JP6072866B1 - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】この電動機は、大型化せず、部品点数も少なく、しかも簡単な作業で固定子を冷却することができる。【解決手段】この電動機は、固定子コイル22の内径側に、コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材34が設けられ、ハウジングの上部からハウジングの内部に流入した冷却油は、シール部材34、コイルエンドカバー32,33及びコイルエンドにより形成されたコイルエンド油路37,38を流下するようになっている。【選択図】図1
Description
この発明は、ハウジング内を流下する冷却媒体を用いて固定子が冷却される回転電機に関する。
従来、環状のステータコアと、前記ステータコアの外周面側に配設される環状の外側カバーと、前記ステータコアの内周面側に配設される環状の内側カバーと、前記ステータコアの中心軸線方向における一端部側において前記外側カバーと前記内側カバーとによる開放部を塞ぐ、環状の第1コイルエンドカバーと、前記ステータコアの中心軸線方向における他端部側において前記外側カバーと前記内側カバーとによる開放部を塞ぐ、環状の第2コイルエンドカバーと、を備え、上記外側カバー、上記内側カバー、上記第1コイルエンドカバー及び上記第2コイルエンドカバーにより冷却ジャケットが構成されたステータが知られている(例えば、特許文献1)。
上記ステータでは、冷却ジャケットを配置するためのスペースが必要となり、ステータが大型化するとともに、冷却ジャケットを構成する多数の部材点数を必要とし、さらにはステータに冷却ジャケットを組み付ける、面倒な作業を伴うという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、大型化せず、部品点数も少なく、しかも簡単な作業で固定子の冷却を可能にする回転電機を提供するものである。
この発明に係る回転電機は、
ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっている。
ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっている。
この発明に係る回転電機によれば、固定子コイルの内径側に、コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材を設け、このシール部材、コイルエンドカバー及びコイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を冷却媒体が流下するようになっているので、大型化せず、部品点数も少なく、しかも簡単な作業で固定子を冷却することができる。
以下、この発明の各実施の形態の電動機について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の電動機を示す概略正断面図、図2は図1の固定子2の要部を示す部分斜視図である。
回転電機であるこの電動機は、インナーロータ型三相ブラシレス電動機であり、回転子1と、この回転子1との間に一定の空隙を介して回転子1の外周を囲って設けられた固定子2と、この固定子2の周側面を囲って固定子2を固定したアルミニウム製のセンターフレーム3と、このセンターフレーム3と同軸線であって負荷側に設けられたフロントフレーム4と、センターフレーム3と同軸線であって反負荷側に設けられたリアフレーム5と、を備えている。
なお、フロントフレーム4、センターフレーム3及びリアフレーム5によりハウジングを構成している。
フロントフレーム4の中心部では、負荷側軸受6が保持されており、リアフレーム5の中心部では、反負荷側軸受7が保持されている。負荷側軸受6及び反負荷側軸受7は、フロントフレーム4及びリアフレーム5の中心軸線上に延びて配置されたシャフト8を回転自在に支持している。
図1は、この発明の実施の形態1の電動機を示す概略正断面図、図2は図1の固定子2の要部を示す部分斜視図である。
回転電機であるこの電動機は、インナーロータ型三相ブラシレス電動機であり、回転子1と、この回転子1との間に一定の空隙を介して回転子1の外周を囲って設けられた固定子2と、この固定子2の周側面を囲って固定子2を固定したアルミニウム製のセンターフレーム3と、このセンターフレーム3と同軸線であって負荷側に設けられたフロントフレーム4と、センターフレーム3と同軸線であって反負荷側に設けられたリアフレーム5と、を備えている。
なお、フロントフレーム4、センターフレーム3及びリアフレーム5によりハウジングを構成している。
