JP6124539B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
本発明は、転写材に転写された画像を定着させる定着装置における非通紙領域の過熱を防止する画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus that prevents overheating of a non-sheet passing region in a fixing device that fixes an image transferred onto a transfer material.
近年、画像形成装置における定着ローラを加熱するための手段として励磁コイルによる磁界で定着ローラ内面に設けた誘導発熱体に渦電流を発生させてジュール熱により発熱させる方法(以下、「IHヒータ加熱」という。)が提案されている。 In recent years, as a means for heating the fixing roller in the image forming apparatus, a method of generating an eddy current in an induction heating element provided on the inner surface of the fixing roller with a magnetic field by an exciting coil to generate heat by Joule heat (hereinafter referred to as “IH heater heating”). Is proposed).
IHヒータ加熱は、熱発生源をトナー画像のごく近くに置くことができるので、従来のハロゲンランプを用いた熱ローラ方式に比べて、像加熱装置の起動時に定着ローラの表面温度が定着に適した温度になるまでに要する時間を短くできるという特徴がある。また熱発生源からトナーヘの熱伝達経路が短く、単純であるために、熱効率が高いという特徴もある。 IH heater heating allows the heat generation source to be placed very close to the toner image, so that the surface temperature of the fixing roller is suitable for fixing when the image heating apparatus is started, compared to the conventional heat roller method using a halogen lamp. It has the feature that the time required to reach the desired temperature can be shortened. Further, since the heat transfer path from the heat generation source to the toner is short and simple, there is a feature that the thermal efficiency is high.
しかしながら、IHヒータ加熱を採用した像加熱装置においては、小サイズの転写材を連続して定着装置に通紙して多量に像加熱処理を実行した場合、いわゆる非通紙部昇温が発生する。すなわち、定着ローラ表面における転写材としての記録材が接触する領域(通紙領域)では搬送される記録材に熱が奪われていくのに対し、記録材が接触しない領域(非通紙領域)では記録材に熱が奪われにくく蓄積される。また、通紙領域は、所定の定着温度に維持されるので、非通紙領域の温度が過度に昇温することになる。このような現象を非通紙部昇温という。 However, in an image heating apparatus employing IH heater heating, when a small size transfer material is continuously passed through a fixing device and a large amount of image heating processing is performed, so-called non-sheet passing portion temperature rise occurs. . That is, in the area where the recording material as the transfer material contacts on the surface of the fixing roller (paper passing area), the heat is taken away by the recording material conveyed, whereas the area where the recording material does not contact (non-paper passing area) Then, the recording material is hard to take heat and accumulates. Further, since the sheet passing area is maintained at a predetermined fixing temperature, the temperature of the non-sheet passing area is excessively increased. Such a phenomenon is called non-sheet passing portion temperature rise.
そこで、非通紙部昇温を防止するために、磁性体コアを記録材搬送方向に直交する幅方向に分割すると共に、移動手段によって励磁コイルと離れる方向に移動可能としたIHヒータ加熱が提案されている(例えば、特許文献1参照)。非通紙領域の磁性体コアを移動させることにより励磁コイルと磁性体コアを離なし、これによって励磁コイルの周りにできる磁性体コア及び誘導発熱体からなる磁気回路の効率を低下させて発熱量を小さくすることができるので、非通紙部昇温が回避される。 Therefore, in order to prevent the temperature rise of the non-sheet passing portion, IH heater heating is proposed in which the magnetic core is divided in the width direction orthogonal to the recording material conveyance direction and is movable in the direction away from the excitation coil by the moving means. (For example, refer to Patent Document 1). By moving the magnetic core in the non-paper passing area, the exciting coil and the magnetic core are separated, thereby reducing the efficiency of the magnetic circuit composed of the magnetic core and the induction heating element formed around the exciting coil, and generating heat. Can be reduced, so that the temperature rise of the non-sheet passing portion is avoided.
一方、搬送路を搬送される用紙サイズを、レジストレーションローラ(以降レジストローラと称す)の上流側に設けたセンサによって検出し、設定された用紙サイズと異なるサイズの用紙を検知した場合には、用紙を機外へ排出する技術が提案されている。このとき、用紙は、最短の搬送路を経て機外へ排出される(例えば、特許文献2参照)。この技術によれば、設定された用紙サイズに対して、給紙された用紙のサイズが異なることによって起こり得る画像不良やジャムを防止できるということである。 On the other hand, when the size of the paper conveyed on the conveyance path is detected by a sensor provided on the upstream side of the registration roller (hereinafter referred to as a registration roller), and a paper having a size different from the set paper size is detected, Techniques for discharging paper out of the machine have been proposed. At this time, the paper is discharged out of the apparatus through the shortest conveyance path (see, for example, Patent Document 2). According to this technology, it is possible to prevent image defects and jams that may occur when the size of the fed paper is different from the set paper size.
しかしながら、磁性体コアの移動を用紙サイズごとに細かく行うようにした特許文献1に記載された技術では、非通紙領域の発熱を検知するために、相当数のセンサ手段を配置する必要があり、コスト面及び配置スペースの面で実用上、問題がある。
However, in the technique described in
また、レジストローラの上流側で用紙サイズを検知して設定サイズか否かを検知する特許文献2に記載の技術では、ミス検知の精度を向上させるために用紙を停止させた状態で用紙サイズを検知する必要があり、センサ配置上、用紙の先端近傍が検知対象となる。このため、用紙の先端部分が角折れをしている場合には、サイズ幅を誤検知するという課題がある。また、給紙部に大量に用紙をセットした時、最上部の用紙が収納庫を閉めた時に大斜行する虞があり、かかる場合、給紙された用紙紙がレジストローラの上流側で斜行取りをしても、斜行状態のまま作像が行われて成果物が斜め画像になるという課題もある。更にまた、用紙長さミス検知用のセンサ配置位置を、レジストローラの上流部分にシフトさせようとした場合には、全ての給紙カセットからの用紙搬送路が合流するポイントを、その上流側に移動させる必要があるので、装置全体が大型化するという課題もある。
Further, in the technique described in
本発明の課題は、用紙の角折れ又は斜行に基づくサイズ設定ミスの誤検知を防止する画像形成装置の提供にある。更に、搬送される用紙幅が設定された用紙幅よりも小さいことに起因する定着装置の非通紙領域の過熱を防止することができる画像形成装置を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an image forming apparatus that prevents erroneous detection of a size setting error based on corner bending or skew of a sheet. It is another object of the present invention to provide an image forming apparatus capable of preventing overheating of a non-sheet passing area of a fixing device due to a sheet width being conveyed being smaller than a set sheet width.
