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Abstract
冷却機能を向上させた上衣を提供することを課題とする。前身頃(10)と、後身頃(11)と、袖部(2)と、を備えた上衣であって、前記袖部(2)は、前記前身頃(10)と同じ面側に位置する前部(20)および前記後身頃(11)と同じ面側に位置する後部(21)を有し、前記後部(21)は通気度の低い生地で形成されており、前記前部(20)は前記後部(21)よりも通気度を高くした。
Description
この発明は、上衣に係り、特に、運動中の衣服内に換気を促し、温度を低下させる冷却効果等を図った上衣に関するものである。
マラソンやテニスなど比較的長時間にわたって連続して運動をすると、一般的に体温は大きく上昇する傾向にある。特に高温多湿となる環境下でそのような運動をすると体温上昇が顕著となる。体温が上昇しすぎると運動パフォーマンスの低下につながる可能性がある。
そこで、ウエアの全面もしくは大部分を通気度の高いメッシュ素材で作成するとことにより、運動時の体温上昇を抑制することが期待できる。通気性の向上等を図るためにウエアの一部をメッシュ素材で形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、前後の身頃部と袖部との連結部をこの身頃部並びに袖部よりも伸縮性に優れた通気孔を多数有するメッシュ素材で形成したスポーツ用上衣が提案されている。このスポーツ用上衣においては、メッシュ素材により、通気性が良好になる。しかし、前身頃部と袖部、後身頃と袖部のそれぞれの連結部に、メッシュ素材を配置しているので、前身頃側のメッシュ素材から取り入れた空気がそのまま背部の後身頃側のメッシュ素材に抜けて、空気の流れが起こりにくく、ウエア内の空気の流れに着目すると改善の余地がある。
この発明は、運動中の衣服内に換気を促し、冷却機能を向上させた上衣を提供することを課題とする。
この発明の一態様に係る上衣は、前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えた上衣であって、前記袖部は、前記前身頃と同じ面側に位置する前部および前記後身頃と同じ面側に位置する後部を有し、前記後部は通気度が低い生地で形成されており、前記前部は前記後部よりも通気度が高い。
前記袖部の前部と後部は同一の生地で形成し、前記前部に複数の通気孔を設けてもよい。
前記袖部の前部には、メッシュ生地を用いることができる。
また、前記前身頃は、襟部から肩及び胸元にかけて配置された、前記袖部の後部よりも通気度が高い高通気部を有していてもよい。
また、前記袖部の前部および後部を構成する生地は、好適には剛軟度が20mm〜150mmの範囲から選択される。
また、前記袖部の前部および後部を構成する生地の剛軟度を20mm〜150mmの範囲に設定し、この袖部が胸元に配置された通気度が高い高通気部に繋がるようにしてもよい。
また、前記袖部の前部は、正面視したときに前記袖部の後部の袖口部分が露出するように形成されてもよい。
また、前記袖部は、袖口に配置された、前記前部および前記後部よりも曲げ剛性の高い縁取り部を有していてもよい。
前記袖部は、袖山線と袖底線が、平行又は袖口に向かうにつれて互いの距離が広がるように形成されてもよい。
また、前記前身頃および後身頃の腋部付近に、周囲よりも伸縮性の高い伸張部を有していてもよい。
また、好適には前記後部は通気度が17cm3/cm2・s以下であり、前記前部と前記後部とは、通気性の差が23cm3/cm2・s以上である。
前記通気孔の平面形状は円状であり、好適にはその直径が0.6mm〜5mmの範囲である。
また、前記複数の通気孔は、前記袖部の袖底線側から袖山線側に向かうにつれて漸次径が小さくなるように配置してもよい。
また、前記通気孔の平面形状は上下方向に伸びた楕円状にすることができる。
この発明の一態様に係る上衣は、袖部の後部が通気度の低い生地で形成されており、袖部の前部は後部よりも通気度を高くしているので、腕の動きによって、袖の前部から流入した空気は、後部の通気度の低い素材にぶつかり、身体の中心方向に向かう空気の流れが促進される。このように空気の流れを促すことによって、例えば、衣服内温度を下げる効果が期待される。
以下、この発明の実施形態の上衣について図面を参照しながら詳細に説明する。この実施形態の上衣は、例えば、テニスウエアである。図1は、この実施形態の上衣の正面図、図2は同背面図、図3は同側面図である。
