JP6112442B2 - 押入れ構造 - Google Patents
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Description
このスライド式の布団収納棚は、押入れの内部と外部の間を進退自在なもので、具体的には、収納棚の左右側部には、中央から外側へ向かって漸次高さの増す傾斜面が形成されたものである。
これに対し、特許文献3に記載の発明は、実際に使用される布団の横幅と、当該布団を収納する押入れの幅との相違に着目してなされたもので、敷布団の幅を小さくした姿勢状態で収納棚上に収納でき、この収納棚は押入れの開口部を支障なく通過させることができるなどの効果を奏するとされている。
一般的には、布団などの寝具類を収納する押入れは、戸建て住宅では奥行が壁芯で910mm前後、マンションなどの居室面積の狭い集合住宅においては、850〜900mm程度で設定されているので、布団などを三つ折りに折り畳んでも収納可能である。
壁芯の奥行を十分に取ることができない寝具類の収納部において、
左右方向において相対する側壁の開口部側および壁面側に、それぞれダボ孔が、棚板を底面に対して平行に、かつ前記開口部から壁面方向に向かって一定の角度で傾斜させることができるよう、上下方向に配設され、
前記棚板は、底面に対して平行状態もしくは開口部から壁面方向に向かって20〜40度の角度で傾斜している状態で、布団収納用箱を左右方向にスライド自在に載置し、もって通気層を確保できるよう構成されていること
を特徴とする押入れ構造である。
請求項1に記載の押入れ構造において、
前記傾斜の角度は、
26〜27度の範囲内であること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の押入れ構造において、
前記収納部は、
壁芯の奥行が、約600〜800mmであること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の押入れ構造において、
前記ダボ孔は、
前記壁面側のダボ孔の間隔が、開口部側のダボ孔の間隔よりも短く設定されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の押入れ構造において、
前記左右方向において相対する側壁は、
それぞれ中央部にも、傾斜して配される棚板を支承するためのダボ用のダボ孔が上下方向に配置されていること
を特徴とするものである。
請求項1に記載の押入れ構造において、
前記棚板は、
スノコ状、又は左側面及び/又は右側面もしくは背面側の縁部に沿って、通風用の切欠き部が形成されていること
を特徴とするものである。
なお、この発明は、その要旨を変更しない範囲内において種々改良を加えることができるもので、実施例にのみ限定されるものではない。
一方、収納される寝具類は、三つ折り状態で幅が約700mm前後である。
その際、上下方向に配設するダボ孔6,7の間隔をできるだけ狭くすることで、傾斜角度の調整をより容易に行うことができる。
そのため、棚板5を傾斜させる範囲は、収納部1の高さの少なくとも1/2以下の高さの範囲内であることが好ましい。
なお、実施例1と同一部位は、同一の符号で説明する。
しかしながら、その取出しは、三つ折りされた布団8の左右の中央部を握持して行うため、前傾姿勢で収納部11内に上半身を差し入れる必要があるので、傾斜の緩い実施例1に比して、作業者かかる負荷がやや多くなっている。
その際、図に示すように、前記ダボ孔9を上下方向に2列平行に配設することで、より棚板5に作用する負荷を分散させることができるが、1列であってもよい。
その際、スノコ状とした棚板は、棚板の傾斜角度が増すと、奥行き側の開口面が実質的に狭くなって、通風効果が小さくなる可能性がある。
Claims (6)
- 壁芯の奥行を十分に取ることができない寝具類の収納部において、
左右方向において相対する側壁の開口部側および壁面側に、それぞれダボ孔が、棚板を底面に対して平行に、かつ前記開口部から壁面方向に向かって一定の角度で傾斜させることができるよう、上下方向に配設され、
前記棚板は、底面に対して平行状態もしくは開口部から壁面方向に向かって20〜40度の角度で傾斜している状態で、布団収納用箱を左右方向にスライド自在に載置し、もって通気層を確保できるよう構成されていること
を特徴とする押入れ構造。 - 前記傾斜の角度は、
26〜27度の範囲内であること
を特徴とする請求項1に記載の押入れ構造。 - 前記収納部は、
壁芯の奥行が、約600〜800mmであること
を特徴とする請求項1に記載の押入れ構造。 - 前記ダボ孔は、
前記壁面側のダボ孔の間隔が、開口部側のダボ孔の間隔よりも短く設定されていること
を特徴とする請求項1に記載の押入れ構造。 - 前記左右方向において相対する側壁は、
それぞれ中央部にも、傾斜して配される棚板を支承するためのダボ用のダボ孔が上下方向に配置されていること
を特徴とする請求項1に記載の押入れ構造。 - 前記棚板は、
スノコ状、又は左側面及び/又は右側面もしくは背面側の縁部に沿って、通風用の切欠き部が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の押入れ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012202532A JP6112442B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 押入れ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012202532A JP6112442B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 押入れ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014055492A JP2014055492A (ja) | 2014-03-27 |
JP6112442B2 true JP6112442B2 (ja) | 2017-04-12 |
Family
ID=50613033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012202532A Active JP6112442B2 (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | 押入れ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6112442B2 (ja) |
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-
2012
- 2012-09-14 JP JP2012202532A patent/JP6112442B2/ja active Active
Also Published As
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JP2014055492A (ja) | 2014-03-27 |
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