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JP6155588B2 - 加湿装置 - Google Patents

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本発明は、気化フィルタを備えた加湿装置に関する。
従来知られている加湿装置の加湿方式は、気化式,ハイブリッド式,ヒータ式,超音波式の4種類に大別されるが、消費電力が少なく静寂性の高い加湿装置が求められている。特に気化フィルタを内蔵する気化式の加湿装置は、消費電力が少ないものの風量が多いという特徴を有し、例えば特許文献1などに開示される。引用文献1の気化フィルタは、トレイに貯留する加湿用の液体に触れた状態で、本体の内部に配設される。
特開2010−249511号公報
しかし上述した加湿装置は、次のような課題があった。
気化フィルタの内側から加湿用給気を供給して、気化フィルタの外側で湿潤空気を得る構造の加湿装置では、気化フィルタに浸かったトレイに貯留する液体の液位が風の影響を受け、トレイからの液体の飛散により、本体の外部に液体が漏れ出す不具合があった。
また、気化フィルタの材質は、ポリエステルなどの繊維を組み合わせて縫製し、帯状に加工して使用するケースが多いが、繊維であるが故に、常時湿った状態が続くと雑菌の増殖で、悪臭を発するようになる。一般的な気化フィルタは、抗菌材や抗カビ剤などを添着して対応しているが、長期間の使用でメンテナンスを繰り返し行うと、その効果が減衰することが確かめられている。
さらに、加湿装置として気化フィルタ全体の保液分布が不均一であると、目標とする加湿量を得るために気化フィルタを大型化せざるを得ず、製品のコンパクト化が実現できない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、トレイに貯留する液体の液位が風の影響を受けないようにし、トレイからの液体の飛散を防止するようにした加湿装置を提供することを第1の目的とする。
本発明の第2の目的は、製品の長期使用により気化フィルタから発する悪臭を抑えることが可能な加湿装置を提供することにある。
本発明の第3の目的は、気化フィルタへの給水構造を工夫して、気化フィルタ全体の保液分布を均一にし、気化フィルタひいては製品の小型化を実現できる加湿装置を提供することにある。
請求項1の発明では、トレイの液位を気化フィルタよりも下方に位置させることで、気化フィルタの外側から供給される加湿用空気によって、トレイに貯留する液体の液位が影響を受けないようにすることができ、トレイからの液体の飛散により、本体の外部に液体が漏れ出す不具合を防止できる。また、黄色ブドウ球菌などが悪臭を発する雑菌が増殖する条件は、適度な温度と水分であるが、本発明において気化フィルタが湿潤する状態は加湿装置の運転時のみであり、それ以外では気化フィルタや汲み上げ手段が回転せず、またトレイに貯留する液体に気化フィルタを浸漬させないので、気化フィルタを乾燥状態にすることができる。そのため、加湿装置の運転停止時に気化フィルタを乾燥させて、雑菌の繁殖条件を満たさないようにし、気化フィルタを清潔な状態に維持して、製品の長期使用により気化フィルタから発する悪臭を抑えることが可能になる。さらに、汲み上げ手段の回転速度が異なる場合であっても、給液手段に備えた案内手段が同じ位置に液体を導いて、気化フィルタに液体を供給することができ、安定した液体の供給による気化性能の向上を実現することができる。
請求項2の発明では、給液部と汲み上げ手段をトレイの同じ片側面に近接させたので、必要最小限の製品サイズに抑えることができ、製品のコンパクト化を実現できる。
請求項1の発明によれば、トレイに貯留する液体の液位が風の影響を受けないようにし、トレイからの液体の飛散を防止するようにした加湿装置を提供できる。また、製品の長期使用により気化フィルタから発する悪臭を抑えることが可能な加湿装置を提供できる。さらに、安定した液体の供給による気化性能の向上を実現することができる。
請求項2の発明によれば、必要最小限の製品サイズに抑えることができ、製品のコンパクト化を実現できる。
