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JP6108785B2 - 膜天井 - Google Patents

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JP6108785B2 JP2012255281A JP2012255281A JP6108785B2 JP 6108785 B2 JP6108785 B2 JP 6108785B2 JP 2012255281 A JP2012255281 A JP 2012255281A JP 2012255281 A JP2012255281 A JP 2012255281A JP 6108785 B2 JP6108785 B2 JP 6108785B2
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Description

本発明は、天井の一部を不燃性膜材料で構成するようにし、膜材に適正な張力を導入して保持可能な膜天井に関する。
建物の天井、壁等に、意匠的効果、構造上の軽量化等を目的として、膜材を用いた建築物が知られている。これらの膜材は、各種の定着方法で支持して、面状の天井等を構成するように、膜材を張り巡らして構成されている。また、天井面に並べて設けられた蛍光ランプ等の線光源を膜材で覆うことにより、膜材を透過する光によって膜材全体が明るくなるようにした、光膜天井等も膜天井の適用例として知られている(特許文献1)。
また、膜天井は伸縮性を有する膜材に所定の張力を付与して、膜材端に設けられた各種の定着具を用いて壁等に設けられた定着部に定着させることが必要となる。この点に関し、出願人は、膜天井を効率よく張設でき、また皺等が生じないように所定の張力を均等に導入できる定着方式を提供している(非特許文献1)。
特開2005−82977号公報
株式会社トニー、"製品NEWS"、[online]、[平成24年10月10日検索]、インターネット<URL:http://www.tony-net.com/news_082.pdf>
ところで、建築基準法により、建物の内装材として膜天井を構成する膜材には不燃材料が求められる。不燃材料としての膜材(以下、不燃性膜材)は、一般にガラスクロス等の不燃材を芯材として塩化ビニル樹脂(PVC)コーティング等を施した製品からなる。この種の不燃性膜材はガラスクロス芯材を有するため、PVC膜材等に比べて、膜天井の天井面を形成するために要する所定の張力を導入できるほどの伸縮性を有していない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、不燃膜材を天井膜材として使用でき、不燃膜材に天井材料として使用する際の適正張力を保持できるようにした膜天井を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る膜天井は、不燃膜材を張設して天井面を構成した膜天井であって、前記天井面の近傍の躯体壁面に、前記不燃膜材の張設方向に沿って取り付けられた取付金具に、不燃膜材と、前記取付金具の延設方向に沿って取り付けられ、前記取付金具の長手方向に沿って係止可能な係止手段と、前記不燃膜材との間に間に介装された弾性膜材とを備えた膜ユニットを、前記係止手段を前記取付金具に定着して前記不燃膜材を張設して天井面を構築する際に、前記膜ユニットの前記弾性膜材が、前記取付金具内に収容されるようにしたことを特徴とする。
前記取付金具は、内部に前記膜ユニットに取り付けられた係止手段を保持可能な突起部が複数段形成され、前記係止位置の保持位置を変更して前記膜ユニットの不燃膜材の張設時の張力を調整可能にすることが好ましい。
前記弾性膜材は、前記不燃膜材に接合された高伸縮膜とすることが好ましい。
前記取付金具の下端開放部を、前記膜ユニットを取り付けた後に、キャップで閉塞することが好ましい。
前記キャップは、金属製部材で、前記取付金具の一部に係止するとともに、前記不燃膜材の折り曲げ部を下面から覆うフランジ部を有することが好ましい。
前記キャップは、難燃性弾性部材で、弾性変形させて前記取付金具内に収容し、前記弾性膜材を下面から覆うようにすることが好ましい。
前記天井面に照明を配置し、前記取付金具の前記不燃膜材が折り曲げられる側の部位を覆う光透過部材を前記取付金具の一部に装着し、前記照明の光を、前記不燃膜材を透過させて、光膜天井を構成することが好ましい。
