JP6019387B2 - アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態1におけるアーク溶接装置の概略構成を示す。アーク溶接装置は主に、溶接電源装置15と、マニピュレータ18と、溶接電源装置15やマニピュレータ18を制御するロボット制御装置16を備えている。
本実施の形態2において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。実施の形態1と異なる主な点は、短絡が2回以上の所定回数検出された場合には短絡期間と判断して短絡制御を行い、短絡開放が2回以上の所定回数検出された場合には、アーク期間と判断してアーク制御を行う点である。すなわち、本実施の形態2では、溶接出力の制御について説明している。なお、短絡制御とは、短絡期間に適した溶接出力の制御であり、アーク制御とは、アーク期間に適した溶接出力の制御である。
2 1次整流部
3 スイッチング部
4 トランス
5 2次整流部
6 DCL
7 駆動部
8 溶接電圧検出部
9 溶接電流検出部
10 短絡/アーク検出部
11 短絡/アーク判定計時部
12 短絡制御部
13 アーク制御部
14 ワイヤ送給速度制御部
15 溶接電源装置
16 ロボット制御装置
17 溶接条件設定部
18 マニピュレータ
19 ワイヤ保存部
20 溶接ワイヤ
21 フィードローラ
22 チップ
23 アーク
24 被溶接物
Wf ワイヤ送給速度
Wf1 平均ワイヤ送給速度
Wfa ワイヤ送給速度(正送)
Wfs ワイヤ送給速度(逆送)
Vw 溶接電圧
Aw 溶接電流
t1 第1の所定時間
t2 第2の所定時間
Wf2 第1のワイヤ送給速度(正送)
Wf3 第2のワイヤ送給速度(逆送)
WF 周期
WV 所定の振幅
Claims (10)
- 溶接用のワイヤの送給として前進送給である正送と後退送給である逆送とを、所定の周波数と所定の振幅で周期的に繰り返し行い、前記ワイヤと溶接対象物との溶接状態が短絡であるのか短絡開放であるのかを検出するアーク溶接制御方法であって、
正送中に短絡であることを検出すると周期的な送給を中断して前記短絡であることを検出した時点の送給速度である第1の送給速度で一定速度送給を行い、前記第1の送給速度での送給中の第1の所定時間内に短絡であることが2回以上の所定回数検出された場合には、前記周期的な送給を再開し、
逆送中に短絡開放であることを検出すると周期的な送給を中断して前記短絡開放であることを検出した時点の送給速度である第2の送給速度で一定速度送給を行い、前記第2の送給速度での送給中の第2の所定時間内に短絡開放であることが2回以上の所定回数検出された場合には、前記周期的な送給を再開するアーク溶接制御方法。 - 正送中に短絡であることを検出した時点のワイヤ送給速度の絶対値が、所定の第1のワイヤ送給速度以上の場合には、第1の送給速度による一定速度送給を行わずに周期的な送給を継続し、
逆送中に短絡開放であることを検出した時点のワイヤ送給速度の絶対値が、所定の第2のワイヤ送給速度以上の場合には、第2の送給速度による一定速度送給を行わずに周期的な送給を継続する請求項1記載のアーク溶接制御方法。 - 第1の所定時間と第2の所定時間の長さは異なる請求項1または2に記載のアーク溶接制御方法。
- 溶接用のワイヤと溶接対象物との溶接状態が短絡であるのか短絡開放であるのかを検出するアーク溶接制御方法であって、
第1の所定時間内に短絡であることが2回以上の所定回数検出された場合には、短絡期間であると判定し、前記第1の所定時間の間は、前記所定回数の検出された短絡のうち1回目の短絡検出時の溶接電流よりも低い溶接電流に制御するアーク溶接制御方法。 - 溶接用のワイヤと溶接対象物との溶接状態が短絡であるのか短絡開放であるのかを検出するアーク溶接制御方法であって、
第2の所定時間内に短絡開放であることが2回以上の所定回数検出された場合には、アーク期間であると判定し、前記第2の所定時間の間は、前記所定回数の検出された短絡開放のうち1回目の短絡開放検出時の溶接電流と同じ大ききの溶接電流を維持する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流よりも高い電流に維持する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流よりも低い電流に維持する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流から時間の経過と共に溶接電流を増加する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流から時間の経過と共に溶接電流を低下するように制御するアーク溶接制御方法。 - 消耗電極である溶接ワイヤと母材との間でアークの発生と短絡とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置であって、
溶接出力を制御するスイッチング部と、
前記スイッチング部を制御する駆動部と、
溶接電流を検出する溶接電流検出部と、
溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
前記溶接電圧検出部の出力に基づいて短絡状態であるのかアーク状態であるのかを検出する短絡/アーク検出部と、
前記短絡/アーク検出部からの信号を受けて第1の所定時間の間に短絡状態が発生しているか否かあるいは第2の所定時間の間にアーク状態が発生しているか否かを判定するための短絡/アーク判定計時部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて短絡時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力する短絡制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号を基づいてアーク時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力するアーク制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて前記ワイヤ送給速度を制御するワイヤ送給速度制御部と、
