JP6084935B2 - 腐食センサおよびその製造方法 - Google Patents
腐食センサおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6084935B2 JP6084935B2 JP2014032161A JP2014032161A JP6084935B2 JP 6084935 B2 JP6084935 B2 JP 6084935B2 JP 2014032161 A JP2014032161 A JP 2014032161A JP 2014032161 A JP2014032161 A JP 2014032161A JP 6084935 B2 JP6084935 B2 JP 6084935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion
- anode
- cathodes
- substrate
- sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 title claims description 146
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 title claims description 146
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title description 6
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 34
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 16
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 11
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 11
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims description 8
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims description 7
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 claims description 4
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 37
- FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M Sodium chloride Chemical compound [Na+].[Cl-] FAPWRFPIFSIZLT-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 28
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 22
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 19
- 239000011780 sodium chloride Substances 0.000 description 14
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 8
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 7
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 7
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 6
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 5
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 4
- 229910052582 BN Inorganic materials 0.000 description 3
- PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N Boron nitride Chemical compound N#B PZNSFCLAULLKQX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- -1 halogen ions Chemical class 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006722 reduction reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Description
そこで、貴な金属電極と卑な金属電極を配置して、腐食成分を含む水分が電極間を連結した際に流れる電流値を測定する、いわゆるガルバニック対を利用したACMセンサ(Atmospheric Corrosion Monitor)が提案されている。このACMセンサは、腐食環境性を電気化学的に測定するため、その腐食環境の変化を即座に検出することができる。
