以下に、本願にかかる情報表示装置、情報表示方法および情報表示プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願にかかる情報表示装置、情報表示方法および情報表示プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.広告変更処理〕
まず、図1を用いて、実施形態にかかる広告変更処理の一例について説明する。図1は、実施形態にかかる広告変更処理の一例を示す図である。図1では、情報表示装置の一例である端末装置100によって、ユーザ操作に応じて、広告コンテンツが変更される例を示す。
図1に示す広告サーバ20は、広告コンテンツの配信を行うサーバ装置である。例えば、広告サーバ20は、端末装置100からのリクエストに応じて、配信対象の広告コンテンツを決定し、その広告コンテンツをリクエスト元の端末装置100に配信する。
実施形態にかかる端末装置100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。本実施形態において、端末装置100は、スマートフォンであるものとする。そして、端末装置100は、ユーザ操作に応じて、表示画面である出力部130に表示する広告コンテンツを変更する広告変更処理を行う。
ここで、図1(a)は、端末装置100によって、出力部130にウェブページW1が初期表示されるとともに、広告コンテンツAD10が表示されている例を示す。
図1(a)に示すように、ウェブページW1の横サイズと、出力部130の横サイズとは同一である。また、ウェブページW1の縦サイズは、出力部130の縦サイズより長い。このため、ユーザは、現時点で出力部130内に表示されていない部分を閲覧したい場合には、出力部130を指でなぞるといったウェブページW1を移動させる移動操作(スクロール操作)を行うことで、任意の部分を出力部130内に表示させる。
また、図1(a)に示すように、ウェブページW1には、コンテンツC1〜C7・・・といった複数の小コンテンツが縦方向に一覧表示される。このような複数の小コンテンツは、例えば、コラムや記事コンテンツ等である。なお、実施形態にかかるウェブページW1は、必ずしもこのような形態のものに限定されるものではない。
次に、実施形態にかかる広告コンテンツについて説明する。実施形態にかかる広告コンテンツは、ウェブページW1が出力部130に表示される際に、出力部130に設置される表示領域AR1に表示される。かかる表示領域AR1は、ウェブページW1を移動させる移動操作に拘わらず出力部130内に設置され続ける。このような表示領域AR1に表示される広告コンテンツは、一般にオーバーレイ広告と呼ばれる。
なお、実施形態にかかる表示領域AR1は、出力部130内の所定の位置に固定された状態で設置されるものとするが、ウェブページを移動させる移動操作に応じて、出力部130内を移動するものであってもよい。
したがって、図1(a)では、端末装置100が、ウェブページW1を出力部130に初期表示するとともに、広告コンテンツAD10を出力部130に設置される表示領域AR1に表示している例を示す。また、このときの出力部130における表示領域AR1の位置を位置L1とすると、広告コンテンツAD10は、ウェブページW1を移動させる移動操作が行われたとしても、かかる移動操作に応じてウェブページW1とともに移動されることはなく、位置L1に固定される表示領域AR1に表示される。
ここで、端末装置100は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出したとする(ステップS1)。端末装置100は、かかる移動動作に応じて、図1(b)に示すようにウェブページW1を上方向に移動させた場合に、広告コンテンツの取得要求である広告リクエストを広告サーバ20に送信する(ステップS2)。広告サーバ20は、広告リクエストを受け付けると、配信対象の広告コンテンツを決定する。ここでは、広告サーバ20は、配信対象の広告コンテンツとして、広告コンテンツAD30を決定したとすると、広告コンテンツAD30を端末装置100に配信する(ステップS3)。
端末装置100は、広告サーバ20から広告コンテンツAD30を取得すると、現在表示されている広告コンテンツAD10を広告コンテンツAD30に変更する(ステップS4)。具体的には、端末装置100は、広告コンテンツAD10に代えて、位置L1にある表示領域AR1に広告コンテンツAD30を表示する。
また、表示領域AR1に広告コンテンツAD30が表示された状態において、端末装置100は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出したとする(ステップS5)。端末装置100は、かかる移動動作に応じて、図1(c)に示すようにウェブページW1を上方向に移動させた場合に、同様に、広告リクエストを広告サーバ20に送信する(ステップS6)。そして、広告サーバ20によって配信対象として広告コンテンツAD40が決定されたとすると、端末装置100は、広告コンテンツAD40を広告サーバ20から取得する(ステップS7)そして、端末装置100は、現在表示されている広告コンテンツAD30を広告コンテンツAD40に変更する(ステップS8)。
一般的にオーバーレイ広告は、ともに表示されるウェブページに対する移動操作が行われても変更されることはなく、同じものが表示され続ける。このため、表示されているオーバーレイ広告がユーザにとって興味のないものであったとしたら、かかるオーバーレイ広告がクリックされないまま無駄な表示となってしまう。
そこで、実施形態にかかる端末装置100は、広告コンテンツ(オーバーレイ広告)が表示されるウェブページW1に対する移動操作を検出すると、検出した移動操作に応じて、現在表示されているオーバーレイ広告(例えば、広告コンテンツAD10)を、他のオーバーレイ広告(例えば、広告コンテンツAD30)に変更する。
このように、移動操作に応じて、表示する広告コンテンツを変更することで、端末装置100は、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができるため、広告コンテンツがクリックされる機会を増やすことができる。すなわち、端末装置100は、広告効果を高めることができる。
〔2.システムの構成〕
図2を用いて、実施形態にかかる広告変更システム1の構成について説明する。図2は、実施形態にかかる広告変更システムの構成例を示す図である。図2に示すように、広告変更システム1は、広告主端末10と、広告サーバ20と、コンテンツサーバ30と、端末装置100とを含む。広告主端末10、広告サーバ20、コンテンツサーバ30、端末装置100は、ネットワークNを介して有線または無線により通信可能に接続される。なお、図2に示す広告変更システム1には、複数台の広告主端末10や、複数台の広告サーバ20や、複数台のコンテンツサーバ30や、複数台のコンテンツサーバ30や、複数台の端末装置100が含まれてもよい。
広告主端末10は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末10は、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。広告主端末10は、広告主による操作にしたがって、広告コンテンツを広告サーバ20に入稿する。例えば、広告主端末10は、広告コンテンツとして、静止画像や、動画像や、テキストデータや、ランディングページを取得するためのURL(Uniform Resource Locator)などを広告配信サーバ20に入稿する。
なお、広告主は、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合がある。この場合、広告サーバ20に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末10だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
広告サーバ20は、広告コンテンツの配信を行うサーバ装置である。例えば、広告サーバ20は、端末装置100から広告リクエストを受付けると、入札価格や広告評価値(例えば、CTR:Click Through Rate)等から決定した配信対象の広告コンテンツを端末装置100に配信する。また、広告サーバ20は、端末装置100の場所やユーザの属性等からユーザと広告コンテンツとのマッチングをさらに行うことにより、配信対象の広告コンテンツを決定してもよい。
