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JP6257403B2 - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、システム、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。特に、情報処理装置と非接触無線通信機能を持つ携帯端末を機器連携することによって、情報処理装置の機能を実行する技術に関する。
近年、非接触無線通信手段の一つであるNFC(Near Field Communication)と呼ばれる技術がスマートフォンやタブレットPCといった携帯端末に搭載されることで急速に普及し始めている。NFCの仕様には3つの機能が規定されている。1つ目は、リーダ/ライタ機能であり、従来用いられてきたRFID(Radio Frequency IDentification)タグやNFCタグに対する情報の読み取りおよび書き込みを実施することができる。2つ目は、カードエミュレーション機能であり、通信相手であるリーダ/ライタで読み取り可能なNFCタグと同等の動作を実施することができる。3つ目は、ピアツーピア(peer−to−peer)機能であり、NFCを介して様々な情報の送受信が可能である。NFC機能を搭載した携帯端末には、リーダ/ライタが実装されており、それを利用することでNFCタグに対して情報の読み出しや、書き込みを行うことができる。
また、近年、携帯端末はNFCだけに限らずWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など様々な近距離無線通信手段を備えている。そのため、電子機器間でそれぞれの機能を生かして新たな価値を見出す機器連携が盛んになっている。これらの近距離無線通信手段行う際の機器間のペアリングや認証はNFCで行い、実際の通信はWi−FiやBluetoothに引き継ぐハンドオーバーと呼ばれる技術が存在する。ハンドオーバーによって、Wi−FiやBluetoothといった近距離無線通信に必要な情報が予め書き込まれたNFCタグに、リーダ/ライタ搭載機器をかざすだけで、近距離無線通信の開始に必要な初期設定を自動で行うことができる。例えばWi−Fi接続の場合、アクセスポイントのSSID(Service Set Identifier)やセキュリティキーを連携する機器のNFCタグに書き込んでおく。
しかし、例えばセキュリティキーのような情報がNFCタグに書き込まれている場合、セキュリティ性向上の観点から、リーダ/ライタから送信されるデータ保持信号をタグが受信不可能になった際に、NFCタグ内の情報を消去するといった技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2010−186387号公報
しかしながら、先行技術においてNFCタグがデータ保持信号を受信したか否かを確認する間隔がもし数分程度と長く設定されていた場合、データ保持信号を受信できなくなった後もNFCタグ内の情報が消去されずにしばらくの間残ってしまう可能性がある。そのため、NFCタグ内の情報が消去される前に他のユーザによってその情報を読み取られてしまい、意図せずに情報が漏えいする可能性がある。よって、NFCタグ内の情報が読み取られた後、すぐに情報を消す必要がある。NFCタグ内の情報が読み取られたことを検知するためには、情報が読み取られた際にタグICからの割り込み信号を検知する方法が考えられる。しかし、読み取り時にタグICから常に割り込み信号を発生させると、その都度割り込み処理を実行することになり、情報処理装置が備える他のデバイスの動作を妨げてしまうという課題がある。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、他のデバイスの動作を妨げることなくNFCタグに書き込まれた情報がリーダ/ライタから読み取られた後、他のユーザに読み取られる前に確実にNFCタグ内の情報を消去することを目的とする。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置であって、NFCタグと、前記NFCタグに情報を書き込む書込手段と、前記書込手段が所定の情報を前記NFCタグに書き込む場合に、前記NFCタグに外部装置が近接したときに割込信号を発生させる割込設定を、前記NFCタグに設定する設定手段と、前記割込信号に基づいて、前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを検知する検知手段と、前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを前記検知手段が検知した場合に、前記所定の情報を前記NFCタグから削除する削除手段とを備える。
本発明により、NFCタグ内の情報の扱いにおけるセキュリティ性が向上する。
システムの全体構成を示す図。 画像形成装置の構成を示すブロック図。 携帯端末の構成を示すブロック図。 NFC制御部の構成を示すブロック図。 画像形成装置と携帯端末の離れた状態と近接した状態を示す図。 NFCを用いたハンドオーバーを実施する処理を示すフローチャート。 NFCタグの割り込み設定を示す図。 第1の実施形態における画像形成装置がNFCタグに情報を書き込む処理を示すフローチャート。 NFCタグへ情報を書き込むメニューの例を示す図。 第1の実施形態に係るペアリング情報を書き込む処理を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る画像形成装置をスリープモードへの移行およびスリープモードからの復帰処理を示すスローチャート。 NFCタグの記憶領域に複数の情報を書き込んでいることを示す図。 第3の実施形態におけるペアリング情報を書き込む処理を示すフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。尚、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は以下の構成に限定されるものではない。
