、p電極30に含まれるpパッド33上にpバンプ50を形成するバンプ形成工程
上述の工程(iv)「p電極30を形成する工程」は、以下の過程(vi)-1〜(vi)-4を含んでいる。
過程(vi)-1 p型半導体層15の上面15aにオーミック金属層31を形成する過程
過程(vi)-2 オーミック金属層31を覆う保護金属層32を形成する過程
過程(vi)-3 保護金属層32に開口321を形成する過程
過程(vi)-4 開口321から露出したオーミック金属層31の露出面31eの全面を覆うpパッド33を、pパッド33の上面33aが保護金属層32の上面32aより下になるように形成する過程
さらに、工程(iv)「p電極30を形成する工程」は、
過程(vi)-5 開口321の内側面321cを覆い且つpパッド33と接触している内側面被覆層34を形成する過程
をさらに含むことができる。なお、過程(vi)-5は、過程(vi)-4とを同時に行うことができる。
上述の各工程及び各過程は、別々に順次行うこともできるが、いくつかの工程及び/又は過程を同時に行うこともできる。実際の製造ラインにおいては、実際の工程数を減少するために、上述した工程のいくつかは、同時に行うような手順が採用され得る。例えば、工程(iii)における「nパッド23」の形成と、工程(vi)の過程(vi)-4における「pパッド33」の形成とは、同時に行うことができるだろう。
以下に、半導体発光素子10の製造における具体的な手順を、図4A〜図4Iを参照しながら説明する。
<1.半導体積層体12の形成:工程(i)>
基板11の上面11aの全体に、n型半導体層13を形成する(図4A)。そして、n型半導体層13の上面全体に、半導体材料から成る活性層14を形成し、さらに活性層14の上面全体にp型半導体層15を積層する。このように、半導体材料層を積層して、半導体積層体12を形成する。
<2.第1の開口16の形成:工程(ii)>
半導体積層体12の上面(つまり、p型半導体層15の上面15a)側から、半導体積層体12の一部を除去して、1つ以上の開口16を形成する(図2、図4A)。図2の断面図には、3つの開口16が図示されている。
この開口16は、p型半導体層15と活性層14とを部分的に除去して形成される。言い換えると、開口16は、半導体積層体12の上面(つまり、p型半導体層15の上面15a)から、p型半導体層15と活性層14とを貫通するように形成されている。これにより、開口16の形成範囲においては、n型半導体層13より上側に形成された半導体層(p型半導体層15と活性層14)が除去されるので、開口16からn型半導体層13の露出面13eが露出する。
なお、本実施の形態においては、開口16は、p型半導体層15と活性層14とを貫通し、さらにn型半導体層13の厚さの一部を除去して形成されているため、n型半導体層13の厚さの途中まで達する有底穴となっている。
<3.オーミック金属層31及び保護金属層32の形成:過程(vi)-1、過程(vi)-3>
p型半導体層15の上面15aの一部に、金属材料から成るオーミック金属層31を形成し、さらに、オーミック金属層31を全て覆うように、金属材料から成る保護金属層32を形成する(図4A)。
<4.絶縁膜17の形成>
半導体積層体12及び保護金属層32を外部から絶縁するために、半導体積層体12の表面全体(開口16の内側面と、開口16から露出したn型半導体層13の露出面13eとを含む)と保護金属層32の表面全体を、絶縁性材料から成る絶縁膜17で被覆する(図4B)。
<5.保護金属層32の開口321の形成、絶縁膜17の除去:過程(vi)-3>
オーミック金属層31を全て覆っている保護金属層32に、オーミック金属層31を露出させるための開口321を形成する。同時に、開口16から露出したn型半導体層13の露出面13eを覆う絶縁膜17に開口17xを形成し、保護金属層32覆う絶縁膜17に開口17yを形成する(図4D)。これらの開口は、エッチング等(ドライエッチング、ウェットエッチング)により、同時に形成することができる。なお、保護金属層32の開口321と保護金属層32上における絶縁膜17の開口17yとは、上面視において同一の寸法形状を有している。
まず、絶縁膜17の上にエッチング用のマスク91を形成する(図4C)。このマスク91には、保護金属層32の開口321及び(保護金属層32上における)絶縁膜17の開口17yに対応する開口部91yと、(開口16から露出したn型半導体層13の露出面13e上における)絶縁膜17の開口17xに対応する開口部91xとを備えている。なお、開口部91yの直下にはオーミック金属層31の外縁部31aが位置しないように、開口部91yは形成されている。
次いで、エッチング等を行うことにより、マスク91の開口部91x、91yに合わせて、絶縁膜17と保護金属層32とを部分的に除去することができる(図4D)。このように、絶縁膜17に開口17xを形成することにより、開口16から露出したn型半導体層13の露出面13eを部分的に又は全て露出させることができる。そして、絶縁膜17に開口17yを形成し且つ保護金属層32に開口321を形成することにより、オーミック金属層31を部分的に露出させることができる。