本発明によれば、不燃膜材を用いた膜天井や光膜天井において、前記不燃膜材に適正な張力を調整して導入することができ、その張力を保持しつつ、不燃性能を確保することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る膜天井を示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井に用いられる取付金具を示した斜視図であり、(a)は端部用取付金具の斜視図、(b)は中間部用取付金具の斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井に用いられる取付金具のその他の例を示した斜視図であり、(a)は端部用取付金具の斜視図、(b)は中間部用取付金具の斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井に用いられる膜ユニットの斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井が有する膜ユニットを取付ける様子を取付順((a)〜(c))に示した図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井が有する膜ユニットを取り外す様子を取り外し順((a)〜(c))に示した図。 本発明の第1の実施形態に係る膜天井の断面図であり、取付金具の内部を覆うキャップが取り付けられた様子((a)〜(b))を示した図。 本発明の第2の実施形態に係る光膜天井の側面図。 本発明の第2の実施形態に係る光膜天井に用いられる取付金具を示した((a)〜(b))側面図。
以下、本発明の実施形態に係る膜天井、及び光膜天井を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1は、天井2や壁3に固定された端部用取付金具10及び中間部用取付金具20(以下、これらを特に区別しない場合は、単に「取付金具」と記載する)と、隣接するこれらの取付金具10,20間を接続して天井に張設される膜ユニット30とを備えている。膜ユニット30には、一対の対辺のそれぞれに、係止手段としてのフック31が取り付けられている。膜ユニット30は、フック31が端部用取付金具10及び中間部用取付金具20に取り付けられることで、取付金具10,20間に張設されている。なお、端部用取付金具は、膜天井の端部に設けられるものであり、膜ユニット30に設けられた一方のフック31が係止される。また、中間部用取付金具20は、膜天井1の中間部に設けられ、両側部に張設された両側から張設された膜ユニット30のフック31がそれぞれの位置に係止される。なお、図1においては、図の理解を容易にするため、片側のみにフック31が取り付けられた状態の中間部用取付金具20を示している。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1の構造詳細について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1に用いられる取付金具を示した斜視図であり、(a)は端部用取付金具10の斜視図、(b)は中間部用取付金具20の斜視図である。また、図3は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1に用いられる取付金具10,20のその他の例を示した斜視図であり、(a)は端部用取付金具10の斜視図、(b)は中間部用取付金具20の斜視図である。
図2(a)に示すように、端部用取付金具10は、図中奥方向に長手方向が設定された矩形状のフランジ11と、フランジ11の略中央部に長手方向に沿って立設した膜材係止部12と、フランジ11の端部に長手方向に沿って立設したフック係止部13とを有している。膜材係止部12とフック係止部13とにより、膜ユニット30の両側端に設けられたうちの片側のフック31(図1)を収容して保持可能なフック挿入溝14を形成している。
フック係止部13には、膜材係止部12側に突出した突出端15が長手方向に沿って2段で形成されている。この突出端15に後述するフック31が引っ掛けられて、膜ユニット30は端部用取付金具10に取付られる。また、膜材係止部12には、折曲部16が形成されている。この折曲部16でフック係止部13側に屈曲されている。
また、図2(b)に示すように、中間部取付金具20は、図中奥方向に長手方向が設定された矩形状のフランジ21と、フランジの略中央に長手方向に沿って立設したフック係止部23と、フック係止部23を挟んでフランジの長手方向に沿って立設した2つの膜材係止部22とを有している。フック係止部13と2つの膜材係止部22とにより、膜ユニット30に設けられた一方のフック31が挿入可能なフック挿入溝24がそれぞれ形成されている。
フック係止部23の両側面には、対向する膜材係止部側22に突出した突出端25が長手方向に沿って2段に形成されている。これにより、中間部用取付金具20の両側面において膜ユニット30のフック31を係止することが可能となる。この2つの膜材係止部22にも、折曲部26が形成されている。
なお、図2各図では、長手方向に2段の突出端15,25が形成されたフック係止部13,23について説明したが、突出端15,25の段数については特に限定されるものではない。後述するように、突出端を2段以上の複数段設けることで、膜ユニット30に作用する張力の微調整を行うことが可能となる。図3(a)、(b)は、4段の突出端45,55が形成されたフック係止部43,53を有する端部用取付金具40、及び中間部用取付金具50を示している。