<第1の実施形態>
[システム構成]
本発明に係るシステム構成を説明する。図1は、本実施形態に係るシステム全体の構成を示す。本システムは、画像形成装置100、パーソナルコンピュータ(PC)200、携帯端末300、無線LANアクセスポイント500、およびローカルエリアネットワーク(LAN)600を含んで構成される。画像形成装置100は、コピー機能、プリント機能、スキャン機能を有する。PC200は、画像形成装置100に印刷ジョブを送信することができ、また、画像形成装置100が電子化したデータを参照することができる。携帯端末300は、NFC通信700、無線LAN通信800および900等の無線通信機能を具備した持ち運び可能な情報処理端末であり、スマートフォンやタブレットPC等がこれに該当する。無線LAN通信800は、画像形成装置100と携帯端末300とを無線LANアクセスポイント500を介して接続する方式である。また、無線LAN900は、Wi−Fi Directのような画像形成装置100と携帯端末300とを直接接続する方式である。
携帯端末300は、NFC通信700を介して画像形成装置100と直接通信を行うことができる。ここで送受信される情報としては、IPアドレスや無線LANアクセスポイント500のSSIDおよびセキュリティキー、エラー情報、ログ情報、携帯端末300で動作可能なアプリケーション起動情報等が挙げられる。また、携帯端末300は、無線LAN通信800および900を介して携帯端末300内の画像データを画像形成装置100に送信することで、画像データの印刷を実行することができる。無線LANアクセスポイント500は、無線LANインターフェースを有する携帯端末300等とLAN600に接続されている機器との通信を可能とする機能を有する。なお、本実施形態における無線通信インターフェースでは無線LANを使用したシステム構成を用いているが、Bluetooth等のその他の無線通信技術を使用しても良い。LAN600は、イーサネット(登録商標)等で実現されるネットワーク接続であり、画像形成装置100、PC200、及び無線LANアクセスポイント500は、LAN600を介して接続される。
[ハードウェア構成]
(画像形成装置)
図2は、本発明の画像形成装置100の構成を示すブロック図である。CPU101は、画像形成装置100全体を制御する中央演算ユニットである。RAM102は、CPU101が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。ROM103は、画像形成装置100の起動に用いるプログラムが格納されており、主に画像形成装置100の起動の際に使用される。HDD104は、画像形成装置100の制御に関するソフトウェアや各種設定、保存された文書等を格納するハードディスクドライブである。操作部120は、画像形成装置100とユーザ間での情報の入出力を行うものであり、LCDおよびタッチパネル等にて構成される。
操作部I/F105は、操作部120に対するインターフェースであり、操作部120に入力および出力したいデータを中継する。ネットワークI/F106は、LAN600を介して外部機器とのデータの送受信を行うためのインターフェースである。無線LAN I/F118は、無線LAN通信800および900を介して外部機器とのデータの送受信を行うためのインターフェースである。NFCタグ107は、非接触無線通信タグであり、NFC通信を行うための制御を行う。NFCタグ107の構成は、図4で詳しく説明する。本発明において、NFCタグ107はCPU101から制御可能なNFCタグを想定しているが、カードエミュレーションモードで動作する非接触無線通信リーダ/ライタであっても良い。カードエミュレーションモードは、無線通信を行う通信相手からの情報の読み取り/書き込みが可能なモードである。アンテナ108は、NFC通信を行うためのアンテナであり、外部機器との間でNFC通信により発生する電波の送受信を行う。
CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、操作部I/F105、ネットワークI/F106、無線LAN I/F118、およびNFCタグ107は、システムバス114を介して接続されている。イメージバスI/F109は、システムバス114と画像処理を担当する各ブロックを接続している画像バス115との中継、データの変換を担う。画像バス115には、RIP110、デバイスI/F111、プリンタ画像処理部112、スキャナ画像処理部113が接続されている。RIP110は、ラスタイメージプロセッサであり、ページ記述言語(PDL)コードやディスプレイリストをビットマップイメージに変換する。デバイスI/F111は、スキャナ部130やプリンタ部140と画像バス115を接続するインターフェースである。デバイスI/F111は、スキャナ部130から受信した画像データを画像バス115に送信するためのタイミング調整と、画像バス115からプリンタ部140への画像データ送信のためのタイミング調整を行う。スキャナ部130は、スキャナセンサー(不図示)が生成した画像データに対し、画像形成装置100に応じた補正や、解像度変換等の処理を行う。プリンタ部140は、プリント出力する画像データに対し、画像形成装置100のプリントエンジンに応じた補正や、解像度変換等の処理を行う。
