JP6215769B2 - ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法、及び光半導体デバイスの製造方法 - Google Patents
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Description
(i)片面に粘着シートが設けられた支持基板の粘着シート面に複数の光半導体素子の電極面を粘着シート側に対向するようにして搭載する工程と、
(ii)前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面と前記光透過性部材との間に熱硬化性樹脂組成物を供給し、前記支持基板及び前記光透過性部材で前記熱硬化性樹脂組成物を挟持した状態で前記熱硬化性樹脂組成物を成型し硬化させることで、前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面上に前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物と前記光透過性部材が積層された積層体を得る工程と、
(iii)前記積層体から前記支持基板及び粘着シートを剥離する工程、
を有する方法であって、
前記工程(i)又は前記工程(ii)において、デバイス外周部であるダイシングラインに該当する部位に、光反射性熱硬化性樹脂を含み硬度がショアDで20以上の光反射部材を設置するウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法を提供する。
上記のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法で得られたウェハーレベル光半導体デバイス用部材の各光半導体素子の電極面に、前記光半導体素子を実装基板とつなぐための回路、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、ダイシングして個片化する光半導体デバイスの製造方法を提供する。
(iv)前記ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の光半導体素子が露出した面に対してエッチングによる粗面化を行った後、シード層を形成する工程と、
(v)前記シード層が形成された面上にメッキレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて露光した後現像を行って、各光半導体素子の電極面に開口を形成する工程と、
(vi)前記開口が形成された面に対し、電解メッキ法又は無電解メッキ法を用いて前記光半導体素子を実装基板とつなぐための回路、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、メッキレジスト膜を剥離し、続いてメッキレジスト膜の剥離後に表面に現れた前記シード層の不要な部分をエッチングにより除去する工程と、
(vii)ダイシングして個片化する工程、
を有することが好ましい。
また、光透過性部材を使用することで、製造工程における取扱い性が良好となり、搬送時の割れや欠けを防ぎ、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の反りを防止することが可能となる。更に、フォトリソグラフィー工程、メッキ工程などで使用される薬液に対する耐薬品性を向上させることもできる。
また、光反射部材を使用することで、光半導体デバイスの光取出し性を高めることが可能となり、またダイシング時の断面性状を良好にすることができるため、製品の寸法精度、発光特性の安定性が向上し、更に光半導体デバイスとしての耐久性が向上する。また、低硬度の熱硬化性樹脂を選択することが可能となり、光半導体デバイスの熱衝撃による耐クラック性の向上や耐熱、耐光性の向上を図ることが可能となる。
(i)片面に粘着シートが設けられた支持基板の粘着シート面に複数の光半導体素子の電極面を粘着シート側に対向するようにして搭載する工程と、
(ii)前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面と前記光透過性部材との間に熱硬化性樹脂組成物を供給し、前記支持基板及び前記光透過性部材で前記熱硬化性樹脂組成物を挟持した状態で前記熱硬化性樹脂組成物を成型し硬化させることで、前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面上に前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物と前記光透過性部材が積層された積層体を得る工程と、
(iii)前記積層体から前記支持基板及び粘着シートを剥離する工程、
を有する方法であって、