なお、オーミック金属層31の外縁部31aがマスク91の開口部91yの直下に位置しないように、マスク91を設けているので、保護金属層32のうちオーミック金属層31の外縁部31aを覆っている部分は、エッチングされずに残る。
<6.金属層63の形成:工程(iii)、過程(vi)-4、過程(vi)-5>
次に、nパッド23及びpパッド33用の金属層63(パッド用金属層63)を形成する。スパッタリングにより、マスク91の表面と、マスク91の開口部91x、91yから露出している面とを覆うパッド用金属層63を形成する(図4E)。
ここで「マスク91の開口部91xから露出している面」とは、開口16から露出したn型半導体層13の露出面13eである(図4D)。また、「マスク91の開口部91yから露出している面」とは、少なくとも、オーミック金属層31の露出面31eを少なくとも含み、絶縁膜17の開口17yの内側面と、保護金属層32の開口321の内側面321cとを含むこともできる。
このように形成されたパッド用金属層63は、開口16から露出したn型半導体層と電気的に接続している。そのため、パッド用金属層63の一部を分離することにより、「開口16から露出したn型半導体層13と電気的に接続したnパッド23」を形成することができる。また、パッド用金属層63は、保護金属層32の開口321から露出したオーミック金属層31の露出面31eの全面を覆っている。そのため、パッド用金属層63の一部を分離することにより、「開口321から露出したオーミック金属層31の露出面31eの全面を覆っているpパッド33」を形成することもできる。
また、パッド用金属層63の厚さ63t(pパッド33の厚さ33tに相当)は、保護金属層32の厚さ32tよりΔHだけ薄くされている。これにより、オーミック金属層31直上におけるパッド用金属層63の上面63a(pパッド33の上面33aに相当)を、保護金属層32の上面32aよりΔHだけ下側に位置させることができる。
パッド用金属層63は、さらに保護金属層32の開口321の内側面321cを覆うことができる。これにより、パッド用金属層63の分離後に、開口321の内側面321cを覆い且つpパッド33と接触している内側面被覆層34を形成することができる。
なお、パッド用金属層63を形成するときのスパッタリングの条件によっては、スパッタ方向と垂直な面には成膜されにくい。つまり、p型半導体層15の上面15a側からスパッタリングを行う場合、上面15aと垂直な保護金属層32の開口321の内側面321cには成膜されにくい。よって、内側面被覆層34を備えた半導体発光素子10を形成する場合には、保護金属層32の開口321の内側面321c上にもパッド用金属層63が十分に成膜されるようにスパッタリングの条件を制御するのが好ましい。
<7.nバンプ40、pバンプ50の形成:工程(v)>
図4F〜図4Hに示す手順により、nバンプ40とpバンプ50を同時に形成する。
まず、パッド用金属層63の全面にフォトリソグラフィ用のレジスト層92を形成する。その後、フォトリソグラフィにより、レジスト層92に開口部92x、92yを形成する(図4F)。開口部92xは、開口16から露出したn型半導体層13の露出面13eを覆っているパッド用金属層63の部分(後に、nパッド23となる部分)がレジスト層92から露出するように設けられている。開口部92yは、オーミック金属層31の露出面31eを覆っているパッド用金属層63の部分(後に、pパッド33となる部分)がレジスト層92から露出するように設けられている。
次に、メッキ法(電解メッキ又は無電解メッキ)により、レジスト層92の開口部92x、92yの内部に金属製のバンプ40、50を形成する(図4G)。開口部92xの中にはnバンプ40が形成されており、後にnパッド23となるパッド用金属層63の部分の上に設けられている。開口部92yの中にはpバンプ50が形成されており、後にpパッド33となるパッド用金属層63の部分の上に設けられている。
nバンプ40とpバンプ50とを、メッキ法による同じ工程で形成しているので、nバンプ40の厚さ40tと、pバンプ50の厚さ50tとはほぼ等しくなる。
その後、レジスト層92を除去する(図4H)。
<8.パッド用金属層63の分離>
エッチング用のマスク91を、その表面を覆うパッド用金属層63と共に除去することにより、パッド用金属層63を、nパッド23と、pパッド33(及び内側面被覆層34)とに分離する(図4H〜図4I)。詳細には、開口16から露出したn型半導体層13と接触していたパッド用金属層63(破線x−xで挟まれた範囲)は除去されずに残って、nパッド23になる。また、オーミック金属層31の露出面31eと保護金属層32の開口321の内側面321cとに接触していたパッド用金属層63(破線y−yで挟まれた範囲)も除去されずに残って、pパッド33と内側面被覆層34とになる。