(携帯端末)
図3は、本発明の携帯端末300の構成を示すブロック図である。CPU301は、携帯端末300全体を制御する中央演算ユニットである。RAM302は、CPU301が演算に用いるデータを一時的に格納するためのワークメモリである。フラッシュROM303は、CPU301が使用するプログラムや各種データを格納する。操作部304は、ユーザと携帯端末300間での情報の入出力を行うものであり、LCDおよびタッチパネルにて構成される。カメラ305は、静止画や動画を撮影する撮影部である。無線LAN I/F306は、無線LAN通信800を介して外部機器との間でデータの送受信を行うためのインターフェースである。
NFCリーダ/ライタ307は、NFC通信700を行うための制御を行う。アンテナ308は、NFC通信700を行うためのアンテナであり、外部機器との間でNFC通信700により発生する電波の送受信を行う。CPU301、RAM302、フラッシュROM303、操作部304、カメラ305、無線LAN I/F306、およびNFCリーダ/ライタ307は、システムバス309を介して接続され、相互にデータの送受信が行われる。
(NFCタグ)
図4は、本実施形態に係るNFCタグ107の構成例を示すブロック図である。NFC処理部401は、CPU(不図示)やそのCPUのワークメモリであるRAM(不図示)から構成されるNFCに関する通信処理部であり、不揮発な記憶領域402、有線I/F403が接続されている。NFC処理部401は、CPU101が記憶領域402内の割り込み設定レジスタ(不図示)を設定することで、割り込み設定に対応したタイミングにおいて割り込み信号を発生させることが可能である。割り込み設定に関しては図7を用いて後述する。
記憶領域402は、NFCリーダ/ライタから読み取ることが可能な情報が格納されている。有線I/F403は、画像形成装置100を構成するCPU101を介して情報の書き込みや読み出しの実行、またNFC処理部401が発生させる割り込み信号をCPU101に通知するためのインターフェースであり、システムバス114と接続される。また、有線I/F403は、NFC処理部401を介して記憶領域402に接続されている。NFCタグ107は、外部のリーダ/ライタとの非接触無線通信を行う際に、アンテナ108で受信した電波によって供給された電力により動作することが可能である。また、記憶領域402に対するデータアクセスは、アンテナ108からの供給電力に加えて、有線での電力供給404で行うこともできる。
図5は、画像形成装置100と携帯端末300の、離れた状態と、近接した状態とを示す図である。図5(a)は、画像形成装置100と携帯端末300とが離れた状態を示す。携帯端末300が備えるNFCリーダ/ライタ307が、画像形成装置100が備えるNFCタグ107と非接触無線通信を行える範囲外にある状態である。この状態では携帯端末300は、NFCタグ107の記憶領域402に格納された情報に対して読み書きすることが不可能である。
図5(b)は、画像形成装置100と携帯端末300とが近接した状態を示す。携帯端末300が備えるNFCリーダ/ライタ307が、画像形成装置100が備えるNFCタグ107と非接触無線通信を行える範囲内にある状態である。この状態では携帯端末300は、NFCタグ107の記憶領域402に格納された情報に対して読み書きを実施することが可能である。この時、携帯端末300から読み取ることが可能な画像形成装置100の情報は、例えば、携帯端末300で動作するアプリケーションを起動させる情報や、Wi−FiやBluetoothでの通信にハンドオーバーするためのペアリング情報がある。ここでのペアリング情報としては、例えば、アクセスポイントのSSIDやセキュリティキー、IPアドレス等が該当する。前述したアプリケーションは、例えば、携帯端末300と画像形成装置100がペアリングを行うことによって、無線LAN通信800を介して携帯端末300内の画像データを画像形成装置100に送信し、画像データの印刷を実行することができる。また、この状態においてNFCタグ107は、NFCリーダ/ライタ307が発する電波を受信することにより、自らの動作電力として利用することが可能である。
[処理]
(無線通信の確立シーケンス)
図6は、本実施形態における、非接触無線通信を行って無線通信を確立する一連の制御手順を示すフローチャートである。ここでは、以下に説明する全ての実施形態を通して、非接触無線通信としてNFCを使用した通信の例を示す。ここでは、画像形成装置100のNFCタグ107と携帯端末300のNFCリーダ/ライタ307との非接触無線通信が確立した後、更にハンドオーバーによって無線LAN通信800および900に切り替える処理を行う一連の制御手順を例に説明を行う。また、携帯端末300から予めNFCタグ107の記憶領域402に格納された設定情報を読み出して接続するStatic Handoverという方式を用いる。
NFCは、13.56MHzの電磁波を利用した非接触無線通信規格で、既存の非接触ICカードとの相互接続を維持しつつ、機器間の双方向通信を可能にしたものである。まず、ユーザが携帯端末300を画像形成装置100のNFCタグ107に近づけると、接続を開始する。S601にて、携帯端末300のNFCリーダ/ライタ307は、Pollingコマンドを画像形成装置100のNFCタグ107に送信する。S602にて、画像形成装置100のNFCタグ107は能動的に電波を出せないため、携帯端末300が発生させた電波に起因してNFCタグ107を起動する。
