JP6187171B2 - サンルーフ装置 - Google Patents
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Description
この構成によれば、前記第1規制片に比べて前記後側ガイド部材(第2後側ガイド部材)に対する係合代のより長い前記第2規制片により、前記支持突部の車両の高さ方向への移動をより堅固に規制することができる。
図8(a)に併せ示すように、第2後側ガイド部材としての車外側の後側ガイド部材40は、前後方向に延在する長尺状の本体部40aを有するとともに、該本体部40aの長手方向中間部から上方に突出する略台形状の傾斜部40bを有し、更に本体部40aの後端部から上方に突出する略柱状の起立部40cを有する。そして、図6(a)、(b)に示すように、後側ガイド部材40は、支持壁部14dの下方となる底壁14aの車外側の部位で本体部40aがガイドレール14に嵌着されている。また、後側ガイド部材40は、支持壁部14dに形成された切り欠きを通じてその上方に突出する傾斜部40bが本体部40aと共にフランジ部14eの下方となる底壁14aの車外側の部位でガイドレール14に嵌着されている。なお、起立部40cも、支持壁部14dに形成された切り欠きを通じてその上方に突出しており、同様にガイドレール14に嵌着される。この状態では、後側ガイド部材40は、ガイドレール14(縦壁部14b)により車外側への移動が規制されている。また、後側ガイド部材40は、支持壁部14dを貫通する傾斜部40b等により前後方向への移動が規制されている。
図5に示すように、可動パネル12が全閉状態にあるときに前側駆動シュー80及び後側駆動シュー90が駆動ベルト19と共に後方に移動したとする。このとき、支持ブラケット70の前部は、支持突部71がガイド溝31に挿入されていることで前後方向の移動が規制され、第1係合突部73が第1駆動シュー側溝部86に挿入されていることで前側駆動シュー80の後方への移動に伴い支持突部71を中心とする上方への回動のみが許容される。一方、チェック部材60は、チェック側ガイド凹部64(上側溝部64a)の内壁面が駆動シュー側ガイド突部95に押圧されることで、後側駆動シュー90と一体で後方に移動する。そして、チェック部材60と共に後方に移動する両後側リンク51,52は、両リンク側係合突部53aが両ガイド溝41,46をそれぞれ摺動するとともに、両リンク側係合突部54aが両ガイド溝42,47をそれぞれ摺動することで、後方に移動しつつリンク側係合ピン54を中心に前端部が上昇するように回動する。また、リンク側係合ピン53と共にアーム部61が上昇するチェック部材60は、ガイド溝43を摺動するチェック側係合突部63が前側溝部43aから後側溝部43bへと進入することで先端部62も上昇し、全体として前後方向に延在するように上方に移動する。なお、このとき、チェック側ガイド凹部64の内壁面は、駆動シュー側ガイド突部95の後方への移動軌跡から外れることで、チェック部材60及び後側駆動シュー90の係合が解除される。ただし、チェック側ガイド凹部64の内壁面は、駆動シュー側ガイド突部95の前方への移動軌跡からは外れないようになっている。
(1)本実施形態では、可動パネル12の開状態(チルトアップ状態等)では、ガイドレール14に固定の両後側ガイド部材40,45による両後側リンク51,52の保持が共に両持ち構造になり、該後側リンク51,52に支持ブラケット70を介して支持される可動パネル12の揺れを抑えることができる。
・前記実施形態において、両リンク側係合突部53aは、両後側リンク51,52にそれぞれ個別に設けられていてもよい。つまり、両リンク側係合突部53aは、1本のリンク側係合ピン53で構成されていなくてもよい。同様に、両リンク側係合突部54aは、両後側リンク51,52にそれぞれ個別に設けられていてもよい。つまり、両リンク側係合突部54aは、1本のリンク側係合ピン54で構成されていなくてもよい。
・前記実施形態において、後側ガイド部材45との干渉を回避できるのであれば、前後で分割されない単独の駆動シューを採用してもよい。
Claims (5)
- 車両のルーフに形成された開口を開閉するように適合される可動パネルと、