図4A〜図4Iを参照しながら説明した半導体発光素子10の製造方法は一例であり、これに限定されない。
例えば、パッド23、33の形成において、まず連続したパッド用金属層63を形成し(図4E)、後にnパッド23と、pパッド33及び内側面被覆層34とに分離しているが(図4I)、初めから分離したパッド用金属層63とすることもできる。
以下に、実施の形態の各構成部材に適した材料を説明する。
(オーミック金属層31)
オーミック金属層31は、p型半導体15とオーミックコンタクトする金属材料から形成される。好適な材料としては、例えば、Ag及びAgの合金がある。このAgの合金としては、例えば、Agと、Pt、Co、Au、Pd、Ti、Mn、V、Cr、Zr、Rh、Cu、Al、Mg、Bi、Sn、Ir、Ga、Nd及びReからなる群から選択される1種又は2種以上の金属との合金が挙げられる。なお、NiのようなAgと合金化されにくい元素(つまり、銀との反応が抑制されやすい元素)と、Agとの合金においては、Agの層中にNi原子を含んだ状態のものであってもよい。また、オーミック金属層31を積層構造とすることもでき、p型半導体15側から、Ag/Ni/Ti/Ruの積層構造を有する金属層から形成することができる。
(保護金属層32)
保護金属層32は、オーミック金属層31のマイグレーションを抑制するものであるので、オーミック金属層31に使用される金属材料よりもマイグレーションを起こしにくい金属材料から形成される。また、保護金属層32には、半導体積層体12の活性層14から発光される光が到達しうるので、発光に対する反射率の高い材料が特に好ましい。好適な材料としては、例えば、Al、Al合金、Au、Ti、Rh、SiN、SiOまたはこれら材料を含む積層構造等が挙げられる。
(nパッド23、pパッド33、内側面被覆層34)
nパッド23は、n型半導体層13と導通させるものであるので、n型半導体層13とオーミックコンタクトする金属材料から形成される。
pパッド33は、保護金属層32の開口321から露出したオーミック金属層31のマイグレーションを抑制するものであるので、オーミック金属層31に使用される金属材料よりもマイグレーションを起こしにくい金属材料から形成される。
内側面被覆層34は、開口321の内側面321cから露出した保護金属層32のマイグレーションを抑制するものであるので、保護金属層32に使用される金属材料よりもマイグレーションを起こしにくい金属材料から形成される。
nパッド23、pパッド33及び内側面被覆層34は、同時に形成することができるように、同じ材料から形成されているのが好ましい。nパッド23、pパッド33及び内側面被覆層34は、例えば、半導体積層体12側から、AlCuSi/Ti/Pt/Auの積層構造を有する金属層から形成することができる。
(nバンプ40、pバンプ50)
nバンプ40、pバンプ50は、リフローにより溶融して、半導体発光素子10を実装基板に実装できる金属材料が使用される。好適な材料としては、例えば、Au、Au-Sn合金、Au-Ag合金、Sn-Cu系(Sn-Cu、Sn-Cu-Ni-Ge)、Sn-Ag系(Sn-Ag、Sn-Ag-Cu、Sn-Ag-Bi-In)、Sn-Bi系(Sn-Bi、Sn-Bi-Ag、Sn-Bi-Cu)、Sn-Pb等が使用できる。
(基板11)
基板11としては、活性層14から発光される光に対して透明な材料が利用される。例えば、サファイア、スピネル等の絶縁性基板、GaN等の導電性基板を用いることができる。
(半導体積層体12)
半導体積層体12は、n型半導体層13、活性層14及びp型半導体層15を含んでいる。これらの半導体層は、InAlGa1−X−YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化ガリウム系化合物半導体が好適に用いられる。また、n型半導体層13、活性層14及びp型半導体層15は、それぞれ単層構造でもよいが、組成及び膜厚等の異なる層の積層構造、超格子構造等であってもよい。特に、活性層14は、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造であることが好ましい。
(絶縁膜17)
絶縁膜17は、絶縁膜からなるものであって、特に酸化膜からなるものが好ましい。好適な材料としては、例えば、二酸化ケイ素(SiO2)やZr酸化膜(ZrO2)等が挙げられる。
図3に示すような本発明に係る半導体発光素子10におけるnバンプ40とpバンプ50の高さの差Hdと、図5に示すような比較例の半導体発光素子100におけるnバンプ400とpバンプ500の高さの差Hdとを比較した。
各構成の厚さを表1に、高さの差を表2に示す。
Figure 0006229406
Figure 0006229406
