JP6171464B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
ット式のプリンタが知られている。
明なインク(クリアインク)とを用いて印刷を行うものがある。
媒体を用いる場合がある。フィルム系媒体は、プリンタ内で金属製(アルミニウム、鉄等
)の紙送りローラとの摩擦等により、媒体表面に帯電が生じることがある。また、帯電量
は、摩擦の状態に影響されるため、媒体表面でばらつきが生じる。
出に伴って生じるインクミスト(所謂、サテライト)は、帯電量が多い領域に集積する。
その結果、印刷物にモヤ状の画像劣化が発生する場合がある。
帯電量をほぼ均一に減らすことができる。
アインクとが混ざり合い、画像に滲みが生じるという問題がある。
ンク等)を用いる場合であっても画像の滲みを低減させることが可能な印刷装置を提供す
ることを目的とする。
し、画像を形成するための画像用液体と、画像用液体による画像の形成を補助するための
補助用液体とを吐出する。制御部は、印刷媒体における第1の領域に対し画像用液体を吐
出する第1の動作と、印刷媒体において第1の領域とは異なる第2の領域に対し補助用液
体を吐出する第2の動作とを実行するようヘッドを制御する。また、制御部は、第2の動
作を先のパスで実行し、第1の動作を後のパスで実行するようヘッドを制御する。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
像の形成を補助するための補助用液体とを吐出するヘッドと、印刷媒体における第1の領
域に対し画像用液体を吐出する第1の動作と、印刷媒体において第1の領域とは異なる第
2の領域に対し補助用液体を吐出する第2の動作とを実行するようヘッドを制御する制御
部と、を有し、制御部は、第2の動作を先のパスで実行し、第1の動作を後のパスで実行
するようヘッドを制御することを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置は、補助用液体を用いる場合であっても画像の滲みを低減させるこ
とができる。
率を求める算出部を有し、被覆率が閾値以下の場合、第1の領域に対しても補助用液体を
吐出するようヘッドを制御することを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置は、被覆率が低い場合(たとえば、グラデーション画像が印刷され
る場合)であっても、サテライトの影響を低減させることができる。
的に実行可能であることを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置は、補助用液体の吐出量を選択できる。
定の閾値以下の場合、補助用液体の吐出量を増加させるようヘッドを制御することを特徴
とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置は、湿度が低い場合に補助用液体の吐出量を増加できる。
ある場合、当該引き剥がされる領域に対しては第2の動作を実行しないようヘッドを制御
することを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置は、引き剥がされる領域にサテライトを選択的に集積させることが
できる。
図1〜図4を参照して、本実施形態に係る印刷装置の構成について説明を行う。本実施
形態では、印刷装置としてラテラル方式(後述)のインクジェットプリンタ1を例に述べ
る。図1は、インクジェットプリンタ1の全体構成を示すブロック図である。図2は、イ
ンクジェットプリンタ1の一部の構成を示す概略図である。図3は、ヘッド21(後述)
の一例を示す図である。図4は、印刷媒体を図2におけるA方向からみた図である。図4
では、図2に示す構成の一部を省略している。
ニット30、ヒータユニット40、検出器群50、コントローラ60及び測定ユニット7
0を有する。外部装置であるコンピュータ100から印刷用の画像データを受信したイン
クジェットプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット10、ヘ
ッドユニット20、キャリッジユニット30、ヒータユニット40)を制御する。コント
