JP6289114B2 - X線コンピュータ断層撮影装置及び線量値計算装置 - Google Patents
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
120kV/300mA/1s/FOV S/スライス4mm/列数4列/Focus S/Phantom 160mm/Filter S
この例だと、1つの基準線量値テーブル及びその他の条件を反映した相対値の2つのテーブルを作成することで撮影条件の組み合わせを簡単に表にして、煩雑な線量計算の処理をしないで済む。また、この場合、管電流と照射時間は計算時の撮影条件として決めていないことになるが、この2つの要素は線量に比例することがわかっているので、この条件については撮影条件の設定値を利用することで、線量計算をすることができる。その結果、以下の計算式をもって線量値(指標値)をあらわすことができる。
そして、実際に線量値を求める際は、最初に基準線量値テーブルから管電圧&FOVにあった数値、この表では0.09(mGy/mAs)を選択する。次に、ファントム種 ・焦点サイズ用の相対値テーブル1からスライス・列数にあった1.00及びフィルタ種用の相対値テーブル2からファントム種 ・管電圧にあった1.00を選択する。最後に、今回の管電流と照射時間は、撮影条件の数値である、300mAと1sが決まる。
線量値(指標値)=0.09(mGy/mAs)×300(mA)×1.0(s)×1.00×1.00=27.0mGy
現在の装置では,これらの線量値は、装置で実測したうえ設計値を決めていることから、基本的には同一装置の場合では、途中の装置仕様の変更などで線量値に影響がない限りは、どこに据付した装置であっても、これらの線量値は変わるものではない。いいかえると、装置の線量値は、装置の設計値であり、それは一般的でかつ平均的な値を提示している。
線量値計算部122は、図4に例示するファントム種・焦点サイズ用の相対値テーブル1からスライス・列数にあった換算値a、及び図5に例示するフィルタ種類用の相対値テーブル2からファントム種・管電圧にあった換算値bを選択する。複数の相対値テーブル1があらかじめ用意される。図4に例示する複数の相対値テーブル1は、ファントム種と焦点サイズとに関する複数の組み合わせに対してそれぞれ対応付けられる。撮影条件上の検出器列数として16列、8列、4列、2列が例示され、スライス厚として1mm,2mm,3mm,4mmが例示される。列数が16のとき、スライス厚1mm,2mmそれぞれに対して換算値が1.05,1.02が与えられる。列数が8のとき、スライス厚1mm,2mm,3mm,4mmそれぞれに対して換算値が1.20,1.09,1.00,1.00が与えられる。列数が4のとき、スライス厚1mm,2mm,3mm,4mmそれぞれに対して換算値が1.80,1.25,1.00,1.00が与えられる。列数が2のとき、スライス厚1mm,2mm,3mm,4mmそれぞれに対して換算値が2.75,1.62,1.00,1.00が与えられる。もちろん換算値が1.00は実質的に換算しないことを意味する。
さらに線量値計算部122は、上記計算した線量値を、校正値テーブル記憶部(不揮発性メモリ)120に記憶されている校正値テーブルから特定した校正値により校正する。当該校正処理により、装置の経年劣化等による変動要因を加味した実際の線量値が計算される。
図8に示す校正値テーブル4は、図7の基準線量値テーブルをともに用いられ、リファレンス検出器の出力から求めた経年劣化等による変動値に応じた校正値を管電圧ごとに規定している。図8の例では、管電圧が80kVのとき、変動値/基礎値は1.05で与えられ、管電圧が100kVのとき、変動値/基礎値は1.06で与えられ、管電圧が120kVのとき、変動値/基礎値は1.07で与えられる。
一方で、当然のことながらリファレンス検出器も使用するうちに経時変化としては、検出能は劣化していくことから、この場合は単独で扱うのではなく、換算値a、換算値b、校正値cを補完する形で線量計算に利用することが望ましいので、以下の計算式によって実現する。
校正された線量値=基準線量値(mGy/mAs)×管電流(mA)×照射時間(s)×換算値a×換算値b×校正値c×校正値d
線量計算の精度上げるための定数としては、上記のような経時変化を前提した校正値c×校正値dを設定しない場合でも、装置毎の変数としてあらかじめ設計値として持っている管電流値及び照射時間値も、装置固有の値を持っているので同様に展開することもできる。この場合は、それぞれ実測値と設定値(設計値)の比率を校正値dとして校正値テーブル(図9)として作成する。図9の例では、照射時間が0.5秒、1.0秒、1.5秒に関わらず、測定値/設定値は1.01で与えられる。
