JP6200379B2 - コネクタおよびコネクタの接続構造 - Google Patents
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Description
しかしながら、ボルト締結方向がコネクタの嵌合方向と直交していると、ボルトを締結することよりコネクタ本外がボルトの締結方向に偏り、シール部材によるシール性に偏りが生じ、シール性が低下する可能性があった。
これにより、ボルト固定時に、シール部材の装着領域のボルト締結方向への偏りを軽減させ、好適なシール性を確保することが可能である。
コネクタ1は、ケーブル2の先端部分を保持して、筐体3の取付孔31に嵌合されるコネクタ本体11と、このコネクタ本体11の外周に装着され、取付孔31とコネクタ本体11の嵌合面に介在する環状のシール部材12とを備える。
なお、ケーブル2の先端には、端子部21がかしめ止めされている。
コネクタ1は、ケーブル2の先端の端子部21を、取付孔31を介して筐体3の内部に収容させ、他の図示しない電気部品と接続させた状態で、筐体3にボルト4により固定される。
図2(a)に示す実施形態では、コネクタ本体11の中心軸と取付孔31の中心軸とを合わせて配置したときに、ボルト締結部112における、コネクタ先端側が固定部32に比較的近く、コネクタ後端側が固定部32から相対的に離れる様に構成されている。
また、この時点では、図2(a)中の幅Aで示す通り、シール部材12の潰し量が全ての方向についてほぼ均一である。
このための構成としては、例えば固定部32の第1の当接面32a(ボルト締結部112と接触する面)の延長線上に上記中心位置Oがある場合には、ボルト締結部112の第2の当接面112a(固定部32と接触する面)の延長線上にシール部材12の中心位置Oが来るようにすればよい。
また、回転軸が中心位置Oからずれた場合であっても、シール部材12の潰し量が軸方向から見た全方向について必要最低限連続的に確保されていれば、シール性を確保し得る。最低限必要な潰し量はシール部材12の材質や特性によって異なるが、例えば全周について所定の潰し量が確保されていれば、充分シール性を確保し得ると考えられる。所定の潰し量としては種々の態様が適用可能であるが、例えばボルト締結前の潰し量とすることが考えられる。また、ここで言う連続的とは、取付孔31の内部と外部をシール部材12によって隙間なく隔離する、と言う意味である。
図3(a)に示す通り、筐体3´の取付孔近傍に設けられた固定部32´は、取付孔31´の中心軸に沿う方向に延在する第1の当接面32´aを有し、比較例に係るコネクタ1´においてはボルト締結部112´が軸方向と平行に形成されている。また、筐体3´の取付孔31´にコネクタ本体11´を挿入する際、ボルト締結部112´が固定部32´に干渉することがないよう、固定部32´の第1の当接面32´aに対して、ボルト締結部112´の第2の当接面112´aが離間するように設計されている。
そのため、図3(b)に示すように、固定部32´にボルト締結部112´をボルト固定すると、取付孔31´に嵌合さているコネクタ本体11´の位置が変位し(締結方向に偏り)、コネクタ本体11´の外周に装着されているシール部材12´の取付孔内壁への密着力が、周方向の一部分で低下してしまう。
すなわち、ボルト締結部112´の固定部32´へのボルト固定時、ボルト締結部112´の締結方向への変位にともなって、コネクタ本体11´のシール部材12´の装着領域が同方向に同等に変位するため、シール部材12´´の取付孔内壁への密着力(潰し量)がボルトの締結方向に偏ってしまい、シール性が損なわれる恐れがある。また一方で、ボルト固定時のコネクタ本体11´の変位を考慮して、コネクタ本体11´の外周に潰し量が大きいシール部材12´を装着しておくことも考えられるが、その場合は、取付孔にコネクタ本体11´を挿入するために大きな力を要することになってしまう。
以上のように、図1及び図2に示す本発明の一実施形態においては、ボルト締結によってコネクタを筐体に固定しても、コネクタのシール性を好適に保つことが可能である。
以下、図4および図5を参照して、本実施形態のコネクタの接続構造の変形例について説明する。
