JP6188652B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の空気調和装置は、室内の人体及び室内の温度などを検知することを目的としているため、室内機の前側の範囲が検知範囲となっており、赤外線センサはその検知範囲を走査して熱を検知している。
これらの要因により、仕切り壁の近くに在室している者は、仕切り壁から遠くにいる者と比較すると輻射熱の影響で寒いと感じる。すなわち、仕切り壁の近くに在室している者の体感温度は低くなる。
図1は、本実施の形態1に係る空気調和装置の室内機100の構成を示す斜視図である。図1を参照して室内機100の構成について説明する。ここで、本実施の形態1に係る室内機100は、壁面に設置される壁掛けタイプの室内機である。
図2に示すように、空気調和装置200は、利用側機である室内機100及び熱源側機である室外機101を有している。室内機100と室外機101とは冷媒配管Pで接続されている。空気調和装置200は、圧縮機10、四方弁15、室外熱交換器14、室外送風機11、室内熱交換器13、室内送風機12、絞り装置16、制御装置70及び制御装置71を有している。
ここで、上記した室内送風機12は、室内機本体1A内に設けられ、空気を室内機本体1A内に取り込み、室内機本体1A外に放出するものである。また、室内熱交換器13は、室内機本体1A内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換するものである。
これにより、制御装置70で演算処理された内容に応じて室内送風機12などが動作する。たとえば、制御装置70の演算処理装置24から出力された処理結果27が、室内送風機12の回転数の増減に関するものであれば、室内送風機12の回転数が増減される。
また、上下風向板3の位置の変更、左右風向板4の位置の変更に関するものであれば、上下風向板3、左右風向板4の位置が変更される。
また、制御装置71は、室内機100の制御装置70への情報22を出力する。制御装置70によって算出された空調対象空間の温度(室温)、空調対象空間における体感温度、及び空調対象空間の設定温度に応じて、制御装置71は、圧縮機10の回転数の変更などを行う。
なお、センサ部40Bには、たとえば対象物の赤外線量を計測するサーモパイルセンサを用いることができる。
また、センサ部40Bも回転軸40B1を有している。そして、図5Aでは便宜上離れているものとして図示しているが、回転軸40A1と回転軸40B1とは連結している。
図6は、本実施の形態1に係る空気調和装置の制御フローチャートである。なお、制御装置700は、制御装置70及び制御装置71を総称したものである。ST001にて、制御装置700は、据付壁面Wを含む温度情報を赤外線センサ800より取得する。ST002にて、制御装置700は、その取得した情報に基づいて空調対象空間の床、据付壁面W、右壁、左壁、正面壁などの温度検知と人体位置の検知を行う。ST003にて、制御装置700は、検知した人体位置での体感温度を算出する。体感温度の算出方法としては、たとえばSET* (新標準有効温度)などにより求めることができる。すなわち、体感温度は、人体位置における温度、湿度、風速、輻射温度などに基づいて算出することができる。ST004にて、制御装置700は、体感温度に応じて室内機100の上下風向板3及び左右風向板4の向き、室内送風機12の回転数、室外機101の圧縮機10の回転数、室外送風機11の回転数、絞り装置16の開度などの制御を行う。
さらに、赤外線センサ800の上下方向の配光差に基づいて、赤外線センサ800で検知した人体の奥行き距離を取得することができる。また、赤外線センサ800の左右方向の検知範囲の走査時の分解能に基づいて、人体の左壁面ないし右壁面からの距離を取得することができる。
本実施の形態1に係る空気調和装置は、室内機本体1Aに設けられ、室内機本体1Aの背面側(据付壁面W)が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサ800と、赤外線センサ800における室内機本体1Aの背面側の温度検知結果に基づいて空調制御を行う制御装置700を有している。このため、据付壁面Wの温度を求め、その輻射影響を正しく反映することによって、体感温度に沿って冷房運転又は暖房運転を行うことができ、ユーザーの快適性をよりきめ細やかに向上させることができる。
このような場合において、据付壁面Wの輻射影響を加味した体感温度で空調制御を実施すると、据付壁面Wの近くに在室している者の快適性を向上させることができる。すなわち、体感温度が設定温度に到達するまで、たとえば、(1)室内送風機12の回転数を通常より大きくし冷風感を与えながら、(2)圧縮機10の回転数を高くして冷媒の流量を増やし室内熱交換器13での室内空気との熱交換量を増やす。
また、空調対象空間を均一に冷却すると、その他のユーザーの快適性が損なわれる可能性があるので、(3)上下風向板3及び左右風向板4の向きを変更し、冷気が据付壁面Wの近くに在室している者に流れるようにする。
このような制御を実施することで、据付壁面Wの近くに在室している者の快適性も向上させることができ、ユーザーの快適性をよりきめ細やかに向上させることができる。
図7Aは、本実施の形態2に係る空気調和装置200の室内機100の赤外線センサ800の検知範囲の説明図であり、室内機100及び空調対象空間を上側から見た図である。図7Bは、図7Aを縦断面視した説明図である。図8は、本実施の形態2に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態2では、検知範囲が複数の領域に分かれた態様となっている。実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
ここで、検知範囲Bは、第1の検知範囲に対応し、検知範囲Aは、第2の検知範囲に対応している。
制御装置700の検知範囲判別手段は、図8のフローチャートに示すように、赤外線センサ800の検知範囲の走査を行う際に、検知範囲Bと検知範囲Aのどちらの検知範囲の走査を行うかを決定する機能を有する。
また、ST101にて検知範囲Bの連続走査回数が30回未満である場合には、ST107にて検知範囲Bの走査を実施し、ST108にて検知範囲Bの連続走査回数を+1増加させてST101へ戻る。このようにして、検知範囲A及び検知範囲Bを走査する。
