以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙の一例を示す説明図である。この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1は、図1(a)に示すように、正面視で上下および左右に幅を有する矩形のメモ用紙であって、表面に、処理内容を記載するための情報記入部10と、少なくとも処理を行った日付および担当者を記入可能な矩形の日付担当者記入部11とが設けられている。
また、このメモ用紙1の表面の最上部最左端部は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(この実施の形態1では、赤色とする)が印刷された第1色部21であり、そのすぐ右隣、すなわち、メモ用紙1の表面の最上部最左端部にある第1色部21の右隣は、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(この実施の形態1では、黄色とする)が印刷された第2色部22である。
また、このメモ用紙1の表面の最上部最右端部は、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(この実施の形態1では青色とする)が印刷された第4色部24であり、そのすぐ左隣、すなわち、メモ用紙1の表面の最上部最右端部にある第4色部24の左隣は、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(この実施の形態1では緑色とする)が印刷された第3色部23である。
また、このメモ用紙1の表面の第2色部22と第3色部23との間には、矩形の最上部中央領域12が設けられており、この最上部中央領域12には、例えばメモ内容の区分を記入することができるようにすることができる(後述の図6参照)。ただし、この最上部中央領域12は、必ずしも区分を記入する領域でなくてもよいし、メモを最初に記入した(受け付けた)日付や担当者を記入できるようにしてもよい。
そして、第1色部21と第2色部22との境界には上下方向の切り込み31が入れられており、第2色部22と最上部中央領域12との境界には上下方向の切り込み32が入れられている。また、最上部中央領域12と第3色部23との境界には上下方向の切り込み33が入れられており、第3色部23と第4色部24との境界には上下方向の切り込み34が入れられている。
また、メモ用紙1の表面の第1色部21の直下から第4色部24の直下までのメモ用紙1の左右の幅にわたる領域に、少なくとも、処理を行った日付および担当者を記入可能な矩形の日付担当者記入部11が設けられ、この日付担当者記入部11よりさらに下の部分が、処理内容等の情報を自由に記入可能な情報記入部10になっている。
そして、第1色部21と第2色部22との境界、第2色部22と最上部中央領域12との境界、最上部中央領域12と第3色部23との境界、第3色部23と第4色部24との境界に、それぞれ上下方向の切り込み31〜34が入っていることにより、第1色部21、第2色部22、第3色部23および第4色部24は、それぞれの下辺を山にして折り曲げることにより、すなわち、それぞれの色部(21〜24)と日付担当者記入部11との境界で山折りすることにより、それぞれが裏側に隠れて視認されなくなる。
さらに、図1(b)に示すように、このメモ用紙1の裏面には、少なくともメモ用紙1の表面の最上部中央領域12および日付担当者記入部11の裏側にあたる領域に、このメモ用紙1を貼付、剥離、再貼付および再剥離が可能な粘着性再剥離糊が塗布された粘着性再剥離糊部13が設けられている。
すなわち、このメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13は、粘着性再剥離糊が塗布された粘着性の糊部であり、このメモ用紙1をホワイトボードやノートなどに貼り付けたり剥がしたりすることが何度でもできるようになっている。
なお、この実施の形態1では、第1色部21の裏側41、第2色部22の裏側42、第3色部23の裏側43および第4色部24の裏側44には粘着性再剥離糊部13は設けられていないが、これらの箇所にも粘着性再剥離糊を塗布し、これらの箇所と、最上部中央領域12および日付担当者記入部11の裏側にあたる領域とを、粘着性再剥離糊部13としてもよい。
また、上述のように、このメモ用紙1の表面が視認できる状態において、第1色部21〜第4色部24のそれぞれは、それぞれの色部(21〜24)の下辺で山折りされ、すなわち、それぞれの色部(21〜24)と日付担当者記入部11との境界で山折りされ、それぞれの色部(21〜24)の裏側(41〜44)がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられることにより、表面側から視認することができないように裏側に折り曲げて固定可能である。
なお、上記のように折り曲げて、第1色部21の裏側41〜第4色部24の裏側44をメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けて固定することができるとともに、それをまた剥がして元に戻すことにより、第1色部21〜第4色部24のそれぞれを視認可能な状態にすることができる。
次に、このメモ用紙1を使用する際の使用例について、図2〜図5を用いて説明する。図2は、この実施の形態1において、メモ用紙1に記載された処理内容が第1優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図3は、メモ用紙1に記載された処理内容が第2優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図4は、メモ用紙1に記載された処理内容が第3優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図5は、メモ用紙1に記載された処理内容が第4優先順位で処理すべき内容または処理が完了した場合の使用例を示す説明図である。
メモ用紙1に記載された処理内容がかなり重要であり、第1優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図1(a)に示すメモ用紙1の最上部最左端部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21はそのままとし、その第1色部21の右隣の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の下辺で山折りにして、その第2色部22を裏側方向に折り曲げることにより、その第2色部22の裏側42がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第2色部22は表側から視認できなくなる。
同様に、図1に示すメモ用紙1の最上部最右端部の第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24と、その第4色部24の左隣の第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23についてもそれぞれの下辺で山折りにして、それら第3色部23および第4色部24を裏側方向に折り曲げることにより、その第3色部23の裏側43および第4色部24の裏側44がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第3色部23および第4色部24も表側から視認できなくなる。
