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JP6270196B2 - 表示パネルドライバ、パネル表示装置、及び、調整装置 - Google Patents

表示パネルドライバ、パネル表示装置、及び、調整装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示パネルドライバ、パネル表示装置、及び、調整装置に関し、特に、表示パネルドライバによって駆動される表示パネルに適正な表示画像を表示させるための表示パネルドライバの調整に関する。
液晶表示装置その他のパネル表示装置では、入力画像データに対して正確な出力画像を得るために、表示特性の調整を行う必要がある。調節すべき表示特性としては、例えば、ホワイトポイントの色温度(ホワイトバランス)及びガンマ値が挙げられる。
ホワイトポイントの色温度は画像の色味に影響する。近年の表示装置の多くは、ホワイトポイントの色温度を6504K(色度座標(x,y)=(0.313,0.329))に調節することが標準とされている。このとき、表示装置の設定は、赤色、緑色、青色の階調が同一値であるようなグレースケール画像について、当該階調が任意の値であってもホワイトポイントの色温度が標準値で一定になるように調節される必要がある。
図1は、各画素の各色(赤色、緑色、青色)の階調がそれぞれ8ビットで表わされている画像データに基づいて画像が表示されるノーマリーブラック液晶表示装置において、ホワイトポイントの色温度が6504Kに調整されている例を示す。各画素の赤色、緑色、青色の階調が同一値であるようなグレースケール画像について、当該階調が、00h階調からFFh階調の任意の値であっても、ホワイトポイントが一定の色温度6504Kに保たれるように、色温度が調節される。ここで、“h”は、16進法で記載されていることを示している。
一方、ガンマ値は、画像データの階調と、画素の実際の輝度の間の関係の線形性に影響する。表示装置の入出力特性は、入力信号をVIN、出力信号をVOUTとすると下記式で表現され、下記式に現れるγをガンマ値という。
OUT=VIN γ
表示装置の多くは、ガンマ値γが2.2に設定されることが標準とされており、表示装置は、一般に、各画素の赤色、緑色、青色の階調が同一値であるようなグレースケール画像を階調を変えながら表示した場合のガンマ値γが2.2となるように設定される。図2は、各画素の各色(赤色、緑色、青色)の階調を8ビットで表わす画像データ(即ち、各色を256(=2)階調で表現する画像データ)に対応したノーマリーブラック液晶表示装置で、ガンマ値が2.2に調整されている例を示す。
一つの問題は、カラーフィルタやバックライトの個体ばらつきにより、パネル表示装置の表示特性、例えば、ホワイトポイントの色温度及びガンマ値が、パネル表示装置ごとにばらつきを持つことである。製品としての品質を向上するためには、このような装置ごとのばらつきを補償することが望ましい。
パネル表示装置の表示特性の調整の一つの手法は、表示パネルを駆動する表示パネルドライバに内蔵された輝度補正回路の設定を調節することである。輝度補正回路とは、表示パネルドライバに入力された入力画像データに対して補正演算を行う回路であり、輝度補正回路による補正演算で得られた画像データ(補正後の画像データ)が、表示パネルへの画像の表示に用いられる。この輝度補正回路の設定を調節することにより、ホワイトポイントの色温度やガンマ値を調整し、表示装置ごとのばらつきを補償することができる。
このような技術に関連して、特許文献1(特開平5−064037号公報)は、映像信号を外部から液晶表示装置に入力しながら液晶表示装置から得られる光変調出力の輝度を測定し、その測定結果からγ補正装置のγ補正データの調整を行う技術を開示している。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、γ補正装置の設定の調整の際に、映像信号(即ち、画像データ)を液晶表示装置に入力する必要があり、これは、γ補正装置の設定に用いられる調整装置が、映像信号を液晶表示装置に供給する機能を有する必要があることを意味している。映像信号を液晶表示装置に供給する機能を調整装置に与えることは、調整装置のコストが増大することを意味している。このような問題は、近年の高速シリアルインターフェースが採用されたパネル表示装置の表示パネルドライバの輝度補正回路の設定の調整において特に顕著になる。高速シリアルインターフェースでは、映像信号を高速に伝送する必要があり、調整装置に高速シリアルインターフェースで映像信号を伝送する機能を付加することは、コストを不所望に増大させる。
特開平5−064037号公報
したがって、本発明の目的は、コストをより低減しながらパネル表示装置の表示特性の設定を調節することを可能にするための技術を提供することにある。
本発明の一の観点では、表示パネルを駆動する表示パネルドライバが、画像データ生成部と、画像データ生成部から供給された画像データに対して補正演算を行って補正後画像データを生成する輝度補正回路と、補正後画像データに応答して表示パネルを駆動する駆動部と、タイミング制御信号を出力する表示タイミング生成部とを具備している。輝度補正回路によって行われる補正演算は、設定により調整可能である。表示タイミング生成部は、表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた表示タイミング生成回路によって生成された内部タイミング制御信号をタイミング制御信号として出力する。画像データ生成部は、表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた評価用画像データ生成回路によって生成された、評価用画像に対応する評価用画像データを、輝度補正回路に供給される画像データとして出力する。表示パネルドライバが第1状態に設定されたとき、評価用画像データ生成回路は、タイミング制御信号に応答して表示パネルの表示部に表示される評価用画像が切り替えられるように評価用画像データを生成する。
本発明の他の観点では、表示装置が、表示パネルと、表示パネルを駆動する表示パネルドライバとを具備する。表示パネルドライバは、画像データ生成部と、画像データ生成部から供給された画像データに対して補正演算を行って補正後画像データを生成する輝度補正回路と、補正後画像データに応答して表示パネルを駆動する駆動部と、タイミング制御信号を出力する表示タイミング生成部とを具備する。輝度補正回路によって行われる補正演算は、設定により調整可能である。表示タイミング生成部は、表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた表示タイミング生成回路によって生成された内部タイミング制御信号をタイミング制御信号として出力する。画像データ生成部は、表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた評価用画像データ生成回路によって生成された、評価用画像に対応する評価用画像データを、輝度補正回路に供給される画像データとして出力する。表示パネルドライバが第1状態に設定されたとき、評価用画像データ生成回路は、タイミング制御信号に応答して表示パネルの表示部に表示される評価用画像が切り替えられるように評価用画像データを生成する。
本発明の更に他の観点では、調整装置が、外部から供給される外部画像データに対して補正演算を行い、補正後画像データを生成する輝度補正回路と、補正後画像データに応答して表示パネルを駆動する駆動部とを備える表示パネルドライバとの通信に用いられる第1インターフェース処理部と、表示パネルの表示部に表示された評価用画像の画像特性を測定する表示特性測定装置との通信に用いられる第2インターフェース処理部と、補正パラメータ算出装置とを具備する。補正パラメータ算出装置は、表示パネルを駆動する表示パネルドライバを、評価用画像を表示部に表示する状態に設定する設定手段と、表示パネルの表示部に表示された評価用画像の画像特性を測定する表示特性測定装置を制御する表示特性測定装置制御信号を生成する制御信号生成手段と、表示特性測定装置から受け取った画像特性の測定データに基づいて、補正演算における、外部画像データと補正後画像データとの間の対応関係を指定する補正パラメータ値を算出する補正パラメータ算出手段とを具備する。補正パラメータ算出手段は、算出した補正パラメータ値を記述した補正パラメータ書き込みコマンドを、第1インターフェース処理部を介して表示パネルドライバに送信する。
上記実施形態によれば、コストをより低減しながらパネル表示装置の表示特性の設定を調節することを可能にするための技術を提供することができる。
パネル表示装置のホワイトポイントの色温度の調整の例を示す概念図である。 パネル表示装置のガンマ特性の調整の例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態の表示装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における、通常動作モードにおける表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態における、通常動作モードにおける表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態において、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)に用いられる調整装置及び表示特性測定装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)の際の調整装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)の際の調整装置の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における表示タイミングコントローラの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)の際の調整装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)の際の調整装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における、評価用画像の階調の切り替えの検出、及び、階調と測定データとの対応関係の決定を示す概念図である。 第3の実施形態における表示タイミングコントローラの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における、表示装置の表示特性の調整(表示コントローラドライバの輝度補正回路の設定の調整)の際の表示コントローラドライバの動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。 第3の実施形態における、輝度補正回路の設定の調整の際の表示コントローラドライバの動作を示すタイミングチャートである。
第1の実施形態:
(全体構成)
図3は、本発明の第1の実施形態の表示装置10の構成を示すブロック図である。本実施形態の表示装置10は、液晶表示装置として構成されており、タイミングコントローラ1と、表示コントローラドライバ2と、液晶表示パネル3とを備えている。タイミングコントローラ1と表示コントローラドライバ2とは、高速データ通信線4によって接続されており、高速データ通信線4を伝送される高速インターフェース信号により、相互にデータを通信可能である。
タイミングコントローラ1は、(通常動作時に)表示コントローラドライバ2の動作を制御する制御部として機能する。タイミングコントローラ1は、タイミング生成部11と、画像データ生成部12と、インターフェース処理部13とを備えている。タイミング生成部11は、表示コントローラドライバ2の動作タイミングを制御するためのタイミング制御データを生成する。タイミング制御データは、表示コントローラドライバ2の内部で垂直同期信号の生成に使用されるVSYNCコマンド、各水平同期信号の生成に使用されるHSYNCコマンド、画像データの送信が開始されることを示すDataスタートコマンド、及び、画像データの送信が終了したことを示すDataエンドコマンドを含む。画像データ生成部12は、液晶表示パネル3に表示されるべき画像に対応する画像データを生成する。画像データは、液晶表示パネル3の各画素の各色(本実施形態では、赤(R)、緑(G)、青(B))の階調(gray-level)を示すデータである。インターフェース処理部13は、これらのタイミング制御データおよび画像データを、高速データ通信線4で伝送される高速インターフェース信号により、表示コントローラドライバ2に転送する。
表示コントローラドライバ2は、タイミングコントローラ1から受け取ったタイミング制御データおよび画像データに応答して液晶表示パネル3を駆動する表示パネルドライバとして機能する。表示コントローラドライバ2の構成と動作については、後に詳細に説明する。
液晶表示パネル3は、表示部31と、走査線駆動回路32とを備えている。表示部31は、行列に配置された画素と、複数の信号線と、複数の走査線とを備えている。本実施形態では、各画素が、3つの副画素:赤色(R)を表示するR副画素、緑色(G)を表示するG副画素、及び、青色(B)を表示するB副画素を備えている。画像データには、各画素の赤色、緑色、青色の階調の値、即ち、R副画素、G副画素、B副画素の階調の値が記述されている。各副画素は、信号線、走査線が交差する位置の近傍に設けられている。表示部31の信号線は、上述の表示コントローラドライバ2によって駆動され、表示部31の走査線は、走査線駆動回路32によって駆動される。走査線駆動回路32は、表示コントローラドライバ2から供給される制御信号に応答して走査線を駆動する。一実施形態では、走査線駆動回路32は、COG(circuit on glass)を用いて液晶表示パネル3のガラス基板上に形成される。走査線駆動回路32は、ガラス基板上に実装されたIC(integrated circuit)として実装されてもよい。