図1〜図3に示すように、この上衣は、前身頃10、後身頃11を有する本体部1と、本体部1の上側の両サイドから延びる一対の半袖状の袖部2を有している。また、本体部1の上部には襟部13が設けられている。
袖部2は、前身頃10と同じ面側に位置する前部20と後身頃11と同じ面側に位置する後部21を有する。
運動者の体温上昇を抑制するためには、メッシュ素材などの通気度の高い素材を用いてウエア全体を構成すればよいとも思われるが、本願の発明者等は、必ずしもそうではなく部分的に通気度を高くして、ウエアに通気性の勾配をつけた方が体温上昇を抑制できる場合があることを見出した。この検証について図9〜図13を用いて説明する。
図9〜図11は検証に用いた上衣であり、具体的にはバスケットウエアに基づくノースリーブの上衣である。図9A、図9Bは、前面及び背面をコットン70%、ポリエステル30%の生地を用いて作成したもの(以下、ノーマルという)であり、図9Aは前面、図9Bは背面を示している。
図10A、図10Bは、前面及び背面の全面をノーマルの生地よりも通気度の高いメッシュ素材で作成したもの(以下、総メッシュという)であり、図10Aは前面、図10Bは背面を示している。
図11A、図11Bは、ノーマルの生地に、部分的にメッシュ素材を用いてメッシュ部を作成したもの(以下、部分メッシュという)である。図11Aに示すように、部分的なメッシュ部は、前面の胸部分101と、両脇線からそれぞれ内側に少し離れた位置の腹の一部102、102と、図11Bに示すように、背面の首の下103と、両肩胛骨から下の背中の一部104に設けている。
図12A、図12Bに示すように、被検者の胸部及び背部にデジタル温湿度センサ110を取り付け、前述の上衣を被検者に着用させて運動時における衣服内温度を測定した。
図12A、図12Bに示すように、被検者の胸部及び背部にデジタル温湿度センサ110を取り付け、前述の上衣を被検者に着用させて運動時における衣服内温度を測定した。
測定は以下の条件のもとで行った。
<環境条件>
温度25℃、湿度50%の室内
<運動条件>
以下の条件(a)、(b)、(c)を順に行う。
条件(a):無風状態で2分間安静にする。
条件(b):被検者の前方より約0.5m/sの風を送った有風状態で2分間の安静状態にする。
条件(c):(b)と同じ有風状態において、10km/hの速さで20分間ランニングする。
<環境条件>
温度25℃、湿度50%の室内
<運動条件>
以下の条件(a)、(b)、(c)を順に行う。
条件(a):無風状態で2分間安静にする。
条件(b):被検者の前方より約0.5m/sの風を送った有風状態で2分間の安静状態にする。
条件(c):(b)と同じ有風状態において、10km/hの速さで20分間ランニングする。
このような条件のもとで、条件(c)の20分間の運動中に30秒ごとに温度を測定し、その平均値を求めた。その結果を図13A、図13Bに示す。図13Aは胸部の温度の測定結果を示すグラフであり、図13Bは背部の温度の測定結果を示すグラフである。
これらのグラフに示されるように、部分メッシュはノーマルおよび総メッシュのいずれよりも温度の上昇が抑えられていることがわかる。
このように、風通りが良い総メッシュよりも部分メッシュの方が、温度上昇が抑えられている要因としては、部分メッシュの上衣内における空気の流れが考えられる。具体的には、部分メッシュの場合、ランニング動作などによって前面のメッシュ部分から流入した空気がメッシュ以外の部分からはあまり抜けずに背面まで回り込み、最終的に背面のメッシュ部分から抜けていくようにして衣服の中で空気の流れができていると推察される。一方で総メッシュの場合は空気が方向を問わず出入りし、部分メッシュのような空気の流れは起こりにくいと考えられる。
本発明者等は上記の知見、すなわち、空気に対してぶつかるような動作をする際には、メッシュ素材のように通気度の高い生地を上衣の全面に用いるよりも、部分的に用いた方が空気の流れを促して衣服内の温度上昇を抑制できる場合があるとの知見を得て、本実施形態に係る上衣の構造を想到するに至ったのである。
すなわち、この実施形態に係る上衣は、上衣全体を高通気度の素材で形成するのではなく、部分的な通気性の差を設け、ウエア内部に空気の流れを積極的に促すようにしたものであり、上衣の各パーツで通気度の異なる素材を用いている。特に、袖部2の後部21は低通気性の生地で形成されており、前部20は後部21よりも通気度が高い。これにより前部20から流入した空気がそのまま後部21から抜けることが抑制される。