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置は、給送すべき用紙を収納する収納手段と、前記収納手段に収納される用紙のサイズを設定するサイズ設定手段と、前記収納手段に収納された用紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送された用紙に画像形成を行う画像形成手段と、前記搬送手段により搬送される用紙の前記搬送手段による用紙の搬送方向に直交する幅方向におけるサイズを検知する検知手段と、前記サイズ設定手段によって用紙のサイズを設定した後に最初に搬送され、前記検知手段により検知された用紙のサイズが前記幅方向における前記設定された用紙のサイズと異なる場合に前記画像形成手段による画像形成を中断する一方、前記検知手段により検知された前記最初に搬送された用紙のサイズが前記設定された用紙のサイズと一致した場合でも前記最初に搬送される用紙に引き続き搬送される後続の用紙に対して前記検知手段によるサイズ検知を続行し、前記最初に搬送される用紙以外で前記検知手段により検知された用紙のサイズが前記幅方向における前記設定されたサイズと異なることが最初に検知された場合は前記画像形成手段による画像形成を続行し、前記最初に搬送される用紙以外の用紙に対して前記検知手段により検知されたサイズが所定枚数連続して前記設定されたサイズと異なる場合に前記画像形成手段による画像形成を中断するよう、前記搬送手段及び前記画像形成手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the image forming apparatus according to
本発明によれば、用紙の角折れ又は斜行に基づくサイズ設定ミスの誤検知を防止することでき、更に、搬送される用紙幅が設定された用紙幅よりも小さいことに起因する定着装置の非通紙領域の過熱を防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent erroneous detection of a size setting error based on a corner bend or skew of a sheet, and further, in the fixing device caused by the sheet width being conveyed being smaller than the set sheet width. It is possible to prevent overheating of the non-sheet passing area.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 FIG. 1 is a cross-sectional view showing the overall configuration of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
図1において、画像形成装置700としての複写機は、プリンタ部300及びイメージリーダ200を備える画像形成装置本体と、該画像形成装置本体の上部に配置された原稿給送装置400及び操作部600とから主として構成されている。
In FIG. 1, a copying machine as an
プリンタ部300の露光制御部301は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力する。出力されたレーザ光は、図示省略したポリゴンミラー等により走査されながら感光ドラム302上に照射される。感光ドラム302には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
The
感光ドラム302上の静電潜像は、現像器303から供給される現像剤によって現像剤像として可視化される。このような一連の画像形成を行う構成部分を画像形成部という。一方、転写材供給手段としての給紙カセット311、312又は手差給紙トレイ313から搬送パスに導かれた転写材としての記録材(以下、単に「用紙」という。)は、搬送ローラ321を経て停止しているレジストローラ314に先端が突き当たって一旦停止する。一旦停止のタイミングは、レジストローラ314の上流側に配置されたシートセンサ322のONエッジで制御される。レジストローラ314に用紙先端が突き当たった状態で搬送ローラ321により所定時間搬送されることによって用紙が撓み、先端の斜行補正が行われる。用紙の斜行が補正された状態で、用紙の搬送方向に直交する長さ(以下、単に「幅」という。)が検知される。
The electrostatic latent image on the
斜行補正された用紙は、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、レジストローラ314により感光ドラム302と転写部304との間に再び搬送される。感光ドラム302に形成された現像剤像は転写部304によって、給紙された用紙上に転写される。
The skew-corrected paper is conveyed again between the
現像剤像が転写された用紙は、定着装置190に搬送される。定着装置190は、用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着装置190を通過した用紙はフラッパ318により搬送先が決定され、排出ローラ316を経てプリンタ300から、例えば排紙トレイ701へと搬出される。
The sheet on which the developer image is transferred is conveyed to the
次に、画像形成装置700全体を制御するコントローラのシステム構成について説明する。
Next, a system configuration of a controller that controls the entire
図2は、図1の画像形成装置全体を制御するシステムコントローラの構成を示すブロック図である。 FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a system controller that controls the entire image forming apparatus of FIG.
図2において、システムコントローラはCPU回路部350を有する。CPU回路部350は、CPU(図示省略)、ROM351、RAM352を内蔵し、ROM351に格納されている制御プログラムにより各ブロック480、280、281、282、283、380及び680を総括的に制御する。RAM352は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
In FIG. 2, the system controller has a
原稿給送装置制御部480は、CPU回路部350からの指示に基づいて原稿給送装置400を駆動制御する。イメージリーダ制御部280は、イメージリーダ200のスキャナユニット201、イメージセンサ203などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ203から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部281に転送する。
The document
画像信号制御部281は、イメージセンサ203からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、処理後のデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部380に出力する。また、画像信号制御部281は、コンピュータ283から外部I/F282を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、処理後のデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部380に出力する。画像信号制御部281による処理動作は、CPU回路部350により制御される。プリンタ制御部380は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部301を駆動したり、帯電処理、現像処理、転写処理、定着処理、用紙の搬送、異常の検知等画像形成装置700の動作を制御する。
The image
次に、図1の画像形成装置700における定着装置190について説明する。
Next, the fixing
以下の説明において、定着装置190又はこれを構成している部材の長手方向とは用紙搬送路面内において用紙搬送方向に直交する方向、すなわち用紙の幅方向をいい、短手方向とは、用紙搬送方向をいう。また、定着装置に関し、正面とは定着装置を用紙入口側からみた面、背面とはその反対側の面、すなわち用紙出口側の面をいい、左右とは定着装置の正面に向かって左又は右をいい、上流側及び下流側とは用紙搬送方向に関して上流側及び下流側をいう。
In the following description, the longitudinal direction of the fixing
