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JP6116442B2 - 換気システム、及び、換気システムの制御方法 - Google Patents

換気システム、及び、換気システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、換気システムと、換気システムの制御方法と、に関する。
従来の換気システムとして、建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、換気設備機器の運転を制御する制御装置と、を備えるものがある。そのような換気システムでは、建物内の少なくとも一部が使用されているか否かに拘わらず、換気設備機器が換気動作を行う(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−39578号公報(段落[0006]〜段落[0015]、図1〜図3)
従来の換気システムでは、建物内の少なくとも一部が使用されているか否かに拘わらず、換気設備機器が換気動作を行うため、例えば、夏場等に、使用者等が、建物内の少なくとも一部の使用を開始すると同時に空調設備機器の空調動作を開始させる場合等において、使用者等が建物内の少なくとも一部に篭もった熱によって不快感を覚えることが抑制される。
しかし、例えば、夏場の日中、猛暑日等において、建物内の少なくとも一部の換気が不充分となる場合が生じ、そのような場合には、空調設備機器の空調動作に、建物内の少なくとも一部に篭もった熱の分だけ余分な負荷がかかることとなる。
また、建物内の少なくとも一部の換気が不充分とならないように、換気設備機器の換気量(例えば、換気扇の風量等)を一律に増やしても、換気設備機器の換気が充分又は不要である時まで換気設備機器の換気量が増やされてしまい、換気設備機器の換気動作に、余分な負荷がかかることとなる。
つまり、従来の換気システムでは、省エネ性能が充分でないという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、省エネ性能が向上された換気システムを得ることを目的とする。また、省エネ性能が向上された換気システムの制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係る換気システムは、建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有し、前記制御装置は、前記第3時刻から予め設定された第3基準時間だけ前の第4時刻に前記換気設備機器の、前記建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否を判別し、有効であると判別される場合に、前記換気設備機器を該定常状態から該非定常状態に切り換えるものである。
本発明に係る換気システムは、制御装置が、換気設備機器の、建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に、換気設備機器を定常状態から非定常状態に切り換えるものであるため、空調設備機器の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
本発明の実施の形態1に係る換気システムの、構成を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る換気システムの、システムブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る換気システムの、システムブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る換気システムの、システムブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態5に係る換気システムの、システムブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る換気システムの、遠隔操作機器における住宅の間取りと設備機器の配置との設定画面を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る換気システムの、作用を説明する図である。
以下、本発明に係る換気システムについて、図面を用いて説明する。
なお、以下では、本発明に係る換気システムが、戸建て住宅に適用される場合を説明するが、ビル、集合住宅等の他の建物の一部又は全てに適用されてもよい。
また、以下で説明する構成、動作等は、一例であり、本発明に係る換気システムは、そのような構成、動作等に限定されない。
また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。
また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。
また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態1.
実施の形態1に係る換気システムについて説明する。
<換気システムの構成>
以下に、実施の形態1に係る換気システムの構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る換気システムの、構成を説明する図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る換気システムの、システムブロック図である。なお、図1では、排気用換気扇31の気流を黒矢印で示し、吸気用換気扇41の気流を白矢印で示している。また、図1及び図2では、有線の通信線を実線で示し、無線の通信線を点線で示している。
図1及び図2に示されるように、換気システム1は、例えば、複数の部屋を有する高気密な住宅2に適用され、空調設備機器11と、換気設備機器21と、それらの運転を制御する制御装置51と、を備える。
空調設備機器11は、例えば、住宅2のリビング、各個室等に設けられ、住宅2の宅外に設けられた室外空調設備機器12に冷媒配管で接続される。空調設備機器11は、各部屋を空調して温度環境、湿度環境等を変化させる。空調設備機器11には、部屋内の空気の温度を検出する室内温度センサー13が設けられる。室外空調設備機器12には、部屋外の空気の温度を検出する室外温度センサー14が設けられる。空調設備機器11及び室外空調設備機器12は、制御装置51によって、室内温度センサー13の検出温度が設定温度になるように運転される。室内温度センサー13は、本発明の「第1温度センサー」に相当する。室外温度センサー14は、本発明の「第2温度センサー」に相当する。
換気設備機器21は、制御装置51によって、定常状態と、定常状態と比較して住宅2の宅内の換気量を一時的に増加させる非定常状態と、が切り換えられる。換気設備機器21は、宅内から宅外に空気を排出する排気用換気扇31と、宅外から宅内に空気を吸入する吸気用換気扇41と、で構成される。排気用換気扇31及び吸気用換気扇41のそれぞれが、宅外から宅内に空気を吸入することと、宅内から宅外に空気を排出することと、を切り換えるものであってもよい。なお、換気設備機器21は、直接空気を排出又は吸入してもよく、また、ダクト等を介して空気を排出又は吸入してもよい。換気設備機器21に部屋内の空気の温度を検出する室内温度センサーが設けられてもよく、そのような場合には、その室内温度センサーは、本発明の「第1温度センサー」に相当する。換気設備機器21に部屋外の空気の温度を検出する室外温度センサーが設けられてもよく、そのような場合には、その室外温度センサーは、本発明の「第2温度センサー」に相当する。排気用換気扇31及び吸気用換気扇41のそれぞれは、本発明の「換気装置」に相当する。
排気用換気扇31は、例えば、住宅2のキッチン、洗面、浴室、トイレ、各個室等に設けられる。排気用換気扇31は、少なくとも、住宅2のキッチン、洗面、浴室、トイレ等のような、集中的な換気が必要となる部屋に設けられる。例えば、1つの排気用換気扇31に、排出される空気の風量を検出する排気風量センサー32が設けられるとよい。そのような場合には、制御装置51によって、排気風量センサー32の検出風量が設定風量になるように、その1つの排気用換気扇31及び他の排気用換気扇31に印加する電圧が調整されるとよい。
