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JP6028314B2 - ループスアンチコアグラントの検出方法 - Google Patents

ループスアンチコアグラントの検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、抗リン脂質抗体症候群の診断に用いられる、ループスアンチコアグラント陽性を検出する方法に関する。
ループスアンチコアグラント(LA)は、SLE(Systemic Lupus Erythematosus)患者においてはじめて報告された循環抗凝血素である。LA陽性患者の場合、臨床的にはほとんど出血傾向を認めず、むしろ血栓傾向を示す。しかし、LA陽性患者由来の試料の場合、in Vitroでは活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)やプロトロンビン時間(PT)の延長傾向を示す。その後の研究からLAは、陰性荷電を持つリン脂質と、β2−グリコプロテインI(β2GPI)又はプロトロンビンのような血液中のタンパク質との複合体に対する自己抗体であることが明らかとなり、現在はSLE以外の疾患にも多く検出されることが知られている。特に「抗リン脂質抗体症候群(Antiphospholipid symdrome;APS)」と総称される病態で発生頻度が高く、その診断基準における検査所見の1つとなっている(非特許文献1)。
LAは、個々の凝固因子活性を阻害することなく、in Vitroにおけるリン脂質依存性の凝固反応(APTT、カオリン凝固時間、希釈ラッセル蛇毒時間など)を阻害する免疫グロブリンと定義されており、単一の抗体ではない。例えばLAの責任抗体の一種としては、抗カルジオリピン−β2GPI複合体抗体や、抗フォスファチジルセリン−プロトロンビン複合体抗体などが見出され、ELISA法による測定系が存在する。しかし、これら以外のLA責任抗体の存在は否定されておらず、これら既知の責任抗体の全てが陰性であってもLA陽性となる場合がある。
LAの検出用試薬としては、一般的にリン脂質を含有する血液凝固時間測定用試薬が用いられている。検体中にLAが含まれていると、LAが試薬中のリン脂質と結合してしまうため、in Vitroでの凝固反応を進行させるのに必要なリン脂質が不足し、血液凝固時間が延長する。よって、該血液凝固時間の延長に基づき、LA陽性を判定することができる。該LA検出用試薬の例としては、APTT、PT、及び希釈ラッセル蛇毒時間(dRVVT)用の試薬等がある。
また、リン脂質を含有する血液凝固時間測定用試薬を用い、被検血漿に正常血漿を添加し、その血液凝固時間が補正される(正常化する)程度をグラフ化して判定する血液凝固補正試験(以下、「混合試験」、「ミキシングテスト」ということもある)も行われている(非特許文献2)。
市販のLA検出用試薬としては、LAテスト「グラディポア」(医学生物学研究所社製)というdRVVTに基づく測定用試薬が利用されている。この試薬では、ラッセル蛇毒添加による凝固時間と、ラッセル蛇毒及び過剰濃度のリン脂質添加による凝固時間の比に基づいて検体中のLAの有無を判定している。
また上記の他に、スタクロットLA(ディアグノスティカ スタゴ社製)というLA検出用試薬も市販されている。この試薬では、被検血漿に正常血漿及び過剰のリン脂質を加えたものと、被検血漿に正常血漿のみを加えたものとのAPTTの凝固時間の差を見ることにより、検体中のLAの有無を判定している。
しかし、前記の既存の方法では、それぞれの試薬により単独の項目を測定しただけでは、凝固時間の延長原因が単に凝固因子欠乏によるものか、凝固因子に対するインヒビターによるものか、LAによるものかを鑑別することは困難である。一方、該原因の違いにより治療方針が異なるため、その鑑別は重要である。そのため、これらのLA検出方法は単独で用いられることは稀であり、2種以上の検査を組み合わせて、その結果を総合的に判断することが推奨されている(非特許文献3)。