この結果、図2に示すように、このメモ用紙1は第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21のみが視認できる状態となり、他の第2色部22、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙1の処理内容が第1優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙1に記載された処理内容が重要であり、第2優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図1に示すメモ用紙1の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の下辺で山折りにして、その第1色部21を裏側方向に折り曲げることにより、その第1色部21の裏側41がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第1色部21は表側から視認できなくなる。
同様に、図1に示すメモ用紙1の第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23と第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24についてもそれぞれの下辺で山折りにして、それら第3色部23および第4色部24を裏側方向に折り曲げることにより、その第3色部23の裏側43および第4色部24の裏側44がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第3色部23および第4色部24も表側から視認できなくなる。
この結果、図3に示すように、このメモ用紙1は第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙1の処理内容が第2優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙1に記載された処理内容がそれほど重要ではなく、第3優先順位で処理すればよい内容であると判断した担当者は、図1に示すメモ用紙1の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21と、第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22とをそれぞれの下辺で山折りにして、それら第1色部21および第2色部22を裏側方向に折り曲げることにより、その第1色部21の裏側41および第2色部22の裏側42がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第1色部21および第2色部22は表側から視認できなくなる。
同様に、図1に示すメモ用紙1の第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24についてもその下辺で山折りにして、その第4色部24を裏側方向に折り曲げることにより、その第4色部24の裏側44がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第4色部24も表側から視認できなくなる。
この結果、図4に示すように、このメモ用紙1は第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙1の処理内容が第3優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙1に記載された処理内容が重要ではなく、第4優先順位で処理すればよい内容であると判断した、または、処理が完了したと判断した担当者は、図1に示すメモ用紙1の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21と、第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22とをそれぞれの下辺で山折りにして、それら第1色部21および第2色部22を裏側方向に折り曲げることにより、その第1色部21の裏側41および第2色部22の裏側42がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第1色部21および第2色部22は表側から視認できなくなる。
同様に、図1に示すメモ用紙1の第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23についてもその下辺で山折りにして、その第3色部23を裏側方向に折り曲げることにより、その第3色部23の裏側43がメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられて固定され、第3色部23も表側から視認できなくなる。
この結果、図5に示すように、このメモ用紙1は第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第3色部23は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙1の処理内容が第4優先順位で処理すべき内容であること、または、処理が完了したことを一目で把握することができる。
このように、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1は、裏面に粘着性再剥離糊部13があり、裏側方向に折り曲げたそれぞれの色部を、その粘着性再剥離糊部13に貼り付けて固定することができるので、不要な色部を単に裏側方向に折り曲げただけの場合には跳ね上がってきてしまい、不要な色部が視認できてしまう、というような不具合が生じるおそれがない。
その結果、この実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のいずれか1つのみを視認できる状態とすることができるので、すべての関係者が、このメモ用紙1の処理内容がどの優先順位で処理すべき内容であるかを一目で把握することができる。
なお、この実施の形態1では、第1の識別可能な色を赤色、第2の識別可能な色を黄色、第3の識別可能な色を緑色、第4の識別可能な色を青色として説明しているが、それぞれの色についてはこれに限定されるものではなく、4種類に識別可能な色であればどのような色を用いてもよいことは言うまでもない。以下の実施の形態においても同様である。
次に、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1の具体的な使用例について、図6〜図8を用いて説明する。
図6は、より具体的な識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1の一例を示す図である。図6に示すように、このメモ用紙1の最上部中央領域12には、情報記入部10に記載された処理内容の区分が記入できるようになっている。区分とは、例えば、このメモ用紙1を災害時に使用する場合には、救助に関すること、救援物資に関すること、自治体からの連絡事項に関すること、など、メモ用紙1に記載された処理内容のカテゴリーを示すものである。
なお、ここでは、説明を簡単にするために、カテゴリーの種類も上記の3種類として説明するが、例えば災害時であれば、上記に挙げた区分(カテゴリー)以外に、医療に関すること、火災に関すること、食糧・水に関すること、電力に関すること、道路状況に関すること、公共団体、自衛隊、警察、消防、他災害救助主団体に関すること、災害地域別のことなど、様々なものが考えられる。
また、災害時に限らず平常時であっても、例えば会社内において、営業、経理、製造などの事業部門ごとの区分を設けたり、商品別、社員別、業務判断確認用、社員教育用など、様々な分類の仕方が考えられ、そのような通常業務において、この実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1を使用してもよい。
このように、最上部中央領域12に区分(カテゴリー)を記入することにより、たくさんのメモ用紙1が存在する場合であっても、そこに記載されている情報の混在化を防止して、カテゴリーごとに分類することが可能となる。
また、この最上部中央領域12には、必ずしも区分を記入しなければいけないわけではなく、例えば、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1に処理内容を記載した日、すなわち、その処理内容を受け付けた日時や受け付けた担当者を記入する欄として使用するなど、他の情報を記入する領域として使用してもよい。