排気用換気扇31の少なくとも一部は、制御装置51によって常時運転される。つまり、排気用換気扇31の少なくとも一部は、換気設備機器21が定常状態である場合でも、換気設備機器21が非定常状態である場合でも、常時運転される。なお、排気用換気扇31の少なくとも一部は、設定風量を変化させながら常時運転されてもよく、また、稼働と停止が繰り返されるように常時運転されてもよい。また、排気用換気扇31の少なくとも一部は、換気設備機器21が定常状態である場合に停止し、換気設備機器21が非定常状態である場合に稼働するように制御されてもよい。
吸気用換気扇41は、例えば、住宅2のリビング、一部の個室等に設けられる。吸気用換気扇41は、例えば、集中的な換気が必要となる部屋と最も距離が離れた部屋に設けられる。吸気用換気扇41は、住宅2の宅内の換気量を一時的に増加させる場合に、排気用換気扇31と共に稼働される。つまり、吸気用換気扇41は、換気設備機器21が非定常状態である場合に稼働される。
制御装置51は、空調設備機器11それぞれに設けられ、空調設備機器11それぞれの運転を司る空調設備機器制御部52と、天井裏等に設けられ、排気用換気扇31及び吸気用換気扇41の運転を一括して司る換気設備機器制御部53と、空調設備機器制御部52及び換気設備機器制御部53等の設備機器全般の運転を管理する宅内設備機器集中管理部54と、を有する。制御装置51は、例えば、マイクロプロセッサユニット等で構成されてもよく、また、ファームウェア等の更新可能なもので構成されてもよく、また、CPU等からの指令によって実行されるプログラムモジュール等であってもよい。
空調設備機器制御部52は、使用者等が設定する空調動作の設定温度が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91、リモコン等を介して入力される設定温度入力部61と、空調設備機器11の空調動作を制御する空調動作制御部62と、宅内設備機器集中管理部54と通信する通信部63と、を有する。通信部63は、室内温度センサー13の検出温度と室外温度センサー14の検出温度と設定温度入力部61に入力された設定温度とを宅内設備機器集中管理部54に送信する。通信部63は、例えば、宅内設備機器集中管理部54と無線で通信する。
換気設備機器制御部53は、使用者等が設定する定常状態及び非定常状態での設定風量が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91、リモコン等を介して入力される設定風量入力部71と、排気用換気扇31及び吸気用換気扇41の換気動作を制御する換気動作制御部72と、換気動作制御部72の指令を排気用換気扇31及び吸気用換気扇41のそれぞれに送信する通信部73と、宅内設備機器集中管理部54と通信する通信部74と、を有する。通信部73は、排気用換気扇31及び吸気用換気扇41と有線で通信してもよく、また、無線で通信してもよい。通信部74は、例えば、宅内設備機器集中管理部54と無線で通信する。例えば、排気用換気扇31と吸気用換気扇41とが、別系統の電源から電力が供給され、吸気用換気扇41が、換気設備機器制御部53に設けられた電圧印加開閉を行える無電圧接点に接続されるとよい。
宅内設備機器集中管理部54は、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行う有効性判別部81と、有効性判別部81の判別結果に応じて空調動作の開始指令等を空調設備機器制御部52に送信し、有効性判別部81の判別結果に応じて換気動作の開始指令、停止指令等を換気設備機器制御部53に送信する通信部82と、携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91と通信する通信部83と、を有する。通信部83は、例えば、携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91と公共無線ラインを介して通信する。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態1に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、使用者等が、住宅2の宅外から携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して、換気設備機器21の換気動作の開始指令を制御装置51に送信すると、以下に説明する有効判別処理を行う。
図3は、本発明の実施の形態1に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図3に示されるように、有効性判別部81は、S101において、室内温度センサー13の検出温度Tinと、設定温度入力部61に入力された設定温度Taと、を比較し、Tin>Taである場合には、S102に進む。Tin>Taでない場合には、S103に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が暖房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。
有効性判別部81は、S102において、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Tout)>Tsである場合には、S104に進んで、換気設備機器21が非定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信し、S102に戻る。(Tin−Tout)>Tsでない場合には、S105に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。基準温度Tsは、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。室内温度センサー13の検出温度Tinと、室外温度センサー14の検出温度Toutと、を比較し、Tin>Toutである場合に、S104に進んでもよい。基準温度Tsは、本発明の「第2基準温度」に相当する。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態1に係る換気システムの作用について説明する。
換気システム1では、換気設備機器21の換気動作を開始する際に、有効性判別部81で、非定常状態が有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に換気設備機器21を非定常状態にするため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。特に、近年需要が増えつつある、スマートハウス、HEMS、BEMS等に組み込まれると好適である。
また、換気システム1では、換気設備機器21を非定常状態にした後においても、有効性判別部81で、非定常状態が有効であるか否かの判別を繰り返し、有効でないと判別される場合に換気設備機器21を定常状態にするため、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制されて、省エネ性能が向上される。
また、換気システム1では、室内温度センサー13の検出温度Tinに基づいて、非定常状態が有効であるか否かを判別することができるため、換気システム1を複雑化することがない。特に、室内温度センサー13が、空調設備機器11、換気設備機器21等に既設の温度センサーである場合には、部品費、施工費等が削減される。
また、換気システム1では、室内温度センサー13の検出温度Tinと、設定温度入力部61に入力された設定温度Taと、を比較し、Tin>Taでない場合には、換気設備機器21が非定常状態とされない。そのため、例えば、冬場等において、換気動作によって住宅2の宅内に宅外の冷気が吸入されて、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
また、換気システム1では、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)が小さい場合には、換気設備機器21が非定常状態とされない。そのため、住宅2の宅内の放熱が促進されないにも拘らず換気設備機器21が非定常状態となって、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制されて、省エネ性能が向上される。
実施の形態2.
