JP6106647B2 - リアクトル - Google Patents
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る。
(1)
(a) コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体。
(b) 前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部。
(c) 前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部。
(d) 前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバー。
(e) 前記カバーに設けられた導電用のバスバー。
(f) 前記カバーに設けられた前記バスバーにより構成される回路パターン。
(g) 前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定された。
(a) コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体。
(b) 前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部。
(c) 前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部。
(d) 前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバー。
(e) リアクトル本体に装着するセンサを保持するために、前記カバーに設けられたセンサ
保持部。
(f) 前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定された。
(a) コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体。
(b) 前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部。
(c) 前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部。
(d) 前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバー。
(e) 前記カバーに設けられた導電用のバスバー。
(f) 前記カバーに設けられた前記バスバーにより構成される回路パターン。
(g) 前記リアクトル本体に装着するセンサを保持するために、前記カバーに設けられたセ
ンサ保持部。
(h) 前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定された。
[1.1 構成]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のリアクトルは、上面が開口したアルミニウムなどの金属製のケース2と、その内部に収容されたリアクトル本体1と、ケース2とリアクトル本体1との間に注入固化された充填材3とを有する。
リアクトル本体1は、図3に示す通り、2つのU字形コア4a,4bと2つのT字形コア5a,5bを組み合わせて成るθ状の環状コアと、環状コアの脚部に巻回された2つの連結コイル6a,6bとを備える。リアクトル本体1は、2つの長辺と2つの短辺とを有する角丸長方形(角が丸くなっている長方形)をしており、ケース2もそれに合わせて上面が開口した直方体をしている。
図4に示すとおり、環状コアは、U字形コア4a,4bの両端部とT字形コア5a,5bの左右の端部を突き合わせ、その間にスペーサ8を配置して接着すると共に、対向するT字形コア5a,5bの中央突起部7a,7b間に所定のギャップ10が形成されるように組み合わせる。これにより、環状コアには、対向する一対のヨーク部と、ヨーク部と平行に設けられた中央の中脚と、中脚の両側にそれぞれ設けられた一対のコイル6a,6b装着用の脚部(以下、外脚という)が形成されている。本実施形態のU字形コア4a,4b及びT字形コア5a,5bとしてはダストコアを使用するが、その他フェライトコアやケイ素鋼を積層した積層コアを単独あるいは組み合わせて用いることができる。また、スペーサ8を用いることなく、U字形コア4a,4bの両端部とT字形コア5a,5bの左右の端部を直接突き合わせても良い。ギャップ10も、エアギャップでも、スペーサを設けたギャップでも良い。
図1及び図2に示すように、2つの連結コイル6a,6bは、U字形コア4a,4bの外脚を構成する部分に、中脚を挟んでその両側にそれぞれ装着されている。各連結コイル6a,6bは、図13に示すように、1本の導体を使用して2つのコイル6a−1,6a−2または6b−1,6b−2を形成したもので、環状コアに装着した状態では、1本の導体が一方の外脚の外周に巻回されて第1のコイル6a−1,6b−1を形成し、同じ導体が反対側の外脚に巻回されて第2のコイル6a−2,6b−2を形成している。そのため、図1及び図2に示すように、1つのコイル6a,6bの巻き始めの端部11と巻き終わりの端部12が、中脚の両側に一つずつ設けられている。コイル6a,6bの巻き始めの端部11と巻き終わりの端部12には、それぞれバスバーが溶接され、そのバスバーの端部にリアクトルの外部配線が接続される。2つのコイル6a−1,6a−2または6b−1,6b−2の連結部63は、コイルの巻軸方向と垂直な面において、平角線が同一平面上で連結されている。
U字形コア4a,4bとT字形コア5a,5bは、それぞれ専用の樹脂成型品内部に埋設されている。各コアは、それぞれの樹脂成型品の金型内にセットされた状態で、金型中に樹脂を注入・固化することにより、樹脂成型品と一体的に形成されている。樹脂成型品は、各コアとコイル6a,6bを絶縁する部材であると共に、リアクトル本体1をケース2に固定するための支持部材を固定した部材でもある。樹脂成型品の主材料としては、例えば、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、BMC(バルクモールディングコンパウンド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PBT(ポリブチレンテレフタラート)等を用いることができる。
図1に示すとおり、リアクトル本体1は、各樹脂成型品に一体化された支持金具18と、ボルト23などの固定部材によってケース2に固定されている。第1の固定部Aは、リアクトル本体1の対向する2辺、本実施形態では、リアクトル本体1の短辺(ヨーク部)にそれぞれ設けられて、リアクトル本体1とケース2とに線膨張差による一定の力が加わった場合に、両者の相対位置が変化できるように可動的に固定している。第2の固定部Bは、2つの第1の固定部Aの間、本実施形態では、リアクトル本体1の対向する各長辺(外脚)の中央部近傍に設けられて、リアクトル本体1とケース2とをその相対位置が変化しないように定位置で固定している。