前記工程(i)又は前記工程(ii)において、デバイス外周部であるダイシングラインに該当する部位に、光反射性熱硬化性樹脂を含み硬度がショアDで20以上の光反射部材を設置するウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法である。
図1に本発明のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法の一例を示す。
図1のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法では、まず工程(i)として、片面に粘着シート1が設けられた支持基板2の粘着シート面に複数の光半導体素子3の電極面を粘着シート1側に対向するようにして搭載する。このとき、工程(i)において、光半導体素子3の搭載前、もしくは光半導体素子3の搭載後に粘着シート面上のダイシングラインに該当する部位に、光反射部材12を設置する。もちろん、光半導体素子と光反射部材を同時に搭載してもよい。次に、工程(ii)として、光半導体素子3と光反射部材12が搭載された粘着シート面と、光透過性部材11との間に熱硬化性樹脂組成物4を供給し、剥離フィルム5を備えた圧縮成型機6を用いて熱硬化性樹脂組成物4を成型し硬化させることで、支持基板2の光半導体素子3が搭載された粘着シート面上に熱硬化性樹脂硬化物4’と光透過性部材11が積層された積層体7を得る。次に、工程(iii)として、積層体7から支持基板2及び粘着シート1を剥離する。
図2のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法では、まず工程(i)として、片面に粘着シート1が設けられた支持基板2の粘着シート面に複数の光半導体素子3の電極面を粘着シート1側に対向するようにして搭載する。次に、工程(ii)として、まず光透過性部材11のダイシングラインに該当する部位に、光反射部材12を設置しておき、支持基板2の光半導体素子3が搭載された粘着シート面と、光反射部材12を設置した光透過性部材11との間に熱硬化性樹脂組成物4を供給し、剥離フィルム5を備えた圧縮成型機6を用いて熱硬化性樹脂組成物4を成型し硬化させることで、支持基板2の光半導体素子3が搭載された粘着シート面上に熱硬化性樹脂硬化物4’と光透過性部材11が積層された積層体7を得る。次に、工程(iii)として、積層体7から支持基板2及び粘着シート1を剥離する。
工程(i)は、片面に粘着シートが設けられた支持基板の粘着シート面に複数の光半導体素子の電極面を粘着シート側に対向するようにして搭載する工程である。本工程で用いる部材として、次のものが挙げられる。
支持基板は、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造にあたり、粘着シート面に複数の光半導体素子の電極面を粘着シート側に対向するようにして搭載された部材のハンドリングのしやすさを得るために必要となる。また、熱硬化性樹脂組成物の成型工程で粘着シートが貼り合わされた光半導体素子の電極面と同一平面となる樹脂面の硬化後の形状の再現をさせるために重要であり、支持基板は平面度の高い状態が得られるものであることが好ましい。このような材料としては、金属、樹脂などを精度良く加工し、平面度を確保したものやシリコンウェハー等が好ましい。特に好ましいものは線膨張係数の小さい金属を加工してなる金属板やシリコンウェハーである。外形形状は特に指定はなく、例えば、取扱いが容易な四角形又は円形であるとよい。後に続く工程の作業性を考慮すると、円形であるとなお好ましい。
前記支持基板に設けられる粘着シートは、片面又は両面粘着シートのどちらを用いてもよい。支持基板への貼り付けのしやすさから、両面粘着シートであることが好ましい。粘着シートは、貼り付け・熱硬化性樹脂組成物の成型・ウェハーレベル光半導体デバイス用部材からの剥離といった作業性を損なわない範囲で適宜選択する。粘着シートの粘着力は、熱硬化性樹脂組成物の成型工程で光半導体素子の搭載位置を保持することができればよく、成型工程での金型の加熱温度・成型時間に耐えられるものであればよい。更に、熱硬化性樹脂組成物の成型工程において光半導体素子/粘着シート界面へ熱硬化性樹脂組成物が侵入することよって発生する光半導体素子電極面の汚染防止が達成されるよう、適宜選択すればよい。
光半導体素子は、一般的なものを用いればよく、例えば、厚さが100〜200μm程度のサファイア基板の上面に発光層を備え、発光層にはp型半導体層とそれに接続された電極、並びにn型半導体層とそれに接続された電極が設けられており、該電極を通して外部と電気的に接続される構造を有するようなものであればよい。光半導体素子には、光の反射を目的とした反射層を設けていてもよく、発光層から出射する光線を目的の面に向けるように設ければよい。外形形状は特に指定はなく、入手しやすいものを選択すればよいが、一般に、四角形である。光半導体素子の発光特性は、目的とする光半導体デバイスに応じて適宜選択すればよい。