実施の形態2に係る換気システムについて説明する。
なお、以下では、実施の形態1と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態2に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、空調設備機器11の空調動作が行われていない状態において、以下に説明する有効判別処理を繰り返す。
図4は、本発明の実施の形態2に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図4に示されるように、有効性判別部81は、S201において、使用者等からの空調設備機器11の空調動作の開始指令の有無を判定する。開始指令が無い場合には、S202に進む。開始指令が有る場合には、S207に進む。
有効性判別部81は、室内温度センサー13の検出温度Tinと、設定温度入力部61に入力された設定温度Taと、を比較し、Tin>Taである場合には、S203に進む。Tin>Taでない場合には、S204に進んで、換気設備機器21が定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信して、S201に戻る。室内温度センサー13の検出温度Tinと設定温度入力部61に入力された設定温度Taとの差(Tin−Ta)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Ta)>Tsである場合に、S203に進んでもよい。その基準温度Tsは、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。その基準温度Tsは、本発明の「第1基準温度」に相当する。
有効性判別部81は、S203において、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Tout)>Tsである場合には、S206に進んで、換気設備機器21が非定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信し、S201に戻る。(Tin−Tout)>Tsでない場合には、S205に進んで、使用者等からの空調設備機器11の空調動作の開始指令の有無を判定する。開始指令が無い場合には、S202に戻り、開始指令が有る場合には、S207に進む。
有効性判別部81は、S207において、空調設備機器11の空調動作の開始指令が、冷房運転の開始指令であるのか、それとも、暖房運転の開始指令であるのかを判定する。冷房運転の開始指令である場合には、S208に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を開始するように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。暖房運転の開始指令である場合には、S209に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が暖房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態2に係る換気システムの作用について説明する。
換気システム1では、空調設備機器11の空調動作が行われていない際に、有効性判別部81で、非定常状態が有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に換気設備機器21を非定常状態にするため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
実施の形態3.
実施の形態3に係る換気システムについて説明する。
なお、以下では、実施の形態1及び実施の形態2と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<換気システムの構成>
以下に、実施の形態3に係る換気システムの構成について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る換気システムの、システムブロック図である。
図5に示されるように、宅内設備機器集中管理部54は、使用者等が設定する空調設備機器11の空調動作の開始時刻が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される空調動作開始時刻入力部84を有する。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態3に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、使用者等が、住宅2の宅外から携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して、空調設備機器11の空調動作の開始時刻を制御装置51に送信すると、以下に説明する有効判別処理を行う。
図6は、本発明の実施の形態3に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図6に示されるように、有効性判別部81は、S301において、空調設備機器11の空調動作の開始指令が、冷房運転の開始指令であるのか、それとも、暖房運転の開始指令であるのかを判定する。冷房運転の開始指令である場合には、S302に進む。暖房運転の開始指令である場合には、S303に進み、空調動作開始時刻入力部84に入力された時刻である空調動作開始時刻TMacになると、S304に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が暖房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。空調動作開始時刻TMacは、本発明の「第1時刻」に相当する。
有効性判別部81は、S302において、空調動作開始時刻TMacから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになると、S305に進む。換気動作切換時刻TMvenになっていない場合には、S306に進んで、換気設備機器21が定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信する。換気動作切換時刻TMvenは、本発明の「第2時刻」に相当する。基準時間TMsは、本発明の「第1基準時間」に相当する。
基準時間TMsは、例えば、1時間に設定される。基準時間TMsは、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。
基準時間TMsは、住宅2の宅内の容積、換気設備機器21が非定常状態である際の換気量、住宅2の躯体の材質、及び断熱性能(Q値)の少なくともいずれか1つに基づいて、制御装置51によって算出され、自動で設定されるとよい。例えば、基準時間TMs[h]は、住宅2の宅内の容積をC[m]、換気設備機器21が非定常状態である際の換気量をV[m/h]、空気の入れ換え回数Kを用いて、以下の式1で算出される。空気の入れ換え回数Kは、住宅2の躯体の材質及び断熱性能(Q値)から決定される係数である。
Figure 0006116442
基準時間TMsが、式1のように算出されることで、住宅2が、躯体の熱容量が大きく、断熱性能(Q値)が低いものである場合においても、換気量の不足を抑制することができる。また、換気設備機器21が非定常状態となる時間又は回数をできる限り少なくすることができ、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
有効性判別部81は、S305において、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Tout)>Tsである場合には、S307に進んで、換気設備機器21が非定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信し、S309に進む。(Tin−Tout)>Tsでない場合には、S308に進んで、換気設備機器21が定常状態になるように、換気設備機器制御部53に指令を送信し、S309に進む。
有効性判別部81は、S309において、空調動作開始時刻TMacになっているかを判定し、空調動作開始時刻TMacになっている場合には、S310に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。空調動作開始時刻TMacになっていない場合には、S305に戻る。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態3に係る換気システムの作用について説明する。
換気システム1では、空調動作開始時刻TMacから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになると、非定常状態が有効であるか否かの判別を開始するため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
なお、宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行うことなく、換気設備機器21を非定常状態に切り換えてもよい。宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行う場合には、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
実施の形態4.
