JP6069232B2 - 小型車両のマフラー取付構造 - Google Patents
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Description
このため、従来の構成では、マフラーブラケットとマフラーとの間の外観性の確保と取付剛性の確保とを両立することが難しかった。
この構成によれば、取付ブラケットと排気マフラーとの溶着箇所、及び、補強ブラケットと排気マフラーとの溶着箇所が、排気マフラーの外観意匠面に露出しない。また、補強ブラケットの補強効果によりマフラーブラケットの取付剛性やマフラー支持剛性などを向上し易くなる。従って、マフラーブラケットとマフラーとの溶着箇所を外観から目立たないようにしながら、マフラーブラケットの取付剛性などを確保し易くなる。
また、マフラーブラケットの車体側への取付部の剛性を確保しながら補強ブラケットを小型化でき、マフラーボディとキャップ部との接合部が補強ブラケットなどの取付に邪魔にならない。これにより、補強ブラケットなどの大型化を回避するとともに、接合部の溶接範囲を抑えることができ、重量増大や溶接範囲増大によるコスト増大を回避し易くなる。
また、マフラーボディの前端を閉塞するキャップ部であるフロントキャップの外観から視認し難いエリアを利用して補強ブラケットを溶着固定することができ、溶着箇所を外観からより目立たない位置にすることができる。
また、上記構成において、前記マフラー(29)は、左右の長さに比べて上下に長い扁平形状であっても良い。この構成によれば、排気マフラーの外観意匠面に対する反対側面を広く確保することができ、各ブラケットの溶着位置を確保し易くなる。
また、前記マフラーは、左右の長さに比べて上下に長い扁平形状であれば、排気マフラーの外観意匠面に対する反対側面を広く確保し、各ブラケットの溶着位置を確保し易くなる。
図1に示すように、自動二輪車1は、乗員がシート10(乗員用シート)に跨るように着座する鞍乗り型のスクータ型小型車両である。この自動二輪車1の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連結される操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びるダウンチューブ14と、車幅方向に延びてダウンチューブ14の後端に固着されるクロスメンバ15と、該クロスメンバ15の左右両側に前端が固着されて後上がりに延びる左右一対のリヤフレームパイプ16とを備える。
サイドカバー23上には、前後に延びて2人乗車可能なシート10が設けられる。このシート10の前部に着座した乗員(運転者)の足置き部は上記ステップフロア22であり、後部に着座した乗員(搭乗者)の足置き部は、ステップフロア22の後方にてサイドカバー23の左右に設けられたステップバー27である。
排気管30は、シリンダヘッド26から下方へ延びた後に車体側方(右側)へ屈曲してパワーユニットPの側方(右側)を後方に延び、内燃機関Eの後方、且つ、後輪WRの側方であって、サイドカバー23の下方に設けられた排気マフラー(消音装置とも言う)29に接続される。
排気マフラー29は、排気管30から排出された排気ガスの圧力を下げて排出管31から外部に排出する排気系部品である。この排気マフラー29は、図2に示すように、前後に開放する筒状のマフラーボディ29Aと、マフラーボディ29Aの前端を閉塞するフロントキャップ29B(キャップ部)と、マフラーボディ29Aの後端を閉塞するエンドキャップ29Cとを備え、これら部品29A〜29Cは溶着固定される。
フロントキャップ29Bは、前方凸に湾曲する湾曲形状に形成され、エンドキャップ29Cは、後方凸に湾曲する湾曲形状に形成される。湾曲形状にすることにより、各キャップ29B,29Cの強度向上、空気抵抗の低減及び外観性の向上が可能である。
マフラーボディ29Aは、左右の長さに比べて上下に長い扁平形状に形成される。このマフラーボディ29Aには、マフラーボディ29Aの車幅方向外側下部の外表面を覆うプロテクタ32(図1)が取り付けられる。また、排気管30のパワーユニットPと排気マフラー29との間に露出する上流側排気管33(第1排気管)には、上流側排気管33の車幅方向外側の外表面を覆うプロテクタ34が取り付けられる。