この結果から分かるように、実施例1の半導体発光素子10では、nバンプ40とpバンプ50との高さの差Hdが1.6μmであった。一方、比較例1の半導体発光素子100では、nバンプ400とpバンプ500との高さの差Hdが3.6μmと、実施例1の2倍以上の高さの差を生じた。
10 半導体発光素子
11 基板
12 半導体積層体
13 n型半導体層(第1導電型半導体層)
14 活性層
15 p型半導体層(第2導電型半導体層)
20 第1電極(n電極)
23 第1パッド(nパッド)
30 第2電極(p電極)
31 オーミック金属層
31a 外縁部
32 保護金属層
321 第2の開口
33 第2パッド(pパッド)
40 第1バンプ(nバンプ)
50 第2バンプ(pバンプ)

Claims (4)

  1. 下から順に積層した第1導電型半導体層、活性層及び第2導電型半導体層と、
    前記第2導電型半導体層と前記活性層とを貫いて前記第1導電型半導体層を露出させるための第1の開口と、
    前記第1の開口の内部に設けられ、前記第1の開口から露出した前記第1導電型半導体層と電気的に接続しており、第1パッドを含む第1電極と、
    前記第2導電型半導体層の上面に設けられ且つ前記第2導電型半導体層とオーミック接触するオーミック金属層と、少なくとも前記オーミック金属層の外縁部を覆い且つ第2の開口を有する保護金属層と、前記第2の開口から露出した前記オーミック金属層の露出面を覆う第2パッドと、を含み、前記第2導電型半導体層と電気的に接続している第2電極と、
    を有する半導体素子であって、
    前記第2電極は、前記第2の開口の内側面を覆い且つ前記第2パッドと接触している内側面被覆層をさらに含み、
    前記第2パッドの厚さが前記保護金属層の厚さより薄く、前記第2パッドの上面が前記保護金属層の上面より下にあり、
    前記第1パッド上に設けられた第1バンプと、前記第2パッド上に設けられた第2バンプと、をさらに有することを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第2電極は、前記第2パッドの上面と前記内側面被覆層の内面とにより構成された凹部を備えており、
    前記第2バンプは、前記凹部内で前記第2パッド上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 下から順に、第1導電型半導体層、活性層及び第2導電型半導体層を積層する工程と、
    前記半導体積層体の前記第2導電型半導体層及び前記活性層を部分的に除去して、前記第1導電型半導体層を露出させる第1の開口を形成する工程と、
    前記第1の開口内に、前記第1の開口から露出した前記第1導電型半導体層と電気的に接続し且つ第1パッドを含む第1電極を形成する工程と、
    前記第2導電型半導体層と電気的に接続している第2電極を形成する工程であって、
    前記第2導電型半導体層の上面にオーミック金属層を形成する過程と、
    前記オーミック金属層を覆う保護金属層を形成する過程と、
    前記保護金属層に第2の開口を形成する過程と、
    前記第2の開口から露出した前記オーミック金属層の露出面を覆う第2パッドを、前記第2パッドの上面が前記保護金属層の上面より下になるように形成する過程と、
    前記第2電極形成工程が、前記第第2の開口の内側面を覆い且つ前記第2パッドと接触している内側面被覆層を形成する過程と、を含む第2電極形成工程と、
    前記第1パッド上の第1バンプと、前記第2パッド上の第2バンプとを形成するバンプ形成工程と、を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記第2パッド形成過程と内側面被覆層形成過程とを同時に行うことを特徴とする請求項3に記載の半導体発光素子の製造方法。
JP2013202305A 2013-09-27 2013-09-27 半導体発光素子及びその製造方法 Active JP6229406B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202305A JP6229406B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 半導体発光素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013202305A JP6229406B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 半導体発光素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015070079A JP2015070079A (ja) 2015-04-13
JP6229406B2 true JP6229406B2 (ja) 2017-11-15

Family