このように、最上部中央領域12に受付日時や受付担当者を記入することにより、各メモ用紙1に記載されている情報を入手した(受け付けた)日時や担当者を明確化することが可能となる。
ここでは、この最上部中央領域12には、このメモ用紙1に記載する処理内容が、救助に関することである場合には「救助」、救援物資に関することである場合には「救援物資」、自治体からの連絡事項に関することである場合には「連絡事項」という区分を記載する、というルールで運用されているものとして説明する。
そして、例えば、かなり重要な人命救助に関する処理が必要な場合には、情報記入部10に具体的な処理内容を記入するとともに、図2に示すようにこのメモ用紙1の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21のみが視認できる状態となるように他の第2色部22、第3色部23、第4色部24を裏側方向に折り曲げてメモ用紙1の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けて固定し、区分に「救助」と記載して、図7に示すように、ホワイトボード50などに貼り付ける。
図7は、複数の識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1がホワイトボード50に貼り付けられている状態を示す図である。ここでは、3枚のメモ用紙1が貼り付けられている状態を示しており、1番左のメモ用紙1は、第1の優先順位で処理すべきことを示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21が視認可能な状態にされており、区分には「救助」、内容としては「○○地区に2人生存」と記載されている。これにより、○○地区の生存者2人の救助を第1の優先順位で行う必要があることを誰もが認識することができる。
また2番目のメモ用紙1も、第1の優先順位で処理すべきことを示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21が視認可能な状態にされており、区分には「救援物資」、内容としては「△△避難所に毛布100枚」と記載れている。これにより、△△避難所に毛布100枚が必要であり、第1の優先順位で手配する必要があることを誰もが認識することができる。
また3番目のメモ用紙1は、第4の優先順位で処理すべきことを示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24が視認可能な状態にされており、区分には「救助」、内容としては「××地区でケガ人手当て」と記載されている。
このように、最上部中央領域12に区分の欄を設けておき、区分ごとにわけてメモ用紙1を貼り付けておくことにより、その区分ごとに優先順位の高いものをすぐに認識することができる。
なお、このメモ用紙1そのものを、薄いピンク色、薄い黄色、薄い水色、薄い黄緑色、薄い灰色など色違いで作成することにより、区分ごとの違いを示すようにしてもよい。
また、区分によって、優先順位を示すような使い方をしてもよい。例えば、処理内容が救助に関するものである場合には、第1の優先順位で処理すべきことを示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21のみを視認可能な状態とし、処理内容が救援物資に関するものである場合には、第2の優先順位で処理すべきことを示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22のみを視認可能な状態とし、処理内容が連絡事項に関するものである場合には、第3の優先順位で処理すべきことを示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23のみを視認可能な状態とし、それぞれの処理が終了した場合には、第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のみを視認可能な状態とする、というようにしてもよい。なお、この場合には、最上部中央領域には、区分ではなく受付日時や受付担当者を記入するなどすればよい。
なお、図7に示す3番目のメモ用紙1は、日付担当者記入部11に「○年△月×日」という日付と「□□」という担当者が記入されている。このメモ用紙1は、当初は第1の優先順位で処理すべきことを示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21が視認可能な状態とされていたが、その処置を○年△月×日に□□という担当者が行ったことにより、処理日および処理者の欄に日付(○年△月×日)と担当者(□□)が記入された上で、第4の優先順位(処理完了)に変更されたものである。
すなわち、最初は、××地区にケガ人がおり、第1の優先順位で手当てが必要なことを誰もが認識することができる状態であったが、これを○年△月×日に□□さんが処置したことにより処理が終了したため、第4の優先順位(処理完了)を示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24が視認可能な状態に変更されたのである。
このように、少なくとも処理を行った日付および担当者を記入可能な日付担当者記入部11が設けられていることにより、いつ誰が処理を行ったかということを明確に示すことができる。
また、この3番目のメモ用紙1の例のように、処理を行ったことにより優先順位が変わるような場合にも、第1色部21〜第4色部24を折り曲げ直すことにより、視認できる色を変えて対応することができる。
なお、図6や図7等に示す例では、日付担当者記入部11は1行であり、この日付担当者記入部11に、処理を行った日付および担当者を3回まで記入可能なように3回分の欄を設けているが、1回分や2回分であっても構わないことは言うまでもない。また、少なくとも1回の処理を行った日付および担当者を記入可能であれば、その他に、情報共有先や、その共有先への処理手配日時、処理手配担当者などを記入できるようにしてもよい。また、このように処理を行った日付および担当者以外の多くの情報を記入できるよう、日付担当者記入部11は2行からなるものであってもよい。
また、区分(カテゴリー)によって、優先順位を示すような使い方をしてもよい。例えば、処理内容が「救助」に関するものである場合には、第1の優先順位で処理すべきことを示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21のみを視認可能な状態とし、処理内容が「救援物資」に関するものである場合には、第2の優先順位で処理すべきことを示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22のみを視認可能な状態とし、処理内容が「連絡事項」に関するものである場合には、第3の優先順位で処理すべきことを示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23のみを視認可能な状態とし、それぞれの処理が終了した場合には、第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のみを視認可能な状態とする、というようにしてもよい。なお、この場合には、最上部中央領域12には、区分ではなく受付日や受付担当者を記入するなどすればよい。
図8は、例えば震災時など、たくさんの識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1がホワイトボード50に貼り付けられている状態を示す説明図である。
このように、たくさんのメモ用紙1が貼り付けられている状態であっても、各メモ用紙1に記載された処理内容の優先順位を明確に示すことができ、たくさんのメモ用紙1がホワイトボード50などに貼り付けられていたとしても、どの処理内容を優先して処理しなければいけないかを誰でも一目で認識することができる。