このような間隙部は、狭い空間であることが多く、ACMセンサのような大きな表面積を有する電極を間隙部内に収めることが困難であった。また、腐食成分の分布を測定するために、複数の電極を設置したACMセンサを同様の構成で作成すると、ACMセンサ全体の厚みが大幅に増加してしまうため、間隙部などの細い空間にACMセンサを挿入することさえ困難となる。
また、複数の配線部は、互いに同一平面内に位置するように、金属材料を薄層状に塗布して形成することができる。また、複数の配線部は、厚さ方向に高さが異なる位置にわかれて多層に配置され、各層毎に金属材料を薄層状に塗布して形成することもできる。
また、基板は、紙フェノールまたはガラスエポキシから構成されるのが好ましい。
また、複数の陰極は、それぞれ直線状に細長く延びた形状を有し、前記基板の先端部付近から後端部に向かって互いに平行に一列に並べて配置することができる。また、複数の陰極は、格子状に並べて配置することもできる。
実施の形態1
図1(A)および(B)に実施の形態1に係る腐食センサの構成を示す。この腐食センサは、大気中の腐食環境性を電気化学的に検出するセンサ部1と、センサ部1で検出された腐食環境性を測定する測定部2とを有する。
センサ部1は、基板3と、基板上に配置された複数の電極部4と、複数の電極部4と測定部2をそれぞれ接続するための複数の端子5と、複数の電極部4をそれぞれ複数の端子5に接続する複数の配線部6と、複数の配線部6の下側に配置された絶縁層7と、絶縁層7の表面上に形成されて複数の配線部6を覆う保護層8とを有する。
なお、図1(A)では、保護層8を省略している。
複数の電極部4は、腐食環境性を検出するものであり、基板3の表面に沿って広く平面状に配置される共通の陽極9と、陽極9の表面上に形成される複数の絶縁部10と、陽極9に対して貴な導電性材料(イオン化傾向が小さい材料)を複数の絶縁部10の表面上にそれぞれ薄層状に塗布して形成される複数の陰極11とから形成されている。
複数の絶縁部10は、それぞれ直線状に細長く延びた形状を有し、センサ部1の先端部12付近に配置されると共に先端部12付近から後端部13に向かって互いに平行に等間隔で並べられている。複数の絶縁部10は、窒化ホウ素などの絶縁材料から構成され、この絶縁材料を陽極9の表面上にそれぞれ薄層状に、例えば30μm以下の薄さに塗布して形成される。複数の絶縁部10は、例えば、それぞれ約1mmの幅Hを有する複数の絶縁部10を約1mmの間隔を空けて平行に並べて配置することができる。
複数の端子5は、複数の陰極11にそれぞれ対応して絶縁層7の表面上に設けられ、センサ部1の他端部13付近に配置されている。
また、複数の配線部6が互いに同一の抵抗値となるように、複数の配線部6はほぼ同一の長さで形成されている。すなわち、端子5との距離が遠い陰極11を接続する配線部に対し、端子5との距離が近い陰極11を接続する配線部6は経路を迂回して形成されることになる。複数の配線部6は、銀または銅などの金属材料から構成することができる。
測定部2は、電流測定器から構成され、複数の電線16を介して、複数の端子5に互いに電気的に分離して接続されると共に陽極9に接続されている。
複数の電極部4にそれぞれ形成された腐食回路を流れる電流は、測定部2により腐食回路毎に測定される。なお、測定部2は、それぞれの電極部4毎に接続を切り換えることができる多チャンネル型無抵抗電流計から構成されるのが好ましい。
まず、図2に示すように、橋梁などの構造物Sに形成された細い間隙部G内に、腐食センサのセンサ部1が先端部12を先頭にして挿入され、所望の位置に設置される。例えば、間隙部G内において水分などの腐食成分が多く存在する奥部Rに、センサ部1のセンサ領域15が位置するように設置される。
この時、センサ部1は、一様に薄く形成されているため、構造物Sの間隙部Gの幅が小さい場合でも、センサ部1を間隙部G内にスムーズに挿入することができる。また、センサ領域15が小さく形成されているため、構造物Sの間隙部Gが狭い場合でも、腐食成分を検出するセンサ領域15を所望の位置に配置することができる。
なお、センサ部1のセンサ領域15には、16個の電極部4a〜4pが配置されているものとする。
これにより、陰極11aに対して卑な導電性材料(イオン化傾向が大きい導電性材料)から構成された陽極9側では、アノード反応(酸化反応)がおこり、金属原子は、陽極9に電子を残し、水分W中に溶解して拡散する。一方、貴な導電性材料から構成された陰極11a側では、陽極9に残された電子が供給されることでカソード反応(還元反応)がおこり、水H2O、酸素O2及び陽極9から供給された電子が反応して水酸化物イオンOH−を生じる。
このように、電極部4a〜4pには、それぞれ周辺の腐食環境性に応じた腐食電流Aが流れ、この腐食電流Aが測定部2によりそれぞれ測定される。
そこで、陽極9は、錆などの腐食生成物が表面に堆積しにくい材料、例えばフェライト系ステンレス鋼から構成されるのが好ましい。また、陽極9と陰極11a〜11pの間の電位差は、所定の範囲、具体的にはSUS430(陽極9)とカーボン(陰極11a〜11p)の電位差またはSUS430(陽極9)と銀(陰極11a〜11p)の電位差程度に保つのが好ましい。
本実施の形態によれば、複数の電極部4を有すると共にセンサ領域15をほぼ一様に薄く形成することにより、構造物Sに形成された間隙部Gにセンサ領域15を容易に挿入して間隙部G内の腐食環境性を細かく測定することができる。
