JP6052491B2 - 自動水栓 - Google Patents
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Description
ところが、亜鉛合金ダイキャスト製品は、耐腐食性が劣っているため、自動水栓等の水回りの製品には使用し難いという問題があった。亜鉛ダイキャスト製品の表面にメッキを施せば、耐腐食性を向上させることはできるが、吐水管の内部には十分な厚さでメッキを施すことが困難である。このため、内側表面のメッキに薄い部分(ピンホール等)があると、長期間温潤環境下に置かれた場合、吐水管は内部が腐食するおそれがある。
また、本発明においては、吐水管は、その内面に凹部を有し、保護部材は、吐水管の凹部に係合する突起部を有し、保護部材は、突起部が凹部に係合することにより、吐水管内に保持されている。このように構成された本発明では、保護部材を吐水管内へ挿入することにより、突起部と凹部とを係合させて保護部材を吐水管へ取り付けることができるので、組み立てを容易にすることができる。また、このため、本発明では、吐水管にネジ孔を形成するような複雑な機械加工を行う必要がない。また、ネジ孔を形成すると、ネジを締結する際の摩擦により吐水管の表面に形成されたメッキ層が部分的に剥がれるおそれがあり、これが腐食の原因となり得るが、本発明では、ネジ留めを用いないので、このような腐食の原因を排除することができる。
このように構成された本発明では、保護部材がセンサだけでなく、吐水口部材をも覆うことにより、センサ及び吐水口部材の双方を保護部材によって吐水管から分離することができる。
このように構成された本発明によれば、吐水口部材から吐水された水流が、吐水管内を基端側へ逆流することを防止することができる。
本実施形態の自動水栓は、赤外線センサによる検出に基づいて、制御部が使用者の存在の有無を検知し、使用者が存在するときに吐水し、使用者が存在しないときに止水するように、止水弁の開閉動作を制御するように構成されている。
図4に示すように、吐水継手31は、内部に流路を備えた管状本体32と、管状本体32から上流側へ延びる第1連結部33と、管状本体32から下流側へ延びる第2連結部34と、第1連結部33と管状本体32との境界部に設けられた径方向外側へ延びる第1拡径部35と、管状本体32と第2連結部34との境界部に設けられた径方向外側へ延びる第2拡径部36とを備えている。
上流側の第1拡径部35は、管状本体32の上流側側壁を含んで略円環状に構成されており、上部に切り込み35aが設けられている。一方、下流側の第2拡径部36は、第2連結部34の上流側側壁を含んで略長円環状に構成されており、第1拡径部35と同様に上部に切り欠き部36aが設けられている。これら切り欠き部35a,36aには、センサ40のワイヤ45が通される。
また、第2拡径部36の上流側の側面には、軸方向に沿って上流側へ向けて突出するように延びる係合部34aが形成されている。係合部34aの先端部(上流端部)には、径方向内側へ突出する抜け止め部34bが形成されている。
パッキン37は、その内部開口に第1連結部33が嵌合状態で挿入され、上流側の第1拡径部35の上流側の環状面に当接するようにして第1連結部33に一体に取り付けられている。パッキン37は、吐水管本体11の内周面及び吐水継手31の外面と当接することにより、吐水管本体11の内部を先端側と基端側に水密的に分離している。
吐水キャップ38は、外筒部材38aと、内筒部材38bと、環状のパッキン38cとを備えている。外筒部材38aは、管状の部材であり、上流側の内面には、第2連結部34への取り付けのための雌螺子が形成されている。
センサ40は、上流端側の2本の取付片44aを、第2拡径部36の2本の取付片36bにそれぞれ嵌め込むことにより位置決めした状態で吐水口部材30に取り付けることができる。この状態では、センサ40の湾曲した下面が吐水キャップ38の外筒部材38aの外周面に略沿って位置する。
ワイヤ45は、第1拡径部35及び第2拡径部36の切り欠き部35a,36a内を通って、さらにパッキン37と第1連結部33の隙間を通り、通水管20に沿って吐水管本体11の内部空間から吐水管10の基端部付近に配置された制御部に至る。
保護部材50は、略円筒形状の本体部51と、本体部51の下側部分に形成された取付部52を有している。
なお、保護部材50は、吐水口部材30とは異なり、螺子を形成する必要がないので、ガラスを含まない弾性を有する可撓性材料で形成することができる。