本実施形態のコネクタの接続構造の特徴的な構成は、コネクタ1のコネクタ本体11を筐体3の取付孔31に嵌合した後、取付孔31の中心軸に沿う方向に延在する第1の当接面32aを有する固定部32にボルト締結部112をボルト固定するコネクタの接続構造において、当該固定部32に、コネクタ本体11の中心軸に対して傾斜する第2の当接面112aを有するボルト締結部112をボルト固定することによって、取付孔31に嵌合されたコネクタ本体11を、コネクタ本体11の中心軸が取付孔31の中心軸と交わるように傾斜させ、コネクタ本体11に装着されたシール部材12のシール性を保つことであり、変形例1および変形例2に示すように、取付孔31に対する固定部32の位置、コネクタ本体11に対するボルト締結部112の位置、コネクタ本体11に対するボルト締結部112(第2の当接面112a)の傾きθなどは適宜変更することができる。
このとき、取付孔31内で傾斜するコネクタ本体11の中心軸CL1と取付孔31の中心軸CL2との交点Pが、シール部材12の装着領域、好ましくはシール部材12の装着領域の中心位置に位置する場合、シール部材12の装着領域における変位量(締結方向への偏り)が非常に小さい。またコネクタ本体11の傾斜によって、シール部材12の密着力(潰し量)が軸方向で変化して、軸方向の一部の密着力が大きくなっている。
このため、シール部材12の全周について所定の潰し量が確保され、充分シール性を確保することができる。
このとき、取付孔31内で傾斜するコネクタ本体11の中心軸CL1と取付孔31の中心軸CL2との交点Pが、シール部材12の装着領域よりも前方にある場合、ボルト固定されたコネクタ1の締結方向への偏りは、ボルト締結部112における変位よりも、シール部材12の装着領域における変位のほうが小さくなる。またコネクタ本体11の傾斜によって、シール部材12の密着力(潰し量)が軸方向で変化して、軸方向の一部の密着力が大きくなっている。
このため、シール部材12の全周について所定の潰し量が確保され、充分シール性を確保することができる。
12…シール部材、 21…端子部、 31…取付孔、 32…固定部、32a…第1の当接面 33…ねじ
穴、 111…シール保持部、 112…ボルト締結部、 112a…第1の当接面。
Claims (4)
- 筐体の取付孔に嵌合されるとともに、取付孔近傍の固定部にボルト固定されるコネクタであって、
ケーブルの先端部を保持し、前記取付孔に嵌合されるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体の外周に装着され、前記取付孔とコネクタ本体の嵌合面に介在する環状のシール部材とを備え、
前記コネクタ本体は、
前記コネクタ本体から外周方向に向かって延び、前記取付孔近傍の固定部にボルト固定されるボルト締結部と、
前記ボルト締結部よりも先端側に位置し、前記シール部材が装着されるシール保持部を有し、
前記取付孔の中心軸に沿う方向に延在する第1の当接面を有する前記固定部にボルト固定される前記ボルト締結部は、前記コネクタ本体の軸方向に対して傾斜する第2の当接面を有し、
前記ボルト締結部が前記固定部にボルト締結された際に、前記取付孔の中心軸に対して、前記コネクタ本体の中心軸が傾斜する
ことを特徴とするコネクタ。 - 筐体の取付孔に嵌合されるとともに、取付孔近傍の固定部にボルト固定されるコネクタの接続構造であって、
前記コネクタは、
ケーブルの先端部を保持し、前記取付孔に嵌合されるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体の外周に装着され、前記取付孔とコネクタ本体の嵌合面に介在する環状のシール部材とを備え、
前記コネクタ本体は、
前記コネクタ本体から外周方向に向かって延び、前記固定部にボルト固定されるボルト締結部と、
前記ボルト締結部よりも先端側に位置し、前記シール部材が装着されるシール保持部とを有し、
前記取付孔の中心軸に沿う方向に延在する第1の当接面を有する前記固定部に、前記コネクタ本体の軸方向に対して傾斜する第2の当接面を有する前記ボルト締結部がボルト固定され、
前記コネクタ本体の中心軸が前記取付孔の中心軸と交わるように、前記取付孔に嵌合された前記コネクタ本体が傾斜する
ことを特徴とするコネクタの接続構造。 - 前記コネクタ本体における、前記シール部材の装着領域で、前記コネクタ本体の中心軸が前記取付孔の中心軸と交わる
ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタの接続構造。 - 前記コネクタ本体における、前記シール部材の装着領域よりも前方で、前記コネクタ本体の中心軸が前記取付孔の中心軸と交わる
ことを特徴とする請求項2に記載のコネクタの接続構造。
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