S603にて、画像形成装置100は、NFCタグ107内の負荷を変動させてResponseのデータを携帯端末300へ送信する。このときハンドオーバーに使用するNFCタグ107の記憶領域402内のIPアドレスやセキュリティキーが送信される。以上の処理により、NFC通信によって携帯端末300が画像形成装置100へアクセスするための、IPアドレスの取得が完了する。ここまでが、NFC接続の基本的な流れである。画像形成装置100のIPアドレスやセキュリティキーを取得した携帯端末300は、それらをRAM302等に一旦格納しておく。
次に、携帯端末300は、無線LAN I/F306を介して無線LAN通信800による通信の接続を行う。S604にて、携帯端末300は、無線LAN I/F306を介して、先ほどRAM302に格納したIPアドレスやセキュリティキーを用いて画像形成装置100に対して無線通信の接続要求を行う。S605にて、画像形成装置100は、無線LAN I/F118を介して、携帯端末300からの接続要求を検知し、認証処理を行う。以上が、NFC通信を用いたハンドオーバー処理の制御手順である。なお、このハンドオーバー処理は、便宜上タッチ動作(図5(b))を介して行うが、IPアドレスやセキュリティキーをユーザが知っていれば携帯端末300を操作して手動設定することも可能である。
図7は、NFCタグ107がCPU101に対して割り込み信号を発生させるタイミングの設定を説明するための図である。つまり、何を起因としてNFCタグ107が画像形成装置100のCPU101に対して割り込み信号を発生させるかを指定するための設定を示す。画像形成装置100のCPU101は、システムバス114を介してNFCタグ107の記憶領域402内の設定レジスタ(不図示)を設定することにより、割り込み信号の発生の仕方(頻度)を変更することができる。以下に各設定に関する説明を記載する。
No.1の「割り込みなし」は、NFCタグ107がどのような場合であってもCPU101への割り込みを発生させない設定である。そのため、NFCタグ107とNFCリーダ/ライタ307間で何かしらの通信が発生しても、CPU101は感知することができない。No.2の「タッチ」は、NFCリーダ/ライタ307がNFCタグ107に近接した際に、NFCタグ107が受信した電波を感知して割り込み信号を発生させる設定である。ここでは、No.2の設定は、NFCリーダ/ライタ307がNFCタグ107に近接してから、NFCリーダ/ライタ307とNFCタグ107間の通信完了まで割り込み信号が継続して発生し続けるものとする。
No.3の「ライト」は、NFCタグ107がNFCリーダ/ライタ307からライトコマンドを受け取り、情報の書き込みがされる際に割り込みが発生する設定である。この設定がされている場合、NFCタグ107の記憶領域402内の情報がNFCリーダ/ライタ307に読み取られたとしても、NFCタグ107は割り込み信号を発生させないものとする。No.4の「コマンド」は、NFCタグ107がNFCリーダ/ライタ307から割り込み発生コマンドを受けた際に割り込み信号を発生させる設定である。割り込み信号は、割り込み未発生時に“H”レベルであり、割り込み発生時に“L”レベルとなるものとする。なお、ここでは例として4種類の割り込み設定を示したが、NFCタグ107のデバイスの種類によって可能な設定は異なるため、割り込み設定の種類はこれに限らない。
(基本処理フロー)
第1の実施形態に係る画像形成装置100の動作を図8と図9を用いて説明する。図8は、第1の実施形態に係る基本処理フローを示す。また、図9は、図8の基本処理フローにおいて操作部120に表示される画面の例である。図8に記載の処理フローは、ROM103に格納されたプログラムに従って画像形成装置100のCPU101が実行することによって実現される。
ユーザによって画像形成装置100の電源がONされると、S801にて、CPU101は、NFCタグ107の記憶領域402に「アプリケーション起動情報」を書き込む。「アプリケーション起動情報」とは、NFCリーダ/ライタ307で読み取ることにより、携帯端末300側で動作する特定のアプリケーションを起動することができる情報である。また、本実施形態において画像形成装置100の電源ON時に、NFCタグ107の記憶領域402に書き込まれる初期情報として「アプリケーション起動情報」を例に説明を行う。しかし、電源ON時に書き込まれる情報は、これに限らず他の情報であっても良い。他の情報とは、例えば、ペアリング情報やリモートUIアクセス情報、アプリケーションダウンロード情報等がこれに該当する。ペアリング情報とは、前述したように画像形成装置100と携帯端末300がペアリングするために必要なIPアドレスや暗号キー等を指す。また、リモートUIアクセス情報とは、画像形成装置100の稼働状態や、トナーや紙残量等の消耗品情報等をPC200や携帯端末300から参照できるリモートUI機能にアクセスするためのIPアドレス等を指す。また、アプリケーションダウンロード情報とは、携帯端末300で動作する特定のアプリケーションをダウンロードすることができるURL(Uniform Resource Locator)情報である。