コンテンツサーバ30は、端末装置100にウェブページW1を配信するウェブサーバ等である。また、コンテンツサーバ30は、ウェブページW1以外にも、例えば、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログ等を端末装置100に配信する。
例えば、コンテンツサーバ30は、ウェブページW1を配信する場合、所定の記憶部から抽出したコラムや記事コンテンツ等の小コンテンツを用いて、ウェブページW1を生成する。そして、コンテンツサーバ30は、生成したウェブページW1をコンテンツリクエスト送信元の端末装置100に配信する。なお、コンテンツサーバ30が所定の記憶部から抽出したコラムや記事コンテンツ等を端末装置100に送信し、端末装置100によって、コンテンツサーバ30から受け付けた小コンテンツからウェブページW1が生成されてもよい。
ここで、コンテンツサーバ30によって配信されるウェブページW1には、広告取得命令が含まれる。例えば、ウェブページW1を形成するHTMLファイル等には、広告サーバ20のURL等が広告取得命令として記述される。この場合、端末装置100は、HTMLファイル等に記述されているURLにアクセスすることで、広告サーバ20から広告コンテンツを取得する。
また、コンテンツサーバ30は、図1で説明した広告変更処理を端末装置100に指示する制御情報を端末装置100に配信する配信装置でもある。例えば、コンテンツサーバ30は、ウェブページW1とともに、かかる制御情報を端末装置100に配信する。この制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により記述される。
端末装置100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、端末装置100は、スマートフォン等の携帯電話機や、タブレット端末や、PDAや、デスクトップ型PCや、ノート型PC等である。端末装置100は、ユーザによる操作にしたがって、コンテンツサーバ30からウェブページW1を取得し、また、広告サーバ20からオーバーレイ広告である各種広告コンテンツを取得し、取得した広告コンテンツを出力部130に設置される表示領域AR1に表示する。
表示領域AR1は、出力部130の所定の位置に設置される。例えば、図1の例では、表示領域AR1は、出力部130における位置L1に設置される。なお、位置L1は、例えば、出力部130に対する座標によって表される。
さらに、端末装置100は、ウェブページW1とともにコンテンツサーバ30から受け付けた制御情報に従い、図1で説明した広告変更処理を実行する。
〔3.広告サーバの構成〕
次に、図3を用いて実施形態にかかる広告サーバ20の構成について説明する。図3は、実施形態にかかる広告サーバ20の構成例を示す図である。図3に示すように、広告サーバ20は、通信部21と、広告情報記憶部22と、制御部23とを有する。
通信部21は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部21は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告主端末10やコンテンツサーバ30との間で情報の送受信を行う。
広告情報記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。広告情報記憶部22は、第2のコンテンツの一例である広告コンテンツを記憶する。具体的には、広告主端末10から入稿されたオーバーレイ広告用の広告コンテンツに関する各種情報を記憶する。
ここで、図4は、実施形態にかかる広告情報記憶部22の一例を示す図である。図4の例では、広告情報記憶部22は、「広告主ID」、「広告コンテンツ」、「入札価格」、「CTR」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主または広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツ」は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツを示す。図4では、「広告コンテンツ」に「AD10」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、画像、動画、テキストデータ、URLまたはこれらの格納場所を示すファイルパス名等が格納される。
「入札価格」は、広告主が広告コンテンツを入稿する際に指定する広告料金を示す。例えば、「入札価格」は、広告コンテンツがユーザに1回クリックされた際に広告主から広告配信者(例えば、広告サーバ20の管理者)に支払われる単価に該当する。
「CTR」は、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値を示す。なお、端末装置100に配信されたことがない広告コンテンツのCTRには、予め決められている固定値や、全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値や、同一の広告カテゴリ(例えば、車、旅行)に属する全ての広告コンテンツにおけるCTRの平均値等が記憶される。また、「CTR」には、CTRの予測モデル等から予測される予測CTRが記憶されてもよい。このような予測CTRは、例えば、広告コンテンツの種別や、広告コンテンツが表示されるウェブページの種別等によって予測される。
すなわち、図4では、広告主ID「B10」によって識別される広告主が、広告コンテンツ「AD10」を入稿するとともに、入札価格「150円」を指定している例を示す。また、図4では、広告コンテンツ「AD10」のCTRが「0.02」である例を示す。
図3に戻り、制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部23は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部23は、入稿受付部24と、要求受付部25と、抽出部26と、配信部27とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部23の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部23が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
入稿受付部24は、広告主端末10から広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部24は、入札価格の指定とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、入稿受付部34は、入稿元の広告主に対する広告主IDに対応付けて、受け付けた広告コンテンツおよび入札価格を広告情報記憶部22に格納する。
要求受付部25は、端末装置100から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。例えば、要求受付部25は、広告コンテンツの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
抽出部26は、要求受付部35により広告コンテンツの取得要求が受け付けられた場合に、配信対象の広告コンテンツを広告情報記憶部22から抽出する。例えば、抽出部26は、広告情報記憶部22に記憶されている広告コンテンツのうち、入札価格またはCTRが高い広告コンテンツや、入札価格とCTRとから算出されるeCPM(effective Cost Per Mille)が高い広告コンテンツを優先して抽出する。
また、抽出部26は、同一の端末装置100からの取得要求に対し、連続して同一の広告コンテンツを抽出しない抽出ロジックを有する。また、かかる例に限らず、抽出部26は、同一の端末装置100からの所定回数の取得要求において、各取得要求毎に異なる広告コンテンツを抽出する抽出ロジックを有してもよい。
配信部27は、広告情報記憶部22に格納されている広告コンテンツを配信する。具体的には、配信部27は、取得要求送信元の端末装置100に対して、抽出部26により抽出された広告コンテンツを配信する。