拡径管37は、径が異なる上流側排気管33と触媒コンバータ41とを接続するための段差管に形成され、上流端(小径側)が排気マフラー29の内側から排気管挿入口36に挿入されて排気マフラー29外(フロントキャップ29Bの前方)に露出する。これにより、排気マフラー29外から上流側排気管33を容易に接続可能である。また、拡径管37の下流端(大径側)は、排気マフラー29内の前下部にて後方に開口し、触媒コンバータ41の上流端が溶着固定される。
触媒コンバータ41の筒体43は、排気マフラー29の底面M1に沿って後方へ延び、その後端に、下流側に向かって縮径する縮径管44が接続される。この縮径管44は、排気マフラー29内を前後に仕切る仕切り板(セパレータとも言う)45を貫通し、この仕切り板45に支持される。
同図4に示すように、排気マフラー29は、外側ケース29Mと内側ケース29Nとを有する二重構造に形成される。内側ケース29Nは、多数の細孔29Hを有するパンチングメタルにより形成され、これらケース29M,29N間にはグラスウールなどの吸音材29Pが充填され、排気マフラー29内の音が外部に漏れにくい構造に形成されている。
また、管支持板46は、第3排気管35Bよりも下方に延在し、その下方に、仕切り板45の前側の室R1と後側の室R2とを連通させる連通管47を支持する。なお、管支持板46の下端は、触媒コンバータ41の上方位置までとされる。つまり、管支持板46は、前側の室R1を完全には仕切らない。
従って、触媒コンバータ41を通過した後の比較的高温の排気ガスによって、触媒コンバータ41の昇温を早め、触媒の早期活性化を図ることができる。しかも、排気マフラー29内に配置される下流側排気管35や連通管47などから発せられる熱によっても、触媒コンバータ41の昇温を早めることができる。従って、これらの相乗効果により、より迅速な触媒の活性化を図ることができる。
図5に示すように、触媒コンバータ41は、排気マフラー29内の下部において車幅方向外側(後輪WRの反対側)に寄せて配置され、排気マフラー29と触媒コンバータ41との間に隙間S1を形成する。
下流側排気管35の上流部分を構成する第2排気管35Aは、触媒コンバータ41側(縮径管44)から下流側に行くほど車幅方向内側(後輪WR側)に近づき、下流側排気管35の下流部分を構成する第3排気管35Bは、触媒コンバータ41よりも車幅方向内側(後輪WR側)に配置される。また、下流側排気管35の下流端35Eの指向方向Gは、下方に行くに従って車幅方向外側に向かう斜め方向とされる。これによって、下流端35Eから排出される排気ガスを、触媒コンバータ41に向けて流すとともに、触媒コンバータ41の車幅方向内側に空いた隙間S1を通して円滑に連通管47に導入させることが可能になる。
図6は排気マフラー29を車体内側から見た図(左側面図に相当)であり、図7は排気マフラー29を車体上方から見た図である。図8は排気マフラー29を前方から見た図であり、図9は排気マフラー29を下方から見た図である。
図6に示すように、排気マフラー29には、マフラーブラケット51が取り付けられ、このマフラーブラケット51を介して排気マフラー29が車体側(本構成ではパワーユニットP)に取り付けられる。このマフラーブラケット51は、車体側方(車体右側)から見た外観視で(図1、図2参照)、排気マフラー29よりも前方に延出する上下一対のアーム部52,53を有し、上下一対のアーム部52,53の前端が、パワーユニットPの後端部に、図1に示す締結ボルト61,62(締結部材)で締結される。このため、ボルト締結部分(アーム部52,53の前端)が外部に露出し、車体外側(右側)から排気マフラー29の着脱作業を容易に行うことができる。
本実施形態では、図6及び図7に示すように、マフラーブラケット51を、排気マフラー29の左側面29Lの前領域に溶着固定されるブラケット構造とし、車体外観面を構成する右側面29Rには、マフラーブラケット51の溶着箇所が存在しないように構成している。
取付ブラケット71は、図6に示すように、マフラーボディ29Aの左側面29Lの前領域に溶着固定される板状の溶着固定部72(マフラー29側の取付部)と、この溶着固定部72から車体内側かつ前方に向かって斜めに延びる上下一対の板状の延長部73,74(車体側の取付部)とを一体に備える。例えば、この取付ブラケット71は、金属製の板部材を折り曲げ成型することによって製作される。