搭載時の荷重、時間、温度等は、光半導体素子の大きさ、形状に応じて決定すればよく、熱硬化性樹脂組成物を用いた成型時に光半導体素子の位置ずれが起こらない条件で搭載すればよい。たとえば、室温において、□1mmのチップ1個あたり100gfの荷重である。光半導体素子の電極の状況によって位置ずれが激しい場合、光半導体素子を粘着シートが設けられた支持基板へ搭載後、100℃、1時間程度加熱することで光半導体素子の電極面と粘着シートの馴染みが増し、位置ずれを抑えることができる。
本発明のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法では、上述の工程(i)又は後述の工程(ii)において、デバイス外周部であるダイシングラインに該当する部位に、光反射性熱硬化性樹脂を含み硬度がショアDで20以上の光反射部材を設置する。
一方、工程(ii)において光反射部材を設置する場合、図2のように光透過性部材11の熱硬化性樹脂組成物4と接する面に、光反射部材12を設置すればよい。
また、この工程(ii)に続いて行う工程(iii)は、積層体から支持基板及び粘着シートを剥離する工程である。
本工程で用いる部材として、工程(i)で得られた、粘着シート面に複数の光半導体素子が搭載された支持基板に加え、次のものが挙げられる。
本発明で用いられる光透過性部材は、光半導体素子又は光変換材料から発せられた光を透過可能な部材を意味する。本発明において、光透過性部材は光半導体デバイスとしたときに光を取り出す役割を担うほか、熱硬化性樹脂組成物を成型した積層体の取扱い性を高める役割も持つ。具体的には、搬送時の割れ、欠けを防ぎ、更に、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の反りを防止することが可能となる。更に、後のフォトリソグラフィー工程、メッキ工程などで使用される薬液に対する耐薬品性を向上させることが可能となる。
成型可能な無機材料とは、例えば、ガラス中に無機蛍光体粉末を分散させた波長変換部材をさし、SnO2−P2O5系ガラスやTeO系ガラス等の非鉛系低融点ガラスや、ガラス粉末に蛍光体を含む混合物を焼成又は加圧成型することで波長変換部材として用いることができる。このようなガラス材料としては、特に組成系に制限はなく、例えば、SiO2−B2O3−MO(MOはMgO、CaO、SrO、BaOを表す)系ガラス、SiO2−B2O3系ガラス、SiO2−B2O3−M2O(M2OはLi2O、Na2O、K2Oを表す)系ガラス、SiO2−B2O3−Al2O3系ガラス、SiO2−B2O3−ZnO系ガラス、ZnO−B2O3系ガラスを用いることができる。中でも、焼成時において、無機蛍光体と反応が起こりにくいSiO2−B2O3−RO系ガラスやZnO−B2O3系ガラスを用いることが好ましい。ガラス粉末、及び無機蛍光体粉末と共に、結合剤、可塑剤、溶剤等を使用してもよい。
また、光透過性部材へは、光半導体素子からの波長変換を目的とした蛍光体を含有させてもよい。光透過性部材へ蛍光体を分散させることで、光半導体素子から発せられ熱硬化性樹脂を透過した光を、光透過性部材で目的の波長の光に波長変換することが可能となる。このため、熱硬化性樹脂に蛍光体を含有させた場合よりも、より光を拡散させ、光半導体デバイスにおいて、面方向に均一な光として取り出すことが可能となる。即ち、点光源であった光半導体デバイスを、面光源とすることが可能となる。
これらの中では、YAG系蛍光体、TAG系蛍光体、シリケート系蛍光体が、発光効率や輝度などの点で好ましく用いられる。
蛍光体の粒子サイズは、特に制限はないが、D50が0.05μm以上のものが好ましく、3μm以上のものがより好ましい。また、D50が30μm以下のものが好ましく、20μm以下のものがより好ましい。ここでD50とは、レーザー回折散乱式粒度分布測定法により測定して得られる体積基準粒度分布において、小粒径側からの通過分積算が50%となるときの粒子径のことをいう。D50が前記範囲であると、材料組成物中の蛍光体の分散性が良好で、安定な発光が得られる。
光透過性部材の材料組成物に対する蛍光体の添加量は特に制限はなく、光半導体デバイスとしたときに目的の光の色調や明るさが得られるように適宜調整すればよいが、通常、材料組成物100体積部に対して0体積部以上50体積部未満である。より好ましくは、0体積部以上20体積部未満である。50体積部以下であれば、蛍光体の使用量が多くなり過ぎないため経済的である。
また、上述の光透過性部材が成型可能な無機材料、又は樹脂材料である場合、低線膨張率化、高硬度化、光拡散性の付与など、目的に応じた機能を持たせるため、光透過性部材の材料組成物に充填材を添加することが好ましい。
また、その他目的に応じて、顔料、反射性物質からなる群から選択される少なくとも1種を混合することもできる。
(熱硬化性樹脂)