〔4.コンテンツサーバの構成〕
次に、図5を用いて、実施形態にかかるコンテンツサーバ30の構成について説明する。図5は、実施形態にかかるコンテンツサーバ30の構成例を示す図である。図5に示すように、コンテンツサーバ30は、通信部31と、コンテンツ記憶部32と、制御部33とを有する。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部31は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100や広告サーバ20との間で情報の送受信を行う。
コンテンツ記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。コンテンツ記憶部32は、第1のコンテンツの一例であるウェブページを記憶する。例えば、コンテンツ記憶部32は、ウェブページW1に含まれる各種小コンテンツに関するHTMLファイル、画像および動画等を記憶する。
制御部33は、CPUやMPU等によって、コンテンツサーバ30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図5に示すように、制御部33は、受付部34と、配信部35とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部33の内部構成は、図5に示した例に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部33が有する各処理部の接続関係は、図5に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
受付部34は、端末装置100からウェブページの取得要求を受け付ける。例えば、受付部34は、ウェブページの取得要求として、HTTPリクエストを受け付ける。
配信部35は、受付部34によってウェブページの取得要求が受け付けられた場合に、ウェブページを端末装置100に配信する。例えば、配信部35は、コンテンツ記憶部32から取得要求対象の小コンテンツを取得し、取得した小コンテンツを用いてウェブページW1を生成する。そして、配信部35は、生成したウェブページW1を取得要求元の端末装置100に配信する。
また、配信部35は、ウェブページW1とともに、端末装置100に対して制御情報を配信する。具体的には、配信部35は、図1で説明した広告変更処理を端末装置100に実行させるための制御情報を生成し、生成した制御情報をウェブページW1とともに端末装置100に配信する。
〔5.端末装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態にかかる端末装置100について説明する。図6は、実施形態にかかる端末装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、制御部140とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、広告サーバ20やコンテンツサーバ30との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置である。つまり、出力部130は、端末装置100の表示画面に相当する。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。
制御部140は、CPUやMPU等によって、端末装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部140は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図6に示すように、制御部140は、要求部141と、表示制御部142と、検出部143と、取得部144と、変更部145とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図6に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部141は、コンテンツの取得要求であるコンテンツリクエストをコンテンツサーバ30に送信する。例えば、要求部141は、入力部120を介して、ウェブページW1のURLを指定するユーザ操作を受信した場合に、ウェブページW1の取得要求をコンテンツサーバ30に送信する。また、要求部141は、コンテンツサーバ30から受け付けたウェブページに広告取得命令が含まれる場合に、広告コンテンツの取得要求である広告リクエストを広告サーバ20に送信する。
表示制御部142は、入力部120を介して受け付けた各種ユーザ操作にしたがって、ウェブページの表示制御を実行する。例えば、表示制御部142は、出力部130上にユーザの指が触れたまま移動した場合には、ユーザの指が最初に触れた位置を特定する。そして、表示制御部142は、特定した位置のウェブページW1が表示されている場合には、ウェブページW1に対する移動操作(スクロール操作)が行われたと判定する。そして、表示制御部142は、指が移動した方向や指の移動量、すなわちウェブページW1の移動量(スクロール量)に応じて、ウェブページW1を移動させる。
続いて、検出部143、取得部144および変更部145について説明する。検出部143、取得部144および変更部145は、制御部140がウェブページW1とともに配信される制御情報を実行することで実現される処理部である。
検出部143は、第1のコンテンツの一例であるウェブページW1に対する移動操作に拘わらず表示領域AR1が設定される出力部130に表示されるウェブページW1に対する移動操作を検出する。
また、検出部143は、検出した移動動作に応じて移動されるウェブページW1の移動量を算出する。例えば、検出部134は、ウェブページW1が出力部130に表示されている状態において、出力部130上にユーザの指が触れた場合には、ユーザの指が触れた位置を特定する。そして、検出部143は、ユーザの指が触れたまま移動した場合には、ウェブページW1に対する移動操作が行われたと判定し、かかる移動動作における指の移動量、すなわちウェブページW1の移動量を算出する。そして、検出部143は、算出した移動量を取得部144に送信する。
取得部144は、検出部143により検出された移動操作によりウェブページW1が移動された移動態様に応じて、現在表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得する。具体的には、取得部144は、検出部143により検出された移動操作によりウェブページW1が移動された移動量に応じて、現在表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得する。例えば、取得部144は、検出部143により検出された移動操作によりウェブページW1が所定量移動される毎に、現在表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得する。
変更部145は、検出部143により検出された移動操作に応じて、表示領域AR1に表示される広告コンテンツの表示態様を変更する。例えば、変更部145は、取得部144により広告コンテンツが取得された場合に、現在、表示領域AR1に表示している広告コンテンツを、取得された広告コンテンツに変更する。すなわち、変更部145は、取得部144により広告コンテンツが取得された場合に、現在、表示領域AR1に表示している広告コンテンツに代えて、表示領域AR1に取得部144により取得された広告コンテンツを表示する。以下では、取得部144が、移動操作によりウェブページW1が所定量移動される毎に、現在表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得し、変更部145が、取得部144により取得された広告コンテンツに変更する広告変更処理について、図7を用いて説明する。
図7は、移動量に応じた広告変更処理の一例を示す図である。なお、図7は、図1に対応するものであるため、ウェブページW1や各広告コンテンツに対する詳細な説明は省略する。