すなわち、各メモ用紙1の優先順位が一目で視認可能な状態になっており、処理の重要性が明確に示されていることにより、処理担当者は、どの処理が優先順位が高いものであるかをすぐに確認することができ、素早く適切な処理を行うことができるので、処理の迅速化をはかることが可能であり、かつ、処理手配の抜かりを防止することができる。
なお、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1を、企業や団体等における新人教育に用いることにより、より効果が期待できる。すなわち、記載された処理内容についての優先順位を間違いなく付けることができるか、間違いなく分類わけすることができるか、といった事前の教育に用いることにより、災害等の緊急時にも落ち着いて確実に優先順位や区分をつけることができるので、処理の迅速化等の効果をさらに高めることができる。
また、図8に示すように、例えば震災時など、ホワイトボード50などにたくさんのメモ用紙1が貼り付けられ、その後もまだまだメモ用紙1が増えていくことが予想される場合などのために、メモ用紙1の情報記入部10の上下方向の中央付近に簡単に折り曲げ可能な折り曲げ線14を設けておいてもよい。
図9は、識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1の別の例であって、情報記入部10の上下方向の中央付近に折り曲げ線14が設けられている識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1の一例を示す図である。また、図10は、図9に示す識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1をホワイトボード50に貼り付けた状態で折り曲げ線14で谷折りに折り曲げた状態を示す図である。なお、この図10では、第1の識別可能な色が印刷された第1色部21が視認可能な状態となっている。
図10に示すように、メモ用紙1を折り曲げ線14で折り曲げてもメモ用紙1の上部に設けられた第1〜第4の識別可能な色が印刷された第1色部21〜第4色部24のいずれかを視認することができる位置に折り曲げ線14は設けられているので、折り曲げ線14でメモ用紙1を折り曲げても、各メモ用紙に記載された処理内容の優先順位を一目で確認することができるという点については同じである。
図11は、図10に示すように折り曲げ線14で谷折りに折り曲げたたくさんの識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1をホワイトボード50に貼り付けた状態を示す説明図である。
このようにすれば、限られたスペースの中に数多くのメモ用紙1を貼り付けることができるので、より多くの情報を共有することができるというメリットがある。
なお、図8に示すように、このメモ用紙1を折り曲げずにたくさんのメモ用紙1がホワイトボード50等に貼られている状態であっても、各メモ用紙1の情報記入部10に記載されたメモ内容については、近くまで行って内容を確認して処理したり対応するのであるから、図11に示すように、各メモ用紙1が折り曲げられてホワイトボード50等に貼られている状態であっても、担当者にとっての手間などはほとんど同じである。
以上のように、この発明の実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1によれば、このメモ用紙1に記載された処理内容の優先順位を誰もが一目でわかるように示すことができるので、大勢の関係者にとって優先順位が高い処理内容がどれであるかを一目で把握することができる。
また、誰がいつ処理を行ったのかを確認することができるとともに、優先順位が変化した場合にもその変化した優先順位を一目でわかるように示すことができるので、処理担当者が処理を行ったことによって優先順位が変化した場合にもそのことを全関係者が認識することができる。その結果、確実に優先順位の高い処理内容から処理を行うことができるので、重大な事態に発展することなく、災害等の緊急時にも落ち着いて必要な処理が順次行われることとなる。
なお、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1を、優先順位が変化するようなことがないような状況において使用するのであれば、第1色部21〜第4色部24のいずれか1つ必要な色部のみを残して、他の不要な色部については切り取り可能な構造としてもよい。
実施の形態2.
図12は、この発明の実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙の一例を示す説明図である。なお、実施の形態1で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2は、図1に示す実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1に比べると、表面に、処理内容を記載するための情報記入部10が設けられていない。
すなわち、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2は、図12(a)に示すように、正面視で上下および左右に幅を有する矩形のメモ用紙であって、このメモ用紙2の表面の最上部最左端部は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(実施の形態1同様、この実施の形態2でも、赤色とする)が印刷された第1色部21であり、そのすぐ右、すなわち、メモ用紙2の表面の第1色部21の右隣は、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色とする)が印刷された第2色部22である。
また、このメモ用紙2の表面の最上部最右端部は、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色とする)が印刷された第4色部24であり、そのすぐ左、すなわち、メモ用紙2の表面の第4色部24の左隣は、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色とする)が印刷された第3色部23である。
また、第2色部22と第3色部23の間には、矩形の最上部中央領域12が設けられており、実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様に、この最上部中央領域12には、例えばメモ内容の区分を記入することができるようにすることができる。ただし、この最上部中央領域12は、必ずしも区分を記入する領域でなくてもよいし、メモを最初に記入した(受け付けた)日付や担当者を記入できるようにしてもよい。
そして、第1色部21と第2色部22との境界には上下方向の切り込み31が入れられており、第2色部22と最上部中央領域12との境界には上下方向の切り込み32が入れられている。また、最上部中央領域12と第3色部23との境界には上下方向の切り込み33が入れられており、第3色部23と第4色部24との境界には上下方向の切り込み34が入れられている。
また、メモ用紙2の表面の第1色部21の直下から第4色部24の直下までのメモ用紙2の左右の幅にわたる領域に、少なくとも、処理を行った日付および担当者を記入可能な矩形の日付担当者記入部11が設けられている。
そして、第1色部21と第2色部22との境界、第2色部22と最上部中央領域12との境界、最上部中央領域12と第3色部23との境界、第3色部23と第4色部24との境界に、それぞれ上下方向の切り込み31〜34が入っていることにより、第1色部21、第2色部22、第3色部23および第4色部24は、それぞれの下辺を山にして折り曲げることにより、すなわち、それぞれの色部(21〜24)と日付担当者記入部11との境界で山折りすることにより、それぞれが裏側に隠れて視認されなくなる。