S802にて、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定を「ライト」に設定する。さらに、S803にて、CPU101は、NFCタグ107が発生させる割り込み信号の検知する方法を「エッジ検出」に設定する。このとき、NFCタグ107は、NFCリーダ/ライタ307から書き込みを受けた場合に割り込み信号を発生し、システムバス114を介してCPU101に通知を行うように設定される。なお、CPU101は、割り込み信号の変化(例えば“H”→“L”に変化)を検知可能であるものとする。
S804にて、CPU101は、操作部120にログイン画面を表示させる。ログイン画面の表示例を図9(a)に示す。S804で表示されたログイン画面において、NFC連携ボタン901が操作されると(S805にてYes)、S806にて、CPU101は、非ログインユーザ用のNFCタグ107への情報書き込みメニューを表示する。このメニュー画面については、図9(d)を用いて後述する。
一方、ユーザのログインが確認された場合(S805にてNo、かつ、S807にてYes)、S808にて、CPU101は、コピーやFAX等といった画像形成装置100の各種機能を使用するためのメインメニューを表示する。ここでのログインは、画像形成装置100が備えるカードリーダ(不図示)とユーザが所持する認証カード(不図示)を用いて行われる。もしくは、画像形成装置100の操作部120を介して、ユーザがログインIDとパスワードを入力することによって行われても良い。
S808にて表示されるメインメニューの例を図9(b)に示す。コピーボタン902やSCANボタン903、FAXボタン904、DIRECT PRINTボタン905は、それぞれ画像形成装置100において各種機能を実行するためのボタンである。各種機能とは、例えば、コピーやスキャン、FAX送信、USBメモリ(不図示)等の記憶メディア内のデータを直接プリントするためのDIRECT PRINT機能といった機能を指す。NFC連携ボタン906は、ログインユーザ用のNFCタグへの情報書き込みメニューを表示するためのボタンである。このメニュー画面については、図9(c)を用いて後述する。
S808で表示されたメインメニューの画面において、NFC連携ボタン906が操作されると(S809にてYes)、S810にて、CPU101は、ログインユーザ用のNFCタグ107への情報書き込みメニューを操作部120に表示させる。本実施形態において、操作ユーザのログイン状態に応じて表示するメニューを分けているのは、画像形成装置100とのペアリング情報のセキュリティキー等の情報は、誰にでも公開する情報ではなく、公開をログインユーザに限定したいためである。
図9(c)(d)に、NFCタグ107への情報書き込みメニューの表示例を示す。図9(c)は、ログインユーザ用のNFCタグ107への情報書き込みメニューの表示例である。図9(d)は、非ログインユーザ用のNFCタグ107への情報書き込みメニューの表示例である。図9(c)では、ログインユーザ用に画像形成装置100と携帯端末300のペアリング情報ボタン909が選択できるようになっている。一方、図9(d)では、ペアリング情報が書き込めないようにペアリング情報ボタンが表示されていない。ユーザによって操作部120に表示されたメニューを、操作部120を構成するタッチパネルによって操作されることで、NFCタグ107へ書き込む情報が選択される。ここでは、メニューの表示例としてリモートUIへのアクセス情報ボタン907、アプリケーション起動情報ボタン908、ペアリング情報ボタン909を表示したが、これに限らず他の情報をNFCタグ107へ書き込むためのボタンが表示されても良い。
S806もしくはS810におけるNFCタグ107への情報書き込みメニュー表示後、CPU101は、ユーザにより図9(c)もしくは図9(d)の各種ボタン(907〜909)が操作され、NFCタグ107に書き込む情報を変更されるのを待つ。NFCタグ107に書き込む情報を変更しない場合(S811にてNO)、本処理フローを終了する。
一方、NFCタグ107に書き込む情報を変更する場合(S811にてYes)、S812へ進む。ここで、書き込まれる情報がペアリング情報のようなセキュリティ性の高い情報であった場合、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定の変更を行う必要があると判定する。なお、セキュリティ性の高い情報などの割り込み設定の変更を行う必要があると判定される対象としての所定の種類の情報は、その種類等が予め定義されて保持されているものとする。NFCタグ107の割り込み設定を変更する必要がある場合(S812にてYes)、割り込み設定変更・タグ内情報変更処理(S813)に進む。S813の割り込み設定変更・タグ内情報変更処理については、図10を用いて詳述する。その処理後、CPU101は、本処理フローを終了する。一方、NFCタグ107の割り込み設定を変更する必要が無い場合(S812にてNo)、S811にて、CPU101は、ユーザに選択された情報をNFCタグ107の記憶領域402に書き込む。その後、本処理フローを終了する。
(割り込み設定変更・タグ内情報変更処理)
図10は、図8のS813におけるNFCタグ107へのペアリング情報書き込み時の割り込み設定変更・タグ内情報変更処理フローを示す図である。
S1001にて、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定を「タッチ」に設定する。S1002にて、CPU101は、NFCタグ107の記憶領域402に、ユーザによって選択された「ペアリング情報」を書き込む。S1003にて、CPU101は、NFCタグ107が発生させる割り込み信号の検知方法を「ポーリング」に切り替える。割り込み検知方法がポーリングに設定された場合、CPU101は、所定の時間間隔でNFCタグ107が発生させる割り込み信号を監視する。