図3は、図1の画像形成装置700における定着装置190の正面から見た要部断面図である。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the main part when viewed from the front of the fixing
図3において、定着装置190は、定着ベルト1と、該定着ベルト1に圧接してニップ部Nを形成する加圧ローラ2とから主として構成されている。定着ベルト1の長手方向の移動及び周方向の形状を規制する規制部材として、左右の定着フランジ10が設けられている。定着フランジ10に挿通するように配設されたステー4の両端部と装置シャーシ側のバネ受け部材9aとの間にステー加圧バネ9bが縮設されており、これによって、ステー4に定着ニップ部N方向へ作用する押し付け力を付与している。ステー4に押し付け力を付与することによって、ステー4に支持された圧力付与部材3の下面と加圧ローラ2の上面とが定着ベルト1を挟んで圧接し、所定幅の定着ニップ部Nが形成される。
In FIG. 3, the fixing
また、図4は、図1の画像形成装置における定着装置の要部を示す拡大断面図、図5は、図4の定着装置における励磁遮蔽部材52の可動部を示す部分拡大斜視図、図6は、図4の定着装置における誘導加熱装置100の分解斜視図である。なお、図4では、制御系のブロック図が併記されている。
4 is an enlarged cross-sectional view showing a main part of the fixing device in the image forming apparatus of FIG. 1, FIG. 5 is a partially enlarged perspective view showing a movable part of the
図4において、定着装置190は、金属層(図示省略)を有する無端状の定着ベルト1と、該定着ベルト1の外周面と接するように配設された加圧回転体としての加圧ローラ2と、定着ベルト1を加圧ローラ2に押圧する圧力付与部材3とを有する。圧力付与部材3は、定着ベルト1と加圧ローラ2との間に押圧力を作用させて定着ニップ部Nを形成する。
In FIG. 4, the fixing
定着ベルト1は、回転駆動する加圧ローラ2の回転に伴って、画像転写部304(図1)側から搬送されてくる未定着トナー画像Tを担持した用紙Pの搬送速度とほぼ同一の周速度で回転駆動する。すなわち、制御回路102で制御される駆動手段としてのモータM1(図示省略)の駆動によって加圧ローラ2が回転駆動し、この加圧ローラ2の回転駆動に伴って定着ベルト1が回転する。
The fixing
圧力付与部材3は金属製のステー4に保持されており、ステー4の反圧力付与部材側は、後述する誘導加熱装置による温度上昇を防止するために、磁気遮蔽部材としての磁気遮蔽コア5によって覆われている。
The
圧力付与部材3、ステー4及び磁気遮蔽コア5は、共に定着ベルト1に囲まれた空間内に配置されている。定着ベルト1の反定着ニップ部側には、定着ベルト1の外周面を加熱する加熱源としての誘導加熱装置100が配置されている。誘導加熱装置100の定着ベルト1に対向する面は、定着ベルト1の外表面に嵌合するような湾曲面となっている。誘導加熱装置100は、主として、励磁コイル38と、外側磁性体コア37と、これらを電気絶縁性の樹脂によって支持するコイル保持部材36とから構成されている。
The
励磁コイル38は、電線として、例えばリッツ線が用いられ、該リッツ線を巻回して横長・船底形状に成形して定着ベルト1の外周面と側面の一部に対向するように形成されている。励磁コイル38と定着ベルト1とは、例えば肉厚2mm程度のモールドにより電気的絶縁状態を保ちつつ、所定距離隔てられている。外側磁性体コア37は、励磁コイル38によって発生した磁界が定着ベルト1の金属層(導電層)以外に実質漏れないように励磁コイル38を覆うものであり、中心部の磁性体コア37Tと、その両側の磁性体コア37Rに分割されている。なお、磁性体コア37Tと、磁性体コア37Rは、一体に形成されたものであってもよい。
For example, a litz wire is used as the electric wire, and the
定着ベルト1の幅方向中央部分の内面に当接するように、例えばサーミスタ等の温度センサ(温度検出素子)TH1が配置されている。温度センサTH1は、圧力付与部材3に弾性支持部材を介して取り付けられており、定着ベルト1の温度センサTH1取り付け面が波打つなどの位置変動が生じたとしても、これに追従して良好な接触状態が維持されるように構成されている。温度センサTH1は、制御回路102を介して励磁回路101に接続されている。温度センサTH1は、定着ベルト1の通紙領域の温度を検知し、その検知温度は制御回路102にフィードバックされる。
For example, a temperature sensor (temperature detection element) TH1 such as a thermistor is disposed so as to contact the inner surface of the center portion in the width direction of the fixing
すなわち、励磁コイル38には電源装置としての励磁回路101から、例えば、20〜60kHzの高周波電流が印加されて磁界が発生し、発生した磁界により定着ベルト1の金属層が誘導発熱する。定着ベルト1の目標温度は、例えば180℃であり、180℃を保つように、温度センサTH1の検出値に基づいて高周波電流の周波数を変化させて励磁コイル38に入力する電力が制御される。
That is, for example, a high frequency current of 20 to 60 kHz is applied to the
励磁コイル38を含む誘導加熱装置100が、高温になる定着ベルト1の内部ではなく外部に配置されているので、励磁コイル38が高温になりにくく、電気抵抗も上昇せず、高周波電流を流してもジュール発熱による損失を軽減することができる。また、励磁コイル38を定着ベルト1の外部に配置したことで、定着ベルト1の小径化(低熱容量化)を図ることができ、省エネルギー性にも優れている。
Since the
誘導加熱装置100における発熱領域は、定着ベルト1と励磁コイル38との間を当該誘導加熱装置100の長手方向に沿ってスライドする磁束遮蔽部材52によって設定される。磁束遮蔽部材52は、定着ベルト1と励磁コイル38の間に配置されるので、定着ベルト1に接触しないようにスライド部材51に保持されており、該スライド部材51の移動に伴って長手方向に移動する。コイル保持部材36の一端に沿って、磁束遮蔽部材52の定着ベルト1への接触を防止するストッパー部材53が設けられている。
The heat generation area in the
励磁遮蔽部材52の可動部を示す部分拡大斜視図である図5において、磁束遮蔽部材52は、リードネジ部材50に係合して誘導加熱装置100の長手方向に移動するスライド部材51に保持されている。リードネジ部材50のネジ部50a(50b)にはスライド部材51の円筒状部分51c及び51dが外嵌され、ボス部51bがネジ部50a(50b)に係合している。スライド部材51とリードネジ部材50との接触面積を減らすために3点接触構造とされているが、3点以上の点で接触する構成であってもよい。
In FIG. 5, which is a partially enlarged perspective view showing the movable portion of the
誘導加熱装置100の分解斜視図である図6において、磁性体コア37Tと37Rとからなる外側磁性体コア37は、誘導加熱装置100の長手方向に分割されている。
In FIG. 6, which is an exploded perspective view of the
リードネジ部材50は、コイル保持部材36の長手方向に沿って平行に配置されており、長手方向の中央部を基準にして一方側と他方側に、互いに反対方向に捲かれたネジ部50a及び50bが形成されている。ネジ部50a及び50bの端部50c及び50dは、それぞれコイル保持部材36の両端部の軸受部36a及び36bに回転自在に支持されている。なお、軸受部36a及び36bに代えて耐久性のある軸受け部材を別に設けることもできる。
The
磁束遮蔽部材52を保持する2つのスライド部材51は、リードネジ部材50から駆動力をもらい、用紙Pの搬送幅の中央基準線に対して線対称に移動する。リードネジ部材50を図6中、矢印A方向に回転駆動することによって、両端部に配置された磁束遮蔽部材52を保持するスライド部材51がそれぞれ矢印C方向に移動する。一方、リードネジ部材50を図6中、矢印B方向に回転駆動することによって、両端部に配置された磁束遮蔽部材52を保持する2つのスライド部材51は、それぞれ矢印D方向に移動する。
The two