実施の形態4に係る換気システムについて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態3と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<換気システムの構成>
以下に、実施の形態4に係る換気システムの構成について説明する。
図7は、本発明の実施の形態4に係る換気システムの、システムブロック図である。
図7に示されるように、宅内設備機器集中管理部54は、使用者等が設定する帰宅時刻が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される帰宅時刻入力部85を有する。使用者等は、帰宅時刻を、遠隔操作機器91の画面に表示させたカレンダー上で設定してもよく、また、帰宅するまでに要する時間を入力することで設定してもよい。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態4に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、使用者等が、住宅2の宅外から携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して、帰宅時刻と空調設備機器11の冷房運転の帰宅前開始指令とを制御装置51に送信すると、以下に説明する有効判別処理を行う。
図8は、本発明の実施の形態4に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図8に示されるように、有効性判別部81は、S401において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになっているかを判定し、換気動作切換時刻TMvenになっている場合には、S402に進む。換気動作切換時刻TMvenになっていない場合には、S403に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信して、S401に戻る。帰宅時刻TMhは、本発明の「第3時刻」に相当する。換気動作切換時刻TMvenは、本発明の「第4時刻」に相当する。基準時間TMsは、本発明の「第3基準時間」に相当する。
基準時間TMsは、例えば、1時間に設定される。基準時間TMsは、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。
基準時間TMsは、住宅2の宅内の容積、換気設備機器21が非定常状態である際の換気量、住宅2の躯体の材質、及び断熱性能(Q値)の少なくともいずれか1つに基づいて、制御装置51によって算出され、自動で設定されるとよい。例えば、基準時間TMs[h]は、住宅2の宅内の容積をC[m]、換気設備機器21が非定常状態である際の換気量をV[m/h]、空気の入れ換え回数Kを用いて、以下の式2で算出される。空気の入れ換え回数Kは、住宅2の躯体の材質及び断熱性能(Q値)から決定される係数である。
Figure 0006116442
基準時間TMsが、式2のように算出されることで、住宅2が、躯体の熱容量が大きく、断熱性能(Q値)が低いものである場合においても、換気量の不足を抑制することができる。また、換気設備機器21が非定常状態となる時間又は回数をできる限り少なくすることができ、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
有効性判別部81は、S402において、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Tout)>Tsである場合には、S404に進んで、換気設備機器21が非定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S406に進む。(Tin−Tout)>Tsでない場合には、S405に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S406に進む。
有効性判別部81は、S406において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の空調動作開始時刻TMacを算出し、空調動作開始時刻TMacになっているかを判定し、空調動作開始時刻TMacになっている場合には、S407に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。空調動作開始時刻TMacになっていない場合には、S402に戻る。空調動作開始時刻TMacは、本発明の「第1時刻」に相当する。基準時間TMsは、本発明の「第2基準時間」に相当する。
基準時間TMsは、例えば、10分に設定され、換気動作切換時刻TMvenの算出のための基準時間TMsと比較して短い時間である。基準時間TMsは、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態4に係る換気システムの作用について説明する。
換気システム1では、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになると、非定常状態が有効であるか否かの判別を開始するため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
なお、宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行うことなく、換気設備機器21を非定常状態に切り換えてもよい。宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行う場合には、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
実施の形態5.