このため、溶着固定部72及び溶着箇所W1A〜W1Cは、図2に示すように、車体外側(車体右側)からは外観視されず、外観から目立たない。溶着箇所としては、図6及び図9に示すように、上下の溶着箇所W1A,W1C(第1溶着箇所)と、この間で上下に延びる溶着箇所W1B(第2溶着箇所)とを備えるので、溶接長を十分に確保することができ、取付ブラケット71の接合強度を十分に確保することができる。
また、上下一対の延長部73,74のそれぞれは、図6に示すように、その前端に、締結ボルト61(図1)を通す貫通孔61A,62Aを有するとともに、取付ブラケット71を軽量化するための開口部76を有する。
一方、上側の延長部73は、下側の延長部74よりも車体内側に位置するように車体内側に傾斜して延び、その前端が、下側の延長部74よりも車体内側(右側)、上方、且つ、前方にオフセットした位置に設けられる(図6〜図9参照)。
この場合、マフラーブラケット51の車体への固定箇所が前後左右及び上下に離間するので、マフラーブラケット51の取付強度を高め、排気マフラー29の支持強度を高め易くなる。しかも、上下一対の延長部73,74を、凹側断面に形成しているため、単純な平板形状に形成する場合と比べて、アーム部52,53の剛性を効率よく高めることができる。これによっても、排気マフラー29の支持強度を高め易くなる。
この構成により、これら延長部84A〜86Aを含む前板84、上板85及び下板86は、図2に示すように、車体外側(車体右側)からは外観視されない。また、溶着箇所W2A〜W2Cについても、車体外側からは外観視されない。
また、図8に示すように、上下の溶着箇所W2B,W2C(第1溶着箇所)と、この間で上下に延びる溶着箇所W2A(第2溶着箇所)とを備えるので、溶接長を十分に確保することができ、補強ブラケット82の接合強度を十分に高めることができる。
さらに、この補強ブラケット82の凹型断面を有する先端部(マフラー側の取付部)は、取付ブラケット71の上側の延長部73との間に締付ボス部91が要着固定されるとともに、締付ボス部91を挟むように周縁(上板85及び下板86)が張り合わせにより溶着される。この上下の溶着箇所W3A,W3C(図8,図9)は、前後方向に延びるとともに、前後方向に間隔を空けて複数設けられる。
このようにして、補強ブラケット82と取付ブラケット71との接合強度を高めることができる。しかも、マフラーブラケット51の車体側への取付部を筒状断面に形成することができるので、マフラーブラケット51の剛性、特に、締付ボス部91周りの剛性を効率よく高めることが可能である。
このように相対的に短い補強ブラケット82によって、排気マフラー29と取付ブラケット71との間を架橋するので、相対的に長い取付ブラケット71を効率よく補強することが可能である。
この隙間SAには、マフラーボディ29Aとフロントキャップ29Bとの接合部W4(図9参照)が位置する。このため、マフラーブラケット51の車体側への取付部の剛性を確保しながら、接合部W4が各ブラケット71,82の取付に邪魔にならないようにすることができる。これにより、補強ブラケット82などの大型化を回避するとともに、接合部W4の溶接範囲を抑えることができる。
本構成では、図8に示すように、前板87、上板88及び下板89の延長部87A〜89Aが、上流側排気管33(第1排気管)の周囲に沿って延在し、上流側排気管33の上下及び車体内側を囲うように形成されている。このように排気管30を上下から囲い、その上下位置の溶着箇所W5A,W5Bでフロントキャップ29Bに接合するので、補強ブラケット83を上流側排気管33に近づけて接合でき、上流側排気管33を含めて支持が可能となる。これによって、上流側排気管33専用の支持箇所を削減できる。
この場合、上流側排気管33の下方に溶着箇所W5Bが位置するため、上方から溶着箇所W5Bを視認することは困難である。
しかも、上流側排気管33上方の延長部88Aは、排気管30よりも車体内側に奥まった位置で溶着固定されるので、その溶着箇所W5A(図8)も外観から視認することは困難である。従って、補強ブラケット83とフロントキャップ29Bとの溶着箇所W5A,W5Bを効果的に目立たないようにすることができる。