次に、膜ユニット30の詳細について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1に用いられる膜ユニット30の斜視図を示している。図4に示すように、膜ユニット30は、膜ユニット30を取付金具10,20(図1参照)に取り付けるための係止手段としてのフック31と、膜材32と、フック31と膜材32との間に介在する弾性膜材としての高伸縮膜33とを備えている。フック31は、例えば、硬質ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)成形品で、その外面に突出した引掛部34が形成されている。この引掛部34が、端部用取付金具10、及び中間部用取付金具20の突出端15,25に引っ掛けられることにより、膜ユニット30は取付金具10,20に取り付けられる。
膜材32としては、内装材として適合する公知の不燃膜材を使用できる。具体的には不燃処理が施された膜材料であって、芯材としてのガラスクロス(ガラス繊維織物)に、四フッ化エチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム等のコーティングされた膜材を使用することができる。
ところで、フック31に形成された引掛部34の突出端15,25(図2)への引っ掛かりは、膜ユニット30に適切な張力が作用しなければ、その状態を保持させることができない。しかしながら、上述した不燃膜材は、芯材としてのガラスクロスの伸縮性がほとんど見込めないため、取付金具10,20間に架け渡された膜ユニット30に適切な張力を保持し続けさせることは困難である。そこで、本実施形態に係る膜天井1においては、膜ユニット30のフック31と膜材32との間に高伸縮膜33を介在させることで、膜材32に所定の張力を保持できるようにしている。
高伸縮膜33は、例えば、弾性伸縮性を有するポリ塩化ビニル樹脂(PVC)膜材を用いることができる。その伸縮方向の初期長さは2〜5cm程度とし、フック31取り付け時に、その伸長時の全長が取付金具10,20内に収容される長さとする。高伸縮膜33とフック31との定着、及び高伸縮膜33と膜材32との定着は、所定の幅を重ねて圧着や溶着等の既知の接合方法により一体化することができる。このように、膜材32とフック31との間に高伸縮膜33を介在させることにより、膜材32に適切な張力を保持することができ、引掛部34の突出端15,25(図1参照)への引っ掛かり状態が保持される。
次に、膜ユニット30の取付方法について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1の膜ユニット30を取付ける様子を取付順((a)〜(c))に示した図、図6は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1の膜ユニット30を取り外す様子を取外し順((a)〜(c))に示した図である。
図5(a)に示すように、あらかじめ上述した端部用取付金具10等の取付金具を天井2や壁3の所定位置に取り付けておく。なお、図5においては、端部用取付金具10への膜ユニット30の取付方法について説明するが、中間部用取付金具20についても同様に取付けることができる。続いて、図5(b)に示すように、着脱用へら60を用いてフック31を持ち上げ、端部用取付金具10にフック31を近づける。この際、高伸縮膜33伸びて、不燃膜材32に所定の張力が導入される。そして、フック31の引掛部34を端部用取付金具10に形成された突出端15に引っ掛けて、図5(c)に示すように、膜材ユニット30を端部用取付金具10に取付ける。なお、フック31には引張力が作用しているため、引掛部34と突出端15との引掛かり状態は保持される。
なお、図5(c)において、フック31の引掛部34は、十分な張力を得るために端部用取付金具10に形成された2段の突出端15のうち、図中上方の突出端15に引掛けられている。なお、フック31を取り付ける際に、図中下方側の突出端15に引掛けた場合でも、不燃膜材32を用いた膜天井にとして十分な張力が得られる場合には、下方側の突出端15に引掛けてもよい。このように、端部用取付金具10に複数段の突出端15を形成することで、膜ユニット30に適正な張力を作用させることができる。このため、突出端15の形成される段数が多いほど、膜ユニット30に作用させる張力の微調整が容易になる。
次に、膜ユニット30の取外し方法について説明する。まず、図6(a)に示すように、着脱用へら60の先端でフック31を押し上げる。続いて、図6(b)に示すように、着脱用へら60を端部用取付金具10の長手方向に沿って滑らすように移動させる。これによりフック31は全長にわたって押上げられ、突出端15と引掛部34との引っ掛かり状態が解除される。このように、突出端15と引掛部34との引掛かり状態が解除されると、膜ユニット30に作用していた張力により、図6(c)に示したように、フック31は端部用取付金具15のから抜け落ちる。これにより端部用取付金具15からの膜ユニット30の取外しが完了する。
なお、中間部用取付金具20(図1,図2(b))についても、同様の方法で膜ユニット30の取付け、取外しが可能である。
(キャップの取付け)