実施の形態5に係る換気システムについて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態4と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<換気システムの構成>
以下に、実施の形態5に係る換気システムの構成について説明する。
図9は、本発明の実施の形態5に係る換気システムの、システムブロック図である。
図9に示されるように、宅内設備機器集中管理部54は、使用者等が設定する空調動作を行わせる空調設備機器11が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される空調設備機器入力部86と、使用者等が設定する住宅2の間取りが携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される間取り入力部87と、使用者等が設定する少なくとも空調設備機器11、排気用換気扇31、及び吸気用換気扇41の配置が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される設備機器配置入力部88と、を有する。
図10は、本発明の実施の形態5に係る換気システムの、遠隔操作機器における住宅の間取りと設備機器の配置との設定画面を示す図である。
図10に示されるように、携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91は、タッチパネル式の画面92を有し、使用者等は、画面92上で、住宅2の間取りと、少なくとも空調設備機器11、排気用換気扇31、及び吸気用換気扇41の配置と、を設定することができる。画面92上で、空調動作を行わせる空調設備機器11を設定することができてもよく、また、画面92上で、空調設備機器11の運転状態、排気用換気扇31及び吸気用換気扇41の運転状態等が、確認できてもよい。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態5に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、使用者等が、住宅2の宅外から携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して、帰宅時刻と冷房運転を行わせる空調設備機器11とその冷房運転の帰宅前開始指令とを制御装置51に送信すると、以下に説明する有効判別処理を行う。
図11は、本発明の実施の形態5に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図11に示されるように、有効性判別部81は、S501において、空調設備機器入力部86に入力された空調設備機器11によって空調される部屋を換気することができ、且つ、最も距離が離れた排気用換気扇31と吸気用換気扇41とを、換気設備機器21が非定常状態になった際に稼働させる換気扇として選択する。例えば、空調設備機器入力部86に入力された空調設備機器11が住宅2の1階の空調設備機器11である場合には、住宅2の1階に設けられ、且つ、最も距離が離れた排気用換気扇31と吸気用換気扇41とが選択される。最も距離が離れた排気用換気扇31と吸気用換気扇41とに加えて、その近くに設けられた排気用換気扇31又は吸気用換気扇41が選択されてもよい。
S502において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになっているかを判定し、換気動作切換時刻TMvenになっている場合には、S503に進む。換気動作切換時刻TMvenになっていない場合には、S504に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信して、S502に戻る。
有効性判別部81は、S503において、室内温度センサー13の検出温度Tinと室外温度センサー14の検出温度Toutとの差(Tin−Tout)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin−Tout)>Tsである場合には、S505に進む。(Tin−Tout)>Tsでない場合には、S506に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S507に進む。
有効性判別部81は、S505において、S501で選択された排気用換気扇31及び吸気用換気扇41が最大風量で稼働し、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S507に進む。排気用換気扇31及び吸気用換気扇41は、必ずしも最大風量で稼働されなくてもよい。排気用換気扇31及び吸気用換気扇41の風量が、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。
有効性判別部81は、S507において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の空調動作開始時刻TMacを算出し、空調動作開始時刻TMacになっているかを判定し、空調動作開始時刻TMacになっている場合には、S508に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。空調動作開始時刻TMacになっていない場合には、S503に戻る。
なお、S501における排気用換気扇31と吸気用換気扇41との選択が、有効性判別部81ではなく、遠隔操作機器91で行われて、選択結果が有効性判別部81に送信されてもよい。そのような場合には、画面92に選択結果が表示されてもよい。また、S501における排気用換気扇31と吸気用換気扇41との選択が、有効性判別部81で行われ、遠隔操作機器91が選択結果を受信することで、画面92に選択結果が表示されてもよい。
また、住宅2が、各部屋間の通気性が高い構造、間取り等である場合には、宅内設備機器集中管理部54が、空調設備機器入力部86を有しなくてもよく、また、設備機器配置入力部88が、空調設備機器11の配置を入力しないものであってもよい。そのような場合には、有効性判別部81は、S501において、単に、最も距離が離れた排気用換気扇31と吸気用換気扇41とを、換気設備機器21が非定常状態になった際に稼働させる換気扇として選択すればよい。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態5に係る換気システムの作用について説明する。
換気システム1では、換気設備機器21が非定常状態となる際に、最も距離が離れた排気用換気扇31と吸気用換気扇41とが選択されて稼働され、効率的に換気が行われるため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
なお、宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行うことなく、換気設備機器21を非定常状態に切り換えてもよい。宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行う場合には、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
実施の形態6.
実施の形態6に係る換気システムについて説明する。
なお、以下では、実施の形態1〜実施の形態5と重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
<換気システムの構成>
以下に、実施の形態6に係る換気システムの構成について説明する。
住宅2の1階に設けられた空調設備機器11の通信部63は、室内温度センサー13の下階側検出温度を宅内設備機器集中管理部54に送信する。住宅2の2階に設けられた空調設備機器11の通信部63は、室内温度センサー13の上階側検出温度を宅内設備機器集中管理部54に送信する。住宅2の1階に設けられた空調設備機器11の室内温度センサー13は、本発明の「第1温度センサー」に相当する。住宅2の2階に設けられた空調設備機器11の室内温度センサー13は、本発明の「第3温度センサー」に相当する。