この実施形態では、袖部2は、前身頃10および後身頃11より通気度の低い生地を用いて形成されており、前部20に通気孔22を多数設けることで、袖部2の前部20は後部21よりも通気度が高くなるようにしている。前部20の通気孔22は、例えば、前部20の生地に対する機械的なパンチング、レーザー照射などの方法によって形成することができる。
そして、この実施形態においては、前身頃10は、襟部13から肩及び胸元にかけて後部21より通気度の高い高通気部12が設けられ、この高通気部12に連なるように袖部2が取り付けられている。高通気部12は、例えば、略逆三角形状である。
この実施形態においては、袖部2はラグラン袖を基本として形成されているものの一般的なラグラン袖とは若干異なっている。具体的にこの実施形態における袖部2が一般的なラグラン袖と異なるところは、襟部13から直接袖部2が繋がるのではなく、襟部13と袖部2との間に、高通気部12が介在している点である。この実施形態における袖部2は、肩口から胸を通り腋に至る部分も含む。換言すれば、腕振りによって前後に移動する箇所が袖部2となる。
また、後身頃11においては、図2に示されるように、襟部13から肩胛骨の間に至る部分に、略逆三角形状の高通気部14が設けられている。高通気部14は後部21よりも通気度が高い。後身頃11の高通気部14は肩胛骨付近で袖部2と縫製されている。
また、腋部には、袖部2がスムーズに移動できるように、周囲の生地より伸縮性の高い生地で形成された伸張部25が設けられている。尚、この実施形態においては、前身頃10、後身頃11の腋部付近に伸張部25が設けられているが、前身頃10側だけに伸張部25を設けてもよい。
袖部2の袖口には、前部20および後部21よりも曲げ剛性の高い縁取り部26が設けられている。このように曲げ剛性の高い縁取り部26を設けることにより、袖口の型崩れがしにくくなると共に、袖口の重みが増して腕振り時の遠心力がより大きく働き、空気の取り込み口を確保しやすくなる。
また、この実施形態では、前身頃10に袖口まで続くパイピング15と、伸張部25まで続くパイピング16が設けられ、後身頃11に袖口まで続くパイピング15が設けられている。パイピング15、16を設けることで、剛性を高くして、腕振りの際の袖部2の型崩れが抑制される。これにより肌と生地との間に空気の流れる空間が確保され、袖部2から流入された空気が身体の中心方向に向かって流れやすくなる。
上衣を構成する生地に使用される繊維は、一般的な衣服に使用される繊維であればどの繊維を用いてもよく、例えば、綿、麻、絹などの天然繊維、ポリエステル、ナイロン、レーヨンなどの化学繊維などを使用することができる。なお、通気度あるいは曲げ剛性を制御する観点から袖部2を構成する生地には、例えば、ポリエステルからなる布帛を使用することが好ましい。
袖部2の前部20の通気度は、例えば、40cm3/cm2・s以上に設定される。一方、袖部2の後部21は通気度が比較的低くなるように設定されており、その通気度は、例えば、20cm3/cm2・s以下である。
前部20と後部21とは、同じ生地で構成されていていてもよいし、異なる生地で構成されていてもよい。この実施形態では前部20と後部21とを同じ生地で構成し、前部20に複数の通気孔22を設けることにより、前部20の通気度を後部21よりも高くしている。
このように、袖部2を構成することによって、前部20から空気が入り込みやすくするとともに、入り込んだ空気が後部21から流出しないようにしている。これにより袖部2から流入した空気が胸部及び背部に向かって流れ込みやすくなる。
袖部2の前部20と後部21とは、通気度の差が、例えば、23cm3/cm2・s以上となるように設定されている。
前身頃10および後身頃11のうち、高通気部12、14以外の部分の通気度は、例えば、100cm3/cm2・s以上である。
高通気部12、14の通気度は、前身頃10および後身頃11の高通気部以外の部分よりも高く、例えば、200cm3/cm2・s以上である。
生地の通気度は、織り方、層数(単層、2層以上)などにより変えることができる。例えば、織り方によって通気度を低くするには織物の密度(経密度、緯密度)をできる限り高くすればよい。また、生地に樹脂コーティング処理をして通気度を低くすることもできる。
生地に布帛を使用した場合の織り方は、例えば、平織り、綾織り、朱子織り、またはこれを組み合わせたジャガードなどが可能である。