前記ルーフに車両の前後方向に延設されるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って移動するように駆動される駆動シューと、
車両の幅方向に並設されて前記ガイドレールに固定された一対の後側ガイド部材と、
前記両後側ガイド部材間に介設されてそれら両後側ガイド部材に保持された一対の後側リンクと、
前記両後側リンク間に挟まれてそれら両後側リンクの少なくとも一方に車両の前後方向に移動自在に保持され、前記可動パネルを支持する支持ブラケットと、
前記両後側リンク間に挟まれてそれら両後側リンクに回動可能に連結され、前記可動パネルの全閉状態を起点とする前記駆動シューの車両の前後方向への移動量が所定量よりも小さいときには前記駆動シューと一体で後方に移動するように該駆動シューに係合し、当該所定量以上になるときには前記駆動シューとの係合を解除するチェック部材とを備え、
前記駆動シューの移動量が前記所定量よりも小さいときには前記チェック部材と共に後方に移動する前記両後側リンクが前記支持ブラケットの後部を上昇させるべく前記両後側ガイド部材により案内されるように構成された、サンルーフ装置。 - 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
前記幅方向に前記支持ブラケットに突設されたブラケット側係合突部と、
互いに相反する前記幅方向に前記両後側リンクにそれぞれ突設された一対のリンク側係合突部とを有し、
前記駆動シューには、その移動量が前記所定量よりも小さいときには前記支持ブラケットの車両の前後方向の移動を規制し、当該所定量以上になるときには前記支持ブラケットが一体で後方に移動するように前記ブラケット側係合突部と係脱可能な駆動シュー側係合凹部が形成され、
前記両後側ガイド部材には、前記駆動シューの移動量が前記所定量よりも小さいときには前記支持ブラケットの後部を上昇させるように前記後側リンクを案内するべく前記両リンク側係合突部と係合する一対のガイド側係合凹部がそれぞれ形成され、
前記両後側ガイド部材のうち片側の後側ガイド部材である第1後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部及び前記駆動シュー側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるように配置された、サンルーフ装置。 - 請求項2に記載のサンルーフ装置において、
前記幅方向に前記支持ブラケットの前部に突設され、前記駆動シューの移動量が前記所定量よりも小さいときには前記支持ブラケットの回動中心となり、当該所定量以上になるときには前記支持ブラケットの移動を支持する支持突部と、
前記幅方向に前記チェック部材に突設されたチェック側係合突部とを有し、
前記両後側ガイド部材のうち前記第1後側ガイド部材とは異なる第2後側ガイド部材には、前記チェック側係合突部が挿入され、前記駆動シューの移動量が前記所定量よりも小さいときには前記駆動シューと係合するように、当該所定量以上になるときには前記駆動シューとの係合を解除するように前記チェック部材の姿勢を案内する第2ガイド側係合凹部が形成され、
前記支持突部及び前記第2ガイド側係合凹部は、前記幅方向における位置が重なるように配置された、サンルーフ装置。 - 請求項3に記載のサンルーフ装置において、
前記ガイドレールには、前記幅方向に互いに対向するように延出して前記両後側ガイド部材の車両の高さ方向上方への移動をそれぞれ規制する一対の規制片が形成されており、
前記両規制片のうち片側の規制片である第1規制片は、前記幅方向において前記第1後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方までは非延出する状態にあり、
前記両規制片のうち前記第1規制片とは異なる第2規制片は、前記幅方向において前記第2後側ガイド部材の前記ガイド側係合凹部の上方まで延出する状態にある、サンルーフ装置。 - 請求項4に記載のサンルーフ装置において、
前記第2規制片は、前記支持ブラケットの移動状態で前記支持突部の車両の高さ方向への移動を規制するように構成された、サンルーフ装置。
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