続いて、本実施形態の表示コントローラドライバ2について詳細に説明する。本実施形態の表示コントローラドライバ2の一つの特徴は、表示コントローラドライバ2を特定の状態(特定の動作モード)に設定するだけで、表示装置10の表示特性の調整に用いられる画像(評価用画像)を順次に切り換えながら表示する動作を行うように構成されている点にある。このとき、評価用画像の切り替えに使用されるタイミング制御信号も、表示コントローラドライバ2自らが生成する。このような構成の表示コントローラドライバ2によれば、表示装置10の表示特性の調節の際に、評価用画像に対応する画像データや、タイミング制御のためのデータを表示コントローラドライバ2に供給する必要が無くなり、低コストの調整装置で表示装置10の表示特性の調節を行うことが可能になる。
詳細には、本実施形態の表示コントローラドライバ2は、インターフェース処理部21と、画像データ生成部22と、輝度補正回路23と、データラッチ24と、信号線駆動回路25と、表示タイミング生成部26と、レジスタ初期値格納ROM27と、レジスタ部28とを備えている。
インターフェース処理部21は、タイミングコントローラ1から高速データ通信線4を介して高速インターフェース信号を受け取る。インターフェース処理部21は、下記の機能を有している。第1に、インターフェース処理部21は、当該高速インターフェース信号で転送された画像データを画像データ生成部22に転送する。図3では、画像データ生成部22に転送された画像データが、外部画像データIMAGE_DATA_IOとして図示されている。加えて、インターフェース処理部21は、高速インターフェース信号で転送されたタイミング制御データを解釈してタイミング制御信号を生成する。生成されるタイミング制御信号は、外部垂直同期信号VSYNC_IO、外部水平同期信号HSYNC_IOを含んでいる。更に、インターフェース処理部21は、レジスタ初期値格納ROM27にデータ書き込みを行う機能、及び、レジスタ部28に含まれるレジスタへの書き込み及び該レジスタからの読み出しを行う機能を有している。
画像データ生成部22は、実際に表示部31の信号線の駆動に用いられる画像データを輝度補正回路23に供給するためのものであり、評価用画像データ生成回路22aとセレクタ22bとを備えている。
評価用画像データ生成回路22aは、表示装置10の表示特性の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の設定の調整の際に使用される画像データを、表示コントローラドライバ2の内部で生成するために使用される回路である。評価用画像データ生成回路22aによって生成される画像データは、以下、評価用画像データIMAGE_DATA_IIと記載する。
セレクタ22bは、インターフェース処理部21から受け取った外部画像データIMAGE_DATA_IOと、評価用画像データ生成回路22aから受け取った評価用画像データIMAGE_DATA_IIのいずれかを選択し、選択した画像データを輝度補正回路23に供給する。図3では、輝度補正回路23に供給される画像データが、画像データIMAGE_DATA_Iとして示されている。セレクタ22bの状態は、レジスタ値REG_GAM_TESTに応じて切り換えられる。後述されるように、表示コントローラドライバ2が通常動作モードに設定される場合、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”に設定される。セレクタ22bは、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”であることに応答して外部画像データIMAGE_DATA_IOを選択する。一方、表示コントローラドライバ2がテストモードに設定される場合、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定される。セレクタ22bは、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”であることに応答して評価用画像データIMAGE_DATA_IIを選択する。
輝度補正回路23は、画像データIMAGE_DATA_Iに対して補正演算(例えば、ガンマ補正)を行い、補正した画像データをデータラッチ24に供給する。画像データIMAGE_DATA_Iに対する補正は、レジスタ部28から輝度補正回路23に与えられる輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONに基づいて行われる。ここで、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONは、輝度補正回路23に入力される画像データIMAGE_DATA_Iの階調値と、輝度補正回路23から出力される画像データの階調値との間の対応関係を設定する少なくとも一のパラメータ値である。輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONにより、補正演算によって実現されるべきガンマカーブが指定され、輝度補正回路23では、指定されたガンマカーブに対応する補正演算が行われることになる。本実施形態では、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONとして複数のパラメータ値が与えられ、図3では、そのうちの2つが、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTION_A、REG_CORRECTION_Bとして図示されている。
データラッチ24及び信号線駆動回路25は、補正された画像データを輝度補正回路23から受け取り、該補正された画像データに応答して液晶表示パネル3を駆動する駆動部として機能する。詳細には、データラッチ24は、表示タイミング生成部26から供給される垂直同期信号VSYNC_I、水平同期信号HSYNC_Iに応答して、補正された画像データを輝度補正回路23から受け取ってラッチし、信号線駆動回路25へ転送する。信号線駆動回路25は、データラッチ24から受け取った画像データを適切な信号レベルの駆動信号に変換し、該駆動信号を液晶表示パネル3の表示部31の信号線に供給する。
表示タイミング生成部26は、表示コントローラドライバ2で使用される様々なタイミング制御信号を生成する機能を有しており、評価用表示タイミング生成回路26aとセレクタ26bとを備えている。評価用表示タイミング生成回路26aは、液晶表示パネル3の画像の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の動作の調整の際に使用されるタイミング制御信号を、表示コントローラドライバ2の内部で生成するために使用される回路である。評価用表示タイミング生成回路26aによって生成されるタイミング制御信号は、内部垂直同期信号VSYNC_IIと、内部水平同期信号HSYNC_IIとを含んでいる。
評価用表示タイミング生成回路26aは、更に、表示コントローラドライバ2の外部に出力される2つの制御信号:テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE及び評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCを生成する機能を有している。後述されるように、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE及び評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCは、表示装置10の表示特性の調整、即ち、輝度補正回路23の設定の調整を行う際に使用される調整装置に供給される制御信号である。テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEは外部接続端子2aから外部に出力され、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCは外部接続端子2bから外部に出力される。
セレクタ26bは、インターフェース処理部21から受け取ったタイミング制御信号の組(外部垂直同期信号VSYNC_IO、外部水平同期信号HSYNC_IOを含んでいる)と、評価用表示タイミング生成回路26aから受け取ったタイミング制御信号の組(内部垂直同期信号VSYNC_IIと、内部水平同期信号HSYNC_IIとを含んでいる)のいずれかを選択し、選択したタイミング制御信号の組を出力する。表示タイミング生成部26から出力されたタイミング制御信号の組は、垂直同期信号VSYNC_I、水平同期信号HSYNC_Iを含んでいる。垂直同期信号VSYNC_I、水平同期信号HSYNC_Iは、データラッチ24に供給されてラッチ動作のタイミングに使用されると共に、走査線駆動回路32の動作タイミングの制御に使用される。セレクタ26bの状態は、レジスタ値REG_GAM_TESTに応じて切り換えられる。後述されるように、表示コントローラドライバ2が通常動作モードに設定される場合、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”に設定される。セレクタ26bは、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”であることに応答してインターフェース処理部21から受け取ったタイミング制御信号の組(外部垂直同期信号VSYNC_IO、外部水平同期信号HSYNC_IO)を選択する。一方、表示コントローラドライバ2がテストモードに設定される場合、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定される。セレクタ26bは、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”であることに応答して評価用表示タイミング生成回路26aから受け取ったタイミング制御信号の組(内部垂直同期信号VSYNC_II、内部水平同期信号HSYNC_II)を選択する。
レジスタ初期値格納ROM27及びレジスタ部28は、画像データ生成部22、及び、表示タイミング生成部26に、それらの制御に使用されるレジスタ値を供給すると共に、輝度補正回路23に輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを供給する機能を有している。
詳細には、レジスタ部28は、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aと、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bとを備えている。表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aは、次の4つのレジスタ値:REG_GAM_TEST、REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITを保持するために用いられる。ここで、レジスタ値REG_GAM_TESTは、上述されているように、表示コントローラドライバ2が通常動作モードとテストモードのいずれに設定されているかを示すレジスタ値である。レジスタ値REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITは、表示コントローラドライバ2の動作の調整の際、各フレーム期間における評価用画像データIMAGE_DATA_IIの生成に使用される値である。レジスタ値REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITについては、後に詳細に説明する。
レジスタ初期値格納ROM27は、表示コントローラドライバ2の電源がオンになったときに、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28a及び輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定されるべき初期値を不揮発的に保持する。表示コントローラドライバ2の電源がオンになると、レジスタ初期値格納ROM27に記憶されていたレジスタ値REG_GAM_TEST、REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの値が表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定され、更に、レジスタ初期値格納ROM27に記憶されていた輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値が輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定される。後述されるように、レジスタ初期値格納ROM27は書き換え可能である。
続いて、上記のように構成された表示装置10及び表示コントローラドライバ2の動作について説明する。
(通常動作の説明)