本発明の第1実施例を示す加湿装置の前面方向から見た斜視図である。 同上、加湿装置の背面方向から見た斜視図である。 同上、加湿装置の分解斜視図である。 同上、加湿装置の内部構造を示す斜視図である。 同上、加湿装置の内部構造を示す切欠き正面図である。 同上、加湿装置の柄杓とシャワーユニット付近を示す斜視図である。 図6において貯液部を取り外した状態を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明における加湿装置の好ましい実施例を説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施例における加湿装置を示している。先ず、加湿装置の全体的な構成について、図1〜図3を参照しながら説明すると、1は背面側を開口した略円筒有底状の本体、2は本体の背面開口を塞ぐ後カバー、3は後カバー2を覆うように本体1の背面に取り付けられる後パネル、4は本体1の前面に取り付けられる前パネルである。本実施例では、何れも樹脂製の本体1,後パネル3および前パネル4により、加湿装置の外観をなす外郭部材が形成される。
本体1には、複数枚の羽根5を放射状に配置してなるファン6と、ファン6の駆動源となる送風モータ7が設けられ、送風モータ7の回転軸8をファン6の中心部に形成した孔部9に貫通させ、ファン6の背面側から突出する回転軸8の先端部にスピンナー10を螺着することにより、ファン6が回転軸8に取付け固定される。その他に本体1は、ファン6の外周を取り囲むドーナツ形で円環状の気化フィルタ11と、気化フィルタ11の下側に配設するトレイ12と、気化フィルタ11に液体である水を送り込む給水用のギアモータ13と、をそれぞれ備えている。
ファン6は、側面から空気を吸い込み、外周から空気を吐き出すターボファンやシロッコファンとして構成される。また、送風モータ7の回転軸8は、その軸方向が本体1の前後方向に一致するように配置される。
本体1の上面部には、複数のボタンからなる操作部16やLEDなどの表示部17を備えた操作パネル18が設けられると共に、本体1に対して起伏自在な略L字状のハンドル19が設けられる。また、本体1の左右側面部には、多数の開口を有する排気口20がそれぞれ設けられる。排気口20は、ファン6の排気方向に直交して、ファン6の外周を取り囲むように形成される。
前記後パネル3には、多数の開口を有する吸気口21が設けられる。吸気口21は、ファン6の吸気方向である回転軸8の軸方向に直交して形成される。また、吸気口21からファン6に向かう空気の流れを遮断しないように、後パネル3とファン6との間にある中間部材としての後カバー2には、空気の流通口22が開口形成される。
本体1と前パネル4との間には、液体供給源としてのタンク23が着脱自在に配設される。タンク23は周知のように、水を収納する容器24と、容器24の口部に着脱可能に装着されるキャップ25とからなる。キャップ25には図示しない弁体が設けられており、キャップ25を下にしてタンク23を直立状態で本体1に装着したときに、トレイ12側から弁体が押され、タンク23内の水が有底状に形成されたトレイ12の貯留部27に送出されるようになっている。このときの貯留部27内の液位Lは、タンク23に収納される水の残量に拘らず、タンク23の下端の位置に規定される。なお、タンク23を本体1から頻繁に着脱する関係で、前パネル4も本体1に対して、例えば爪嵌合などにより着脱自在に配設される。
気化フィルタ11は、ドラム状に形成されたフィルタ支持体としてのフィルタケース31に、帯状のフィルタ素材32が巻付くように取り付けられている。フィルタケース31は、リング状に形成された前後一対の枠体33,34の間に、複数本の支柱35を連結して形成され、フィルタ素材32は各支柱35の外側に配設される。
トレイ12は、前述した貯留部27の他に、ギアモータ13を駆動源として、貯留部27に貯留した水を気化フィルタ11に導いて供給する給水手段37を備える。給水手段37は、ギアモータ13の回転軸に連結する回動自在な歯車38Aや、貯留部27に貯留する水を汲み上げるための回動自在な柄杓39の他に、柄杓39で汲み上げた水を、気化フィルタ11の内側に導いて給水するシャワーユニット40などを備えて構成される。そして、ギアモータ13の回転力が歯車38Aに与えられると、歯車38Aに噛合する歯(図示せず)をフィルタケース31における枠体33の全周に備えた気化フィルタ11がファン6の周りを回転すると共に、気化フィルタ11の回転力が気化フィルタ11に噛合する歯車38Bを介して柄杓39に伝達することで、いわゆる水汲み水車構造をなす柄杓39が貯留部27内の水を汲み上げて、気化フィルタ11の内側からフィルタ素材32に向けて給水を行なう構成となっている。歯車38Bは柄杓39と同軸上に設けられている。