まず、取得部144に対して、ウェブページW1が上方向に、「50ピクセル」移動される毎に、広告コンテンツを取得することが予め設定されているものとする。なお、ここでの移動量(50ピクセル)は累積移動量であるものとする。また、図7(a)は、端末装置100の表示制御部142が、ウェブページW1を出力部130に初期表示するとともに、広告コンテンツAD10を出力部130における位置L1に設置される表示領域AR1に表示している例を示す。なお、初期状態において、広告コンテンツを表示する処理は、変更部145によって行われてもよい。
このような状態において、検出部143は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出すると、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する(ステップS21)。例えば、検出部143は、出力部130上にユーザの指が触れた状態で移動されることに応じて、ユーザの指が触れた位置から指が移動された移動後の位置までの距離(指の移動量)に対応するウェブページW1の移動量を連続的に算出する。そして、検出部143は、算出した移動量を取得部144に送信する。例えば、検出部143は、移動操作が行われている間は、連続的に移動量を送信する。
取得部144は、検出部143からウェブページW1の移動量を受信する。例えば、取得部144は、検出部143からウェブページW1が上方向に移動される際の移動量を受信する。例えば、取得部144は、図7(a)に示すように、ウェブページW1が初期状態にあるとき、検出部143から移動量の受信を開始すると、かかる状態を移動量算出の基準点(移動量0ピクセル)として、基準点に対する累積移動量を算出する。
さらに詳細に説明すると、初期状態では、ウェブページW1は、全く移動されていないため、このような状態を移動量算出の基準点(移動量0ピクセル)とすることができる。そして、取得部144は、移動操作が行われることにより検出部143から1ピクセル、2ピクセル・・・といったように連続的に移動量を受信すると、基準点(移動量0ピクセル)に対する累積移動量として、1ピクセル、2ピクセル・・・を算出する。また、例えば、累積移動量が30ピクセルとなった時点で、移動操作が終了される、あるいは、下方向に移動される等により、移動量を受信しなくなると、取得部144は、累積移動量30ピクセルを記憶しておく。そして、再び上方向の移動操作が開始されたことにより、取得部144は、検出部143から1ピクセル、2ピクセル・・・といったように連続的に移動量を受信すると、記憶しておいた累積移動量30ピクセルに対する累積移動量として、31ピクセル、32ピクセル・・・を算出する。
ここで、図7(b)に示すように、ウェブページW1が初期状態から上方向に50ピクセル移動されることにより、取得部144は、基準点に対する累積移動量「50ピクセル」を算出すると、広告リクエストを広告サーバ20に送信する(ステップS22)。また、取得部144は、このようにウェブページW1が上方向に移動されることにより、累積移動量「50ピクセル」を算出した時点で、累積移動量の算出結果をリセットするとともに、このようにリセットした状態を、再び累積移動量算出の基準点(移動量0ピクセル)とする。
また、広告サーバ20は、広告リクエストに応じて決定した配信対象の広告コンテンツAD30を端末装置100に配信する(ステップS23)。
変更部145は、取得部144により広告コンテンツAD30が受け付けられると、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツAD10を広告コンテンツAD30に変更する。つまり、変更部145は、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツAD10に代えて、表示領域AR1に広告コンテンツAD30を表示する。
そして、さらに上方向への移動操作が行われたことにより、検出部143は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出すると、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する(ステップS24)。そして、検出部143は、算出した移動量を変更部145に送信する。
ここで、図7(c)に示すように、ウェブページW1が図7(b)の状態から上方向に50ピクセル移動されることにより、取得部144は、基準点に対する累積移動量「50ピクセル」を算出すると、同様に広告リクエストを広告サーバ20に送信する(ステップS25)。広告サーバ20は、広告リクエストに応じて決定した広告コンテンツAD40を端末装置100に配信する(ステップS26)。
そして、変更部145は、取得部144により広告コンテンツAD40が受け付けられると、現在、表示領域AR1表示されている広告コンテンツAD30に代えて、表示領域AR1に広告コンテンツAD40を表示する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ウェブページW1が所定量移動される毎に、現在表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得し、現在表示されている広告コンテンツを取得した広告コンテンツに変更する。これにより、端末装置100は、移動操作に応じてウェブページW1が所定量移動される毎に、表示する広告コンテンツを変更することができるため、より多くの広告コンテンツをユーザに閲覧させることができる。そして、より多くの広告コンテンツをユーザに閲覧されることにより、端末装置100は、広告効果を高めることができる。
また、従来のオーバーレイ広告を想定した場合、例えば、ウェブページW1とともに表示された広告コンテンツAD10は、ウェブページW1に対する移動操作が行われたとしても、変更されることなく、そのまま表示され続ける。このように、ウェブページW1を1回表示することに対して、1つのオーバーレイ広告しか表示されない場合では、オーバーレイ広告に関する配信実績が所定の広告コンテンツ(かかる例では、広告コンテンツAD10)の配信実績に偏ってしまうといった問題が生じる。
例えば、広告配信を各オーバーレイ広告の配信実績から算出した広告評価値に基づき最適化するような場合、上記のように一部のオーバーレイ広告に偏った配信実績からでは精度よく広告評価値を算出することができない場合がある。しかし、実施形態にかかる端末装置100は、より多くの広告コンテンツをユーザに閲覧させることができるため、より多くの広告コンテンツの配信実績を得ることができる。したがって、実施形態にかかる端末装置100は、広告配信を最適化するための広告評価値を精度よく算出することができる。
〔6.端末装置の処理フロー〕
次に、図8を用いて、制御情報を実行した端末装置100が実行する処理の手順について説明する。図8は、実施形態にかかる端末装置100が実行する広告変更処理手順の一例を示すフローチャートである。また、広告変更処理手順について、図1で説明したウェブページW1を例に用いて説明することにする。また、ここでは、端末装置100は、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動される毎に広告コンテンツを取得するものとして説明する。
まず、端末装置100の検出部143は、ウェブページW1を移動させる移動操作が検出されたか否かを判定し(ステップS101)、移動操作が検出された場合には(ステップS101;Yes)、検出した移動操作に応じて移動されるウェブページW1の移動量を算出する(ステップS102)。また、検出部143は、検出した移動動作によってウェブページW1が移動される移動方向を検出する(ステップS103)。そして、検出部143は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出している間は、かかる移動操作に応じて移動されるウェブページW1の移動量と移動方向とを連続的に取得部144に送信する(ステップS104)。なお、ステップS102とS103は、同時に行われてもよい。
取得部144は、検出部143から移動量を受信すると、累積移動量を算出する(ステップS105)。また、取得部144は、累積移動量が50ピクセルとなったか否かを判定する(ステップS106)。そして、取得部144は、累積移動量が50ピクセルとなった時点で(ステップS106;Yes)、累積移動量を0にリセットする(ステップS107)。