ウェハーレベル光半導体デバイス用部材に用いられる熱硬化性樹脂組成物は、シリコーン樹脂、有機変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂から選択される1種以上の樹脂を含むものであることが好ましい。中でも、シリコーン樹脂、有機変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂が好ましく、より好ましくは耐熱性、耐光性の観点から、シリコーン樹脂、又は有機変性シリコーン樹脂である。このような熱硬化性樹脂は市販のものを用いればよい。
また、熱硬化性樹脂組成物には、先に述べた光半導体素子からの波長変換を目的とした蛍光体を含有させてもよい。蛍光体を熱硬化性樹脂組成物へ混合、分散させることで、光半導体素子から発せられた光を効率的に目的の波長の光に波長変換することが可能となる。
熱硬化性樹脂組成物に対する蛍光体の添加量は特に制限はなく、光半導体デバイスとしたときに目的の光の特性が得られるように適宜調整すればよいが、通常、樹脂成分100体積部に対して0体積部以上50体積部未満である。より好ましくは、0体積部以上20体積部未満である。50体積部以下であれば、熱硬化性樹脂組成物の流動性が損なわれることがなく、蛍光体の使用量が多くなり過ぎないため経済的である。
熱硬化性樹脂組成物は、上述のようにウェハーレベル光半導体デバイス用部材及びダイシング加工後の光半導体デバイスを支持するために硬化後に硬質となるものが好ましく、また、耐熱性、耐候性、耐光性に優れた樹脂であることが好ましい。このような目的に応じた機能を持たせるため、熱硬化性樹脂組成物に、充填材を添加することで硬化物に充填材を含ませることが好ましい。
また、その他目的に応じて、顔料、反射性物質からなる群から選択される少なくとも1種を混合することもできる。
はじめに、所定の成型温度に加熱した、基準面を有する下金型に工程(i)で得られた粘着シート面に複数の光半導体素子が搭載された支持基板を、光半導体素子が搭載された面が上になるように載置する。場合に応じて、下金型に剥離フィルムを設けてもよい。続いて、下金型に対向する上金型に、光透過性部材を載置する。このとき、工程(ii)において上述の光反射部材を設置する場合は、光透過性部材のダイシングラインに該当する部位に、光反射部材を設置しておく。またこの際、熱硬化性樹脂及び光透過性部材の離型性を向上させ、金型汚染を防止するための剥離フィルムを設けることが好ましい。光透過性部材の上金型への搭載方法として、予め剥離フィルムを吸着させる目的で吸着穴を設けた上金型に対し、剥離フィルムの吸着穴の位置に対応した部位に穴をあけて光透過性部材を真空吸着させてもよいし、真空吸着が好ましくない場合には、光透過性部材表面の最終製品とは影響のない部位に薄く接着剤を塗布し剥離フィルムに押し当て、仮固定させてもよい。次に、公知の圧縮成型の工程に従い、熱硬化性樹脂組成物を所定量塗布したのち、上金型と下金型を閉じ、金型内を減圧し、所定の成型圧力がかかるように入れ子で加圧、熱硬化性樹脂組成物の特性に応じて所定の時間加熱保持し、熱硬化性樹脂組成物を仮硬化する。熱硬化性樹脂組成物は封止領域の内容積に合わせて必要量だけ供給するものであって、ディスペンサー等により定量吐出して供給することが好ましい。次いで、剥離フィルムとともに金型から剥離し、熱処理によって樹脂材料を本硬化させて、積層体を得る。
続いて、支持基板及び粘着シートを剥離する(工程(iii))。粘着シートは、上述のように紫外光又は熱をトリガーとして剥離されるものを使用しているため、それぞれのトリガーに従って剥離させればよい。
このようなフィルムとしては、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)フィルム、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合樹脂(ETFE)フィルム、テトラフルオロエチレン−ペルフルオロプロピレン共重合樹脂(FEP)フィルム、ポリビニリデンフルオライド樹脂(PBDF)フィルム等のフッ素樹脂フィルム;ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)フィルム、ポリプロピレン樹脂(PP)フィルム等が挙げられる。
このような本発明のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法であれば、部材の種類を大幅に減らすことが可能であり、銀メッキの硫化防止のための特別な保護を必要とすることなく、高出力の光半導体素子の駆動にも耐えられ、かつ製品の寸法精度が高く、発光色のむらやばらつきが少なく、製造後の製品特性の管理が容易な光半導体デバイスを低コストで容易に製造することを可能とするウェハーレベル光半導体デバイス用部材を製造することができる。
続いて、本発明の光半導体デバイスの製造方法について説明する。