ID=52836492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013202305A Active JP6229406B2 (ja) 2013-09-27 2013-09-27 半導体発光素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6229406B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022015103A1 (ko) * 2020-07-17 2022-01-20 서울바이오시스주식회사 심자외선 발광 다이오드
TWI748856B (zh) 2021-01-29 2021-12-01 錼創顯示科技股份有限公司 微型發光二極體及顯示面板
US12107190B2 (en) 2021-01-29 2024-10-01 PlayNitride Display Co., Ltd. Micro light-emitting diode and display panel
CN112786758B (zh) * 2021-01-29 2023-09-26 錼创显示科技股份有限公司 微型发光二极管及显示面板
JP7344433B2 (ja) * 2021-06-30 2023-09-14 日亜化学工業株式会社 発光素子

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5191837B2 (ja) * 2008-08-28 2013-05-08 株式会社東芝 半導体発光素子及び半導体発光装置
JP5226047B2 (ja) * 2010-08-26 2013-07-03 シャープ株式会社 半導体発光素子の実装方法
JP5782823B2 (ja) * 2011-04-27 2015-09-24 日亜化学工業株式会社 窒化物半導体発光素子およびその製造方法
JP5394461B2 (ja) * 2011-06-28 2014-01-22 シャープ株式会社 光半導体素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015070079A (ja) 2015-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6947996B2 (ja) 発光素子の製造方法
JP5915504B2 (ja) 半導体発光素子
JP5045336B2 (ja) 半導体発光素子
JP6229406B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP4449405B2 (ja) 窒化物半導体発光素子およびその製造方法
EP3490014B1 (en) Led chip and led module using the led chip
JP2007335793A (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP4766845B2 (ja) 窒化物系化合物半導体発光素子およびその製造方法
JP2008108905A (ja) 半導体発光素子
KR20150078296A (ko) 신뢰성이 향상된 발광 소자
JP5109363B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法、半導体発光素子及び発光装置
JP5608340B2 (ja) 半導体発光素子
JP4449919B2 (ja) 発光装置の製造方法
JP2008072039A (ja) 発光素子
JP5988489B2 (ja) 半導体素子およびその製造方法
US8728843B2 (en) Nitride semiconductor light emitting element and method for manufacturing same
JP5045001B2 (ja) 半導体発光素子
JP4738999B2 (ja) 半導体光素子の製造方法
JP5029075B2 (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2013243241A (ja) 半導体発光素子
JP6183235B2 (ja) 窒化物半導体発光素子
JP7506327B2 (ja) 発光素子、発光素子の製造方法、及び発光装置
JP7440782B2 (ja) 発光素子の製造方法
CN116093231A (zh) 垂直型发光二极管及发光装置
CN117153982A (zh) 一种倒装发光元件及发光装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171002

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6229406

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250