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JP6060652B2 - 太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池及びその製造方法に関する。
自然エネルギーの有効利用に向けて、様々な波長領域で利用可能な高効率の太陽電池が求められている。このような背景から、InGaN系材料は、GaAsやInP等のIII−V族化合物半導体材料では損失の大きい青色から紫外域の光を高効率に光電変換する太陽電池材料として期待されている。
InGaN/GaN系材料については、これまで発光ダイオード(LED)の発光層への適用を目的とした開発が盛んに行われており、商品化もされている。InGaN/GaN系材料を用いたLEDでは、製造しやすさの観点から、(0001)c面上に、n型半導体層、i型半導体層、p型半導体層を順次積層した積層構造が採用されている。また、LEDの場合は、発光層内における輻射性キャリア再結合を促進するために、発光層として機能するInGaN層を、膜厚数nm程度の薄い量子井戸層により形成している。
特開2002−050796号公報 特表2009−537987号公報 特表2011−527825号公報
Karen L. Kavanagh, "Misfit dislocations in nanowire heterostructures", Semicond. Sci. Technol. Vol. 25, 024006 (2010)
一方、太陽電池では、太陽光を効率的に吸収するためには、光吸収層であるInGaN層を、LEDの発光層よりも大幅に厚い1μm程度の膜厚で形成することが求められる。しかしながら、LEDで用いられているp−i−n構造を基にして光吸収層の膜厚を厚くしただけでは、高効率の太陽電池を実現することはできなかった。
本発明の目的は、青色から紫外域の光を高効率に光電変換しうる太陽電池を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、p型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたp型GaN層と、前記p型GaN層上に形成されたInGaN光吸収層と、前記InGaN光吸収層上に形成されたn型GaN層とを有する柱状構造体と、前記半導体基板と前記p型GaN層との間に形成され、金属的伝導性を有するp型GaAs層又はp型Si層のp型半導体層とを有することを特徴とする太陽電池が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、p型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成されたp型GaN層と、前記p型GaN層上に形成されたInGaN光吸収層と、前記InGaN光吸収層上に形成されたn型GaN層とを有する柱状構造体と、前記半導体基板と前記p型GaN層との間に形成され、金属的伝導性を有するp型GaP層のp型半導体層とを有することを特徴とする太陽電池が提供される。
また、実施形態の他の観点によれば、p型の半導体基板上に、開口部を有するマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜をマスクとして、前記開口部内の前記半導体基板上に、p型GaN層と、InGaN光吸収層と、n型GaN層とを(0001)方向に配向して順次成長し、前記p型GaN層、前記InGaN光吸収層及び前記n型GaN層の積層構造を有する柱状構造体を形成する工程とを有する太陽電池の製造方法が提供される。
開示の太陽電池及びその製造方法によれば、n型GaN層/InGaN光吸収層/p型GaN層の積層構造を柱状構造体により形成することにより、良好な結晶性を維持しつつInGaN光吸収層を厚膜化することができる。また、基板側から順に、p型GaN層、InGaN光吸収層及びn型GaN層を積層することにより、n型GaN/InGaN界面及びInGaN/p型GaN界面におけるキャリアの閉じ込めが生じることなく、光電流を効率的に取り出すことができる。これにより、高効率の太陽電池を実現することができる。
図1は、第1実施形態による太陽電池の構造を示す概略断面図である。 図2は、第1実施形態による太陽電池における伝導帯及び価電子帯のバンド構造を計算により求めた結果を示すグラフである。 図3は、第1実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図4は、第1実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図5は、第2実施形態による太陽電池の構造を示す概略断面図である。 図6は、第2実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 図7は、第2実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 図8は、InGaN/GaN系材料を用いたLEDの構造を示す概略断面図である。 図9は、図8のLEDにおける伝導帯及び価電子帯のバンド構造を計算により求めた結果を示すグラフである。