検知範囲Aの走査は、据付壁面Wの温度を取得するためのものである。ここで、据付壁面Wの温度は、室内機100の吹き出す風が直接当たらないため、床、室内機100から見た時の右壁、左壁、正面壁の温度に比べると急激な温度変化はしにくい。また、外気温度や日射によって変化するが、住宅において仕切り壁の断熱性能は室内に設置されている内壁の断熱性能に比べて高いため、急激な温度変化はしにくい。
また、室内にいる人体の位置を検知して空調制御を実施している場合には、人体の移動後、検知範囲Bの走査をしなくては人体の移動を検知することができず、各種制御、たとえば、ユーザーの操作を介さず人体の位置に風を向けるべく上下風向板3、左右風向板4の位置を調整する制御を、リアルタイムで実施しにくくなる。つまり、検知範囲Bを走査する頻度が低くなると、人体が移動してしまって人体が存在しない箇所に向けて上下風向板3、左右風向板4を向けている可能性があるということである。その他にも、冷房運転中に体感温度が高くなるような場所に人体が移動した場合に、圧縮機10の回転数を高くして体感温度が設定温度に近づくように運転を行う制御も実施することができなくなる。したがって、検知範囲Bの方が、据付壁面Wの温度を検知する検知範囲Aよりも走査の頻度を高くする必要がある。
実施の形態2に係る空気調和装置200は、検知範囲B及び検知範囲Aを区別して規定し、検知範囲Aの走査頻度が高くなるようになっている。これにより、人体の移動、床面温度、及び室内機100からみた右壁、左壁、正面壁の温度の変化を早期にとらえることができる。
これにより、体感温度の変化も素早く空気調和装置200の運転に反映させることができ、最適な運転状態へと遷移する時間を短くすることができ、よりきめ細やかにユーザーの快適性を向上させることができる。
このように、本実施の形態2に係る空気調和装置200では、検知範囲Bの頻度を大きくしてユーザーが存在している可能性の高いエリアについてきめ細やかな空調制御を実施しながらも、据付壁面Wの輻射による体感温度の影響も適宜考慮に入れた制御を実施することができる。
図9は、本実施の形態3に係る空気調和装置の制御フローチャートである。本実施の形態3では、実施の形態2における図8のST101の制御が異なっている。具体的には、本実施の形態3の図9のST201では、実施の形態2の図8のST101とは異なり、検知範囲Aに基づいて制御を実施している。また、本実施の形態2の図8のST108に対応する処理はない。その他は実施の形態2と共通である。実施の形態3では、実施の形態1、2と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
ST201にて、制御装置700は、検知範囲Aの走査後タイマが30分以上経過しているかを判定し、30分以上経過している場合にはST202にて検知範囲Aの走査を実施し、ST203にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST204にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST205にて検知範囲Aの走査後タイマをクリアした後、スタートさせ、ST201へ戻る。次に、ST203にて検知範囲Aの連続走査回数が2回未満だった場合にはST204、ST205を実施せず、ST206にて検知範囲Aの連続走査回数を+1増加させてST202へ戻る。また、ST201にて検知範囲Aの走査後タイマが30分未経過である場合には、ST207にて検知範囲Bの走査を実施してST201へ戻る。
本実施の形態3は、実施の形態1、2と同様の効果を有する。
図10は、本実施の形態4に係る空気調和装置の制御フローチャートである。本実施の形態4では、実施の形態3における図9のST201における設定時間が異なっており、また、ST302が追加されている。本実施の形態4では、実施の形態1〜3と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST301にて検知範囲Aの走査後タイマが10分以上経過しているかを判定し、10分以上経過している場合には、ST302にて据付壁面Wの近傍領域に人体が存在するか否かを検知し、人体の存在を検知した場合にはST303にて検知範囲Aの走査を実施し、ST304にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
ここで、検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であればST305にて検知範囲Aの連続走査回数をクリア、ST306にて検知範囲Aの走査後タイマをクリアした後、スタートさせ、ST301へ戻る。
本実施の形態4の構成を用いると、人体が据付壁面Wの近傍領域Cに検知している場合のみに据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行うことができる。ここで、本実施の形態1において記載したとおり、据付壁面Wの輻射影響は据付壁面Wの近傍の人体においては大きく影響を及ぼすが、据付壁面Wから離れている人体においてはその影響は小さくなる。このため、据付壁面Wの温度の影響が大きい場合のみ据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行うことができる。
図12は、本実施の形態5に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態5では、実施の形態1〜4と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態5では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、リモートコントローラなどを介したユーザーの設定に応じて決定する態様である。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST401にて現在の据付壁面使用が設定されているかどうかを判定し、設定されている場合にはST402にて、据付壁面使用の前回設定情報が未設定であるかを判定する。ST402で未設定となっている場合にはST403にて検知範囲Aの走査を実施し、ST404にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