さらに、この補強ブラケット83の凹型断面を有する先端部(マフラー側の取付部)は、取付ブラケット71の下側の延長部74との間に締付ボス部92が要着固定されるとともに、締付ボス部92を挟むように周縁(上板88及び下板89)が張り合わせにより溶着される。この上下一対の溶着箇所W6A,W6C(図8,図9)は、前後方向に延びるとともに、前後方向に間隔を空けて複数設けられている。
このようにして、補強ブラケット83と取付ブラケット71との接合強度を高めることができるとともに、マフラーブラケット51の車体側への取付部を筒状断面に形成することができるので、特に、締付ボス部92周りの剛性を効率よく高めることが可能である。
この構成によれば、取付ブラケット71と排気マフラー29との溶着箇所W1A〜W1C、及び、補強ブラケット81と排気マフラー29との溶着箇所W2A〜W2C,W5A,W5Bが、排気マフラー29の外観意匠面に露出せず、且つ、補強ブラケット81の補強効果によりマフラーブラケット51自体の剛性、や排気マフラー29への取付剛性及びマフラー支持剛性などを向上し易くなる。
従って、マフラーブラケット51と排気マフラー29との溶着箇所を外観から目立たないようにしながら、マフラーブラケット51に望まれる各種剛性を確保し易くなる。
また、フロントキャップ29Bにおける外観意匠面の反対側面(左側面29L)は、その内側(車幅方向内側)に、後輪WRやパワーユニットPや車体フレームFなどが存在するため、特に外観から視認し難いエリアとなる。本構成では、このフロントキャップ29Bの外観から視認し難いエリアを利用して、補強ブラケット81を溶着固定するので、溶着箇所を外観からより目立たない位置にすることができる。
取付ブラケット71についても、マフラーボディ29Aにおける外観意匠面の反対側面(左側面29L)の前領域に溶着固定されるので、後輪WRなどによって特に外観から視認し難いエリアを利用して、溶着箇所を外観からより目立たない位置にすることができる。
また、本構成の排気マフラー29は、左右の長さに比べて上下に長い扁平形状に構成されるため、排気マフラー29の外観意匠面に対する反対側面(左側面29L)を広く確保することができる。従って、各ブラケット81,71の溶着位置を確保し易くなる。
また、締付ボス部91,92を個別に含むように独立した複数の補強ブラケット82,83を備え、各補強ブラケット82,83が取付ブラケット71に溶着固定されるので、補強ブラケットを単一部品とした場合と比べて、適正な補強効果を確保しつつ補強ブラケット82,83を小型化し易くなる。これにより、排気マフラー29の外観意匠面からの補強ブラケット82,83の投影面積の拡大を抑え、外観性を向上することができる。
また、排気管30から離れた補強ブラケット82は、フロントキャップ29Bに対して上下に間隔を空けて溶着固定される上下の溶着箇所W2B,W2C(第1溶着箇所)と、上下の溶着箇所W2B,W2Cの間で上下に延びてフロントキャップ29Bに溶着固定される溶着箇所W2A(第2溶着箇所)とによってフロントキャップ29Bに固定される。これにより、溶着箇所が排気管30の影響を受けないことを利用して溶着箇所を増やすことができ、マフラーブラケット51の取付剛性やマフラー支持剛性などを高め易くなる。
これにより、マフラーブラケット51の車体側への取付部の剛性を確保しながら補強ブラケット82,83を小型化でき、且つ、接合部W4が各ブラケット71,82の取付に邪魔にならない。従って、補強ブラケット82,83などの大型化を回避するとともに、接合部W4の溶接範囲を抑えることができ、重量増大や溶接範囲増大によるコスト増大を回避し易くなる。
例えば、上述の実施形態では、補強ブラケット81をフロントキャップ29Bに溶着固定する場合を説明したが、これに限らない。例えば、エンドキャップ29C(キャップ部)における外観意匠面を構成する一外側面に対する反対側面に溶着固定しても良いし、マフラーボディ29Aにおける外観意匠面を構成する一外側面に対する反対側面に溶着固定しても良い。