フロントフレーム4の中心部では、負荷側軸受6が保持されており、リアフレーム5の中心部では、反負荷側軸受7が保持されている。負荷側軸受6及び反負荷側軸受7は、フロントフレーム4及びリアフレーム5の中心軸線上に延びて配置されたシャフト8を回転自在に支持している。
回転子1は、シャフト8に嵌着され回転子1の軸線方向に積層された薄板鋼板で構成された回転子鉄心9と、この回転子鉄心9に周方向において間隔をおいてそれぞれ軸線方向に延びて形成された磁石収納孔に収納された永久磁石10と、回転子鉄心9の負荷側端面に設けられ、反負荷側端面に設けられた反負荷側端板12と協同して永久磁石10の脱落を防止する負荷側端板11と、回転子鉄心9の負荷側の内径部に設けられ回転子鉄心9をシャフト8に固定した固定部材13と、有している。
固定子2は、円環状の固定子鉄心21と、この固定子鉄心21にコイルボビン25を介して巻装された固定子コイル22と、を有している。
固定子鉄心21は、3n個(nは整数)の分割固定子鉄心23が環状に配列され、分割固定子鉄心23同士は、鉄製の円筒形状であって鉄製のフレーム24による焼きばめで互いに締結されている。
分割固定子鉄心23は、固定子2の軸線方向に積層された薄板鋼板で構成されており、円弧状のバックヨーク部26と、バックヨーク部26の内周面において周方向の中心部から固定子鉄心21の中心軸線に向け径方向の内側に突出したティース(図示せず)と、を有している。
コイルボビン25は、複数の分割コイルボビン20で構成され、各分割コイルボビン20は、ティースを取り囲む筒状部(図示せず)と、筒状部のバックヨーク部26側の端部から外側に突出した第1のフランジ27と、筒状部のバックヨーク部26側と反対側の端部から外側に突出した第2のフランジ28とから構成されている。
固定子コイル22は、U相に対応する複数のU相コイル部15と、V相に対応する複数のV相コイル部16と、W相に対応する複数のW相コイル部17とから構成されている。
これら分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17は、ティースに分割コイルボビン20を介してエナメル線である導線を集中巻きで巻回されて構成されている。
固定子鉄心21の反負荷側端面の外径側には、全周にわたって延びたバスバーホルダ29が設けられている。このバスバーホルダ29内には、各相コイル部15,16,17に給電する各バスバー30を収納されている。
固定子鉄心21は、3n個(nは整数)の分割固定子鉄心23が環状に配列され、分割固定子鉄心23同士は、鉄製の円筒形状であって鉄製のフレーム24による焼きばめで互いに締結されている。
分割固定子鉄心23は、固定子2の軸線方向に積層された薄板鋼板で構成されており、円弧状のバックヨーク部26と、バックヨーク部26の内周面において周方向の中心部から固定子鉄心21の中心軸線に向け径方向の内側に突出したティース(図示せず)と、を有している。
コイルボビン25は、複数の分割コイルボビン20で構成され、各分割コイルボビン20は、ティースを取り囲む筒状部(図示せず)と、筒状部のバックヨーク部26側の端部から外側に突出した第1のフランジ27と、筒状部のバックヨーク部26側と反対側の端部から外側に突出した第2のフランジ28とから構成されている。
固定子コイル22は、U相に対応する複数のU相コイル部15と、V相に対応する複数のV相コイル部16と、W相に対応する複数のW相コイル部17とから構成されている。
これら分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17は、ティースに分割コイルボビン20を介してエナメル線である導線を集中巻きで巻回されて構成されている。
固定子鉄心21の反負荷側端面の外径側には、全周にわたって延びたバスバーホルダ29が設けられている。このバスバーホルダ29内には、各相コイル部15,16,17に給電する各バスバー30を収納されている。
固定子鉄心21の両側端面からシャフト8の軸線方向に突出した固定子コイル22のコイルエンドは、複数のコイルエンド部である分割コイルエンド31で構成されている。
各分割コイルエンド31は、各相コイル部15,16,17の各コイルエンド部である。
各分割コイルエンド31の上記軸線方向のフロントフレーム4側及びリアフレーム5側には、それぞれ第1のコイルエンドカバー32及び第2のコイルエンドカバー33が各分割コイルエンド31に対向して設けられている。
第1のコイルエンドカバー32及び第2のコイルエンドカバー33は、図3に示すように中心部に円孔が形成された円板であって、内径側に内側に折曲された端部を有している。