袖部2の前部20に設ける通気孔22は、例えば、平面形状が円状であり、その直径は0.6mm〜5mmの範囲内で選択される。直径を0.6mm以上にすることで空気が通気孔22から入り込みやすくなる。一方、直径を5mm以下にしておくことで通気孔22からの肌の露出が目立ちにくい。
図4は複数の通気孔22の好適な配置の一例を示す図であり、袖部2を展開した平面図である。図4に示す袖部2においては、複数の通気孔22が袖部2の袖底線24側から袖山線23側に向かうにつれて漸次径が小さくなるように配置されている。すなわち、袖山線23に近い位置に配置された通気孔22ほど、その直径が小さくなっている。
腕振りの際に、空気は袖部2の前部20のうち、前部20の上下方向の中央ラインよりも下の領域にぶつかりやすく、上下方向の中央ラインよりも上の領域にぶつかる空気は比較的少ないと考えられる。そのため、前部20の中で後部21(袖山線23)に近い領域の通気孔22を大きくしてしまうと、そこからの空気の取り込みよりも、前部20の上下方向の中央ラインよりも下の領域で取り込まれた空気が抜けてしまう可能性の方が大きくなると考えられる。そこで、前部20の袖底線24側から袖山線23側に向かうにつれて漸次径が小さくなるように複数の通気孔22を配置することで、空気の取り込みと空気抜け防止がバランスよく機能することが期待される。
また、通気孔22の平面形状は、円形だけでなく、三角形、四角形などの多角形状、楕円状など任意の形状が可能である。なかでも上下方向に伸びた楕円状に形成することが好ましい。
これは、腕振りの際に袖部2の前部20にぶつかった空気は前部20に沿って上昇するように流れることが多いと予想されることから、通気孔22の形状を上下方向に伸びた楕円状にすることによって、同じ面積の円状の通気孔22の場合と比較して、上昇するように流れる空気をより多く取り込みやすくなると考えられるためである。
ところで、ランニングやテニスといった、肩関節の屈曲、伸展、外転、内転などある一定方向に対して腕を振ることが多い運動競技においては、その動作によって、上衣の袖部2が大きくはためく。
そのように袖部2が大きくはためいた場合に袖部2の剛軟度が低いと、腕を動かすことにより袖部2の形状が崩れやすくなる。その場合、袖部2の生地が肌に密着する領域が多くなり、空気の流れる空間が確保されず、袖口からの空気の流入が抑制される。そこで、この実施形態においては、袖部2を剛軟度の高い生地で作成している。
袖部2の前部20および後部21を構成する生地の好適な剛軟度の範囲は、20mm〜150mmである。剛軟度が20mm〜150mmの範囲の生地を用いれば、袖部2が型崩れしにくくなり、空気の通り道が確保され、ベンチレーション機能を向上させつつ、肌触りの不快感も抑制できる。即ち、剛軟度が20mm未満だと型崩れがしやすくなるので、剛軟度は20mm以上にすることが好ましい。また、剛軟度が150mmより大きくなると不快感が大きくなるので、剛軟度は150mm以下にすることが好ましい。
なお、剛軟度は、JIS L 1096A法(45°カンチレバー法)に基づいて測定した値である。
ところで、袖は、一般的に肩から腋にかけてアームホールをとって、袖を身頃に縫い付けるセットインと呼ばれるものと、首(襟部)から腕(袖裾)にかけて斜めに袖を取り、身頃に縫い付けるラグラン袖と呼ばれるものがある。この実施形態では、上記したように、ラグラン袖を基本として、前身頃10の襟部13と袖部2との間に略逆三角形状の高通気部12が設けられるとともに、袖部2から胸元の高通気部12まで曲げ剛性の高い生地を用いている。これにより、空気の流れが確保され、袖部2から襟部13に向かっての空気の流れが促進され、ベンチレーション機能が向上することが期待される。
また、腕を振る動作に基づき、袖口からより多くの空気を取り入れるためには、袖部2の面積を拡張することが効果的である。
解剖学的に肩回り及び腕の付け根は、袖口のある上腕より周囲径が大きい。これに合わせて一般的な衣料では、図1の一点鎖線で示した肩回りの径が袖口の径よりも大きくなっている。しかし、袖口からより多くの空気を衣服内に取り込むといった対流の観点から考えると、袖山線23と袖底線24の2つの線分23a、24aを平行とするか、または袖山線23と袖底線24が袖口に向かうにつれて互いの距離が広がるように形成することが好ましい。これにより、袖口からより多くの空気が取り込まれ、対流が促されることで衣服内温度が低下する。
