JP6025666B2 - エンジン - Google Patents
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Description
クランクケースの一端部に伝動ケースが設けられ、伝動ケースにオイルポンプが設けられ、オイルポンプが伝動ケース内の伝動装置を介して駆動されるように構成され、クランクケースの下部にオイルパンが取り付けられ、オイルパンに溜められたエンジンオイルが上方からバッフルプレートで覆われたエンジン。
オイル吐出孔から吐出されたエンジンオイルは、伝動ケース内からクランクケースの端壁の開口を介してバッフルプレートの上方空間に流出するため、エンジンオイルがクランク軸で掻き揚げられ、クランクケース内でのオイルミストの発生量が多くなる。このため、ブリーザ装置からのエンジンオイルの排出量が多くなる。
図1,3,4に例示するように、クランクケース(1)の一端部に伝動ケース(2)が設けられ、伝動ケース(2)にオイルポンプ(3)が設けられ、オイルポンプ(3)が伝動ケース(2)内の伝動装置(4)を介して駆動されるように構成され、クランクケース(1)の下部にオイルパン(5)が取り付けられ、オイルパン(5)に溜められたエンジンオイル(6)が上方からバッフルプレート(7)で覆われた、エンジンにおいて、
クランクケース(1)の端壁(1a)にオイルポンプ(3)のリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)を臨ませたオイル流入孔(9)が設けられ、このオイル流入孔(9)がバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨み、
図3,図1(B),図2(A)に例示するように、クランク軸(10)の架設方向を前後方向として、
前記クランクケース(1)の端壁(1a)がクランクケース(1)の前後方向端部側に設けられ、この端壁(1a)で前後方向に向けて開口されたオイル流入孔(9)を介してリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)がバッフルプレート(7)よりも低い位置でバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨んでいる、ことを特徴とするエンジン。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 クランクケース内でのオイルミストの発生量を抑制することができる。
図1(B)に例示するように、クランクケース(1)の端壁(1a)にオイルポンプ(3)のリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)を臨ませたオイル流入孔(9)が設けられ、このオイル流入孔(9)がバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨んでいるので、オイル吐出孔(8a)から吐出されたエンジンオイル(6)は、オイル流入孔(9)を介してバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に流入し、クランク軸(10)によるエンジンオイル(6)の掻き揚げが抑制され、クランクケース(1)内でのオイルミストの発生量を抑制することができる。このため、ブリーザ装置(図外)からのエンジンオイル(6)の排出量を少なくすることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 伝動ケース内でのオイルミストの発生量を抑制することができる。
図1(A)(B)に例示するように、オイル流入孔(9)が伝動ケース(2)の内底面(2a)の高さに設けられ、伝動ケース(2)の内底面(2a)に溜まろうとするエンジンオイル(6)がオイル流入孔(9)からバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に流入するように構成されているので、伝動ケース(2)内での伝動装置(4)によるエンジンオイル(6)の掻き揚げが抑制され、伝動ケース(2)内でのオイルミストの発生量を抑制することができる。このため、ブリーザ装置からのエンジンオイルの排出量を少なくすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 バッフルプレートの下方空間でのオイルミストの発生量を抑制することができる。
図1(B)に例示するように、オイル流入孔(9)がバッフルプレート(7)の下面(7b)寄りの高さに配置され、オイル流入孔(9)から噴出するエンジンオイル(6)がバッフルプレート(7)の下面(7b)に沿うように構成されているので、オイル流入孔(9)からバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に噴出するエンジンオイル(6)の飛沫がバッフルプレート(7)の下面(7b)に付着して凝集し、オイルパン(6)に落下し、バッフルプレート(7)の下方空間(7a)でのオイルミストの発生量を抑制することができる。このため、ブリーザ装置からのエンジンオイル(6)の排出量を少なくすることができる。
図4に示すように、シリンダブロック(11)の下部にクランクケース(1)が設けられ、クランクケース(1)内にクランク軸(10)が架設され、シリンダブロック(11)の上部に第1気筒シリンダ(17)と第2気筒シリンダ(18)とが配置され、シリンダブロック(11)の上部にシリンダヘッド(図外)が組み付けられ、シリンダブロック(11)の前部に伝動ケース(2)が組み付けられ、伝動ケース(2)の前部にベルトケース(12)が組み付けられ、シリンダブロック(11)の後方にフライホイール(13)が配置され、クランクケース(1)の下部にオイルパン(5)が組み付けられ、オイルパン(5)内にエンジンオイル(6)が溜められている。