まず、表示装置10が通常動作を行うとき、即ち、表示コントローラドライバ2が通常動作モードに設定される時の動作を説明する。図4は、表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートであり、図5は、図4の点線部の拡大図である。
表示コントローラドライバ2の電源がオンにされると、レジスタ初期値格納ROM27から初期値が読みだされ、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28a、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定される。このとき、レジスタ初期値格納ROM27に格納されているレジスタ値REG_GAM_TESTの初期値が“0”であることから、図4に図示されているように、レジスタ値REG_GAM_TESTは“0”に設定され、これにより、表示コントローラドライバ2が通常動作モードに設定される。また、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値が輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定され、これにより、輝度補正回路23は、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値に応じた補正演算を行うように設定される。
更に、図5に示されているように、高速インターフェース信号により、タイミングコントローラ1からタイミング制御データと画像データとが表示コントローラドライバ2に供給される。上述のように、タイミング制御データは、表示コントローラドライバ2の内部で垂直同期信号の生成に使用されるVSYNCコマンド、各水平同期信号の生成に使用されるHSYNCコマンド、画像データの送信が開始されることを示すDataスタートコマンド、及び、画像データの送信が終了したことを示すDataエンドコマンドを含む。
表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、VSYNCコマンドに応答して外部垂直同期信号VSYNC_IOを生成する。VSYNCコマンドには、外部垂直同期信号VSYNC_IOをHighレベルにすることを指示するコマンドと、外部垂直同期信号VSYNC_IOをLowレベルにすることを指示するコマンドとがあり、これらのVSYNCコマンドが適宜のタイミングで送られることにより、外部垂直同期信号VSYNC_IOは、各フレーム期間(垂直同期期間)の開始時に所定期間だけ活性化されるように生成される。図5では、外部垂直同期信号VSYNC_IOがローアクティブの信号であるとして図示されていることに留意されたい。
更に、インターフェース処理部21は、HSYNCコマンドに応答して外部水平同期信号HSYNC_IOを生成する。HSYNCコマンドには、外部水平同期信号HSYNC_IOをHighレベルにすることを指示するコマンドと、外部水平同期信号HSYNC_IOをLowレベルにすることを指示するコマンドとがあり、これらのHSYNCコマンドが適宜のタイミングで送られることにより、外部水平同期信号HSYNC_IOは、各水平同期期間の開始時に所定期間だけ活性化されるように生成される。
また、Dataスタートコマンドを受け取ると、インターフェース処理部21は、その後に続くデータが画像データであると認識し、Dataスタートコマンドに続いて受信したデータを外部画像データIMAGE_DATA_IOとして出力する。また、Dataエンドコマンドを受け取ると、画像データの送信が完了したことを認識し、インターフェース処理部21は、外部画像データIMAGE_DATA_IOの出力を停止する。
このとき、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”に設定されていることに応答して、画像データ生成部22のセレクタ22bは、インターフェース処理部21から供給された外部画像データIMAGE_DATA_IOを輝度補正回路23に供給する。輝度補正回路23は、受け取った外部画像データIMAGE_DATA_IOに対して輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONに応じた補正演算を行い、補正後の画像データをデータラッチ24に供給する。
加えて、表示タイミング生成部26のセレクタ26bは、レジスタ値REG_GAM_TESTが“0”に設定されていることに応答して、インターフェース処理部21から供給された外部垂直同期信号VSYNC_IO及び外部水平同期信号HSYNC_IOを、最終的に表示コントローラドライバ2の各回路で用いられる垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iとして出力する。データラッチ24は、垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iに同期したタイミングで、補正後の画像データを輝度補正回路23からラッチする。また、垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iは液晶表示パネル3の走査線駆動回路32に供給され、走査線駆動回路32は、垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iに同期して表示部31の走査線を駆動する。
データラッチ24によってラッチされた画像データは、信号線駆動回路25に供給される。信号線駆動回路25は、受け取った画像データに応答して、表示部31の信号線を駆動する。
以上の動作により、通常動作時には、タイミングコントローラ1から表示コントローラドライバ2に送られるタイミング制御データに応じたタイミングで、タイミングコントローラ1から表示コントローラドライバ2に送られる画像データの画像が液晶表示パネル3の表示部31に表示される。
(表示特性の調整)
続いて、図3に図示されている構成の表示装置10の表示特性の調整について説明する。本実施形態では、表示装置10の表示特性の調整は、表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定を調整する、即ち、レジスタ初期値格納ROM27に格納されている、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定されるべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値を調節することによって行われる。
表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定の調節を行う場合、図6に図示されているように、調整装置5と表示特性測定装置6とが使用される。調整装置5は、タイミングコントローラ1の代わりに高速データ通信線4に接続され、更に、表示コントローラドライバ2の外部接続端子2a、2bに接続される。これにより、調整装置5は、高速データ通信線4を介して表示コントローラドライバ2を設定することが可能になり、また、外部接続端子2a、2bから出力されるテストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE及び評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCを受け取ることが可能になる。一方、表示特性測定装置6は、調整装置5に接続される。表示特性測定装置6は、表示装置10の表示特性を測定する装置である。本実施形態では、表示特性測定装置6は、液晶表示パネル3の表示部31に表示される評価用画像の画像特性を測定する。
詳細には、調整装置5は、表示コントローラドライバ2との通信に用いられるインターフェース処理部51と、表示特性測定装置6との通信に用いられるインターフェース処理部52と、補正パラメータ算出装置53とを備えている。補正パラメータ算出装置53は、表示特性測定装置制御信号を生成する表示特性測定装置制御信号生成部54と、最終的にレジスタ初期値格納ROM27に書きこまれるべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値を算出する補正パラメータ算出部55とを備えている。表示特性測定装置制御信号生成部54と補正パラメータ算出部55とは、ハードウェアとして実装されてもよいし、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実装されてもよい。表示特性測定装置制御信号生成部54と補正パラメータ算出部55とは、例えば、FPGA(field programmable gate array)又はマイコンとを搭載した基板として実装されてもよい。また、表示特性測定装置制御信号生成部54と補正パラメータ算出部55の機能が、ソフトウェアと演算装置の組み合わせによって実現されてもよい。
表示特性測定装置6は、操作部61と測定センサ部62とを備えている。測定センサ部62は、液晶表示パネル3の表示部31に表示される評価用画像の画像特性を測定するセンサを備えている。測定される画像特性は、ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性と、ガンマ値の調整に用いられる画像特性とを含んでいる。ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性として、xyY表色系において規定されている色度座標x、yが測定されてもよいし、評価用画像の色温度が直接に測定されてもよい。また、ガンマ値の調整に用いられる画像特性としては、表示部31に表示される評価用画像の輝度が測定されてもよい。操作部61は、調整装置5から供給される表示特性測定装置制御信号に応答して測定センサ部62を動作させて評価用画像の画像特性を測定し、該画像特性を示す測定データを調整装置5に送信する。後述されるように、輝度補正回路23の設定(即ち、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値)は、表示特性測定装置6によって得られた測定データに基づいて、評価用画像の階調が切り替えられても色温度が一定になるように調節される。
本実施形態の表示コントローラドライバ2の一つの特徴は、輝度補正回路23の設定を調整するためのモードが用意されていることである。以下、このモードを「テストモード」と呼ぶことにする。輝度補正回路23の設定を調整する場合、表示コントローラドライバ2は、評価用画像を表示するテストモードに設定される。テストモードに設定されると、表示コントローラドライバ2は、評価用画像に対応する評価用画像データIMAGE_DATA_IIをその内部で生成し、更に、評価用画像の切り替えタイミングを表示コントローラドライバ2自身が制御する。表示コントローラドライバ2自身が評価用画像データIMAGE_DATA_IIを生成し、更に、評価用画像の切り替えタイミングを制御することにより、表示コントローラドライバ2にタイミング制御データ及び画像データを供給する機能を調整装置5に持たせる必要がなくなり、調整装置5のコストを低減させることができる。このような利点は、表示コントローラドライバ2が高速シリアルインターフェースで通信を行うように構成されている場合に特に顕著になる。なお、輝度補正回路23の設定を調節する場合、タイミングコントローラ1の動作は停止される。
図7は、表示装置10の表示特性の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定の調整の際の調整装置5の動作を示すフローチャートである。また、図8、図9は、輝度補正回路23の設定を調整するときの表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートである。
表示装置10の表示特性の調整、即ち、輝度補正回路23の設定の調整は、次の4つの期間:初期設定期間、表示特性測定期間、補正パラメータ算出期間、及び、補正パラメータ書き込み期間に区分される。図8は、初期設定期間、及び、表示特性測定期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートであり、図9は、補正パラメータ算出期間、及び、補正パラメータ書き込み期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートである。
表示コントローラドライバ2のレジスタ初期値格納ROM27には、次の4つのレジスタ値REG_GAM_TEST、REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの初期値が格納されている。ここで、レジスタ値REG_GAM_TESTは、表示コントローラドライバ2が通常動作モードとテストモードのいずれに設定されているかを示す値であり、レジスタ初期値格納ROM27に格納されている初期値は“0”である。レジスタ値REG_GAM_FRAMEは、各階調の評価用画像が表示される期間の長さを、フレーム期間を単位として指定する値である。また、レジスタ値REG_GAM_STEPは、評価用画像が切り換えられる際の階調の増分を示す値である。更に、レジスタ値REG_IMAGE_BITは、画像データに含まれる、各画素の各色の階調の値のビット数を示す値であり、本実施形態では、“8”が設定される。