<換気システムの動作>
以下に、実施の形態6に係る換気システムの動作について説明する。
有効性判別部81は、例えば、使用者等が、住宅2の宅外から携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して、帰宅時刻と冷房運転を行わせる空調設備機器11とその冷房運転の帰宅前開始指令とを制御装置51に送信すると、以下に説明する有効判別処理を行う。
図12は、本発明の実施の形態6に係る換気システムの、有効判別処理のフローチャートである。
図12に示されるように、有効性判別部81は、S601において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の換気動作切換時刻TMvenを算出し、換気動作切換時刻TMvenになっているかを判定し、換気動作切換時刻TMvenになっている場合には、S602に進む。換気動作切換時刻TMvenになっていない場合には、S603に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信して、S601に戻る。
有効性判別部81は、S602において、住宅2の2階に設けられた空調設備機器11の室内温度センサー13の上階側検出温度Tin2Fと、住宅2の1階に設けられた空調設備機器11の室内温度センサー13の下階側検出温度Tin1Fと、の差(Tin2F−Tin1F)と、予め設定された基準温度Tsと、を比較し、(Tin2F−Tin1F)>Tsである場合には、S604に進む。(Tin2F−Tin1F)>Tsでない場合には、S605に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S606に進む。上階側検出温度Tin2Fと、下階側検出温度Tin1Fと、を比較し、Tin2F>Tin1Fである場合に、S604に進んでもよい。基準温度Tsは、本発明の「第3基準温度」に相当する。
有効性判別部81は、S604において、住宅2の1階に設けられた排気用換気扇31が小風量で稼働又は停止し、住宅2の1階に設けられた吸気用換気扇41が最大風量で稼働し、住宅2の2階に設けられた排気用換気扇31が最大風量で稼働し、住宅2の2階に設けられた吸気用換気扇41が小風量で稼働又は停止し、空調設備機器11が停止状態になるように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信し、S606に進む。住宅2の1階に設けられた吸気用換気扇41及び住宅2の2階に設けられた排気用換気扇31が、必ずしも最大風量で稼働されなくてもよい。住宅2の1階に設けられた吸気用換気扇41及び住宅2の2階に設けられた排気用換気扇31の風量が、例えば、使用者等によって任意の値に設定されてもよく、また、制御装置51によって季節等に応じた値に設定されてもよい。
有効性判別部81は、S606において、帰宅時刻TMhから予め設定された基準時間TMsだけ前の空調動作開始時刻TMacを算出し、空調動作開始時刻TMacになっているかを判定し、空調動作開始時刻TMacになっている場合には、S607に進んで、換気設備機器21が定常状態になり、空調設備機器11が冷房運転を行うように、換気設備機器制御部53及び空調設備機器制御部52に指令を送信する。空調動作開始時刻TMacになっていない場合には、S602に戻る。
なお、宅内設備機器集中管理部54が、使用者等が設定する空調動作を行わせる空調設備機器11が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される空調設備機器入力部86と、使用者等が設定する住宅2の間取りが携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される間取り入力部87と、使用者等が設定する少なくとも空調設備機器11、排気用換気扇31、及び吸気用換気扇41の配置が携帯電話、タブレット端末等の遠隔操作機器91等を介して入力される設備機器配置入力部88と、を有してもよい。そのような場合には、有効性判別部81は、S604において、空調設備機器入力部86に入力された空調設備機器11によって空調される部屋を換気することができ、且つ、最も距離が離れた排気用換気扇31及び吸気用換気扇41を、選択するとよい。
また、住宅2の1階又は2階のそれぞれの異なる高さに排気用換気扇31及び吸気用換気扇41が設けられてもよく、そのような場合には、例えば、有効性判別部81は、S604において、住宅2の1階の床面付近に設けられた排気用換気扇31が小風量で稼働又は停止し、住宅2の1階の床面付近に設けられた吸気用換気扇41が最大風量で稼働し、住宅2の1階の天井付近に設けられた排気用換気扇31が最大風量で稼働し、住宅2の1階の天井付近に設けられた吸気用換気扇41が小風量で稼働又は停止するように、換気設備機器制御部53に指令を送信すればよい。
<換気システムの作用>
以下に、実施の形態6に係る換気システムの作用について説明する。
図13は、本発明の実施の形態6に係る換気システムの、作用を説明する図である。
換気システム1では、換気設備機器21が非定常状態となる際に、住宅2の1階に設けられた排気用換気扇31が小風量で稼働又は停止し、住宅2の1階に設けられた吸気用換気扇41が最大風量で稼働し、住宅2の2階に設けられた排気用換気扇31が最大風量で稼働し、住宅2の2階に設けられた吸気用換気扇41が小風量で稼働又は停止するように制御されるため、図13に示されるように、住宅2の宅内の煙突効果によって生じる空気流れを利用することができ、住宅2の宅内の換気が効率的に行われるため、空調設備機器11の空調動作に余分な負荷がかかることの抑制と、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることの抑制とが、両立されて、省エネ性能が向上される。
なお、宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行うことなく、換気設備機器21を非定常状態に切り換えてもよい。宅内設備機器集中管理部54が、換気設備機器21の非定常状態の有効性の判別を行う場合には、換気設備機器21の換気動作に余分な負荷がかかることが抑制される。
以上、実施の形態1〜実施の形態6について説明したが、本発明は各実施の形態の説明に限定されない。例えば、各実施の形態の全て又は一部を組み合わせることも可能である。
1 換気システム、2 住宅、11 空調設備機器、12 室外空調設備機器、13 室内温度センサー、14 室外温度センサー、21 換気設備機器、31 排気用換気扇、32 排気風量センサー、41 吸気用換気扇、51 制御装置、52 空調設備機器制御部、53 換気設備機器制御部、54 宅内設備機器集中管理部、61 設定温度入力部、62 空調動作制御部、63 通信部、71 設定風量入力部、72 換気動作制御部、73 通信部、74 通信部、81 有効性判別部、82 通信部、83 通信部、84 空調動作開始時刻入力部、85 帰宅時刻入力部、86 空調設備機器入力部、87 間取り入力部、88 設備機器配置入力部、91 遠隔操作機器、92 画面。

Claims (31)

  1. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有し、
    前記制御装置は、前記第3時刻から予め設定された第3基準時間だけ前の第4時刻に前記換気設備機器の、前記建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否を判別し、有効であると判別される場合に、前記換気設備機器を該定常状態から該非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システム。
  2. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有し、
    前記制御装置は、