また、取得部144は、広告サーバ20から現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを取得する(ステップS108)。そして、変更部145は、取得部144により広告コンテンツが取得された場合に、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツを、取得された広告コンテンツに変更する(ステップS109)。なお、ステップS107およびS108は、同時に行われてもよい。
〔7.変形例〕
上記実施形態にかかる端末装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、端末装置100の他の実施形態について説明する。
〔7−1.タグを用いた広告変更処理〕
上記実施形態では、端末装置100の取得部144が、ウェブページW1が所定量移動される毎に、広告サーバ20から広告コンテンツを取得する例を示した。しかし、取得部144は、ウェブページW1に埋め込まれたタグを用いて、広告サーバ20から広告コンテンツを取得してもよい。具体的には、取得部144は、ウェブページW1に等間隔でタグが埋め込まれることにより、各タグがユーザに露出される度に、広告サーバ20から広告コンテンツを取得する。この点について、以下に具体的に説明する。
例えば、図7の例では、取得部144が、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動される毎に、広告コンテンツを取得する例を示した。かかる変形例では、ウェブページW1の縦方向に沿って、ウェブページW1内に縦一列の状態で、50ピクセル間隔でタグが埋め込まれているものとする。例えば、ウェブページW1内に縦一列の状態で、上から順にタグT1、タグT2、タグT3、タグT4といった4つのタグが埋め込まれているものとすると、タグT1とタグT2、タグT2とタグT3、タグT3とタグT4それぞれの組合せが50ピクセル間隔で位置していることになる。
このような状態において、検出部143は、ウェブページW1のうち出力部130に表示されている領域であって、ユーザに露出される領域である可視領域を取得する。可視領域は、例えば、ウェブページW1における座標系で表される。また、検出部143は、ウェブページW1内に50ピクセル間隔で埋め込まれている各タグの位置情報を有しているものとする。このようなタグの位置情報は、例えば、ウェブページW1における座標系で表される。
そして、検出部143は、ウェブページW1に対する移動操作を検出することにより、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する。また、検出部143は、移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動方向も検出する。そして、検出部143は、ウェブページW1が上方向に移動されることにより、可視領域内にタグが含まれたか否かを判定し、タグが含まれた場合には、取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示する。
例えば、検出部143は、ウェブページW1が上方向に移動されることにより、可視領域内に一番目のタグT1が含まれたと判定した場合には、取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示する。また、検出部143は、ウェブページW1がさらに上方向に移動されることにより、タグT1より50ピクセル後に位置する2番目のタグT2が可視領域内に含まれたと判定した場合には、再び取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示する。このように、検出部143は、ウェブページW1が上方向に移動されることにより、可視領域内にタグが含まれる度に、取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示する。
取得部144は、検出部143から広告コンテンツの取得指示を受信すると、広告サーバ20に取得要求を送信することで、広告サーバ20から広告コンテンツを取得する。また、変更部145は、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツを取得された広告コンテンツに変更する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、等間隔でタグが埋め込まれたウェブページW1において、可視領域内に各タグが含まれる度に広告コンテンツを取得し、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツを取得された広告コンテンツに変更する。このような場合、端末装置100は、図7で示したように、ウェブページW1が初期状態から移動された移動量を算出することなく、ウェブページW1が所定量(かかる例では、50ピクセル)移動される度に広告コンテンツを取得することができるため、広告変更処理における処理スピードを速めることができる。
なお、かかる変形例では、検出部143が可視領域を取得し、取得した可視領域内に各タグが含まれるか否かを判定する例を示したが、このような処理は、取得部144によって行われてもよい。例えば、検出部143は、ウェブページW1に対する移動操作に応じたウェブページW1の移動量を取得部144に送信する。そして、取得部144は、検出部143から受け付けた移動量、可視領域の座標、タグ位置情報を用いて、各タグが可視領域内に含まれたか否かを判定する。
〔7−2.操作速度に応じた広告変更処理〕
また、取得部144は、ウェブページW1に対する移動操作により、ウェブページW1が移動される移動速度に応じて、広告コンテンツを広告サーバ20から取得してもよい。具体的には、検出部143は、上述してきたように、ウェブページW1に対する移動操作を検出することにより、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する。また、検出部143は、移動操作が行われている操作時間を取得する。そして、検出部143は、移動量と操作時間とを用いて、単位操作時間当たりのウェブページW1の移動速度を算出する。そして、検出部143は、算出した移動速度を取得部144に送信する。
取得部144は、検出部143から受け付けた移動速度が所定速度以上である場合に、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツとは異なる広告コンテンツを広告サーバ20から取得する。そして、変更部145は、取得部144により取得された広告コンテンツを表示領域AR1に表示する。例えば、図1に対応付けて説明すると、取得部144は、検出部143から受け付けた移動速度が所定値以上である場合に、広告リクエストを広告サーバ20に送信することにより、広告サーバ20から広告コンテンツAD30を取得する。そして、変更部145は、広告コンテンツAD10を広告コンテンツAD30に変更する。なお、検出部143が、移動速度が所定速度以上である場合に、取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示してもよい。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ウェブページW1の移動速度に応じて、広告コンテンツを取得するか否かを制御する。例えば、ウェブページW1の移動速度が所定値以下である場合には、ユーザがウェブページW1を遅いスピードで移動させているということであり、ウェブページW1内に含まれる小コンテンツやオーバーレイ広告を注視していることが予測される。このような場合、実施形態にかかる端末装置100は、広告コンテンツを取得しない、すなわち、現在表示されている広告コンテンツの変更を行わないため、ユーザの立場に立った広告配信を行うことができる。
一方、ウェブページW1の移動速度が所定値以上である場合には、ユーザがウェブページW1を早いスピードで移動させているということであり、ウェブページW1を流し読みしていることが予測される。このような場合、実施形態にかかる端末装置100は、広告コンテンツを取得する、すなわち、現在表示されている広告コンテンツの変更を行うことにより、ユーザに広告コンテンツを注視させることができる。