S1004にて、CPU101は、タイムアウト時間を設定する。ここでのタイムアウト時間とは、NFCタグ107に「ペアリング情報」が書き込まれた後、リーダ/ライタ307によって所定の時間内にその書き込まれた情報が読み取られなかった場合、記憶領域402に書き込まれている情報を消去するための設定時間である。タイムアウト時間は任意の値に設定可能であり、ROM103に設定値として格納されている。S1005にて、CPU101は、NFCタグ107が発生させる割り込み信号の監視を開始する。S1006にて、CPU101は、NFCタグ107にリーダ/ライタ307が近接した際に、NFCタグ107の割り込み信号が“L”レベルになることを監視する。
割り込み信号が“L”レベルに変化したことを検知できない場合(S1006にてNo)、S1012にて、CPU101は、割り込み信号を監視し始めてから経過した時間が、タイムアウト時間未満か否かを判定する。割り込み信号を監視し始めてから経過した時間が、タイムアウト時間以上経過した場合(S1012にてYes)、S1008に進む。ここで、割り込み信号を監視し始めてから経過した時間が、タイムアウト時間未満であった場合(S1012にてNo)、S1013に進む。ユーザによって操作部120に表示されたログアウトボタン(不図示)が操作された場合(S1013にてYes)も同様にS1008に進む。ログアウトボタン(不図示)が操作されなかった場合(S1013にてNo)、S1006に戻り、CPU101は、割り込み信号の監視を再開する。NFCタグ107にNFCリーダ/ライタ307が近接し、通信が開始したことで割り込み信号が“L”レベルに変化する。
割り込み信号が“L”レベルに変化したことを検知した場合(S1006にてYes)、S1007にて、CPU101は、NFCタグ107とNFCリーダ/ライタの通信の完了を検知するために、割り込み信号が“L”レベルから“H”レベルへ変化することの監視を開始する。CPU101は、割り込み信号が“H”レベルへ変化するまで監視を継続する。割り込み信号が“H”レベルに変化したことを検知した場合(S1007にてYes)、CPU101は、NFCタグ107とNFCリーダ/ライタ307の通信が完了したと判定し、S1008に進む。
S1008にて、CPU101は、NFCタグ107の記憶領域402に書き込まれた「ペアリング情報」を消去する。S1009にて、CPU101は、NFCタグ107の記憶領域402に、初期設定である「アプリケーション起動情報」を書き込む。これは、S801にて書き込まれる情報と同じ情報となる。S1010にて、CPU101は、NFCタグ107が発生させる割り込み信号の検知方法を「エッジ検出」に設定する。これは、S803にて設定される情報と同じ情報となる。そして、S1011にて、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定を「ライト」に設定する。これは、S802にて設定される情報と同じ情報となる。その後、本処理を終了する。
本実施形態では、NFCタグ107がNFCリーダ/ライタ307によって読み取られた後に、NFCタグ107が割り込み信号を発生させることで「ペアリング情報」を消去する動作を説明した。しかし、リーダ/ライタ307によって読み取られた後に消去したい情報であれば、「ペアリング情報」に限らず他の情報であっても良い。
また、本実施形態では、「ペアリング情報」がNFCタグ107の記憶領域402に書き込まれた場合は、NFCタグ107への書き込み/読み取りのどちらでも割り込み信号を発生させる割り込み設定「タッチ」に設定した(S1001)。また、その他の情報がNFCタグ107に書き込まれた場合は(S812にてNOの場合)、NFCタグ107の記憶領域402への書き込み時のみ割り込み信号を発生させる割り込み設定「ライト」に設定した。これは本実施形態において、CPU101がNFCタグ107を読み取られたことを検知する必要がないためである。
例えば、NFCタグ107の記憶領域402に「アプリケーション起動情報」が書き込まれていた場合、画像形成装置100は、リーダ/ライタ307によって「アプリケーション起動情報」が読み取られたことを検知して動作を行う必要がない。そのため、NFCタグ107から割り込み信号を発生させることで、CPU101に対して不要な割り込み処理を実行させることがない。しかし、画像形成装置100がNFCタグ107の記憶領域402に書き込まれた情報をリーダ/ライタ307に読み取られた際に、それを受けて動作を実行する場合にはNFCタグ107が割り込み信号を発生させてもよい。そのため、NFCタグ107は、リーダ/ライタ307との非接触通信を行った際に必ず割り込み信号を発生させる割り込み設定であってもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置100のNFCタグ107はNFCタグ専用ICを想定して説明してきたが、NFCタグ107はカードエミュレーションモードで動作するNFCリーダ/ライタICであっても良い。
また、本実施形態では、NFCタグ107とNFCリーダ/ライタ307の動作を用いて説明を行ったが、これに限らず本実施形態と同様に割り込み設定を変更できる非接触無線通信デバイスであってもよい。
以上で説明したように第1の実施形態によれば、画像形成装置100はNFCタグ107内の情報が読み取られたことを判定し、直後にNFCタグ107内の情報を消去することでセキュリティ性の向上を可能とする。また、画像形成装置100のCPU101への割り込み負荷を抑えることができる。