校正された線量値=基準線量値(mGy/mAs)×管電流(mA)×照射時間(s)×換算値a×換算値b×校正値c×校正値d×校正値e
図10にはホストコントローラ110の制御によるX線CT検査の中の流れを示している。病院内情報システム(HIS)や放射線情報システム(RIS)から被検体情報が検査依頼情報とともにX線CTのホストコントローラ110に供給され(S10)、その情報に従って撮影計画のための画面上に被検体情報が設定される(S11)。検査技師は被検体情報及び検査依頼情報を確認して、複数の撮影条件を含む撮影プランを選択する(S12)。撮影プランが選択されると、線量計算部122では撮影条件に従って図3又は図7の基準線量テーブル、図4及び図5の換算値テーブルから線量値を計算し、さらにその線量値を図6又は図8の校正値テーブルを用いて校正する。この校正された線量値は、図11に例示するように操作者による撮影条件の確認工程(S13)の中で表示される。検査技師は表示された線量値を確認して、撮影開始を許可する(S14)。ホストコントローラ110では、計算された線量値が操作者によって事前に設定された値(設定線量値)を超えるかどうかの判断をして(S15)、設定値以上の値になったときは図12に例示する注意・警告を示す表示ウインドウを表示する(S17)。継続処理(S16)又は中止する(S19)かの判断を操作者が行うことになる。
Claims (9)
- X線管とX線検出器とによる被検体のスキャンをすることにより収集した投影データに基づいてX線CT画像を再構成するX線コンピュータ断層撮影装置において、
前記スキャンにおいて設定されるべき複数の撮影条件により決まる線量値を校正するための複数の校正値を、複数の撮影条件の少なくとも一つの撮影条件に関する複数の値とそれぞれ対応付けた校正テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
前記スキャンにおいて設定された撮影条件に基づいて線量値を計算し、前記校正テーブルから特定した校正値により前記線量値を校正する線量値計算部と、
を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。 - 前記校正テーブルを実測データに基づいて繰り返し更新処理をする更新処理部をさらに具備する請求項1記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- 前記校正された線量値を表示する表示部をさらに具備する請求項1又は2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- 前記校正テーブルは管電圧とFOVに関する複数の組み合わせに対して複数の校正値を対応付けることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- 前記校正値は経年劣化による線量値変動率を表すことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- 前記校正テーブルは複数の照射時間に複数の校正値をそれぞれ対応付けたものであることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- 前記X線管からのX線を直接的に検出するリファレンス検出器をさらに備え、
前記更新処理をされる校正テーブルは、前記リファレンス検出器の検出値から特定されるフォトン数の経時変化に対応する校正値を管電圧又は他の撮影条件に対応付けることを特徴とする請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。 - 前記更新処理をされる校正テーブルに関するデータをDICOMデータとして出力する出力部をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
- X線管とX線検出器とによる被検体のスキャンにおいて設定されるべき複数の撮影条件により決まる線量値を校正するための複数の校正値を、複数の撮影条件の少なくとも一つの撮影条件に関する複数の値とそれぞれ対応付けた校正テーブルを記憶するテーブル記憶部と、
前記スキャンにおいて設定される撮影条件に基づいて線量値を計算し、前記校正テーブルから特定した校正値により前記線量値を校正する線量値計算部と、
を具備することを特徴とする線量値計算装置。
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