本発明の光半導体デバイスの製造方法では、上述の本発明のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法で得られたウェハーレベル光半導体デバイス用部材の各光半導体素子の電極面に、光半導体素子を実装基板とつなぐための回路(再配線用回路)、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、ダイシングして個片化することで光半導体デバイスを製造する。
(iv)前記ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の光半導体素子が露出した面に対してエッチングによる粗面化を行った後、シード層を形成する工程と、
(v)前記シード層が形成された面上にメッキレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて露光した後現像を行って、各光半導体素子の電極面に開口を形成する工程と、
(vi)前記開口が形成された面に対し、電解メッキ法又は無電解メッキ法を用いて前記光半導体素子を実装基板とつなぐための回路、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、メッキレジスト膜を剥離し、続いてメッキレジスト膜の剥離後に表面に現れた前記シード層の不要な部分をエッチングにより除去する工程と、
(vii)ダイシングして個片化する工程、
を有する方法で製造することができる。
図3の光半導体デバイスの製造方法では、まず工程(iv)として、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の光半導体素子3が露出した面(即ち、光半導体素子3の電極面及び電極面と同一平面にある熱硬化性樹脂硬化物4’であって、光透過性部材11とは逆側の面)に対してエッチングによる粗面化を行った後、シード層8を形成する。次に工程(v)として、シード層8が形成された面上にメッキレジスト膜9を形成し、フォトマスクを用いて露光した後現像を行って、各光半導体素子3の電極面に開口を形成する。次に、工程(vi)として、開口が形成された面に対し、電解メッキ法又は無電解メッキ法を用いて光半導体素子を実装基板とつなぐための回路(不図示)、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッド10を形成した後、メッキレジスト膜9を剥離し、続いてメッキレジスト膜9の剥離後に表面に現れたシード層8の不要な部分をエッチングにより除去する。次に、工程(vii)として、光反射部材12の位置でダイシングして個片化する。
工程(iv)は、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の光半導体素子が露出した面に対してエッチングによる粗面化を行った後、シード層を形成する工程である。
ここで、必要に応じ更に現像感度を高めるために、露光後に加熱処理を行ってもよい。上記露光後加熱処理は、例えば40〜140℃で0.5〜10分間とすることができる。
現像は、通常の方法、例えばパターン形成物を浸漬すること等により行うことができる。その後、必要に応じ洗浄、リンス、乾燥等を行い、所望のパターンを有するメッキレジスト膜が得られる。
なお、メッキ厚さはメッキレジスト膜の厚さの80〜100%にて形成されるのが一般的とされる。例えば、シード層が銅であり、その上に厚さ10μmのメッキレジスト膜パターンを形成した後、電解Cuメッキにより厚さ3〜10μmのCu電極を形成する。続いて、常法に従ってメッキレジスト膜を除去することで、シード層の上にメッキ層による回路が設けられた構造体を得ることができる。
また、本工程では、光半導体素子上の電極及び発光層、光反射層などをなす層が過度に侵食されないように、エッチング時間を適宜調整する。
切断方法としては公知の方法を採用すればよく、回転ブレードによるダイシング加工、レーザー加工、ウォータージェット加工、金型加工等の公知の方法により切断することができるが、ダイシング加工が経済的、工業的な面で好ましい。
このような本発明の光半導体デバイスの製造方法であれば、部材の種類を大幅に減らすことが可能であり、銀メッキの硫化防止のための特別な保護を必要とすることなく、高出力の光半導体素子の駆動にも耐えられ、かつ製品の寸法精度が高く、発光色のむらやばらつきが少なく、製造後の製品特性の管理が容易な光半導体デバイスを低コストで容易に製造することができる。
また、光透過性部材を使用することで、製造工程における取扱い性が良好となり、搬送時の割れや欠けを防ぎ、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の反りを防止することが可能となる。更に、後のフォトリソグラフィー工程、メッキ工程などで使用される薬液に対する耐薬品性を向上させることもできる。
