JP6195485B2 - プロテクタ - Google Patents
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Description
このような電気接続箱は、破壊誘発部を形成してなる取付足を箱本体に設け、車両衝突時に箱本体に作用する衝撃力で取付足が破壊されることで、箱本体が移動できるように構成している。
そこで、車両の衝突時、プロテクタ505の長手方向一端側から導出された電線束507に接続されている電装品が移動され、電線束507が引っ張られると、プロテクタ505に収容された電線束507には過大な引張り力が加わる。この際、ロック部509の係合掛かり代が同一に形成されているため、全てのロック部509が同一強度で係合しているプロテクタ505では、蓋部503の係合解除負荷が大きい。このため、ロック部509が破損せずに蓋部503が本体501に固定されたままであると、引っ張られた電線束507の被覆をプロテクタ505が破損させてしまう虞がある。また、極限まで係合維持していたロック部509が破損すると、衝撃で全てのロック部509が同時に破損し、蓋部503が脱落して、一気に開放された電線束507が他の部材と接触して破損する可能性がある。
(1) 互いに組み合わされることにより電線を収納可能な筒体を形成する本体および蓋体と、前記本体および前記蓋体を相互に係合可能な複数のロック部とを備え、前記ロック部が前記本体および前記蓋体の長手方向に沿って所定間隔で配置されているプロテクタであって、前記本体および前記蓋体の長手方向一端側の前記ロック部が、前記本体に設けられる枠状の受け部と、前記蓋体に設けられ前記受け部に挿入係合される係合片とを有し、
前記受け部には係合梁部が設けられ、前記電線に沿う両側の蓋体縁部のそれぞれから前記本体に向かって突出する前記係合片の外面には前記係合梁部に係合する係合爪が突設され、長手方向一端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪は、長手方向他端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪よりも前記係合片に対して垂直面で形成された係合掛かり代が小さく形成されていることを特徴とするプロテクタ。
衝突時、プロテクタの長手方向一端側から導出された電線に接続されている電装品等が移動され、電線が引っ張られると、プロテクタの長手方向一端側ロック部に係合解除負荷が加わる。係合解除負荷が所定以上になると、長手方向一端側ロック部における受け部と係合片の係合が解除される。この際の係合解除力によって係合解除負荷の一部が吸収され、長手方向一端側ロック部よりも係合解除負荷が大きく設定されている長手方向他端側ロック部が係合解除されにくくなる。これにより、蓋体の完全な脱落が抑制可能となる。そこで、蓋体の長手方向一端側が開いて引き出された電線には、過大な引張り力が加わらず、被覆の破損等が防止されると共に、電線の他端側はプロテクタ内に保持され、車体の所定位置に留まることができる。
また、蓋体の係合片に形成する係合爪の係合掛かり代を変えることで、ロック部の係合解除負荷を設定することができる。更に、本体に設けられる受け部を変更することなく、種々の係合解除負荷をもったロック部を任意の位置に設定することができる。
図1乃至図6に示すように、本実施形態に係るプロテクタ11は、互いに組み合わされて電線13(図7参照)を収納可能な長尺状の筒体を形成する本体15および蓋体17を有する。本体15は、電線13を挟み対峙する両側部19を有する。両側部19は、電線13に沿って配設される長尺の底板部21の長手方向に沿う両側から起立する。つまり、本体15は、長手方向に直交する断面形状が、上方の開放されたU字形状とされている。この上方の開放部分は、本体内方の電線収容空間23(図1参照)を開放する本体開口部25となる。
即ち、一端側係合爪61は、図6に示すように、他端側係合爪63の幅W1よりも幅W2が小さくされると共に突出方向先端角部にC面62が形成されることにより、係合梁部53からロック離脱するために必要な係合梁部53のロック解除方向(図6(b)中の上方向)への撓み量を減少させることができる。そこで、一端側係合爪61のロック離脱力が、他端側係合爪63のロック離脱力よりも低減され、長手方向一端側ロック部57が、長手方向他端側ロック部59よりも係合解除容易とされる。
本実施形態に係るプロテクタ11では、車体固定用ブラケット部31を介して車体(取付部)67に固定された本体15には電線13が収容され、本体15には蓋体17がロック部41によって固定される(図7参照)。電線13の両端には、コネクタ69等を介して図示しない電装品が接続される。
なお、本実施形態に係るプロテクタ11においては、長手方向一端側ロック部57及び長手方向他端側ロック部59から成る二種類の係合解除負荷を有する複数のロック部41が設けられているが、複数のロック部41が三種類以上の係合解除負荷を有するように構成することもできる。三種類以上の係合解除負荷を有する複数のロック部41を設けることで、衝突時に電線13にかかる負荷や電線13の移動範囲をより細かく制御することが可能となる。
更に、本体15に設けられる受け部43を変更することなく、種々の係合解除負荷をもったロック部41を任意の位置に設定することができる。即ち、蓋体17の係合片45に形成する一端側係合爪61と他端側係合爪63とを反対に配置するだけで、本体15の他端側電線導出入部29側のロック部41を一端側電線導出入部27のロック部41よりも係合解除容易に形成することができる。
従って、一端側係合爪61は、係合解除負荷が所定の値を超えないまでの間、一端側係合掛かり代71が係合梁部53に所定面積で確実に係合するので、通常使用状態での係合信頼性が低下しない。係合解除負荷が所定の値を超える場合には、係合解除負荷によって一端側係合掛かり代71が係合梁部53から徐々に離れ、最小係合維持面積よりも小さくなると、一端側係合爪61と係合梁部53との係合が解除される。このように、一端側係合爪61は、突出方向先端側に向かって一端側係合掛かり代71が徐々に小さくなるように形成されている。これにより、所望の係合解除負荷で係合が解除されるように、一端側係合爪61を容易に形成できる。
なお、本発明のプロテクタは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
13…電線
15…本体
17…蓋体
41…ロック部
43…受け部
45…係合片
53…係合梁部
65…係合掛かり代
57…長手方向一端側ロック部(長手方向一端側のロック部)
59…長手方向他端側ロック部(長手方向他端側のロック部)
61…一端側係合爪
63…他端側係合爪
71…一端側係合掛かり代
73…他端側係合掛かり代
Claims (3)
- 互いに組み合わされることにより電線を収納可能な筒体を形成する本体および蓋体と、前記本体および前記蓋体を相互に係合可能な複数のロック部とを備え、
前記ロック部が前記本体および前記蓋体の長手方向に沿って所定間隔で配置されているプロテクタであって、
前記本体および前記蓋体の長手方向一端側の前記ロック部が、前記本体に設けられる枠状の受け部と、前記蓋体に設けられ前記受け部に挿入係合される係合片とを有し、
前記受け部には係合梁部が設けられ、
前記電線に沿う両側の蓋体縁部のそれぞれから前記本体に向かって突出する前記係合片の外面には前記係合梁部に係合する係合爪が突設され、
長手方向一端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪は、長手方向他端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪よりも前記係合片に対して垂直面で形成された係合掛かり代が小さく形成されていることを特徴とするプロテクタ。 - 長手方向一端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪は、前記係合片からの突出方向先端側に向かって前記係合掛かり代が徐々に小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
- 長手方向一端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪は、長手方向他端側に設けられる前記ロック部の前記係合爪の幅よりも幅が小さくされると共に突出方向先端角部にC面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプロテクタ。
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