各分割コイルエンド31は、各相コイル部15,16,17の各コイルエンド部である。
各分割コイルエンド31の上記軸線方向のフロントフレーム4側及びリアフレーム5側には、それぞれ第1のコイルエンドカバー32及び第2のコイルエンドカバー33が各分割コイルエンド31に対向して設けられている。
第1のコイルエンドカバー32及び第2のコイルエンドカバー33は、図3に示すように中心部に円孔が形成された円板であって、内径側に内側に折曲された端部を有している。
図4は、固定子コイル22の内径側に配設されたリング状のシール部材34を示す展開図である。
この可撓性であって絶縁紙からなるシール部材34は、帯状の基部36と、この基部36に等分間隔で形成され根元部が円弧状の突出部35とから構成されており、リング状のシール部材34は、下部に欠落した欠落部39を有している。
このシール部材34は、フロントフレーム4側では、基部36の一部が、分割コイルボビン20の第2のフランジ28と、分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17のそれぞれの内径側との間に挟まれている。また、シール部材34の各突出部35は、隣接した分割コイルエンド31間の隙間に突入している。
そして、シール部材34の基部36、分割コイルエンド31及び第1のコイルエンドカバー32により第1のコイルエンド冷媒流路である第1のコイルエンド油路37が形成されている。
同様に、このシール部材34は、リニアフレーム5側では、基部36の一部が、分割コイルボビン20の第2のフランジ28と、分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17のそれぞれの内径側との間に挟まれている。また、シール部材34の各突出部35は、隣接した分割コイルエンド31間の隙間に突入している。
そして、シール部材34の基部36、分割コイルエンド31及び第2のコイルエンドカバー33により第2のコイルエンド冷媒流路である第2のコイルエンド油路38が形成されている。
この可撓性であって絶縁紙からなるシール部材34は、帯状の基部36と、この基部36に等分間隔で形成され根元部が円弧状の突出部35とから構成されており、リング状のシール部材34は、下部に欠落した欠落部39を有している。
このシール部材34は、フロントフレーム4側では、基部36の一部が、分割コイルボビン20の第2のフランジ28と、分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17のそれぞれの内径側との間に挟まれている。また、シール部材34の各突出部35は、隣接した分割コイルエンド31間の隙間に突入している。
そして、シール部材34の基部36、分割コイルエンド31及び第1のコイルエンドカバー32により第1のコイルエンド冷媒流路である第1のコイルエンド油路37が形成されている。
同様に、このシール部材34は、リニアフレーム5側では、基部36の一部が、分割コイルボビン20の第2のフランジ28と、分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17のそれぞれの内径側との間に挟まれている。また、シール部材34の各突出部35は、隣接した分割コイルエンド31間の隙間に突入している。
そして、シール部材34の基部36、分割コイルエンド31及び第2のコイルエンドカバー33により第2のコイルエンド冷媒流路である第2のコイルエンド油路38が形成されている。
フロントフレーム4には、シャフト8の軸線に沿って視たときにV字状の一対の第1のコイル噴射孔40が切欠き部39の直上に形成されている。それぞれの第1のコイル噴射孔40は、第1のコイルエンド油路37の内部に指向している。
また、フロントフレーム4には、第1のコイル噴射孔40のシャフト8の軸線方向の外側に、第1の軸受噴射孔41が負荷側軸受6に指向して形成されている。
リニアフレーム5には、シャフト8の軸線に沿って視たときにV字状の一対の第2のコイル噴射孔42が切欠き部39の直上に形成されている。それぞれの第2のコイル噴射孔42は、第2のコイルエンド油路38の内部に指向している。
また、リニアフレーム5には、第2のコイル噴射孔42のシャフト8の軸線方向の外側に、第2の軸受噴射孔43が反負荷側軸受7に指向して形成されている。
センターフレーム3は、最上部に径方向に膨大して膨大部が形成されており、この膨大部の内部に、軸線方向に延びた油路44が形成されている。