ローラ60は、コンピュータ100から受信した画像データに基づいて、各ユニットを制
御し、印刷媒体に画像を形成(印刷)する。検出器群50は、インクジェットプリンタ1
内の状況を監視する。検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。コント
ローラ60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する
。
搬送される方向を「搬送方向」という場合がある)。本実施形態では、印刷媒体としてフ
ィルム系媒体を例に説明を行う。
及び巻取機構13を有する。供給機構11は、印刷媒体をキャリッジユニット30(ヘッ
ドユニット20)側に送り出す。搬送ローラ12A〜12Fは、供給機構11から送り出
される印刷媒体を画像の形成(印刷)が行われる位置(以下、「印刷位置」という場合が
ある)まで搬送する。また、搬送ローラ12A〜12Fは、印刷位置で画像が形成された
印刷媒体を巻取機構13まで搬送する。巻取機構13は、画像が形成された印刷媒体を巻
き取る。なお、インクジェットプリンタ1において、供給機構11側を「上流側」といい
、巻取機構13側を「下流側」という場合がある。
媒体に対し、画像用液体と補助用液体とを吐出する。
イエロー等のカラーインク)である。補助用液体は、画像用液体による画像の形成を補助
するための液体(たとえば、クリアインク、ホワイトインク)である。補助用液体は、印
刷媒体の面質を変えないような液体であることが望ましい。
像が形成される。また、ヘッド21のノズルn(後述)から補助用液体を吐出することに
よって、印刷媒体に補助用液体の層が形成される。
搬送方向を示す。図3に示すように、本実施形態におけるヘッド21は、複数のノズル列
が搬送方向に設けられている。具体的に、ヘッド21において、画像用液体としてのカラ
ーインクを吐出するノズル列Ncは、搬送方向に直交する方向に複数設けられている。一
つのノズル列は、同じ色のカラーインクを吐出する。また、補助用液体としてのクリアイ
ンクを吐出するノズル列NLは、ノズル列Ncを挟むように一列ずつ設けられている。各
ノズル列は、複数のノズルnで構成されている。一つのノズルnは、一つのドットに対応
する液体を吐出する。
せる。図2及び図4に示すように、本実施形態におけるキャリッジユニット30は、キャ
リッジ31、ガイド32a及びガイド32bを有する。キャリッジ31は、ヘッドユニッ
ト20を搭載する。ガイド32aは、搬送方向へのキャリッジ31の移動をガイドするた
めの部材である。ガイド32bは、搬送方向と直交する方向へのキャリッジ31の移動を
ガイドするための部材である。ヘッドユニット20を搭載したキャリッジ31は、ガイド
32a及びガイド32bにより印刷位置にある印刷媒体に対して2次元的に移動すること
ができる。以下、キャリッジユニット30(ヘッドユニット20)の移動する方向を「移
動方向」という場合がある。図4に示す破線矢印は、キャリッジユニット30(ヘッドユ
ニット20)の動きを示す一例である。
い)に移動して液体を吐出することにより、印刷媒体を搬送することなく画像の形成を行
う方式を「ラテラル方式」という。ラテラル方式で画像の形成を行う場合、印刷媒体を搬
送する時点において、印刷位置にある印刷媒体には画像データに基づく画像が完成してい
る。
ン41は、印刷位置において印刷媒体を支持する部材である。また、ホットプラテン41
は、ヒータを内蔵しており、印刷位置にある印刷媒体を加熱することによって、印刷媒体
に形成された画像や補助用液体の層を形成する液体(インク)の乾燥を行う。乾燥機構4
2は、印刷位置よりも下流側に設けられており、画像が形成された印刷媒体を加熱するこ
とによって、印刷位置外で画像や補助用液体の層を形成する液体(インク)の乾燥を促進
させる。
し)、印刷媒体を搬送する搬送ローラ(図示なし)の回転量を検出するためのエンコーダ
、キャリッジ31の移動方向の位置を検出するためのリニア式エンコーダ等を含んで構成
されている。
御部)である。コントローラ60は、インターフェース(I/F)部61、CPU62、
メモリ63及びユニット制御回路64を有する。
データの送受信を行う。CPU62は、インクジェットプリンタ1全体の制御を行うため