本実施例では、送風モータ7を中心として、その周囲にファン6と、気化フィルタ11が配置されている。ここで、操作部16のボタン(例えば、運転切/入ボタン)を操作して、加湿装置の運転を開始すると、送風モータ7に所定の電力が供給され、本体1の内部でファン6が回転軸8を中心に回転する。これにより、吸気口21から流通口22を通してファン6の後側面から取り込まれた加湿用空気は、ファン6の外周方向に向きを変えて気化フィルタ11を通過する。また、加湿装置の運転時には、必要に応じてギアモータ13に所定の電力が供給されるので、本体1の内部で気化フィルタ11を回転させつつ、気化フィルタ11の内側からフィルタ素材32に向けて水が供給され、フィルタ素材32は常に水を含んだ状態になる。したがって、前記ファン6の回転に伴い気化フィルタ11を通過する加湿用空気は、フィルタ素材32から水分を奪って、本体1の側面に形成された排気口20に湿潤空気として排出される。
41は、本体1内部に組み込まれた霧化装置である。霧化装置41は、加湿装置の運転時に操作部16の別なボタン(例えば、ピコイオンボタン)を操作することで動作し、操作パネル18と排気口20との間に形成されたミスト放出口42から、マイナスイオンを帯電した微小な粒子径を有する微細ミストが放出されるようになっている。
次に、本実施例の加湿装置に関する特徴的部分について、図4〜図7を参照しながらさらに詳しく説明する。まず、気化フィルタ11は貯留部27内において、その下部の四隅を複数のローラ11Aによって回転自在に支持されている。そして、気化フィルタ11は複数のローラ11Aによって支持されていることにより、貯留部27の液位Lより上に配置されている。
続いて柄杓39は、ドーナツ形で円環状の柄杓本体39Aの内周側に複数のバケット39Bを放射状に配置して備え、前記複数のバケット39Bの開口部39Cは柄杓39の回転方向を向くように形成されている。また、バケット39Bの開口部39Cの縁部分には、突状部39Dを備えており、バケット39B内の液体が開口部39Cから外部へ漏れ出し難いように構成されている。尚、図5に示すようにR方向に回転する柄杓39において、下側に位置するバケット39Bは、貯留部27の液位Lより下側に位置しており、貯留部27内の水に浸されるように構成されている。
シャワーユニット40は、気化フィルタ11の最下部11Aの上方に貯留部27の上部に架設されている。シャワーユニット40は、柄杓39のバケット39Bによって汲み上げられた水を受ける受液部40Aと、受液部40Aによって受け取った水を気化フィルタ11の最下部11Aに滴下するシャワー部40Bとを備えている。
シャワー部40Bは、浅底皿状に形成されており、シャワー部40Bの気化フィルタ11の軸方向に対する寸法L3は、気化フィルタ11の軸方向の寸法L2より僅かに大きく形成されている(L3>L2)。
またシャワー部40Bの中央部分には、複数の貫通部からなる滴下部40Cが形成されており、滴下部40Cは気化フィルタ11の軸方向の寸法L2と略同一寸法L4にわたって(L2≒L4)、複数列形成されたものとする。
尚、滴下部40Cの上部には、滴下部40C全体をほぼ被覆可能な大きさに形成されたスポンジ等からなる貯液部40Dを備えている。
受液部40Aは、シャワー部40Bの一端を柄杓39の上側のバケット39Bに向けて延設されたものである。受液部40Aには、上向きに形成された弾性部材からなるブラシ状又はヘラ状の案内手段40Eを備えている。ここで、案内手段40Eは少なくとも柄杓39の最上位のバケット39Bに当接可能に備えている。
シャワー部40Bには、立壁状に形成され、受液部40Aからの水を貯液部40D及び滴下部40Cの中心方向へ案内する導液部40Fを備えている。
尚、シャワー部40Bには、上方からシャワー部40B全体を被覆可能な蓋体40Gを備えている。