なお、取得部144は、ウェブページW1が所定量移動された際の移動速度が所定速度以上であった場合に、広告コンテンツを取得してもよい。例えば、取得部144は、図7で説明したように、ウェブページW1が50ピクセル移動される毎に、50ピクセル移動された時点での移動速度が所定速度以上であるか否かを判定し、所定速度以上であった場合に広告コンテンツを取得してもよい。
〔7−3.操作回数に応じた広告変更処理〕
また、取得部144は、ウェブページW1に対して行われた各種ユーザ操作の回数(「操作回数」と表記する)に応じて、広告コンテンツを取得してもよい。上記実施形態では、検出部143は、ウェブページW1に対する移動操作を検出する例を示したが、移動操作以外にも、ウェブページW1に対するタップ操作、ダブルタップ操作、ピンチイン・ピンチアウト操作といった各種ユーザ操作を検出する。そして、検出部143は、ユーザ操作を検出する度に、検出したユーザ操作を示す情報を取得部144に送信する。
取得部144は、検出部143からユーザ操作を示す情報を受信することにより、検出部143により検出されたユーザ操作の回数を計数し、ユーザ操作が所定回数行われる度に、広告コンテンツを取得する。例えば、取得部144は、上記各種ユーザ操作が行われた回数の合計が所定回数となった場合に、広告コンテンツを取得してもよい。また、取得部144は、上記各種ユーザ操作毎に操作回数を計数し、いずれかのユーザ操作が行われた回数が所定回数となった場合に、広告コンテンツを取得してもよい。また、取得部144は、各種ユーザ操作を組み合わせて、各組合せでの操作回数の合計が所定回数となった場合に、広告コンテンツを取得してもよい。
また、取得部144は、操作回数が所定回数となることにより広告コンテンツを取得した場合には、操作回数の計数をリセットし、リセットした時点から再び操作回数を計数し、再び所定回数となった場合には広告コンテンツを取得するといった処理を繰り返す。なお、検出部143は、操作回数を計数し、操作回数が所定回数となった場合に、取得部144に広告コンテンツを取得するよう指示してもよい。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ユーザ操作が所定回数行われる度に、広告コンテンツを取得し、現在表示されている広告コンテンツを取得した広告コンテンツに変更するため、より多くの広告コンテンツをユーザに閲覧させることができる。
〔7−4.同一広告コンテンツの再表示〕
上記実施形態では、変更部145が、ウェブページW1が移動された移動態様に応じて取得された広告コンテンツを、現在表示されている広告コンテンツに代えて表示する例を示した。しかし、変更部145は、かかる移動態様とは異なる移動態様でウェブページW1が移動された場合には、かかる移動態様とは異なる移動態様に応じて、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示してもよい。
例えば、図7では、変更部145が、ウェブページW1が上方向に所定量(50ピクセル)移動される毎に取得部144により取得された広告コンテンツを、現在表示されている広告コンテンツに代えて表示する例を示した。これに対し、ウェブページW1が下方向に所定量移動される毎に、変更部145は、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示してもよい。この点について、図9を用いて説明する。
図9は、変形例にかかる広告再表示処理の一例を示す図である。ここで、図9(a)は図7(c)に、図9(b)は図7(b)に、図9(c)は図7(a)に、それぞれ対応する。
まず、変更部145は、これまでに表示した広告コンテンツを所定の記憶部に格納しておく。図7の例では、変更部145は、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動された際に、広告コンテンツ10を広告コンテンツAD30に変更し、さらに、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動された際に、広告コンテンツAD30を広告コンテンツAD40に変更している。このような場合、変更部145は、これまでに表示した広告コンテンツAD10、AD30およびAD40を所定の記憶部に記憶する。
ここで、例えば、図9(a)に示すように、ウェブページW1が初期状態から上方向に100ピクセル移動された時点で、検出部143は、ウェブページW1を下方向に移動させる移動操作を検出すると、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する(ステップS31)。そして、検出部143は、算出した移動量を変更部145に送信する。例えば、検出部143は、移動操作が行われている間は、連続的に移動量を送信する。
変更部145は、検出部143からウェブページW1の移動量を受信する。例えば、変更部145は、検出部143からウェブページW1が下方向に移動される際の移動量を受信する。例えば、検出部145は、図9(a)に示すように、ウェブページW1が初期状態から上方向に100ピクセル移動された状態であるとき、検出部143から移動量の受信を開始すると、かかる状態を移動量算出の基準点(移動量0ピクセル)として、基準点からの累積移動量を算出する。
ここで、図9(b)に示すように、ウェブページW1が下方向に50ピクセル移動されることにより、取得部144は、基準点に対する累積移動量「50ピクセル」を算出すると、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツAD40を、広告コンテンツAD40を表示する前に表示していた広告コンテンツAD30に変更する(ステップS32)。そして、変更部145は、このようにウェブページW1が下方向に50ピクセル移動された時点で、累積移動量の算出結果をリセットするとともに、このような状態を、再び累積移動量算出の基準点(移動量0ピクセル)とする。
そして、さらに下方向への移動操作が行われたことにより、検出部143は、ウェブページW1を下方向に移動させる移動操作を検出すると、検出した移動操作に応じてウェブページW1が移動される移動量を算出する(ステップS33)。そして、検出部143は、算出した移動量を変更部145に送信する。
そして、図9(c)に示すように、ウェブページW1が下方向に50ピクセル移動されることにより、取得部144は、基準点に対する累積移動量「50ピクセル」を算出すると、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツAD30を、広告コンテンツAD30を表示する前に表示していた広告コンテンツAD10に変更する(ステップS34)。
ここで、例えば、変更部145は、検出部143から移動量30ピクセルを受信した時点(累積移動量30ピクセル)で、移動操作が終了される、または、上方向に移動される等により、移動量を受信しなくなると、移動量30ピクセルを、基準点に対する累積移動量30ピクセルとして記憶しておく。そして、再び移動操作が開始されたことにより、変更部145は、検出部143から移動量を受信すると、累積移動量30ピクセルに、受信した移動量を加算し、累積移動量50ピクセルとなった時点で広告コンテンツを再表示する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ウェブページW1が下方向に移動される移動量に応じて、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示する。例えば、広告主は、自身の広告コンテンツがより多く表示されることを望む。そして、上記のような構成により、端末装置100は、同一の広告コンテンツを複数回表示することができるため、このような広告主の希望に即した広告表示、すなわち広告主にとって満足度の高い広告表示を行うことができる。
なお、変更部145は、累積移動量に拘わらず、単に移動操作に応じて、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示してもよい。例えば、変更部145は、検出部143からウェブページW1が下方向に移動される移動操作が行われた旨の情報を受信する度に、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示する。また、変更部145は、ウェブページW1が下方向に所定速度以上で移動された場合に、これまでに表示した広告コンテンツを再び表示してもよい。