INTERNATIONAL CONSENSUS STATEMENT ON PRELIMINARY CLASSIFICATION CRITERIA FOR DEFINITE ANTIPHOSPHOLIPID SYNDROME, ARTHRITIS & RHEUMATISM Vol.42,No.7,July 1999,pp 1309−1311 検査と技術,Vol.34,No.8,2006年8月,pp735−742 Update of the guidelines for lupus anticoagulant detection,Journal of Thrombosis and Haemostasis,7:pp1737−1740(2009)
前記したように、LA検出のためには、いくつもの検査を組み合わせなければならず煩雑であり、その結果の解釈についても熟練を必要とするという問題があった。例えば、数種のLA検出方法にて陽性、陰性の判定が異なった場合、各検出方法の原理を考慮した解釈が必要である上、各検出方法の偽陰性・偽陽性の可能性を踏まえて判断しなければならず、既存のLA検出方法ではLAの有無を明確に鑑別することが非常に困難である。
また、LA陽性患者は血栓症状を呈することが多く、LAを疑い検査を開始する時点で、既に抗凝固療法を施されている場合が多い。しかし、抗凝固療法を施されている患者由来の試料の場合、APTT、dRVVTでは偽陽性、混合試験では偽陰性が生じる場合があることが知られている。
抗凝固療法としては、緊急時には即効性があり静脈内投与が可能なヘパリン、長期投与による予防には経口抗凝固薬であるワルファリンが用いられている。ワルファリンは、ビタミンKの作用に拮抗することにより、血液凝固因子のうち第II因子(プロトロンビン)、第VII因子、第IX因子、第X因子の肝臓での生合成を抑制する。それ故、ワルファリン服用者の場合、これら凝固因子の活性が低下しているので、LAの有無に関わらずAPTTやPT、dRVVTが大きく延長する。また、混合試験ではLAの有無に関わらず因子欠乏型に判定される場合がある。またヘパリンはアンチトロンビンを活性化し、抗凝固作用を活性化して凝固を抑制するため、LAの有無に関わらず凝固時間を大きく延長する。
それ故、国際血栓止血学会(ISTH)では、LA検出の際、ワルファリン投与患者由来の試料について、不足した凝固因子を補うため、被検血漿に対して等量の健常者血漿を混合した後に測定することが推奨されている。前記健常者血漿については、血小板数が10/mLを下回るように二重に遠心処理をし、かつ全ての血液凝固因子の活性がほぼ100%であるものを各施設で自家調製して用いることとされている(非特許文献3)。しかし、血液凝固因子の中には活性が非常に不安定で失活しやすいものもあり、そのような健常者血漿を調製するのは非常に困難で、安定入手が容易でないという問題を有していた。
また、前記健常者血漿の調製においては、血漿を貯留(プール)、混合する人数が多いほど、凝固因子の活性の個人毎のばらつきを平均化できるが、施設によっては健常者の人数を確保できず、血漿提供者に偏りができるためバッチ間の品質に差が生じてしまう問題もある。さらに、健常者血漿を用いる方法は、被検血漿中のLAを希釈してしまうだけでなく、健常者血漿に含まれるLA測定を妨害する物質(リン脂質、血小板由来の破砕膜等)を添加してしまう場合もあるため、特にLAが弱陽性の場合は、偽陰性化してしまう可能性があるという問題もあった。
抗凝固療法により血栓症状を抑えている間であっても、その血栓症状の原因の鑑別は治療方針を左右するため重要である。また当初LA陽性を確認し、抗凝固療法を開始した場合であっても、LAの消長を監視することは非常に有用であると考えられるが、現在それを簡便に実現する方法は存在しない。
従って、ワルファリンやヘパリン等の抗凝固療法を受けている患者由来の試料であっても、該抗凝固療法の影響を受けず、かつ血液凝固因子の欠乏との鑑別が可能で、健常者血漿を用いない、簡便なLA検出方法の開発が強く望まれていた。
そこで本発明者は、前記課題を解決すべく種々検討した結果、血液試料とその希釈試料とを準備し、該各試料の血液凝固時間の測定前又は測定時に、各試料に血液凝固因子を含む緩衝液組成物(以下、補助試薬と言うこともある)を添加し、該各試料について血液凝固時間を測定し、それらの各試料についての血液凝固時間を対比すれば、抗凝固療法の影響を受けず、既存の方法よりも感度・特異度も良好にLAを検出可能であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、次の工程(A)、(B)及び(C)を含むことを特徴とするループスアンチコアグラントの検出方法を提供するものである。