以上のように、水汲み水車構造をなす柄杓39の下側のバケット39Bによって汲み上げられた貯留部27内の水は、下側のバケット39Bが柄杓39の回転によって柄杓39の上部まで上昇すると案内手段40Eに当接し、バケット39B内の水は案内手段40Eによって受液部40Aへ呼び込まれる。その後、受液部40A内の水は導水部40Fによって、シャワー部40Bの貯液部40Dの中心方向へ案内され、貯液部40Dへ貯留される。貯液部40Dへ貯留された水は滴下部40C全体へ拡散していき、各滴下部40Cからシャワーユニット40の下部へ位置する気化フィルタ11のフィルタ素材32の気化フィルタ11の軸方向へ満遍なく水が滴下されることで、気化フィルタ11の内側からフィルタ素材32に向けて給水が行なわれる。
気化フィルタ11を貯留部27の液位Lより上に配置したことにより、気化フィルタ11の外周に近接したファン6からの風をトレイ12に溜まっている水(液位L)に当たり、水が飛散することを防ぐことができる。
トレイ12の貯留部27にタンク23より供給された水が適量貯留されており、その貯留部27の液位Lはフィルタケース31にフィルタ素材32を巻き付けるように取り付けられた気化フィルタ11の最外周の下面より下に位置しており、加湿装置が運転停止している状態では気化フィルタ11は乾燥状態を保っている。
加湿装置の運転時は、ギアモータ13を駆動源として、歯車38を介して、フィルタケース31が回転することにより、下側のバケット39Bが液位Lの下にある柄杓39が回転し、貯留部27に貯留されている水を汲み上げて気化フィルタ11に供給する。
この場合、気化フィルタ11が湿潤するのは運転時のみであり、それ以外は乾燥した状態となっている。これにより、黄色ブドウ球菌などが悪臭(雑巾の生乾きの臭い)を発生する雑菌が増殖する条件として適温と水分があげられるが、加湿装置の運転時においては、気化フィルタ11は乾燥しているので、雑菌の繁殖条件が欠けることにより、気化フィルタ11を清潔な状態を維持できる。
トレイ12の貯留部27の前パネル4と対向する一側面には、タンクのキャップ25が上方から装着可能なカップ状の給水口27Aを備えており、給水口27Aの上部開口部の周縁にはシール部材としてパッキン27Bを備えている。尚、柄杓39は、貯留部27の一側面において給水口27Aに近接して設置されている。
ここで、トレイ12に設けられた給水口27Aと柄杓39の位置関係は、トレイ12の片側同一面に設けられ、且つできる限り近接して位置に設けられることが好ましい。
このように、給水口27Aと柄杓39の位置を近接させたので、加湿装置の設置環境が傾斜していても汲み上げられる水が途切れることを防ぎ、安定した加湿が得られる。尚、給水口27Aと柄杓39の双方の位置が離れていると、傾斜により変動した液位Lに対応するために柄杓39の外径が大きくなり加湿装置も大型化することになる。
尚、本実施例の加湿装置は、送風モータ7とギアモータ13の運転を同時又は別々に運転可能に備えている。これにより、気化フィルタ11の回転を停止した状態で、送風モータ7を運転させ、気化フィルタ11を乾燥させる運転モードを備えており、気化フィルタ11を清潔な状態を維持できる。
以上のように本実施例では、回転する筒型の気化フィルタ11の内側から加湿用空気を供給し、気化フィルタ11の反対側から湿潤空気を得る加湿装置において、巻枠であるフィルタケース31にフィルタ素材32を巻き付けてなる気化フィルタ11の最外周下面よりも下方に、トレイ12の液位Lを位置して設けている。
この場合、トレイ12の液位Lを気化フィルタ11よりも下方に位置させることで、気化フィルタの外側から供給される加湿用空気によって、トレイに貯留する水の水位が影響を受けないようにすることができ、トレイからの水の飛散により、本体の外部に水が漏れ出す不具合を防止できる。
また本実施例では、回転する汲み上げ手段としての柄杓39と、気化フィルタ11と柄杓39に回転力を伝達する伝達機構としての歯車38A,38Bとを備え、加湿装置の運転時に、伝達機構を駆動させて気化フィルタ11と柄杓39を回転させ、トレイ12に貯留する水を柄杓39で汲み上げて気化フィルタ11に供給する構成としている。
黄色ブドウ球菌などが悪臭(雑巾の生乾き臭)を発する雑菌が増殖する条件は、適度な温度と水分であるが、本発明において気化フィルタ11が湿潤する状態は加湿装置の運転時のみであり、それ以外では気化フィルタ11や柄杓39が回転せず、またトレイ12に貯留する水に気化フィルタ11を浸漬させないので、気化フィルタ11を乾燥状態にすることができる。そのため、加湿装置の運転停止時に気化フィルタ11を乾燥させて、雑菌の繁殖条件を満たさないようにし、気化フィルタ11を清潔な状態に維持して、製品の長期使用により気化フィルタ11から発する悪臭を抑えることが可能になる。またこれは、使用者が操作部16により選択的に運転開始と運転停止のモードを設定してもよいし、制御により自動的に運転開始と運転停止を行なわせるようにしても、同様の効果が期待できる。