の演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領
域等を確保する。また、メモリ63は、印刷対象となる画像データを格納する。CPU6
2は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して
各ユニットを制御し、各種の処理を実行させる。
3に格納された画像データに従い、ヘッド21を二次元的に移動させる(図4の破線矢印
参照)。このようにして、インクジェットプリンタ1は、印刷位置にある印刷媒体の印刷
領域(印刷領域α〜印刷領域γ)それぞれに画像及び補助用液体の層を形成する。印刷領
域とは、画像用液体及び補助用液体が吐出される領域(画像及び補助用液体の層が形成さ
れる領域)をいう。本実施形態における印刷領域は、印刷位置にある印刷媒体全体に対応
している。
れる。第1の領域E1は、画像用液体が吐出される領域(画像が形成される領域)である
。第2の領域E2は、画像用液体が吐出されない領域(補助用液体の層が形成される領域
)である。コントローラ60は、画像データを解析することにより、第1の領域E1及び
第2の領域E2を求めることができる。第1の領域E1及び第2の領域E2は、複数の画
素領域から構成されている。「画素領域」とは、画像データ上の画素に対応した印刷媒体
上の領域である(画素と画素領域とは一対一に対応している)。たとえば、画像データの
解像度が360×360dpiの場合、「画素領域」は、1辺が1/360インチの正方
形状の領域になる。
トプリンタ1内において、たとえば、印刷媒体の近傍に設けられる(図2参照)。本実施
形態における測定ユニット70は、「測定部」の一例である。
と、及び印刷媒体の周囲の雰囲気の湿度を測定すること等により印刷媒体自体の湿度を推
測することの両方を含む。従って、測定ユニット70は、印刷媒体自体の湿度を直接的に
測定する手段でもよいし、印刷媒体の周囲の雰囲気の湿度を測定することによって、印刷
媒体の湿度を推測する手段であってもよい。
媒体の周囲の雰囲気の湿度、及び予め計測された印刷媒体の周囲の雰囲気の湿度と印刷媒
体自体の湿度との対応関係を示す湿度データテーブル(メモリ63等に格納される)に基
づき、印刷媒体自体の湿度を推測する手段でもよい。更には、測定ユニット70は、印刷
媒体の周囲の雰囲気のうち、特に印刷媒体の搬送経路において、画像用液体が吐出される
印刷位置の上流側の雰囲気を推測するように構成されてもよい。
次に、図5A〜図6Dを参照して、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1におけ
る液体の吐出動作の制御について説明を行う。図5A〜図6Dは、印刷位置にある印刷媒
体を模式的に示した図である。印刷媒体における画像(補助用液体Lの層)は、複数のラ
スタラインにより構成される。ラスタラインは、印刷媒体の搬送方向に直交する方向に並
ぶドット列である。本実施形態における「第nラスタライン」は、n番目の位置にあるラ
スタラインをいう。また、「パス」とは、移動するヘッド21(ノズルn)から液体を吐
出してドットを形成する動作をいう。図5A〜図6Dにおいて、吐出された液体(ドット
)は円で示す。また、図5A〜図6Dにおいて、一のドットが配置される正方形の領域は
一の画素領域を示す。
2Bやホットプラテン41とフィルム系媒体との間で摩擦が生じる。その結果、印刷位置
に到達したフィルム系媒体は、媒体表面に帯電が生じることになる。また、媒体表面の帯
電量は、摩擦の状態により変化するため、一般的にばらつきが生じる。
望ましい。
、画像に滲みが生じる可能性がある。
補助用液体の吐出動作(第2の動作)を先のパスで実行し、第1の領域E1に対する画像
用液体の吐出動作(第1の動作)を後のパスで実行するようヘッド21を制御する。
示す印刷媒体の左上)から2次元的に移動し、第2の領域E2に対して補助用液体Lを吐
出する。この場合、印刷位置にある印刷媒体における第2の領域E2に対して補助用液体
Lのドットが形成される(図5A参照)。
領域E1に対して画像用液体Cを吐出する。この場合、印刷位置にある印刷媒体における
第1の領域E1に対して画像用液体Cのドットが形成される(図5B参照)。