[第1実施形態]
第1実施形態による太陽電池及びその製造方法について図1乃至図4を用いて説明する。
図1は、本実施形態による太陽電池の構造を示す概略断面図である。図2は、本実施形態による太陽電池における伝導帯及び価電子帯のバンド構造を計算により求めた結果を示すグラフである。図3及び図4は、本実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による太陽電池の構造について図1を用いて説明する。
p型の半導体基板10上には、柱状導電体30が形成されている。柱状導電体30は、半導体基板10側から、p型半導体層32と、p型GaN層34と、i型InGaN層36と、n型GaN層38とが順次積層された積層構造を有している。p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38は、各層の結晶の(0001)方向が柱状構造体30の積層方向(図面において上方向)を向くように配向している。
柱状構造体30が形成された領域を除く半導体基板10上には、絶縁膜12が形成されている。絶縁膜12上に突出する柱状構造体30の側壁部分には、樹脂層40が形成されている。柱状構造体30の頭頂部のn型GaN層38の少なくとも一部は、樹脂層40から露出している。
樹脂層40上及び樹脂層40から露出するn型GaN層38上には、透明電極42が形成されている。透明電極42上の柱状構造体30間の領域には、金属グリッド電極44が形成されている。こうして、透明電極42及び金属グリッド電極44により、n側電極46が形成されている。また、半導体基板10の裏面には、p側電極48が形成されている。
ここで、本実施形態による太陽電池の利点を述べる前に、InGaN/GaN系材料を用いたLEDについて説明する。
InGaN/GaN系材料を用いたLEDは、例えば図8に示すように、サファイア基板100の(0001)c面上に、n型GaN層102、i型InGaN層104、p型GaN層106を順次積層することにより形成されている。n型GaN層102、i型InGaN層104及びp型GaN層106は、(0001)方向が積層方向を向くように配向している。発光層として機能するi型InGaN層104は、発光層内における輻射性キャリア再結合を促進するために、膜厚数nm程度の薄い量子井戸層により形成されている。
LEDで用いられているこのp−i−n構造を基にして太陽電池を形成することを考えた場合、光吸収層となるInGaN層を厚くして太陽光の吸収効率を高めることが求められる。太陽電池の光吸収層としては、膜厚1μm程度のInGaN層を用いることが望ましい。
しかしながら、InGaN/GaNヘテロ構造においては、GaNとInGaNとの間の格子定数差が大きいため、GaN層上に成長したInGaN層には結晶歪みが導入される。例えば、GaNとIn0.1Ga0.9Nとの間には1%程度の格子不整合が存在するため、良好な結晶性を保ちつつGaN層上に成長可能なInGaN層の膜厚は、100nm程度に制限される。このため、InGaN層の膜厚を太陽電池の光吸収層に好適な膜厚まで厚膜化することは困難である。
また、仮にInGaN層を1μm程度の膜厚まで厚膜化できたとしても、太陽電池として十分な特性を得られないことが、本願発明者の検討により初めて明らかとなった。
図9は、図8に示すLEDのp−i−n構造においてInGaN層の膜厚を1μmとしたときの伝導帯及び価電子帯のバンド構造を計算により求めた結果を示すグラフである。図中、実線がエネルギー準位を表し、点線がキャリア濃度(電子)を表し、一点鎖線がキャリア濃度(正孔)を表している。計算に当たっては、InGaNのIn組成は0.1とし、p型GaN及びn型GaNの不純物濃度はともに1×1018cm−3とした。図では、左側が表面側であり、右側が基板側である。
図9に示すように、p型GaN層及びn型GaN層の不純物濃度をともに十分に高くしているにもかかわらず、InGaN層のバンドが、p−n層の傾斜とは反対向きに大きく傾斜している。この結果、光吸収によって生成されたキャリアのうち、電子はp型GaN/InGaN界面に、正孔はInGaN/n型GaN界面に、それぞれ閉じ込められてしまい、いずれのキャリアも電極側に引き抜けない構造になることが判明した。この現象は、本願発明者による更なる検討の結果、窒化物半導体特有の強い分極によって引き起こされる(0001)方向に発生した大きな内部電界が厚いInGaN層の全体に印加されたことで、バンドのトータルの傾斜量が大きくなったためであることが判明した。