また、光反射部材を使用することで、光半導体デバイスの光取出し性を高めることが可能となり、またダイシング時の断面性状を良好にすることができるため、製品の寸法精度、発光特性の安定性が向上し、更に光半導体デバイスとしての耐久性が向上する。また、低硬度の熱硬化性樹脂を選択することが可能となり、光半導体デバイスの熱衝撃による耐クラック性の向上や耐熱、耐光性の向上を図ることが可能となる。
なお、実施例及び比較例で得られた光半導体モジュールの色座標(sx)の測定は、全光束測定システム HM−9100(大塚電子(株)製)を用いて、印加電流IF=20mAの条件で測定した。また、測定結果から、平均値及びばらつき(σ)を求めた。
<ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造>
ウェハーレベル光半導体デバイス用部材(A)
支持基板として、厚さ725μm、直径200mm(8インチ)のシリコンウェハーに、熱剥離性両面粘着シート(日東電工社製 製品名:リバアルファ No.3195V)の発泡面を基板側としなるようにゴムローラーを用いて貼り付け、片面に粘着シートが設けられた支持基板とした。更に熱剥離性両面粘着シートの不要部は切り取り、8インチの円形形状とした。
この円形部材に、光反射性熱硬化性樹脂(信越化学工業社製 製品名:KCR−3500WS)を、ディスペンス装置を用いて幅400μm、高さ300μmとなるように所定の部位に塗布し、100℃、1時間で仮硬化した。続いて、光半導体素子として、Bridgelux社製 BXCD4545の電極面を粘着シートに対向するように、チップソーターを用いて複数個載置し、続いて100℃、1時間の加熱処理を行い粘着面に固定した。
ウェハーレベル光半導体デバイス用部材(B)
支持基板として、厚さ725μm、直径200mm(8インチ)のシリコンウェハーに、熱剥離性両面粘着シート(日東電工社製 製品名:リバアルファ No.3195V)の発泡面を基板側としなるようにゴムローラーを用いて貼り付け、片面に粘着シートが設けられた支持基板とした。更に熱剥離性両面粘着シートの不要部は切り取り、8インチの円形形状とした。この円形部材に、光半導体素子として、Bridgelux社製 BXCD4545の電極面を粘着シートに対向するように、チップソーターを用いて複数個載置し、続いて100℃、1時間の加熱処理を行い粘着面に固定した。
次に、上述のようにして粘着シート面に複数の光半導体素子を搭載した支持基板を、予め150℃に加熱した圧縮成型機の下型に載置し、同じく、剥離フィルムを備え予め150℃に加熱した対向する上型に光透過性部材を載置した。光透過性部材としては、熱硬化性シリコーン樹脂(信越工業株式会社製 製品名:KER2667)100体積部に対して、充填材としてヒュームドシリカ(株式会社トクヤマ製 製品名:DM−30)を10体積部、蛍光体(Phosphertechnology社製)を5体積部となるように配合した熱硬化性樹脂組成物を150℃で5分間圧縮成型を行い、続いて、150℃で3時間、本硬化を実施した、直径190mmの円形、厚さ500μmの成型体(硬度:ショアD78)を用いた。このような光透過性部材を、剥離フィルムと対向する側に、接着剤として熱硬化性シリコーン樹脂(信越工業株式会社製 製品名:KER2300)を薄く塗布したあと、剥離フィルムに10秒間押し当て仮固定した。その後、下型側に熱硬化性シリコーン樹脂(信越工業株式会社製 製品名:KER2300)を10mL供給し、150℃で5分間圧縮成型を行い、続いて、150℃で3時間、本硬化を実施した。成型後の熱硬化性樹脂の硬度はショアDで50であり、光反射部材の硬度はショアDで82であった。
(I)1つの光半導体素子に対して1つのデバイスとなるように設計した光半導体デバイス(光半導体デバイス(I−A)、(I−B))
上述のようにして製造した、光半導体素子の集合体であるウェハーレベル光半導体デバイス用部材(A)、(B)の光半導体素子が露出した面に対して、酸素:CF4=70:30となる混合ガスのプラズマを60秒間照射しプラズマエッチングによる粗面化を実施した。続いてエッチング処理面に対してスパッタリングにより、Ti(膜厚100nm)、Cu(膜厚400nm)の順でシード層を形成した。ターゲットは市販品の高純度Ti、及び高純度Cuを用いた。
更に、得られた光半導体デバイス(I−A)、(I−B)のうち任意の10個を個々に、半田リフローでアルミ製の放熱スター基板に実装し、光半導体デバイスが実装されたモジュールとした。これらのモジュールのIF=20mAにおける色座標(sx)を測定したところ、光半導体デバイス(I−A)を実装したモジュールはsx=0.398、σ=0.001であり、光半導体デバイス(I−B)を実装したモジュールはsx=0.376、σ=0.001であった。また、光反射部材はショアDで82のものを用いたため、工程中の取扱い性に優れ、ダイシング加工後の断面が良好なものであった。