体に対して液体を吐出しドットを形成する動作を一つのパスとして考えると、補助用液体
Lを吐出する動作(パス)は、画像用液体Cを吐出する動作(パス)よりも先のパスで実
行されている。逆にいえば、画像用液体Cを吐出する動作(パス)は、補助用液体Lを吐
出する動作(パス)よりも後のパスで実行されている。すなわち、印刷位置にある印刷媒
体に着目した場合、第2の動作は先のパスで実行され、第1の動作は後のパスで実行され
ている。
よく補助用液体Lの層を形成することができる。また、補助用液体Lが吐出される領域(
第2の領域E2)と画像用液体Cが吐出される領域(第1の領域E1)とが異なるため、
液体同士が混ざり難い。
場合、ホットプラテン41からの熱等により、吐出された補助用液体Lは、後のパスで画
像用液体Cが吐出されるまでに乾燥する。従って、補助用液体Lに近接する位置に画像用
液体Cを吐出する場合であっても、液体同士が混ざり難い。つまり、画像の滲みを低減す
ることができる。
(後のパスを実行する前に)印刷媒体表面の帯電量を均一にすることができる。従って、
画像用液体Cを吐出した際に生じるサテライトの影響を低減することができる。
1パスにおいて、第1ラスタラインに対応する領域のうち、第2の領域E2に補助用液体
Lを吐出する(図6A参照)。この場合、第1ラスタラインにおいて、第2の領域E2に
補助用液体Lの層が形成される。次に、ヘッド21は、第2パスにおいて、第1ラスタラ
インに対応する領域のうち、第1の領域E1に対して画像用液体Cを吐出する(図6B参
照)。同様に、ヘッド21は、第2n−1パスにおいて、第nラスタラインに対応する領
域のうち、第2の領域E2に補助用液体Lを吐出し(図6C参照)、第2nパスにおいて
、第nラスタラインに対応する領域のうち、第1の領域E1に対して画像用液体Cを吐出
する(図6D参照)。
画像用液体Cを吐出する動作(パス)よりも先のパスで実行されている。逆にいえば、画
像用液体Cを吐出する動作(パス)は、補助用液体Lを吐出する動作(パス)よりも後の
パスで実行されている。すなわち、一のラスタライン(たとえば、第nラスタライン)に
着目した場合、第2の動作は先のパス(たとえば、第2n−1パス)で実行され、第1の
動作は後のパス(第2nパス)で実行されている。
ンに対応する領域に補助用液体L(画像用液体C)を吐出する例について述べた。一方、
たとえば、図3に示すようにノズルnが複数あるヘッド21を用いる場合、一のパスで複
数のラスタラインに対応する領域に同時に補助用液体L(画像用液体C)を吐出すること
も可能である。
液体を吐出する例について述べたが、これに限られない。たとえば、第1パス、第3パス
・・・・といった片側のパスだけで液体を吐出することも可能である。この場合、吐出さ
れた液体を乾燥させる時間を更に確保することができる。よって、画像用液体Cと補助用
液体Lとが混ざり合うことを更に低減できる。
図7を参照して、本実施形態におけるインクジェットプリンタ1の動作について説明を
行う。
を求める(S10)。
Lを印刷媒体に吐出するようヘッド21を制御する。
るようヘッド21を制御する(S11)。
せるようヘッド21を制御する(S12)。
トローラ60は、印刷媒体を搬送し、画像が形成されていない領域を印刷位置に配置させ
る(S13)。
返す(S14)。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解
釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得
ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる
実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
述べたコントローラ60の制御に基づいて液体の吐出動作を実行できる構成であればよい
。
を形成する液体(インク)を乾燥させることができればよい。従って、たとえば、温風、
赤外線、マイクロ波などの電磁波を印刷媒体に付与する構成であってもよい。或いは、紫
外線(UV)硬化型のインクを用いる場合には、ホットプラテン41及び乾燥機構42と