まず、図4(A)に示すように、矩形形状を有する基板3を形成する。この基板3は、紙フェノールまたはガラスエポキシ等の薄層形成可能な絶縁性樹脂により、例えば0.8mm程度に薄く形成される。次に、基板3の表面上に、図4(B)に示すように、基板3の全体にわたって平面状に延在する陽極9を接合する。陽極9は、フェライト系ステンレス鋼から構成され、例えば0.8mm程度に薄く形成されたものである。
これにより、陽極9、複数の絶縁部10および複数の陰極11から複数の電極部4が形成され、陽極9を平面形状の共通電極とすると共に複数の絶縁部10と複数の陰極11を薄層状に塗布して形成することにより、センサ領域15をほぼ一様に薄く形成することができる。
そして、図4(F)に示すように、センサ領域15以外の部分に絶縁材料を塗布して複数の配線部6を覆うことにより保護層8を形成し、センサ部1が作成される。そして、センサ部1の複数の配線部6に、それぞれ測定部2を接続することにより、腐食センサが完成する。
例えば、図5に示すように、複数の陰極17は、センサ部1の先端部12の縦方向Mおよび横方向Lに平面状に広がるように、すなわち格子状に配置することができる。このように、複数の陰極17を格子状に配置することにより、構造物Sの間隙部G内における腐食環境性を2次元的に詳細に検出することができる。
構造物Sの間隙部G内では、通常、奥部Rに水分などの腐食成分が多く存在するため、その奥部Rに配置されるセンサ部1の先端部12付近に陰極を密に配置することで、腐食が発生し易い部分の腐食環境性を詳細に測定することができる。
図9に示すように、0.1wt%NaCl水溶液R1を入れた容器に、腐食センサのセンサ部1の一部が0.1wt%NaCl水溶液R1中に入るように腐食センサを設置する。この図9では、センサ部1が、先端部12を先頭にして0.1wt%NaCl水溶液R1中に入れられ、センサ領域15に配置された16個のチャンネルC1〜C16のうち、先端部12に近い1番目のチャンネルC1から14番目のチャンネルC14までを完全に0.1wt%NaCl水溶液R1中に浸漬させると共に15番目のチャンネルC4が0.1wt%NaCl水溶液R1と気相R2の界面(気液界面R3)付近に位置し、さらに16番目のチャンネルC16が気相R2中に位置するように配置されている。なお、測定部2には、電流レンジが0.1nA〜100mAの無抵抗電流計を用い、1分毎に各チャンネルに流れる電流を測定した。
一般的に、気液界面R3では水膜が薄くなり気相R2から酸素が供給されることにより水溶液R1中に比べて腐食速度が増加することが知られており、チャンネルC15で観察された電流値の上昇は、チャンネルC15周辺の腐食環境が急激に悪化したことを反映していることが示唆される。このことから、各チャンネルに付着した水分Wに含まれる腐食成分の濃度が変化した場合でも、その変化に応じた腐食電流Aを精度よく測定することができ、腐食環境性の変化を明確に捉えられることがわかる。
このように、本発明の腐食センサにより、各チャンネルに付着した腐食成分の違いに応じた腐食電流Aを測定して、腐食環境性を高精度に測定することができる。
実施の形態1の腐食センサにおいて、複数の陰極11と陽極9の電位差をそれぞれ測定し、複数の電極部4の間の電位差の変動に基づいて、測定部2で測定された電流値をキャリブレーションするキャリブレーション部をさらに備えることができる。
例えば、図12に示すように、それぞれの電極部4に対応して配置され、陽極9と陰極11に接続された複数の電圧測定器21と、複数の電圧測定器21に接続されると共に実施の形態1において測定部を構成する電流測定器2に接続された較正値算出部22とを有するキャリブレーション部23を備えることができる。
一方、電流測定器2は、複数の電極部4にそれぞれ形成された腐食回路を流れる電流を測定し、その電流値を較正値算出部22に出力する。
また、腐食センサの使用時において、電圧測定器21が複数の電極部4における陽極9と陰極11の電位差を定期的に測定し、陽極9の一部が大きく腐食するなどして、得られた電位差の変動量が所定の閾値を超えたときに、較正値算出部22が、上記と同様にして、較正電流値を算出することができる。
このように、複数の電極部4の間で生じた電位差の変動に伴うズレが解消されるように腐食電流の電流値をキャリブレーションすることにより、腐食環境性を精度よく測定することができる。
このように、複数の腐食センサ間において、複数の電極部4の電位差の変動に伴うズレが解消されるように腐食電流の電流値をキャリブレーションすることにより、複数の腐食センサ間の腐食環境性の違いを精度よく比較することができる。
具体的には、5.0wt%NaCl当量水溶液を入れた容器に、2つの腐食センサS1およびS2をその一部が5.0wt%NaCl当量水溶液中に入るように設置した。腐食センサS1およびS2は、それぞれ一列に配置した16個のチャンネルC1〜C16を有し、先端部に近いチャンネルC16からチャンネルC3までを完全に5.0wt%NaCl当量水溶液中に浸漬させると共にチャンネルC2が5.0wt%NaCl水溶液と気相との界面付近に位置し、さらにチャンネルC1が気相中に位置するように配置した。
このことから、複数の腐食センサ間において、複数の電極部の電位差の変動による影響を解消することで腐食電流の電流値のズレをキャリブレーションすることができ、複数の腐食センサの間の腐食環境性の違いを精度よく比較できることがわかる。
Claims (11)
- 基板と、
前記基板の表面に沿って平面状に配置される共通の陽極と、前記陽極の表面上に形成される複数の絶縁部と、前記陽極に対して貴な電位を有する導電性材料を前記複数の絶縁部の表面上にそれぞれ薄層状に塗布して形成される複数の陰極とを有する複数の電極部と、
前記複数の電極部のそれぞれに接続され、前記腐食回路が形成された時に流れる電流を測定する測定部と、