このとき、リードネジ部材50を駆動する駆動モータM2(図示省略)は、HPセンサSNSの信号に基づいて制御手段としての制御部(プリンタ制御部380:図2参照)によって制御される。HPセンサSNSはフォトイタラプタであり、スライド部材51に設けたフラグ部51a(図5参照)により遮光のON/OFFを行う。駆動モータM2からリードネジ部材50に伝達されるバックラッシュ等の駆動のばらつきを考慮し、HPセンサSNSでフラグ部51aのエッジを検出し、磁束遮蔽部材52の位置が制御される。具体的には、搬送される用紙幅(転写材幅)Wに応じて、HPセンサSNSのエッジ基準でパルス量を変更することで位置制御を行う。用紙幅の設定は、操作部600によって行う。具体的な用紙幅の設定については、後述する。
At this time, the drive motor M2 (not shown) for driving the
磁束遮蔽部材52の移動手段は、磁束遮蔽部材52を用紙Pの搬送幅の中央基準に対し、長手方向の両端部に対称移動する構造であれば、上記以外の構造、例えば、ワイヤー等を用いた別の構造の移動手段を用いることもできる。
As long as the moving means of the magnetic
このような構成の定着装置190において、制御回路102で制御される励磁回路101から誘導加熱装置100の励磁コイル38に電力が供給されて定着ベルト1を所定の定着温度に加熱する。
In the
定着ベルト1が温度調整された状態で、定着ベルト1と加圧ローラ2とが当接する定着ニップ部Nに、未定着トナー画像Tを有する用紙(記録材)Pを、トナー画像Tの担持面側が定着ベルト1側になるようにしてガイド部材で案内して導入する。定着ニップ部Nに導入された用紙Pは、定着ベルト1の外周面に密着し、該定着ベルト1と共に定着ニップ部Nに挟持された状態で搬送される。これによって、定着ベルト1の熱が用紙Pに付与されると共に、定着ニップ部Nの加圧力を受けて未定着トナー画像Tが用紙Pの表面に熱圧定着される。定着ニップ部Nを通過した用紙Pは、定着ニップ部Nの出口部分における定着ベルト1の変形に伴って定着ベルト1の外周面から自己分離して定着装置外へ搬送される。
In a state where the temperature of the fixing
ところで、転写画像を用紙Pに定着させる定着装置においては、設定された用紙のサイズよりも小さいサイズの用紙を連続して通紙して多量に像加熱処理を実行した場合に、いわゆる非通紙部昇温が発生する。このような非通紙部昇温を回避するために、本実施の形態においては、磁束遮蔽部材52を用いて定着装置190の長手方向の発熱領域を調整している。
By the way, in a fixing device that fixes a transferred image onto the paper P, when a large amount of image heating processing is performed by continuously passing paper having a size smaller than the set paper size, so-called non-paper passing is performed. Part temperature rise occurs. In order to avoid such a temperature increase in the non-sheet passing portion, in the present embodiment, the heat generation area in the longitudinal direction of the fixing
図7A及び図7Bは、定着装置190の発熱領域を調整する励磁遮蔽部材52の機能を説明するための図である。
7A and 7B are views for explaining the function of the
図7A及び図7Bにおいて、用紙P(図示省略)は、搬送方向に直交する長手方向に対して中央基準で搬送され、磁束遮蔽部材52を保持した2つのスライド部材51は、用紙Pの搬送方向に直交する長手方向の中央基準における両端部に対称に配置されている。
7A and 7B, the paper P (not shown) is transported on a central basis with respect to the longitudinal direction orthogonal to the transport direction, and the two
以下、図7Aを用いて、定着装置190における最大用紙幅W1に対応する発熱領域の調整方法について説明する。
Hereinafter, a method for adjusting the heat generation area corresponding to the maximum sheet width W1 in the
図7Aにおいて、用紙Pの長手方向幅における最大用紙幅W1に対応すべく、外側磁性体コア37は、用紙Pの長手方向に沿った最大幅がW1となるように配置されている。なお、最大用紙幅とは、画像形成装置が搬送を許容している用紙の最大幅を表す。励磁コイル38と定着ベルト1の間には、例えば、板状銅製の磁束遮蔽部材52が、スライド自在に配置されている。磁束遮蔽部材52は、磁束を遮る材質であれば、銅の他、アルミニウム、銀、金、真鍮などの非磁性金属やその合金からなるものでも良く、また、高透磁率部材であるフェライトやパーマロイなどの材料からなるものであってもよい。磁束遮蔽部材52は、励磁コイル38と外側磁性体コア37の間、または定着ベルト1と磁気遮蔽コア5(図4参照)との間に配置することもできる。
In FIG. 7A, in order to correspond to the maximum sheet width W1 in the longitudinal width of the sheet P, the outer
磁束遮蔽部材52は長手方向において定着ベルト1の両端部に対向するように配置されており、その長手方向幅52Wは、定着ベルト1の支持側板12と外側磁性体コア37の長手方向外形部との差分位置に配置できる幅以下の幅に調整されている。これは、磁束遮蔽効果を発揮する十分な幅を確保すること、最大用紙幅に対応する最大発熱幅(W1)を低減しないこと、及び定着装置190の長手方向幅を拡大することなく配置できる幅とするためである。
The magnetic
磁束遮蔽部材52を設けることにより、励磁コイル38と外側磁性体コア37とで形成した磁束が、定着ベルト発熱層1aへ通過するのを弱め、これによって、発熱領域を制御することができる。
By providing the magnetic
磁束遮蔽効果を十部に発揮させるために、磁束遮蔽部材52の長手方向幅52Wと分割された各外側磁性体コア37の長手方向幅37Wの関係は、以下のよう調整される。
In order to fully exhibit the magnetic flux shielding effect, the relationship between the
52W > 37W ・・・・(1)
上記条件を満たさないと、磁束遮蔽部材52によって用紙Pの端部における昇温低減効果が発現される幅が、外側磁性体コア37Wの幅よりも小さくなるので、用紙Pの端部における昇温低減効果が十分に発現されない。従って、(1)式のように、磁束遮蔽部材52の幅が外側磁性体コア37Wの幅よりも大きくなるように設定する。
52W> 37W (1)
If the above condition is not satisfied, the width at which the temperature rise reduction effect at the edge of the paper P is expressed by the magnetic
磁束遮蔽部材52は、最大用紙幅W1を有する用紙が搬送される場合には、最大用紙幅W1の領域外に配置されており、最大用紙幅W1に対応した発熱領域を確保している。
When the sheet having the maximum sheet width W1 is conveyed, the magnetic
次に、図7Bを用いて、最小用紙幅W2に対応する発熱領域の調整方法について説明する。 Next, a method for adjusting the heat generation area corresponding to the minimum sheet width W2 will be described with reference to FIG. 7B.
図7Bにおいて、誘導加熱装置100の加熱領域を最小用紙幅であるW2に対応させるために、磁束遮蔽部材52を図7Aに示す位置から、図中矢印C方向に移動させる。なお、最小用紙幅とは、画像形成装置が搬送を許容している用紙の最小幅を表す。これによって、外側磁性体コア37で形成される発熱幅W1の両端部に磁束遮蔽部材52が挿入されることになり、定着ベルト1を通過する磁束幅が狭くなって、最小用紙幅であるW2に対応する発熱領域が形成される。
7B, the magnetic
図7Cは、定着装置において、用紙幅をA4に設定をした状態で、実際にA5Rの用紙が連続して搬送された場合の発熱領域を示す図である。 FIG. 7C is a diagram illustrating a heat generation area when A5R sheets are actually conveyed continuously with the sheet width set to A4 in the fixing device.