さらに、図12(b)に示すように、このメモ用紙2の裏面には、少なくともメモ用紙2の表面の最上部中央領域12および日付担当者記入部11の裏側にあたる領域に、このメモ用紙2を貼付、剥離、再貼付および再剥離が可能な粘着性再剥離糊が塗布された粘着性再剥離糊部13が設けられている。
すなわち、このメモ用紙2の裏面の粘着性再剥離糊部13は、粘着性再剥離糊が塗布された粘着性の糊部であり、このメモ用紙2をホワイトボードやノートなどに貼り付けたり剥がしたりすることが何度でもできるようになっている。
なお、この実施の形態2においても、第1色部21の裏側41、第2色部22の裏側42、第3色部23の裏側43および第4色部24の裏側44には粘着性再剥離糊部13は設けられていないが、これらの箇所にも粘着性再剥離糊を塗布し、これらの箇所と、最上部中央領域12および日付担当者記入部11の裏側にあたる領域とを、すなわち、このメモ用紙2の裏面全体を、粘着性再剥離糊部13としてもよい。
また、上述のように、このメモ用紙2の表面が視認できる状態において、第1色部21〜第4色部24のそれぞれは、それぞれの色部(21〜24)の下辺で山折りされ、すなわち、それぞれの色部(21〜24)と日付担当者記入部11との境界で山折りされ、それぞれの色部(21〜24)の裏側(41〜44)がメモ用紙2の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられることにより、表面側から視認することができないように裏側に折り曲げて固定可能である。
なお、上記のように折り曲げて、第1色部21の裏側41〜第4色部24の裏側44をメモ用紙2の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けて固定することができるとともに、それをまた剥がして元に戻すことにより、第1色部21〜第4色部24のそれぞれを視認可能な状態にすることができる。
また、このメモ用紙2には、情報記入部10が設けられていないが、処理内容やメモを記載した通常のメモ用紙(裏面に粘着性再剥離糊部13が塗布されていないメモ用紙)に貼り付けて使用すれば、実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様の使い方をすることができる。
図13は、この発明の実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を通常のメモ用紙(裏面に粘着性再剥離糊部13が塗布されていないメモ用紙)に貼り付けた状態を表面側から見た使用例を示す図である。
図13(a)に示すように、通常のメモ用紙5が識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2の横幅より少し大きい場合であっても、また、図13(b)に示すように、通常のメモ用紙6が識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2の横幅より少し小さい場合であっても、メモ用紙2の裏面の粘着性再剥離糊部13の一部を通常のメモ用紙5,6の上部に貼り付けることができれば、実施の形態1における情報記入部10を備えた識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同じ機能を備えたメモ用紙として使用することができる。
また、図14は、この発明の実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を通常のメモ用紙(裏面に粘着性再剥離糊部13が塗布されていないメモ用紙)に貼り付けた状態(図13に示す状態)を裏面側から見た使用例を示す図である。すなわち、図14(a)は、図13(a)を裏面側から見た図であり、図14(b)は、図13(b)を裏面側から見た図である。
そして、このように通常のメモ用紙5,6に識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を貼り付けた状態であっても、メモ用紙2の表面が視認できる状態において、第1の識別可能な色が印刷された第1色部21〜第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のそれぞれの下辺を山にして折り曲げることにより、第1色部21の裏側41〜第4色部24の裏側44を、メモ用紙2の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けて固定することができるとともに、それをまた剥がして戻すことにより、第1色部21〜第4色部24のそれぞれを視認可能な状態にすることができる。
その結果、ここでは図示は省略するが、実施の形態1における図2〜図5と同様の使い方ができ、この実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のいずれか1つのみを視認できる状態とすることができるので、すべての関係者が、このメモ用紙2の処理内容がどの優先順位で処理すべき内容であるかを一目で把握することができる。
また、この実施の形態2の識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を用いることにより、どのような大きさの紙に処理内容が記載されたメモ用紙にも、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を貼り付けるだけで優先順位が一目でわかるようになり、処理日や担当者も記入できる実施の形態1の識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様の機能を果たすことができるので、大変便利である。
また、ここでは図示は省略するが、実施の形態1における図7〜図8と同様の使い方ができ、例えば図8に示すのと同様に、たくさんのメモ用紙2が貼り付けられている状態であっても、各メモ用紙2に記載された処理内容の優先順位を明確に示すことができ、たくさんのメモ用紙2がホワイトボード50などに貼り付けられていたとしても、どの処理内容を優先して処理しなければいけないかを誰でも一目で認識することができる。
すなわち、各メモ用紙2の優先順位が一目で視認可能な状態になっており、処理の重要性が明確に示されていることにより、処理担当者は、どの処理が優先順位が高いものであるかをすぐに確認することができ、素早く適切な処理を行うことができるので、処理の迅速化をはかることが可能であり、かつ、処理手配の抜かりを防止することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2によれば、このメモ用紙2が貼り付けられた通常のメモ用紙(裏面に粘着性再剥離糊部13が塗布されていないメモ用紙)に記載された処理内容の優先順位を一目でわかるように示すことができるので、大勢の関係者にとって優先順位が高い処理内容がどれであるかを一目で把握することができる。
また、誰がいつ処理を行ったのかを確認することができるとともに、優先順位が変化した場合にもその変化した優先順位を一目でわかるように示すことができるので、処理担当者が処理を行ったことによって優先順位が変化した場合にもそのことを全関係者が認識することができる。その結果、確実に優先順位の高い処理内容から処理を行うことができるので、重大な事態に発展することなく、災害等の緊急時にも落ち着いて必要な処理が順次行われることとなる。
また、この実施の形態2の識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を用いることにより、どのような大きさの紙に処理内容が記載されたメモ用紙にも、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙2を貼り付けるだけで優先順位が一目でわかるようになり、処理日や担当者も記入できる実施の形態1の識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様の機能を果たすことができるので、大変便利である。
実施の形態3.