加えて、レジスタ初期値格納ROM27には、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定されるべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの初期値が格納されている。上述されているように、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONは、輝度補正回路23に入力される画像データIMAGE_DATA_Iの階調値と、輝度補正回路23から出力される画像データの階調値との間の対応関係を指定するパラメータ値である。ここで、輝度補正回路23の設定の調整の前には、輝度補正回路23に入力される階調値と画像データの階調値とが線形的な関係になるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bの初期値としてレジスタ初期値格納ROM27に格納されている。
図7を参照して、初期設定期間では、まず、表示コントローラドライバ2の電源がオンにされる(ステップS01)。表示コントローラドライバ2の電源がオンにされると、レジスタ値REG_GAM_TEST、REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの初期値が、レジスタ初期値格納ROM27から読みだされて表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定される。加えて、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの初期値が輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定される。
並行して、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、レジスタ値REG_GAM_FRAME及び/又はREG_GAM_STEPの外部設定が必要か否かを判断する(ステップS02)。表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されるレジスタ値REG_GAM_FRAMEを、レジスタ初期値格納ROM27にあらかじめ格納されている初期値と異なる値に設定する必要がある場合、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、表示コントローラドライバ2に、高速データ通信線4を介してREG_GAM_FRAME書き込みコマンドを送信する(ステップS03)。REG_GAM_FRAME書き込みコマンドには、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定すべきレジスタ値REG_GAM_FRAMEの値が記述されている。表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、REG_GAM_FRAME書き込みコマンドを受け取ると、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_FRAMEの値をREG_GAM_FRAME書き込みコマンドに記述されている値に設定する。
同様に、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されるレジスタ値REG_GAM_STEPを、レジスタ初期値格納ROM27にあらかじめ格納されている初期値と異なる値に設定する必要がある場合、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、表示コントローラドライバ2に、高速データ通信線4を介してREG_GAM_STEP書き込みコマンドを送信する(ステップS03)。REG_GAM_STEP書き込みコマンドには、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定すべきレジスタ値REG_GAM_STEPの値が記述されている。表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、REG_GAM_STEP書き込みコマンドを受け取ると、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_STEPの値をREG_GAM_STEP書き込みコマンドに記述されている値に設定する。図8には、REG_GAM_FRAME書き込みコマンドとREG_GAM_STEP書き込みコマンドの両方が表示コントローラドライバ2に供給される場合の動作が図示されている。
続いて、表示特性測定期間が開始される。表示特性測定期間では、まず、調整装置5の補正パラメータ算出装置53が、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTを、特定値、より具体的には、“1”に設定する(ステップS04)。これにより、表示コントローラドライバ2がテストモードに設定される。
表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定されると、画像データ生成部22の評価用画像データ生成回路22aが活性化され、評価用画像データ生成回路22aが、評価用画像データIMAGE_DATA_IIの生成を開始する。加えて、セレクタ22bは、輝度補正回路23に供給される画像データIMAGE_DATA_Iとして、評価用画像データIMAGE_DATA_IIを選択する。
加えて、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定されたことに応答して表示タイミング生成部26の評価用表示タイミング生成回路26aが活性化され、評価用表示タイミング生成回路26aが、内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIの生成を開始する。加えて、セレクタ26bは、評価用表示タイミング生成回路26aによって生成された内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIを選択する。この結果、図8に図示されているように、表示コントローラドライバ2の各回路で実際に用いられる垂直同期信号VSYNC_I、及び水平同期信号HSYNC_Iとして、内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIが出力される。
評価用画像データ生成回路22aは、垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iに同期して、即ち、評価用表示タイミング生成回路26aによって生成された内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIに同期して、評価用画像データIMAGE_DATA_IIを順次に切り換える。
図8、図9の下欄には、評価用画像データIMAGE_DATA_IIの切り替え、即ち、表示部31に表示される評価用画像の切り替えの具体例が図示されている。評価用画像データIMAGE_DATA_IIは、各評価用画像において、赤色の階調、緑色の階調、青色の階調が同一値であるように生成される。加えて、評価用画像データIMAGE_DATA_IIは、レジスタ値REG_GAM_FRAMEに指定された数のフレーム期間ごとにレジスタ値REG_GAM_STEPに指定された値だけ階調が変化するように生成される。図8、図9には、レジスタ値REG_GAM_FRAMEが600、レジスタ値REG_GAM_STEPが11hである場合における評価用画像の切り替えについて図示されている。
まず、レジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定された直後においては、評価用画像データIMAGE_DATA_IIは、表示部31に表示される評価用画像が、全ての画素について、赤色の階調、緑色の階調、青色の階調がいずれも00hであるように生成される。赤色の階調、緑色の階調、青色の階調がいずれも00hである評価用画像データIMAGE_DATA_IIに対応した評価用画像は、レジスタ値REG_GAM_FRAMEに指定された数のフレーム期間の間(即ち、600フレーム期間の間)、表示される。
続いて、赤色の階調、緑色の階調、青色の階調がレジスタ値REG_GAM_STEPに指定された値(即ち、11h)だけ増加された評価用画像データIMAGE_DATA_IIに対応した評価用画像が、600フレーム期間の間、表示される。以下、同様に、順次に階調を増加させることで、評価用画像が切り換えられる。このような評価用画像の切り替えは、赤色、緑色、青色の階調の値が、いずれも2REG_IMAGE_BIT−1(即ち、本実施形態では“FFh”)である評価用画像データIMAGE_DATA_IIに対応した評価用画像の表示が完了するまで継続される。
ここで、評価用画像データ生成回路22aにはレジスタ値REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、REG_IMAGE_BIT、及び、垂直同期信号VSYNC_Iが供給されるので、評価用画像データ生成回路22aが上記のような評価用画像データIMAGE_DATA_IIの切り替えを実現できることは当業者には容易に理解されよう。
輝度補正回路23は、受け取った画像データIMAGE_DATA_I(即ち、評価用画像データIMAGE_DATA_II)に対応する画像データを信号線駆動回路25に供給する。ここで、輝度補正回路23の設定の調整の前には、輝度補正回路23に入力される階調値と画像データの階調値とが線形的な関係になるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが輝度補正パラメータ設定レジスタ28bから供給されるため、輝度補正回路23は、画像データIMAGE_DATA_Iをそのまま信号線駆動回路25に供給することになる。信号線駆動回路25は、輝度補正回路23から受け取った画像データに応答して液晶表示パネル3の表示部31の信号線を駆動する。これにより、表示部31に評価用画像が表示される。
評価用画像の表示部31への表示と並行して、評価用表示タイミング生成回路26aは、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEと、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCとを調整装置5に供給する。ここで、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEは、評価用画像の表示部31への表示が開始されることを示す制御信号である。また、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCは、評価用画像の切り替えが行われることを示す制御信号である。
詳細には、図8に図示されているように、評価用表示タイミング生成回路26aは、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定されたことに応答して、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEを活性化すると共に、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCの供給を開始する。評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCは、評価用画像の階調が切り換えられる直前に所定時間だけ活性化される。図8では、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE及び評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCは、いずれもハイアクティブの信号として図示されている。
更に、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEが活性化されると(ステップS05)、図7に示されているように、調整装置5は、表示特性測定装置6を操作して、表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始する(ステップS06〜S11)。詳細には、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEの活性化に応答して、調整装置5の表示特性測定装置制御信号生成部54および補正パラメータ算出部55が活性化される。表示特性測定装置制御信号生成部54は、インターフェース処理部52を介して表示特性測定装置制御信号を表示特性測定装置6に転送し、表示特性測定装置6に表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始させる(ステップS06)。
表示特性測定装置6は、調整装置5より送信された表示特性測定装置制御信号に従い測定を開始し、表示部31に表示された評価用画像の画像特性を継続的に測定する。測定される画像特性は、ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性と、ガンマ値の調整に用いられる画像特性とを含んでいる。ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性として、xyY表色系において規定されている色度座標x、yが測定されてもよいし、評価用画像の色温度が直接に測定されてもよい。また、ガンマ値の調整に用いられる画像特性としては、表示部31に表示される評価用画像の輝度が測定されてもよい。表示特性測定装置6は、評価用画像の画像特性の測定データを調整装置5に逐次に転送する。