このような観点から、本実施形態による太陽電池では、n型GaN/i型InGaN/p型GaNの積層構造を直径数百nm程度以下の柱状構造体30とするとともに、基板側から順に、p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38を積層している。なお、本実施形態による太陽電池の柱状構造体30のようなナノサイズ(1nm〜数百nm程度)の柱状体は、ナノワイヤと呼ばれることもある。
n型GaN層38/i型InGaN層36/p型GaN層34の積層構造を柱状構造体30により形成することで、異種材料接合部の断面積を小さくすることができる。これにより、InGaN/GaNのような歪み系材料でも良好な結晶性を維持しつつ厚膜化することが可能となる。
例えば、InGaN層36の組成がIn0.10Ga0.90Nの場合、GaNに対する格子不整合は1%程度である。歪み1%の材料系に対しては、半径が200nm、つまり直径が400nm程度が上限となる(例えば非特許文献1を参照)。この場合、n型GaN層38/i型InGaN層36/p型GaN層34の積層構造を直径400nm程度以下の柱状構造体30により形成することにより、良好な結晶性を維持しつつ、太陽電池に好適な膜厚までi−InGaN層36を厚膜化することができる。
また、基板側から順に、p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38を積層することにより、バンド構造上も太陽電池にとって好適となる。
図2は、本実施形態による太陽電池の伝導帯及び価電子帯のバンド構造を計算により求めた結果を示すグラフである。図中、実線がエネルギー準位を表し、点線がキャリア濃度(電子)を表し、一点鎖線がキャリア濃度(正孔)を表している。計算に当たっては、InGaNのIn組成は0.1とし、p型GaN及びn型GaNの不純物濃度はともに1×1018cm−3とした。図では、左側が表面側であり、右側が基板側である。
図2に示すように、基板側から順に、p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38を積層することにより、p−n構造で傾斜するi型InGaN層36の向きと、i型InGaN層36の内部電界によって傾斜する向きとを一致させることができる。これは、i型InGaN層36の内部電界の向きは、i型InGaN層36の成長する方向に対して常に一定になるからである。これにより、n型GaN/InGaN界面及びInGaN/p型GaN界面におけるキャリアの閉じ込めが生じることなく、光電流を効率的に取り出すことができる。
なお、上述のInGaN/GaN系材料を用いたLEDにおいて、n型GaN層102を基板側に配置し、p型GaN層106を表面側に配置しているのは、より良質の積層構造が得られるからである。すなわち、GaNではn型不純物のドーピングは比較的容易であり良質のn型GaNを得ることができるが、p型GaNではn型GaNと比較して結晶性が劣る。n型GaNを基板側に配置して積層構造を形成することにより、p型GaNを基板側に配置にして積層構造を形成する場合と比較して、良質の結晶をエピタキシャル成長することができる。LEDでは、InGaN層の膜厚は数nm程度であり、内部電界による影響もほとんどない。
この点、本実施形態による太陽電池では、n型GaN層38/i型InGaN層36/p型GaN層34の積層構造を柱状構造体30により形成しているため、p型GaNを基板側に配置した場合にも、良質の結晶をエピタキシャル成長することができる。p型GaNを基板側に配置することで、光電流を効率的に取り出すことも可能となる。
また、p型GaN層34を基板側に配置することには、p側電極の形成に適した半導体積層構造を形成するうえでも効果がある。
InGaN/GaN系材料を用いたp−i−n構造においては、p型GaN−金属電極間のコンタクト抵抗が、n型GaN−金属電極間のコンタクト抵抗よりも桁で大きく、その分は抵抗損失となってしまうため、低コンタクト抵抗の電極構造である方が望ましい。
一方、GaNは、GaAsやSiなどのバンドギャップエネルギーの小さいIII−V族やIV族半導体材料に対しては、良好なp型コンタクトを形成することが可能である。平板基板上への薄膜成長においてはGaN/GaAsやGaN/Si等の積層構造は歪みの観点から良好な結晶性を保って形成することは難しいが、柱状構造とすることでこのような積層構造も可能となり、低抵抗電極構造を取り入れることが可能となる。
すなわち、p型GaN層34の下地に、金属的伝導性を有するGaAsやSi等よりなるp型半導体層32を配置することで、p型GaN層34とp側電極48との間のコンタクト抵抗を大幅に低減することができる。なお、GaAsやSiは、青色から紫外域の光を吸収するが、p型半導体層32は光の入射方向とは反対の基板側に配置されるため、光電変換効率を阻害することはない。p型半導体層32は、半導体基板10とp型GaN層34との間に求められるコンタクト抵抗の値に応じて適宜形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。