本実施の形態5では、ユーザーの設定に応じて、主に据付壁面Wの温度情報を取得するための検知範囲の走査を行わないようにすることで、通常の据付壁面W以外の検知範囲の走査間隔を最短にすることができる。たとえば、据付壁面Wに窓などがない、あるいは、高断熱住宅であるため据付壁面Wの温度がほとんど変化しないような住宅であれば、据付壁面Wの温度が体感温度に与える影響は非常に小さくなる。たとえば、赤外線センサ800の検知範囲を広げる必要がないとユーザーが判断した場合に、据付壁面Wを含む検知範囲の走査を行わないように設定できる。
図13は、本実施の形態6に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態6では、実施の形態1〜5と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態6では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、冷房運転ないし暖房運転開始時かどうかに応じて判別する態様である。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST501にて今回が冷房運転または暖房運転開始時かを判定する。ここで、冷房運転または暖房運転の開始時である場合にはST502にて検知範囲Aの走査を実施し、ST503にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
本実施の形態6の構成を用いることで、冷房運転開始時や暖房運転開始時において、据付壁面温度の情報を運転開始時に取得することができる。たとえば、暖房運転開始時においては暖房運転開始時の据付壁面Wの温度が一定値以上低いならば暖房運転開始から一定時間内の暖房運転において、圧縮機10の回転数を通常よりも高くし、吹き出す風が高温になるようにしてもよい。
図14は、本実施の形態7に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態7では、実施の形態1〜6と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態7では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、据付壁面Wの近傍領域Cの床温度と据付壁面Wの近傍領域Cでない床温度から判別する態様である。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST601にて据付壁面Wの近傍領域Cの床温度と据付壁面Wの近傍領域C以外の床温度の変化(差)が、第1の所定温度(たとえば、2℃)以上であるかを判定する。差が2℃以上の場合にはST602にて検知範囲Aの走査を実施し、ST603にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
実施の形態7の構成を用いることで、たとえば、冷房運転中に据付壁面Wに陽が当たり、据付壁面Wの付近の床にも陽が差し込むことで、据付壁面Wの付近の床温度が高い場合においても、その状態をとらえて、据付壁面Wの温度情報を更新することができる。
図15は、本実施の形態8に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態8では、実施の形態1〜7と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。本実施の形態8では、複数ある検知範囲のうち、どの検知範囲を走査するか、据付壁面Wの近傍領域Cの床温度の時系列的な変化から判別する態様となっている。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に検知範囲判別手段を呼び出す。ST701にて据付壁面近傍領域の床温度が、予め設定された時間内(たとえば、5分以内)に第2の所定温度以上(たとえば、2℃以上)変化したかどうかを判定する。変化が2℃以上の場合にはST702にて検知範囲Aの走査を実施し、ST703にて検知範囲Aの連続走査回数が2回以上であるかを判定する。
実施の形態8の構成を用いることで、たとえば冷房運転中に据付壁面Wに陽が当たり、据付壁面Wの付近の床にも陽が差し込むことで、据付壁面Wの付近の床温度が高い場合においても、その状態をとらえて、据付壁面Wの温度情報を更新することができる。
図16は、本実施の形態9に係る空気調和装置200の制御フローチャートである。本実施の形態9では、実施の形態1〜8と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明するものとする。
本実施の形態9では、制御装置700が走査設定決定手段を有している。複数の検知範囲のうちどの検知範囲の走査を行うかを決定した後に、この走査設定決定手段は、検知範囲毎に駆動速度、走査時の取り込み待機時間を設定する。
制御装置700は、赤外線センサ800を動作させる際に走査設定決定手段を呼び出す。ST801にて今回の走査が検知範囲Aに対して行われるのかを判定する。ここで、検知範囲Aに対して走査を行う場合にはST802にて走査時の駆動速度を300ppsとし、ST803にて走査時の取り込み待機時間を50msecとする。一方で、ST801にて今回の走査が検知範囲Aでない場合にはST804にて走査時の駆動速度を200ppsとし、ST805にて走査時の取り込み待機時間を100msecとする。
複数の検知範囲毎に駆動速度や取り込み待機時間を設定することで、たとえば、人体を検知しないため、おおよその温度が取得できればよい据付壁面側の検知範囲では通常時よりも駆動速度を早くし、取り込み待機時間を短くすることで走査に係る時間を短縮することができる。
実施の形態9では、検知範囲Aと検知範囲Bとで異なる駆動速度及び取り込み待機時間を設定した態様であったが、同じであってもよい。これにより、検知範囲毎に駆動速度や取り込み待機時間が変化しないため、駆動が同一であり、駆動音の発生周期や大きさも変動しない。このため、耳障りな音の発生を抑制することができ、室内にいるユーザーの快適性を保つことができる。