(A)血液凝固時間の測定前又は測定時に、血液試料及び該試料の希釈試料にそれぞれ血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する工程、
(B)工程(A)の各試料について血液凝固時間を測定する工程、
(C)工程(B)で得られた各試料についての血液凝固時間を対比する工程
本発明によれば、ワルファリンやヘパリン等の抗凝固療法を受けている患者由来の試料であっても、該抗凝固療法の影響を受けず、LAの有無を簡便かつ従来法よりも感度よく特異的に確認することが可能である。よって、患者が抗凝固療法を受けているか否かを気にする必要がない。また、LA検出のための凝固時間測定において健常者血漿を準備する必要がないため、従来問題となっていた健常者血漿のバッチ間差や安定入手が難しいという問題をも解消できる。
本発明のLA検出方法は、前記工程(A)、(B)及び(C)を行うことを特徴とする。より詳細には、測定サンプルとして、血液試料と該血液試料の希釈試料(以下、単に希釈試料ともいう)を用い、それぞれに血液凝固因子を含有する緩衝液組成物を添加して血液凝固時間を測定し、その凝固時間を比較することを特徴とする。LA陰性患者の場合、希釈試料では凝固因子が減少するため、希釈されていない試料よりも凝固時間が延長する。LA陽性患者の場合、希釈試料は、凝固因子が減少する一方、LAも減少するため、試薬中のLAと結合していないリン脂質量が多くなり、希釈されていない試料と比較して凝固時間が延長する反応と短縮する反応が同時に生じる。LA(抗体)のリン脂質を捕らえる力価が高い場合には、希釈されていないものよりも凝固時間が短縮する。
本発明方法に用いられる血液試料は、全血又は血漿が好ましく、通常、被検者から採取した血液に、クエン酸ナトリウムなどの抗凝固剤を加えて調製される。これらの血液試料のうち、従来LA検出が困難であった被検者由来の血液試料を対象とする場合に、本発明は特に有用である。そのような血液試料としては、ワルファリン服用者、ヘパリン療法等の抗凝固療法を受けている者、ビタンミンK欠乏者、及び肝不全患者等の血液試料が挙げられる。
希釈試料の希釈倍率は、1.1倍以上が好ましく、1.1〜3倍がより好ましく、1.5〜3倍がさらに好ましい。血液試料の希釈に用いる希釈液は、緩衝液が好ましい。なお、血液試料があらかじめ希釈されている場合には、希釈試料はそれをさらに希釈して用いる。
本発明方法の工程(A)においては、血液試料及び希釈試料の双方に、血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する。LA陽性患者血漿を希釈試料にて凝固時間を測定するとき、凝固因子活性の低下による凝固時間延長と、LAの希釈による凝固時間短縮の両方が拮抗している。ワルファリン投与等により、患者血漿の凝固因子活性が低下している場合、凝固時間延長が優位になりやすい。そのため、本発明では、凝固因子活性の低下による凝固時間延長を抑制し、LAに対する感度を上げるために、血液試料及び希釈試料のどちらに対しても、血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する。
本発明に用いられる緩衝液組成物に含有させる血液凝固因子としては、被検血液試料において欠乏していると考えられる血液凝固因子や、使用する血液凝固時間測定用試薬の測定反応に関与する凝固因子を適宜選択して使用する。具体的にはFII、FV、FVII、FVIII、FIX、FX、FXI及びFXIIから選ばれる血液凝固因子の少なくとも1種を含むものであり、さらにFII、FVII、FVIII、FIX、FX、FXI及びFXIIから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましく、さらに少なくともFII、FVII、FIX及びFXから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましい。さらにPTを測定する場合には、FII、FVII及びFXから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましい。APTTを測定する場合には、FII、FVIII、FIX、FX、FXI及びFXIIから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましく、特にFII及びFIXから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましい。またdRVVTを測定する場合には、FII及びFXから選ばれる1種又は2種以上を含むのが好ましい。