図1に示すように、袖部2の前部20の袖口は、正面視したときに袖部2の後部21の袖口部分が露出するように形成されている。袖口から効率よく空気を取り入れるためには、袖部2の前部20を後部21よりも長軸方向に対して短くカッティングすることが有効である。これによって、腕の前振り方向に対してより多くの空気を袖部2の背部の後部21に当てることが可能となり、対流の促進につながる。袖口のカッティングの形状は、図1に示すように三角形状でもよいし、その他、半円状、四角形状など、後部21の袖口部分が露出すればどのような形状でもよい。
尚、上記した実施形態では、袖部2の前部20と後部21は、同じ生地を用い、前部20に多数の通気孔22を設けることによって、前部20の通気度を後部21よりも高くしているが、通気度の差を設ける方法としてはこれに限らず、例えば、前部20をメッシュ素材の生地を用いて形成し、後部21をメッシュよりも高密度で織った布帛などを用いて形成することによって、前部20の通気度を後部21より高くしてもよい。
また、上記した実施形態においては、袖部2は、ラグラン袖を基本として、腕振りにより前後する箇所に袖部2を設けたが、通常のセットインの袖部にもこの発明は適用できる。
(実施例)
次に、この発明の具体的実施例を図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6に示すように、この実施例の上衣は、前身頃10及び後身頃11を有する本体部1と、袖部2と、襟部13と、伸張部25、27、28の各パーツによって構成されている。
次に、この発明の具体的実施例を図5及び図6を参照して説明する。図5及び図6に示すように、この実施例の上衣は、前身頃10及び後身頃11を有する本体部1と、袖部2と、襟部13と、伸張部25、27、28の各パーツによって構成されている。
なお、この実施例における袖部2は、肩口から胸を通り腋に至る部分も含み、腕振りによって前後に移動する箇所となる。
この実施例では、後身頃11の裾部は、前身頃10より少し長く形成されている。
各パーツの通気度および混紡率は以下の通りである。
<通気度>
・袖部2の前部20 :40cm3/cm2・s
・袖部2の後部21 :17cm3/cm2・s
・前身頃10及び後身頃11 :205cm3/cm2・s
・伸張部25、27、28 :89cm3/cm2・s
なお、通気度はフラージル形通気性試験機を用いて、JIS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定される方法により求めた値である。
<混紡率>
・袖部2の前部20 :ポリエステル100%
・袖部2の後部21 :ポリエステル100%
・前身頃10及び後身頃11 :ポリエステル100%
・伸張部25、27、28 :ポリエステル90%、ポリウレタン10%
<通気度>
・袖部2の前部20 :40cm3/cm2・s
・袖部2の後部21 :17cm3/cm2・s
・前身頃10及び後身頃11 :205cm3/cm2・s
・伸張部25、27、28 :89cm3/cm2・s
なお、通気度はフラージル形通気性試験機を用いて、JIS L 1096「織物及び編物の生地試験方法」に規定される方法により求めた値である。
<混紡率>
・袖部2の前部20 :ポリエステル100%
・袖部2の後部21 :ポリエステル100%
・前身頃10及び後身頃11 :ポリエステル100%
・伸張部25、27、28 :ポリエステル90%、ポリウレタン10%
ここで、袖部2の前部20と後部21は同じポリエステル100%の繊維を用いて同じ密度で織られた布帛からなるが、前部20に複数の通気孔22を設けることによって、両者の通気度の差が生じている。また、袖部2と前身頃10及び後身頃11も同じポリエステル100%の繊維を用いた布帛からなるが、袖部2の密度を前身頃10及び後身頃11よりも高くすることによって通気度の差が生じている。
なお、袖部2の前部20および後部21を構成する生地の剛軟度は23mmである。
袖部2と伸張部27は胸部付近で前身頃10と縫製されている。この実施例は、襟部13から直接袖部2が繋がるのではなく、襟部13と袖部2との間には、伸張部27が設けられている。
この実施例では、袖山線23と袖底線24は平行に形成している。
図5に示すように、袖部2の前部20の袖口を後部21よりも長軸方向に対して短くカッティングしている。袖部2の袖口には、前部20、後部21よりも曲げ剛性の高い縁取り部26を設けている。
(比較例1)
比較例1は、図7に示すように、セットイン型の通常のTシャツであり、通気度が113.5cm3/cm2・sの同じ生地で本体部1a、袖部2aを形成している。