この油路44は、第1のコイル噴射孔40、第1の軸受噴射孔41、第2のコイル噴射孔42及び第2の軸受噴射孔43にそれぞれ連通している。
また、フロントフレーム4には、第1のコイル噴射孔40のシャフト8の軸線方向の外側に、第1の軸受噴射孔41が負荷側軸受6に指向して形成されている。
リニアフレーム5には、シャフト8の軸線に沿って視たときにV字状の一対の第2のコイル噴射孔42が切欠き部39の直上に形成されている。それぞれの第2のコイル噴射孔42は、第2のコイルエンド油路38の内部に指向している。
また、リニアフレーム5には、第2のコイル噴射孔42のシャフト8の軸線方向の外側に、第2の軸受噴射孔43が反負荷側軸受7に指向して形成されている。
センターフレーム3は、最上部に径方向に膨大して膨大部が形成されており、この膨大部の内部に、軸線方向に延びた油路44が形成されている。
この油路44は、第1のコイル噴射孔40、第1の軸受噴射孔41、第2のコイル噴射孔42及び第2の軸受噴射孔43にそれぞれ連通している。
上記構成の電動機では、ポンプ46により圧送された冷却媒体である冷却油は、油路入口部45からセンターフレーム3の内部の油路44に流入し、フロントフレーム4側では、図1の矢印Aに示すように、第1のコイル噴射孔40から第1のコイルエンド油路37内に向けて噴射される。
また、同時に、冷却油は、リアフレーム5側では、図1の矢印Bに示すように、第2のコイル噴射孔42から第2のコイルエンド油路38内に噴射される。
その後、図3の矢印Eに示すように、2方向に分かれた第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38内の冷却油は、コイルエンド部である各分割コイルエンド31を冷却しながら重力により矢印Fに示すように流下し、最終的には、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38の下側の下部空間を経由してハウジングの外部に排出される。
また、同時に、冷却油は、リアフレーム5側では、図1の矢印Bに示すように、第2のコイル噴射孔42から第2のコイルエンド油路38内に噴射される。
その後、図3の矢印Eに示すように、2方向に分かれた第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38内の冷却油は、コイルエンド部である各分割コイルエンド31を冷却しながら重力により矢印Fに示すように流下し、最終的には、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38の下側の下部空間を経由してハウジングの外部に排出される。
また、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38内の冷却油は、シール部材34と、第1のコイルエンドカバー32及び第2のコイルエンドカバー33との間等からシール部材34の内径側に漏れた場合には、そのまま図3の矢印Gに示すように、欠落部39を通じて、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38からの冷却油と合流し、そのままハウジングの外部に排出される。
また、フロントフレーム4側では、冷却油は、図1の矢印Bに示すように、第1の軸受噴射孔41から負荷側軸受6に向けて噴射される。
また、同時にリアフレーム5側では、冷却油は、図1の矢印Dに示すように、第2の軸受噴射孔43から反負荷側軸受7に向けて噴射される。
この結果、冷却油は、負荷側軸受6及び反負荷側軸受7を冷却し、また潤滑する。
また、同時にリアフレーム5側では、冷却油は、図1の矢印Dに示すように、第2の軸受噴射孔43から反負荷側軸受7に向けて噴射される。
この結果、冷却油は、負荷側軸受6及び反負荷側軸受7を冷却し、また潤滑する。
この実施の形態による電動機によれば、第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38を形成するに際して、各分割コイルエンド31の内径側を可撓性を有するシール部材34でリング状に囲っているので、各分割コイルエンド31等の寸法バラツキを吸収して第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38を、大型化することなく簡単に形成することができる。
また、シール部材34は、絶縁紙で薄肉であり、固定子コイル22の占積率の低下を抑制することができる。
また、シール部材34は、基部36と、この基部36に等分間隔で形成され根元部が円弧状の突出部35とから構成され、展開したときに帯状の平板であり、例えば打ち抜き加工で簡単に形成される。