光反射部材の材料である光反射性熱硬化性樹脂としてKER−2500LV(信越化学工業社製)、無機充填材としてナノアルミナ(日本アエロジル(株)製 製品名:AEROXIDE、AluC805、平均一次粒径13nm)1.5質量部、拡散材として酸化チタン(石原産業(株)製 製品名:PT−301、平均一次粒径250nm)10質量部を添加しよく撹拌したものを用いた以外は、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材(A)と同様にして、ウェハーレベル光半導体デバイス用部材(C)の製造を行った。成型後の熱硬化性樹脂の硬度はショアDで50であり、光反射部材の硬度はショアDで20未満であり、TypeAで70であった。
更に、上述の光半導体デバイス(I−A)の製造と同様の工程を経て、光半導体デバイス(I−C)を得た。
得られた光半導体デバイス(I−C)のうち任意の5個を個々に、半田リフローでアルミ製の放熱スター基板に実装し、光半導体デバイスが実装されたモジュールとした。このモジュールのIF=20mAにおける色座標(sx)を測定したところ、sx=0.395、σ=0.016、であった。また、光反射部材としてショアDで20未満のものを用いたため、工程中の取扱い性に劣り、ダイシング加工後の断面が荒れてしまい良好なものとして得られず、その結果色座標のばらつき(σ)が大きいものとなった。
光半導体素子として、Bridgelux社製 BXCD4545を、リードフレームとして、SMD5050パッケージ(I−CHIUN PRECISION INDUSTRY CO.,社製、樹脂部PPA)にダイボンド材(信越化学工業社製 製品名KER−3000−M2)を用いダイボンダーで搭載、加熱硬化することで固定し、ワイヤーボンダーを用いて金線(田中電子工業社製、製品名:FA、25μm)を用いてワイヤーボンディングした。続いて、熱硬化性シリコーン樹脂(信越化学工業社製 製品名:KER−2300)100体積部に対して蛍光体(Phosphertechnology社製)を3体積部となるように配合した封止樹脂を適量ディスペンスし、光半導体デバイス(III)を160個製造した。封止樹脂の硬化条件は150℃、4時間である。
更に、得られた光半導体デバイス(III)のうち任意の10個を個々に、半田リフローでアルミ製の放熱スター基板に実装し、光半導体デバイスが実装されたモジュールとした。このモジュールのIF=20mAにおける色座標(sx)を測定したところ、sx=0.389、σ=0.078であった。
さらに、このパッケージはリードフレームに銀電極を使用しているため、硫化が進行するものであった。
4’…熱硬化性樹脂硬化物、 5…剥離フィルム、 6…圧縮成型機、 7…積層体、
8…シード層、 9…メッキレジスト膜、 10…ボンディングパッド、
11…光透過性部材、 12…光反射部材。
Claims (15)
- 複数の光半導体素子が熱硬化性樹脂を介して光透過性部材に保持されたウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法において、
(i)片面に粘着シートが設けられた支持基板の粘着シート面に複数の光半導体素子の電極面を粘着シート側に対向するようにして搭載する工程と、
(ii)前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面と前記光透過性部材との間に熱硬化性樹脂組成物を供給し、前記支持基板及び前記光透過性部材で前記熱硬化性樹脂組成物を挟持した状態で前記熱硬化性樹脂組成物を成型し硬化させることで、前記支持基板の光半導体素子が搭載された粘着シート面上に前記熱硬化性樹脂組成物の硬化物と前記光透過性部材が積層された積層体を得る工程と、
(iii)前記積層体から前記支持基板及び粘着シートを剥離する工程、
を有する方法であって、
前記工程(i)又は前記工程(ii)において、デバイス外周部であるダイシングラインに該当する部位に、光反射性熱硬化性樹脂を含み硬度がショアDで20以上の光反射部材を設置することを特徴とするウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。 - 前記工程(i)において、前記粘着シート面に前記光半導体素子を搭載する前、前記光半導体素子を搭載した後、又は前記光半導体素子を搭載すると同時に、前記光反射部材を前記粘着シート面に設置することを特徴とする請求項1に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記工程(ii)において、前記光透過性部材の前記熱硬化性樹脂組成物と接する面に、前記光反射部材を設置することを特徴とする請求項1に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記光反射部材として、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂から選択される1種以上の光反射性熱硬化性樹脂を含むものを用