凝固因子の濃度は、被検血液試料に緩衝液組成物を添加した後において、0.01〜2.0U/mLが好ましく、より好ましくは0.1〜1.0U/mLである。例えば、被検血液試料と緩衝液組成物を9:1の割合で混合する場合は、緩衝液組成物における凝固因子の濃度は0.1〜20U/mLが好ましく、より好ましくは1〜10U/mLである。
緩衝液のpHは、補助試薬に含まれる血液凝固因子を失活させないpHであればよく、pH6〜9が好ましく、より好ましくはpH6.5〜8.0である。緩衝液としては、HEPES等のGood緩衝液など、公知の緩衝液を適宜用いることが出来る。緩衝液の濃度は、保存中の緩衝能が保たれていればよく、5〜100mMが好ましく、より好ましくは5〜50mMである。
尚、補助試薬には、血液凝固因子の安定化剤として公知のものを、適宜添加してもよい。例えば、特公平06−050999号公報で開示されているグリシルグリシンやグリシルグリシルグリシンなどを添加してもよい。
本発明方法においては、血液凝固時間の測定前又は測定時に、血液試料及び希釈試料に上記血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する。ここで、血液凝固時間の測定前に緩衝液組成物を添加するのは、血液試料及び希釈試料の前処理に相当する。すなわち、血液試料及び希釈試料に前記緩衝液組成物を添加して血液試料又は希釈試料を前処理し、次いで血液凝固測定用試薬を用いて血液凝固時間を測定する。一方、血液凝固時間の測定時に添加するのは、血液凝固測定用試薬の一部に前記緩衝液組成物を添加して、血液凝固時間を測定することに相当する。これらの添加時期のうち、血液凝固時間の測定前に、血液試料及び希釈試料に前記緩衝液組成物を添加する方が、緩衝液組成物に含有させる凝固因子の保存安定性を確保しやすい点で好ましい。
血液凝固時間測定用試薬としては、LAに感受性を示すリン脂質依存性の血液凝固時間測定用試薬あるいは測定法であればいずれでもよく、プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、希釈PT(dPT)、希釈APTT(dAPTT)、カオリン凝固時間(KCT)、及び希釈ラッセル蛇毒時間(dRVVT)などを測定する公知の試薬を用いることができる。これら公知の試薬は、セファリンなどのリン脂質、カオリンなどの陰性荷電体を主成分とする接触因子活性化剤、塩化カルシウムなどのCa2+を生じる化合物、蛇毒等を測定原理にあわせて適宜組み合わせてなるものである。試薬の形態としては、使用時に溶解される乾燥状態や、あるいは溶液状態等を適宜に選択することができる。前記試薬としてはいずれも市販品を使用できる。PT測定用試薬としては、例えばコアグピア(登録商標)PT−N(積水メディカル社製)、トロンボチェックPTプラス(シスメックス社製)、及びSTA試薬シリーズPT(ロシュ・ダイアグノスティックス社製)などが市販されている。APTT測定用試薬としては、例えばコアグピア(登録商標)APTT−N(積水メディカル社製)、トロンボチェックAPTT−SLA(シスメックス社製)、APTTリキッド「RD」及びPTT−LA試薬「RD」(ロシュ・ダイアグノスティックス社製)などが市販されている。dRVVT測定用試薬としては、LAテスト「グラディポア」(医学生物学研究所社製)が市販されている。また、これらの試薬の1以上と本発明の血液凝固因子を含有する緩衝液組成物(補助試薬)を組みあわせてLA検出用の試薬キットとすることもできる。
血液試料と希釈試料の凝固時間を比較する方法として、比を算出することができる。例えば、血液試料の凝固時間を基準とする場合は、下記の式にて比を算出する。
比=(希釈試料の凝固時間)/(血液試料の凝固時間)
この場合、比が大きいほど希釈試料の凝固時間が延長しているのでLA陰性であり、比が小さいほどLA陽性と判断する。
陰性、陽性を判断するためのカットオフ値は、凝固異常の無い健常者血漿の測定値から一般的な方法で統計学的に算出するのが望ましい。例えば、20名以上の健常者血漿の測定値から平均値及び標準偏差(SD)を求め、平均値+2SD(場合によっては平均値−2SD)を算出する。もしくは、パーセンタイル法などで決定する。
以下の実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<測定項目>
(1)APTTスクリーニング試験
PTT LA試薬「RD」(ディアグノスティカ スタゴ社製)を使用し、血液凝固自動分析装置STA−R(ロシュ・ダイアグノスティックス社製)にて測定を実施した。判定のためのカットオフ値には20名以上の健常者測定値+2SDの値を使用した。
(2)dRVVT試験
LAテスト「グラディポア」(医学生物学研究所社製)を使用し、血液凝固自動分析装置STA−Rにて測定を実施した。判定のためのカットオフ値には20名以上の健常者測定値+2SDの値を使用した。
(3)混合試験
PTT LA試薬「RD」(ディアグノスティカ スタゴ社製)を使用し、血液凝固自動分析装置CP2000(積水メディカル社製)にて測定を実施した。正常血漿としてPooled Normal Plasma(以下PNP、Precision Biologic Inc.)を使用した。サンプル混合割合は0、10、20、50、100%に設定し、CP2000のミキシングテスト機能を使用して自動希釈にて測定を行った。判定はグラフを描画し上に凸であればLA陽性とした。
(4)APTT試験変法(本発明の方法)
コアグピアAPTT−N(積水メディカル社製)及び後述の血液凝固因子を含む緩衝液(以下、補助試薬)を使用し、表1に示した測定パラメーターで血液凝固自動分析装置CP2000(積水メディカル社製)にて測定を実施した。具体的には、まず被検血漿45μLに補助試薬を5μL添加したものをサンプルとしてAPTTを測定する(条件1)。次に被検血漿をHBS(50mM HEPES pH7.5、150mM塩化ナトリウム)にて希釈したもの(血漿25μL:HBS20μL)に補助試薬を5μL添加したものをサンプルとしてAPTTを測定する(条件2)。条件1のAPTTをA秒、条件2のAPTTをB秒とするとき、B/A(Ratio)を判定のための測定値として算出する。後述の本発明1,2では希釈時の凝固時間短縮によってLAの有無を判別するため、Ratioが小さい方が陽性となる。判定のためのカットオフ値には20名以上の健常者血漿の測定値−2SDの値を使用した。
Figure 0006028314
<補助試薬>
HBS(50mM HEPES pH7.5、150mM塩化ナトリウム)をベースに、表2に示した血液凝固因子を添加して補助試薬1及び補助試薬2を調製した。血液凝固因子は全てHaematologic Technologies Inc.製を使用した。
尚、後述の表3から表6において、補助試薬1を用いた場合の結果を「本発明1」、補助試薬2を用いた場合の結果を「本発明2」として表した。
Figure 0006028314
上記表2中、Human FactorII、200μg/mLは、2U/mLに相当する。
<被検血漿>
・被検血漿A,B,Cはワルファリンの投与を受けている患者より採取した血漿である。臨床症状等より、LAの存在は否定されている。
・被検血漿1−2は、血液凝固第VIII因子及び血液凝固第IX因子が欠乏した血漿である。抗凝固剤の投与を受けていない。
・被検血漿3−10は、抗凝固剤であるヘパリンの投与を受けている患者より採取した血漿である。臨床症状等より、LAの存在は否定されている。
・被検血漿11−37は、基礎疾患や臨床症状から抗リン脂質抗体の存在が疑われる患者より採取した血漿である。これらのうち、11−24はワルファリン投与を受けている患者より採取した血漿である。
<結果>
表3に示すとおり、ワルファリン投与・非LA群では、APTTスクリーニング試験において全てカットオフ値以上となり、LA陽性との鑑別は困難である。また、dRVVT試験については3例中2例が偽陽性となった(表中「陽性」で示した)。一方、混合試験及び本発明1,2では全て陰性となった。
Figure 0006028314