図15は、この発明の実施の形態3における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙の一例を示す説明図である。なお、実施の形態1,2で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態3における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙3は、図1に示す実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様に、表面に、処理内容を記載するための情報記入部10と、少なくとも情報記入部10に記載された処理内容の処理日および処理担当者を記入するための日付担当者記入部11とが設けられている。
また、メモ用紙3の表面の最上部左角部は、直角二等辺三角形状に第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(実施の形態1,2同様、この実施の形態3でも、赤色とする)が印刷された第1色部21であり、メモ用紙3の表面の最上部右角部は、直角二等辺三角形状に第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色とする)が印刷された第2色部22である。
さらに、このメモ用紙3の表面には、最上部左角部を第1の識別可能な色(赤色)が印刷された直角二等辺三角形状の第1色部21の底辺で谷折りする(手前側に折り曲げる)ことにより、その第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21を貼り付け可能な表面左上部の粘着性再剥離糊部15と、最上部右角部を第2の識別可能な色(黄色)が印刷された直角二等辺三角形状の第2色部22の底辺で谷折りする(手前側に折り曲げる)ことにより、第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22を貼り付け可能な表面右上部の粘着性再剥離糊部16が設けられている。
また、このメモ用紙3の裏面の最上部右角部(すなわち、メモ用紙3の表面の最上部左角部の第1色部21の裏側)は、直角二等辺三角形状に第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色とする)が印刷された第3色部23であり、メモ用紙3の裏面の最上部右角部(すなわち、メモ用紙3の表面の最上部右角部の第2色部22の裏側)は、直角二等辺三角形状に第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色とする)が印刷された第4色部24である。
また、このメモ用紙3の表面の最上部の、第1色部21と第2色部22の間には、矩形の最上部中央領域12が設けられており、実施の形態1,2における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1,2と同様に、この最上部中央領域12には、例えばメモ内容の区分を記入することができるようにすることができる。ただし、この最上部中央領域12は、必ずしも区分を記入する領域でなくてもよい。
そして、このメモ用紙3の表面の第1色部21と第2色部22の間であって、最上部中央領域12の直下にあたる部分に、少なくとも処理を行った日付および担当者を記入可能な矩形の日付担当者記入部11が設けられている。
さらに、このメモ用紙3の裏面には、第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23と第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24以外の上部、すなわち、少なくともメモ用紙3の表面の日付担当者記入部11および最上部中央領域12の裏側にあたる領域に、このメモ用紙3を貼付、剥離、再貼付および再剥離が可能な粘着性再剥離糊が塗布された粘着性再剥離糊部13が設けられている。
すなわち、このメモ用紙3の裏面の粘着性再剥離糊部13は、粘着性再剥離糊が塗布された粘着性の糊部であり、このメモ用紙3をホワイトボードやノートなどに貼り付けたり剥がしたりすることが何度でもできるようになっている。
また、上述のように、このメモ用紙3の表面が視認できる状態において、直角二等辺三角形状の第1色部21および第2色部22のそれぞれは、それぞれの色部21,22の底辺で山折りされ、それぞれの色部21,22の裏側の第3色部23、第4色部24がメモ用紙3の裏面の粘着性再剥離糊部13に貼り付けられることにより、表面側から視認することができないように裏側に折り曲げて固定することが可能である。
また逆に、このメモ用紙3の表面が視認できる状態において、直角二等辺三角形状の第1色部21および第2色部22のそれぞれは、それぞれの色部21,22の底辺で谷折りされ、それぞれの色部21,22がメモ用紙3の表面の粘着性再剥離糊部15,16に貼り付けられることにより、それぞれの色部21,22の裏側の第3色部23、第4色部24が表面側から視認することができるように表側に折り曲げて固定することが可能である。
なお、上記のように折り曲げて、第1色部21〜第4色部24をメモ用紙3の粘着性再剥離糊部(13,15,16)に貼り付けて固定することができるとともに、それをまた剥がして元に戻すことにより、第1色部21〜第4色部24のいずれかを視認可能な状態にすることができる。
次に、このメモ用紙3を使用する際の使用例について、図16〜図19を用いて説明する。図16は、この実施の形態3において、メモ用紙3に記載された処理内容が第1優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図17は、メモ用紙3に記載された処理内容が第2優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図18は、メモ用紙3に記載された処理内容が第3優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図19は、メモ用紙3に記載された処理内容が第4優先順位で処理すべき内容または処理が完了した場合の使用例を示す説明図である。
メモ用紙3に記載された処理内容がかなり重要であり、第1優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図15(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにすることにより、その第2色部22を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図16に示すように、このメモ用紙3は第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21のみが視認できる状態となり、他の第2色部22、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙3の処理内容が第1優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙3に記載された処理内容が重要であり、第2優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図15(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにすることにより、その第1色部21を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図17に示すように、このメモ用紙3は第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙3の処理内容が第2優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙3に記載された処理内容がそれほど重要ではなく、第3優先順位で処理すればよい内容であると判断した担当者は、図15(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で谷折りにすることにより、その第1色部21の裏側にある第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23を表から見えるようにするとともに、図15(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにすることにより、その第2色部22を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図18に示すように、このメモ用紙3は第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙3の処理内容が第3優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙3に記載された処理内容が重要ではなく、第4優先順位で処理すればよい内容であると判断した、または、処理が完了したと判断した担当者は、図15(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにすることにより、その第1色部21を裏側に倒して折り曲げて見えなくするとともに、図15(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で谷折りにすることにより、その第2色部22の裏側にある第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24を表から見えるようにする。
この結果、図19に示すように、このメモ用紙3は第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第3色部23は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙3の処理内容が第4優先順位で処理すべき内容であること、または、処理が完了したことを一目で把握することができる。
このように、このメモ用紙3は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のいずれか1つのみを視認できる状態とすることができるので、すべての関係者が、このメモ用紙3の処理内容がどの優先順位で処理すべき内容であるかを一目で把握することができる。
また、ここでは図示は省略するが、実施の形態1における図7〜図8と同様の使い方ができ、例えば図8に示すのと同様に、たくさんのメモ用紙3が貼り付けられている状態であっても、各メモ用紙3に記載された処理内容の優先順位を明確に示すことができ、たくさんのメモ用紙3がホワイトボード50などに貼り付けられていたとしても、どの処理内容を優先して処理しなければいけないかを誰でも一目で認識することができる。
すなわち、各メモ用紙3の優先順位が一目で視認可能な状態になっており、処理の重要性が明確に示されていることにより、処理担当者は、どの処理が優先順位が高いものであるかをすぐに確認することができ、素早く適切な処理を行うことができるので、処理の迅速化をはかることが可能であり、かつ、処理手配の抜かりを防止することができる。
以上のように、この発明の実施の形態3における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙3によれば、このメモ用紙3に記載された処理内容の優先順位を一目でわかるように示すことができるので、大勢の関係者にとって優先順位が高い処理内容がどれであるかを一目で把握することができる。
また、誰がいつ処理を行ったのかを確認することができるとともに、優先順位が変化した場合にもその変化した優先順位を一目でわかるように示すことができるので、処理担当者が処理を行ったことによって優先順位が変化した場合にもそのことを全関係者が認識することができる。その結果、確実に優先順位の高い処理内容から処理を行うことができるので、重大な事態に発展することなく、災害等の緊急時にも落ち着いて必要な処理が順次行われることとなる。
実施の形態4.
図20は、この発明の実施の形態4における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙の一例を示す説明図である。なお、実施の形態1〜3で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態4における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙4は、図1に示す実施の形態1における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1と同様に、表面に、処理内容を記載するための情報記入部10と、少なくとも情報記入部10に記載された処理内容の処理日および処理担当者を記入するための日付担当者記入部11とが設けられている。
また、メモ用紙4の表面の最上部左角部は、直角二等辺三角形状に第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(実施の形態1〜3同様、この実施の形態4でも、赤色とする)が印刷された第1色部21であり、メモ用紙4の表面の最上部右角部は、直角二等辺三角形状に第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色とする)が印刷された第2色部22である。
また、このメモ用紙4の表面の最上部の、第1色部21と第2色部22の間には、矩形の最上部中央領域12が設けられており、実施の形態1〜3における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙1〜3と同様に、この最上部中央領域12には、例えばメモ内容の区分を記入することができるようにすることができる。ただし、この最上部中央領域12は、必ずしも区分を記入する領域でなくてもよい。
そして、このメモ用紙4の表面の第1色部21と第2色部22の間であって、最上部中央領域12の直下にあたる部分に、少なくとも処理を行った日付および担当者を記入可能な矩形の日付担当者記入部11が設けられている。
また、このメモ用紙4の裏面の最上部右角部(すなわち、メモ用紙4の表面の最上部左角部の第1色部21の裏側)は、直角二等辺三角形状に第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色とする)が印刷された第3色部23であり、メモ用紙4の裏面の最上部右角部(すなわち、メモ用紙4の表面の最上部右角部の第2色部22の裏側)は、直角二等辺三角形状に第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色とする)が印刷された第4色部24である。
さらに、このメモ用紙4には、表面から視認した場合に、最上部左角部を直角二等辺三角形状の第1色部21の底辺で山折りする(後ろ側に折り曲げる)または谷折りする(手前側に折り曲げる)ことにより、その第1色部21を視認できなくしたり、その第1色部21の裏側の第3色部23を視認可能としたりすることができるよう、最上部左角部を折り曲げて固定可能な第1の切り込み61が設けられている。
また、このメモ用紙4には、表面から視認した場合に、最上部右角部を直角二等辺三角形状の第2色部22の底辺で山折りする(後ろ側に折り曲げる)または谷折りする(手前側に折り曲げる)ことにより、その第2色部22を視認できなくしたり、その第2色部22の裏側の第4色部24を視認可能としたりすることができるよう、最上部右角部を折り曲げて固定可能な第2の切り込み62が設けられている。
さらに、このメモ用紙4の裏面には、少なくともメモ用紙4の表面の日付担当者記入部11および最上部中央領域12の裏側にあたる領域に、このメモ用紙4を貼付、剥離、再貼付および再剥離が可能な粘着性再剥離糊が塗布された粘着性再剥離糊部13が設けられている。
すなわち、このメモ用紙4の裏面の粘着性再剥離糊部13は、粘着性再剥離糊が塗布された粘着性の糊部であり、このメモ用紙3をホワイトボードやノートなどに貼り付けたり剥がしたりすることが何度でもできるようになっている。
なお、この識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙4においても、実施の形態3と同様に、第3色部23と第4色部24以外の上部領域に、粘着性再剥離糊部13を設けるようにしてもよい。
また、上述のように、このメモ用紙4の表面が視認できる状態において、直角二等辺三角形状の第1色部21および第2色部22のそれぞれは、それぞれの色部21,22の底辺で山折りされ、それぞれの色部21,22の角部をメモ用紙4の第1の切り込み61、第2の切り込み62に裏側から通して挟み込むことにより、第1色部21、第2色部22を表面側から視認することができないように折り曲げて固定可能である。