また、上述の実施形態では、排気マフラー29が上下に長い扁平形状の場合を説明したが、これに限らず、様々な形状を適用しても良い。要は、マフラーブラケット51と排気マフラー29との溶着箇所が外観意匠面に露出しないように構成すれば良く、公知の排気管及び排気マフラーに広く適用可能である。
29 排気マフラー
29A マフラーボディ
29B フロントキャップ(キャップ部)
29C エンドキャップ(キャップ部)
30 排気管
51 マフラーブラケット
61,62 締結ボルト(締結部材)
71 取付ブラケット
73,74 延長部(車体側の取付部)
81,82,83 補強ブラケット
91,92 締付ボス部
S1,SA,SB 隙間
Claims (7)
- 排気管(30)の下流に接続されるとともにマフラーブラケット(51)を介して車体側に接続されるマフラー(29)を備え、前記マフラー(29)が、筒状のマフラーボディ(29A)と、前記マフラーボディ(29A)の前端を閉塞するキャップ部(29B)とを有する小型車両のマフラー取付構造において、
前記マフラーブラケット(51)は、左右分割構造であり、車体内側のブラケット半体が、前記マフラーボディ(29A)における外観意匠面を構成する一外側面に対する反対側面のみに溶着固定される取付ブラケット(71)であり、車体外側のブラケット半体が、前記キャップ部(29B)における外観意匠面を構成する一外側面に対する反対側面のみに溶着固定されるとともに、前記取付ブラケット(71)に固着される補強ブラケット(81)であり、
前記取付ブラケット(71)と前記補強ブラケット(81)とは、車体側への連結に用いる締付ボス部(91,92)側において周縁が張り合わせにより溶着される一方で、前記マフラー(29)側に向かって途中の位置から離反して、前記補強ブラケット(81)の後方には、前記取付ブラケット(71)と前記マフラーボディ(29A)との間に、上下に開放する隙間(SA,SB)が設けられ、前記隙間(SA,SB)に、前記マフラーボディ(29A)と前記キャップ部(29B)との接合部(W4)が位置していることを特徴とする小型車両のマフラー取付構造。 - 前記補強ブラケット(81)の車体側の取付位置から前記マフラー(29)との溶着箇所までの長さが、前記取付ブラケット(71)の車体側の取付位置から前記マフラー(29)との溶着箇所までの長さに比べて短くなるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の小型車両のマフラー取付構造。
- 前記マフラー(29)は、左右の長さに比べて上下に長い扁平形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の小型車両のマフラー取付構造。
- 前記取付ブラケット(71)の車体側の取付部(73,74)が上下に離れて配置され、
前記取付部(73,74)には、それぞれ前記マフラー(29)側に締付ボス部(91,92)が一体に設けられ、各締付ボス部(91,92)を介して前記取付部(73,74)が車体側に連結されることを特徴とする請求項3に記載の小型車両のマフラー取付構造。 - 前記締付ボス部(91,92)を個別に含むように独立した複数の前記補強ブラケット(82,83)を備え、各補強ブラケット(82,83)が前記取付ブラケット(71)に溶着固定されることを特徴とする請求項4に記載の小型車両のマフラー取付構造。
- 複数の前記補強ブラケット(82,83)のうち前記排気管(30)寄りの補強ブラケット(83)は、前記排気管(30)の一部を上下から囲うように前記排気管(30)に対して上下位置で前記キャップ部(29B)に溶着固定されることを特徴とする請求項5に記載の小型車両のマフラー取付構造。
- 複数の前記補強ブラケット(82,83)のうち前記排気管(30)から離れた補強ブラケット(82)は、前記キャップ部(29B)に対して上下に間隔を空けて溶着固定される上下の第1溶着箇所(W2B,W2C)と、上下の第1溶着箇所(W2B,W2C)の間で上下に延びて前記キャップ部(29B)に溶着固定される第2溶着箇所(W2A)とによって前記キャップ部(29B)に固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載の小型車両のマフラー取付構造。
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