上述した膜天井1において、高伸縮膜33は、取付金具10,20の内部に位置するが、取付金具10,20の下端の開口から見える状態にある。防火性能を高めるためには、この高伸縮膜33が露出しないようにすることが好ましい。そこで、取付金具10,20の下端開口を塞ぐように機能するキャップを取り付け、高伸縮膜33が天井面に露出しないようにした実施形態を以下に示す。なお、キャップを用いることで、仕切り材、目地材としての意匠上の効果も得られ、膜天井1の美観を高めることも期待できる。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る膜天井1の断面図であり、取付金具70,80の下面を覆うキャップ90,91が取り付けられた様子((a)〜(b))を示した図である。図7(a)には、端部用取付金具70に装着される第1の取付金具用キャップ90と、中間部用取付金具80に装着される第2の取付金具用キャップ91とが示されている。端部用取付金具70には、フック係止部73の先端に第1の取付金具用キャップ90を取付けるための突起であるキャップ用突起77が形成されている。第1の取付金具用キャップ90は、このキャップ用突起77に嵌め込まれる上端凹部90aと、端部用取付金具90の下面を覆うフランジ90bとを有している。また、中間部用取付金具80にも、フック係止部83の先端に第2の取付金具用キャップ91を取付けるためのキャップ用突起87が形成されている。第2の取付金具用キャップ91は、中間部用取付金具80に形成されたキャップ用突起87に嵌め込まれる上端凹部91aと、中間部用取付金具80の下面を覆うフランジ91bとを有している。図7(a)に示すように、第1の取付金具用キャップ90のフランジ90bは、壁3から膜材係止部72までの部分を越える程度の幅を有している。また、第2の取付金具用キャップ91のフランジ91bは、隣接する膜材係止部82,82間の間隔を越え、下部開口を完全に覆う程度の幅を有している。これにより、取付金具内の高伸縮膜33を完全に覆い隠すことができ、防火上の安全性が高まるとともに、意匠上の効果も期待できる膜天井1とすることができる。
また、図7(b)には、端部用取付金具70に装着された第3の取付金具用キャップ92と、中間部用取付金具80に装着された第4の取付金具用キャップ93とが示されている。第3、及び第4の取付金具用キャップ92,93は、例えば、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)成形品である。
第3の取付金具用キャップ92は、断面が略M字状である。第3の取付金具用キャップ92は、その開放部を内側に向けて押圧すると適度に変形可能な程度の難燃性弾性部材からなる。そのため、第3の取付金具用キャップ92を端部用取付金具70に装着する際には、開放部を内側に向けて押圧して縮めた状態で、端部用取付金具内部70に挿入する。これにより、第3の取付金具用キャップ92の一端は壁3を押圧すると共に、他端は膜材係止部72を押圧し、端部用取付金具70の下端に保持され、端部用取付金具70の下端を塞ぐことができる。
第4の取付金具用キャップ93も、断面が略M字状のキャップである。第4の取付金具93も第3の取付金具用キャップ92と同様の構成からなる。第4の取付金具用キャップ93を中間部用取付金具80に装着する際も同様の手順で取り付けることができ、第4の取付金具用キャップ93の両端で膜材係止部82,82を押圧した状態で中間部用取付金具内80に装着され、中間部用取付金具80の下端を塞ぐことができる。
このように、第3、及び第4の取付金具用キャップ92,93を取付金具70,80に装着することで、取り付け金具内部の高伸縮膜33を覆い隠すことができ、防火上、意匠上も優れた膜天井1を提供することができる。
[光膜天井の構成]
次に、本発明の第2の実施形態に係る光膜天井について説明する。図8は、本発明の第2の実施形態に係る光膜天井100の側面図を示しており、図9は、本発明の第2の実施形態に係る光膜天井100に用いられる取付金具110,120を示した((a)〜(b))側面図を示している。
図8に示す本発明の第2の実施形態に係る光膜天井100は、内部に照明設備140が収容された凹部4を覆って、照明による明かりを全面にわたって透過させる天井面を形成する膜天井である。図8に示すように、天井2及び壁3により区画された凹部4には、照明設備140である4つの蛍光灯が配置されている。また、凹部4内には、2つの端部用取付金具110と、中央部に1つの中間部用取付金具120が配置されている。この端部用取付金具110と中間部用取付金具120との間にそれぞれ膜ユニット30が張設されている。
図9(a)に示すように、端部用取付金具110は、図面に垂直な方向に長手方向が設定された矩形状のフランジ111と、フランジ111の端辺から長手方向に沿って立設したフック係止部113及び固定部118と、フランジ111の端部近傍に長手方向に沿って立設した光透過部材取付部117とを有している。この光透過部材取付部117の周囲を覆うように、光透過性を有する光透過部材130が形成されている。
フック係止部113には、光透過部材130側に突出した突出端115が長手方向に沿って2段で形成されている。固定部118は、壁3に固定される部分であり、図9(a)においては、取付ボルト152により固定された様子を示している。光透過部材取付部117は、光透過部材130を保持する部材である。