比較例1は、図7に示すように、セットイン型の通常のTシャツであり、通気度が113.5cm3/cm2・sの同じ生地で本体部1a、袖部2aを形成している。
(比較例2)
比較例2は、実施例の上衣における袖部2の前部20の通気孔22を通気性のないテープで塞いだこと以外は実施例と同じである。
比較例2は、実施例の上衣における袖部2の前部20の通気孔22を通気性のないテープで塞いだこと以外は実施例と同じである。
実施例と、比較例1、2を被検者に着せて、被検者の衣服内温度変化と被検者の感覚を測定した。被検者の数は10名である。各被験者にテニスのスイング動作をわせた。ハイボールのヒッティング動作を1回、ローボールのヒッティング動作を3回、を1セットとして計10セットを、約80秒間スイングした。スイングは連続40回になる。
環境条件は、気温5℃、湿度40%、無風状態である。測定は図8に示すように、デジタル温湿度センサ(シスコム社製)を腕から首元にかけて4箇所に取り付けて温度測定をした。デジタル温湿度センサ41は上腕二頭筋部分、デジタル温湿度センサ42は三角筋部分、デジタル温湿度センサ43は肩関節部分、デジタル温湿度センサ44は胸頂上部にそれぞれ装着した。
算出方法は、スイング動作開始の最初の10秒間の測定温度の平均値と、スイング動作終了直前10秒間の測定温度の平均値の差を4箇所について算出し、4箇所の平均値をとった。すなわち、約80秒間のスイング動作によって体温が上昇するが、実施例、比較例1および比較例2のそれぞれについて動作開始直後と動作終了間際とを比較してどの程度温度が上昇するのかを測定し、温度上昇の抑制効果を調べた。
この結果、運動後の温度上昇がこの発明の実施例では+0.61℃、比較例1では+1.42℃、比較例2では+1.34℃であった。比較例1が、一番温度が上がっていることが分かる。そして、袖部からの風の流入をなくした比較例2は、比較例1よりも僅かに低いが、温度の上昇幅が実施例の2倍ほどであった。
このことから、実施例は比較例1及び比較例2よりも衣服内温度を下げる効果があることが確認できた。
また、この実施例の実証からして、袖部2の後部21の通気度を少なくとも17cm3/cm2・s以下にすれば袖部2の前部10や袖口から取り込まれた空気の抜けを抑制して空気の流れを促す効果が期待される。
また、このように通気度の低い後部21を設けた上で、前部20の通気度を少なくとも23cm3/cm2・s以上後部21の通気度よりも高くしておけば、前部20から空気を十分に取り込んで空気の流れを促す効果が期待される。
次に、被検者10人の感覚について評価した。「最も冷たい」を「1」、「最も暖かい」を「10」として、ビジュアルアナログスケール(VAS:Visual Analogue Scale)によりアンケートした。その結果、実施例では、4.3ポイント、比較例1では7.6ポイント、比較例2では、6.4となった。この結果、この実施例が、衣服内温度が上昇していないと感じていることが分かった。
上述の実施形態では、テニスウエアを用いて説明したが、テニスウエアに限らず、例えば、ジョギング程度の腕振りでも効果が得られると期待される。よって、種々のスポーツの上衣に本発明を適用することができる。
上述した実施形態では半袖の上衣を用いて説明したが、長袖の上衣にも本発明は適用可能である。
上述した実施形態では半袖の上衣を用いて説明したが、長袖の上衣にも本発明は適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :本体部
1a :本体部
2 :袖部
10 :前身頃
11 :後身頃
12 :高通気部
13 :襟部
14 :高通気部
17 :肩部
20 :前部
21 :後部
22 :通気孔
23 :袖山線
24 :袖底線
25 :伸張部
26 :縁取り部
27 :伸張部
28 :伸張部
1a :本体部
2 :袖部
10 :前身頃
11 :後身頃
12 :高通気部
13 :襟部
14 :高通気部
17 :肩部
20 :前部
21 :後部
22 :通気孔
23 :袖山線
24 :袖底線
25 :伸張部
26 :縁取り部
27 :伸張部
28 :伸張部
Claims (18)
- 前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えたスポーツ用上衣であって、
前記袖部は、前記前身頃と同じ面側に位置する前部および前記後身頃と同じ面側に位置する後部を有し、