して、印刷媒体に対して紫外線を照射する構成を用いることも可能である。
わっていく画像(所謂、グラデーション画像)や、背景を黒(スミベタ)等にし、文字内
部を白く抜いた画像(所謂、抜き文字画像)を用いる場合がある。
吐出されない領域(第2の領域E2)とを区別することが難しい。従って、たとえば、抜
き文字画像において、白抜き部分を含めて第1の領域E1であると判断した場合、コント
ローラ60は、白抜き部分に補助用液体Lを吐出しない。よって、サテライトが白抜き部
分に集積し、画像劣化を生じる恐れがある。そこで、このような画像を形成する場合には
、第1の領域E1及び第2の領域E2に補助用液体Lを吐出することが望ましい。
である。図8に示すように、この実施形態では、コントローラ60は、算出部65を含ん
で構成される。
を求める。被覆率とは、印刷領域に占める画像の割合(%)を示す。
の領域E2におけるドット数で除した値(%)である。また、被覆率は、一のドットに対
応する液体の吐出量(一のドットに対応する液体の吐出量が一定の場合)に基づいて求め
ることもできる。或いは、被覆率は、第1の領域E1に対応する画素領域の面積(画像が
形成される領域の面積)を、第1の領域E1及び第2の領域E2に対応する画素領域の面
積(印刷領域の面積)で除した値として求めることも可能である。
5は、4つの画像に対応するドット数を印刷位置における印刷媒体全体に対応するドット
数(印刷領域に対応するドット数)で除することで、印刷位置における印刷媒体に占める
画像の割合を求める。
の領域E1に対しても補助用液体Lを吐出するようヘッド21を制御する。閾値は、補助
用液体Lを第1の領域E1にも塗布するかどうかを判断するための値である。閾値として
は、たとえば、30〜40%の値が設定される。
刷される画像に応じた補助用液体Lの層を形成することができる。従って、グラデーショ
ン画像や文字抜き画像等の特殊な画像を印刷する場合であっても、サテライトの影響を低
減することが可能となる。
電量を均一にすることが難しい可能性もある。そこで、第2の動作における補助用液体の
吐出量が異なる複数のモードを設けることも可能である。
用液体の吐出量が多い第2のモードが設けられているとする。これらのモードは、メモリ
63等に記憶される。これらのモードの選択は自動または手動で行うことができる。
の値(%)を予め設定された条件(たとえば、第1のモード:30%以上、第2のモード
:29%以下)と比較する。たとえば、測定された湿度が10%の場合、コントローラ6
0は、第2のモードを選択して実行する。
計の示す値を確認する。湿度計の示す値が低い場合(たとえば、湿度10%)、操作者は
、印刷媒体に帯電が生じる可能性が高いと判断できる。この場合、操作者は、インクジェ
ットプリンタ1の入力部(図示なし)等を介して、予め設定された第2のモードを選択す
る。コントローラ60は、選択された第2のモードを実行する。
よい。たとえば、印刷される画像の種類や要求される画質によっては、サテライトの影響
を考慮しなくてよい場合もありうる。或いは、一般にクリアインクはカラーインクに比べ
高価なため、印刷全体のコストを考慮した場合に、クリアインクの使用量を減らしたい場
合もありうる。このような場合、たとえば、操作者は、インクジェットプリンタ1の入力
部(図示なし)を介して第1のモードを設定する。コントローラ60は、湿度等の条件に
関わらず設定された第1のモードを実行する。
る。
閾値とを比較する。所定の閾値は、吐出される補助用液体の量を増加させるかどうかを判
断するための値(たとえば、湿度19%以下といった湿度に基づく値)である。
、補助用液体の吐出量を増加させるようヘッド21を制御する。補助用液体の増加量は予
め所定の値が設定されている。
図である。図9に示すように印刷物Pによっては、画像用液体Cまたは補助用液体Lが吐
出される印刷領域PEと、画像用液体Cを吐出しない領域(第2の領域E2)であって、
画像が形成されたのちに引き剥がされる領域SEとが形成されるものもある。
る領域SEに対しては第2の動作(補助用液体Lの吐出)を実行しないようヘッド21を
制御する。具体的には、コントローラ60は、印刷媒体のサイズ、印刷する画像の数、印