    前記空調設備機器の空調動作を開始する第1時刻から予め設定された第1基準時間だけ前の第2時刻に前記換気設備機器の、前記建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に、前記換気設備機器を該定常状態から該非定常状態に切り換え、
    前記第3時刻から予め設定された第2基準時間だけ前の前記第1時刻に前記空調動作を開始する、
    ことを特徴とする換気システム。
  3. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有し、
    前記制御装置は、前記空調設備機器の空調動作を開始する第1時刻から予め設定された第1基準時間だけ前の第2時刻に、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換え、
    前記第3時刻から予め設定された第2基準時間だけ前の前記第1時刻に前記空調動作を開始する、
    ことを特徴とする換気システム。
  4. 前記制御装置は、前記換気設備機器を前記定常状態から前記非定常状態に切り換えた後に、前記非定常状態が有効であるか否かを判別し、有効でないと判別される場合に前記換気設備機器を前記非定常状態から前記定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の換気システム。
  5. 前記建物内の少なくとも一部の空気の温度を検出する第1温度センサーを備え、
    前記制御装置は、前記第1温度センサーの検出温度に基づいて、前記非定常状態が有効であるか否かを判別する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の換気システム。
  6. 前記制御装置は、前記第1温度センサーの検出温度が、前記空調設備機器の空調動作の設定温度と比較して高い場合、又は、前記第1温度センサーの検出温度が、前記空調設備機器の空調動作の設定温度と比較して高く、その差が予め設定された第1基準温度と比較して大きい場合に、前記非定常状態が有効であると判別する、
    ことを特徴とする請求項に記載の換気システム。
  7. 前記建物内の少なくとも一部に前記換気設備機器によって吸入される空気の温度を検出する第2温度センサーを備え、
    前記制御装置は、前記第1温度センサーの検出温度が、前記第2温度センサーの検出温度と比較して高い場合、又は、前記第1温度センサーの検出温度が、前記第2温度センサーの検出温度と比較して高く、その差が予め設定された第2基準温度と比較して大きい場合に、前記非定常状態が有効であると判別する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の換気システム。
  8. 前記建物内の少なくとも一部の空気の温度を前記第1温度センサーと比較して高い位置で検出する第3温度センサーを備え、
    前記制御装置は、前記第3温度センサーの検出温度が、前記第1温度センサーの検出温度と比較して高い場合、又は、前記第3温度センサーの検出温度が、前記第1温度センサーの検出温度と比較して高く、その差が予め設定された第3基準温度と比較して大きい場合に、前記非定常状態が有効であると判別する、
    ことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の換気システム。
  9. 前記第1温度センサーは、前記空調設備機器及び前記換気設備機器のうちの少なくともいずれか一方に設けられた、
    ことを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の換気システム。
  10. 前記換気設備機器は、前記第1時刻において、前記定常状態である、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の換気システム。
  11. 前記第1基準時間は、前記建物内の少なくとも一部の容積、前記建物内の少なくとも一部の断熱性能、及び、前記換気設備機器の前記非定常状態での換気性能のうちの少なくともいずれか1つに基づいて設定される、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の換気システム。
  12. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有し、前記第3時刻から予め設定された第3基準時間だけ前の第4時刻に、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システム。
  13. 前記第3基準時間は、前記建物内の少なくとも一部の容積、前記建物内の少なくとも一部の断熱性能、及び、前記換気設備機器の前記非定常状態での換気性能のうちの少なくともいずれか1つに基づいて設定される、
    ことを特徴とする請求項又は12に記載の換気システム。
  14. 前記第3時刻入力部は、前記第3時刻を遠隔操作機器から受信する、
    ことを特徴とする請求項1〜3、12および13のいずれか一項に記載の換気システム。
  15. 前記換気設備機器は、前記建物内の少なくとも一部の互いに異なる位置に設けられた複数の換気装置を有し、
    前記制御装置は、前記複数の換気装置のうちの一部を排気用の換気装置として稼働させ、前記複数の換気装置のうちの他の一部を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を前記非定常状態にする、
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の換気システム。
  16. 前記排気用の換気装置は、前記建物内の少なくとも一部の上側の階に設けられた換気装置であり、
    前記吸気用の換気装置は、前記建物内の少なくとも一部の下側の階に設けられた換気装置である、
    ことを特徴とする請求項15に記載の換気システム。
  17. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記換気設備機器は、前記建物内の少なくとも一部の互いに異なる位置に設けられた複数の換気装置を有し、
    前記制御装置は、前記複数の換気装置のうちの前記建物内の少なくとも一部の上側の階に設けられた換気装置を排気用の換気装置として稼働させ、前記複数の換気装置のうちの前記建物内の少なくとも一部の下側の階に設けられた換気装置を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システム。
  18. 前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の間取りを入力する間取り入力部と、少なくとも前記換気装置の配置を入力する設備機器配置入力部と、を有し、
    前記建物内の少なくとも一部に、3つ以上の前記換気装置が設けられ、
    前記制御装置は、前記間取り及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、最も距離が離れた2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を前記排気用の換気装置として稼働させ、他方を前記吸気用の換気装置として稼働させる、
    ことを特徴とする請求項1517のいずれか一項に記載の換気システム。
  19. 前記設備機器配置入力部は、前記空調設備機器の配置を入力し、
    前記建物内の少なくとも一部に、複数の前記空調設備機器が設けられ、
    前記複数の空調設備機器のうちの一部の空調設備機器が空調動作を開始する場合において、前記制御装置は、前記間取り、前記空調設備機器の配置、及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、該空調動作を開始する空調設備機器によって空調される空気を換気でき、且つ、最も距離が離れた2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を前記排気用の換気装置として稼働させ、他方を前記吸気用の換気装置として稼働させる、
    ことを特徴とする請求項18に記載の換気システム。