リアクトル本体1を収容するケース2は、図1及び図2に示す通り、上面に開口を有する箱型に形成されており、リアクトル本体1の大きさに合わせた寸法の収容空間を有する。ケース2の上部には、リアクトル本体1をケース2に固定するためのボルト23を締結するためのねじ穴26が設けられている。ケース2は熱伝導性の高い金属で形成され、リアクトル本体1を収容するとともにリアクトル本体1から発生する熱の放熱部材としての機能を有する。熱伝導性の高い金属としては、アルミニウムやマグネシウムを用いることができる。また、必ずしも金属である必要はなく、熱伝導性に優れた樹脂や、樹脂の一部に金属製の放熱板を埋設したものを使用することも可能である。
リアクトル本体1とケース2との隙間には、充填材3が充填、固化されている。充填材3としては、固化しても多少の弾力性を有する樹脂を使用することが望ましい。例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウム等の放熱用の材料を混入したエポキシ系、ポリアクリレート系、シリコーン系の樹脂製ポッティング剤をその硬化度を調整することで使用できる。
カバー50は、図15から図21に示すように、ケース2の開口部を覆う薄い長方形の箱状の部材であり、その周囲にはケース2の側壁に合わせて下方に伸びる背の低い側壁が設けられている。カバー50の上面中央部分には、左右一対のセンサ保持部51a,51bが設けられている。このセンサ保持部51a,51bは、円形の貫通孔の内周に複数のフック状の突起を形成したもので、この突起が棒状のセンサ52の上端に係合して貫通孔内に挿入されたセンサ52がカバー50の上方に抜け出ることを防止する。
前記のような構成を有する本実施形態のリアクトルは次のようにして製造する。
まず、樹脂成型品の金型内にU字形コア4a,4bまたはT字形コア5a,5bと、その支持金具をセットし、その後、金型内に樹脂を注入し、固化することで、U字形コア用の樹脂成型品13a,13bとT字形コア用の樹脂成型品14a,14bを作製する。同様にして、金型内に第1から第3のバスバー611〜613とカラー66をセットした状態で、金型内に樹脂を注入し、固化することでカバー50を作製する。このようにして、バスバー611〜613の導体から成る回路パターン部分がカバー50内に埋設され、両端の接続部61a,61bがカバー50に露出した状態となる。
上記のような構成を有する本実施形態のリアクトルの効果は、以下のとおりである。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではない。以上の実施形態は例として提示したものであって、その他の様々な形態で実施されることが可能である。発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲、要旨、その均等の範囲に含まれる。以下、その一例を示す。
2…ケース
3…充填材
4a,4b…U字形コア
5a,5b…T字形コア
6a,6b…コイル
7a,7b…中央突起部
8…スペーサ
10…ギャップ
11…巻き始めの端部
12…巻き終わりの端部
13a,13b…U字形コア用の樹脂成型品
14a,14b…T字形コア用の樹脂成型品
18…支持金具
50…カバー
51a,51b…センサ保持部
52…センサ
54…コネクタ
611〜613…バスバー
641〜644…第1〜第4端子台
A…第1の固定部
B…第2の固定部
Claims (10)
- コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体と、
前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部と、
前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部と、
前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバーと、
前記カバーに設けられた導電用のバスバーと、
前記カバーに設けられた前記バスバーにより構成される回路パターンを備え、
前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定されたリアクトル。 - コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体と、
前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部と、
前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部と、
前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバーと、
前記リアクトル本体に装着するセンサを保持するために、前記カバーに設けられたセン
サ保持部を備え、
前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定されたリアクトル。 - コアと、前記コアに装着されたコイルを備えたリアクトル本体と、
前記リアクトル本体の短辺の中央部に設けられた第1の固定部と、
前記リアクトル本体の長辺の中央部に設けられた第2の固定部と、
前記リアクトル本体の少なくとも一部を覆うカバーと、
前記カバーに設けられた導電用のバスバーと、
前記カバーに設けられた前記バスバーにより構成される回路パターンと、
前記リアクトル本体に装着するセンサを保持するために、前記カバーに設けられたセン
サ保持部を備え、
前記リアクトル本体は、前記第1の固定部と前記第2の固定部とによりケースに固定されたリアクトル。 - 前記リアクトル本体が、上面開口型のケースに収容され、前記カバーが前記上面開口型
のケースの開口部を覆ったものである請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリア
クトル。 - 前記バスバーが、前記コイルの端部と接続されたものである請求項1または請求項3に
記載のリアクトル。 - 前記バスバーが、前記コイルの端部とリアクトル外部の配線とを接続するもので、前記
バスバーに設けられた接続部を保持するために、前記カバーに設けられた端子台を備える
請求項1、請求項3または請求項5に記載のリアクトル。 - 前記カバーに、前記センサの配線の係止部と、前記センサの配線に設けられたコネクタ
の保持部が設けられている請求項2または請求項3に記載のリアクトル。 - 前記バスバーが、前記コイル端部との接続部と外部配線との接続部とを備え、両接続部
が前記カバーの表面に露出し、両接続部間のバスバーにより構成される回路パターンが前
記カバー内に埋設されている請求項1または請求項3に記載のリアクトル。 - 前記コイル端部が前記カバーから露出するものであり、前記カバーから露出した前記コ
イル端部と前記バスバーとが溶着されたものである請求項8に記載のリアクトル。 - 前記リアクトル本体が、上面開口型のケースに収容され、前記カバーが前記上面開口型
のケースの開口部を覆ったものであり、前記リアクトル本体が、前記ケースに対して両者
の線膨張差を吸収可能に可動的に固定され、前記カバーと前記ケースとは定位置で固定さ
れ、前記カバーに設けられた前記バスバーと前記コイル端部とがリアクトル本体とケース
との線膨張差を吸収可能に可動的に固定されている請求項8または請求項9に記載のリア
クトル。
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