また、かかる変形例では、変更部145が、検出部143からウェブページW1が下方向に移動される移動量を受信し、累積移動量を算出する例を示したが、このような処理は、取得部144によって行われてもよい。そして、取得部144は、累積移動量50ピクセルとなった時点で、これまでに表示された広告コンテンツAD30や広告コンテンツAD10を表示するよう変更部145に指示してもよい。
〔7−5.コンテンツ閲覧情報に基づく広告変更処理〕
上記実施形態では、取得部144が、ウェブページW1が移動される移動態様に応じて、現在表示されている広告コンテンツ(第2のコンテンツ)とは異なる広告コンテンツ(第3のコンテンツ)を取得する例を示した。ここで、取得部144は、このような第3のコンテンツとして、ウェブページW1に含まれる小コンテンツのうち、端末装置100のユーザに閲覧されたと予測される小コンテンツに関係する広告コンテンツを広告サーバ20から取得してもよい。
例えば、ウェブページW1が初期表示されたり、移動されることにより出力部130に表示された小コンテンツは、ユーザに閲覧された可能性がある。このため、取得部144は、出力部130に表示された小コンテンツを特定し、特定した小コンテンツに関係する広告コンテンツを取得するよう要求する広告リクエストを広告サーバ20に送信する。以下では、かかる処理について、図1に示した例を用いて説明する。
例えば、図1(a)に示すように、ウェブページW1が初期表示された場合には、取得部144は、ウェブページW1に含まれる小コンテンツのうち、小コンテンツC1〜C4が表示されたことを特定する。また、図1(b)に示すように、ウェブページW1が上方向に移動された場合には、取得部144は、さらに小コンテンツC5が表示されたことを特定する。
また、取得部144は、出力部130に表示された各小コンテンツのHTMLデータや画像から、各小コンテンツを特徴付ける特徴語を抽出する。例えば、取得部144は、各小コンテンツのHTMLデータに含まれるタイトルデータや詳細文データから特徴語を抽出する。例えば、取得部144は、図1(a)に示すように、ウェブページW1が初期表示された場合には、小コンテンツC1から「甲子園」、C2から「子供」、C3から「米国、韓国」、C4から「東京オリンピック」といった特徴語を抽出する。また、図1(b)に示すように、ウェブページW1が上方向に移動された場合には、新たに表示された小コンテンツC5から「赤ちゃん」といった特徴語を抽出する。
ここで、上述してきたように、取得部144は、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動される毎に、広告コンテンツを取得するものとすると、図1(b)に示すように、ウェブページW1が上方向に50ピクセル移動された時点で、取得部144は、これまでに表示された小コンテンツC1〜C5からいずれか1つを選択し、選択した小コンテンツから抽出した特徴語を含む広告リクエストを広告サーバに送信する。
ここで、取得部144は、小コンテンツC1〜C5からランダムに1つを選択してもよい。また、取得部144は、端末装置100のユーザに関するユーザ情報と、小コンテンツC1〜C5のマッチングを行うことにより一致度(スコア)を算出し、スコアの最も高い小コンテンツを選択してもよい。
例えば、取得部144は、小コンテンツC1を選択したとすると、小コンテンツC1から抽出した特徴語「甲子園」を含む広告リクエストを広告サーバ20に送信することにより、特徴語「甲子園」と関係する広告コンテンツを取得する。なお、取得部144は、特徴語「甲子園」から、例えば、「野球」や「スポーツ」といったカテゴリを特定することで、特定したカテゴリを含む広告リクエストを送信してもよい。そして、変更部145は、現在表示されている広告コンテンツを、取得部144により取得された小コンテンツC1に関係する広告コンテンツに変更する。
例えば、ユーザは、ウェブページW1を移動させながら閲覧している場合、小コンテンツが次々と表示されていくことにより視界に入ることで、表示された小コンテンツに関する情報が自然と印象付けられる場合がある。そして、実施形態にかかる端末装置100は、このようにユーザに印象付けられたと考えられる小コンテンツに関係する広告コンテンツを表示することができるため、広告コンテンツに対するユーザの興味を高めることができる。すなわち、実施形態にかかる端末装置100は、よりクリックされ易いと考えられる広告コンテンツを表示することができるため、広告効果を高めることができる。
なお、例えば、取得部144は、出力部130に表示された小コンテンツのうち、ユーザに選択(クリック)された小コンテンツが存在する場合には、その小コンテンツに関係する広告コンテンツを優先的に取得してもよい。このような場合、例えば、検出部143が、ウェブページW1に対するユーザ操作を検出することにより、ユーザに選択されたと特定した小コンテンツの情報を取得部144に送信する。
ユーザに選択されたコンテンツは、ユーザに興味を持たれているコンテンツといえる。実施形態にかかる端末装置100は、このようなコンテンツに関係する広告コンテンツを優先的に表示することにより、より広告効果を高めることができる。
〔7−6.広告コンテンツの表示態様変更(その他)〕
さて、これまで、変更部145が、ウェブページW1に対するユーザ操作に応じて、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツの表示態様を変更する例として、他の広告コンテンツに変更する例を示してきた。しかしこの例に限らず、変更部145は、ウェブページW1に対する移動操作により、ウェブページW1が移動されることに応じて、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
例えば、検出部143は、ウェブページW1に対する移動操作を検出すると、移動操作が行われた旨の情報を変更部145に送信する。例えば、検出部143は、ウェブページW1が出力部130に表示されている状態において、出力部130上にユーザの指が触れ、指が触れたまま移動されたことを検出すると、ウェブページW1に対する移動操作が行われたと判定し、移動操作が行われた旨の情報を変更部145に送信する。
変更部145は、検出部143から移動動作が行われた旨の情報を受信すると、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツの表示態様を変更する。例えば、変更部145は、検出部143から移動動作が行われた旨の情報を受信すると、位置L1にある表示領域AR1を、位置L1とは異なる位置L2に変更することで広告コンテンツの表示位置を変更する。また、変更部145、現在、表示領域AR1に表示されている広告コンテンツの見た目として、例えば、色、グラデーション、透過度等を変更する。また、変更部145、現在表示されている広告コンテンツのサイズとして、横サイズまたは縦サイズを変更する。
また、検出部143は、ユーザ操作として、ウェブページW1に対する移動操作だけでなく、ウェブページW1に対するタップ操作やダブルタップ操作、ウェブページW1に対するピンチイン・ピンチアウト操作といったユーザ操作も検出する。そして、変更部145は、検出部145からこのような各種ユーザ操作を受信した場合にも上記のように、広告コンテンツの表示態様を変更してもよい。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ユーザ操作に応じて、現在表示されている広告コンテンツの表示態様を変更するため、広告コンテンツに対して、ユーザを注視させたり、広告コンテンツに対するユーザの興味を高めたりすることができる。このため、端末装置100は、広告効果を高めることができる。
〔7−7.広告コンテンツに演出表示〕
また、変更部145は、ウェブページW1に対するユーザ操作に応じて、表示領域AR1に表示している広告コンテンツに含まれる所定の演出を変更してもよい。例えば、変更部145は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作に応じて、所定の演出を変更する。この点について、図10を用いて説明する。