図7Cにおいて、定着ベルト1の端部温度を検知する端部サーミスタ510及び511が、定着ベルト1の裏側の端部に対応して配置されている。最大用紙幅W1のA4の用紙が設定された場合に、定着ベルト1は、幅方向の全面が発熱領域となり、定着ベルト1の幅方向の端部における昇温は端部サーミスタ510及び511で検知される。
In FIG. 7C,
このように、用紙幅が最大幅W1であるA4の用紙が設定された状態で、A5Rの用紙が通紙された場合は、サーミスタ510、511が配置された定着ベルト1の両端部は非通紙領域となって用紙に熱を奪われないので、異常な発熱領域となる。このような異常な発熱領域が発生したままの状態が続くと、定着ベルト1が変形する等の虞がある。例えば、定着ベルト1の温度は1秒ごとに20℃ずつ上昇し、300℃を超えたあたりで変形する。このため、用紙幅が設定幅と異なる場合は、異常な温度に達する前に発熱を中断させ、連続搬送も中断する等の対応が必要となる。
As described above, when an A4R sheet having a maximum sheet width W1 is set and an A5R sheet is passed, both ends of the fixing
定着ベルト1の定着温度は、通常180℃に調整されるので、定着ベルト1が変形するまでに、例えば120℃(300−180=120)の余裕があり、300℃に達するまでに6秒(120/20=6)のマージンがある。従って、異常を検知した後、6秒以内に異常を回避する処理を行うことが好ましい。この場合、画像形成装置が、例えば、75枚/分の能力である場合には、1枚当たりの像形成に800ms要することになるので、約7枚分のマージンがある。なお、図7Cにおいては、図8に示したA4の用紙設定でA5Rの用紙が通紙された場合の他、B5の用紙設定でB6Rの用紙が通紙された場合などを想定している。
Since the fixing temperature of the fixing
一方、A4Rの用紙設定で、A5Rの用紙が通紙された場合等、搬送方向の長さが異なる場合は、別途、用紙搬送方向の長さチェックを行い、設定長さに対して、長さが短い場合や長い場合には、レジストローラ部分で強制停止させている。これは、下流での搬送制御中にジャムの発生を回避するためである。用紙搬送方向の長さの検出は、例えば、シートセンサ322にて行う。
On the other hand, when the length in the transport direction is different, such as when the A5R paper is passed in the A4R paper setting, the length in the paper transport direction is separately checked, and the length is compared to the set length. If is short or long, it is forcibly stopped at the registration roller portion. This is to avoid the occurrence of a jam during the downstream conveyance control. For example, the
次に、本実施の形態に係る画像形成装置を用いた搬送用紙のサイズ検出処理について説明する。 Next, conveyance paper size detection processing using the image forming apparatus according to the present embodiment will be described.
図9は、搬送用紙のサイズ検知処理方法を示すフローチャートである。 FIG. 9 is a flowchart illustrating a conveyance paper size detection processing method.
画像形成装置の電源が投入され、画像形成処理のため搬送用紙のサイズ検知処理が開始されると、プリンタ制御部380(図2参照)は、給紙カセット等の全ての給紙段のカウンタC、カウンタD及びサイズミス判定フラグをクリアする(ステップS101)。なお、サイズミス判定フラグは、用紙サイズの設定ミスが生じていると判定されるとONとなるフラグである。次いで、プリンタ制御部380は、いずれかの給紙段の収納庫が開いているか否かを判別する(ステップS102)。このとき、手差しトレイ313は、該手差トレイ313上にある用紙が全て取り除かれた場合や、プリント動作によって全ての用紙が給紙されて用紙有無検知センサ(図示省略)が用紙なしと判断した場合は、収納庫が開いていると判定する。
When the power of the image forming apparatus is turned on and the conveyance sheet size detection process is started for the image formation process, the printer control unit 380 (see FIG. 2) displays counters C for all sheet feed stages such as a sheet feed cassette. The counter D and the size error determination flag are cleared (step S101). The size error determination flag is a flag that is turned ON when it is determined that a paper size setting error has occurred. Next, the
ステップS102の判別の結果、いずれかの給紙段において収納庫が開いている場合、プリンタ制御部380は、該当する給紙段のカウンタCをクリアし(ステップS103)、その後、プリントスタート状態になったか否かを判別する(ステップS104)。なお、各々の給紙段のカウンタは、図10のようになっており、給紙段ごとに独立の値を有している。一方、ステップS102の判別の結果、いずれの給紙段においても収納庫が開いていなかった場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS104へと進め、プリントスタート状態になったか否かを判別する。プリントスタート状態とは、CPU回路部350(図2参照)がプリンタ制御部380に対してジョブ開始のイベントを通知した状態をいう。このジョブ開始のイベントの通知によって、プリンタ制御部380は、プリントスタート状態と判別する。
As a result of the determination in step S102, if the storage is open in any of the paper feed stages, the
ステップS104の判別の結果、プリントスタート状態になっていない場合は、プリンタ制御部380は、処理をステップS102に戻す。一方、プリントスタート状態になっている場合、プリンタ制御部380は、給紙を開始するための給紙データが、画像信号制御部281から送られているか否かを判別し(ステップS105)、送られていない場合は、送られるまで待機する。ここで、給紙データとは、どの給紙段から用紙が給紙されるのかを示すデータであり、1ページ単位のデータとなっている。図10は、カセット1から、既に5ページが給紙されたことを示している。
If it is determined in step S104 that the print start state has not been reached, the
ステップS105の判別の結果、給紙データが、画像信号制御部281から送られている場合、プリンタ制御部380は、給紙データに基づいて該当する給紙段から給紙を行うように制御する(ステップS106)。次いで、プリンタ制御部380は、給紙された用紙が、レジ前にまで到達するのを待ち(ステップS107)、シートセンサ322にまで到達した後、給紙された用紙の給紙段の給紙カウンタCを1加算する(ステップS108)。
If the paper feed data is sent from the image
次いで、プリンタ制御部380は、処理をステップS109に進め、用紙の幅を検知して、用紙幅設定ミス(異常)があるか否か判別する(ステップS109)。
Next, the
用紙幅設定ミスは、用紙の幅検知センサを用いて行う。 A paper width setting error is performed using a paper width detection sensor.
図11は、用紙の幅を検知する検知センサの配置例を示す図である。 FIG. 11 is a diagram illustrating an arrangement example of detection sensors that detect the width of a sheet.
