JP6137966B2 - シャツ仕上げ機 - Google Patents
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Description
この従来機は、シャツを着せるための人体型と、この人体型の両側に配置されて駆動手段で人体型の側方に傾倒しシャツの袖を牽引する左右一対の支持腕とを備えて形成されている。
その結果、従来機の場合は、袖の一部に引き攣れや弛みを発生させたから、従来機によると、例えば米国型や欧州型のシャツを、一台で綺麗に仕上げることができない、という問題点があった。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、左右一対の支持腕を備えて形成されているシャツ仕上げ機において、シャツの袖の傾斜角が異なる場合でも、一台で柔軟に対応して袖を綺麗に仕上げることができるよう形成したシャツ仕上げ機を提供することにある。
即ち本発明は、図1等に示されるように、シャツ1を着せるための人体型2と、この人体型2の両側に配置されて駆動手段3で人体型2の側方に傾倒しシャツ1の袖1aを牽引する左右一対の支持腕4とを備え、この支持腕4の上部に、フレーム5が人体型2の前後方向に沿った軸6aを中心に正逆方向に回転自在に設けられ、このフレーム5に、袖1aの先端部をセットするための下鏝7と、この下鏝7の上面を押圧して袖1aの先端部をプレス仕上げするための上鏝8とが設けられ、またこのフレーム5の回転角を、支持腕4の回動に連れて下鏝7の先端が人体型2の肩口に向く状態に規制するバー9が人体型2の両側に設けられているシャツ仕上げ機であって、上記の支持腕4の高さを変更する昇降動作機構10が人体型2の後側に設けられ、この昇降動作機構10が、上記の支持腕4の下端が取り付けられている動作部10aと、この動作部10aを昇降させる駆動装置10bと、この駆動装置10bで昇降する動作部10aを上下方向に案内するガイド部10cとで形成され、上記のバー9の長さが支持腕4の高さに応じて調節可能に形成され、このバー9の下端と、上記の支持腕4の駆動手段3が、上記の動作部10aに取り付けられていることを特徴とする(請求項1)。
なぜならこれによると、左右の支持腕4ごと駆動装置10bを設ける場合に比べ、構造を簡単化でき、部品コストを低減できるからである。また支持腕4の高さを二段階に変更できるため、これによると、シャツ1が米国型でも欧州型でも、一台で容易に対応できるからである。
なぜならこれによると、バー9の長さ調節を、少ない部品で、且つ簡単な構造で実現できるからである。
従って、本発明の場合は、袖の一部に引き攣れや弛みを発生させることなく、支持腕で袖をバランスよく牽引できるから、これによれば、洗濯物の中に袖の傾斜角が異なるシャツが混じっていても、本発明品の一台で、袖を綺麗に仕上げることができる。
本発明の仕上げ機は、図1等に示されるように、シャツ1を着せるための人体型2(人体の上部を模した型)と、この人体型2の両側に配置されて駆動手段3で人体型2の側方に傾倒しシャツ1の袖1aを牽引する左右一対の支持腕4とを備えて形成されている。本発明の場合、人体型2の内部は排気され、シャツ1の前後の身頃は、人体型2の表面に吸着可能に形成されている。駆動手段3は、この実施形態ではシリンダーである。
従って、この実施形態の本発明機によると、袖1aの傾きに合せて支持腕4の高さ変更を、作業者は、楽な姿勢で迅速にできるものである。なお、前側のプレス鏝13は、左右方向にスライド可能に設けられている。
従って、駆動装置10bとしてのシリンダーのロッドが伸縮すると、ガイド10c1に案内されて、スライド部材10c2、カバー10c3、及び動作部10aが一緒に昇降する。
即ち、駆動手段3のロッドが伸びて支持腕4が傾倒すると、コイルバネ14の弾発力に抗して支持腕4の下端が棒15と一緒に持ち上がり、コイルバネ14を鍔16が圧縮する。従って、このコイルバネ14の弾発力で、支持腕4の急激な傾倒動作が、防止される。
先ず、作業者は、図1に示されるように、シャツ1を人体型2にセットする。次に、作業者は、駆動手段3のスイッチを入れ、ロッドを収縮させる。これにより、支持腕4が、人体型2の傍に配置される。
すると、駆動装置10bとしてのシリンダーのロッドが伸び、支持腕4が、動作部10a、バー9、及び駆動手段3と一緒に上昇し、所定の高さHに配置される(図6参照)。
従って、袖1aの先端部がセットされている下鏝7が高く配置され、袖1aの角度が矯正される。
1a 袖
2 人体型
3 駆動手段
4 支持腕
5 フレーム
6a 軸
7 下鏝
8 上鏝
9 バー
10 昇降動作機構
10a 動作部
10b 駆動装置
10c ガイド部
Claims (3)
- シャツを着せるための人体型と、この人体型の両側に配置されて駆動手段で人体型の側方に傾倒しシャツの袖を牽引する左右一対の支持腕とを備え、この支持腕の上部に、フレームが人体型の前後方向に沿った軸を中心に正逆方向に回転自在に設けられ、このフレームに、袖の先端部をセットするための下鏝と、この下鏝の上面を押圧して袖の先端部をプレス仕上げするための上鏝とが設けられ、またこのフレームの回転角を、支持腕の回動に連れて下鏝の先端が人体型の肩口に向く状態に規制するバーが人体型の両側に設けられているシャツ仕上げ機であって、上記の支持腕の高さを変更する昇降動作機構が人体型の後側に設けられ、この昇降動作機構が、上記の支持腕の下端が取り付けられている動作部と、この動作部を昇降させる駆動装置と、この駆動装置で昇降する動作部を上下方向に案内するガイド部とで形成され、上記のバーの長さが支持腕の高さに応じて調節可能に形成され、このバーの下端と、上記の支持腕の駆動手段が、上記の動作部に設けられていることを特徴とするシャツ仕上げ機。
- 請求項1記載のシャツ仕上げ機であって、駆動装置が、人体型の後側に、垂直に設けられている一台のシリンダーで形成され、このシリンダーで支持腕の高さが高い状態と低い状態の二段階に変更可能に形成されていることを特徴とするシャツ仕上げ機。
- 請求項1又は2記載のシャツ仕上げ機であって、バーが、棒状の本体部と、この本体部に直線状に連結されているシリンダーとで形成されていることを特徴とするシャツ仕上げ機。
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