また、第1のコイルエンド油路37内に流入する冷却油は、Vの字状に配置された、第1のコイル噴射孔40により、異なる2方向に分流されており、第1のコイルエンドカバー32に噴射衝突するも、その跳ね返りによる第1のコイルエンド油路37からの冷却油のこぼれが抑制される。
同様に、第2のコイルエンド油路38内に流入する冷却油も、Vの字状に配置された、第2のコイル噴射孔42により、異なる2方向に分流されており、第2のコイルエンドカバー33に噴射衝突するも、その跳ね返りによる第2のコイルエンド油路38からの冷却油のこぼれも抑制される。
また、シール部材34は、絶縁紙で薄肉であり、固定子コイル22の占積率の低下を抑制することができる。
また、シール部材34は、基部36と、この基部36に等分間隔で形成され根元部が円弧状の突出部35とから構成され、展開したときに帯状の平板であり、例えば打ち抜き加工で簡単に形成される。
また、第1のコイルエンド油路37内に流入する冷却油は、Vの字状に配置された、第1のコイル噴射孔40により、異なる2方向に分流されており、第1のコイルエンドカバー32に噴射衝突するも、その跳ね返りによる第1のコイルエンド油路37からの冷却油のこぼれが抑制される。
同様に、第2のコイルエンド油路38内に流入する冷却油も、Vの字状に配置された、第2のコイル噴射孔42により、異なる2方向に分流されており、第2のコイルエンドカバー33に噴射衝突するも、その跳ね返りによる第2のコイルエンド油路38からの冷却油のこぼれも抑制される。
また、シール部材34は、基部36の一部が各分割コイルエンド31と各分割コイルボビン20の第2のフランジ28との間に挟持されており、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38のそれぞれの内径側が分割コイルエンド31に接している。
従って、冷却油量が少ない場合でも、第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38内の冷却油は、リング状のシール部材34の外周面、即ち第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38の内径側を流下し、シール部材34に当接した分割コイルエンド31に衝突し、各分割コイルエンド31を確実に冷却することができる。
また、固定子コイル22の構成要素である各導線同士は、ワニスで固定されるが、このワニスをそのまま用いてシール部材34を分割コイルエンド31に固定することができるので、シール部材34を固定するための新たな構造を設けることなしにシール部材34を分割コイルエンド31に固定することができる。
従って、冷却油量が少ない場合でも、第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38内の冷却油は、リング状のシール部材34の外周面、即ち第1のコイルエンド油路37、第2のコイルエンド油路38の内径側を流下し、シール部材34に当接した分割コイルエンド31に衝突し、各分割コイルエンド31を確実に冷却することができる。
また、固定子コイル22の構成要素である各導線同士は、ワニスで固定されるが、このワニスをそのまま用いてシール部材34を分割コイルエンド31に固定することができるので、シール部材34を固定するための新たな構造を設けることなしにシール部材34を分割コイルエンド31に固定することができる。
また、シール部材34は、絶縁紙で構成されているので、シール部材34が損傷した場合でも電気系統に影響を与えない。また、シール部材34を各分割コイルエンド31と各分割コイルボビン20との間に挟持しても固定子コイル22の絶縁に与える影響を少なく抑えることができる。
また、シール部材34は、隣接した分割コイルエンド31間の空隙に突入する複数の突出部35が間隔をおいて複数形成されているので、上記空隙は突出部35で塞がれ、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38での冷却油に対するシール性が確保され、分割コイルエンド31の冷却性能が確保される。
また、シール部材34は、第1のコイル噴射孔40、第2のコイル噴射孔42の直下に、シール部材34の内側からの冷却油が流下する欠落部39が形成されているので、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38から漏れ出た冷却油は、欠落部39を通じて第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38を流下した冷却油と合流し、そのままハウジングの外部に排出される。