次に、本実施形態による太陽電池の製造方法について図3及び図4を用いて説明する。
まず、p型の半導体基板10上に、例えばCVD法により、絶縁膜12を形成する。半導体基板10は、その上に(0001)方向に配向したGaN層及びInGaN層を成長しうるものであればよく、例えば、p型のGaAs(111)B基板を適用することができる。半導体基板10のアクセプタ濃度は、例えば、5×1017cm−3〜1×1019cm−3程度であればよい。また、絶縁膜12は、その後の薄膜成長の際にマスクとなるものであればよく、例えば、シリコン酸化膜を適用することができる。
次いで、フォトリソグラフィ及びエッチングにより、絶縁膜12に、柱状構造体30の形成予定領域を露出する開口部14を形成する(図3(a))。
次いで、絶縁膜12をマスクとして、開口部14内の半導体基板10上に、例えばMOVPE(有機金属気相成長)法により、p型半導体層32、p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38を順次成長し、柱状構造体30を形成する(図3(b))。
各層の膜厚は、特に限定されるものではないが、例えば、p型半導体層32を100nm、p型GaN層34を300nm、i型InGaN層36を1000nm、n型GaN層38を300nmとする。p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38は、各層の結晶の(0001)方向が柱状構造体30の積層方向(図面において上方向)を向くように配向成長する。
p型半導体層32は、半導体基板10とp型GaN層34との間のコンタクト抵抗を低減するための層であり、例えば、金属的伝導性を有するp型GaAs層やp型Si層により形成する。なお、p型半導体層32は、半導体基板10とp型GaN層34との間に求められるコンタクト抵抗の値に応じて適宜形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。
i型InGaN層36のIn組成は、所望の膜厚のInGaN層36をエピタキシャル成長できる範囲で、太陽電池に求められる吸収端波長に応じて、適宜選択することが望ましく、例えば、0.05〜0.15の範囲とする。なお、In0.05Ga0.95Nの吸収端波長は363nm(3.42eV)であり、In0.10Ga0.90Nの吸収端波長は388nm(3.20eV)であり、In0.15Ga0.85Nの吸収端波長は442nm(2.81eV)である。
GaAs、GaN及びInGaNのGa原料としては、例えば、トリメチルガリウム(TMGa)を用いることができる。GaAsのAs原料としては、例えば、アルシン(AsH)を用いることができる。GaN及びInGaNの窒素原料としては、例えば、アンモニア(NH)を用いることができる。InGaNのIn原料としては、例えば、トリメチルインジウム(TMI)を用いることができる。
p型のドーパントとしては、GaAsに対しては例えば亜鉛(Zn)を、GaNに対しては例えばマグネシウム(Mg)を用いることができる。Znの原料としては、例えば、ジエチル亜鉛(DEZn)を用いることができる。Mgの原料としては、例えば、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(Cp2Mg)を用いることができる。p型不純物濃度は、例えば、5×1017cm−3〜1×1019cm−3程度であればよい。
n型のドーパントとしては、例えば、シリコン(Si)を用いることができる。Siの原料としては、例えば、ジシラン(Si)を用いることができる。n型不純物濃度は、例えば、5×1017cm−3〜1×1019cm−3程度であればよい。
柱状構造体30の直径は、歪み材料に対して良好な結晶成長が行えるサイズを上限とする。例えば、InGaN層36の組成がIn0.10Ga0.90Nの場合、GaNに対する格子不整合は1%程度である。歪み1%の材料系に対しては、半径が200nm、つまり直径が400nm程度が上限となる(例えば非特許文献1を参照)。
一方、柱状構造体30の好適な直径d(nm)の値は、吸収光波長をλ(nm)、屈折率をnとすると、吸収光波長λと、光学距離に換算した柱状構造体30の直径n×dとが等しいときが下限となる。InGaNの吸収波長付近における屈折率nは約3.2であるから、吸収光波長λが400nmであると仮定すると、
d=λ/n=400/3.2=125(nm)
となる。
次いで、例えばスピンコート法により、柱状構造体30のn型GaN層38部分が露出するように、透明な樹脂を塗布し、樹脂層40を形成する(図3(c))。
次いで、n型GaN層38及び樹脂層40上に、例えばITO等の透明導電膜を堆積し、透明電極42を形成する(図4(a))。
次いで、透明電極44上に、グリッド状の金属グリッド電極44を形成し、透明電極42及び金属電極44よりなるn側電極46を形成する。また、半導体基板10の裏面に、p側電極48を形成する(図4(b))。