前記前部は前記後部よりも通気度が高く、
前記前部には複数の通気孔が設けられており、
前記複数の通気孔は、前記袖部の袖底線側から袖山線側に向かうにつれて漸次径が小さくなるように配置され、着用者の腕振り動作に伴い前記前部から空気が内部に流入する、スポーツ用上衣。 - 前記袖部の前部と後部は同一の生地からなる請求項1に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部の前部はメッシュ生地からなる請求項1に記載のスポーツ用上衣。
- 前記前身頃は、襟部から肩及び胸元に配置された、前記袖部の後部よりも通気度が高い高通気部を有している請求項1から3のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部の前部および後部を構成する生地は、剛軟度が20mm〜150mmの範囲である請求項2に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部の前部および後部を構成する生地は、剛軟度が20mm〜150mmの範囲であり、前記高通気部に前記袖部が繋がるように形成されている請求項4に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部の前部の袖口は、正面視したときに前記袖部の後部の袖口部分が露出するように形成されている請求項1から6のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部は、袖口に配置された、前記前部および前記後部よりも曲げ剛性の高い縁取り部を有している請求項1から7のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部は、袖山線と袖底線が、平行になるように形成されている請求項1から8のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部は、袖山線と袖底線が、袖口に向かうにつれて互いの距離が広がるように形成されている請求項1から8のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記袖部の腋部付近に配置された、周囲よりも伸縮性の高い伸張部を備えている請求項1から10のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記後部は通気度が17cm3/cm2・s以下である請求項1から11のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記前部と前記後部とは、通気度の差が23cm 3 /cm 2 ・s以上である請求項1から12のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えたスポーツ用上衣であって、
前記袖部は、前記前身頃と同じ面側に位置する前部および前記後身頃と同じ面側に位置する後部を有し、
前記前部は前記後部よりも通気度が高く、
前記前部には複数の通気孔が設けられており、
前記通気孔の平面形状は円状であり、その直径が0.6mm〜5mmの範囲であるスポーツ用上衣。 - 前記前身頃および前記後身頃の通気度が100cm 3 /cm 2 ・s以上である請求項1から14のいずれか1項に記載のスポーツ用上衣。
- 前記通気孔の平面形状は上下方向に伸びた楕円状である請求項2に記載のスポーツ用上衣。
- 前身頃と、後身頃と、袖部と、を備えたスポーツ用上衣であって、
前記袖部は、前記前身頃と同じ面側に位置する前部および前記後身頃と同じ面側に位置する後部を有し、
前記前部は前記後部よりも通気度が高く、
前記前部には複数の通気孔が設けられており、
前記通気孔は前記前部の袖山線と袖底線との間の領域全体に形成されているスポーツ用上衣。 - 前身頃と、後身頃と、腕振り動作に伴い前後に動く袖部と、を備えたスポーツ用上衣であって、
前記袖部は、前記前身頃と同じ面側に位置する前部および前記後身頃と同じ面側に位置する後部を有し、
前記前部と前記後部は同一の生地からなるとともに前記前部は前記後部よりも通気度が高く、
前記前部には複数の通気孔が設けられており、
前記複数の通気孔は、前記袖部の袖底線側から袖山線側に向かうにつれて漸次径が小さくなるように配置されているスポーツ用上衣。
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