従って、ハウジングの外部に排出された冷却油は、再びポンプ46によりハウジングの内部に供給され、各分割コイルエンド31の冷却に供される。
また、欠落部39を有しない完全円形のシール部材の場合には、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38から漏れ出た冷却油が固定子2と回転子1との間のエアギャップに達する水位まで貯留した場合には、回転子1の回転負荷を増大させることになるが、シール部材34に欠落部39を形成することで、このような事態を防止することができる。
従って、ハウジングの外部に排出された冷却油は、再びポンプ46によりハウジングの内部に供給され、各分割コイルエンド31の冷却に供される。
また、欠落部39を有しない完全円形のシール部材の場合には、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38から漏れ出た冷却油が固定子2と回転子1との間のエアギャップに達する水位まで貯留した場合には、回転子1の回転負荷を増大させることになるが、シール部材34に欠落部39を形成することで、このような事態を防止することができる。
また、シール部材34は、単一部材であるので、第1のコイルエンド油路37及び第2のコイルエンド油路38のシール性が確保され、さらに部品点数が削減されることによって、製品の低コスト化、生産性向上が可能となる。
なお、上記の実施の形態1では、リング状のシール部材34の各突出部35の周方向の寸法は均一であるが、各突出部35の周方向の寸法を冷却油の下流側が上流側と比較して小さくすることで、冷却油の流速が高く、冷却油が漏れ易い上流側では、隣接した分割コイルエンド31間の空隙に配置された突出部35での隙間を小さくしつつ、冷却油の流速が低く、冷却油が漏れ難い下流側では空隙に配置された突出部35での隙間を大きくすることで、冷却油の漏れを最小限に抑えながら、固定子2に対するシール部材34の組み付け性の向上が図れる
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2の電動機のシール部材片50を示す正面図、図6は、図5のシール部材片50が固定子2に組み付けられる様子を示す、固定子2の要部斜視図である。
この実施の形態では、シール部材34Aは、基部51と、基部51の両端部に形成された突出片部52とからなるシール部材片50を複数用いて構成される。
即ち、シール部材34Aは、隣接した分割コイルエンド31間の空隙に突入する突出片部52同士を重ねてリング状形成されている。
また、シール部材片50は、図7に示すように、シール部材34Aの中心を通る鉛直線に近い方のものが、遠い方のものよりも上側に配置されている。
また、このシール部材34Aも、実施の形態1のシール部材34と同様に、欠落部39を有する。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
図5は、この発明の実施の形態2の電動機のシール部材片50を示す正面図、図6は、図5のシール部材片50が固定子2に組み付けられる様子を示す、固定子2の要部斜視図である。
この実施の形態では、シール部材34Aは、基部51と、基部51の両端部に形成された突出片部52とからなるシール部材片50を複数用いて構成される。
即ち、シール部材34Aは、隣接した分割コイルエンド31間の空隙に突入する突出片部52同士を重ねてリング状形成されている。
また、シール部材片50は、図7に示すように、シール部材34Aの中心を通る鉛直線に近い方のものが、遠い方のものよりも上側に配置されている。
また、このシール部材34Aも、実施の形態1のシール部材34と同様に、欠落部39を有する。
他の構成は、実施の形態1の電動機と同じである。
この実施の形態では、固定子鉄心21をフレーム24に圧入する際に、個々のシール部材片50の基部51の一部を、分割コイルボビン20の第2のフランジ28と、分割固定子コイルである、各U相コイル部15、各V相コイル部16、各W相コイル部17との間に挿入して、個々のシール部材片50を固定子コイル22に取付ける。
この際、軸線方向の高さが異なる分割固定子鉄心23に各相コイル部15,16,17が巻装されてなる各分割固定子に、シール部材片50を取付けた場合には、個々のシール部材片50の軸線方向の高さ位置にバラツキが生じる。
しかしながら、シール部材片50は、可撓性を有しているので、第1のコイルエンドカバー32、第2のコイルエンドカバー33に撓んで当接するので、各分割固定子の軸線方向の寸法バラツキは吸収される。
この際、軸線方向の高さが異なる分割固定子鉄心23に各相コイル部15,16,17が巻装されてなる各分割固定子に、シール部材片50を取付けた場合には、個々のシール部材片50の軸線方向の高さ位置にバラツキが生じる。
しかしながら、シール部材片50は、可撓性を有しているので、第1のコイルエンドカバー32、第2のコイルエンドカバー33に撓んで当接するので、各分割固定子の軸線方向の寸法バラツキは吸収される。
また、シール部材片50は、シール部材34Aの中心を通る鉛直線に近い方のものが、遠い方のものよりも上側に配置されているので、隣接したシール部材片50間からの冷却油の漏れを抑制することができる。
なお、実施の形態2では、一つの分割固定子に対して一つのシール部材片50で対応していたが、一つのシール部材片50で複数個の分割固定子を賄ってもよい。
なお、上記各実施の形態では、固定子2は、複数の分割固定子鉄心23と、この各分割固定子鉄心23に分割コイルボビン20を介して巻装された複数の分割固定子コイルである、U相コイル部15、V相コイル部16、W相コイル部17と、有し、U相コイル部15、V相コイル部16、W相コイル部17は、分割固定子鉄心23の両側端面からシャフト8の軸線方向に沿って突出した複数の分割コイルエンド31を有する電動機について説明したが、これは一例に過ぎない。
例えば、固定子鉄心に周方向に等間隔で軸線方向に延びて形成された各スロットに、各相のコイル部が、集中巻き、波巻等で巻装された電動機であってもこの発明は適用できる。
また、ハウジングは、フロントフレーム4、センターフレーム3及びリアフレーム5で構成されたが、フロントフレームとセンターフレームとを一体にし、またはセンターフレームとリアフレームとを一体にしたハウジングであってもよい。
また、回転子1は、永久磁石10を有するものに限定されず、回転子鉄心に巻線が巻装された回転子であってもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機として電動機の場合について説明したが、発電機であってもこの発明は、適用できる。
例えば、固定子鉄心に周方向に等間隔で軸線方向に延びて形成された各スロットに、各相のコイル部が、集中巻き、波巻等で巻装された電動機であってもこの発明は適用できる。
また、ハウジングは、フロントフレーム4、センターフレーム3及びリアフレーム5で構成されたが、フロントフレームとセンターフレームとを一体にし、またはセンターフレームとリアフレームとを一体にしたハウジングであってもよい。
また、回転子1は、永久磁石10を有するものに限定されず、回転子鉄心に巻線が巻装された回転子であってもよい。
また、上記各実施の形態では、回転電機として電動機の場合について説明したが、発電機であってもこの発明は、適用できる。
1 回転子、2 固定子、3 センターフレーム、4 フロントフレーム、5 リアフレーム、6 負荷側軸受、7 反負荷側軸受、8 シャフト、9 回転子鉄心、10 永久磁石、11 負荷側端板、12 反負荷側端板、13 固定部材、15 U相オイル部(分割固定子コイル)、16 V相オイル部(分割固定子コイル)、17 W相オイル部(分割固定子コイル)、20 分割コイルボビン、21 固定子鉄心、22 固定子コイル、23 分割固定子鉄心、24 フレーム、25 コイルボビン、26 バックヨーク部、27 第1のフランジ、28 第2のフランジ、29 バスバーホルダ、30 バスバー、31 分割コイルエンド(コイルエンド部)、32 第1のコイルエンドカバー、33 第2のコイルエンドカバー、34,34A シール部材、35 突出部、36 基部、37 第1のコイルエンド油路(第1のコイルエンド冷媒流路)、38 第2のコイルエンド油路(第2のコイルエンド冷媒流路)、39 欠落部、40 第1のコイル噴射孔、41 第1の軸受噴射孔、42 第2のコイル噴射孔、43 第2の軸受噴射孔、44 油路、45 油路入口部、46 ポンプ、50 シール部材片、51 基部、52 突出片部。
Claims (18)
- ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっており、
前記シール部材は、下部に欠落した欠落部を有する欠円形状である
回転電機。 - 前記シール部材は、絶縁紙である請求項1に記載の回転電機。
- 前記シール部材は、単一部材である請求項1または2に記載の回転電機。
- 前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する複数の突出部が間隔をおいて複数形成されている請求項3に記載の回転電機。 - 前記シール部材の前記突出部は、前記冷却媒体の下流側が上流側と比較して周方向の幅が狭い請求項4に記載の回転電機。