前記複数の陰極と前記陽極との電位差をそれぞれ測定し、前記複数の電極部の間の前記電位差の変動に基づいて、前記測定部で測定された電流値をキャリブレーションするキャリブレーション部と
を備え、
前記複数の電極部は、前記複数の陰極が前記陽極との間で互いに独立した腐食回路を形成するように前記複数の陰極を互いに電気的に分離して構成される腐食センサ。 - 前記基板に対して平行に延び、前記複数の陰極を互いに電気的に分離して前記測定部に接続する複数の配線部をさらに有する請求項1に記載の腐食センサ。
- 前記複数の配線部は、互いに同一平面内に位置するように、金属材料を薄層状に塗布して形成される請求項2に記載の腐食センサ。
- 前記複数の配線部は、厚さ方向に高さが異なる位置にわかれて多層に配置され、各層毎に金属材料を薄層状に塗布して形成される請求項2に記載の腐食センサ。
- 前記複数の絶縁部は、互いに同一平面内に位置するように、絶縁材料を前記陽極の表面上に薄層状に塗布して形成される請求項1〜4のいずれか一項に記載の腐食センサ。
- 前記陽極は、フェライト系ステンレス鋼から構成される請求項1〜5のいずれか一項に記載の腐食センサ。
- 前記複数の陰極はカーボンから構成されると共に、前記陽極はSUS430から構成される請求項6に記載の腐食センサ。
- 前記基板は、紙フェノールまたはガラスエポキシから構成される請求項1〜7のいずれか一項に記載の腐食センサ。
- 基板と、
前記基板の表面に沿って平面状に配置される共通の陽極と、前記陽極の表面上に形成される複数の絶縁部と、前記陽極に対して貴な電位を有する導電性材料を前記複数の絶縁部の表面上にそれぞれ薄層状に塗布して形成される複数の陰極とを有する複数の電極部と
を備え、
前記複数の電極部は、前記複数の陰極が前記陽極との間で互いに独立した腐食回路を形成するように前記複数の陰極を互いに電気的に分離して構成され、
前記基板は矩形形状を有し、前記複数の電極部は前記基板の先端部付近に配置され、前記基板の先端部に近いほど前記複数の陰極が密に配置される腐食センサ。 - 前記複数の陰極は、それぞれ直線状に細長く延びた形状を有し、前記基板の先端部付近から後端部に向かって互いに平行に一列に並べて配置される請求項9に記載の腐食センサ。
- 前記複数の陰極は、格子状に並べて配置される請求項9または10に記載の腐食センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014032161A JP6084935B2 (ja) | 2013-09-06 | 2014-02-21 | 腐食センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013184607 | 2013-09-06 | ||
JP2013184607 | 2013-09-06 | ||
JP2014032161A JP6084935B2 (ja) | 2013-09-06 | 2014-02-21 | 腐食センサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015072250A JP2015072250A (ja) | 2015-04-16 |
JP6084935B2 true JP6084935B2 (ja) | 2017-02-22 |
Family
ID=53014704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014032161A Active JP6084935B2 (ja) | 2013-09-06 | 2014-02-21 | 腐食センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6084935B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6623329B2 (ja) * | 2015-07-01 | 2019-12-25 | 株式会社三井E&Sマシナリー | 腐食センサ |
JP6623326B2 (ja) * | 2015-07-01 | 2019-12-25 | 株式会社三井E&Sマシナリー | 腐食センサ |
JP2017173014A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | 大日本印刷株式会社 | 電極構造の製造方法、電気化学センサの製造方法、電極構造および電気化学センサ |
JP6686849B2 (ja) * | 2016-11-16 | 2020-04-22 | Jfeスチール株式会社 | 腐食センサーおよび腐食モニタリング方法 |
JP6815841B2 (ja) * | 2016-11-18 | 2021-01-20 | 株式会社日立製作所 | 腐食監視装置 |
JP6304911B1 (ja) * | 2017-08-09 | 2018-04-04 | 株式会社シュリンクス | 環境モニタリングセンサ及び環境モニタリング装置 |
JP7128566B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-08-31 | 太平洋セメント株式会社 | 腐食センサおよび腐食検出方法 |
CN110411937B (zh) * | 2019-07-03 | 2021-04-20 | 北京科技大学 | 一种监测环境腐蚀性和材料腐蚀速率的腐蚀监测系统 |