図3に示すように、クランクケース(1)にはクランク軸(10)の両側で一対の一次回転バランサ(14)(14)が架設され、この一対の一次回転バランサ(14)(14)は伝動ケース(2)内の伝動装置(4)を介してクランク軸(10)から連動される。伝動装置(4)は調時伝動ギヤトレインである。
ベルトケース(12)内には伝動ベルト(15)が収容され、この伝動ベルト(16)を介して吸排気の動弁カム(図外)が駆動される。
オイルポンプ(3)は、エンジンオイル(6)をエンジン内で循環させる潤滑用のものであり、一対の一次回転バランサ(14)(14)の一方に連動連結されている。オイルポンプ(3)の横側にはオイルフィルタ(20)が配置されている。他方の一次回転バランサ(14)には動力取り出し用のオイルポンプ(19)が連動連結されている。
バッフルプレート(7)の中央部には動弁カムやクランク軸(10)の軸受のからリークしたエンジンオイル(6)をオイルパン(5)に戻すオイル戻し口(16)が設けられている。
図3,図1(B),図2(A)に示すように、クランク軸(10)の架設方向を前後方向として、前記クランクケース(1)の端壁(1a)がクランクケース(1)の前後方向端部側に設けられ、この端壁(1a)で前後方向に向けて開口されたオイル流入孔(9)を介してリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)がバッフルプレート(7)よりも低い位置でバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨んでいる。
(1a) 端壁
(2) 伝動ケース
(2a) 内底面
(3) オイルポンプ
(4) 伝動装置
(5) オイルパン
(6) エンジンオイル
(7) バッフルプレート
(7a) 下方空間
(7b) 下面
(8) リリーフ弁
(8a) オイル吐出孔
(9) オイル流入孔
Claims (3)
- クランクケース(1)の一端部に伝動ケース(2)が設けられ、伝動ケース(2)にオイルポンプ(3)が設けられ、オイルポンプ(3)が伝動ケース(2)内の伝動装置(4)を介して駆動されるように構成され、クランクケース(1)の下部にオイルパン(5)が取り付けられ、オイルパン(5)に溜められたエンジンオイル(6)が上方からバッフルプレート(7)で覆われた、エンジンにおいて、
クランクケース(1)の端壁(1a)にオイルポンプ(3)のリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)を臨ませたオイル流入孔(9)が設けられ、このオイル流入孔(9)がバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨み、
クランク軸(10)の架設方向を前後方向として、
前記クランクケース(1)の端壁(1a)がクランクケース(1)の前後方向端部側に設けられ、この端壁(1a)で前後方向に向けて開口されたオイル流入孔(9)を介してリリーフ弁(8)のオイル吐出孔(8a)がバッフルプレート(7)よりも低い位置でバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に臨んでいる、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載されたエンジンにおいて、
オイル流入孔(9)が伝動ケース(2)の内底面(2a)の高さに設けられ、伝動ケース(2)の内底面(2a)に溜まろうとするエンジンオイル(6)がオイル流入孔(9)からバッフルプレート(7)の下方空間(7a)に流入するように構成されている、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載されたエンジンにおいて、
オイル流入孔(9)がバッフルプレート(7)の下面(7b)寄りの高さに配置され、オイル流入孔(9)から噴出するエンジンオイル(6)がバッフルプレート(7)の下面(7b)に沿うように構成されている、ことを特徴とするエンジン。
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JP2013138925A JP6025666B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エンジン |
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JP2013138925A JP6025666B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エンジン |
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JP2015010588A JP2015010588A (ja) | 2015-01-19 |
JP6025666B2 true JP6025666B2 (ja) | 2016-11-16 |
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JP2013138925A Active JP6025666B2 (ja) | 2013-07-02 | 2013-07-02 | エンジン |
Country Status (1)
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JP2015010588A (ja) | 2015-01-19 |
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