図11において、搬送ローラ321とレジストローラ314の間の搬送パス100mmの中に、幅検知センサ501〜504の4つの検知センサが、用紙の幅方向の中心に対して、左右に103mmの位置と、143.2mmの位置に複数配置されている。レジストローラ314と幅検知センサ501〜504の間隔は、例えば15mmである。なお、各幅検知センサは、センサ中心に対して±2.5mmの範囲で用紙を検知できる。シートセンサ322は、レジストローラ314に用紙の先端が突き当たるタイミングを判断する際に使用される。
In FIG. 11, four
幅検知センサ501〜504は、その組合せによって、レジストローラ314に用紙の先端が突き当たり、一定時間搬送ローラ321で搬送され、停止した後のタイミングで、用紙の幅を検知する。搬送ローラ321による用紙搬送が停止した時には用紙の先端部の斜行が補正されるので、用紙の幅を正しく検知することできる。
The
ところで、用紙の角折れが発生している場合は、用紙幅は正確に検知されない。図12は、A4用紙がレジストローラ314に用紙の先端を突き当てて停止している状態を示す図である。
By the way, when the paper is bent, the paper width is not accurately detected. FIG. 12 is a diagram illustrating a state where the A4 sheet is stopped by abutting the leading edge of the sheet against the
図12(a)において、用紙に角折れがあるがために用紙幅検知センサ504がONとならない。また、図12(b)では、A4用紙が大きく斜行しているので、角折れの場合と同様に通常ONであるべき、幅検知センサ501がONとなっていない。
In FIG. 12A, the sheet
用紙の大斜行の原因として、例えば、図13に示したように、用紙が大量にセットされた時の積載不良が挙げられる。図13は、用紙を大量にセットした給紙カセットを閉めた場合を説明するための図であり、図13(a)は、その側面図、図13(b)は、上方からみた図である。図13(a)において、用紙593は、用紙が大量にセットされた時の最上部の用紙であり、他の用紙に比べてずれているのが分かる。また、図13(b)において、用紙が大量にセットされているために、用紙を規制するためのサイド規制板590、591や、後端規制板592の高さを超えて最上部の用紙593がずれている。ここで、奥側に配置され、定着装置に搬入される際の用紙左端を規制するサイド規制板が590、手前側に配置され、定着装置に搬入される際の用紙右端を規制するサイド規制板が591である。このような用紙の大斜行は、例えば給紙カセットに大量の用紙をセットした状態で給紙カセットを勢いよく閉めた場合に発生し易い。
As a cause of the large skew of the paper, for example, as shown in FIG. 13, there is a stacking failure when a large amount of paper is set. FIGS. 13A and 13B are diagrams for explaining a case where a paper feeding cassette in which a large amount of paper is set is closed, FIG. 13A is a side view thereof, and FIG. 13B is a view seen from above. . In FIG. 13A, the
次に、用紙の幅検知における判断基準について説明する。 Next, criteria for determining the width of the paper will be described.
図14は、設定される用紙幅と検知される用紙幅が一致しているか否かを判断するための定義を示す図であり、このデータZ101はROM351に格納されている。
FIG. 14 is a diagram showing a definition for determining whether or not the set paper width matches the detected paper width, and this data Z101 is stored in the
用紙の幅検知においては、幅検知センサ501、502、503、504が選択的に使用される。幅検知センサがONの場合に用紙ありと判断し、OFFの場合に用紙なしと判断する。図において、「−」はサイズ設定ミスの判断には使用されないセンサであることを表している。例えば、A4用紙を設定の場合(=用紙幅は、297mm)には、幅検知センサ501、502、503、504の何れかがONでない場合には、設定用紙に対して、実際に通紙された用紙が小さいと判断する。すなわち、図14中、設定された用紙が設定どおりに搬送された場合にはあり得ない検知結果が得られた場合に異常と検知する。
In the paper width detection, the
図14において、※1の場合では、幅が202mm〜212mmの用紙は、必ず幅検知センサ502か503がONするはずなので、4つのセンサがOFFの場合は、実際の用紙が小さいと判断し、異常と認定する。なお、幅検知センサ502,503の間隔は206mmあり、幅検知センサの検知範囲がセンサ中心から±2.5mmであるので、幅202mmの用紙の幅方向の中心と搬送路の幅方向の中心とが合致した場合には、センサ502と503がONになる。
In FIG. 14, in the case of * 1, the paper having a width of 202 mm to 212 mm is sure to have the
また、※2及び※3の場合は、幅方向の中心に対する用紙幅の中心が多少ばらついたとしても、必ず、センサ502と503がONするはずなので、それ以外の場合は、用紙が小さいと判断する。また、※4の場合では、必ず3つのセンサがONするはずなので、2つのセンサがOFFであれば異常と判断する。また、※5の場合では、上述のように、必ず4つのセンサがONするはずなので、それ以外の場合は、異常と判断する。
In the case of * 2 and * 3, even if the center of the paper width with respect to the center in the width direction varies somewhat, the
ところで、本実施の形態では、用紙の搬送方向の長さが同じで、用紙幅が違う場合をミスセット用紙として検出することを前提としている。これは、用紙の搬送方向の長さは別途検知し、搬送方向の長さが設定長さと異なる場合は、ミスセットとするという判断を行っているからである。用紙の搬送方向の長さが同じ場合で、用紙幅が違う場合としては、A4設定でありながら、A5Rが通紙された場合、B5設定でありながら、B6Rを通紙された場合が該当する。この場合を考慮すると、用紙幅が短い場合のセンサ設定は、257mm以上を検知できればよいことになる。一方、A4RとLTRR(用紙幅は215.9mm)のケースように間違われやすいケースでありながら搬送方向の長さでのミスセット検知がメカ交差の関係で検知されなかった場合を想定し、212mmで切り分けが可能になるようにセンサが配置されている。A4Rの用紙幅は210mm、LTRRの用紙幅は215.9mmである。 By the way, in the present embodiment, it is premised that a case where the length in the conveyance direction of the paper is the same and the paper width is different is detected as a misset paper. This is because the length in the transport direction of the paper is separately detected, and if the length in the transport direction is different from the set length, it is determined that the sheet is misset. Cases where the lengths in the transport direction of the paper are the same and the paper widths are different include the case where A5R is passed while A4 is set, and the case where B6R is passed while B5 is set. . Considering this case, the sensor setting when the paper width is short only needs to detect 257 mm or more. On the other hand, assuming that the misset detection in the length in the transport direction is not detected due to the mechanical crossing although it is a case that is easy to be mistaken like the case of A4R and LTRR (paper width is 215.9 mm), 212 mm The sensor is arranged so that it can be separated by. The paper width of A4R is 210 mm, and the paper width of LTRR is 215.9 mm.
また、設定された用紙の幅に対して給紙された用紙の幅(検出される用紙の幅)が広い場合は、サイズ設定ミスとは見なされず、上述したカウンタDは更新されない。この理由は、実際に搬送される用紙の幅が定着装置の加熱領域の幅よりも広くても、サイズ違いによる定着装置の異常昇温は発生せず、定着装置の損傷には影響ないからである。 In addition, when the width of the fed paper (detected paper width) is larger than the set paper width, it is not regarded as a size setting error, and the above-described counter D is not updated. This is because even if the width of the actually transported paper is wider than the width of the heating area of the fixing device, the fixing device will not be heated abnormally due to the difference in size, and the fixing device will not be damaged. is there.
ここで、用紙の幅検知の前提となる用紙幅の設定操作について説明する。 Here, a paper width setting operation, which is a precondition for paper width detection, will be described.
図15は、図1の画像形成装置700における操作部600を示す図である。
FIG. 15 is a diagram showing the
図15(a)において、操作部600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612及び614が配置されている。また、操作部600には、ユーザ設定モードキー613、クリアキー615、リセットキー616などが配置されている。また、操作部600の上部には、タッチパネルが形成された表示部620が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
15A, the
操作部600に、図15(a)のような画面表示がされている場合において、ユーザ設定モードキー613を押して表示されるメニューの中から給紙カセットに収容した用紙サイズ設定を選択する。用紙サイズ設定を選択すると、表示部620に、図16に示したような用紙サイズ設定画面が表示されるので、この画面を用いて用紙サイズを設定する。すなわち、図16の用紙サイズの設定画面に、用紙の幅Yと搬送方向の長さXを、それぞれ1mm単位で入力することによって用紙サイズを設定する。なお、プリント動作が実行されている場合は、表示部620に図15(b)に示したよう、プリント枚数などの表示を、ポップアップ表示する画面が表される。
When the screen as shown in FIG. 15A is displayed on the
図9に戻り、ステップS109の判別の結果、異常(用紙幅設定ミス)なしと判断した場合は、プリンタ制御部380は、給紙された用紙の給紙段のカウンタDをクリアする(ステップS110)。
Returning to FIG. 9, when it is determined that there is no abnormality (paper width setting error) as a result of the determination in step S109, the
ここで、用紙幅設定ミスとは、設定した用紙サイズにおける用紙幅と搬送される用紙の幅が異なる場合をいう。但し、本実施の形態においては、用紙サイズ設定直後の給紙段からの1枚目を給紙する場合は、サイズ設定間違いの可能性が高いため、図17(a)に示したように、サイズ設定直後のサイズ違いは、1回目の異常検知で異常を報知し、画像形成を停止する。サイズ設定直後の給紙とは、電源投入直後又は開いた給紙段を閉じた場合の給紙をいう。一方、2枚目の給紙以降に用紙幅設定ミスが発生した場合には、用紙の角折れ又は斜行の可能性が高いため、誤検知を回避すべく、1回検知されただけでは異常とは報知せず、連続して所定枚数異なると検知された場合に異常を報知し、画像形成を停止する。所定回数は、例えば3回である。従って、例えば、図17(b)に示したように、図10の給紙カセット1のカウントデータにおいて、例えば4ページ目と5ページ目の用紙の端部が角折れをしていることによる用紙幅設定ミスが発生した場合でも、異常と判断されない。この場合は、4ページ目と5ページ目の用紙以外の6ページ目の用紙が正常な状態で搬送されることから、4ページ目と5ページ目の異常は、誤検知の虞があるからである。これによって、本当の用紙幅設定ミスを検知する際の精度を高めることができる。
Here, the paper width setting error means that the paper width in the set paper size is different from the width of the conveyed paper. However, in the present embodiment, when the first sheet is fed from the sheet feeding stage immediately after the sheet size is set, there is a high possibility of a size setting error, so as shown in FIG. For the size difference immediately after the size setting, the abnormality is notified at the first abnormality detection, and the image formation is stopped. The sheet feeding immediately after the size setting is a sheet feeding immediately after the power is turned on or when an opened sheet feeding stage is closed. On the other hand, if a paper width setting error occurs after the second sheet is fed, there is a high possibility that the paper will be bent or skewed. Is not notified, an abnormality is notified when it is detected that a predetermined number of images are continuously different, and image formation is stopped. The predetermined number of times is, for example, three times. Accordingly, for example, as shown in FIG. 17B, in the count data of the
図9のステップS109及び110において、用紙幅設定ミスがなく、給紙された用紙の給紙段のカウンタDをクリアした後、プリンタ制御部380は、処理をステップS111に進める。すなわち、プリンタ制御部380は、レジストローラ314に用紙先端が突き当てられた状態で一旦停止している用紙の再搬送が行われるのを待つ(ステップS111)。そして、再搬送が行われた後、後述する用紙搬送方向の長さミス検知を行う(ステップS121)。
In step S109 and step 110 in FIG. 9, after the paper width setting error is not detected and the paper feed stage counter D of the fed paper is cleared, the
次いで、プリンタ制御部380は、画像信号制御部281からジョブが終了した通知を受けたか否かを判別する(ステップS112)。そして、ステップS112の判別の結果、画像信号制御部281からジョブが終了した通知を受けていない場合は、処理をステップS105に戻す。一方、ステップS112の判別の結果、画像信号制御部281からジョブが終了したという通知を受けた場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS113に進める。すなわち、プリンタ制御部380は、搬送中の全ての用紙が、機内から排紙トレイ701へと排出されるのを待ち、全ての用紙が排紙トレイ701へと排出された後、サイズミス判定フラグがONになっているか否かを判別する(ステップS114)。ステップS114の判別の結果、サイズミス判定フラグがONになっていない場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS102へと戻す。一方、ステップS114の判別の結果、サイズミス判定フラグがONになっている場合、プリンタ制御部380は、操作表示部制御部680の表示部620に図18のように用紙幅設定ミスの旨を伝える画面を表示させる(ステップS115)。
Next, the
図18の例では、設定サイズとは異なった用紙サイズが入っていたカセット311の用紙サイズを確認するメッセージを表示している。図18の画面中で、用紙設定キーが押下されると、図16のように切り替わり、用紙のサイズ設定を行うことが可能となる。図16の画面で、OKキーが押下されることで、図18の画面に戻る。また、図18の画面中で、中止キーが押下されると、一時中断しているジョブが中止され、表示部620は図15の(a)の通常画面に戻る。また、図18の画面中で、再開キーが押下されると、一時中断しているジョブが、まだ画像形成されていないページから再開される。ジョブの再開は、ステップS104の処理で説明したとおり、CPU回路部350がプリンタ制御部380へとジョブ開始のイベントを通知させることで行われる。その後、表示部620は図15の(b)のプリント中の表示画面に戻る。
In the example of FIG. 18, a message for confirming the paper size of the
ステップS115において、操作部における設定ミス表示を行った後、プリンタ制御部380は、設定ミス(異常)ありと判断した用紙のカウンタDをクリアし、サイズミス判定フラグをクリアし(ステップS116)、処理をステップS101に戻す。
In step S115, after the setting error is displayed on the operation unit, the
一方、ステップS109の判別の結果、用紙幅の設定ミスがあった場合、プリンタ制御部380は、給紙された用紙の収納庫カウンタCが1であるかどうかを判別する(ステップS117)。ステップS117の判別の結果、給紙された用紙の収納庫カウンタCが1でない場合、プリンタ制御部380は、給紙された用紙の収納庫カウンタDに1を加算する(ステップS118)。次いで、プリンタ制御部380は、給紙された用紙の収納庫カウンタDが3であるか否かを判別する(ステップS119)。ステップS119の判別の結果、給紙された用紙の収納庫カウンタDが3ではない場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS111へと進める。一方、ステップS119の判別の結果、給紙された用紙の収納庫カウンタDが3である場合、プリンタ制御部380は後述するジョブ中断処理を実行し(ステップS120)、その後、処理をステップS112へと進める。
On the other hand, as a result of the determination in step S109, if there is a mistake in setting the paper width, the
また、ステップS117の判別の結果、給紙された用紙の収納庫カウンタCが1であって、当該用紙が、給紙段におけるサイズ設定後に最初に給紙される用紙である場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS120に進める。ステップS117の判別において、給紙された用紙カセットにおける収納庫カウンタCが1であると判断する場合としては、例えば、図17(a)に示した場合が挙げられる。図17(a)では、サイズ設定後に最初に給紙される用紙が、定着装置の発熱領域に対して幅が短い用紙を搬送した場合を示している。電源ON時や、収納庫の開閉があった後に最初に給紙される用紙のサイズが設定サイズと違う場合、用紙サイズの設定間違いの可能性が高いため、処理をステップS120のジョブ中断処理へと進める。
As a result of the determination in step S117, if the storage counter C of the fed paper is 1, and the paper is the paper that is fed first after the size setting in the paper feed stage, the printer control unit In
次に、図9のステップS120のジョブ中断処理について、図19を用いて説明する。 Next, the job interruption process in step S120 in FIG. 9 will be described with reference to FIG.
図19は、ジョブ中断処理のフローチャートである。 FIG. 19 is a flowchart of job interruption processing.
図19において、ジョブ中断処理が開始されると、プリンタ制御部380は、サイズ設定ミス判定フラグをONに設定する(ステップS201)。次いで、プリンタ制御部380は、次の給紙データがあるかどうかを判別する(ステップS202)。ステップS202の判別において、次の給紙データがある場合、プリンタ制御部380は、ジョブを一時中断する(ステップS203)。その後、プリンタ制御部380はレジストローラ314に到達している用紙が再搬送されるのを待ち (ステップS204)、レジストローラ314に到達している用紙が再搬送された場合には、処理を抜ける(RETURN)。一方、ステップS202の判別の結果、次の給紙データがない場合、プリンタ制御部380は、処理をステップS204へと進め、その後、処理を抜ける(RETURN)。
In FIG. 19, when the job interruption process is started, the
次に、図9のステップS121の用紙の搬送方向長さミス検知について、図20を用いて説明する。図20は、用紙の搬送方向長さミス検知処理のフローチャートである。 Next, the sheet conveyance direction length error detection in step S121 in FIG. 9 will be described with reference to FIG. FIG. 20 is a flowchart of a sheet conveyance direction length error detection process.
プリンタ制御部380は、先ず、シートセンサ322が用紙の後端を検知した(ON→OFF)か否かを判別し、OFFしていなければOFFを検知するまで待機する(ステップS301)。シートセンサ322がOFFを検知した場合は、用紙の後端が検出されたことになる。用紙の後端が検出された後、プリンタ制御部380は、処理をステップS302へと進める。ステップS302では、用紙の搬送方向の長さを決定する。用紙搬送方向の長さの決定は、以下の計算で行われる。
First, the
すなわち、レジストローラ314からシートセンサ322までの距離に、レジストローラ314を駆動するレジストモータ(不図示)を再駆動してからシートセンサ322がシートの後端を検知するまでのクロック数に相当する長さを加算する。これにより用紙の搬送方向長さを求める。次いで、プリンタ制御部380は、用紙の搬送方向の長さと、図18で設定された用紙搬送方向の長さとの差が、例えば15mm以上であるか否かを判別する(ステップS303)。そして、長さの差が15mm以上である場合には、設定ミスと判断し、ジョブを中断させ(ステップS304)、その後、処理を抜ける。また、ステップS303の判別の結果、用紙の搬送方向の長さと、図18で設定された用紙搬送方向の長さとの差が、15mm未満の場合には、そのまま処理を抜ける。
That is, the distance from the
図9、図19及び図20の処理によれば、用紙の角折れ又は斜行に基づく誤検知を防止して用紙サイズを検出し、用紙設定サイズに対して、用紙幅が短い場合には、操作部上に用紙の設定ミスをガイダンスすることで、定着の端部昇温を防止することが可能となる。また、給紙カセットに用紙を過積載したことにより複数用紙が大きく斜行する場合に、斜行しつづけたまま、作像を行われるというミスプリントを防止するということもできる。 According to the processing of FIG. 9, FIG. 19, and FIG. 20, the paper size is detected by preventing erroneous detection based on corner bending or skew of the paper, and when the paper width is shorter than the paper setting size, It is possible to prevent an increase in temperature at the end of fixing by guiding a sheet setting error on the operation unit. Further, when a plurality of sheets are largely skewed due to overloading of sheets in the sheet feeding cassette, it is possible to prevent misprinting in which image formation is performed while keeping skewing.
1 定着ベルト
2 加圧ローラ
37 外側磁性体コア
38 励磁コイル
52 磁束遮蔽部材
100 誘導加熱装置
190 定着装置
300 プリンタ部
380 プリンタ制御部
501〜504 幅検知センサ
600 操作部
700 画像形成装置
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記収納手段に収納される用紙のサイズを設定するサイズ設定手段と、
前記収納手段に収納された用紙を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送された用紙に画像形成を行う画像形成手段と、
前記搬送手段により搬送される用紙の前記搬送手段による用紙の搬送方向に直交する幅方向におけるサイズを検知する検知手段と、
前記サイズ設定手段によって用紙のサイズを設定した後に最初に搬送され、前記検知手段により検知された用紙のサイズが前記幅方向における前記設定された用紙のサイズと異なる場合に前記画像形成手段による画像形成を中断する一方、前記検知手段により検知された前記最初に搬送された用紙のサイズが前記設定された用紙のサイズと一致した場合でも前記最初に搬送される用紙に引き続き搬送される後続の用紙に対して前記検知手段によるサイズ検知を続行し、前記最初に搬送される用紙以外で前記検知手段により検知された用紙のサイズが前記幅方向における前記設定されたサイズと異なることが最初に検知された場合は前記画像形成手段による画像形成を続行し、前記最初に搬送される用紙以外の用紙に対して、前記検知手段により検知されたサイズが所定枚数連続して前記設定されたサイズと異なる場合に前記画像形成手段による画像形成を中断するよう、前記搬送手段及び前記画像形成手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 Storage means for storing paper to be fed;
Size setting means for setting the size of the paper stored in the storage means;
Conveying means for conveying the paper stored in the storage means;
Image forming means for forming an image on the paper conveyed by the conveying means;
Detecting means for detecting the size of the paper conveyed by the conveying means in the width direction orthogonal to the conveying direction of the paper by the conveying means;
Image formation by the image forming unit when the size of the sheet is first transported after being set by the size setting unit and detected by the detecting unit is different from the set size of the sheet in the width direction. In the case where the size of the first transported paper detected by the detecting means coincides with the set paper size, the subsequent paper transported following the first transported paper is also detected. On the other hand, the size detection by the detection means is continued, and it is first detected that the size of the paper detected by the detection means other than the first transported paper is different from the set size in the width direction. If continues image formation by said image forming means, the sheet other than the sheet said is first conveyed to the detection means As the sensed size interrupting the image formation by said image forming means is different from the size which is the set continuously for a predetermined number of sheets, and control means for controlling said conveying means and said image forming means,
An image forming apparatus comprising:
前記定着手段は、前記サイズ設定手段で設定された前記幅方向における用紙のサイズに応じて発熱領域を決定し、
前記制御手段は、前記検知手段により検知された用紙のサイズが前記サイズ設定手段で設定された前記幅方向における用紙のサイズよりも小さくて前記発熱領域のうち用紙が通過しない非通紙部が形成される場合に、前記画像形成手段による画像形成を中断することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 A fixing unit that heats and fixes the toner image formed on the sheet conveyed by the conveying unit to the sheet;
The fixing unit determines a heat generation area according to the size of the paper in the width direction set by the size setting unit;
The control means forms a non-sheet passing portion through which the paper does not pass in the heat generating area because the paper size detected by the detection means is smaller than the paper size in the width direction set by the size setting means. If it is, according to claim 1 Symbol placing the image forming apparatus, characterized in that interrupting the image formation by said image forming means.
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