CN111272641A (zh) * | 2020-03-10 | 2020-06-12 | 国网浙江省电力有限公司电力科学研究院 | 一种监测螺栓孔内部腐蚀的装置及方法 |
CN113791028B (zh) * | 2021-09-13 | 2024-08-09 | 国网山东省电力公司电力科学研究院 | 一种直接检测金属材料土壤腐蚀速率的检测装置及方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6454244A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-01 | Honda Motor Co Ltd | Sensor for measuring corrosion capacity of corrosive environment |
AU2008237683B2 (en) * | 2007-04-16 | 2013-09-26 | Bae Systems Plc | Corrosion sensors |
JP2008292408A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Nippon Steel & Sumikin Stainless Steel Corp | ステンレス鋼のすきま腐食発生の時間的評価方法 |
JP2012208088A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 腐食モニタリングセンサ |
JP5942349B2 (ja) * | 2011-07-07 | 2016-06-29 | セイコーエプソン株式会社 | センサー装置 |
JP5571710B2 (ja) * | 2012-02-02 | 2014-08-13 | 国立大学法人九州大学 | 腐食センサ |
-
2014
- 2014-02-21 JP JP2014032161A patent/JP6084935B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015072250A (ja) | 2015-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6084935B2 (ja) | 腐食センサおよびその製造方法 | |
US6987396B2 (en) | Sensor array for electrochemical corrosion monitoring | |
US20190145920A1 (en) | DRYNESS/WETNESS RESPONSIVE SENSOR HAVING FIRST AND SECOND WIRES SPACED 5 nm TO LESS THAN 20 um APART | |
JP4724649B2 (ja) | Acmセンサによる構造物の腐食速度推定方法 | |
JP2012208088A (ja) | 腐食モニタリングセンサ | |
US11029273B2 (en) | Corrosion monitoring device | |
JP2006010684A (ja) | 電位差測定のための測定用プローブ | |
CN109477811A (zh) | 氯、氧化还原电位(orp)和ph测量探针 | |
JP6623329B2 (ja) | 腐食センサ | |
JP4045776B2 (ja) | 受配電設備の寿命診断方法 | |
CN109612921A (zh) | 一种腐蚀监测传感器及其制备方法 | |
JP5562725B2 (ja) | プリント配線基板及び電子装置 | |
JP2008058253A (ja) | 環境測定素子および環境評価方法 | |
JP2014206507A (ja) | 電気化学測定電極及び電気化学測定装置 | |
JP2013134111A (ja) | 物体の腐食速度測定方法 | |
JP2013160541A (ja) | 腐食センサ | |
EP4155713A1 (en) | Corrosion sensor designing method, corrosion sensor manufacturing method, and corrosion sensor | |
CN103245707A (zh) | 用于电化学测量系统中的应用的电极 | |
CN115427784A (zh) | 腐蚀环境监测装置和方法 | |
JP2005207813A (ja) | 腐食度センサー、その製造方法、及び測定システム | |
JP5327178B2 (ja) | 金属の腐食速度予測方法、及び、金属の腐食寿命予測システム | |
US12092563B2 (en) | Sensor and electric device with the sensor | |
WO2022091590A1 (ja) | 腐食環境モニタリングシステム及び腐食環境モニタリング方法 | |
JP5013103B2 (ja) | ピンホールの評価方法 | |
RU33229U1 (ru) | Датчик скорости коррозии подземных металлических сооружений |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170124 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6084935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |