JP6006978B2 - 運搬装置 - Google Patents
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Description
(課題1)
緩衝材90によって運搬時の振動を緩衝でき、腰壁パネル60相互の当接を防げたとしても、緩衝材90が面材600の仕上げ面に直接接触しており、緩衝材90に接する部位のみに局部的な応力が加わるため塗膜に損傷を与える可能性があった。特に、高品質な塗装が面材600に施されている場合には、局部的な応力の負荷を防ぐ必要性が高かった。
また、緩衝材90の表面が汚れている場合には、その汚れが面材600に転写してしまうことがあった。特に、トラック80に固定されるロープの締結することによって緩衝材90と腰壁パネル60との間に接触圧力が残留すること、運搬時の振動によって摩擦熱が生じること等によって汚れが転写する蓋然性が高かった。
また、面材600の損傷を防ぐために、作業者は慎重に腰壁パネル60を積載する必要があり、また、腰壁パネル60の仕上げ面の汚損を防ぐために緩衝材90を清浄にしなくてはならず、作業効率が少なからず低下していた。
ラック93に、外壁パネル61を積載する場合には、パネル支持部材96上にラック93の内面材612が接するために、仕上げ面を含む外面材610が損傷する問題は生じない。しかし、両面に仕上げ面を有する腰壁パネル60をラック93に積載する場合には、面材600の仕上げ面が鋼製のパネル支持部材96に接触し、損傷してしまうことがあった。このため、例えパネル支持部材96と腰壁パネル60との間に緩衝材90を介装させたとしても、上記のように、緩衝材90が、面材600の仕上げ面に損傷及び汚損を与える等の問題があった。
建築作業場へ搬入する際には、腰壁パネル60にロープをかけ、クレーンによって吊り上げてトラック80又はトラック80に積載されたラック93から取り出す。腰壁パネル60は、ロープによって支持する位置が偏っていていると、吊り上げ開始時に傾いてしまい、その下段の腰壁パネル60に当接して互いに損傷してしまう虞があった。
また、トラック80への積載時にトラックシートを最上段の腰壁パネル60に被せるために、それより下段の腰壁パネル60上に作業者が乗ることがあった。この場合、面材600の仕上げ面が破損又は汚損することがあった。
腰壁パネル60は、荷台800上に平積みされた状態、及びラック93に乗せられて状態においては、寝かせられた状態である。このため、作業者は、他の建材への取り付け時に腰壁パネル60を立て起こす必要がある。この際、作業者が面材600の端部を支点として回転させて立て起こすことにより、面材600の端部が損傷してしまうことがあった。このため、作業者は、面材600の端部が他のものに接触しないように、腰壁パネル60を慎重に立て起こさなければならず作業効率が低かった。
また、腰壁パネル60を保管庫等に保管する場合には、保管場所の高さ方向のスペースと、保管場所までの搬送するクレーンの大きさのために、8,9枚等の所定の枚数に限られることが多い。所定の枚数を超える場合には、例え1枚であっても、腰壁パネル60の面積分だけ格納スペースが必要であり保管効率が低かった。
図10に示された腰壁パネル60が面方向に重ね合わせられて積載されている場合、及び特許文献1に開示された板材が面方向に重ね合わせている積載されている場合、重ね合わせられた腰壁パネル60又は板材のうち最も外側のものしか取り出すことができなかった。同様に、ラック93に腰壁パネル60が積載されている場合も、腰壁パネル60の取り出し方向である吊り上げ方向は一方向のみに制限されるため、最上段の腰壁パネル60のみしか取り出すことができなかった。つまり、板材を取り出す順番は、積載する順番によって定められ、変更することはできなかった。
図10に示された腰壁パネル60を運搬する方法、又は図11に示されたラック93を用いて腰壁パネル60を運搬する方法において、最上段にある腰壁パネル60は、直接的又はトラックシートを介して間接的にロープ等で締め付けられることとなる。また、特許文献1に開示された搬送装置によると、上記の例と同様に、板材が重なり合わせられた状態で、最外側にある板材が紐によって締め付けられることとなる。このような場合、ロープ又は紐の締め付け強さによって腰壁パネル60又は板材の仕上げ面が損傷又は汚損することがあった。
第1実施形態に係る運搬装置10は、図1及び図2に示すように、腰壁パネル60の運搬に用いられるものであって、6枚の腰壁パネル60を挟持して、トラック80の荷台800上に積載されるものである。
第2実施形態に係る運搬装置11は、図6に示すように、ベース部材120の両端に設けられた2本の支柱200のうち、一方の支柱200に挿通する押さえ部材310と他方の支柱200に挿通する押さえ部材311とを有するパネル挟持セット110を備える。
上記実施形態における運搬装置10,11は、高さ方向において一段のみで腰壁パネル60,62,64を挟持する構成であった。しかし、本発明はこの構成に限定されない。例えば、第3実施形態に係る運搬装置12は、図7に示すように、パネル挟持セット100の上に、パネル挟持セット112を更に備え、2段に構成されている。
第3実施形態に係る運搬装置12において、下段のパネル挟持セット100の押さえ部材300と、上段のパネル挟持セット112のベース部材128とは、別部材のものとして説明したが、本発明はこの構成に限定されない。
上記の実施形態においては、押さえ部材300が支柱200に挿通される貫通孔300Aを両端に有するものとして説明したが、押さえ部材300の水平方向の移動を支柱200が制限できればよく、本発明はこの形態に限定されるものではない。例えば、図9(a)に押さえ部材302の端部を示すように、押さえ部材302は、支柱200に挿通される溝302Aを両端に有するものであってもよい。この溝302Aは、支柱200の外形に沿うように断面が正方形状に形成された内部空間を有する。
100,110,112 パネル挟持セット
120 ベース部材(第1ベース部材)
128 ベース部材(第2ベース部材)
128A 貫通孔
130 収容穴
132 係合穴
200,210 支柱
300,302,304,310,311,320 押さえ部材
300A 貫通孔
302A,304A 溝
40 上部スペーサ(第1スペーサ)
400 係合部
400A 貫通孔(挿通部)
420 接合部
500 下部スペーサ(第2スペーサ)
60,62,64 腰壁パネル(両面仕上げ材組付パネル)
600 面材
620 フレーム部
630 フレーム
632 ボルト(突起)
80 トラック
Claims (9)
- 一方向に延在する向きで所定の間隔を置いて設けられた少なくとも2本の長尺フレームを備えるフレーム部と、該フレーム部の両側面に固定された2枚の面材と、から構成される両面仕上げ材組付パネルを運搬するための運搬装置であって、
前記フレーム部の一方のフレームを支持する第1ベース部材と、
該第1ベース部材の一端側から立設する少なくとも1本の支柱と、
前記第1ベース部材に支持された前記フレーム部のうち他方のフレームを押さえる押さえ部材と、
から構成されるパネル挟持セットを備え、
前記押さえ部材は、前記支柱に挿通されて前記支柱に対して摺動する摺動部を有して、前記支柱に沿って摺動可能に取り付けられており、
前記押さえ部材と前記第1ベース部材とによって、前記フレーム部を挟持することを特徴とする運搬装置。 - 一方向に延在する向きで所定の間隔を置いて設けられた少なくとも2本の長尺フレームを備えるフレーム部と、該フレーム部の両側面に固定された2枚の面材と、から構成される両面仕上げ材組付パネルを運搬するための運搬装置であって、
前記フレーム部の一方のフレームを支持する第1ベース部材と、
該第1ベース部材の一端側から立設する少なくとも1本の支柱と、
該支柱に挿通して、前記支柱に沿って摺動可能に設けられ、他方のフレームを押さえる押さえ部材と、
から構成されるパネル挟持セットを備え、
該パネル挟持セットは、
少なくとも2本以上の前記押さえ部材と、
前記支柱を挿通して、前記支柱に沿って摺動可能に設けられた少なくとも1本以上の第2ベース部材と、を前記支柱に沿う方向に交互に備え、
前記第2ベース部材と前記押さえ部材とは、前記フレーム部を挟持することを特徴とする運搬装置。 - 一方向に延在する向きで所定の間隔を置いて設けられた少なくとも2本の長尺フレームを備えるフレーム部と、該フレーム部の両側面に固定された2枚の面材と、から構成される両面仕上げ材組付パネルを運搬するための運搬装置であって、
前記フレーム部の一方のフレームを支持する第1ベース部材と、
該第1ベース部材の一端側から立設する少なくとも1本の支柱と、
該支柱に挿通して、前記支柱に沿って摺動可能に設けられ、他方のフレームを押さえる押さえ部材と、
から構成されるパネル挟持セットを備え、
該パネル挟持セットは、前記押さえ部材を少なくとも2本以上備え、
前記押さえ部材同士は、前記フレーム部を挟持することを特徴とする運搬装置。 - 前記押さえ部材と前記第1ベース部材とによって、前記両面仕上げ材組付パネルが前記第1ベース部材上に立設した状態で、前記フレーム部を挟持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の運搬装置。
- 前記第1ベース部材の一部及び前記押さえ部材の一部は、前記2枚の面材の延在する方向を上下方向及び横方向とし、該上下方向及び該横方向に垂直な方向を幅方向とした場合に、前記2枚の面材における対向する面の間隔よりも幅方向に短く、且つ、前記2枚の面材よりも横方向に長く形成されており、前記押さえ部材の前記一部と前記第1ベース部材の前記一部とによって、前記フレーム部を挟持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の運搬装置。
- 前記第1ベース部材は、前記フレーム部に当接する面に、前記フレーム部に形成された突起又は窪みに係合する係合穴又は係合突起を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の運搬装置。
- 複数の前記パネル挟持セットと、
前記支柱を挿通する挿通部を所定の間隔で複数有して、前記複数の前記パネル挟持セットを構成する前記支柱の移動を制限する第1スペーサと、を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の運搬装置。 - 前記第1ベース部材の間に配置される第2スペーサを備え、
該第2スペーサは、前記第1ベース部材の間に配置された状態において、前記挿通部の間隔と同一の間隔で前記支柱を離間させる所定の幅で形成されていることを特徴とする請求項7に記載の運搬装置。 - 前記第1ベース部材と前記第2スペーサとは、一体的に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の運搬装置。
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