光透過部材130は、例えば透明アクリル樹脂製で、蛍光灯140からの光を透過して、膜ユニット30の不燃膜材32に到達させることができる。これにより、蛍光灯140からの光は、端部取付金具110の影を不燃膜材32に投影することなく、膜面全体に一様な明るさの光膜天井100を構成することができる。光透過部材には折曲部131が形成されていて、この折曲部位置で膜材32は折り上げられ、端部が取付金具110,120で定着される。
また、図9(b)に示すように、中間部用取付金具120は、図面に垂直な方向に長手方向が設定された矩形状のフランジ121と、フランジ121の略中央に長手方向に沿って立設したフック係止部123と、フック係止部123を挟んでフランジの長手方向に沿って立設した2つの光透過部材取付部127とを有している。また、2つの光透過部材取付部127には、それぞれ光透過部材135が取り付けられている。
フック係止部123の両側面には、対向する光透過部材取付部側127に突出した突出端125が長手方向に沿って2段で形成されている。また、フック係止部123を挟んで形成された2つの光透過部材取付部127は、光透過部材135に定着することにより、光透過部材127を保持する部材である。また、フランジ121は、天井2(図8)から吊下げロッド151によって吊下げられた吊下げボックス梁150の下面に取付ボルト153を介して取り付け固定されている。
中間部用取付金具120の光透過部材135は、端部用取付金具110に形成された光透過部材130と同等材料からなり、両側から照射された蛍光灯140からの光を膜ユニット30の膜材32に透過させることができる。また、光透過部材135の折曲部136よりも図中下方にある部分が内側に向けて折れ曲がった状態にあるため、中間部用取付金具120の影が膜面上に映り込まないようにして、均一な明るさの光膜天井100を提供できる。
なお、本実施形態で用いる膜ユニット30は、第1の実施形態で説明した膜ユニット30と同様でよいが、光を透過させることで意匠的な効果を高めるために、光透過率を変えたり、色合い、模様等を施したり、各種の膜材を利用することができる。その場合には、たとえば膜材に透過された蛍光灯の光が一様が各色に変化したり、模様が映し出されたりして、光膜天井に光による美観を生じさせることが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、様々な変形が可能である。
1 膜天井
2 天井
3 壁
4 凹部
10,40,70,110 端部用取付金具
11,21,41,51,111,121 フランジ
12,22,42,52 膜材係止部
13,23,43,53,113,123 フック係止部
14,24,44,54 フック挿入溝
15,25,45,55 突出端
16,26,46,56 折曲部
20,50,80,120 中間部用取付金具
30 膜ユニット
31 フック
32 膜材
33 高伸縮膜
34 引掛部
60 着脱用へら
90 第1の取付金具用キャップ
91 第2の取付金具用キャップ
92 第3の取付金具用キャップ
93 第4の取付金具用キャップ
100 光膜天井
117,127 光透過部材取付部
118 固定部
130,135 光透過部材
131 折曲部
140 蛍光灯

Claims (6)

  1. 不燃膜材を張設して天井面を構成した膜天井であって、
    前記天井面の近傍の躯体壁面に、前記不燃膜材の張設方向に沿って取り付けられた取付金具に、
    不燃膜材と、前記取付金具の延設方向に沿って取り付けられ、前記取付金具の長手方向に沿って係止可能な係止手段と、前記不燃膜材と前記係止手段との間に介装された弾性膜材とを備えた膜ユニットを、前記係止手段を前記取付金具に定着して前記不燃膜材を張設して天井面を構築する際に、前記膜ユニットの前記弾性膜材が、前記取付金具内に収容され
    前記取付金具の下端開放部を、前記膜ユニットを取り付けた後に、キャップで閉塞するようにしたことを特徴とする膜天井。
  2. 前記取付金具は、内部に前記膜ユニットに取り付けられた係止手段を保持可能な突起部が複数段形成され、前記係止位置の保持位置を変更して前記膜ユニットの不燃膜材の張設時の張力を調整可能にしたことを特徴とする請求項1記載の膜天井。
  3. 前記弾性膜材は、前記不燃膜材に接合された高伸縮膜からなる請求項1または請求項2に記載の膜天井。
  4. 前記キャップは、金属製部材で、前記取付金具の一部に係止するとともに、前記不燃膜材の折り曲げ部を下面から覆うフランジ部を有する請求項に記載の膜天井。
  5. 前記キャップは、難燃性弾性部材で、弾性変形させて前記取付金具内に収容され、前記弾性膜材を下面から覆うようにした請求項に記載の膜天井。
  6. 前記天井面に照明を配置し、前記取付金具の前記不燃膜材が折り曲げられる側の部位を覆う光透過部材を前記取付金具の一部に装着し、前記照明の光を、前記不燃膜材を透過させて、光膜天井を構成した請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の膜天井。
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