図10は、変形例にかかる演出制御処理の一例を示す図である。図10(a)は、表示制御部142が、ウェブページW1を出力部130に初期表示するとともに、広告コンテンツAD50を出力部130における位置L1に設置される表示領域AR1に表示している例を示す。また、図10(a)に示すように、広告コンテンツAD50には、所定の演出として、スロットゲームが含まれる。
このような場合、検出部143は、ウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出すると(ステップS41)、移動操作が行われた旨の情報を変更部145に送信する。変更部145は、検出部143から移動操作が行われた旨の情報を受信すると、図10(b)に示すように、スロットゲームを開始する(ステップS42)。また、検出部143は、さらにウェブページW1を上方向に移動させる移動操作を検出すると(ステップS43)、移動操作が行われた旨の情報を変更部145に送信する。そして、変更部145は、検出部143から移動操作が行われた旨の情報を受信すると、図10(c)に示すように、スロットゲームを終了する(ステップS44)。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ウェブページW1に対するユーザ操作に応じて、広告コンテンツに含まれる所定の演出を変更することで、広告コンテンツに対するユーザの興味を高めることができる。広告コンテンツに興味を持つユーザは、高確率で広告コンテンツをクリックすることが考えられる。このため、端末装置100は、広告効果を高めることができる。
〔7−8.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態にかかる端末装置100は、例えば、図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、端末装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、および、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態にかかる端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部140の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7−9.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
実施形態にかかる端末装置100は、検出部143と、変更部145とを有する。検出部143は、第1のコンテンツに対する移動操作に拘わらず表示領域が設定される表示画面に表示される当該第1のコンテンツに対する移動操作を検出する。変更部145は、検出部143により検出された移動操作に応じて、表示領域に表示される第2のコンテンツの表示態様を変更する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、移動操作に応じて、表示する広告コンテンツを変更する。これにより、端末装置100は、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができるため、広告コンテンツがクリックされる機会を増やすことができる。すなわち、端末装置100は、広告効果を高めることができる。
実施形態にかかる端末装置100は、取得部144をさらに有する。取得部144は、検出部143により検出された移動操作により第1のコンテンツが移動された移動態様に応じて、第2のコンテンツとは異なる第3のコンテンツを所定のサーバ装置から取得する。そして、変更部145は、第2のコンテンツを取得部144により取得された第3のコンテンツに変更する。
これにより、実施形態にかかる端末装置100は、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
また、検出部143は、表示領域が所定の位置に固定された状態で設定される表示画面に表示される第1のコンテンツに対する移動操作を検出し、変更部145は、表示領域に第3のコンテンツを表示する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、移動操作に応じて、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更し、表示画面の所定の位置に固定して表示されていた第2のコンテンツの表示位置に、第3のコンテンツも固定して表示することができるため、第3のコンテンツを閲覧させ易くすることができる。
また、取得部144は、移動操作により第1のコンテンツが移動された移動量に応じて、第3のコンテンツを所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、移動量に応じて、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
また、取得部144は、移動操作により第1のコンテンツが所定の方向に所定量移動される毎に、第3のコンテンツを所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、第1のコンテンツが所定の方向に所定量移動される毎に、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
取得部144は、移動操作により第1のコンテンツが移動された移動速度に応じて、第3のコンテンツを前記所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、移動速度に応じて、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
取得部144は、移動速度が所定値以上である場合に、第3のコンテンツを前記所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、移動速度が所定値以上となる毎に、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
取得部144は、移動操作を含む各種ユーザ操作が行われた回数に応じて、前記第3のコンテンツを所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ユーザ操作回数に応じて、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
取得部144は、ユーザ操作が所定回数行われる度に、前記第3のコンテンツを前記所定のサーバ装置から取得する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、ユーザ操作が所定回数行われる度に、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更することができるため、ユーザにより多くの広告コンテンツを閲覧させることができる。
変更部145は、移動態様に応じて、第2のコンテンツを第3のコンテンツに変更した後に、当該移動態様とは異なる移動態様で第1のコンテンツが移動された場合には、当該移動態様とは異なる移動態様に応じて、第3のコンテンツを第2のコンテンツに変更する。
これにより、実施形態にかかる端末装置100は、第1のコンテンツが出力部130に1回表示されている間に、第2のコンテンツを複数回表示することができるため、広告主にとって満足度の高い広告表示を行うことができる。
変更部145は、所定の方向とは異なる方向に第1のコンテンツが移動された移動態様に応じて、前記第3のコンテンツを前記第2のコンテンツに変更する。
これにより、実施形態にかかる端末装置100は、第1のコンテンツが出力部130に1回表示されている間に、第2のコンテンツを複数回表示することができるため、広告主にとって満足度の高い広告表示を行うことができる。
変更部145は、第2のコンテンツを、第1のコンテンツに含まれるコンテンツのうちユーザに閲覧されたと予測されるコンテンツに関係する第3のコンテンツに変更する。
このように、実施形態にかかる端末装置100は、第1のコンテンツによって興味が高められたと考えられる第3のコンテンツを、第2のコンテンツに代わって表示することができるため、広告効果を高めることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、検出部は、検出手段や検出回路に読み替えることができる。