保護部材50は、吐水管本体11の開口部11aから挿入することにより吐水管本体11の先端部分12の内部に取り付けることができる。すなわち、保護部材50を開口部11aから吐水管本体11の先端部分12の内部へ挿入していくと、突起部53が吐水管本体11の開口部11aの端面と当接するが、取付片52bを内側へ撓ませることにより、保護部材50をさらに奥側(上流側)へ挿入することができる。
吐水口部材30を取り外すには、貫通孔11bを通して、突起部53を内側へ押し込んで取付片52bを内側へ弾性的に撓ませることにより、係合部34aと被係合部54との係合を外す。係合部34aと被係合部54との係合が外れた状態では、吐水口部材30を吐水管本体11の開口部11aから引き抜くことができる。
本実施形態の自動水栓1は、吐水管10が亜鉛合金ダイキャスト製品である。このため、温潤環境下では、吐水管10が腐食するおそれがある。この腐食を防止するために、吐水管10の表面にはメッキが施されているが、内周面には十分にメッキを施すことは困難である。このため、開口部11aから浸入した水分によって、吐水管本体11の先端部分12の内面が腐食するおそれがある。
また、吐水口部材30が吐水管本体11の内周面と直接的に接触していると、腐食生成物により吐水口部材30が取り外し難くなるが、本実施形態では、着脱する部品である吐水口部材30は、保護部材50に取り付けられ、パッキン37を除いて、吐水管本体11の内周面と実質的に接触しない構成であるので、吐水管本体11の内部が腐食した場合であっても、腐食生成物に邪魔されることなく吐水口部材30の取り外しをメンテナンス等のために容易に行うことができる。
したがって、本実施形態では、ネジを用いることなく吐水口部材30や保護部材50を吐水管本体11に取り付ける構成としている。ネジを用いる場合と、亜鉛合金製の吐水管本体11へのネジ孔の形成が、吐水管本体11を腐食させる原因となるが、本実施形態では、ネジを用いていないので、このような腐食の発生原因を排除することができる。
11 吐水管本体、 11a 開口部、
11b 貫通孔、 12 先端部分、
30 吐水口部材、 31 吐水継手、
32 管状本体、 33 第1連結部、
34 第2連結部、 34a 係合部、
34b 抜け止め部、 35 第1拡径部、
36 第2拡径部、 36b 取付片、
38 吐水キャップ、 40 センサ、
50 保護部材、 51 本体部、
52 取付部、 52a 切欠き部、
52b 取付片、 53 突起部、
54 被係合部
Claims (5)
- 吐水管の先端部分の内部に吐水口部材とセンサとが設けられ、前記センサによる検知対象の検知により前記吐水口部材から吐水する自動水栓において、
前記センサは、発光素子と、受光素子と、電子回路とを有し、
前記吐水管は、亜鉛合金により形成されており、前記吐水管の先端部分内に前記吐水管とは別体の保護部材が配置され、
前記保護部材は、前記吐水管の先端部分の内周面と前記センサとの間において、前記先端部分の周方向の全周にわたって、前記センサの側面を覆っており、
前記吐水管は、その内面に凹部を有し、
前記保護部材は、前記吐水管の凹部に係合する突起部を有し、
前記保護部材は、前記突起部が前記凹部に係合することにより、前記吐水管内に保持されていることを特徴とする自動水栓。 - 前記保護部材は、前記吐水管の先端部分の周方向の全周にわたって、前記センサ及び前記吐水口部材の側面を覆うことを特徴とする請求項1に記載の自動水栓。
- 前記保護部材の上流側に、前記吐水管内の先端側と基端側とを水密的に分離するパッキンが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動水栓。
- 前記吐水口部材と前記保護部材は、互いに係合する係合部を有し、
前記吐水口部材は、前記係合部によって前記保護部材に係合することにより、前記吐水管内に保持されており、
前記吐水管の凹部は、前記吐水管の周壁を貫通する貫通孔であり、
前記係合部は、前記貫通孔を通して前記保護部材の突起部を前記吐水管の内面方向へ押し込んで前記保護部材を弾性変形させることに連動して、前記係合部の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動水栓。 - 前記保護部材の突起部を前記吐水管の内面方向へ押し込むとき、前記吐水管と前記保護部材との係合が解除される前に、前記吐水口部材と前記保護部材の前記係合部の係合が解除されるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動水栓。
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