こうして、本実施形態による太陽電池を完成する。
このように、本実施形態によれば、n型GaN/i型InGaN/p型GaNの積層構造を柱状構造体により形成するので、良好な結晶性を維持しつつ光吸収層であるi型InGaNを厚膜化することができる。また、基板側から順に、p型GaN層、i型InGaN層及びn型GaN層を積層するので、n型GaN/InGaN界面及びInGaN/p型GaN界面におけるキャリアの閉じ込めを防止することができる。これにより、光吸収層における光吸収効率を向上するとともに光電流を効率的に取り出すことができ、高効率の太陽電池を実現することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態による太陽電池及びその製造方法について図5乃至図7を用いて説明する。図1乃至図4に示す第1実施形態による太陽電池及びその製造方法と同様の構成要素には同一の符号を付し説明を省略し又は簡潔にする。
図5は、本実施形態による太陽電池の構造を示す概略断面図である。図6及び図7は、本実施形態による太陽電池の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに、本実施形態による太陽電池の構造について図5を用いて説明する。
p型の半導体基板20上には、柱状導電体30が形成されている。柱状導電体30は、半導体基板10側から、p型半導体層32と、p型GaN層34と、i型InGaN層36と、n型GaN層38とが順次積層された積層構造を有している。p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38は、各層の結晶の(0001)方向が柱状構造体30の積層方向(図面において上方向)を向くように配向している。
柱状構造体30が形成された領域を除く半導体基板20上には、絶縁膜12が形成されている。絶縁膜12上に突出する柱状構造体30の側壁部分には、樹脂層40が形成されている。柱状構造体30の頭頂部のn型GaN層38の少なくとも一部は、樹脂層40から露出している。
樹脂層40上及び樹脂層40から露出するn型GaN層38上には、n側電極46が形成されている。また、半導体基板20の裏面の柱状構造体30間の領域には、グリッド状のp側電極48が形成されている。
第1実施形態による太陽電池はn側電極46側を太陽光に向けて使用するタイプの太陽電池であるのに対し、本実施形態による太陽電池はp側電極48側を太陽光に向けて使用するタイプの太陽電池である。
このような観点から、本実施形態による太陽電池の半導体基板20としては、その上に(0001)方向に配向したGaN層及びInGaN層を成長することができ、且つ、青色から紫外域の光を吸収しない材料の半導体基板を用いる。このような半導体基板20としては、例えば、p型の(111)SiC基板を適用することができる。
p型半導体層32は、半導体基板20とp型GaN層34との間のコンタクト抵抗を低減するための層であり、例えば、金属的伝導性を有するp型GaP層を適用することができる。なお、p型半導体層32による光吸収が懸念される場合には、p型半導体層32を薄くし或いは省略してもよい。
本実施形態による太陽電池は、半導体基板20の裏面側を太陽光に向けて使用するため、半導体基板20の裏面側に配置するp側電極48をグリッド状とする。半導体基板20の表面側の透明電極42は不要である。
次に、本実施形態による太陽電池の製造方法について図6及び図7を用いて説明する。
まず、図3(a)に示す第1実施形態による太陽電池の製造法と同様にして、p型の半導体基板20上に、柱状構造体30の形成予定領域を露出する開口部14を有する絶縁膜12を形成する。半導体基板20は、その上に(0001)方向に配向したGaN層及びInGaN層を成長することができ、且つ、青色から紫外域の光を吸収しない材料であればよく、例えば、p型のSiC(111)基板を適用することができる。半導体基板20のアクセプタ濃度は、例えば、5×1017cm−3〜1×1019cm−3程度であればよい。
次いで、絶縁膜12をマスクとして、開口部14内の半導体基板20上に、例えばMOVPE法により、p型半導体層32、p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38を順次成長し、柱状構造体30を形成する(図6(a))。
各層の膜厚は、特に限定されるものではないが、例えば、p型半導体層32を100nm、p型GaN層34を300nm、i型InGaN層36を1000nm、n型GaN層38を300nmとする。p型GaN層34、i型InGaN層36及びn型GaN層38は、各層の結晶の(0001)方向が柱状構造体30の積層方向(図面において上方向)を向くように配向成長する。