また逆に、このメモ用紙4の表面が視認できる状態において、直角二等辺三角形状の第1色部21および第2色部22のそれぞれは、それぞれの色部21,22の底辺で谷折りされ、それぞれの色部21,22の角部をメモ用紙4の第1の切り込み61、第2の切り込み62に表側から通して挟み込むことにより、それぞれの色部21,22の裏側の第3色部23、第4色部24を表面側から視認することができるように折り曲げて固定可能である。
なお、上記のように折り曲げて、第1色部21〜第4色部24をメモ用紙4の第1の切り込み61および第2の切り込み62に挟み込んで固定することができるとともに、それをまたはずして元に戻すことにより、第1色部21〜第4色部24のいずれかを視認可能な状態にすることができる。
次に、このメモ用紙4を使用する際の使用例について、図21〜図24を用いて説明する。図21は、この実施の形態4において、メモ用紙4に記載された処理内容が第1優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図22は、メモ用紙4に記載された処理内容が第2優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図23は、メモ用紙4に記載された処理内容が第3優先順位で処理すべき内容である場合の使用例を示す説明図、図24は、メモ用紙4に記載された処理内容が第4優先順位で処理すべき内容または処理が完了した場合の使用例を示す説明図である。
メモ用紙4に記載された処理内容がかなり重要であり、第1優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図20(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにしてその角部を第2の切り込み62に裏側から通して挟み込むことにより、その第2色部22を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図21に示すように、このメモ用紙4は第1の優先順位を示す第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21のみが視認できる状態となり、他の第2色部22、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙4の処理内容が第1優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙4に記載された処理内容が重要であり、第2優先順位で処理すべき内容であると判断した担当者は、図20(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにしてその角部を第1の切り込み61に裏側から通して挟み込むことにより、その第1色部21を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図22に示すように、このメモ用紙4は第2の優先順位を示す第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第3色部23、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙4の処理内容が第2優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙4に記載された処理内容がそれほど重要ではなく、第3優先順位で処理すればよい内容であると判断した担当者は、図20(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で谷折りにしてその角部を第1の切り込み61に表側から通して挟み込むことにより、その第1色部21の裏側にある第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23を表から見えるようにするとともに、図20(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにしてその角部を第2の切り込み62に裏側から通して挟み込むことにより、その第2色部22を裏側に倒して折り曲げて見えなくする。
この結果、図23に示すように、このメモ用紙4は第3の優先順位を示す第3の識別可能な色(緑色)が印刷された第3色部23のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第4色部24は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙4の処理内容が第3優先順位で処理すべき内容であることを一目で把握することができる。
また、メモ用紙4に記載された処理内容が重要ではなく、第4優先順位で処理すればよい内容であると判断した、または、処理が完了したと判断した担当者は、図20(a)に示す最上部左角部の第1の識別可能な色(赤色)が印刷された第1色部21の直角二等辺三角形状の底辺で山折りにしてその角部を第1の切り込み61に裏側から通して挟み込むことにより、その第1色部21を裏側に倒して折り曲げて見えなくするとともに、図20(a)に示す最上部右角部の第2の識別可能な色(黄色)が印刷された第2色部22の直角二等辺三角形状の底辺で谷折りにしてその角部を第2の切り込み62に表側から通して挟み込むことにより、その第2色部22の裏側にある第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24を表から見えるようにする。
この結果、図24に示すように、このメモ用紙4は第4の優先順位を示す第4の識別可能な色(青色)が印刷された第4色部24のみが視認できる状態となり、他の第1色部21、第2色部22、第3色部23は視認できなくなるので、すべての関係者が、このメモ用紙4の処理内容が第4優先順位で処理すべき内容であること、または、処理が完了したことを一目で把握することができる。
このように、このメモ用紙4は、第1の優先順位を示す第1の識別可能な色が印刷された第1色部21、第2の優先順位を示す第2の識別可能な色が印刷された第2色部22、第3の優先順位を示す第3の識別可能な色が印刷された第3色部23、第4の優先順位を示す第4の識別可能な色が印刷された第4色部24のいずれか1つのみを視認できる状態とすることができるので、すべての関係者が、このメモ用紙4の処理内容がどの優先順位で処理すべき内容であるかを一目で把握することができる。
また、ここでは図示は省略するが、実施の形態1における図7〜図8と同様の使い方ができ、例えば図8に示すのと同様に、たくさんのメモ用紙3が貼り付けられている状態であっても、各メモ用紙4に記載された処理内容の優先順位を明確に示すことができ、たくさんのメモ用紙4がホワイトボード50などに貼り付けられていたとしても、どの処理内容を優先して処理しなければいけないかを誰でも一目で認識することができる。
すなわち、各メモ用紙4の優先順位が一目で視認可能な状態になっており、処理の重要性が明確に示されていることにより、処理担当者は、どの処理が優先順位が高いものであるかをすぐに確認することができ、素早く適切な処理を行うことができるので、処理の迅速化をはかることが可能であり、かつ、処理手配の抜かりを防止することができる。
以上のように、この発明の実施の形態4における識別色一体型粘着性再剥離糊部付きメモ用紙4によれば、このメモ用紙4に記載された処理内容の優先順位を一目でわかるように示すことができるので、大勢の関係者にとって優先順位が高い処理内容がどれであるかを一目で把握することができる。
また、誰がいつ処理を行ったのかを確認することができるとともに、優先順位が変化した場合にもその変化した優先順位を一目でわかるように示すことができるので、処理担当者が処理を行ったことによって優先順位が変化した場合にもそのことを全関係者が認識することができる。その結果、確実に優先順位の高い処理内容から処理を行うことができるので、重大な事態に発展することなく、災害等の緊急時にも落ち着いて必要な処理が順次行われることとなる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。