- 前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する突出片部を両端部に有する複数のシール部材片で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記シール部材片の前記突出片部同士を重ねてリング状に形成されている請求項1または2に記載の回転電機。 - ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっており、
前記シール部材は、絶縁紙である
回転電機。 - 前記シール部材は、単一部材である請求項7に記載の回転電機。
- 前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する複数の突出部が間隔をおいて複数形成されている請求項8に記載の回転電機。 - 前記シール部材の前記突出部は、前記冷却媒体の下流側が上流側と比較して周方向の幅が狭い請求項9に記載の回転電機。
- 前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する突出片部を両端部に有する複数のシール部材片で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記シール部材片の前記突出片部同士を重ねてリング状に形成されている請求項7に記載の回転電機。 - ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっており、
前記シール部材は、単一部材であり、
前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの前記軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する複数の突出部が間隔をおいて複数形成されている
回転電機。 - 前記シール部材の前記突出部は、前記冷却媒体の下流側が上流側と比較して周方向の幅が狭い請求項12に記載の回転電機。
- ハウジングと、
このハウジングを貫通したシャフトと、
前記ハウジングの内部に収納され前記シャフトに固定された回転子と、
前記ハウジングに固定され、前記回転子の外周面を囲い、環状の固定子鉄心及びこの固定子鉄心にコイルボビンを介して巻装された固定子コイルを有する固定子と、を備え、
前記固定子コイルは、前記固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの軸線方向に沿って突出したコイルエンドを有する回転電機であって、
前記コイルエンドの全周にわたって前記軸線方向において対向してコイルエンドカバーが設けられ、
前記固定子コイルの内径側には、前記コイルエンドの内径側を囲った可撓性を有するリング状のシール部材が設けられ、
前記ハウジングの上部から前記ハウジングの内部に流入した冷却媒体は、前記シール部材、前記コイルエンドカバー及び前記コイルエンドにより形成されたコイルエンド冷媒流路を流下するようになっており、
前記コイルエンドは、前記固定子鉄心の、前記シャフトの軸線に先端部が指向した各ティースに、導線が巻回されてなる複数のコイルエンド部で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記コイルエンド部間の空隙に突入する突出片部を両端部に有する複数のシール部材片で構成され、
前記シール部材は、隣接した前記シール部材片の前記突出片部同士を重ねてリング状に形成されている
回転電機。 - 前記シール部材は、前記コイルエンドと前記コイルボビンの端部に形成されたフランジとの間に挟持されている請求項1〜14の何れか一項に記載の回転電機。
- 各前記シール部材片は、前記シール部材の中心を通る鉛直線に近い方のものが、遠い方のものよりも上側に配置されている請求項6、11または14に記載の回転電機。
- 前記固定子は、複数の分割固定子鉄心と、この各分割固定子鉄心に分割コイルボビンを介して巻装された複数の分割固定子コイルと、有し、
前記分割固定子コイルは、前記分割固定子鉄心の両側端面から前記シャフトの前記軸線方向に沿って突出した複数の分割コイルエンドを有する請求項1〜16の何れか一項に記載の回転電機。 - 前記冷却媒体は、冷却油である請求項1〜17の何れか一項に記載の回転電機。
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