p型半導体層32は、半導体基板10とp型GaN層34との間のコンタクト抵抗を低減するための層であり、例えば、金属的伝導性を有するp型GaP層により形成する。なお、p型半導体層32は、必ずしも形成する必要はない。
次いで、例えばスピンコート法により、柱状構造体30のn型GaN層38部分が露出するように、透明な樹脂を塗布し、樹脂層40を形成する(図6(b))。
次いで、n型GaN層38及び樹脂層40上に、n側電極46を形成する(図7(a))。また、半導体基板20の裏面に、グリッド状のp側電極48を形成する(図7(b))。
こうして、本実施形態による太陽電池を完成する。
このように、本実施形態によれば、n型GaN/i型InGaN/p型GaNの積層構造を柱状構造体により形成するので、良好な結晶性を維持しつつ光吸収層であるi型InGaNを厚膜化することができる。また、基板側から順に、p型GaN層、i型InGaN層及びn型GaN層を積層するので、n型GaN/InGaN界面及びInGaN/p型GaN界面におけるキャリアの閉じ込めを防止することができる。これにより、光吸収層における光吸収効率を向上するとともに光電流を効率的に取り出すことができ、高効率の太陽電池を実現することができる。
[変形実施形態]
上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、柱状構造体30の断面形状について特に記載していないが、円形や多角形などの対称な形状だけでなく、楕円形状などの形状としてもよい。
また、上記実施形態では、太さが一定の柱状構造体30を示したが、柱状構造体30の太さは必ずしも一定である必要はない。例えば、半導体基板10/20側から離間するにつれて太さが徐々に狭まる錐台形状の柱状構造体としてもよい。
また、上記実施形態に記載した太陽電池の構造、構成材料、製造条件等は、一例を示したものにすぎず、当業者の技術常識等に応じて適宜修正や変更が可能である。
10,20…半導体基板
12…絶縁膜
14…開口部
30…柱状構造体
32…p型半導体層
34…p型GaN層
36…i型InGaN層
38…n型GaN層
40…樹脂層
42…透明電極
44…金属グリッド電極
46…n側電極
48…p側電極
100…サファイア基板
102…n型GaN層
104…i型InGaN層
106…p型GaN層
108…n側電極
110…p側電極

Claims (8)

  1. p型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたp型GaN層と、前記p型GaN層上に形成されたInGaN光吸収層と、前記InGaN光吸収層上に形成されたn型GaN層とを有する柱状構造体と、
    前記半導体基板と前記p型GaN層との間に形成され、金属的伝導性を有するp型GaAs層又はp型Si層のp型半導体層と
    を有することを特徴とする太陽電池。
  2. p型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成されたp型GaN層と、前記p型GaN層上に形成されたInGaN光吸収層と、前記InGaN光吸収層上に形成されたn型GaN層とを有する柱状構造体と、
    前記半導体基板と前記p型GaN層との間に形成され、金属的伝導性を有するp型GaP層のp型半導体層と
    を有することを特徴とする太陽電池。
  3. 請求項1又は2記載の太陽電池において、
    前記p型GaN層、前記InGaN光吸収層及び前記n型GaN層は、(0001)方向に配向している
    ことを特徴とする太陽電池。
  4. 請求項1記載の太陽電池において、
    前記半導体基板は、GaAs(111)基板である
    ことを特徴とする太陽電池。
  5. 請求項2記載の太陽電池において、
    前記半導体基板は、SiC(111)基板である
    ことを特徴とする太陽電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記柱状構造体の直径は、125nm〜400nmである
    ことを特徴とする太陽電池。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の太陽電池において、
    前記半導体基板に接続されたp側電極と、
    前記n型GaN層に接続されたn側電極と
    を更に有することを特徴とする太陽電池。
  8. p型の半導体基板上に、開口部を有するマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして、前記開口部内の前記半導体基板上に、p型GaN層と、InGaN光吸収層と、n型GaN層とを(0001)方向に配向して順次成長し、前記p型GaN層、前記InGaN光吸収層及び前記n型GaN層の積層構造を有する柱状構造体を形成する工程と
    を有することを特徴とする太陽電池の製造方法。
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