表4に示すとおり、LAが否定されている凝固因子欠乏(FVIII及びFIX)患者血漿では、APTTスクリーニング試験において全てカットオフ値以上となり、LA陽性との鑑別は困難である。一方、dRVVT試験、混合試験及び本発明1,2では全て陰性となった。本発明の方法は、被検血漿に凝固因子を補充する系ではあるが、希釈前後を比較するという工程を含むことにより、単純に凝固因子が欠乏している状態と、インヒビター陽性である場合の結果が不明瞭にならない。dRVVT試験や混合試験と同様に明瞭に鑑別可能である。
Figure 0006028314
表5に示すとおり、ヘパリン投与・非LA群では、APTTスクリーニング試験において8例中7例がカットオフ値以上となり、LA陽性との鑑別は困難である。また、dRVVT試験については8例中2例が偽陽性となった(表中「陽性*」で示した)。一方、本発明1,2では全て陰性となった。
Figure 0006028314
表6ではLAが疑われる検体群の結果を示した。ワルファリン投与群ではAPTTスクリーニング試験において14例中13例がカットオフ値以上となったが、表3の結果を考慮するとLA陽性との鑑別は困難である。dRVVT試験についても14例中13例が陽性となったが、表3の結果からワルファリン投与により偽陽性を生じる可能性が示唆されており、ワルファリンによる偽陽性とLA陽性の鑑別は困難である。なお、APTTスクリーニング試験での陰性検体(検体16)とdRVVT試験での陰性検体(検体19)は一致していない。一方、混合試験は14例中3例が陽性となり、陽性3例は全て本発明1,2においても陽性であった。従ってdRVVT試験の結果中、少なくとも14例中7例(表中「陽性*」で示した)は偽陽性である可能性が高いと考えられる。混合試験は陰性で、本発明1,2が陽性の検体3例(検体11,21,23)についてLAの責任抗体と考えられる抗β2GPI抗体(以下aβ2GPI)、抗フォスファチジルセリン・プロトロンビン複合体抗体(以下aPS/PT)を測定したところ、検体11,21は両方陽性、検体23はaPS/PTが陽性であった。以上よりこの3例の混合試験の結果は偽陰性であり、実際にはLA陽性である可能性が非常に高いと考えられる。
ワルファリン非投与群では、13例中6例が全ての項目で陽性となり、2例が陰性となったためこの8例については陽性・陰性の鑑別可能であった。残り5例中、本発明1,2のみが陽性となった検体30について、aβ2GPIとaPS/PTを測定したところ、aβ2GPIが陽性であったため、dRVVT及び混合試験の偽陰性で、実際にはLA陽性である可能性が非常に高いと考えられる。
Figure 0006028314
APTTスクリーニング試験及びdRVVT試験においては、ヘパリンやワルファリン等の抗凝固剤の影響を受け偽陽性を生じる。また、混合試験についてはワルファリンの影響等を受け、偽陰性が生じる場合がある。本発明方法は、APTTスクリーニング試験及びdRVVT試験のようにヘパリンやワルファリン等の抗凝固剤の影響を受けることなく、凝固因子欠乏との鑑別も明瞭であり、混合試験よりも感受性が高く偽陰性が少ない。

Claims (5)

  1. 次の工程(A)、(B)及び(C)を含むことを特徴とするループスアンチコアグラントの検出方法。
    (A)血液凝固時間の測定前又は測定時に、血液試料及び該試料の希釈試料にそれぞれFII、FV、FVII、FVIII、FIX、FX、FXI及びFXIIから選ばれる1種又は2種以上の血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する工程、
    (B)工程(A)の各試料について血液凝固時間を測定する工程、
    (C)工程(B)で得られた各試料についての血液凝固時間を対比する工程
  2. 血液凝固因子が、FII、FVII、FVIII、FIX、FX、FXI及びFXIIから選ばれる1種又は2種以上である請求項1記載の検出方法。
  3. 血液試料が、全血又は血漿である請求項1又は2記載の検出方法。
  4. 血液凝固時間の測定前に、血液試料に、血液凝固因子を含む緩衝液組成物を添加する請求項1〜3のいずれか1項記載の検出方法。
  5. 血液凝固時間の測定手段が、活性化トロンボプラスチン時間又は希釈ラッセル蛇毒時間である請求項1〜4のいずれか1項記載の検出方法。
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