刷する画像を示す画像データ等に基づいて、印刷位置にある印刷媒体に対する印刷領域P
Eを予め設定する。コントローラ60は、印刷領域PEに対して印刷を行う。
E以外の領域がある場合、その領域を引き剥がされる領域SEと判断する。コントローラ
60は、引き剥がされる領域SEに補助用液体Lを吐出しないようヘッド21を制御する
。なお、印刷領域PEと引き剥がされる領域SEとの境界線をカットラインCLという。
カットラインCLは、画像データ等に基づいて決定することができる。
能である。しかし、実際には、帯電量の分布が均一になったことに伴って、サテライトの
分布も均一になっているだけであり、印刷領域上にはサテライトが堆積している。そこで
、引き剥がされる領域SEに補助用液体を吐出せず、帯電量の分布が不均一な部分を敢え
て残すことにより、当該部分(引き剥がされる領域SE)にサテライトを選択的に集積さ
せることができる。よって、印刷領域PEにおいては、サテライトの影響を更に低減する
ことができる。
ってもよい。
外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体
以外の流体(流体として流して吐出できる固体を含む)を用いることも可能である。
リンタにも適用することが可能である。シリアルスキャン方式とは、液体の吐出と印刷媒
体の搬送とを繰り返し行うことにより、画像を形成する方式である。すなわち、シリアル
方式で画像の形成を行う場合、印刷媒体を搬送する時点において、画像データに基づく画
像はまだ完成していない。シリアルスキャン方式のインクジェットプリンタとしては、た
とえば、LFP(Large Format Printer)がある。
13 巻取機構、20 ヘッドユニット、21 ヘッド、30 キャリッジユニット、3
1 キャリッジ、32a・32b ガイド、40 ヒータユニット、41 ホットプラテ
ン、42 乾燥機構、50 検出器群、60 コントローラ、61 インターフェース部
、62 CPU、63 メモリ、64 ユニット制御回路、70 測定ユニット
Claims (5)
- 印刷媒体に対し、画像データに基づいた画像を形成するための画像用液体と、前記画像用液体による前記画像の形成を補助するための補助用液体とを吐出するヘッドと、
前記印刷媒体の印刷領域について、前記画像データに基づいて前記画像用液体が吐出される複数の画素からなる第1の領域と、前記印刷領域の前記第1の領域以外の全ての領域であって複数の画素からなる前記画像用液体が吐出されない第2の領域とを求め、前記第1の領域に対し前記画像用液体を吐出する第1の動作と、前記第2の領域に対し前記補助用液体を吐出する第2の動作とを実行するよう前記ヘッドを制御する制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記第2の動作を先のパスで実行し、前記第1の動作を後のパスで実行するよう前記ヘッドを制御することを特徴とする印刷装置。 - 前記制御部は、
前記画像に対応する画像データに基づいて、前記印刷媒体における前記画像の被覆率を求める算出部を有し、
前記被覆率が閾値以下の場合、前記第1の領域に対しても前記補助用液体を吐出するよう前記ヘッドを制御することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記第2の動作における前記補助用液体の吐出量が異なる複数のモードを選択的に実行可能であることを特徴とする請求項1または2記載の印刷装置。
- 前記印刷媒体の湿度を測定する測定部を有し、
前記制御部は、前記測定部による測定結果が所定の閾値以下の場合、前記補助用液体の吐出量を増加させるよう前記ヘッドを制御することを特徴とする請求項1または2記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記第2の領域であって、前記画像が印刷されたのちに引き剥がされる領域がある場合、当該引き剥がされる領域に対しては前記第2の動作を実行しないよう前記ヘッドを制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の印刷装置。
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