  20. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記換気設備機器は、前記建物内の少なくとも一部の互いに異なる位置に設けられた3つ以上の換気装置を有し、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の間取りを入力する間取り入力部と、少なくとも前記換気装置の配置を入力する設備機器配置入力部と、を有し、
    前記制御装置は、前記間取り及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、最も距離が離れた2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を排気用の換気装置として稼働させ、他方を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システム。
  21. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、
    前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、
    前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記換気設備機器は、前記建物内の少なくとも一部の互いに異なる位置に設けられた3つ以上の換気装置を有し、
    前記制御装置は、前記建物内の少なくとも一部の間取りを入力する間取り入力部と、少なくとも前記空調設備機器及び前記換気装置の配置を入力する設備機器配置入力部と、を有し、
    前記建物内の少なくとも一部に、複数の前記空調設備機器が設けられ、
    前記複数の空調設備機器のうちの一部の空調設備機器が空調動作を開始する場合において、前記制御装置は、前記間取り、前記空調設備機器の配置、及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、該空調動作を開始する空調設備機器によって空調される空気を換気できる2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を排気用の換気装置として稼働させ、他方を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システム。
  22. 前記間取り入力部は、前記間取りを遠隔操作機器から受信する、
    ことを特徴とする請求項1821のいずれか一項に記載の換気システム。
  23. 前記設備機器配置入力部は、前記配置を遠隔操作機器から受信する、
    ことを特徴とする請求項1822のいずれか一項に記載の換気システム。
  24. 前記遠隔操作機器は、携帯電話、又は、タブレット端末である、
    ことを特徴とする請求項1422、及び23のいずれか一項に記載の換気システム。
  25. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記第3時刻から予め設定された第3基準時間だけ前の第4時刻に前記換気設備機器の、前記建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に、前記換気設備機器を該定常状態から該非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  26. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記空調設備機器の空調動作を開始する第1時刻から予め設定された第1基準時間だけ前の第2時刻に前記換気設備機器の、前記建物内の少なくとも一部の換気量が定常状態と比較して増加する非定常状態が、有効であるか否かを判別し、有効であると判別される場合に、前記換気設備機器を該定常状態から該非定常状態に切り換え、
    前記第3時刻から予め設定された第2基準時間だけ前の前記第1時刻に前記空調動作を開始する、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  27. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記空調設備機器の空調動作を開始する第1時刻から予め設定された第1基準時間だけ前の第2時刻に、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換え、
    前記第3時刻から予め設定された第2基準時間だけ前の前記第1時刻に前記空調動作を開始する、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  28. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の使用開始時刻である第3時刻を入力する第3時刻入力部を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記第3時刻から予め設定された第3基準時間だけ前の第4時刻に、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  29. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気し、前記建物内の少なくとも一部の互いに異なる位置に設けられた複数の換気装置を有する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記複数の換気装置のうちの前記建物内の少なくとも一部の上側の階に設けられた換気装置を排気用の換気装置として稼働させ、前記複数の換気装置のうちの前記建物内の少なくとも一部の下側の階に設けられた換気装置を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  30. 建物内の少なくとも一部を空調する空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気し、3つ以上の換気装置を有する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の間取りを入力する間取り入力部と、少なくとも前記換気装置の配置を入力する設備機器配置入力部と、を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記間取り及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、最も距離が離れた2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を排気用の換気装置として稼働させ、他方を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
  31. 建物内の少なくとも一部を空調する複数の空調設備機器と、前記建物内の少なくとも一部を換気し、3つ以上の換気装置を有する換気設備機器と、前記空調設備機器及び前記換気設備機器の運転を制御し、前記建物内の少なくとも一部の間取りを入力する間取り入力部と、少なくとも前記空調設備機器及び前記換気装置の配置を入力する設備機器配置入力部と、を有する制御装置と、を備えた換気システムの制御方法であって、
    前記複数の空調設備機器のうちの一部の空調設備機器が空調動作を開始する場合において、前記間取り、前記空調設備機器の配置、及び前記換気装置の配置に基づいて、前記3つ以上の換気装置のうちから、該空調動作を開始する空調設備機器によって空調される空気を換気できる2つの換気装置を選択し、該2つの換気装置のうちの一方を排気用の換気装置として稼働させ、他方を吸気用の換気装置として稼働させることで、前記換気設備機器を、定常状態から該定常状態と比較して前記建物内の少なくとも一部の換気量が増加する非定常状態に切り換える、
    ことを特徴とする換気システムの制御方法。
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