表示特性測定装置6から調整装置5に転送された測定データは、インターフェース処理部52を介して補正パラメータ算出部55に格納されていく(ステップS06)。補正パラメータ算出部55は、調整装置5に転送された測定データを、評価用画像の階調と対応づけて格納する。
ここで、補正パラメータ算出部55は、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCが活性化されると評価用画像の階調が切り替わったことを認識する(ステップS07)。補正パラメータ算出部55は、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCが活性化されると、階調が切り替わる前の任意の測定データから、前の階調における測定結果を確定する(ステップS08)。一例としては、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCが活性化された後、非活性化される(即ち、Lowレベルになる)直前の測定データをその階調における測定結果としてもよい。その後、補正パラメータ算出部55は、次の階調に対応する測定データを格納していく。
このような動作は、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEが活性化されている間、継続して行われる(ステップS10)。
全ての評価用画像の表示が完了すると、表示コントローラドライバ2の評価用表示タイミング生成回路26aは、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEを非活性化する、即ち、Lowレベルにする(ステップS10)。テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLEが非活性化されると、表示特性測定装置制御信号生成部54は、インターフェース処理部52を介して表示特性測定装置制御信号を表示特性測定装置6に転送し、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を停止する。以上で、表示特性測定期間が完了する。
表示装置10の表示特性の1度目の測定が完了すると(ステップS11)、補正パラメータ算出期間が開始される。補正パラメータ算出期間では、補正パラメータ算出部55が、測定された表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示された評価用画像の画像特性から、目標の表示特性となるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを算出する(ステップS12)。
輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの算出が完了すると、補正パラメータ書き込み期間が開始される。補正パラメータ書き込み期間では、ステップS12で算出された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが、インターフェース処理部51を介して表示コントローラドライバ2に転送され(ステップS13)、レジスタ初期値格納ROM27、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに書き込まれる。図9に図示されているように、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの書き込みは、補正パラメータ書き込みコマンドを表示コントローラドライバ2に転送することで行われる。補正パラメータ書き込みコマンドには、書き込むべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値が記述されている。補正パラメータ書き込みコマンドを受け取ると、表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、補正パラメータ書き込みコマンドに記述されている輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを、レジスタ初期値格納ROM27、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに書き込む。
その後、再度、同様の手順により、表示装置10の表示特性が再測定される(ステップS04〜S11)。このとき、輝度補正回路23では、受け取った画像データIMAGE_DATA_I(即ち、評価用画像データIMAGE_DATA_II)に対し、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONに応じて補正演算が行われ、補正演算によって得られた画像データに基づいて表示部31に評価用画像が表示される。更に、再測定の結果から、表示装置10の表示特性が、目標とする表示特性の範囲内となっているか確認され(ステップS14)、動作が終了する。
上述されているような第1の実施形態における表示装置10の表示特性の調節方法によれば、低コストの調整装置5により、表示装置10の表示特性の調節を行うことができる。特に、本実施形態では、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTの値を設定するだけで(より具体的には、“1”に設定するだけで)、評価用画像を順次に切り換えながら表示することができる。これは、表示コントローラドライバ2が、評価用画像に対応する画像データ、及び、評価用画像の表示タイミングを制御するタイミング制御信号(例えば、垂直同期信号及び水平同期信号)を自動生成し、表示部31に評価用画像を順次表示する機能を有しているためである。一般的に、レジスタ設定を行うためには、高速に信号を伝送する必要性がない。よって、レジスタ設定のみで評価用画像を順次に切り換る機能を表示コントローラドライバ2に与えることは、調整装置5の低コスト化や設計難易度の低下などのメリットにつながる。
第2の実施形態:
図10は、本発明の第2の実施形態の表示コントローラドライバ2の構成を示すブロック図である。第2の実施形態では、表示コントローラドライバ2から、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE、及び、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCを調整装置5に供給する機能が削除されている。これは、表示コントローラドライバ2と調整装置5とを接続する通信線の数を低減させるために有効である。表示装置10に調整装置5を外部接続して表示装置10の表示特性を調節するような場合、コストや配線実装の問題から、表示コントローラドライバ2と調整装置5とを接続する通信線の数は、少ない方が好ましい。
第2の実施形態の表示コントローラドライバ2の動作は、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE、及び、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCを調整装置5に出力しない点を除けば、第1の実施形態と同様である。表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTの値が“1”に設定されると、表示コントローラドライバ2は、評価用画像に対応する画像データ、及び、評価用画像の表示タイミングを制御するタイミング制御信号(例えば、垂直同期信号及び水平同期信号)を自動生成し、表示部31に評価用画像を順次表示する。
ここで、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE、及び、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INCが表示コントローラドライバ2から出力されない本実施形態では、調整装置5が、表示コントローラドライバ2と非同期で動作することになる。そこで、調整装置5の動作が、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定結果から、測定の開始、終了、及び、評価用画像の階調の切り替え、調整装置5が検出するように変更される。調整装置5は、表示特性測定装置6から逐次に転送される測定データを解析し、各階調の評価用画像について測定された画像特性の測定値を確定する。
一つの問題は、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定の際に、調整装置5が、現在、どの階調の評価用画像が表示部31に表示されているかの情報を表示コントローラドライバ2から知らされないことである。この問題に対処するために、本実施形態では、調整装置5が、画像特性の測定データの変化(例えば、時間的に前後する2つの測定データの測定値の差分又は変化率)をモニターすることで、評価用画像の切り替えを検出する。更に、調整装置5は、階調の最大値と、評価用画像の切り替えの際の階調の増分とから、表示部31に表示される評価用画像の数mを算出する。ここで、階調の最大値は、表示コントローラドライバ2に設定されるレジスタ値REG_IMAGE_BITから、2REG_IMAGE_BIT−1と算出でき、また、評価用画像の切り替えの際の階調の増分は、レジスタ値REG_GAM_STEPとして表示コントローラドライバ2に設定されているので、既知である。調整装置5は、m個の評価用画像のそれぞれについて画像特性の測定データを得た後、その測定データに示されている画像の輝度の測定値の順に並び替えを実施することで、階調と、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定データとの対応を決定することができる。
以下、第2の実施形態における、表示装置10の表示特性の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定の調整について詳細に説明する。
図11は、表示装置10の表示特性の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定の調整の際の調整装置5の動作を示すフローチャートであり、図12、図13は、輝度補正回路23の設定を調整するときの表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートである。ここで、図12は、初期設定期間、及び、表示特性測定期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートであり、図13は、補正パラメータ算出期間、及び、補正パラメータ書き込み期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートである。
図11を参照して、初期設定期間では、まず、表示コントローラドライバ2の電源がオンにされる(ステップS20)。表示コントローラドライバ2の電源がオンにされると、レジスタ値REG_GAM_TEST、REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの初期値が、レジスタ初期値格納ROM27から読みだされて表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定される。加えて、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの初期値が輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定される。
並行して、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、レジスタ値REG_GAM_FRAME及び/又はREG_GAM_STEPの外部設定が必要か否かを判断する(ステップS21)。表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されるレジスタ値REG_GAM_FRAMEを、レジスタ初期値格納ROM27にあらかじめ格納されている初期値と異なる値に設定する必要がある場合、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、表示コントローラドライバ2にREG_GAM_FRAME書き込みコマンドを送信し、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_FRAMEを所望の値に設定する(ステップS22)。同様に、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されるレジスタ値REG_GAM_STEPを、レジスタ初期値格納ROM27にあらかじめ格納されている初期値と異なる値に設定する必要がある場合、調整装置5の補正パラメータ算出装置53は、表示コントローラドライバ2にREG_GAM_STEP書き込みコマンドを送信し、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_STEPを所望の値に設定する(ステップS22)。図12には、REG_GAM_FRAME書き込みコマンドとREG_GAM_STEP書き込みコマンドの両方が表示コントローラドライバ2に供給される場合の動作が図示されている。