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記光反射部材として、無機充填材及び拡散材のいずれか又は両方を含むものを用い、前記無機充填材はシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウムから選択される1種以上であり、前記拡散材はチタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素から選択される1種以上であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物として、シリコーン樹脂、有機変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂から選択される1種以上の樹脂を含むものを用いること特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物として、前記光半導体素子からの波長変換を目的とした蛍光体粒子を含むものを用いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物として、シリコーン、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニアから選択される1種以上の充填材を含むものを用い、該充填材の添加量を前記熱硬化性樹脂組成物中の樹脂成分100体積部に対して0体積部を超え90体積部以下とすることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記光透過性部材として、ガラス、石英、サファイアから選択される無機材料、シリコーン樹脂、有機変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂から選択される樹脂材料から選択される1種以上を含むものを用いることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記光透過性部材として、前記光半導体素子からの波長変換を目的とした蛍光体粒子を含むものを用いることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記光透過性部材として、シリコーン、シリカ、アルミナ、ジルコニア、チタニアから選択される1種以上の充填材を含むものを用い、該充填材の添加量を前記光透過性部材の材料組成物100体積部に対して0体積部を超え90体積部以下とすることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂組成物の成型は、前記光透過性部材と接する面に剥離フィルムを備えた圧縮成型機を用いて圧縮成型によって行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法。
- 光半導体デバイスの製造方法であって、
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のウェハーレベル光半導体デバイス用部材の製造方法で得られたウェハーレベル光半導体デバイス用部材の各光半導体素子の電極面に、前記光半導体素子を実装基板とつなぐための回路、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、ダイシングして個片化することを特徴とする光半導体デバイスの製造方法。 - 前記光半導体デバイスの製造方法は、
(iv)前記ウェハーレベル光半導体デバイス用部材の光半導体素子が露出した面に対してエッチングによる粗面化を行った後、シード層を形成する工程と、
(v)前記シード層が形成された面上にメッキレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて露光した後現像を行って、各光半導体素子の電極面に開口を形成する工程と、
(vi)前記開口が形成された面に対し、電解メッキ法又は無電解メッキ法を用いて前記光半導体素子を実装基板とつなぐための回路、あるいは半田接続又はフリップチップ接続のためのボンディングパッドを形成した後、メッキレジスト膜を剥離し、続いてメッキレジスト膜の剥離後に表面に現れた前記シード層の不要な部分をエッチングにより除去する工程と、
(vii)ダイシングして個片化する工程、
を有することを特徴とする請求項13に記載の光半導体デバイスの製造方法。 - 前記ダイシングして個片化する際に、2つ以上の光半導体素子が含まれるように切断することで、2つ以上の光半導体素子が電気的に接続された光半導体デバイスを製造することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の光半導体デバイスの製造方法。
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