設定電流や設定電圧を設定するための溶接条件設定部とを備え、
前記ワイヤの送給として前進送給である正送と後退送給である逆送とを、所定の周波数と所定の振幅で周期的に繰り返し行い、
正送中に短絡であることを検出すると周期的な送給を中断して前記短絡であることを検出した時点の送給速度である第1の送給速度で一定速度送給を行い、前記第1の送給速度での送給中の第1の所定時間内に短絡であることが2回以上の所定回数検出された場合には、前記周期的な送給を再開し、
逆送中に短絡開放であることを検出すると周期的な送給を中断して前記短絡開放であることを検出した時点の送給速度である第2の送給速度で一定速度送給を行い、前記第2の送給速度での送給中の第2の所定時間内に短絡開放であることが2回以上の所定回数検出された場合には、前記周期的な送給を再開するアーク溶接装置。 - 消耗電極である溶接ワイヤと母材との間でアークの発生と短絡とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置であって、
溶接出力を制御するスイッチング部と、
前記スイッチング部を制御する駆動部と、
溶接電流を検出する溶接電流検出部と、
溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
前記溶接電圧検出部の出力に基づいて短絡状態であるのかアーク状態であるのかを検出する短絡/アーク検出部と、
前記短絡/アーク検出部からの信号を受けて第1の所定時間内に短絡状態が2回以上の所定回数発生しているか否かを判定するための短絡/アーク判定計時部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて短絡時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力する短絡制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号を基づいてアーク時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力するアーク制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて前記ワイヤ送給速度を制御するワイヤ送給速度制御部と、
設定電流や設定電圧を設定するための溶接条件設定部とを備え、
第1の所定時間内に短絡であることが2回以上の所定回数検出された場合には、短絡期間であると判定し、前記第1の所定時間の間は、前記所定回数の検出された短絡のうち1回目の短絡検出時の溶接電流よりも低い溶接電流に制御するアーク溶接装置。 - 消耗電極である溶接ワイヤと母材との間でアークの発生と短絡とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置であって、
溶接出力を制御するスイッチング部と、
前記スイッチング部を制御する駆動部と、
溶接電流を検出する溶接電流検出部と、
溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
前記溶接電圧検出部の出力に基づいて短絡状態であるのかアーク状態であるのかを検出する短絡/アーク検出部と、
前記短絡/アーク検出部からの信号を受けて第2の所定時間内にアーク状態が2回以上の所定回数発生しているか否かを判定するための短絡/アーク判定計時部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて短絡時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力する短絡制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号を基づいてアーク時の溶接出力制御信号を前記駆動部に出力するアーク制御部と、
前記短絡/アーク判定計時部からの信号に基づいて前記ワイヤ送給速度を制御するワイヤ送給速度制御部と、
設定電流や設定電圧を設定するための溶接条件設定部とを備え、
第2の所定時間内に短絡開放であることが2回以上の所定回数検出された場合には、アーク期間であると判定し、前記第2の所定時間の間は、前記所定回数の検出された短絡開放のうち1回目の短絡開放検出時の溶接電流と同じ大ききの溶接電流を維持する、または、
前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流よりも高い電流に維持する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流よりも低い電流に維持する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流から時間の経過と共に溶接電流を増加する、または、前記1回目の短絡開放検出時の溶接電流から時間の経過と共に溶接電流を低下するように制御するアーク溶接装置。 - アーク溶接装置は、マニピュレータとロボット制御装置を備えた産業用ロボットと、溶接電源装置とを備え、
前記溶接電源装置は、スイッチング部と、駆動部と、溶接電流検出部と、溶接電圧検出部と、短絡/アーク検出部と、短絡/アーク判定計時部と、短絡制御部と、アーク制御部と、ワイヤ送給速度制御部を備え、前記産業用ロボットは、溶接条件設定部を備えた請求項6から8のいずれか1項に記載のアーク溶接装置。 - 溶接電源装置を、ロボット制御装置内に設けた請求項9記載のアーク溶接装置。
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