更に、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されているレジスタ値REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの読み出しが行われる(ステップS23)。詳細には、図12に図示されているように、調整装置5の補正パラメータ算出部55は、REG_GAM_STEP読み出しコマンドを表示コントローラドライバ2に送信する。表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、REG_GAM_STEP読み出しコマンドに応答してレジスタ値REG_GAM_STEPを表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aから読み出し、調整装置5に送信する。更に、調整装置5の補正パラメータ算出部55は、REG_IMAGE_BIT読み出しコマンドを表示コントローラドライバ2に送信する。表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、REG_IMAGE_BIT読み出しコマンドに応答してレジスタ値REG_IMAGE_BITを表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aから読み出し、調整装置5に送信する。
なお、レジスタ値REG_GAM_STEP、REG_IMAGE_BITの値が調整装置5にとって既知である場合には、レジスタ値REG_GAM_STEP、REG_IMAGE_BITの読み出しは行う必要がない。
続いて、表示特性測定期間が開始される。表示特性測定期間では、まず、調整装置5の補正パラメータ算出装置53が、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTを“1”に設定する(ステップS04)。これにより、表示コントローラドライバ2がテストモードに設定される。レジスタ値REG_GAM_TESTの設定は、REG_GAM_TEST書き込みコマンドを表示コントローラドライバ2に送信することによって行われる。
表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTが“1”に設定されると、第1の実施形態と同様に、表示コントローラドライバ2は、評価用画像を表示部31に表示し始める。上述されているように、評価用画像の階調は、逐次に切り換えられる。
その一方で、調整装置5は、REG_GAM_TEST書き込みコマンドを表示コントローラドライバ2に送った後、適宜のタイミングで、表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始する(ステップS26〜S31)。詳細には、調整装置5の表示特性測定装置制御信号生成部54は、インターフェース処理部52を介して表示特性測定装置制御信号を表示特性測定装置6に転送し、表示特性測定装置6に表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始させる(ステップS26)。
表示特性測定装置6は、調整装置5より送信された表示特性測定装置制御信号に従い測定を開始し、表示部31に表示された評価用画像の画像特性を継続的に測定する。表示特性測定装置6は、評価用画像の画像特性の測定データを調整装置5に逐次に転送する。
表示特性測定装置6から調整装置5に転送された測定データは、インターフェース処理部52を介して補正パラメータ算出部55に格納されていく(ステップS27)。
このとき、画像特性の測定データの差分又は変化率が計算され(ステップS28)、更に、計算された差分又は変化率から、評価用画像の階調の切り替えが検出される(ステップS29)。
評価用画像の階調が切り替わったことが検出されると、補正パラメータ算出部55は、階調が切り替わる前の任意の測定データから、前の階調における測定結果を確定する(ステップS30)。その後、補正パラメータ算出部55は、次の階調に対応する測定データを格納していく。
このような動作は、ステップS24において計算された数の評価用画像データの全てに対応する測定データの収集が完了するまで継続される(ステップS31)。
全ての評価用画像について測定データの収集が完了すると、補正パラメータ算出部55は、その測定データに示されている画像の輝度の測定値の順に測定データに対してソート(並び替え)を実施することで、階調と、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定データとの対応を決定する(ステップS32)。
図14は、ステップS28における評価用画像の階調の切り替えの検出、及び、測定データのソートによる階調と測定データとの対応関係の決定について詳細に説明する図である。図14には、レジスタ値REG_GAM_STEPが11hであり、且つ、画像データにおいて各画素の各色が8ビットで表わされている場合、すなわち、評価用画像の階調の最大値が255(2−1(FFh))である場合における、各階調と測定データの対応づけが図示されている。
評価用画像の階調が切り替えられると、表示部31に表示される評価用画像の画像特性が変化するので、表示特性測定装置6によって得られる測定データにも変化が現れる。この変化を利用して、評価用画像の階調の切り替えが検出される。図14では、評価用画像の輝度の測定値の変化から、評価用画像の階調の切り替えを検出する例が図示されている。この例では、時間的に前後する2つの輝度の測定値の変化(差分又は変化率)が計算され、その変化から評価用画像の階調の切り替えが検出されている。
評価用画像の階調の切り替えが検出されると、ステップS29において、切り替え前の階調についての測定データが決定される。図14の例では、階調の切り替えの直前の測定データが、切り替え前の階調に対応する測定データと定められる。なお、この段階では、調整装置5にとって、各測定データに対応する階調の値は不知であることに留意されたい。
このような手順が繰り返されることで、全ての評価用画像について測定データが取得される。ここで、階調の最大値と、評価用画像の切り替えの際の階調の増分とから、表示部31に表示される評価用画像の数mがステップS24において算出されているから、m回の階調の切り替えを検出することで、全ての評価用画像の測定データが得られていると判断できることに留意されたい。この段階でも、調整装置5にとって、各測定データに対応する階調の値は不知である。
ここで、測定データには、評価用画像の輝度の測定値が含まれているから、輝度の順に並び替えを実施することで、階調と、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定データとの対応を決定することができる。ここで、液晶表示パネル3がノーマリーブラックの液晶表示パネルとして構成されている場合には、階調の値が大きいほど輝度の測定値が大きくなる。この場合には、輝度の測定値が大きいほど大きな階調に対応するように、階調と、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定データとの対応が決定される。液晶表示パネル3がノーマリーホワイトの液晶表示パネルとして構成されている場合には、階調の値が大きいほど輝度の測定値が小さくなる。この場合には、輝度の測定値が小さいほど大きな階調に対応するように、階調と、表示部31に表示された評価用画像の画像特性の測定データとの対応が決定される。
以上の手順で表示装置10の表示特性の1度目の測定が完了すると(ステップS33)、補正パラメータ算出期間が開始される。補正パラメータ算出期間では、補正パラメータ算出部55が、測定された表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示された評価用画像の画像特性から、目標の表示特性となるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを算出する(ステップS34)。
輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの算出が完了すると、補正パラメータ書き込み期間が開始される。補正パラメータ書き込み期間では、ステップS12で算出された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが、インターフェース処理部51を介して表示コントローラドライバ2に転送され、レジスタ初期値格納ROM27、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに書き込まれる(ステップS35)。図13に図示されているように、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの書き込みは、補正パラメータ書き込みコマンドを表示コントローラドライバ2に転送することで行われる。表示コントローラドライバ2のインターフェース処理部21は、補正パラメータ書き込みコマンドに記述されている輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを、レジスタ初期値格納ROM27、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに書き込む。
その後、再度、同様の手順により、表示装置10の表示特性が再測定される(ステップS25〜S32)。このとき、輝度補正回路23では、受け取った画像データIMAGE_DATA_I(即ち、評価用画像データIMAGE_DATA_II)に対し、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONに応じて補正演算が行われ、補正演算によって得られた画像データに基づいて表示部31に評価用画像が表示される。更に、再測定の結果から、表示装置10の表示特性が、目標とする表示特性の範囲内となっているか確認され(ステップS36)、動作が終了する。
上述されているような第2の実施形態における表示装置10の表示特性の調節方法によれば、第1の実施形態と同様に、低コストの調整装置5により、表示装置10の表示特性の調節を行うことができる。特に、本実施形態では、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aのレジスタ値REG_GAM_TESTの値を設定するだけで(より具体的には、“1”に設定するだけで)、評価用画像を順次に切り換えながら表示することができる。これは、表示コントローラドライバ2が、評価用画像に対応する画像データ、及び、評価用画像の表示タイミングを制御するタイミング制御信号(例えば、垂直同期信号及び水平同期信号)を自動生成し、表示部31に評価用画像を順次表示する機能を有しているためである。レジスタ設定のみで評価用画像を順次に切り換る機能を表示コントローラドライバ2に与えることは、調整装置5の低コスト化や設計難易度の低下などのメリットにつながる。
加えて、第2の実施形態では、表示コントローラドライバ2から調整装置5に制御信号(本実施形態では、テストイネーブル信号GAM_TEST_ENABLE、及び、評価用画像切り替え信号GAM_TEST_INC)が供給されないため、表示コントローラドライバ2と調整装置5とを接続する通信線の数を減少させることができる。これは、表示装置10の実装(例えば、表示装置10の調整装置5への接続)を容易にする点で好ましい。
第3の実施形態:
図15は、本発明の第3の実施形態の表示コントローラドライバ2の構成を示すブロック図である。第3の実施形態では、第1の実施形態の調整装置5の機能が表示コントローラドライバ2に組み込まれる。即ち、表示コントローラドライバ2に表示特性測定装置6を操作する機能が付加され、調整装置5は使用されない。加えて、表示コントローラドライバ2が、輝度補正回路23の設定の調節を行う場合に活性化されるテストイネーブル信号GAM_TESTを受け取るように構成されると共に、輝度補正回路23の設定が終了したことを示す補正完了信号GAM_TEST_FINISHを出力するように構成される。
詳細には、第3の実施形態の表示コントローラドライバ2は、表示特性測定装置制御信号を生成する表示特性測定装置制御信号生成部71と、最終的にレジスタ初期値格納ROM27に書きこまれるべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの値を算出する補正パラメータ算出部72と、表示特性測定装置6との通信に用いられるインターフェース処理部73とを備えている。表示特性測定装置制御信号生成部71の動作は、第1の実施形態の調整装置5の表示特性測定装置制御信号生成部54と同様であり、補正パラメータ算出部72の動作は、調整装置5の補正パラメータ算出部55と同様である。表示特性測定装置制御信号生成部71と補正パラメータ算出部72とは、例えば、ハードウェア(即ち、回路)として表示コントローラドライバ2に集積化してもよい。また、表示特性測定装置制御信号生成部71と補正パラメータ算出部72とをハードウェアとして集積化する代わりに、それらの機能をソフトウェアと演算装置の組み合わせによって実現されてもよい。
テストイネーブル信号GAM_TESTは、画像データ生成部22、表示タイミング生成部26、表示特性測定装置制御信号生成部71と補正パラメータ算出部72とに供給される。テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、画像データ生成部22は、輝度補正回路23に供給される画像データIMAGE_DATA_Iとして、評価用画像データIMAGE_DATA_IIを出力する。詳細には、画像データ生成部22の評価用画像データ生成回路22aは、テストイネーブル信号GAM_TESTの活性化に応答して評価用画像データIMAGE_DATA_IIを出力し、セレクタ22bは、輝度補正回路23に供給される画像データIMAGE_DATA_Iとして、評価用画像データ生成回路22aから受け取った評価用画像データIMAGE_DATA_IIを選択する。
また、表示タイミング生成部26は、テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、評価用表示タイミング生成回路26aで生成したタイミング制御信号を、表示コントローラドライバ2の各回路で使用されるタイミング制御信号として出力する。より具体的には、表示タイミング生成部26の評価用表示タイミング生成回路26aは、テストイネーブル信号GAM_TESTの活性化に応答して内部垂直同期信号VSYNC_II及び内部水平同期信号HSYNC_IIを出力する。セレクタ26bは、評価用表示タイミング生成回路26aから受け取った内部垂直同期信号VSYNC_II及び内部水平同期信号HSYNC_IIを、表示コントローラドライバ2の各回路で使用される垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iとして出力する。
第3の実施形態の表示コントローラドライバ2のその他の構成については、第1の実施形態と同様である。
図16は、表示装置10の表示特性の調整、即ち、表示コントローラドライバ2の輝度補正回路23の設定の調整の際の表示コントローラドライバ2の動作を示すフローチャートである。また、図17は、初期設定期間、及び、表示特性測定期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートであり、図18は、補正パラメータ算出期間、及び、補正パラメータ書き込み期間における表示コントローラドライバ2の動作を示すタイミングチャートである。
表示コントローラドライバ2のレジスタ初期値格納ROM27には、次の3つのレジスタ値REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの初期値が格納されている(本実施形態では、レジスタ値REG_GAM_TESTは用いられず、その代わりに、テストイネーブル信号GAM_TESTが表示コントローラドライバ2に供給される)。加えて、レジスタ初期値格納ROM27には、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定されるべき輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの初期値が格納されている。ここで、輝度補正回路23の設定の調整の前には、輝度補正回路23に入力される階調値と画像データの階調値とが線形的な関係になるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bの初期値としてレジスタ初期値格納ROM27に格納されている。
図16を参照して、初期設定期間では、まず、表示コントローラドライバ2の電源がオンにされる(ステップS40)。表示コントローラドライバ2の電源がオンにされると、レジスタ値REG_GAM_FRAME、REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITの初期値が、レジスタ初期値格納ROM27から読みだされて表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定される。加えて、輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの初期値が輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに設定される。
更に、レジスタ値REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITが輝度補正パラメータ設定レジスタ28bから補正パラメータ算出部72に読みだされる(ステップS41)。補正パラメータ算出部72は、レジスタ値REG_GAM_STEP、及び、REG_IMAGE_BITから、輝度補正回路23の設定の調整に使用される評価用画像の数を計算する(ステップS42)。
続いて、表示特性測定期間が開始される。表示特性測定期間では、まず、テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化される。本実施形態では、テストイネーブル信号GAM_TESTは、ハイアクティブの信号である。即ち、テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、Highレベルに設定されることになる。テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、表示コントローラドライバ2がテストモードに設定される。
表示コントローラドライバ2がテストモードに設定されると、表示コントローラドライバ2の内部において、評価用画像の生成とタイミング制御信号の生成とが開始される。第3の実施形態の表示コントローラドライバ2における評価用画像の生成とタイミング制御信号の生成の動作は、第1の実施形態の表示コントローラドライバ2と同様である。
詳細には、テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、画像データ生成部22の評価用画像データ生成回路22aが活性化され、評価用画像データ生成回路22aが、評価用画像データIMAGE_DATA_IIの生成を開始する。加えて、セレクタ22bは、輝度補正回路23に供給される画像データIMAGE_DATA_Iとして、評価用画像データIMAGE_DATA_IIを選択する。
加えて、テストイネーブル信号GAM_TESTが活性化されると、表示タイミング生成部26の評価用表示タイミング生成回路26aが活性化され、評価用表示タイミング生成回路26aが、内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIの生成を開始する。加えて、セレクタ26bは、評価用表示タイミング生成回路26aによって生成された内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIを選択する。この結果、図17に図示されているように、表示コントローラドライバ2の各回路で実際に用いられる垂直同期信号VSYNC_I、及び水平同期信号HSYNC_Iとして、内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIが出力される。
評価用画像データ生成回路22aは、垂直同期信号VSYNC_I及び水平同期信号HSYNC_Iに同期して、即ち、評価用表示タイミング生成回路26aによって生成された内部垂直同期信号VSYNC_II、及び内部水平同期信号HSYNC_IIに同期して、評価用画像データIMAGE_DATA_IIを順次に切り換える。図17、図18の下欄には、評価用画像データIMAGE_DATA_IIの切り替え、即ち、表示部31に表示される評価用画像の切り替えの具体例が図示されている。
輝度補正回路23は、受け取った画像データIMAGE_DATA_I(即ち、評価用画像データIMAGE_DATA_II)に対応する画像データを信号線駆動回路25に供給する。ここで、輝度補正回路23の設定の調整の前には、輝度補正回路23に入力される階調値と画像データの階調値とが線形的な関係になるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが輝度補正パラメータ設定レジスタ28bから供給されるため、輝度補正回路23は、画像データIMAGE_DATA_Iをそのまま信号線駆動回路25に供給することになる。信号線駆動回路25は、輝度補正回路23から受け取った画像データに応答して液晶表示パネル3の表示部31の信号線を駆動する。これにより、表示部31に評価用画像が表示される。
評価用画像の表示部31への表示と並行して、表示特性測定装置制御信号生成部71は、表示特性測定装置6を操作して、表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始する(ステップS44〜S48)。詳細には、表示特性測定装置制御信号生成部71は、インターフェース処理部73を介して表示特性測定装置制御信号を表示特性測定装置6に転送し、表示特性測定装置6に表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を開始させる(ステップS44)。
表示特性測定装置6は、表示特性測定装置制御信号生成部71より送信された表示特性測定装置制御信号に従い測定を開始し、表示部31に表示された評価用画像の画像特性を継続的に測定する。測定される画像特性は、ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性と、ガンマ値の調整に用いられる画像特性とを含んでいる。ホワイトポイントの調整に用いられる画像特性として、xyY表色系において規定されている色度座標x、yが測定されてもよいし、評価用画像の色温度が直接に測定されてもよい。また、ガンマ値の調整に用いられる画像特性としては、表示部31に表示される評価用画像の輝度が測定されてもよい。表示特性測定装置6は、評価用画像の画像特性の測定データを表示コントローラドライバ2に逐次に転送する。
表示特性測定装置6から表示コントローラドライバ2に転送された測定データは、インターフェース処理部73を介して補正パラメータ算出部72に格納されていく(ステップS45)。補正パラメータ算出部72は、調整装置5に転送された測定データを、評価用画像の階調と対応づけて格納する。
ここで、補正パラメータ算出部72は、表示特性評価用テストモード設定レジスタ28aに設定されたレジスタ値REG_GAM_FRAMEと、垂直同期信号VSYNC_I、及び水平同期信号HSYNC_Iとから、評価用画像の階調が切り替わったことを認識する(ステップS46)。補正パラメータ算出部72は、評価用画像の階調が切り替わったことを認識すると、階調が切り替わる前の任意の測定データから、前の階調における測定結果を確定する(ステップS47)。一例としては、評価用画像の階調が切り替わった直前の測定データをその階調における測定結果としてもよい。その後、補正パラメータ算出部72は、次の階調に対応する測定データを格納していく。
このような動作は、全ての評価用画像について、画像特性の測定データの収集が完了するまで継続して行われる(ステップS48)。
全ての評価用画像の画像特性の測定データの収集が完了すると、表示特性測定装置制御信号生成部71は、インターフェース処理部73を介して表示特性測定装置制御信号を表示特性測定装置6に転送し、表示部31に表示される評価用画像の画像特性の測定を停止する。以上で、表示特性測定期間が完了する。
続いて、補正パラメータ算出期間が開始される。補正パラメータ算出期間では、補正パラメータ算出部72が、測定された表示装置10の表示特性、即ち、表示部31に表示された評価用画像の画像特性から、目標の表示特性となるような輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONを算出する(ステップS49)。
輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの算出が完了すると、補正パラメータ書き込み期間が開始される。補正パラメータ書き込み期間では、ステップS49で算出された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが、レジスタ初期値格納ROM27、及び、輝度補正パラメータ設定レジスタ28bに書き込まれる(ステップS50)。輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONの書き込みが完了すると、補正パラメータ算出部72は、補正完了信号GAM_TEST_FINISHを活性化して、外部装置に輝度補正回路23の設定が終了したことを知らせる。
上述されているような第3の実施形態における表示装置10の表示特性の調節方法によれば、低コストの外部装置により、表示装置10の表示特性の調節を行うことができる。特に、本実施形態の表示コントローラドライバ2の構成及び動作によれば、テストイネーブル信号GAM_TESTを活性化するだけで、表示コントローラドライバ2内で評価用画像に対応する画像データ及びタイミング制御信号が自動的に生成され、表示部31に評価用画像が順次表示される。更に、表示コントローラドライバ2の表示特性測定装置制御信号生成部71によって表示特性測定装置6を制御する表示特性測定装置制御信号が生成される。加えて、補正パラメータ算出部72で、表示特性測定装置6より転送される測定データが解析されて輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONが算出され、算出された輝度補正パラメータ値REG_CORRECTIONをレジスタ初期値格納ROM27に書き込まれる。このように、本実施形態では、テストイネーブル信号GAM_TESTを活性化し、補正完了信号GAM_TEST_FINISHを受け取って処理する機能しか有していない外部装置で表示装置10の表示特性の調節を行うことができる。これは、さらなる調整の低コスト化や設計難易度低下などのメリットにつながる。