<第2の実施形態>
本発明に係る第2の実施形態について説明する。第1の実施形態においては、画像形成装置100が通常状態(省電力でない状態)で動作している場合を例に説明を行った。この場合、NFCタグ107に対して、NFCリーダ/ライタ307が書き込み/読み取りどちらの場合でもNFCタグ107から割り込み信号を発生させてしまうと、CPU101に対して不要な割り込み処理が発生してしまうことが考えられた。そのため、第1の実施形態では、NFCタグ107の割り込み設定の初期状態を「ライト」に設定している(図8のS802)。
画像形成装置100がスリープモード(省電力状態での電力動作モード)で動作している場合、CPU101は省電力状態で動作しており、割り込み信号検知部(不図示)以外は機能を停止することで省電力状態を実現している。そのため、CPU101が処理を実行するためには、割り込み信号を受けることでスリープモードから通常状態(通常の電力動作モード)へ復帰する必要がある。
また、画像形成装置100は、NFCタグ107の記憶領域402に書き込まれた情報が携帯端末300のNFCリーダ/ライタ307により読み取られた場合、次に携帯端末300から処理実行命令を受けることが考えられる。例えば、NFCタグ107の記憶領域402に「アプリケーション起動情報」が書き込まれていた場合、その情報を読み取った携帯端末300において、画像形成装置100に各種処理を実行させることが可能なアプリケーションが起動される。このアプリケーションを介して、例えば携帯端末300から画像形成装置100に画像データを送信してプリントさせたい場合、画像形成装置100が印刷ジョブを実行するためにはCPU101が通常状態で動作している必要がある。そのため、画像形成装置100は、NFCリーダ/ライタ307によってNFCタグ107と通信が行われた場合に、NFCタグ107は割り込み信号を発生させて、CPU101を省電力状態から通常状態に復帰させることが望ましい。
[処理フロー]
図11を用いて画像形成装置100がスリープモードへ移行する場合の処理と、スリープモードから通常状態へ復帰する場合の処理を説明する。例えば、ユーザによって操作部120のスリープ移行ボタン(不図示)が操作された場合、または、所定時間にわたって操作部120が操作されなかった場合、S1101にて、画像形成装置100は、スリープモードへ移行処理を実行する。スリープモード移行処理とは、例えば操作部120を構成するLCDや、スリープモードにおいて使用しないスキャナ部130、プリンタ部140といったブロックの電源をオフにする処理である。
S1102にて、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定を「タッチ」に設定する。S1103にて、CPU101は、NFCタグ107が発生させる割り込み信号の監視を開始する。このとき、CPU101は、NFCタグ107にリーダ/ライタ307が近接した際に、NFCタグ107の割り込み信号が“L”レベルになることを監視し続ける。
NFCタグ107の割り込み信号が“L”レベルに変化した場合(S1103にてYes)、S1105に進む。また、NFCタグ107の割り込み信号が“L”レベルに変化する以外に、スリープ復帰要因が発生した場合(S1104にてYES)、S1105に進む。スリープ復帰要因とは、ユーザによって操作部120が操作されたり、画像形成装置100に対してPC200や携帯端末300から印刷ジョブが送信されたりした場合を指す。なおこれに限定するものではなく、他の要因を対象としてもよい。スリープ復帰要因が発生しなかった場合は(S1104にてNO)、S1103へ戻り、CPU101は、NFCタグ107の割り込み信号の監視を継続する。
S1105にて、CPU101は、スリープモードから通常モードへの復帰処理に移行する。通常モード復帰処理とは、スリープモード移行処理とは逆に操作部120を構成するLCDやスキャナ部130、プリンタ部140といったブロックの電源をオンにする処理である。通常モード移行処理が終了すると、S1106にて、CPU101は、NFCタグ107の割り込み設定を「ライト」に設定する。そして、本処理フローを終了する。
以上で説明したように、第2の実施形態では、画像形成装置100がスリープモードへ移行する際に、NFCタグ107の割り込み設定を「ライト」に設定する。これにより、スリープモード時はNFCタグ107とNFCリーダ/ライタ307が近接した場合にすみやかに通常モード復帰処理を実施することが可能となる。
<第3の実施形態>
本発明に係る第3の実施形態について説明する。第1の実施形態において、NFCタグ107に書き込まれる情報は1種類であることを前提に説明したが、NFCタグ107に書き込まれる情報は複数であってもよい。図12および図13を用いて具体的に説明する。
図12は、NFCタグ107の記憶領域402に複数の情報が書き込まれていることを示す図である。図12(a)において、記憶領域402を構成する各メモリブロックにはすべてNFCタグ107の割り込み設定が「ライト」である情報が書き込まれている。ここで、図8のS807において「ペアリング情報」が書き込まれた場合の例を示す。例えばNFCタグ107の記憶領域402のメモリブロック0に「ペアリング情報」が書き込まれた場合、記憶領域402のメモリブロックは図12(b)のような状態になる。つまり、「ペアリング情報」に対しては、割り込み設定が「タッチ」として設定されている。