Claims (13)
- 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定されている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記制御装置は、
前記第1の検知範囲での走査回数が第1の回数以上となるまで、前記赤外線センサで前記第1の検知範囲を連続して走査させ、
前記第1の検知範囲での走査回数が前記第1の回数以上となると、前記第2の検知範囲での走査回数が前記第1の回数よりも小さい第2の回数以上となるまで、前記赤外線センサで前記第2の検知範囲を連続して走査させる
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。 - 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過するまでは前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させ、
前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過した場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする空気調和装置。 - 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
暖房運転又は冷房運転を介してから予め設定された時間が経過していない場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする空気調和装置。 - 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍の床温度と予め設定された範囲の床温度との差が、第1の所定温度以上の場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする空気調和装置。 - 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍の床温度が、予め設定された時間内に第2の所定温度以上変化した場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする空気調和装置。 - 室内機本体と、
前記室内機本体内に設けられ、空気を前記室内機本体内に取り込み、前記室内機本体外に放出する室内送風機と、
前記室内機本体内に設けられ、前記室内機本体内に取り込まれた空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器と、
前記室内機本体に設けられ、前記室内機本体の前側及び背面側が検知範囲に含まれるように構成された赤外線センサと、
少なくとも前記赤外線センサにおける前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて、空調制御を行う制御装置と、
を備え、
前記赤外線センサは、
検知範囲を走査できるように前記室内機本体に回転自在に設けられ、
前記制御装置は、
前記赤外線センサの検知範囲として、
前記室内機本体の前側の範囲を含む第1の検知範囲と、
前記室内機本体の背面側の範囲を含む第2の検知範囲とが設定され、
前記第1の検知範囲の方が前記第2の検知範囲よりも、前記赤外線センサの回転速度を高くするか、前記赤外線センサの走査時の取り込み待機時間を短くするか、のうちの少なくとも一方を行っている
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記制御装置は、
前記室内機本体の背面側の温度検知結果に基づいて体感温度を算出し、
前記体感温度と予め設定されている空調対象空間の設定温度との差分に基づいて前記空調制御を行う
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 室外機本体と、前記室外機本体内に設けられた圧縮機とをさらに備え、
前記制御装置は、
前記体感温度と前記設定温度との差分が予め設定された値よりも大きいと、前記空調制御として前記室内送風機の回転数を増大させ、前記圧縮機の回転数を増大させる
ことを特徴とする請求項8に記載の空気調和装置。 - 前記室内機本体の吹出口に設けられた風向板を有し、
前記制御装置は、
前記体感温度と前記設定温度との差分が予め設定された値よりも大きいと、前記空調制御として前記室内機本体の背面側に空気が向かうように前記風向板を向ける
ことを特徴とする請求項8又は9に記載の空気調和装置。 - 前記制御装置は、
前記第1の検知範囲を前記赤外線センサで連続して検知させ、前記第1の検知範囲での検知回数が予め設定された回数以上となった場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記制御装置は、
前記赤外線センサの温度検知結果に基づいて人体の有無の判定をすることができるものであり、
前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過していない場合、又は、前記室内機本体が取り付けられる据付壁面の近傍領域に人体が存在すると判定されなかった場合には、前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させ、
前記第2の検知範囲の検知をしてから予め設定された時間が経過し、前記室内機本体の背面側近傍領域に人体が存在すると判定された場合には、前記第2の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする請求項3に記載の空気調和装置。 - 前記赤外線センサに前記第2の検知範囲の検知をさせるか否かを切り替える切替手段をさらに備え、
前記制御装置は、
前記切替手段により前記第2の検知範囲の検知をしないように設定された場合には、前記第1の検知範囲を前記赤外線センサに検知させる
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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