以上には、本発明の様々な実施形態が述べられているが、本発明は、上記の実施形態には限定されない。本発明が、様々な変更とともに実施され得ることは、当業者には自明的であろう。特に、上記には、液晶表示パネルを備えた液晶表示装置について本発明が適用された実施形態が記述されているが、本発明は、他の表示パネル(例えば、有機EL表示パネルやプラズマ表示パネル)を表示パネルドライバで駆動するパネル表示装置にも適用可能であることに留意されたい。
1 :タイミングコントローラ
2 :表示コントローラドライバ
2a :外部接続端子
2b :外部接続端子
3 :液晶表示パネル
4 :高速データ通信線
4a :ポート
5 :調整装置
6 :表示特性測定装置
10 :表示装置
11 :タイミング生成部
12 :画像データ生成部
13 :インターフェース処理部
21 :インターフェース処理部
22 :画像データ生成部
22a :評価用画像データ生成回路
22b :セレクタ
23 :輝度補正回路
24 :データラッチ
25 :信号線駆動回路
26 :表示タイミング生成部
26a :評価用表示タイミング生成回路
26b :セレクタ
27 :レジスタ初期値格納ROM
28 :レジスタ部
28a :表示特性評価用テストモード設定レジスタ
28b :輝度補正パラメータ設定レジスタ
31 :表示部
32 :走査線駆動回路
51 :インターフェース処理部
52 :インターフェース処理部
53 :補正パラメータ算出装置
54 :表示特性測定装置制御信号生成部
55 :補正パラメータ算出部
61 :操作部
62 :測定センサ部
71 :表示特性測定装置制御信号生成部
72 :補正パラメータ算出部
73 :インターフェース処理部
GAM_TEST:テストイネーブル信号
GAM_TEST_ENABLE:テストイネーブル信号
GAM_TEST_FINISH:補正完了信号
GAM_TEST_INC:評価用画像切り替え信号
HSYNC_I:水平同期信号
HSYNC_II:内部水平同期信号
HSYNC_IO:外部水平同期信号
IMAGE_DATA_I:画像データ
IMAGE_DATA_II:評価用画像データ
IMAGE_DATA_IO:外部画像データ
REG_CORRECTION:輝度補正パラメータ値
REG_GAM_FRAME:レジスタ値
REG_GAM_STEP:レジスタ値
REG_GAM_TEST:レジスタ値
REG_IMAGE_BIT:レジスタ値
VSYNC_I:垂直同期信号
VSYNC_II:内部垂直同期信号
VSYNC_IO:外部垂直同期信号

Claims (13)

  1. 表示パネルを駆動する表示パネルドライバであって、
    画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部から供給された画像データに対して補正演算を行って補正後画像データを生成する輝度補正回路と、
    前記補正後画像データに応答して前記表示パネルを駆動する駆動部と、
    タイミング制御信号を出力する表示タイミング生成部
    とを具備し、
    前記補正演算における、前記画像データ生成部から供給された画像データと前記補正後画像データとの対応関係は、前記輝度補正回路に与えられる補正パラメータ値の設定により調整可能であり、
    前記表示タイミング生成部は、前記表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた表示タイミング生成回路によって生成された内部タイミング制御信号を前記タイミング制御信号として出力し、
    前記画像データ生成部は、前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた評価用画像データ生成回路によって生成された、評価用画像に対応する評価用画像データを、前記輝度補正回路に供給される前記画像データとして出力し、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたとき、前記評価用画像データ生成回路は、前記タイミング制御信号に応答して前記表示パネルの表示部に表示される前記評価用画像が切り替えられるように前記評価用画像データを生成し、
    前記表示タイミング生成回路は、前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたときに、前記評価用画像の前記表示部への表示が開始されることを示す第1制御信号と、前記評価用画像が切り換えられることを示す第2制御信号とを、前記表示部に表示された前記評価用画像の画像特性に基づいて前記補正パラメータ値を算出し、前記補正パラメータ値を表示パネルドライバに設定する調整装置に出力する
    表示パネルドライバ。
  2. 請求項1に記載の表示パネルドライバであって、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態と異なる第2状態に設定されたときに、前記画像データ生成部は、当該表示パネルドライバの外部から供給された外部画像データを前記輝度補正回路に供給する前記画像データとして出力する
    表示パネルドライバ。
  3. 請求項2に記載の表示パネルドライバであって、
    前記表示パネルドライバは、更に、当該表示パネルドライバの外部から供給された外部タイミング制御データから外部タイミング制御信号を生成する処理部を備え、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態と異なる第2状態に設定されたときに、前記画像データ生成部は、外部タイミング制御信号を前記タイミング制御信号として出力する
    表示パネルドライバ。
  4. 請求項1又は2に記載の表示パネルドライバであって、
    更に、
    前記補正パラメータ値を、不揮発的に、且つ、書き換え可能であるように記憶する不揮発性記憶部を備えている
    表示パネルドライバ。
  5. 請求項4に記載の表示パネルドライバであって、
    更に、
    インターフェース処理部を具備し、
    前記インターフェース処理部は、補正パラメータ値書き込みコマンドを受け取ると、前記不揮発性記憶部に、前記補正パラメータ値書き込みコマンドに記述されている前記補正パラメータ値を前記不揮発性記憶部に書き込む
    表示パネルドライバ。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の表示パネルドライバであって、
    前記評価用画像データ生成回路は、前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたときに、所定数のフレーム期間を周期として前記評価用画像が切り替えられるように前記評価用画像データを生成する
    表示パネルドライバ。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載の表示パネルドライバであって、
    前記評価用画像データ生成回路は、前記評価用画像の各画素の赤色の階調、緑色の階調及び青色の階調が同一の階調値であるように前記評価用画像データを生成し、且つ、前記評価用画像を切り替える場合、前記評価用画像データに記述された前記階調値を変化させる
    表示パネルドライバ。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載の表示パネルドライバであって、
    前記表示パネルドライバは、更に、レジスタを備えており、
    前記レジスタに所定値を設定することにより、前記表示パネルドライバは前記第1状態に設定される
    表示パネルドライバ。
  9. 請求項1乃至のいずれかに記載の表示パネルドライバであって、
    前記表示パネルドライバに供給されるテストイネーブル信号を活性化することにより、前記表示パネルドライバは前記第1状態に設定される
    表示パネルドライバ。
  10. 表示パネルと、
    前記表示パネルを駆動する表示パネルドライバ
    とを具備し、
    前記表示パネルドライバが、
    画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部から供給された画像データに対して補正演算を行って補正後画像データを生成する輝度補正回路と、
    前記補正後画像データに応答して前記表示パネルを駆動する駆動部と、
    タイミング制御信号を出力する表示タイミング生成部
    とを具備し、
    前記補正演算における前記画像データ生成部から供給された画像データと前記補正後画像データとの対応関係は、前記輝度補正回路に与えられる補正パラメータ値の設定により調整可能であり、
    前記表示タイミング生成部は、前記表示パネルドライバが第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた表示タイミング生成回路によって生成された内部タイミング制御信号を前記タイミング制御信号として出力し、
    前記画像データ生成部は、前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたときに、その内部に設けられた評価用画像データ生成回路によって生成された、評価用画像に対応する評価用画像データを、前記輝度補正回路に供給される前記画像データとして出力し、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたとき、前記評価用画像データ生成回路は、前記タイミング制御信号に応答して前記表示パネルの表示部に表示される前記評価用画像が切り替えられるように前記評価用画像データを生成し、
    前記表示タイミング生成回路は、前記表示パネルドライバが前記第1状態に設定されたときに、前記評価用画像の前記表示部への表示が開始されることを示す第1制御信号と、前記評価用画像が切り換えられることを示す第2制御信号とを、前記表示部に表示された前記評価用画像の画像特性に基づいて前記補正パラメータ値を算出し、前記補正パラメータ値を表示パネルドライバに設定する調整装置に出力する
    表示装置。
  11. 請求項10に記載の表示装置であって、
    更に、
    外部画像データを前記表示パネルドライバに供給するコントローラを具備し、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態と異なる第2状態に設定されたときに、前記画像データ生成部は、前記コントローラから供給された前記外部画像データを前記輝度補正回路に供給する前記画像データとして出力する
    表示装置。
  12. 請求項11に記載の表示装置であって、
    前記コントローラは、外部タイミング制御データを前記表示パネルドライバに供給し、
    前記表示パネルドライバは、更に、前記コントローラから供給された外部タイミング制御データから外部タイミング制御信号を生成する処理部を備え、
    前記表示パネルドライバが前記第1状態と異なる第2状態に設定されたときに、前記画像データ生成部は、外部タイミング制御信号を前記タイミング制御信号として出力する
    表示装置。
  13. 外部から供給される外部画像データに対して補正演算を行い、補正後画像データを生成する輝度補正回路と、前記補正後画像データに応答して示パネルを駆動する駆動部とを備える表示パネルドライバとの通信に用いられる第1インターフェース処理部と、
    前記表示パネルの表示部に表示された評価用画像の画像特性を測定する表示特性測定装置との通信に用いられる第2インターフェース処理部と、
    補正パラメータ算出装置
    とを具備し、
    前記補正パラメータ算出装置は、
    前記表示パネルを駆動する表示パネルドライバを、前記評価用画像を前記表示部に表示する状態に設定する設定手段と、
    前記表示パネルの前記表示部に表示された前記評価用画像の画像特性を測定する表示特性測定装置を制御する表示特性測定装置制御信号を生成する制御信号生成手段と、
    前記表示特性測定装置から受け取った前記画像特性の測定データに基づいて、前記補正演算における、前記外部画像データと前記補正後画像データとの間の対応関係を指定する補正パラメータ値を算出する補正パラメータ算出手段
    とを具備し、
    前記補正パラメータ算出手段は、算出した前記補正パラメータ値を記述した補正パラメータ書き込みコマンドを、前記第1インターフェース処理部を介して前記表示パネルドライバに送信し、
    前記評価用画像は、各画素の赤色の階調、緑色の階調及び青色の階調が同一の階調値であるように生成され、且つ、前記階調値を変化させることで前記評価用画像が切り替えられ、
    前記補正パラメータ算出手段は、前記表示特性測定装置から受け取った前記画像特性の測定データに示された輝度の変化に基づいて、前記評価用画像の切り替えを検出し、
    前記補正パラメータ算出手段は、前記評価用画像の階調の最大値に対応する第1レジスタ値と前記評価用画像が切り替える際の前記階調値の変化の大きさを示す第2レジスタ値とを前記表示パネルドライバから受け取り、前記第1レジスタ値と前記第2レジスタ値とから前記評価用画像の数を算出し、算出した前記評価画像の数に基づいて前記測定データを取得すべき全ての前記評価用画像について前記測定データを取得したかを判断し、前記測定データを取得すべき全ての前記評価用画像について前記測定データを取得した後、前記測定データに示された輝度の順に前記測定データを並び替えると共に、並び替えられた前記測定データを用いて階調値と前記測定データとの対応を決定する
    調整装置。
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