また本実施例では、トレイ12に設けられた給液部としての給水口27Aと柄杓39を、トレイ12の片側面に近接して備えている。
この場合、給水口27Aと柄杓39をトレイ12の同じ片側面に近接させたので、必要最小限の製品サイズに抑えることができ、製品のコンパクト化を実現できる。
また本実施例では、柄杓39で汲み上げた液体である水を気化フィルタ11に給液する給液手段としてのシャワーユニット40を備え、シャワーユニット40は、柄杓39に接してこの柄杓39からの水を同じ位置に案内する案内手段40Eを備えている。
この場合、加湿装置に電力を供給する電源電圧の関係などで、柄杓39の回転速度が地域毎に異なる場合であっても、シャワーユニット40に備えた案内手段40Eが同じ位置に水を導いて、気化フィルタ11に水を供給することができ、安定した水の供給による気化性能の向上を実現することができる。
また本実施例では、回転する筒型の気化フィルタ11の内側から加湿用空気を供給し、気化フィルタ11の反対側から湿潤空気を得る加湿装置において、前記気化フィルタ11の内側から給液する給液手段としてのシャワーユニット40を備えている。
この場合、気化フィルタ11を通る加湿用空気の流れと同じ方向に給水を行ない、加湿用空気の流れに沿って、水を気化フィルタ11に浸透させることで、広範囲に速く水を浸透させることが可能になる。そのため、気化フィルタ11全体の保水分布を均一にして、気化フィルタ11全面から水を取り出すことができ、気化フィルタ11ひいては製品の小型化を実現できる。
また本実施例では、加湿用空気を気化フィルタ11に供給するファン6を備え、ファン6と気化フィルタ11との軸方向の長さを略同一に形成している。
この場合、気化フィルタ11はファン6からの加湿用空気を全面で受けることができるので、気化フィルタ11に浸透した水を無駄なく気化させて、気化性能を向上することが可能になる。
さらに本実施例では、シャワーユニット40と気化フィルタ11の軸方向の長さを略同一に形成している。
このようにすると、気化フィルタ11はシャワーユニット40からの水を全面で受けることができるので、気化フィルタ11全体の保水分布をさらに均一にすることが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば、本体1の内部構造において、各部の形状や配置などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更が可能である。また、本発明の加湿装置は、例えば気化フィルタ11の下流側に空気清浄フィルタを備えた空気清浄機にも適用できるものである。
6 ファン
11 気化フィルタ
12 トレイ
27A 給水口(給液部)
38 歯車(伝達機構)
39 柄杓(汲み上げ手段)
40 シャワーユニット(給液手段)
40E 案内手段

Claims (2)

  1. 回転する筒型の気化フィルタの内側から加湿用空気を供給し、前記気化フィルタの反対側から湿潤空気を得る加湿装置において、
    前記気化フィルタの下方にトレイの液位を設け、
    回転する汲み上げ手段と、
    前記気化フィルタと前記汲み上げ手段に回転力を伝達する伝達機構とを備え、
    前記加湿装置の運転時に、前記伝達機構を駆動させて前記気化フィルタと前記汲み上げ手段を回転させ、前記トレイに貯留する液体を前記汲み上げ手段で汲み上げて前記気化フィルタに供給する構成とし、
    前記汲み上げ手段で汲み上げた液体を前記気化フィルタに給液する給液手段を備え、
    前記給液手段は、前記汲み上げ手段に接して該汲み上げ手段からの液体を同じ位置に案内する案内手段を備えたことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記トレイに設けられた給液部と前記汲み上げ手段を、前記トレイの片側面に近接して備えたことを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
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