[処理フロー]
図13は、第3の実施形態における処理フローを説明する図である。本処理は、第1の実施形態における図10(図8のS813)に対応する処理である。NFCリーダ/ライタ307によって読み取られた後に消去したい情報(ここでは「ペアリング情報」)がNFCタグ107の特定ブロックに書き込まれた場合、図13の処理フローに移行する。図13が第1の実施形態の図10と異なる処理は、S1301とS1302の処理である。他の処理に関しては第1の実施形態で説明した図10と同様のため、ここでは説明を省略する。
S1002にてNFCタグ107の記憶領域402に「ペアリング情報」が書き込まれた場合、S1301にて、CPU101は、「ペアリング情報」の書き込みを行った記憶領域402のメモリブロックの情報を一時的にRAM102に記憶する。続いてCPU101は、S1003〜S1007の処理を実行する。NFCタグ107とNFCリーダ/ライタ307の非接触通信が完了した後、S1301にてCPU101は、RAM102に記憶したメモリブロック情報から、「ペアリング情報」を書き込んだメモリブロックの領域のみ消去する。その後の処理は、図10に記載の処理フローと同様である。
ここでは、「ペアリング情報」の書き込み先としてNFCタグ107の記憶領域402のメモリブロック0を例に説明したが、任意のブロックを選択可能であり、これに限らず他のブロックであっても良い。
以上で説明したように、第3の実施形態によれば、画像形成装置100が備えるNFCタグ107の記憶領域402の複数のメモリブロックに異なる情報が書き込まれていた場合においても、読み取り後に消去したいブロックの情報のみを消去することが可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
画像形成装置 100、PC 200、携帯端末 300、無線LANアクセスポイント 500

Claims (11)

  1. NFCタグと、
    前記NFCタグに情報を書き込む書込手段と、
    前記書込手段が所定の情報を前記NFCタグに書き込む場合に、前記NFCタグに外部装置が近接したときに割込信号を発生させる割込設定を、前記NFCタグに設定する設定手段と、
    前記割込信号に基づいて、前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを検知する検知手段と、
    前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを前記検知手段が検知した場合に、前記所定の情報を前記NFCタグから削除する削除手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記書込手段は、ユーザ指示に応じて、前記所定の情報を前記NFCタグに書き込むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを前記検知手段が検知した場合に、前記設定手段は、前記割込設定とは異なる他の割込設定を前記NFCタグに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記情報処理装置の起動時に、前記他の割込設定を前記NFCタグに設定し、
    前記書込手段は、前記所定の情報を前記NFCタグに書き込むようにユーザから指示された場合に、前記所定の情報を前記NFCタグに書き込み、
    前記設定手段は、前記書込手段が前記所定の情報を前記NFCタグに書き込む場合に、前記割込設定を前記NFCタグに設定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記他の割込設定は、外部装置が前記NFCタグに情報を書き込んだときに割込信号を発生させる設定であることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の情報は、前記情報処理装置のアドレスを含むペアリング情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定の情報は、SSIDと前記情報処理装置のアドレスとを含むペアリング情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置のアドレスは、前記情報処理装置のIPアドレスであることを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. NFCタグを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記NFCタグに情報を書き込む書込工程と、
    前記書込工程において所定の情報が前記NFCタグに書き込まれた場合に、前記NFCタグに外部装置が近接したときに割込信号を発生させる割込設定を、前記NFCタグに設定する設定工程と、
    前記割込信号に基づいて、前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを検知する検知工程と、
    前記所定の情報が外部装置によって読み取られたことを検知した場合に、前記所定の情報を前記NFCタグから削除する削除工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 請求項10に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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